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トップページモバマス > シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー第21話Aiming for heights! Of the arena.

816: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:04:01 ID:Kqf

※加蓮達がクロノジムに挑戦した日の朝、忍はクロノ格闘道場で厳しい修行に励んでいた…。

Side 忍

忍「発勁!」
kdsnb30

オウリン「リオッ!」ブオン!

ワンリキー「リキッ!」バシッ ビリビリ…

有香「一本!この試合、それまで!」
nknyk22

忍「はぁ……はぁ……」

オウリン「リオッ…」

有香(連戦で随分消耗している…かなり善戦しているけど、流石にそろそろ限界かもしれない…ならば)

有香「次、前へ!」

エビワラー「シャッシュッ」シュシュ!

忍「…強そうなポケモン…けど、負けられない!」

オウリン「リオッ!」

有香「始めっ!」

エビワラー「シュッ!」シュン…

忍「は、早いっ……」

オウリン「リオーッ!」ペシン! バタン…

有香「勝負アリ、ですね。低威力先制技のバレットパンチすら、マトモに受けきれない…おそらく、体力の限界です」

忍「うっ……」バタン

有香「あ、あの!?大丈夫ですか!」

忍「………」キュルルル…

有香「あ……これは……」

忍「お腹がすきました……」キュルルル…

~~~~~


シリーズスレ
シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー
第2話 Why does it rain so much?
第3話Cats are not as sweet as they look.
第4話Find My Way Because I'm Not Alone.
第5話Flame flower roll storm.
第6話Melody played by the wind.
第7話Princess of temptation to dance.
第8話Trial of the Fountain Lord.
第9話Endurance battle of the city of the cliff.
第10話Flower festival and sweet honey.
第11話Unseen ambitions and the secret of fists.
第12話After the rain, the clouds smile.
第13話A glimpse of peace and conspiracy.
第14話Sparks burst on the water surface.
第15話Shooting stars hidden by clouds.
第16話Angry dragon and desert battle!
第17話for the family. City battle of the sun!
第18話Old stories about the clock tower.
第19話Aiming for a hot spring town. Arrival, industrial city.
第20話Burning spirit! Go wild.

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817: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:04:22 ID:Kqf

有香「すみません、急だったので、ありあわせで卵焼きとお味噌汁くらいしか…」

忍「ん~ん、美味しい、空きっ腹にしみる……」ガツガツガツ

有香「あの、あまり急いで食べると胃がびっくりしてしまいますよ?」

忍「大丈夫大丈……うっ」

有香「ほら……」

忍「ちょっとゆっくり食べます……軽く吐きそうになった……」モグモグ

有香「……それにしても、ご飯も食べずにいきなり道場破りだなんて尋常じゃないですよね……良ければ理由を聞かせて貰えないでしょうか」

忍「…ん。実はさ…」

~~~~~


818: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:04:45 ID:Kqf

有香「成程、クロノジムでバッジを手に入れたら、忍ちゃんもジム戦への参加資格を得る事に…」

忍「そ。皆凄く強いからさ、アタシも選んで貰えるように頑張らなくちゃなって」

有香「それで、焦っていたんですね……ですが、勝負の道は1日にして成らず、です」

忍「ん…? …何かそのコトワザ微妙に違うような…」

有香「と、とにかく!付け焼き刃で身に付けた力だけでは、実戦には通用しませんから…でも、そう言う意味では忍ちゃんもリオルも中々の筋の良さ…もしや、誰かに師事したりしていたのですか?」

忍「あー、うん。四天王の拓海さんに色々と…」

有香「拓海さんに!? 拓海さんって、あの拓海さんですよね!?」

忍「あ、そう言えばクロノ出身なんだっけ、拓海さんって…」

有香「いえ、それ以前に四天王直々に稽古を付けて貰えるなんてそうある事では…特に今は色々とたてこんでいると聞きましたし……」ハッ

有香(そんな中で時間を割いて特訓する程の何かがこの忍ちゃんにはある、と……?)

