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トップページモバマス > シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー第18話Old stories about the clock tower.

728: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:19:56 ID:7To

~ポケモンリーグ本部・医務室~

ちひろ「温泉に行きましょう!」

加蓮「え?」 未央「んん?」
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ちひろ「ですから、その怪我をきちんと治すために、温泉に行くべきだと思うんです!」

加蓮「あのね、ちひろさん、私達真剣に…」

清良「その温泉って…もしかしなくても『クロノ温泉』ですよね? 湯治に訪れる方が多いという…」
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加蓮「湯治って……つまり、温泉入って傷治すって事?」

清良「一応はハピナスの『癒やしの波導』で傷口を塞ぐまでは出来ましたが……まだ完治とは言えなくて。未央ちゃん、どんな感じ?」

未央「うん、傷は確かに塞がってるけど……まだ動かすとジンジンするかな……ちょっとだけど」



シリーズスレ
シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー
第2話 Why does it rain so much?
第3話Cats are not as sweet as they look.
第4話Find My Way Because I'm Not Alone.
第5話Flame flower roll storm.
第6話Melody played by the wind.
第7話Princess of temptation to dance.
第8話Trial of the Fountain Lord.
第9話Endurance battle of the city of the cliff.
第10話Flower festival and sweet honey.
第11話Unseen ambitions and the secret of fists.
第12話After the rain, the clouds smile.
第13話A glimpse of peace and conspiracy.
第14話Sparks burst on the water surface.
第15話Shooting stars hidden by clouds.
第16話Angry dragon and desert battle!
第17話for the family. City battle of the sun!

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729: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:20:59 ID:7To

清良「そのちょっとが問題なのよね。トレーナーはモンスターボールを投げたり、手元に跳ね返って来たボールをキャッチしたり……無意識的にも、よく腕や手を使うからね」

ちひろ「リーグ協会ではボールをキャッチしたりする時の為に専用のグローブなんかも販売してますけど……流石にその怪我だと、根本からしっかり治した方が良いですね」

加蓮「ちひろさん、前に言ってなかった?怪我人や病人が出た場合は途中離脱を認めていないから、ジム挑戦は一旦止めて仲間の回復を待たなきゃならないって」


730: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:21:44 ID:7To

加蓮「けど、これはマジカ団のせいで作った傷みたいなものだよ?マジカ団に気を付けろって忠告は確かに拓海さんから貰ってたけどさ……こんなの、理不尽過ぎるってば…」

※加蓮はキーストーンのついたペンダントを掲げてみせた…。

加蓮「このキーストーンだって、この旅で世界の危機に立ち向かうために、なんて大層な目的で託されたものだけどさ。仲間が怪我で離脱したら旅は終わりになっちゃうってルール…他にもだけど……色々矛盾してない?」


731: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:22:10 ID:7To

ちひろ「……実は、私もそのルールには違和感を覚えていたんですよ」

清良「ちひろさん」

ちひろ「ですが、生半可な絆では真の意味でユニットとは呼べないでしょう?私達が本来試すべきなのは、想い合う事のできる絆の強さ……でなければ、キーストーンも、巨悪と戦うという使命も、誰にも託せませんでしたから」

ちひろ「だから、最初にルールを説明した時から今まで、誰一人脱落者を出していないあなた達が、それも私達よりマジカ団の中枢に近付けているあなた達が、怪我で休む間のジム挑戦はいけません、なんて言われて良いはずないんですよ」

未央「じゃあ、リーグやジム挑戦のルールそのものを変えるって事…?」
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ちひろ「いいえ。ルールそのものは変えません。トレーナー間の絆を測る上で『必要な嘘』だと思いますから。私達リーグ側にちゃんと報告に来た時点で、あなた達には特赦を与える必要が……」


732: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:22:50 ID:7To

清良「つまり、怪我を治している間の未央ちゃんの休養と、次のジム挑戦、どちらも特赦として許可する、と」

ちひろ「…むしろ、恩赦かもしれませんね。私達協会が不甲斐ないばかりに……それに、キーストーンを手に入れているのなら、早くその力を引き出せるように特訓を重ねる必要も出てきます」

