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トップページグリマス > 百合子「コイスルオトメ」

1: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 20:52:35.67 ID:cwmawftP0


ある日


七尾百合子「はぁ………………」

望月杏奈「百合子さん、どうか、したの?」

百合子「うぇぇっ!?あ、杏奈ちゃんいたの!?」

杏奈「ぁ……も、もしかして、じゃまだった?」

百合子「う、ううん!!そんなことないよ!ちょっとびっくりしちゃっただけだから!」

杏奈「なら、よかった……でも、百合子さん、ため息ついてたよね?」

百合子「へ!?あぁいや、うん、ちょっと…………」アワアワ

杏奈「…………ちょっと?」



百合子「し、しごと!ちょっとお仕事のことで悩んでたの!」

杏奈「そうなの……?杏奈、相談にのるよ?」

百合子「ううん!別に大したことじゃないから、うん!ありがとう!」

杏奈「ほんとに……?」

百合子「本当に!あっ、私レッスン行かなきゃ、杏奈ちゃんまたね!!」

杏奈「あっ……百合子、さん…………」

百合子「ほんとに大丈夫だからー!!」ピューン



杏奈「…………本、忘れてる……………………」

杏奈「……?なにか書いてある」ペラッ

杏奈「!」



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2: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 20:54:12.02 ID:cwmawftP0


会議室

杏奈「みんな、いる……?」


春日未来「急にどうしたの杏奈ちゃん、いきなり乙女ストーム!会議をやるって」


伊吹翼「あれ?そういえば百合子がいないけど……?」


真壁瑞希「望月さんから集合の声がかかるとは、珍しいですね…………どきどき」



杏奈「……最近の百合子さん、元気がないと、思わない?」

未来「百合子ちゃんの、元気がない?」

翼「うーん…………そういえば」

瑞希「そう言われると最近、ため息をついていることが多いですね」

杏奈「百合子さん、いつも持ってる本、忘れていったんだけど…………こんなこと、書いてた」スッ

「「「?」」」


3: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 20:55:28.67 ID:cwmawftP0



『プロデューサーさんと、手をつなぎたい』


「「おぉ……………………」」



未来「?べつに普通に手を繋げばいいんじゃないの?」

翼「未来、違う違う」

瑞希「これが噂に聞く、"コイスルオトメ"というものですか…………きゅんきゅん」



杏奈「最近の百合子さん、よくプロデューサーさんのこと、見てる」

翼「あー…………言われてみれば」

未来「ほぇー……つまり、百合子ちゃんはプロデューサーさんがすきなんだね」

杏奈「たぶん。…………杏奈、なんとかしたい」

翼「……杏奈、いつになくやる気じゃない?」

杏奈「百合子さんが落ち込んでるところ、見たくない、から」

瑞希「それで乙女ストーム!ですか。これは熱い展開だぞ……めらめら」

杏奈「うん…………」


杏奈「みんなの力、貸してほしい」


4: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 20:57:48.01 ID:cwmawftP0



Growing Storm! ミリシタ実装記念作品

※一部アイドルに関する独自の解釈があります


5: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 20:59:27.65 ID:cwmawftP0


当日


事務所

杏奈「……………………」ピコビコ


コイ、ヲシタナラ、コイ、ヲシタヒョウジョウ。♪

杏奈「!」ピッ

瑞希『望月さん?萩原さんから、準備できたと』

杏奈「分かった…………じゃあ、始める」

瑞希『わかりました、では打ち合わせの通りにいきます……がんばるぞ』

杏奈「うん……お願い」

ピッ

ピコンッ

【プロデューサーさんと手をつなぎたい大作戦!(4)】

もちづきあんな/vivid rabit 『作戦スタートっ!(>▽<)/』


未来「!」コクッ

翼「!」コクッ


6: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:01:15.55 ID:cwmawftP0


プロデューサー(以下、P)「……………………」カタカタ

未来「プロデューサーさーん、ちょっと休憩しませんかー?」

P「ん?……あー、ちょっと待ってくれ、この書類だけ終わらしちゃうから」カタカタ

翼「まぁまぁ、最近頑張りすぎですし、ちょっとくらい、いいんじゃないですかー?」

P「むぅ……いや、しかし…………」



音無小鳥「大丈夫ですよ?その書類、私がやっておきますから」

P「えっ?いや、それは」

小鳥「いえいえ、翼ちゃんの言うとおり、たまには休憩も大事ですし…………それに、みんなとのスキンシップは、もっと大事でしょう?」

P「それは…………そうですけど」

未来「ですよね!ですからプロデューサーさん、ちょっとお散歩に行きませんか?」

P「……うん、最近クルマ移動が多かったし、たまには歩きたいかな」

翼「じゃ、決まりってことで!」

P「まてまてそんなに急かすな……じゃあすいません、ちょっとお願いします」

小鳥「行ってらっしゃーい」


ガチャ バタン

小鳥「…………」グッ

杏奈「…………」グッ


7: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:02:41.06 ID:cwmawftP0


杏奈(あの会議のあと、杏奈たちは百合子さんにバレないように、こっそり準備を進めた)