忍「……ふう、大変美味しゅうございました……ごちそう様でした」

有香「………」フーム…

忍「……って、有香ちゃん?おーい…」フリフリ

有香「はっ、あたしとした事が思想に没入して我を忘れて……!」

ごちそう様するオウリン「リオッ」パンッ

真似するツガル「ケンカニ?」ポコン


819: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:05:03 ID:Kqf

忍「よし、みんな食べ終わったみたいだね。じゃあ後片付けしたら、早速特訓を…」

有香「待ってください、あの、食後いきなり身体を動かすのは非効率ですし、体にも毒ですから…。適度な休息あってこそ、丈夫な筋肉は作られるものなんです」

忍「休息……かぁ…でも、ジッとしてるだけって言うのも……何だかなあ…」

有香「でしたら、腹ごなしの散歩も兼ねて、温泉になど入られて来てはどうでしょうか?」

忍「温泉……あっ、そう言えば色々あってまだマトモに温泉に入れてなかった気が……」

有香「それは勿体ないです!この街の温泉は傷や疲れにも効果がありますし、体力回復にはうってつけなんですよ」

忍「へえ……そっか、温泉でなら短時間でも身体を休めることができるんだ……」

有香「それと、お勧めはお風呂上がりにポケモンのマッサージや毛繕いをしてくれるサービスですね。これがあるのとないのとじゃ、ポケモンの戦いでのコンディションもまるで違いますから…特に、肉弾戦主体の格闘ポケモンであるなら、必須と言っても過言ではないかと!」


