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トップページPa > モバP「パッションな昔馴染み」

2: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:42:58.12 ID:lMlbc07SO

コンコン

モバP「来たぞー。開けていいか?」

星輝子「う、うん…できるだけ…素早く、ね」

ガチャッ

モバP「おはよう。と、今度は何てキノコだ?」

輝子「シ、シノイトモシビタケ…暗いところだと光るんだ…」

モバP「だからって休日の朝からカーテン締め切ってるのはやめなさい」

輝子「フヒ…Pがそういうなら…」

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3: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:43:47.70 ID:lMlbc07SO

モバP「そんじゃ電気つけるからな」

輝子「は、はい…」

モバP「おおう…少し来てなかったうちにまた荒れてる…」

輝子「Pが最近こなかったから…またトモダチが増えてきて…」

モバP「ずっと面倒見てられるわけじゃないからな? て、座る場所も無いぞ」

輝子「私もずっとベッドの上で生活してるし…」

モバP「キノコもまとめて大掃除した方がいいかな」

輝子「そ、それは勘弁して…」


4: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:46:06.71 ID:lMlbc07SO

モバP「それで何か話があったんだよね?」

輝子「フヒ…そう、こ、このイベントに行きたくて…」

モバP「キノコ万博? ああ、東京だから案内して欲しいってことか」

輝子「そ、そう。日帰りってわけにも行かないし…東京なんてリア充の街に、ひ、一人で行ったら…死ぬ…」

モバP「まあそのくらいなら良いけど…」

輝子「フヒッ…やった…」


5: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:46:40.61 ID:lMlbc07SO

モバP「というか…お前これに行くんだったら一緒に服買おう。なんかもう色々見えてるから」

輝子「べ、別に二人きりなら…気にしない…シンユウなら良いだろ…?」

モバP「良い訳ないだろ。というかここから東京まで行くにしても服いるよな。まともなのあるか?」

輝子「そ、そのくらいはあると…思う…」

モバP「そこは自信持って答えてほしかったな…」

輝子「ごめん…学校は制服だし他は外に出ないし…」

モバP「なんかごめん」

輝子「フヒヒ…ボッチだからねー…」


6: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:47:10.42 ID:lMlbc07SO

モバP「ボッチって言うけどさ。展示を二人で見に行くのはボッチじゃないと思うんだけど」

輝子「…フヒッ!? リ、リア充の仲間入りか…!」

モバP「多分ちょっと違うんじゃないか…?」

輝子「そ、そうなのか…やっぱり難しいな…」

モバP「…都会はリア充が多いから覚悟しておけよ。気を抜くとボッチなのが辛くなるぞ」

輝子「き、気をつける…」


7: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:48:06.74 ID:lMlbc07SO

~1週間後~

輝子「こ、これは確かにリア充の巣窟だ…どこを見てもカップル…」

モバP「本当だ。この中にはいたくないな…」

輝子「フヒヒ…ヒャッh」ガシッ

モバP「人混みで叫ぶなよ? お前ここで叫んだらシャレにならないからな?」

輝子「ご、ごめんなさい…」

モバP「俺たちボッチは慎ましやかに過ごさないとな…」

輝子「そ、そうだな…迷惑かけちゃダメだな…」


8: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:49:15.65 ID:lMlbc07SO

モバP「さて、それじゃあ先に服を買うぞ」

輝子「そんなに…洒落た店には行かないで…」

モバP「大丈夫。ここらへんの店は結構しってるから」

輝子「P、上京してから変わったな…」

モバP「まあ職業柄いつまでもコミュ障ってわけにもいかないからな…」

輝子「お、お疲れさん…フヒヒ…」

モバP「…うん…まだ知らない人と話すのは苦手だけどな…」


9: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:49:42.43 ID:lMlbc07SO

モバP「ここで良いかな。よし、入るぞ…入るぞ…」

輝子「うう…リア充の匂いがする…い、行くぞ…」

モバP「おお…女物の服ばかりだと居心地が悪いな」

輝子「ふひ…ち、違う…私も居心地悪いぞ…」

モバP「それなら安心…かな…?」

店員「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」

輝子「フヒッ! …あ、あの、服…買いたい…です…」

店員「お連れ様も何かお探しでしょうか?」

モバP「い、いえ、こいつの服を探しにきただけなので…」


10: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:52:03.45 ID:lMlbc07SO

店員「こちらなどいかがでしょうか?」

輝子「え、と…よ、よく分からない…」

店員「ご試着していかれませんか?」

輝子「じゃ、じゃあ着てみ…ます…P、お願いだから…ついてきて」

モバP「いやいや、無理だって…ちょっと出てくるから」

輝子「お、おいていかないでぇ…」

店員「ではこちらへどうぞ」

輝子「フ、フヒ…ボッチノコー…」


11: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:52:36.18 ID:lMlbc07SO

モバP「あっ、あそこの人…」

モバP「あ、アイドルになれそう…向いてそうなんだけど…」

モバP「あの…アイドルに興味…ないです、よね。すみません」

「え、はい?」

モバP「な、なんでもないんです。失礼します!」

ーーーーーーーーー

モバP「……はぁ……」

モバP「輝子のところに戻るか…」


12: 11の頭抜けてた…許して… 2016/09/19(月) 08:55:27.13 ID:lMlbc07SO

モバP「慌てて出てきちゃったよ…輝子には悪いことしたな…」

モバP「知り合いとなら話せるんだけどな…」


13: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:56:00.51 ID:lMlbc07SO

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14: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:56:50.04 ID:lMlbc07SO

