1: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/22(土)23:01:39 ID:G0B
――夕方ごろ、事務所
P「そういえば千秋って寮じゃなくアパート暮らしなんだっけ」
千秋「ええ、そうだけど……それが何かしら?」
P「いや、一人暮らしで大学生とアイドル兼業して飯とかも作るのって、なかなか大変そうだなって」
千秋「もう慣れたわ。最初は大変だったけれど」
雪美「一人暮らし……なんだね……」
千秋「ええ」
雪美「一人暮らし……自分だけの……お城…………いいな……」
千秋「お城って言うほど立派でもないけど……そうね。よく『自分の城』って言うものね」
P「家具とか自分の好きなもので揃えられるからな。散らかしても誰からも文句言われないし。でも千秋の家は綺麗そうだよな」
千秋「ちゃんと綺麗に保っているわよ」
P「そういえば千秋って寮じゃなくアパート暮らしなんだっけ」
千秋「ええ、そうだけど……それが何かしら?」
P「いや、一人暮らしで大学生とアイドル兼業して飯とかも作るのって、なかなか大変そうだなって」
千秋「もう慣れたわ。最初は大変だったけれど」
雪美「一人暮らし……なんだね……」
千秋「ええ」
雪美「一人暮らし……自分だけの……お城…………いいな……」
千秋「お城って言うほど立派でもないけど……そうね。よく『自分の城』って言うものね」
P「家具とか自分の好きなもので揃えられるからな。散らかしても誰からも文句言われないし。でも千秋の家は綺麗そうだよな」
千秋「ちゃんと綺麗に保っているわよ」
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2: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/22(土)23:08:42 ID:G0B
千秋「自分の城みたいなもの、雪美さんも憧れるのかしら?」
雪美「うん……でも……ちょっと、寂しそう……」
千秋「そうね……最初は寂しいかもしれないわね」
P「……それじゃあ雪美、一回、千秋の家へ泊まりに行くのはどうだ? 一人暮らしの雰囲気、ちょっとは楽しめるんじゃないか?」
千秋「ちょっと何言ってるのよプロデューサー、雪美さんを私の家なんかに上げるなんて……」アタフタ
雪美「行ってみたい……お泊まり……楽しそう……。……だめ……?」
千秋「良いに決まってるじゃない。是非いらっしゃい。待ってるわ」キリ
雪美「ふふっ……ありがとう……」
千秋(え、反射で快諾してしまったわ、どうしましょう。とても嬉しいけれど何も準備ができていないわ。せめてスケジュールを……)
P「あー、お泊まりするならスケジュール的に今日しかなさそうだな……向こう一ヶ月間くらい、二人揃ってお休みの日が無いぞ」
雪美「え…………今日いきなりは……千秋に、悪い……よね……。残念……」
千秋「いいえ、今日来たって大丈夫よ。ええ、今日でいいわ。来なさい」
千秋(ちょっと何言ってるのよ私。いくら泊まりに来てほしいからって……)
雪美「本当……? 嬉しい……千秋、ありがとう……今日、行く……行くね……」
千秋「……………………ええ、待ってるわ」
雪美「うん……でも……ちょっと、寂しそう……」
千秋「そうね……最初は寂しいかもしれないわね」
P「……それじゃあ雪美、一回、千秋の家へ泊まりに行くのはどうだ? 一人暮らしの雰囲気、ちょっとは楽しめるんじゃないか?」
千秋「ちょっと何言ってるのよプロデューサー、雪美さんを私の家なんかに上げるなんて……」アタフタ
雪美「行ってみたい……お泊まり……楽しそう……。……だめ……?」
千秋「良いに決まってるじゃない。是非いらっしゃい。待ってるわ」キリ
雪美「ふふっ……ありがとう……」
千秋(え、反射で快諾してしまったわ、どうしましょう。とても嬉しいけれど何も準備ができていないわ。せめてスケジュールを……)
P「あー、お泊まりするならスケジュール的に今日しかなさそうだな……向こう一ヶ月間くらい、二人揃ってお休みの日が無いぞ」
雪美「え…………今日いきなりは……千秋に、悪い……よね……。残念……」
千秋「いいえ、今日来たって大丈夫よ。ええ、今日でいいわ。来なさい」