820: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:05:17 ID:Kqf

忍「有香ちゃんがそこまでお勧めしてくれるなら……うん、ちょっとみんなで行ってみようかな、温泉!」

オウリン「リオリオッ!」

ツガル「ケンカ!」

有香「あたしは道場を空けるわけには行かないので一緒には行けませんが…是非、ゆっくりして来てください。道場はこの通り、逃げたりしませんので!」

忍「うん、色々ありがとう。よっし、温泉だ温泉だ~!」

~~~~~


821: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:05:39 ID:Kqf

Side 未央

※ボルケニオンに連れられ、険しい山道をひとっ飛びした未央は、山奥の秘湯で身体を癒やしていた…。

未央「いやぁ……心がぽかぽかしますなぁ……」チャプン…
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顔を洗うりゅーすけ「バウリュッ」バシャバシャ

砂に潜るガブりん「ガブルル…」フー…

お湯を雨にするめりゃめりゃ「メルー」シャワーー

未央「お風呂の入り方ひとつとっても、みんな違ってて面白いなぁ…っていうか、考えてみたらこれ、混浴露天風呂だね」アハハ

ジラーチ【呑気だなぁ、怪我を負わされたガブリアスとも一緒にお風呂だなんて】

未央「いいの、ジラちんは黙ってて」

ジラーチ【はいはい】

未央「私が怖がってたら、ガブりんも心を開いたりしてくれないでしょ? それにあの逆鱗だって、私達を傷付けるつもりで使った技じゃないんだもん。ホントは誰かのために怒ることができる、優しい子なんだよ、ガブりん」

りゅーすけ「バウリュ」コクン

めりゃめりゃ「メルメラ♪」

ガブりん「フ…フーン」テレリ


822: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:06:11 ID:Kqf

未央「あは、ガブりんが照れてる♪ あー……極楽極楽……」

ボルケニオン『オイ小僧、随分長湯じゃねえか』ノッシノッシ

未央「ボルじい、女の子のお風呂中に覗きはよくないぞー」

ボルじい『ケッ、誰が好き好んでニンゲンの裸なんか見たがるかよ。そうじゃなくて、浸かり過ぎって言ってんだ』

未央「ほえ?」

ボルじい『回復効果が高い特別な湯だからな。あんまし浸かりすぎると過回復で肌がグズグズになっちまうんだよ』

未央「うええっ、は、早く言ってよねボルじい!?」ザバァッ

ボルじい『普通ならとっくにあがって来る時間だからよ、つい言いそびれちまったんだ。こうして言いに来ただけ有難いと思うんだな』ハハハ

未央「むー、ボルじいってば、性格悪いなぁ」プクー

ボルじい『老獪結構だ、伊達に長生きしちゃいねえよ』

未央「いやぁ、どっちかと言うとちょっと物忘れのケがあるのでは…?」

ボルじい『誰が年寄りだ誰が!』ブシュー!

お湯かけられた未央「ぶぱばばば!」

ジラーチ【言わぬが花だよ、未央】

ボルじい『ジラーチのボウズの言う通りだ、口は災いのモトって言うだろ』

ジラーチ【……誰がボウズだって?】

ボルじい『あん、やるか?言っとくがこっちはこの手で山ひとつぶっ壊した事もあるんだぜ』

ジラーチ【それくらい何さ、こっちだって隕石のひとつふたつ落とせばそれくらい…】

ボルじい『ならその隕石をお前のいる場所まで弾き返してやるよ』

ジラーチ【それじゃあこっちは弾く水が切れるまで隕石を】

未央「子供のケンカかっ!!」

ジラーチ【未央は黙ってて!】

ボルじい『小僧はだぁってろい!』

りゅーすけ「バウリュ…」ヤレヤレ


823: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:06:35 ID:Kqf

ガブりん「ガブブブ」クスクス

めりゃめりゃ「メラメル?」

ガブりん「ガブ」ハッ

未央「あ、ガブりんが笑った!」

ボルじい『へえ、いい顔できるじゃねえか、ガブリアスの嬢ちゃんよ』

ジラーチ【笑われたのは気に入らないけど、ずっと険しい顔してるより千倍素敵だよ】

未央「うんうん♪ねぇガブりん、私、ガブりんの特訓も一緒にしたいなぁ」

ガブりん「ガブル?」

ジラーチ【いいんじゃないかな。特に、逆鱗を使うならトレーナーがうまくフォローする必要もあるからね】

未央「逆鱗かぁ……あの技を使わなきゃいけない場面って、そうそう来るとも思えないけど……でも、確かに、使いこなせたら強力な武器だよね!それに…メガシンカの事もあるしさ」

ボルじい『ジムを巡っての旅だと聞いて、そうだろうとは思ったが…ケッ、お前みたいな小僧がドラゴンのメガシンカをねぇ…そんなんで逆鱗なんか使わせたら、トレーナーの小僧諸共に周り全てを灼き尽くしちまうだろうよ』

ガブりん「ガブ…?」ビクッ


824: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:06:59 ID:Kqf

未央「大丈夫。そうならないための特訓だもん。いきなりメガシンカなんか使わないし、まだまだ旅は長いんだからさ♪ ゆっくり少しずつ慣らしていこうよ、ガブりん♪」ナデナデ

ガブりん「ガブル♪」

ジラーチ【また手袋もしないで鮫肌を直接……】

未央「こうしてゆっくり撫でる分には大した傷にはならないよ、ざらざらしてちょっと気持ちいいくらいだし、へへ」ナデナデ

ボルじい『ほお……心根だけはいっちょ前に小娘ってとこか』

未央「ボルじい、男だの女だのって…イマドキ流行らないんだよ、そういうの」

ボルじい『こちとら何万年と生きてんだ、今更そう簡単に考え方を改められるかよ。それにな、女だろうが男だろうが、やるヤツはやるし、やらねえヤツはやらねえもんだ。大事なのは呼び名じゃねえ、中身だろ』

未央「むう、そうは言うけどさあ……へくちっ!」

ボルじい『少なくともそうやって平気で素っ裸で突っ立ってるヤツを手放しで女呼ばわりしたかねえやな、風邪引かないうちにサッサと服を着るんだな』

未央「へーい……うう、つい夢中になってしまった…けど、覗く人なんて誰もいないしさ」

ジラーチ【それ以前の問題だと思うんだけどね……】