杏奈(奥手な百合子さんにどうやって手を出させるか、空いてる日はいつか、何が必要か……)

杏奈(もちろんプロデューサーさんにも内緒。知ったら勝手に手をつないじゃうから)

杏奈(いろんな条件がありすぎて、どうしようかと困っていたけど……)



河原

瑞希(百合子さんが、自発的にプロデューサーさんと手を繋ぐ方法)

瑞希(それ自体は、特に意図しない形でも良い……という結論に至りました。要は、きっかけさえ掴めればいいのです)

瑞希(というわけで、偶然でもいいので何とかして手を繋がせようと検討したのですが……)


小鳥『プロデューサーさんを落とし穴に落として、百合子ちゃんが助ける……というのは、どうかしら?』

小鳥『スケジュール調整?できるわよ?』

小鳥『あぁ、プロデューサーさん?あの人ああ見えていろいろ鈍いから平気よ』


瑞希(そばで聞いていた小鳥さんの作戦が採用されました)


8: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:05:14.87 ID:cwmawftP0


散歩道

翼(そして、作戦はこう)

翼(近くの河原に落とし穴を作って、そこに百合子とプロデューサーさんを呼び出す)

翼(百合子には先に待っててもらって、プロデューサーさんは遅れてくるように私と未来で誘導して……)



未来(途中で別れて百合子ちゃんに会ったプロデューサーは……落とし穴にズボッと落ちる!)

未来(もちろん百合子ちゃんは穴に落ちたプロデューサーさんを助けようとするから、自然と手をつなげる……というわけ)

P「未来?なんか楽しそうな顔してるな」

未来「うぇっ!?い、いやあ、その……プロデューサーさんとの散歩、楽しいなぁって……でへへ~」



杏奈(落とし穴は雪歩さんに協力してもらって作った。瑞希さんは周囲の確認で現場待機、杏奈が全体を指揮する)

杏奈(作戦はカンペキ…………!あとは)

杏奈「プロデューサーさんが来るのを待つだ…………!!!?」




杏奈「……百合子さん、呼んで、ない」マッサオ




9: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:06:49.82 ID:cwmawftP0


未来「でへへ~、やっぱりくさいですよね~」

P「ははは、それはくさいなぁ」

ドキドキモットハージケテー♪

未来「あれ?杏奈ちゃん……私のケータイじゃないみたい」

翼「あ、私だ。ちょっとあっち行ってますね」

P「おう」


ピッ

翼「もしもし~?」

杏奈『ど、どうしよう…………』

翼「ん?なにかあったの?」

杏奈『百合子、さん……河原に、呼んで、ない…………』




エェ~ッ!?



