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トップページモバマス > 的場梨沙「今日だけクラスメイトにしてあげる!」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:23:23.75 ID:4HmQ0fafO


梨沙「じゃーん! どう? この前の学園ドラマ撮影でもらった写真!」
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心「どれどれー? おぉ~、かわいいじゃん♪ イケてるイケてる☆」
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梨沙「でしょでしょ! 学ラン+サラシのユッコに負けないように、個性タップリに仕上げたから!」

飛鳥「制服姿の梨沙は新鮮だね。これは小学校の?」
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梨沙「ううん、こっちは高校生のギャルに着せてもらった設定の方。初等部の制服はこっちの写真」

心「ほう、これは……一部のファンに大ウケしそうなデザインって感じ」

飛鳥「一昔前のアニメでよく見た制服だね。中流以上の家庭の小学生なイメージがよく出ている」

梨沙「口○コン大喜びのデザインよね! またキモいヘンタイのファンが増えちゃうわ!」

梨沙「プロデューサーがこの服持ってきたときは文句言ってやったの」

心「でもその割にはノリノリで撮られてるように見えるけど」

梨沙「仕事は仕事でちゃんとやるのがオトナのレディーよ!」

飛鳥「偉いね、梨沙は」

梨沙「まあ、撮られてるうちにだんだんいい気分になってきたし? プロデューサーが似合う似合うってべた褒めするもんだから、アタシもなんだかんだこういう制服も悪くないかなーって思うようになってたっていうのもあるけど」

心「かわいいね、梨沙ちゃんは♪」

飛鳥「普通に気に入っていたんじゃないか」

梨沙「アタシって何着ても似合っちゃうからしょうがないわね♪」

心「じゃあ、はぁとメイドのスウィーティーな服も」

梨沙「それは着ない」

心「ぶーぶー☆」

飛鳥「ボクも着ないからな」

心「せめて聞くところまではやらせてくれない?」





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2: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:26:18.11 ID:4HmQ0fafO