千秋(ちょっと何言ってるのよ私。いくら泊まりに来てほしいからって……)
雪美「本当……? 嬉しい……千秋、ありがとう……今日、行く……行くね……」
千秋「……………………ええ、待ってるわ」
3: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/22(土)23:14:34 ID:G0B
雪美「お母さんに……電話……してくるね……」タタタ
千秋「……やってしまったぁぁぁ!!!!!!」
P「いきなりどうした」
千秋「ちょっと! 何提案してくれちゃってるのよ!! 突然お泊まりに来るなんて、そんな……心も身体も、何も準備してないのよ!?」
P「いやお前、別に今日でいいって言ったろ」
千秋「あれは、だって、雪美があんな残念そうな顔で見てきたら、断れないじゃない!」
P「それもそうだ」
千秋「なのにそんな……プロデューサーのせいよ!!」
P「じゃあ泊まりの提案しなきゃよかったか?」
千秋「いいえ、とても感謝しているわ。正直雪美が泊まりに来るだなんて夢にしか思っていなかったの」
P「夢には思ってたんだ」
千秋「ぶっちゃけいつ来てもいいように家は綺麗よ。この日を夢見てたもの。待って待って、本当に雪美が家に来るのね……ぁぁ……」
P「いや、そんなガチな反応せんでも……じゃあ呼んでもいいだろ……」
千秋「心の準備くらい!! させてよ!!! 色々止まらなくなったらどうするつもり!?」
P「色々って何だ」
千秋「鼻血と涙と喚声と理性」
P「早苗さん呼ぼうか」
千秋「No」
千秋「……やってしまったぁぁぁ!!!!!!」
P「いきなりどうした」
千秋「ちょっと! 何提案してくれちゃってるのよ!! 突然お泊まりに来るなんて、そんな……心も身体も、何も準備してないのよ!?」
P「いやお前、別に今日でいいって言ったろ」
千秋「あれは、だって、雪美があんな残念そうな顔で見てきたら、断れないじゃない!」
P「それもそうだ」
千秋「なのにそんな……プロデューサーのせいよ!!」
P「じゃあ泊まりの提案しなきゃよかったか?」
千秋「いいえ、とても感謝しているわ。正直雪美が泊まりに来るだなんて夢にしか思っていなかったの」
P「夢には思ってたんだ」
千秋「ぶっちゃけいつ来てもいいように家は綺麗よ。この日を夢見てたもの。待って待って、本当に雪美が家に来るのね……ぁぁ……」
P「いや、そんなガチな反応せんでも……じゃあ呼んでもいいだろ……」
千秋「心の準備くらい!! させてよ!!! 色々止まらなくなったらどうするつもり!?」
P「色々って何だ」
千秋「鼻血と涙と喚声と理性」
P「早苗さん呼ぼうか」
千秋「No」
4: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/22(土)23:20:36 ID:G0B
雪美「電話……してきた……」
P「お。良いって言ってくれたんだな」
雪美「千秋なら……安心だ……って……」
P「本当かー?」
雪美「うん……千秋なら……安心……できる……ふふっ」
千秋「……それは良かったわ」
P(めっちゃ顔伏せて震えてるけど、触れないほうがいいかな)
雪美「……じゃあ……お泊まり……準備……してくる、ね……」
千秋「……ええ……」
ガチャ
P「千秋なら安心できるってさ」
千秋「……プロデューサー、問題が発生したわ」
P「"尊すぎる"以外で頼む」
千秋「ええ、それもあるわ。でもね……」
P「ん?」
千秋「ハードルが上がった気がする……変なこと何もできない……」
P「変なことするつもりだったのか?」
千秋「…………いえ、するわけないじゃない」
P「その間よ」
P「お。良いって言ってくれたんだな」
雪美「千秋なら……安心だ……って……」
P「本当かー?」
雪美「うん……千秋なら……安心……できる……ふふっ」
千秋「……それは良かったわ」
P(めっちゃ顔伏せて震えてるけど、触れないほうがいいかな)
雪美「……じゃあ……お泊まり……準備……してくる、ね……」
千秋「……ええ……」
ガチャ
P「千秋なら安心できるってさ」
千秋「……プロデューサー、問題が発生したわ」
P「"尊すぎる"以外で頼む」
千秋「ええ、それもあるわ。でもね……」
P「ん?」
千秋「ハードルが上がった気がする……変なこと何もできない……」