未央「特訓……メガシンカの…そう言えば、前によしのんに貰ったこのメガストーン……」

※未央はメガストーンを取り出して意識を集中させてみた…。

未央「……よしのんに言われた通りだ。これ、ガブリんのメガシンカに必要なメガストーンだよ」

清良「話を聞く限り、ガブリアスの『逆鱗』を体を張って食い止めたあなただものね…確かに、その力を使いこなすなら、特訓は必要不可欠かも」


733: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:23:12 ID:7To

ちひろ「それに、この専用グローブ(手袋)、未央ちゃんにお譲りします。掌全体をカバーするものですし、丈夫なのでガブリアスを撫でても手が傷ついたりはしないはずですよ。これで、ボールを捕った時の衝撃も、いくらかはカバーされるはずです」

未央「あ、ありがとうございます!やった~、これでガブリん撫で放題だよ、えへへ」

加蓮「とりあえず、話を戻したいんだけど……温泉だっけ、えっと」

清良「【クロノシティ】と言う街をご存知ですか?」

加蓮「クロノシティ……ううん、聞いたことないかも…そこに、温泉が?」

未央「あ、タウンマップあるよ、前にさなっちが印付けてくれたヤツだけど」ガサゴソ


734: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:23:33 ID:7To

ちひろ「…ああ、グリモ地方の東側に印が付けられてますね、これは…ジムのある街でしょうか」

未央「うん。…そう言えばまだ西側には印貰ってないなぁ…ねえちひろさん、休養してる間にジム戦もって事は…クロノシティにもジムがあるのかな」

ちひろ「ご明察です。クロノシティは8時方向のこの場所になります」キュッ

※ちひろがマーカーで印をつけた…。

ちひろ「こちら側からだと、ドルチェ砂漠の先の7時の街【シデロスシティ】を経由して、さらに険しい火山道を越える必要があります」

清良「火山……【クロノ霊峰】ですね。あそこは確か、強い野生ポケモンが多くて危険だとか…」

加蓮「流石に怪我人抱えて砂漠と火山のルートを進みなさいとか言い出さないよね」

ちひろ「ええ、ですから、メーヴェから出ている列車で1度マギアシティに帰っていただきます。マギアシティから4方向に列車が出ているのは知っていますよね?」

加蓮「…って事は……つまり、まず列車でマギアから9時の街を目指すわけね」


735: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:23:51 ID:7To

ちひろ「はい、そうなります。街に到着したら、私達が迎えの車を手配しますので、それに乗って8時の街、クロノシティを目指して貰います。丁度あの街のジムリーダーはクルマ好きで有名ですから、迎えに来て貰っちゃいましょう」

未央「ジムリーダー直々に!?」

加蓮「温泉……火山……って事は…炎タイプ……?……もしかしてジムリーダーって…マギアシティの街頭ビジョンに映ってた、エキシビジョンマッチのあの人じゃない?」

未央「おお、ゴウカザル使いのお姉さん!」

ちひろ「はい、炎タイプのジムリーダー、美世ちゃんですね。彼女なら喜んで協力してくれると思いますから♪」

~~~~~


736: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:24:11 ID:7To

~翌日昼・メーヴェ駅~

未央「ってワケで、列車の定期券と温泉の優待券まで貰っちゃってさ」

ネネ「なるほど…。じゃあもう一度マギアシティへ向かわなくちゃ、なんですね。…何だかもうちょっとだけ懐かしいような…」
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加蓮「私達、出逢ったのは3人ともマギアシティでだもんね。確か、あの時は未央が迷子になってて……」

未央「そ、その話は時効にしといてよかれん~!何か恥ずかしいし……」

肇「ネネちゃんはこの街出身ですよね、マギアシティには何をしに…?」
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ネネ「あ、はい……ええと、妹を勇気付けるため……なんですけど。今は他にも、皆さんの期待や頑張りに応えたいなって。特に加蓮さんや未央ちゃんは、目を離すと何を始めるか……」

加蓮「う……それは…」

未央「面目ないです…」


737: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:24:27 ID:7To

ネネ「ふふ、大丈夫です、そんな負担に思ってるとかじゃありませんから。むしろお役に立てているなら嬉しいんです」

ネネ「この中の何人かにはもう話している事ですけど……私も昔は体が弱くって。そんな私が頑張っている姿を見せられたら…そう思って始めた旅でしたけど…」

ネネ「今朝、病室に行って事情を話したら……妹に凄く怒られちゃいました」