飛鳥「こっちの女子高生スタイルの制服の話に戻るけど。なかなかアレンジの効いた着こなしだね」

梨沙「でしょー? アイツも好きなようにやっていいよって言ってくれたから、こだわりにこだわり抜いたわ!」

飛鳥「スカートの丈、制服にしてはかなり際どいラインまで攻めているな……あくまでドラマだから、当然見映え重視で問題ないわけだけど」

梨沙「本当の高校だとダメなの?」

心「んー、高校によっては指導されちゃうかもねー。はぁとの友達も、先生に注意されたりしてたし?」

飛鳥「心さんは注意されなかったのかい」

心「はぁとはスカート長めにしてたからオッケー☆」

梨沙「スケバン?」

心「そこまで長くしてないわ☆」

梨沙「え、でもプロデューサーがこの前『似合いそう』って言ってたわよ?」

心「………」スッスッ


Prrrrr


心「あ、もしもしプロデューサー? 放課後校舎裏な☆」

梨沙「スケバンだ……」

飛鳥「放課後はいつで校舎裏はどこなんだ」


ヴー、ヴー


飛鳥「ん? Pからライン……」


『この辺で校舎裏ってどこのことだと思う?』


飛鳥「……あぁ。やはりボクとキミは共鳴しているね」フッ





3: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:27:36.90 ID:4HmQ0fafO

P「た、ただいま戻りましたー……」

飛鳥「おかえり」

梨沙「なにビクビクしてるの?」

P「いや……心さんは? いないのか」

飛鳥「あぁ、彼女なら」


心「お前の後ろだあああああああ!!」ダキツキッ

P「うおあああああああ!!??」

心「はーいドッキリ成功☆ 気分爽快仕返し完了☆」

P「し、心さんっ!? あの、当たってますって!」

心「何が?」

P「む、胸が」

心「………」

心「あてててんのよ☆」

飛鳥「『て』がひとつ多くなかったか」

梨沙「顔赤いし照れてるんでしょ」

心「外野ー? うるさいぞー?」

P「俺の方が顔赤いから大丈夫だと思います」

心「そのフォローも意味不明だぞー?」

P「せっかく助け舟を出したのに」

心「泥船の助けを借りても沈むだけじゃんかー」

P「泥船とは失礼な」

心「だいたいプロデューサーがスケバンが似合いそうとか言うのが悪いの! ヨーヨーぶつけるぞ☆」


梨沙「こういうのなんて言うんだっけ? 犬も歩けば棒に当たる?」

飛鳥「………ひょっとして、夫婦喧嘩は犬も食わない、か?」

梨沙「あ、それそれ! それ言いたかった!」

飛鳥「我ながら正解したことに驚いているよ」




4: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:29:56.00 ID:4HmQ0fafO

心「あーあ、はぁともJKに戻りたいなー♪ 今がイヤってわけじゃないけど、懐かしい~」

心「プロデューサーもわかるでしょ? この気持ち」

P「そうですね。この前久しぶりに学生気分を味わえましたけど、やっぱりいいものです」

心「え、なにそれ?」

梨沙「あー、あれでしょ? アタシが撮影の間だけ、プロデューサーをクラスメイトにしてあげたヤツ」

飛鳥「そんなことをしていたのか」

P「結構楽しかったな。いつもと違う関係っていうのも」

心「どんな感じでイチャイチャしてたの?」

梨沙「別にイチャイチャはしてないわよ! 普通のクラスメイトをやっただけ!」

心「じゃあ再現VTRをどうぞ!」

梨沙「えー? しょうがないわねぇ……」


5: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:31:56.85 ID:4HmQ0fafO

~的場梨沙とクラスメイトの場合~


P「あれ? おかしいな……」

梨沙「P? アンタもしかして、また教科書忘れたの?」

P「あはは……まあ、そういう日もあるよ」

梨沙「しょうがないわねー。ほら、見せてあげるから席くっつけて」

P「ありがとう。さすが家も席も隣の仲だ」

梨沙「あんまり甘えてんじゃないわよー」

P「わかってるよ。今度梨沙がなんか忘れたら貸してやるから」

梨沙「残念。アタシは優等生だから忘れ物なんてしませーん♪ この通り、教科書もノートもばっちり……」