P「変なことするつもりだったのか?」
千秋「…………いえ、するわけないじゃない」
P「その間よ」
7: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/22(土)23:57:55 ID:G0B
――1時間後、千秋の家の前
千秋(家の場所だけチャットで教えたけど……来れるかしら……まっすぐそっちに行くとは言ってくれたけど……)
ピンポーン
ガチャ
千秋「雪美さん、ちゃんと来れたのね。よかった」
雪美「来れた……おじゃまします……」
千秋「どうぞ」
千秋(ついに雪美さんを家に上げてしまった……ああ……部屋めちゃくちゃ見られてる……変なところないかしら……)
雪美「千秋の部屋……綺麗……お洒落……」
千秋「え、ええ……少し前に掃除したからね……ありがとう……」
千秋(雪美さんに褒められた……感激……)
……
千秋(話が進まない……)
千秋(家の場所だけチャットで教えたけど……来れるかしら……まっすぐそっちに行くとは言ってくれたけど……)
ピンポーン
ガチャ
千秋「雪美さん、ちゃんと来れたのね。よかった」
雪美「来れた……おじゃまします……」
千秋「どうぞ」
千秋(ついに雪美さんを家に上げてしまった……ああ……部屋めちゃくちゃ見られてる……変なところないかしら……)
雪美「千秋の部屋……綺麗……お洒落……」
千秋「え、ええ……少し前に掃除したからね……ありがとう……」
千秋(雪美さんに褒められた……感激……)
……
千秋(話が進まない……)
8: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:05:01 ID:pLM
千秋(せっかく家にお招きしたのだから話をしたいのだけれど、雪美さんは基本無口だから私から何か話題を出さないと……。
でもこうやって改めて私の家で二人きりになると、何を喋ればいいのか分からないわね……。この前のお仕事の話は……いや、これは今日事務所でもう済ませてしまったわね……。先週のお仕事の話は……)
雪美「……………………」
千秋(ああ、雪美さんも何も言わないで……窓の方を向いちゃった……でも窓の外を見つめる雪美さんも絵になるわね……)
雪美「……こうやって……静かに、のんびり……も、良い……ね……」
千秋「え、あ、はい、そうですね」
雪美「……千秋……?」
千秋「あ……すみません……ちょっと緊張しちゃって、その……」
雪美「ふふっ……私も……一緒……。ちょっとだけ、緊張……してる」
千秋「一緒……ふふ、そうだったのね……。ごめんなさい、私、その、話す内容を無理に考えてしまっていて……」
雪美「……話すこと………………私も……浮かばない…………浮かばないね……」
千秋「そうよね……無理にお喋りするよりも、何かして遊びましょうか」
でもこうやって改めて私の家で二人きりになると、何を喋ればいいのか分からないわね……。この前のお仕事の話は……いや、これは今日事務所でもう済ませてしまったわね……。先週のお仕事の話は……)
雪美「……………………」
千秋(ああ、雪美さんも何も言わないで……窓の方を向いちゃった……でも窓の外を見つめる雪美さんも絵になるわね……)
雪美「……こうやって……静かに、のんびり……も、良い……ね……」
千秋「え、あ、はい、そうですね」
雪美「……千秋……?」
千秋「あ……すみません……ちょっと緊張しちゃって、その……」
雪美「ふふっ……私も……一緒……。ちょっとだけ、緊張……してる」
千秋「一緒……ふふ、そうだったのね……。ごめんなさい、私、その、話す内容を無理に考えてしまっていて……」
雪美「……話すこと………………私も……浮かばない…………浮かばないね……」
千秋「そうよね……無理にお喋りするよりも、何かして遊びましょうか」
9: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:20:16 ID:pLM
雪美「……何して、遊ぶ……?」キョロキョロ
千秋「そうね……あいにく私の家って遊び道具が少なくて……」
雪美「……パソコン…………動画、見よう……?」
千秋「そうね」
ノートPCキドー
千秋「じゃあ、ブラウザを開いて、動画サイトを……」カチ
go○gle検索履歴
雪美
雪美 まとめ