P「!?な、何かあったのか!?」

未来「まさか、なにかトラブルが!?」

P「ん?未来、なにか知ってるのか?」

未来「え゛っ……い、いやぁ~、と、特に何も無いですけど……」ダラダラ

P「???」


10: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:09:01.07 ID:cwmawftP0


翼「どうするの?もう落とし穴の近くまで来てるんだけど……」

杏奈『と、とにかく……百合子さん、来るまで、時間かせぎ、して……!!』

翼「おっけー、じゃあ、百合子が来たら瑞希ちゃんに連絡するよう、言っといてね!」

杏奈『わかった……!』

ピッ


翼「プロデューサーさーん!」

P「翼、杏奈から何かあったのか?なにかトラブルとか……」

翼「い、いや~……そんなに大したことじゃ、なかったですよ~」アセアセ

P「そ、そうか?」

翼「えっと、それより……この近くに、すっごく気になってたケーキ屋さんがあって~プロデューサーさんと食べたいなぁ~って」

P「ケーキ屋?」

未来「え?でも、かわら」

翼(未来!いまは私に合わせて!!)パクパク

未来「!…………そ、そうですねっ!私も、翼ちゃんオススメのケーキ、気になるなぁ!」

P「?……いや、でもケーキ屋で休んでたら、流石に時間が……」

翼「プロデューサーさーん……だめぇ?」ウルウル

P「ダメじゃねぇ!俺もケーキ食べたくなってきたぞぉ!!」

翼「やったぁ!」


11: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:10:22.73 ID:cwmawftP0



ピコンッ

もちづきあんな/vivid rabit『百合子さん』









LilyKnight/Yuriko Nanao『どうしたの?』



もちづきあんな/vivid rabit『いま大丈夫?』


LilyKnight/Yuriko Nanao『うん』

もちづきあんな/vivid rabit『すぐに』

もちづきあんな/vivid rabit『行ってほしい場所があるんだけど』





12: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:12:41.48 ID:cwmawftP0




LilyKnight/Yuriko Nanao『場所?』

LilyKnight/Yuriko Nanao『迎えにとか?』



もちづきあんな/vivid rabit『劇場から少し歩いたところの 、橋の近く』

もちづきあんな/vivid rabit『違う』


LilyKnight/Yuriko Nanao『何かあったの?』


もちづきあんな/vivid rabit『とにかく行ってほしいの』

もちづきあんな/vivid rabit『なるべくすぐにお願い!』



LilyKnight/Yuriko Nanao『いいよ、行ってみるね』

LilyKnight/Yuriko Nanao『学校からだから』

もちづきあんな/vivid rabit『ありがとう!』

LilyKnight/Yuriko Nanao『30分くらいかかるかも』


もちづきあんな/vivid rabit『おっけー!』

ピロリンッ






百合子「どうしたんだろ、杏奈ちゃん」


13: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:14:58.13 ID:cwmawftP0


河原

瑞希(望月さんから連絡が来ました。七尾さんがここに来るまで、30分くらい時間を稼ぐそうです)

瑞希(しかし、ここは定番のランニングスポットが近く、七尾さんが来ると騒ぎになりそうです)

瑞希(つまり、七尾さんが来るまで、人の注意をそらす必要があります……つまり)


瑞希「私に注意が集まれば、大丈夫……!そして、私ができることといえば…………!!」



お前らA「ん?あそこにいるの、なんか見覚えないか?」

お前らB「え?どこだ…………あれ?あれってまさか」


瑞希「れでぃーす、あーんど、じぇんとるめーん。みなさま、真壁瑞希の即興マジックショーが、はじまりますよ」

お前らA「すげぇ!瑞希ちゃんのマジックショーだと!?」

お前らB「オレ瑞希ちゃんの大ファンなんだよ!」

瑞希「ありがとうございます。それではまずは、このシルクハットから」


瑞希「見ての通り、タネも仕掛けもありませんが……このステキなステッキで……わん、つー、すりーっ」トントン

バサバサーッ!!

お前らAB「うおおおお!?」

瑞希「はい、このとおり……えっへん」

瑞希(周囲の視線が集まってきました…………このまま時間を稼ぎましょう)


14: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:16:33.90 ID:cwmawftP0


ケーキ屋

翼「ん~~っ!やっぱりここのチーズケーキ最高~!!」キラキラ

未来「このフルーツタルト、とっても美味しいです!」

P「ははは、そりゃよかったなぁ……しかし本当に美味いなこのプリン。みんなに買って帰るか」



翼「……プロデューサーさ~ん?」

P「ん?」


翼「はい、あ~ん?」

P「!?」

未来「あーっ、プロデューサーさんズルーい!」

P「いやいやいやいや、翼、何してんだお前!?」

翼「え~っ?だって、このケーキ食べたそうにしていたから、あ~んしてるんですよ?」

P「そ、そんなわけないだろ……翼、ほら、人の目をあるから、な?」

翼「……だめぇ?」ウルウル

P「………………あーん」



15: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:18:19.66 ID:cwmawftP0



ヒョイッ パクッ


未来「ん~っ!ありがとう翼ちゃん!」モグモグ

翼「あれぇ~?プロデューサーさん、もしかして、自分にくれるんだと思ってました~?」ニヤニヤ

P「………2人とも、後でレッスン入れておくな」

みらつば「「えぇ~っ!?」」

P「大人をからかうんじゃありません!!」




翼(でも、あーんした時の慌てよう……)

未来(プロデューサーさん、意外と子供っぽいところもあるし……なりより)



みらつば「「いろいろにぶすぎるよねぇ……」」

P「レッスン場空いてるみたいだから2、3時間くらいみっちりやってこい」

みらつば「「えぇ~っ!?」」



16: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:22:37.91 ID:cwmawftP0





河原

百合子「杏奈ちゃんが言ってたところ…………このあたりかな?」








川沿い

瑞希「はい、ここに縦じまのハンカチがあります。タネも仕掛けもありませんが、ハンカチをこうやって手の中で揉むと……なんと、縦じまのハンカチが横じまになりました」

ワハハハハ!!