梨沙「……ノート、最後のページまで使ってるの忘れてた」

P「俺、まだ使ってないノート1冊あるよ」

梨沙「………」

P「どうしようかなー。貸してやるつもりだったけど、的場さんは優等生だから忘れ物なんてしないはずだしなー。きっとなんかの間違いなんだろうなー」

梨沙「………給食のからあげひとつ」

P「今日は青りんごゼリーが出る日だったなぁ」

梨沙「なっ!? だ、ダメよダメ! あれアタシ好きなんだから!」

P「そうか、ならこの話はなかったことに」

梨沙「ぐぬぬ……き、汚いわよ! ヘンタイPっ!」

P「なっ、ヘンタイではないだろ!」

梨沙「ヘンタイだもん! アタシをからかう表情がキモいもん!」

P「キモくない!」

梨沙「キモい! いじわる!」


先生「おいそこのバカップル☆ 授業中にいちゃつくのもほどほどにな☆」

梨沙・P「はーい……」

梨沙「って、誰がバカップルよ! アタシはパパ一筋だし!」

P「俺だってこんな生意気なヤツ!」

先生「はいはい、それ以上は独り身の先生の心に響くからやめましょうね~」


6: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:32:36.50 ID:4HmQ0fafO

P「はあ、先生に遅れた宿題出してたら時間かかっちゃったな……」

P「もうみんな帰っちゃってるか……あれ?」


梨沙「………」


P「梨沙?」

梨沙「やっと来た。アンタ、遅すぎ」

P「いや、ごめん……じゃなくて。待っててくれたの?」

梨沙「べつに! 友達と話してたらこんな時間になっただけ!」

P「この教室、誰もいないけど」

梨沙「さっきまでいたの! ほら、わかったらさっさと帰るわよ」

P「う、うん……俺も早く帰りたいし、それはいいけど」

梨沙「あと、今日アンタの家遊びに行くから」

P「ええっ! いきなり!?」

梨沙「なによ、今さら気にするような仲でもないでしょ?」

P「いや、部屋散らかってるから」

梨沙「またぁ? アンタホントに整理整頓が下手よね。じゃあ掃除したげるから、行くわよ」

P「結局行くのは確定なんだ……」

梨沙「そうよ、確定♪ ほら、行きましょ!」ニコッ

P「……わかったよ」ハハ

梨沙「えっちな本とかあったら絶対見つけてやるんだから」ニヤニヤ

P「ないよ!」


7: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:34:10.05 ID:4HmQ0fafO

梨沙「――みたいな感じだったわね」

P「小学生に合わせた演技、意外と楽しかったなぁ」

飛鳥「思った以上にいちゃついていたしノリノリだったね……」

心「ほんとにな♪」

梨沙「ていうかハートさんはなんでさらっと先生役で乱入してるのよ」

心「だって混ざりたいじゃんかー☆ ていうかまだやり足りないし、続きやろうよ♪ ね、梨沙ちゃん!」

梨沙「えー? ダメダメ、もう終わり!」

心「えー!?」

飛鳥「かなり楽しんでいるように見えたけど、続けたくはないのかい」

梨沙「そ! こういうのはたまにちょっとだけやるから楽しいのよ」

P「なんだか大人な意見だな……」

梨沙「もしかして、プロデューサーもがっかりしてる?」

P「ちょっとだけ」

梨沙「はあ……まったく。オトナなのにオトナっぽくない人ばっかりなんだから。がっかりする必要なんてないじゃない」

P「え?」

梨沙「だって。クラスメイトじゃなくたって、アンタはいつでもアタシのプロデューサーなんだから!」

梨沙「アタシは、プロデューサーのアンタが一番す……一番いいと思ってるから! それで満足でしょ♪」

P「梨沙………」

梨沙「わわ、ちょっと本気でうれしそうな顔してる! 感動で泣き出したりしないでよ?」

P「しないしない。でも、ありがとう」

梨沙「……べつに、思ってることを言っただけだし」

P「それでもだよ」

梨沙「……ほんと、プロデューサーってチョロいんだから♪」ニコ





心「………」

心「今のセリフどっかでパクろうかな……」

飛鳥「プライドというものはないのかい」

心「プライドだけじゃ勝てないのが女の戦いなの……!」

飛鳥(そもそも使えるシチュエーションがえらく限定的に過ぎると思うんだけど……)