雪美 ライブ
雪美 天使
雪美 水玉コラ
千秋「あっ……」
千秋(今、検索履歴が……まずい、雪美さんに引かれる……!?)チラ
雪美「すごい……私のこと……たくさん、調べて…………嬉しい……」
千秋「ああ……天使……」
雪美「天使……? 私……天使の衣装……着たこと……ない、よ……?」
千秋「いえ、雪美さんに天使の衣装は必要ないわ。雪美さん自身が天使だもの」
雪美「……水玉コラ……って……?」
千秋「ごめんなさい本当にごめんなさい」
千秋「そうね……あいにく私の家って遊び道具が少なくて……」
雪美「……パソコン…………動画、見よう……?」
千秋「そうね」
ノートPCキドー
千秋「じゃあ、ブラウザを開いて、動画サイトを……」カチ
go○gle検索履歴
雪美
雪美 まとめ
雪美 ライブ
雪美 天使
雪美 水玉コラ
千秋「あっ……」
千秋(今、検索履歴が……まずい、雪美さんに引かれる……!?)チラ
雪美「すごい……私のこと……たくさん、調べて…………嬉しい……」
千秋「ああ……天使……」
雪美「天使……? 私……天使の衣装……着たこと……ない、よ……?」
千秋「いえ、雪美さんに天使の衣装は必要ないわ。雪美さん自身が天使だもの」
雪美「……水玉コラ……って……?」
千秋「ごめんなさい本当にごめんなさい」
10: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:23:21 ID:pLM
千秋「y○utube開いたわ。雪美さん、どんな動画見ましょう?」
雪美「んー……見づらい……」グイ
千秋(雪美さんが画面を覗き込もうと、私の顔の前に頭を……ああ……やっぱり良い匂い……)
雪美「千秋……膝……借りるね……」
千秋「え?」
ポフッ
雪美「ここが一番、見やすい……」
千秋「あっ雪美さんのお尻が」
雪美「あ……このゲーム……知ってる……ゾンビの……。これ、見たい……見せて……」フリムキ 服クイクイ
千秋「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ダバー
雪美「鼻血と、涙と、喚声……!?」
千秋「佐城さん、逃げて……! 私の理性が保つ前に……早く……!!」
雪美「千秋……ゾンビ……!?」
雪美「んー……見づらい……」グイ
千秋(雪美さんが画面を覗き込もうと、私の顔の前に頭を……ああ……やっぱり良い匂い……)
雪美「千秋……膝……借りるね……」
千秋「え?」
ポフッ
雪美「ここが一番、見やすい……」
千秋「あっ雪美さんのお尻が」
雪美「あ……このゲーム……知ってる……ゾンビの……。これ、見たい……見せて……」フリムキ 服クイクイ
千秋「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ダバー
雪美「鼻血と、涙と、喚声……!?」
千秋「佐城さん、逃げて……! 私の理性が保つ前に……早く……!!」
雪美「千秋……ゾンビ……!?」
11: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:29:31 ID:pLM
千秋「すみません、取り乱してしまって……その、雪美さんがあまりにもとうt、可愛くて……」
雪美「可愛い……? 私……何も……してない……」
千秋「そうね……なんとなく、ペロの何気ないしぐさが可愛い、みたいなのって無いかしら?」
雪美「…………なるほど……?」
千秋「そういうことよ。さて、動画見ましょう。これだったわね」
雪美「うん……」
千秋(パッと見ホラー系のゲーム動画だし、カップルみたいにキャッキャウフフできるわね……怖がる雪美を抱きしめたりなんかして……ふふふ、楽しみだわ……)
雪美「あ……あぶない……よ……」ギュッ
千秋「佐城さんそんなに手を強く握られると私死んじゃう」
雪美「お……倒した……!」ピョンピョン
千秋「佐城さん膝の上でぴょんぴょんされたら私の理性とか魂もぴょんぴょんしちゃう」
雪美「……あぁ……ゾンビ……怖い……」ダキッ
千秋「ユ゛ッ」
雪美「……あ……千秋…………膝の上で、暴れて……ごめんなさい……」
千秋だった物(いいのよ)
雪美「……千秋……死んでる……」
雪美「可愛い……? 私……何も……してない……」