~~~~~


825: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:07:21 ID:Kqf

Side 忍

~クロノ温泉~

忍「はぁ………! 久々に人心地って感じするよ……」

オウリン「リオー…」

ツガル「カニー…」

忍「思えば本当に今まで色んな事があったからなぁ……プロセウタウンに流れ着いて、芳乃ちゃんや拓海師匠、スイクン様に鍛えて貰って……」

忍「マリータ峠の特訓……加蓮ちゃん達が来るまでは、ひたすらあそこで毎日……」

忍「……そう言えば、オウリンに出逢ったのも……」

~~~~~


826: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:08:40 ID:Kqf

※加蓮達のプロセウ到達より数日前………。

~マリータ峠~

拓海「いいぞ、もっと打って来い!コイツを倒すまで昼メシは食えねえと思え!」
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忍「く……それは辛い……! よし、ツガル、ドレインパンチ!」

ツガル「マケーン カーッ!」

受け止めるバンギラス「バンギラッ!」ガシッ

ツガル「マケッ!?」

忍「止められた…!?」

拓海「へっ……技の選択は間違ってねえよ。確かに、アタシの蛮鬼羅衆(バンギラス)に格闘技は効果抜群だ」

蛮鬼羅衆「ギーラッ!」ベシィッ

ツガル「カニィイ!」バキッ

忍「ツガル!」タタッ


827: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:09:00 ID:Kqf

拓海「ただ、体格差ってモンを考えねえとな。いいパンチだったが、そんなんじゃコイツは倒せねえぜ」

蛮鬼羅衆「バンギラァ!」ウオオォ!

忍「体格差ったって……一体、どうすれば…」

ツガル「ケンケン!」ポコポコ

忍「泡……クラブハンマーで…? けど、ただ弱点を突いてもそれだけじゃ倒せな……」ハッ

拓海「どした、敵は待っちゃぁくれねえぞ!蛮鬼羅衆、『馬鹿力』だ!」

蛮鬼羅衆「バァンギラァア!」ダダダダッ

忍「ツッコんでくる……!よし、ツガル、バンギラスの足元にクラブハンマー!!」

ツガル「ケンカニ……マッケーン!」ポコポコ……ボコォッ!

蛮鬼羅衆「バギラッ!?」ツルツルツル!

拓海「なっ……クラブハンマーの泡で足場を!?」

蛮鬼羅衆「バギャッ!」スベッ ドシン!

忍「……やった、倒したーっ!!」

ツガル「マケンマケン!」

拓海「かぁ~っ……一本取られちまったか……確かに『倒され』ちまったな、蛮鬼羅衆」

蛮鬼羅衆「バンギラァ…」ムクリ


828: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:09:23 ID:Kqf

忍「体格差とパワーがあるなら、それを利用して思いっきり転ばせてやればいい……いきあたりばったりな作戦だったけど、うまくいったね、ツガル!」

ツガル「ケンケン!」

拓海「確かに、直接攻撃するだけが喧嘩じゃねえ……っても、ハハ、ったくよ……コイツは悔しいな、蛮鬼羅衆」

蛮鬼羅衆「ギラッ」コクン

忍「師匠、お昼!食べていいですか!」キラキラ

ツガル「ケンケン!」キラキラ

拓海「…へっ、わぁーったよ。今日はオゴリにしてやる。街に降りンぞ!」スタスタ

忍「やたっ……! 何食べよっかなあ……」

ツガル「カニー!」

忍「ええ、カニはちょっと…共食いになっちゃわない…?」

ドゴオオオン!

忍「な、何っ!?」

ツガル「ケン!?」


829: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:09:41 ID:Kqf

拓海「おー、始まったか。そういやもうそんな時期なんだな…」

忍「そんな時期、って…?」

拓海「説明より見た方が早え。飯は後だ、行くぞ忍!」タタッ

忍「ま、待ってくださいよ師匠~っ!アタシもうお腹ペコペコで…師匠~っ!」タタッ

~~~~~

~マリータ峠・闘技のくぼみ~

拓海「おお、やってんな……」

忍「師匠、やってるって何が……?」ソーッ

ボカアアアン!