輝子「フヒィ…何でさっき見捨てたの…」

モバP「ごめん、悪かった…お前本当に輝子か…?」

輝子「…どうかしたか…?」

モバP「いや、なんかいつもとかなり印象が変わってるからさ」

輝子「や、やっぱり…私には似合わない…か?」

モバP「いやいや、似合ってる似合ってる! 見違えたんだよ」

輝子「そ、そうなのか…?」


15: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:57:27.44 ID:lMlbc07SO

モバP「うん。ちょっとこれは…」

輝子「P、ど、どうかした?」

モバP「えっと、なあ、アイドルやらない?」

輝子「ア、アイドル…? こんな私に…?」

モバP「普段の格好だとちょっと、まあ…でも今のビジュアルはアイドル向きだと思うんだけどダメかな?」

輝子「Pがぷ、プロデューサーをやってるのは…知ってるけど…歌なんてメタルしかわからない…」

モバP「それはおいおい勉強すれば良いからさ」

輝子「じゃ、じゃあ…トモダチの頼みなら…やっても良いよ…?」


16: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:58:01.56 ID:lMlbc07SO

輝子「で、でも…まずはキノコを見てから…フヒ…」

モバP「ま、展示されるキノコは今日しか見られないからな」

輝子「明日詳しく…聞かせて?」

モバP「分かった。その…無理強いしてたらごめん」

輝子「だ、大丈夫…友達だから…恩返しもしたいし…」

輝子「い、いつもありがとう…」


17: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:58:28.65 ID:lMlbc07SO

ーーーーーーーーー

モバP「この子と輝子のユニット…ですか?」

ちひろ「はい。なのでこの子と顔合わせをお願いします」

モバP「い、行ってきます」

ちひろ「心配しなくても大丈夫ですよ?」

モバP「あっ、はい…じゃあ輝子もついてきて」

輝子「フヒィ!? …やっぱり行かなきゃダメ…?」

モバP「そりゃ…輝子が顔合わせしないと」

輝子「わ、分かった…置いていかないで…!」


18: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:59:19.74 ID:lMlbc07SO

モバP「こんにちは。お世話になる…モバPです…で、こちらが星輝子です」

輝子「ど、どうも…よろしく…フヒッ…」

森久保乃々「森久保…乃々です…よろしくお願いします…」
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輝子「あ、あの…私とユニットなんて…」

乃々「いえ…森久保も…アイドルなんて向いてないので…辞めたいと思ってるほどで…」

輝子「フヒヒ…じ、じゃあ自信無いもの同士で…よ、よろしくね…」

乃々「辞められ無いんですね…よろしくお願いします…」

モバP「あの…二人とも机の下から出てきてくれないかな…?」

乃々「むぅーりぃー…」

輝子「しょ、初対面の人と面と向かって話すなんて…無理だぞ…」

モバP「あっ、そう…だよね」


19: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 08:59:57.08 ID:lMlbc07SO

モバP「今日もお疲れ様」

輝子「お、お疲れ…ユニットなんて…緊張する…」

モバP「そうだよなぁ…でも仲良くなれそうじゃないか?」

輝子「うん…私とに、似てる…よね」

モバP「友達にはなれそうか?」

輝子「うん…アイドルになってから…友達、増えたよ…フヒッ…」

モバP「それならよかった。アイドル…嫌じゃない、か?」

輝子「た、楽しいよ…Pと一緒なら怖くないから…」

輝子「わ、私を認めてくれる人がたくさんいて…嬉しいんだ…!」


20: ◆eF6RWyN1IM 2016/09/19(月) 09:01:00.62 ID:lMlbc07SO

終わりです
html依頼出してきます

次回は留美さん
ケイト書きたいからケイトPいたらダイマしてくださいお願いしますなんでもしますから



転載元:モバP「パッションな昔馴染み」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474242147/
SS速報VIPのSS紹介です。

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コメント

コメント一覧

    • 1
    • 2016年09月19日 20:25
    • ニコ動のSCPのノベマス書いてる人の作品にケイト出てくるで
      SCPの都合上ハッピーエンドは保証できないけどな
    • 2 名無しまな板さん
    • 2016年09月23日 04:04
    • コミュニケーション苦手なのによくPになろうと思ったなw
      まぁティンときた社長に言いくるめられたんだろうけど
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