千秋「そうね……なんとなく、ペロの何気ないしぐさが可愛い、みたいなのって無いかしら?」
雪美「…………なるほど……?」
千秋「そういうことよ。さて、動画見ましょう。これだったわね」
雪美「うん……」
千秋(パッと見ホラー系のゲーム動画だし、カップルみたいにキャッキャウフフできるわね……怖がる雪美を抱きしめたりなんかして……ふふふ、楽しみだわ……)
雪美「あ……あぶない……よ……」ギュッ
千秋「佐城さんそんなに手を強く握られると私死んじゃう」
雪美「お……倒した……!」ピョンピョン
千秋「佐城さん膝の上でぴょんぴょんされたら私の理性とか魂もぴょんぴょんしちゃう」
雪美「……あぁ……ゾンビ……怖い……」ダキッ
千秋「ユ゛ッ」
雪美「……あ……千秋…………膝の上で、暴れて……ごめんなさい……」
千秋だった物(いいのよ)
雪美「……千秋……死んでる……」
12: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:30:59 ID:pLM
千秋「もうそろそろご飯の時間ね。カレーを作ろうと思っていたけれど、いいかしら?」
雪美「うん、いいよ……。あ…………でも……私……辛いの……苦手……」
千秋「ええ、その辺はリサーチ済みよ。甘口のカレーを作ってあげるわ」
雪美「本当……? 嬉しい……」
千秋(これで雪美さんの胃袋を鷲掴みにして、雪美さんに「おいしい」って言ってもらうわ。「また作ってね」なんて言われたりして……)
千秋「まず玉ねぎを切って……」
雪美「玉ねぎ、切ったら……炒めるの……手伝う、ね……」
千秋「ゆ、雪美さん、お客さんなんだから、ゆっくりしてていいのよ?」
雪美「ううん……手伝う…………一緒に、作った方が……美味しい……」
千秋「……そうね、ありがとう。雪美さんは本当に良い子ね……。それじゃあ、お願いするわね」
雪美「……台所……並んだら…………本当に……姉妹、みたい……」
千秋「姉妹」
雪美「うん……お姉ちゃん……なんて、ね……ふふっ」
千秋「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ダバー
雪美「涙……すごい……玉ねぎ……苦手、なんだね……」
雪美「うん、いいよ……。あ…………でも……私……辛いの……苦手……」
千秋「ええ、その辺はリサーチ済みよ。甘口のカレーを作ってあげるわ」
雪美「本当……? 嬉しい……」
千秋(これで雪美さんの胃袋を鷲掴みにして、雪美さんに「おいしい」って言ってもらうわ。「また作ってね」なんて言われたりして……)
千秋「まず玉ねぎを切って……」
雪美「玉ねぎ、切ったら……炒めるの……手伝う、ね……」
千秋「ゆ、雪美さん、お客さんなんだから、ゆっくりしてていいのよ?」
雪美「ううん……手伝う…………一緒に、作った方が……美味しい……」
千秋「……そうね、ありがとう。雪美さんは本当に良い子ね……。それじゃあ、お願いするわね」
雪美「……台所……並んだら…………本当に……姉妹、みたい……」
千秋「姉妹」
雪美「うん……お姉ちゃん……なんて、ね……ふふっ」
千秋「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ダバー
雪美「涙……すごい……玉ねぎ……苦手、なんだね……」
13: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:37:33 ID:pLM
――料理完成後
千秋「カレーできたわ」
雪美「……いい匂い……」
千秋・雪美「いただきます」
パクッ
雪美「モグモグ……おいしい……」
千秋「あぁ……幸せ……」
雪美「うん……おいしくて……幸せ……」
千秋「私は、雪美さんがおいしいって言ってくれるのが幸せだわ」
雪美「ふふ…………また……作ろう……?」
千秋「ええ、また一緒に作って、食べましょう」
雪美「うん……約束、ね……」
千秋「約束……ええ、いいわ」
千秋(想定してたけどそれを超えて尊い)
千秋「カレーできたわ」
雪美「……いい匂い……」
千秋・雪美「いただきます」
パクッ
雪美「モグモグ……おいしい……」
千秋「あぁ……幸せ……」
雪美「うん……おいしくて……幸せ……」
千秋「私は、雪美さんがおいしいって言ってくれるのが幸せだわ」