忍「うひゃっ……!」ビクッ

拓海「……勝負、あったか…?」

忍「なに、勝負……?」


830: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:10:06 ID:Kqf

※岩陰から奥の広場を見ると、土煙の向こうにポケモンがいる様だ……。

リオル「リオッ……」ググ……

ドテッコツ「テッコ!」

拓海「ドテッコツとリオルか……もうほとんど勝負は付いてるみたいだな、ありゃ」

忍「あの、これって……」

拓海「ここはこの山の野生ポケモン達の闘技場なんだよ。月に1回、この山のポケモンのテッペンの座を賭けて、ああやってタイマン張って勝負するんだ」

忍「山のポケモンの…闘技場………」

ドテッコツ「テッコー」ズンズン

※ドテッコツは勝負に満足して去っていった…。

忍「あ、あれ、帰っちゃうの…?」

拓海「高みを目指すヤツもいれば、やり場のないエネルギーを発散させに来るやつもいるってこった。それよか……あのリオル、まだやる気みてぇだな」

リオル「リオッ!」ピョンコ

アサナン「ナンナンナン!」

忍「あの子が次の相手…になるのかな…見たとこ、体格差もあまりないし互角に戦えそうだけど…」

拓海「確かに、さっきのドテッコツみたいなデカさはねえけどな。アイツはアサナン…格闘タイプの他にエスパータイプも持ってやがる…タイプの相性だけで言えばあのリオルは完全に不利だ」

忍「そんな!さっきの戦いの疲れだってあるのに…」


831: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:10:42 ID:Kqf

拓海「だからだろうよ、弱ったトコを叩き潰しに来やがったんだ。……強ぇえ奴が生き残る、野生の掟ってのは非情なモンだ」

忍「……野生の、掟……」


リオル「リオーッ!」ダッ

アサナン「……ナンッ」クイッ…

忍「あのポーズは……?」

拓海「『ヨガのポーズ』か………ありゃ攻撃力を高める技だ…突っ込むのはいいが、強烈なのを貰っちまうかもしんねえな」

リオル「リオッ……」ブオン ブオン

アサナン「ナンッ?」

忍「リオルの手が青白く光って……」

拓海「『発勁』っつー技だ。打撃で相手の体内に衝撃を与えて攻撃する……とか何とかって、知り合いの道場やってる奴に聞いた事があるな…」

リオル「リオッ リオーッ!」バシッ!バシィッ!

アサナン「ナンッ……! ナナナンッ!」ブオン…

忍「相手のアサナンも同じ技を!」

拓海「やべえな…アレが入ってマヒにでもなったら…」

アサナン「ナーンッ!」ギュオッ

リオル「リオ……」フォン……

忍「リオルの手の光が消えた…? そんな、諦めちゃダメだよ…!」

拓海「いや! …よく見ろ…!」

忍「え?」


832: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:11:12 ID:Kqf

拓海「アイツのあの瞳はそうじゃねえ…勝負を捨てた奴はあんな強えぇ瞳をしたりしねえよ」

リオル「リオ……」ザッ

アサナン「ナンナーンッ!」

バシッ………! ドスッ!

……ヒュウウウ……コロコロコロ………

アサナン「……ナンナン……」ドサッ

リオル「……リオッ…」ガクン……ピリピリ……

忍「凄い……あの状態で敢えてアサナンの技をまともに受けて……逆にカウンターで倍返しにするなんて……」

拓海「肉を切らせて骨を断つ……か。けど、マヒっちまってんな……」

忍「流石にこれ以上は無理なんじゃ…どこかで体を休ませないと……」

「チャブー!」バサァッ!