おしまい


8: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:36:39.28 ID:4HmQ0fafO

おまけ  飛鳥とPがクラスメイトの場合



校門前


P「………」

飛鳥「すまない、待たせてしまったね」

P「大丈夫。それより、何かあったのか?」

飛鳥「少し、クラスの女子達に捕まっていてね」

P「相変わらずモテモテだな……羨ましいよ」

飛鳥「女子が女子と仲良くなりやすいのは普通だろう」

P「いや、お前の場合はちょっと傾向が違うだろ……ああいうのはモテてるって言うんだよ。はあ、俺も女子との出会いがほしい……でもどうせ俺なんかじゃ」

飛鳥「P。あまり自分の価値を卑下するのはよくない。キミの価値を認めている人間だっているんだ」

P「けど」

飛鳥「お望みとあらば、語ってあげてもいいんだよ。キミの評価すべきところを。どうする?」

P「……いや、大丈夫。多分俺が照れるから」

飛鳥「ふふ、そうか」

P「帰ろうか」

飛鳥「あぁ。けど、その前にもうひとつ」

P「ん?」

飛鳥「ボクだって、生物学上は女子なんだぞ」

飛鳥「そして、妬みだってする」

P「………」

P「……わかってるよ、もちろん。美少女だって」

飛鳥「び、美をつけろとは言っていないだろう」

P「照れた?」

飛鳥「……キミというヤツは、まったく」

P「ごめんごめん。飛鳥の行きたいところに寄り道するから、許してくれ」

飛鳥「……本屋とゲームセンター」

P「またカーレースか? 今日も俺の勝ちだぞ」

飛鳥「勝負は時の運。やってみなければ何も理解らないさ」





9: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:37:33.13 ID:4HmQ0fafO

飛鳥「………」

P「結局俺の全勝だったな」

飛鳥「次は、勝つ」

P「何度だって対戦してやろう」

飛鳥「寛容なチャンピオンで助かるよ。しかし、盛り上がっている間に外も暗くなってしまったね」

P「本当だな。帰ったら母さんに怒られるかも」

飛鳥「ボクは、キミとこうして、夜の道を歩くのが好きだ。周りが暗いぶん、キミの存在をより鮮明に感じられるような気がする」

P「飛鳥がそう言うなら、母さんに怒られてもお釣りがくるな」

飛鳥「光栄だね」

P「こうして歩いていると、この辺の建物も昔と結構変わってきてるな……あそこにあったラーメン屋もいつの間にか潰れちゃったし」

飛鳥「時が流れ、この街は変わっていく。いや、街だけじゃない。ボクもキミも、変わっていく。今は隣同士の住む場所も、いずれは変わっていく」

P「いつかは大人になるもんな」

飛鳥「あぁ。けれど……キミとボクとのこの関係、この時間だけは、変わらないでほしいな」

P「飛鳥………」

飛鳥「たとえセカイが暗闇に覆われようとも。キミは、ボクを見失わないでくれよ?」

P「………当たり前だ」

P「俺が見つけたダイヤの原石。トップアイドルになるその日まで、見失ったりは絶対にしないよ」

飛鳥「ば、馬鹿。演技中にリアルの設定を持ち出してどうするんだ」

P「あ、ごめん。つい感情が入りすぎて……とにかく、大事に思っているってことは本当だから」

飛鳥「そこを確認したいわけではなくて……」


心「はーいカットカットー☆ それ以上のリアルいちゃつきはこっちの胸が焼けちゃうぞ☆」

梨沙「ていうか、家が隣っていう設定真似したでしょ! べつにいいけどさ」

心「やっぱりはぁともやる! 年齢的にキツイとか知らない! はぁともプロデューサーと甘酸っぱいいちゃいちゃラブラブやりたーい☆」

飛鳥「現在進行形で割と甘酸っぱいラブコメをしていると思うけど」

心「………」

梨沙「顔赤いわよ」

心「う、うっさいぞ☆」

心「……ほんとにできてると思う?」

P「俺を見ながら素で真面目に聞かないでくださいよ……」

飛鳥「そう、こういうところがまさにそうだ」

梨沙「今の流れ、パパとのラブラブ計画に使わせてもらおうっと……」

飛鳥「だから、使える場面が限定的すぎる……!」



おまけおわり


10: ◆C2VTzcV58A 2018/08/25(土) 22:44:30.07 ID:4HmQ0fafO

おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
梨沙のSRの制服すごいかわいいですね

シリーズ前作:佐藤心「もうすぐ32歳か……」

その他過去作
北沢志保「プロデューサーさんって、チョロいんですね」
関裕美「だめ、全部食べて」

などもよろしくお願いします


転載元:的場梨沙「今日だけクラスメイトにしてあげる!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1535203403/
SS速報VIPの紹介です

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コメント

コメント一覧

    • 1 名無し春香さん
    • 2018年08月26日 09:18
    • 前作が最終回かと思った…
      これからも続けてくれよ?
    • 2 名無し春香さん
    • 2018年08月26日 10:32
    • ちなみに梨沙は自分のファンの湖とをロリコンて読んでるけど厳密には6~12歳までの子供が好きなのはアリスコンになるんだぞ。
      13~15歳までがロリコン
    • 3 名無し春香さん
    • 2018年08月27日 03:44
    • どうでもいい
    • 4 名無し春香さん
    • 2018年08月27日 20:26
    • やった!ヴァリアスハートはまだ完結してなかったんだ!
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