雪美「ふふ…………また……作ろう……?」
千秋「ええ、また一緒に作って、食べましょう」
雪美「うん……約束、ね……」
千秋「約束……ええ、いいわ」
千秋(想定してたけどそれを超えて尊い)
14: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:41:02 ID:pLM
千秋「お風呂沸いたみたいね。先に入っていいわよ」
千秋(ふふふ……お風呂上がりの雪美さんの髪のケアができるわ……ドライヤーをかけてあげたり、ブラシをかけてあげたり……ああ……絶対いい匂いだわ……雪美さんのお風呂上がりの姿も楽しみね……)
雪美「お風呂……一緒……」
千秋「……え」
雪美「一緒に、入らないの……?」
千秋「」
雪美「……早く…………」クイクイ
千秋「……え、ほんまに?」
~~入浴後~~
雪美「お風呂……気持ちよかった……」
千秋「ええ。久々に長く入ったけれど……最高だったわ。本当に」
雪美「千秋……のぼせてない……? 大丈夫……?」
千秋「鼻血くらい大丈夫よ」
千秋(ふふふ……お風呂上がりの雪美さんの髪のケアができるわ……ドライヤーをかけてあげたり、ブラシをかけてあげたり……ああ……絶対いい匂いだわ……雪美さんのお風呂上がりの姿も楽しみね……)
雪美「お風呂……一緒……」
千秋「……え」
雪美「一緒に、入らないの……?」
千秋「」
雪美「……早く…………」クイクイ
千秋「……え、ほんまに?」
~~入浴後~~
雪美「お風呂……気持ちよかった……」
千秋「ええ。久々に長く入ったけれど……最高だったわ。本当に」
雪美「千秋……のぼせてない……? 大丈夫……?」
千秋「鼻血くらい大丈夫よ」
15: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:44:19 ID:pLM
雪美「髪の毛……乾かして……?」
千秋「仰せのままに」
フォ--…
千秋「シャンプーの匂いと雪美さんの匂いが合わさって最強……というか髪サラサラすぎない……?」
雪美「……千秋……聞こえなかった……何……?」
千秋「いえ何でもないです」
雪美「ブラシかけるの……いいよ……」
千秋「よしきた!」
スッ スッ
千秋「ああ……幸せ……」
雪美「なんだか……私……ペットみたい……? ……うにゃ~……」
千秋「ユ゛ッ」
雪美「……また……その声、出して……死んでる……。お風呂の時も……たくさん、出してた……」
千秋「仰せのままに」
フォ--…
千秋「シャンプーの匂いと雪美さんの匂いが合わさって最強……というか髪サラサラすぎない……?」
雪美「……千秋……聞こえなかった……何……?」
千秋「いえ何でもないです」
雪美「ブラシかけるの……いいよ……」
千秋「よしきた!」
スッ スッ
千秋「ああ……幸せ……」
雪美「なんだか……私……ペットみたい……? ……うにゃ~……」
千秋「ユ゛ッ」
雪美「……また……その声、出して……死んでる……。お風呂の時も……たくさん、出してた……」
16: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:49:16 ID:pLM
千秋「こんなものを用意してみたの」
雪美「着ぐるみ……パジャマ…………すごい……ペロに……なれる……」
千秋「ええ。黒猫の着ぐるみパジャマ。似合うと思って。着てみてちょうだい」
雪美「嬉しい……いいよ……」
千秋(絶対似合うわよ……死なないようにしなきゃ)
ゴソゴソ…
雪美「着てみた……にゃあ……」
千秋「ユ゛ッ」
雪美「むぅ…………ちゃんと、見て……にゃあ……」
千秋「」
雪美「…………このまま……寝ちゃうにゃあ……」
ギュッ
雪美「着ぐるみ……パジャマ…………すごい……ペロに……なれる……」
千秋「ええ。黒猫の着ぐるみパジャマ。似合うと思って。着てみてちょうだい」
雪美「嬉しい……いいよ……」
千秋(絶対似合うわよ……死なないようにしなきゃ)
ゴソゴソ…
雪美「着てみた……にゃあ……」
千秋「ユ゛ッ」
雪美「むぅ…………ちゃんと、見て……にゃあ……」
千秋「」
雪美「…………このまま……寝ちゃうにゃあ……」
ギュッ
17: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)20:55:46 ID:pLM