忍「えっ、何!?」

拓海「アイツは…ルチャブルか! マズいな、飛行タイプ付きの格闘ポケモンだ…今攻撃されたらひとたまりもねえぞ!」

忍「……もう、黙って見てらんないっ!」ダッ

拓海「あ、オイ忍!!」

忍「戦いには水をさしちゃうかもだけど…これじゃただのリンチみたいなものでしょ!……ツガル!」ボウン!

ツガル「ケンケンッ!」

リオル「リオッ…?」

ルチャブル「チャブ……チャーブ!」ピョイーン!

忍「なっ、逃げた!?」


833: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:11:36 ID:Kqf

拓海「バカ野郎、上から来るぞ!」

忍「っ!?」

ルチャブル「チャーブッ!」バサッ バサッ……ギュンッ

拓海「ありゃ『フライングプレス』か!あんなワザマトモに食らっちまったら…クソ、アタシらも加勢に…」グッ

忍「……一歩も引かない、守り通す…」スウーッ…

ツガル「カニ…!」

拓海「忍…」

リオル「リオ……」ピリピリ

忍「師匠が教えてくれたんじゃないですか…!だからアタシ達は……!」

ツガル「ケン……カニ……」バチチチチチ

拓海「……へっ、アタシとした事が取り乱しちまったか」ドサッ

拓海「キメろ、忍、ツガル!!」

忍「はい!! ツガル、カウンターの『かみなりパンチ』っ!!」

ツガル「マケーンッ!!」ギュオッ…

バチイッ!

ルチャブル「チャブブブブッ!」バリリリリリ!

リオル「リオッ……!」

忍「……これで……終わり! 『グロウパンチ』!」

ツガル「ケーンッ!」ヒュッ!

ドゴシャアアア………

~~~~~~


834: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:12:00 ID:Kqf

リオル「リオ…?」ムクリ キョロキョロ

芳乃「ややー、お目覚めのようですねー。」
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リオル「リオッ?…リオリオ?」キョロキョロ クイクイ

※包帯まみれの自分の体が気になるようだ…。

忍「リオル!良かった……元気そう…!」

リオル「リオー」

拓海「ああ、流石にあの後急にぶっ倒れちまった時はビビったけどな…大した根性だぜ、ったくよ」ヘヘッ

リオル「リオッ」ペコリ

※リオルは体全体で大きく頭を下げてきた…。

忍「でも、一体何で急に倒れたりなんか……」キュルルルル……

リオル「リオッ?」キュルルルル……

忍「……あー……もしかして…」

拓海「はははッ、そうか、そういやアタシらもメシ食ってなかったもんな!お前ェも腹が減ってたのか、リオル」ヨシヨシ

リオル「リオッ」

忍「うう、勝負に見入って空腹なんて頭から飛んじゃってた……恥ずかしい…」

芳乃「夕餉の支度ならできておりますよ~。今日は良い貝のお出汁がとれまして~。」

拓海「お、いいな!そんじゃメシ奢んのはまた次にして、今日は芳乃んちで飯にすっか」

忍「うん、もうお腹すいて動けないです師匠…」キュルルルル

リオル「リオッ…」キュルルルル


835: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:12:14 ID:Kqf

芳乃「ではでは~。皆で夕餉をいただきましょー。海の恵みに感謝いたしますー。」パンッ

拓海「おう、そんじゃ早速」パンッ

まねっこリオル「リオッ」パンッ

皆「「「いただきます!」」」「リオッ!」

~~~~~


836: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:12:30 ID:Kqf

※時は戻り、現在。ここは、クロノ温泉…。

忍(あの後…師匠がリオルの事すっかり気に入っちゃって、『王に臨む者…』『王臨(オウリン)』の名前をリオルに付けたんだっけ)