~~~~~~


738: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:24:42 ID:7To

しおん『お姉ちゃん、いくら何でも無理しすぎだよっ!』

ネネ『ご、ごめんなさい…でもほら、お天気は元通り良くなったんだし……ね?』

窓からトロちゃん『ピスピウス』

ネネ『ほら、トロちゃんのフルーツ食べて機嫌なおして……ね?』

しおん『………』ジワッ

ネネ『し、しーちゃん!?』

しおん『……お姉ちゃんが熱出したって……だから…もしお姉ちゃんにもう会えなくなったらって…心配して…怖くて……』グスッ

ネネ『…しーちゃん……』

~~~~~


739: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:25:01 ID:7To

ネネ「だから、妹のため、人のためだけじゃなくて……もっと、自分の事も労ってあげなくちゃなぁって…それこそ、心配して病気が酷くなったら大変ですから…」

加蓮「色々焦る気持ちもわかるけどね、そこはお互い様だし」

肇「でも、今回はネネちゃんが頑張ってくれたから得られた勝利でもありますからね…」

忍「うん、そこは胸を張っていいと思う。これから皆で強くなろうよ。ちょっとやそっとじゃへこたれないくらいにさ」
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ネネ「皆さん……ありがとうございます!そう言っていただけて……本当に、気持ちが楽になりました…」

加蓮「けど、今回は色んな意味で仕方なかった部分もあったよね。二手に分かれるって作戦の時に、回復役で人数が少ない方に付くって言うのは多分間違ってないだろうし」

未央「その時私も側にいられてたらなぁ……回復役はできないけど、戦力にはなれたと思うし……本当、皆ありがとね、助けてくれて」


740: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:25:21 ID:7To

肇「…もしまた部隊を分けて事に当たる時が来るなら、回復の心得がある人はもう一人くらいいるといいんですけどね……私、ヤド先生にご相談してみます。何か、閃いて下さるかもしれませんし」

忍「そ、相談って……そんなので技を覚えさせたりできるもんなの?」

未央「はじはじは特別だからねぇ。ポケモンの気持ちとか、そう言うのが自然とわかるみたいだし」

肇「皆さんも、覚え直したい技や忘れたい技があったら相談してください。私とヤド先生なら、お力になれると思いますので…」

※肇は【技忘れ】【技教え】の能力を習得した!


741: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:25:43 ID:7To

加蓮「今後、いざって時に回復の必要がありそうなら、あらかじめ肇に相談して回復技と攻撃技を入れ替えてもいいかもね。必要ならその後でまた攻撃技を覚え直せばいいんだし」

未央「私達、ユニットの仲間だもんね。これからも、お互い助け合って進んでいこう!」

ジラーチ【キミは助けてもらったばかりだけどね】

未央「ジラちんはだまってて…自覚はあるよ、一応…」

ジラーチ【はいはい。ま、しばらくは大人しく怪我を治すのに専念するんだね】

未央「ぶーぶー…」

忍(本当に何を話してるんだろう……気になる……)

『間もなくぅ、列車が到着致します あ列車がぁ、到着ぅ、致します』

加蓮「ともあれ…久々のマギアシティだね」

まろ「チルル」モグモグ

ネネ「あ、メーヴェ名物のキャモメまんじゅう…いつの間に?」


742: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:25:58 ID:7To

加蓮「流石にまた前みたいに駅弁のガラスケースに貼り付いても困るでしょ。良さそうなの見つけて先に買っといた」

まろ「チルー」モグモグ

※まろは幸せそうにまんじゅうを頬張っている…。

※列車に乗って、一行はマギアシティへと向かった……。


~~~~~


743: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:26:16 ID:7To

Side 楓

~マギアシティ~

楓「十年前……私が子供だった頃とは、街並みもすっかり変わってしまったわね…」
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楓「ある日、突然時計塔が改築される事が決まって……気付いたら今のジムがあるマギアタワーになっていたけれど…時代は移ろうものだし、それは理解もできるの。……少し、寂しい気持ちもあるけどね」

セレビィ「レビィ…?」


744: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:26:32 ID:7To

楓「でも、あの子は…もう帰って来ない…少なくとも、今ここにはもう、いない」

楓「セレビィ、『ときわたり』」

セレビィ「レビィイー!」ピカアアアアア

楓(そう、十年前…十年前なら、まだあの子は……)