瑞希(師匠のネタまでやることになるとは……時間稼ぎも、そろそろ限界が近いですね……)









事務所

杏奈(百合子さん……まだ…………!?)ソワソワ





17: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:24:14.63 ID:cwmawftP0



アリガトウゴザイマシター

P「さて、じゃあそろそろ帰ろうか」

翼「あ、あ~…………そ、そうですね……」

P「?」

翼(まずいまずい~!このままだとプロデューサーさん、帰っちゃうよ……!?)

翼(でも、ヘタに出て勘繰られちゃうのもマズいし……ど、どうしよう……!)




未来「………………プロデューサーさん!!」




P「うぉっ!?」

翼「み、未来!?」


18: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:26:43.81 ID:cwmawftP0



未来「えっと、その……お、お願いがあるんです!」

P「ど、どうした急に?」



未来「今すぐ……いますぐに、河原に行ってくれませんか!?」

翼「未来!?ちょっと、急に」

未来「いいの!!とにかく、行ってほしいんです!」

P「河原?って、たしか、そこの橋のことか?」

未来「はい!」

P「そ、そうか……じゃあ、いっしょに」

未来「ダメです!プロデューサーさんが、ひとりで行かないと……!」

P「お、俺ひとりでか?」

翼「うぅ…………もうっ!プロデューサーさん、私からもお願い!!」

P「し、しかし、どうして急に河原なんか」

未来「…………それは………………………」ウツムキ

P「……翼、もしかして俺を散歩に誘ったのは、これが目的なのか?」

翼「…………うん」



P「……どうしても、理由は言えないんだな?」

みらつば「「……………………はい」」



19: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:27:48.99 ID:cwmawftP0




P「…………わかった。とにかく、行ってみるよ」

みらつば「「!!」」パアアッ

P「お前たちが何か考えてることは分かった……でもお前たちのことだ、悪いことには、ならないんだろ?」

未来「もちろんっ!」

P「先に帰っててくれ。気をつけろよ?」

翼「はーいっ!」










河原

百合子「この辺かな……?あ、看板…………」


看板【ここで待て!】


百合子「?」


20: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:29:18.71 ID:cwmawftP0



瑞希(!!あれは、百合子さん!)

瑞希「みなさま、申し訳ありませんが、これが最後の手品です……ごめんね」

エー?

瑞希「最後はド派手に脱出マジックでいきましょう……!見ての通り、このテーブルとテーブルクロスには、何のタネも仕掛けもありませんが……?」

瑞希「私がテーブルに隠れたところで、みなさん、わーんつーすりー!……と声をかけてください」

ハーイ

瑞希「それではいきます……」モゾモゾ

瑞希「…………せーの」

ワーンツ

瑞希「って言ったらお願いしますね?」ヒョコッ

ワハハハハ

瑞希「おほん、ちょっとおふざけが過ぎました…………それではいきます。せーのっ」



お前ら「「「「わーん……つー……すりー!」」」」



バサッ


お前らA「えっ……………?」

お前らB「いない……?」


ウオオオオオオ!?



23: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:34:41.15 ID:cwmawftP0


河原

百合子「ここで待て、っていわれても……杏奈ちゃん、どうしたんだろう……?」

百合子「…………………はぁ」











百合子(最近、ずっとプロデューサーさんのことばかり、だなぁ…………)ポワポワ


24: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:37:04.86 ID:cwmawftP0



ふとしたことから出会ったお姫様と王子様が、お互い愛し合って、障害を乗り越えて結ばれる。

よくあるラブストーリーとかの展開だけど、こういうお話は何度読んでも楽しい。

だって、あんなに想っている2人が結ばれるなんて、とっても素敵なことだから。

あんなに想っている2人が結ばれないなんて、あまりにも残酷すぎるから。

2人の結末にバッドエンドなんて似合わないんだ。



じゃあ、私は?



本の虫とか、妄想爆発少女なんて呼ばれてた私。

そんな私を見つけてくれたプロデューサーさん。


2人で歩いてきた道は、大好きな本のように、幸せなハッピーエンドにつながっているのかな?


もしも、私のアプローチを、プロデューサーさんが拒んだら?

もしも、私の過ちで、プロデューサーさんを傷つけてしまったら?

仮にプロデューサーさんが受け入れてくれても、劇場のみんなとの関係が壊れてしまったら?