千秋「……あら、また死んでたわ……雪美さん?」
雪美「…………すぅ…………」
千秋「寝てるわね……寝顔可愛すぎる……さて、お布団敷かなきゃ……」
雪美「…………んん…………」ギュウ
千秋「雪美さん……抱きついて…………とても惜しいけど、ちょっと離してもらって……」
雪美「……んんっ……いや……」ギュウ
千秋「……………………」
この後滅茶苦茶同じ布団で寝た
雪美「…………すぅ…………」
千秋「寝てるわね……寝顔可愛すぎる……さて、お布団敷かなきゃ……」
雪美「…………んん…………」ギュウ
千秋「雪美さん……抱きついて…………とても惜しいけど、ちょっと離してもらって……」
雪美「……んんっ……いや……」ギュウ
千秋「……………………」
この後滅茶苦茶同じ布団で寝た
18: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)21:03:33 ID:pLM
――後日、事務所
ガチャ
千秋「プロデューサー、おはよう」
P「おう、千秋、おはよう。雪美とのお泊まり会、どうだった?」
千秋「ええ……雪美が私の想像をはるか上をいく行動ばかり取って、何回も死んだわ……雪美、恐ろしい子……」
P「雪美に変なことはしてないだろうな」
千秋「変なことにならない範囲で、いろいろ企んでいたわ……でも、雪美が全てを越えてきた……」
P「え?」
千秋「お料理食べてもらおうと思ってたら一緒に作ることになったし、お風呂上がりの髪のケアしようとしたら一緒にお風呂入るように誘われたし……あとちゃんと来客用の布団を用意していたのに添い寝することになったし……」
P「ちゃんとした範囲で構えてるはずなのにその範囲を越えてくる雪美ヤバい」
千秋「ああ……思い出すだけで鼻血が出そう……雪美さんのあんな姿……う゛っ」
P「ダメだこいつ早くなんとかしないと」
ガチャ
千秋「プロデューサー、おはよう」
P「おう、千秋、おはよう。雪美とのお泊まり会、どうだった?」
千秋「ええ……雪美が私の想像をはるか上をいく行動ばかり取って、何回も死んだわ……雪美、恐ろしい子……」
P「雪美に変なことはしてないだろうな」
千秋「変なことにならない範囲で、いろいろ企んでいたわ……でも、雪美が全てを越えてきた……」
P「え?」
千秋「お料理食べてもらおうと思ってたら一緒に作ることになったし、お風呂上がりの髪のケアしようとしたら一緒にお風呂入るように誘われたし……あとちゃんと来客用の布団を用意していたのに添い寝することになったし……」
P「ちゃんとした範囲で構えてるはずなのにその範囲を越えてくる雪美ヤバい」
千秋「ああ……思い出すだけで鼻血が出そう……雪美さんのあんな姿……う゛っ」
P「ダメだこいつ早くなんとかしないと」
19: ◆qTT9TbrQGQ 2018/09/28(金)21:05:53 ID:pLM
ガチャ
雪美「おはよう……プロデューサー……千秋……」
P「雪美、おはよう。お泊まり会、楽しかったか?」
雪美「うん……楽しかった……とても……」
千秋「そう言ってもらえて嬉しいわね。私も楽しかったわ」
雪美「今度……プロデューサーと……お泊まり会……したい……」
P・千秋「「えっ」」
雪美「泊まりに行って、いい……?」
P「いや、それはちょっと……な? その、嫌な予感がするというか……」
雪美「だめ……? 一緒にお風呂……とか……楽しかったのに……」
P「…………ちょっと早苗さんにあらかじめ自首してきます」
おわり
雪美「おはよう……プロデューサー……千秋……」
P「雪美、おはよう。お泊まり会、楽しかったか?」
雪美「うん……楽しかった……とても……」
千秋「そう言ってもらえて嬉しいわね。私も楽しかったわ」
雪美「今度……プロデューサーと……お泊まり会……したい……」
P・千秋「「えっ」」
雪美「泊まりに行って、いい……?」
P「いや、それはちょっと……な? その、嫌な予感がするというか……」
雪美「だめ……? 一緒にお風呂……とか……楽しかったのに……」
P「…………ちょっと早苗さんにあらかじめ自首してきます」
おわり
コメント
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永遠に続けること。いいね?