745: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:26:50 ID:7To

~十年前・マギアシティ時計塔~

楓「タワーを登るのも久々だわー……これはイマイチね…」

セレビィ「レビィ」パタパタ

楓「この時代なら、まだあの子は……」ガチャリ……

~時計塔・上階……秘密の部屋~

マギアナ「?」キョトン

楓「この時代では初めまして、ね…。私は楓。あなたと、少しお話がしたくてここまで来ました」

マギアナ「………?」キョトン


746: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:27:13 ID:7To

楓「お隣、座ってもいいかしら」

マギアナ「……」コクン

楓「ありがとう。……何だか、懐かしいわね……」

マギアナ「………」

楓「この時代には、マジカ団が蔓延る事もなく、誰かが悪天候に喘ぐのを見る心配もないけれど……」

楓「一人だけ、ずっと泣いている子がいるの。……私は、それが凄く悲しくて……」

マギアナ「………」

楓「きっとあなたは、何度でも同じ選択をするんでしょうね……マギアナちゃん」

楓「あの子を……友達を守る、選択を……」

マギアナ「…………」

セレビィ「レビィ……」

楓「私ね、ずっと迷っているんです。私がいた未来で、マジカ団がやっている事は凄く凄く悪いこと……それはわかってる…」

楓「本当なら、一番前に立って、あの子を止めに行かなきゃいけない立場なのに……まごついて、揺らいで……情けないですよね」

マギアナ「………」フルフル


747: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:27:37 ID:7To

楓「……未来は不確定なもの。だから、セレビィに頼んで、何度かあなたを連れ出してしまおうかとも思った……けれど」

楓「……私達の大切な思い出を、なかったことにすることも……私は、選べなかった…」

マギアナ「………」スクッ

楓「マギアナちゃん?」

マギアナ「………♪」ルンタッタ ルンタッタ

楓「…相変わらず、ダンスが上手なのね。……もしかして、私を慰めようとして…?」

マギアナ「………♪」クイクイ

楓「あら、お誘いかしら……ふふ、上手に踊れると良いのだけど…」

※楓とマギアナは、しばらく楽しそうに踊っていた……。

楓(本当に……ずっと、何も変わらなければ、こんな事には……)

~~~~~


748: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:27:53 ID:7To

~マギアシティ・現代~

楓「ありがとう、セレビィ。おかげでまた、懐かしいお友達に会うことができたわ」

セレビィ「レビィ♪」

楓「ごめんなさいね、いつも私なんかのためにつき合わせてしまって…私の手持ちポケモンというわけでもないのに、もう、ずっと側にいてくれる…」

楓「だから、つい……過去の想い出に、甘えてしまうのよね…」スタスタ

※楓は、ふと、路地裏へ歩き出した……。


749: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:28:11 ID:7To

~マジカ・ラボ(マギアの雨の元凶だったラボ)~

楓「……この研究所も、ここにある限りまた誰かが悪用して、きっと加蓮ちゃんみたいな子が悲しむ原因になってしまう……」ボウン

ランクルス「クルル」フワフワ

楓「あまり大事にはしたくないけれど……やっぱり、壊すしか……」

総帥「やめておいたほうが身のためですよ」

楓「……!」

総帥「誰かと思えば、まさかあなたとはね。…裏切り者のあなたが、今更この施設に何の用ですか」

楓「裏切り者……確かに、そうかもしれないわね」


750: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:28:30 ID:7To

総帥「…そのポケモン……」

セレビィ「レビィ♪」パタパタ

総帥「また、くだらない昔話をしに、わざわざ『ときわたり』の力を使ったのですか」

楓「くだらなくなんかない……それは、あなたが一番わかって……」

総帥「……黙りなさい。それ以上言うのなら……あなたも私の手駒になってもらいますよ…」シュウウウ……

楓「あ、待って……!」

セレビィ「レビィ…」

ランクルス「クルルス…」

楓「もう、戦うしか、道はないのかしら…」

楓「私には……」ギリッ……

※楓は、強く歯を噛み締めた……。