紙に書いた文字とは違う、無かったことになんてできないバッドエンドは、怖すぎるから。


25: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:38:36.83 ID:cwmawftP0



だから、プロデューサーさんを諦めよう。「ーイ」

褒めて「コー」なんてくれなくていいから。

運命の人とか、思ってくれな「ユ」く「コー」ていいから。

頑張ってるプロデューサ「オーイ」さんの、横顔を見る「リコ」ーだけでいいから。


手をつなぐ「ユリコー」なんて、まるで恋人みたいなことも「ユリコー」いらないから。

「おーいってばー」



ましてや…………

「ゆりこー!」


26: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:39:58.24 ID:cwmawftP0




百合子「だき………………へ?」

P「きこえてるか百合子ー!?」オーイ





百合子「…………プロ、デューサー……さん?」

P「うん……お前も呼ばれたのか?」






百合子「……まさか、聞こえて、ました?」

P「え?」


百合子「…………………………」

P「えっと、その……?」


27: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:41:07.62 ID:cwmawftP0




カァァァァァァァァァ




P「…………ゆり、こ?」

百合子「………………む」

P「む?」




百合子「むりいいいいいいいいい!!!」ダッ

P「百合子!?」

百合子「いまはむりですううううう!!」

P「落ち着け百合子!いったい」ダッ



ズボッ






28: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:42:23.61 ID:cwmawftP0




P「なにが…………ぁ?」

百合子「…………えっ?」


P「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!?」ヒュー


ドシーン!!


百合子「ぷ、プロデューサーさーん!?」




P「いてててて……何でこんなところに落とし穴が……未来たちが言ってたのはこれか……?」

百合子「だ、大丈夫ですか!?」

P「なんとかな……しかし、意外と深いな。百合子、ちょっと助けてくれないか?」

百合子「は、はい!手、つかまってください!」スッ

P「ありがとう……」



パシッ


ギュッ



百合子「しっかりつかまってください……!」

P「おう、頼むぞ百合子!」


29: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:43:55.76 ID:cwmawftP0






百合子(……………………あれ?)

百合子(いま、私…………)







手、つなげたんだ………………








P「おい!?百合子ちょっと待て落ち」

百合子「…………ふぇ?」フラッ



30: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:45:44.96 ID:cwmawftP0



ヒューーーン


百合子「わ、わわわわわわ!!?」

P「なんとぉぉぉぉぉぉぉお!?」


ドシーン!!


P「いてててて……2度も落とし穴に落ちるとは…………」

百合子「……………………」ポケー

P「…………百合子?」



31: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:48:41.96 ID:cwmawftP0




わたし…………穴に落ちて……




いま…………プロデューサーさんと……手、つないでて……



でも…………そんなこと、しちゃいけないのに……






…………………………でも……







偶然なら…………いいよね?


32: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:49:47.53 ID:cwmawftP0




百合子「………………えへへ///」ギュウッ

P「!?」

百合子「プロデューサーさん…………///」スリスリ

P「えぇ…………?」











翼「よかった……のかな?」

杏奈「うん……百合子さん、幸せそう」

未来「あんなPヘッドのどこがいいんだろうね?」

瑞希「春日さん」


33: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:50:50.05 ID:cwmawftP0




杏奈(あのミーティングのとき、みんなに見せた、百合子さんの本)

杏奈(実は、みんなに見せた所には、つづきがあった)


『プロデューサーさんと、手をつなぎたい』




ペラッ






『できれば、抱きしめてほしい!』





杏奈(だけど、これは杏奈と百合子さんだけの秘密……良かったね、百合子さん)


34: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:51:43.48 ID:cwmawftP0



翼「まぁいいじゃん!終わりよければすべてよしってことで!!」

瑞希「そうですね。では、帰りましょうか……」






P「………………あのー?」

杏奈「?」

未来「どうかしましたか?プロデューサーさん?」

P「いや…………穴の上から見てるんだったら、助けてくれない?」

瑞希「………………」





P「てか、これ…………お前らの仕業だよな?」

杏奈「…………えっと……」

翼「……………………せーのっ」


35: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:52:39.25 ID:cwmawftP0












「「「「おふたりとも、ごゆっくりーーーー!!!!」」」」


P「うぉーい!?たすけてくれぇー!!」
















百合子「プロデューサーさん…………だいすき」ギュ-




36: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:54:01.59 ID:cwmawftP0






すきです。

だいすきです。


いつまでもいっしょ。


だって、



恋する私には、プロデューサーさんだけだから。


あなただけですから!



おしまい



38: ◆lxd9gSfG6A 2017/10/06(金) 21:57:32.32 ID:cwmawftP0


乙女ストーム!ミリシタ参戦おめでとうございます。


元ネタは、いきものがかり「コイスルオトメ」のMVです。


転載元:百合子「コイスルオトメ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507290755/
SS速報VIPのSS紹介です。

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