アイコ「それからこれは、新機能のゆるふわギアですよ、リンちゃん。これを組み込めば自分以外の人がゆるふわになります」

リン「(スピードギアじゃだめなのかな)」

アイコ「あと、もうひとつ。こちらはアカネちゃんのデータを元に作ったボンバーギアです。使用中はうお～ってなってシッブバスターが強化されますよ」

リン「(パワーギアでいいよね)……とにかくありがとう、博士。それじゃ……行こうか。サポートお願いね、ラッシュミオ」

ミオ「うん！　……じゃなくて、ワン！」

　ラッシュミオとはシッブリンのサポートロボットであり、[ニュージェネレーション]本田未央に犬耳尻尾をつけたような姿をしています。
　えっと、あともうひとつ、追加情報ですか？
　『ドクターアイコはとてもミオのことを可愛がっているぞ！　ミオアイ、ミオアイ！』
　……時代はありふみなんですよねぇ。

ﾃﾚｯﾃﾃｰﾃｰ
ﾃﾚｯﾃﾃｰﾃｰ
ﾃﾚｯﾃ、ﾃﾚｯﾃ
ﾃｯﾃｯﾃﾚｯﾃｰ

『フロスト・カレン』

リン「ゆるふわギア！　ボンバーギア！」

　新機能のギアシステムを活用しステージはサクッとクリアしていくリンさん。さすがアイコさんが開発したギアシステムですね。アインフェリアの仲間として鼻が高い……え、アインフェリアとか言ってはだめ？　すみません……


カレン「ふぅ、ここまで来るなんて。氷トゲの即死トラップに氷の滑る床に理不尽穴トラップまで仕掛けてたのに。さすがだねリン」

リン「カレン、なんでドクターアキハに与するの？　まさかカレンもイレギュラーに……？」

　イレギュラーはXシリーズの用語では……？

カレン「なぜイレギュラーに、と言ったよね。教えてあげる。……アキハは約束してくれたんだ。『Masque:Rade』の百合修羅場三角関係を軽減して私と美穂の胃を癒してくれるって……！　それを壊そうとするなら、リンだって倒すよ！」

リン「そんな理由で……！　カレン、あんたはイレギュラーだ！」

カレン「リンは何もしらないから……根性叩き直してあげるよ！　氷のベッドで寝てもらうよ」

　…………………
　……………
　………


カレン「空中ダッシュで回避は卑怯……ぐふっ」

リン「ごめん、私本当はXのほうが好きなんだ」

　知ってました。そもそも氷系ボスの時点で瞬殺なのはXプレイヤーなら当然です。

ﾃﾚｯﾃﾃｰﾃｰ
ﾃﾚｯﾃﾃｰﾃｰ
ﾃﾚｯﾃ、ﾃﾚｯﾃ
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『クレッセント・みほたん』

ミホ「え、え～っと、わーはっはっは、よくぞきたなシッブリン！　だけどこの世界はまるっとドクターアキハ様のものひなたん♪」

リン「可愛い(かわいい)」

ミホ「え、ええっ、そんなぁ。クレッセントみほずりーですよ？　くまさんですよっ、がおー！」

リン「ううん、どう足掻いてもかわいい……かわいいは絶対。かわいいは正義ってこういうことなんだね」

ミホ「うううっ……おかしいなぁ」

　ここでお便りが届いてます。いや、ナレーションにお便りを読ませるっておかしいですよねどう考えても。どういう番組なんですかこれ。
　まったく……ええと。

『フフーン、プロデューサーくんを着ぐるみパジャマ風にアレンジしたものに身を包んだ美穂さんですから、可愛くて当然ですね！』

　……とにかく小日向さんを自慢したいのはわかりました。カワイイですねこの人。

リン「ミホはどうしてアキハに従うの？　イレギュラーって感じではないけれど」

ミホ「えっと……サチコちゃんがこの格好が似合うって言ってくれたから、頑張ってイレギュラーやってみようかなって。えへへ」

リン「………………………………ハッ！　あ、危ない、私がウヅキ教徒じゃなかったらティウンティウンしてるところだった……！」

　…………………
　……………
　………


リン「ふぅ、辛く厳しい戦いだった……クレッセントみほたん、強敵だったよ。パージしてたぬみほになったときは心にうづぴょんを宿してなかったらやられていたね」

　辛くもクレッセント・みほたんを撃破したシッブリン。しかしシッブリンの戦いはまだ続く、負けるなシッブリン、戦えシッブリン！
　…………え、これ打ちきりなんですか？
　いや、妥当だとは思いますけど。内容から察するに余りあるほどに妥当だとは思いますけども。しかしそれにしてもあまりに半端すぎますしというか8ボスすら倒してないって──は？

　なんですかこれ。えっと……

『続きが気になるかたは2018年7月26日に発売するロックマンXアニバーサリーコレクション1、及びロックマンXアニバーサリーコレクション2を買おう！』

　……………………。
　そこはロックマン11じゃないんですか！？

おわり。

コンセプトは尺が60秒のCMです。
ロックマンXコレクションもロックマン11も皆さん買いましょうね