~~~~~


751: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:28:57 ID:7To

Side 加蓮

~マギアシティ~

加蓮「着いた着いた……っていうか、何の騒ぎ、これ」

※ポケモンポリス達が路地裏への道をテープで通行止めにしている…。

未央「ね、ねえかれん、あの路地裏って前に……」

加蓮「りゅーすけが嗅ぎ付けた場所、だよね。マジカ団の…雨のラボがあったトコ」

肇「マジカ団が…?」

ネネ「じゃあ、また何か事件でしょうか……」

忍「気になるなら、とりあえず聞いてみればいいんじゃない?ほら、警備員さんいるし。すみませーん」タタタッ

ネネ「あ、そんないきなり…」

未央「いや……案外適任はしのむーかも…」

ネネ「えっ?…どうしてそう思うんですか?」

未央「いやぁ、あの帽子とコート、いかにも刑事っぽいじゃん」

加蓮「ああ……確かに……」

ネネ「えっ……絶対違う……」


752: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:29:42 ID:7To

新人警備員「おお、もしや貴方は刑事殿!お疲れ様です!」

忍「う、うむ!報告を!」←本当に間違えられた

ネネ「だから待ってちがもごご」

加蓮「ちょっとゴメンね口塞いじゃう」

ネネ「むー、むー」ナミダメ

肇「少しかわいそうな気もしますけど…」

ネネ「ぷはっ……後でにっが~いドリのみジュースですからね、加蓮さん!」

加蓮「ご、ごめんってば!ほら、忍帰って来たし、ね?」

拗ねるネネ「むー……」クスン

加蓮(こういうトコ妹キャラっぽいんだよね~…)


753: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:30:30 ID:7To

未央「で、何て?」

忍「それがさ、この先にあった小さな施設が、まるで握りつぶすみたいな壊され方されてたとかって…」

未央「に、握りつぶす??」

忍「うん、人は誰もいなかったみたいだけど…ガレキとか壊れた機械がいかにもそんな感じなんだって」

未央「ほえー……都会は物騒だねえ…」

加蓮「いや…マジカ団に関しては都会も田舎も関係なくない…?」

ネネ「あの、ところで向こう側から誰か手を振っていますけど……」

加蓮「え?……あの人!」

美世「おーい!」フリフリ
hrdmy15

未央「街頭ビジョンのお姉さん!!」

加蓮「迎えが来るとは聞いてたけど、早くない……?」

肇「私、てっきり9時の街で合流するのかと……」

美世「いやぁ、良かった見つかって…話を聞いて、居ても立ってもいられなくてさ。あ、早速だけど、もう動ける?マギアシティに用事ない?」

加蓮「まぁ、特別用があるってわけでもないけど……」

加蓮(お母さんに顔見せておきたかったけど、皆で行くとあの人、私の事で何言い出すかわかったもんじゃないし…いっか、全部終わってからで…)

美世「良かった!じゃあとりあえずこっちの方から列車乗って、街に着いたらクルマ出すから♪」ウッキウキ

未央「な、何だか凄くウキウキしていらっしゃる…?」


754: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:31:04 ID:7To

美世「えへ、ジムのお仕事や何やかんや忙しくて、クルマ飛ばせるの久しぶりだからさ~♪ あ、もちろん安全運転第一だから!」

ネネ「あの、すみません、そう言えばお名前をまだ……」

美世「ん、アタシ? アタシはクロノシティジムリーダーの美世!四天王の拓海ちゃんと同じ出身なんだ」

忍「師匠と…!?」

美世「聞いてるよ~、何でも愛弟子が出来たとかって!その辺りの話も行きながら聞かせてね♪」

忍「は、はい!こちらこそ、よろしくお願いしますっ!」

ジラーチ【何か、一気に暑苦しくなった気がするね】

未央「あ、あはは……確かに、思った以上にアツいお人みたいだけど…でも、悪い人じゃなさそうじゃない?」

加蓮「うん、悪巧みできなさそうではあるね」

肇「お二人とも……流石に失礼では……」

加蓮「だって、まだ手放しで信用できる程の仲でもないでしょ」

未央「相変わらずかれんさんはドライだなぁ……」

加蓮「……まぁ、好きでドライな人間やってるわけでもないけど、さ」

ジラーチ【損な役回りだね、彼女も】

未央「そだね。……案外何となく、私と近いのかも」

ジラーチ【それは…まぁ…違うとも言い切れない、か】


755: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:31:31 ID:7To

未央「あり、珍しく素直に…」

ジラーチ【色々見てきたからね、キミ達の事は】

未央「…かれんが無理してたら、支えてあげたいな、私」

ジラーチ【いらぬお節介にならないよう、気を付けなよ。彼女もそこまで弱くないんだから】

未央「うん。わかってる」

未央(そして、そこまでお互い強くないのも…わかってるから)

