1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:09:24.88 ID:An382YINO
――765プロ事務所
――15:30
P「…」ガサガサ
P「…」パラッ、パラッ
P「……」
小鳥「プロデューサーさん?何見てるんです?」チラッ
P「いやぁ…挨拶周りから帰ってきたら、なんか封筒の束があったんですよね」
小鳥「封筒…ですか?」
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2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:10:48.24 ID:An382YINO
P「えぇ。たぶん、あいつらからだと思うんですけど…別に誕生日って訳でもなんでもないんですよね」
小鳥「どんな内容なんですか?」
P「いや、まだ開封してないんですよ」
小鳥「あら、残念」
P「一応、あいつらの気持ちですからね。これは帰ってから読むことにします」
―――
――
―
4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:11:33.54 ID:An382YINO
――Pの部屋
――22:15
P「さぁ、あいつらの手紙を読むか」
P「最初は…そうだなぁ…」パラッ、パラッ
P「うん。決めた!この封筒にしよう」
P「どれどれ?」
―――
――
―
5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:12:41.14 ID:An382YINO
『アンタにこうして手紙を書くのは初めてね。
今さら何を、と思ったんだけど他の娘たちが『感謝を伝えるんだー』なんて騒いでるから、私も伝えてあげることにしたわ。感謝しなさい?にひひっ♪
なんて、普段は言ってるけど…これでもアンタに感謝してるんだから。
私がトップに立てたのは…そりゃ私がスーパーアイドルだからなんだけど…ちょっとはアンタの力もあったからなのかな…なんて思うの。
だから…ね?にひひっ♪アンタはずっと私の下僕なんだから!ずっと、ずーっと私の側にいなさい?いいわね?
…はぁ…柄にもない事書いたわね。でも、たまにはいいかもね。
それじゃあ…またね?』
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:14:33.72 ID:An382YINO
―――
――
―
P「名前は書いてないけど、この文面はたぶん伊織だな。アイツ、そんなことを考えてくれていたのか…明日、メシでもオゴってやろう」
P「…そっか。これ、あいつらの感謝の手紙なんだな」
P「次はどの封筒にしよう…ご丁寧に名前が書いてない。読んだ時のお楽しみって訳か」
P「…」パラッ、パラッ
P「よし!このピンクの封筒にしよう!」
―――
――
―
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:15:40.39 ID:An382YINO
『プロデューサーへ。
いきなりのお手紙ごめんなさい。だけど…どうしてもお礼が言いたくて…。
プロデューサー…私…プロデューサーがプロデューサーでよかったです…。って、何を言ってるんでしょうか私…うぅ…。
でもでも、プロデューサーに私の気持ちを伝えたいから…頑張ります!
プロデューサー。私…本当に感謝してるんです。だから、プロデューサーが私にしてくれたように…私はずっとプロデューサーに尽くしたいと思うんです。
プロデューサーが私にしてくれたように…ふふっ。だって私は、プロデューサーのおかげでアイドルになれたんですから。えへへ…。
ちょっと…恥ずかしいですね…。でも…プロデューサーに私の気持ちが伝わればいいな…。そうですぅ!プロデューサーの大好きなお味噌汁…作って待っていますから、早く帰ってきてくださいね?』
9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:17:14.54 ID:An382YINO
―――
――
―
P「この感じは、きっと雪歩だな。でも、早く帰ってきてって…どこに帰ればいいんだ?」
P「…」
P「まさか」タッタッタッタ
――ガチャッ、バタン
―――
――
―
P「外でメシ食ってきたから台所見なかったが…」
P「味噌汁…出来てた…」
P「雪歩恐るべし」
P「…よし。次を読もう」
―――
――
―
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:18:06.11 ID:An382YINO
『プロデューサーへ!
うっうー!プロデューサー!いつもいつもありがとうございます!えへへ…!プロデューサーにお手紙書くのは初めてですね!
でもでも、何を書けばいいのかなーって思ったんですけど…皆がプロデューサーに『ありがとう』を伝えるって言ってたから私も『ありがとう』を伝えます!
プロデューサー!いつもいつもありがとうございます!プロデューサーが側にいてくれると、ぽわぽわーってあったかい気持ちになれるんです!
プロデューサーはどうですかー?
えへへ…一緒だったらいいなーって!そうだ!プロデューサー!今度、お家に遊びに来てください!いっぱいご飯作っちゃいますから!
そのあとは…えへへ…///』
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:18:53.06 ID:An382YINO
―――
――
―
P「やよいはかわいいなぁ」
P「やよいのご飯は美味しいからなぁ…」
P「…さぁ、つぎつぎ」
P「…」
―――
――
―
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:19:53.21 ID:An382YINO
『ハニーの赤ちゃんほしいのー!』
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:20:47.66 ID:An382YINO
―――
――
―
P「えっ?これだけ?…でもまぁ、名前なんか無くても大方の予想はつくけど」
P「美希はストレートだなぁ…」
P「でも、こうやって手紙をもらえるのは嬉しい事だよな。プロデューサー冥利に尽きるというか、なんというか…」
P「でも四通か。他のアイドルからの手紙も読んでみたかったな」
P「でもまっ、こういうのは気持ちの問題だからな!また明日から頑張っていこう」
P「って、寝るには丁度いい時間だな。よし、明日に備えてもう寝よう」
―――
――
―
16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:23:24.86 ID:An382YINO
「すきです。だいすきなんです。どうすればつたわるんでしょう。どうすればいいんでしょう。そうです。おてがみをかきましょう。きっとよろこんでくれますよね。うふ。うふふふふ。あのひとのすきなまっかないろでかきましょう」ピッ...ツゥ...
「ふふっ。ふふふっ。まっかなまっかっか。これならあのひともよろこんでくれますよね。いっぱいかきますね。まっかないろでいっぱい」
「おてがみたくさん」
おわり
19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:24:54.93 ID:An382YINO
はい。ここまでありがとうございました
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/10/29(月) 00:26:24.51 ID:kggI+M060
ちょっと待て>>16誰だよ
21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 00:38:43.40 ID:GVJfRwXn0
何が起きたのか全く分からない
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/10/29(月) 00:50:39.11 ID:ye5mAfYl0
無理矢理こじつけるなら雪歩かな?
だれか解説たのむ
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 01:04:49.54 ID:F3sZoXzt0
この流れは春香やで
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 01:08:42.16 ID:Rbe/Jj6s0
雪歩だな
家に味噌汁作りにきてるわけだし
28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/29(月) 01:10:42.53 ID:z3U6Yszh0
なんとなくあずささんっぽいなぁと思った
29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/10/29(月) 01:12:54.92 ID:qLclH0k/0
SSで病みキャラと言ったら千早かと
引用元:P「手紙をもらった」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1351436964/
赤と言えば春香だから春香でしょ(願望)
コメント
コメント一覧
ゲームでも雪歩辺りはメールでどもってたりしたし今更なツッコミだな
あとはわかるな?
そこに気づくとは……
やはり天才か
???「はるかっか!」
こうすると全く怖くなくなる不思議
おいおい雪歩、不法侵入だぞ
なるほど、ほくほくはプライベートではカマっぽい喋り方なんだな
チャオ♂
やよいもご飯に誘って後でナニかするつもりみたいだし
Pが自宅のドアを開けて鍵をしようと後を振り向くと
ドアいっぱいに>>16の「手紙」が書かれていると