『ん間もなくゥ、列車が到着致します あ列車がぁ、到着ぅ、致します』

忍「あ、列車来るよ皆、急がないと!」

加蓮「忍、路線間違えてる、そっちメーヴェ行きだから戻っちゃうよ」

忍「えっ」

ネネ「都会って路線複雑ですよね……私、初めてマギアシティに来たときはトロちゃんに乗ってだったので…色々びっくりしたのを覚えてます」

肇「いずれじっくり観光して回りたいものですね、皆さんと」

美世「みんな~、乗り口こっちだよ~!そろそろ列車来ちゃうからね!」

忍「え、あ、ホントだ、あっちが今から乗る方の乗り口だ……よく見たら普通に書いてあるし……」


756: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:32:02 ID:7To

未央「色々ごちゃごちゃしてるからわかんなくなるよねぇ」

加蓮「ティリオタウン行き……か。あまり長く留まりたくない街だなぁ……」

未央「およ、どうして?」

加蓮「マギアシティの裏の街って言われてる場所でね。産業廃棄物や汚水処理施設、工場地帯だったり……まぁ早い話、あまり空気がよくないんだよね」

ネネ「最近は技術が進歩したおかげで、多少改善したと聴いていますけど……やっぱりどうしてもやむを得ない部分はありますよね」

美世「あ、でもね、毒タイプのポケモンとか、可愛い子達がうようよしてるんだよ。ドガースとか、モルフォンとか。まぁでも全然悪い子達じゃないから安心していいよ!」

ネネ「大丈夫です、万が一毒状態になったら私、治せますから。ほら、毒消しのモモンのみもこんなに!」

忍「工場地帯かぁ。アタシは3匹目のポケモンが見つかれば嬉しいんだけどなぁ…」

肇「そうですね、後3匹目が揃っていないのは忍ちゃんだけですもんね」

忍「今更毒タイプってのもちょっと迷うけどね。ここまで来たら格闘タイプで!」

未央「何にしても、新しい街だもんね。色んな子と出逢いがあるといいなあ…」


757: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:32:18 ID:7To

加蓮「未央はその前にちゃんと身体治すこと。中途半端に治して無理すると一番長引くんだから、焦らずゆっくりね」

未央「……おお……かれんさんの優しさが心に沁みるぜぃ…」

加蓮「あのね……」

※かくして一行はマギアシティから9時方向の街、ティリオタウンへと進路を取る。

目的地は更にその先の温泉街、クロノタウンだ!


758: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:32:39 ID:7To

~以下おまけ・一コマ劇場~

~ある日のポケモンセンターにて~

TV『きのみから作られるお酒を実際に作ってみようという……ズリのみやブリーのみを踏んでいくんですね』

アマちゃん「マジョマ…」ゴクリ

ネネ「…お酒、もしかして興味あるの?」

アマちゃん「マジョ」

ネネ「…将来、私が大人になったら、この体験コースで一緒に作って飲みに行こっか」

アマちゃん「ママー♪」スリスリ

ネネ「あ、こら……誰も見てないわよね…?」

※アマージョになっても実は甘えんぼ。
普段皆でいる時には見られない姿ですが。


759: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:33:00 ID:7To

~別な日のポケモンセンターにて~

まろ「チシュッ」クシュン

加蓮「まろ……アンタね……」

未央「うおっ、まろの羽根が絞った雑巾のように…」

加蓮「さっき好物のきのみくわえて池の中覗いたんだって」

まろ「チシュッ」クシュン

加蓮「…で、水面に映った自分のくわえたきのみをとろうとして、じゃぼん……どこまでくいしんぼなんだか…」ハァ…

未央「な、何か童話みたいな話だね…」

まろ「チシュッ!」クシュン


760: ◆6RLd267PvQ 19/08/08(木)15:33:13 ID:7To

※こんな1幕もありつつ、旅はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。

続く!


転載元:シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1562165347/

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