オウリン「リオッ…」ポカポカ

忍「……ふふっ。ありがとね、オウリン。アタシと一緒に旅してくれて…さ」

オウリン「リオリオッ!」

忍「さてと、すっかり長湯しちゃったけど、マッサージと毛繕い…だっけ」ザバッ

忍「今度こそ、有香ちゃんとこのエビワラーをぎゃふんと言わせちゃうんだから!」

オウリン「リーオッ!」

~~~~~~


837: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:12:57 ID:Kqf

※そして、クロノ道場。

有香「来ましたね…うん、良い気の流れを感じます。これなら、そろそろじゃないでしょうか」

忍「そろそろ…って?」

有香「まぁまぁお気になさらず! ひとまず、忍ちゃんにはこれを進呈します!どうぞ!」

忍「これは…?」

有香「三節棍です。折りたたんでありますが、繋げれば一本の棍として使えるはずです」

忍「えと、それはありがたいんだけど……何で棍棒?」

有香「それは……説明よりきっと、戦いの中で掴める筈です、さあさあ!」

エビワラー「シャイッ」シュシュッ

オウリン「リーオッ」ペコリ

忍「よし……それじゃ行くよ…!オウリン、まずは発勁で……」

オウリン「リオリオッ リーオ!」カッ……!

忍「えっ…?」

有香「やはり、温泉で懐き度が上がった様ですね…!先に棍を渡しておいて正解でした!」

ルカリオ「クワンヌ!」

忍「懐き進化……!えっ、じゃあそのために温泉に……?」

有香「拓海さんが認めたお相手なら、あたしも礼を尽くして鍛え上げなければと思い……半ば騙すようにして温泉に行かせちゃいましたけど」

オウリン「クワヌ…?」キョロキョロ

オウリン「クワンヌ!」ブオン……!


838: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:13:20 ID:Kqf

有香「出ましたね、波導の骨剣、『ボーンラッシュ』…本来ならガラガラなど、骨を用いるポケモンが使う技ですが、ルカリオは自分の波導でそれを作り上げてしまうと聞きます」

忍「新しい力……じゃあ、この棍は、もしかして……」

有香「さあ、集中して下さい!意識が途切れると連続技が途中で途切れてしまいますよ!」

忍「……何となくわかった…!この棍で、アタシも同じ動きをすれば……!」ガチャッ

エビワラー「シャアッ!」シュン

棍を前に出す忍「骨で受けて!オウリン!」サッ!

オウリン「クワンヌ!」ガキンッ

忍「よし……行くよ、『ボーンラッシュ』!」

オウリン「クワンヌ!」ダッ

忍「突いて!」シュッ

オウリン「ワヌッ!」ガッ

エビワラー「シャイッ」ガキンッ

忍「払って!」

オウリン「クー!」ブォン

エビワラー「シャイッ!」ベシッ

有香「体勢を崩した……今です!」


839: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:13:44 ID:Kqf

忍「上下2連突き!!」シュッ シュッ!

オウリン「ワン ヌッ!」ドッドッ!

エビワラー「シャアッ!」フラッ…

忍「トドメ……振り下ろしからの『波導弾』っ!!」

オウリン「クワンヌ!!」ゴウッ!

エビワラー「シャイッ」ガキンッ!

オウリン「ワヌヌヌ……!」シュオオオオ…

有香「うまい……振り下ろして連撃を終わらせた直後に、波導で作った剣をそのまま波導弾に転換させた……!」

忍「これなら防ぎきれないでしょ…!撃って、オウリン!」

オウリン「クワーヌッ!!」バシュウッ

振り返るエビワラー「…シャイッ?」

有香「はい、全力で砕いてください!」

エビワラー「シャアア……」メラメラ…!

※エビワラーのほのおのパンチ!

エビワラー「シャラアッ!」シュッ……

ドシュウウウ……!


841: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:15:41 ID:Kqf

エビワラー「シャイッ……シャイッ……」フーッ…フーッ…

忍「ほとんど防がれた……何て守備力……!」

有香「……よくやってくれました、エビワラー。怒涛の6連撃さえも凌ぎ切るその手腕……お見事です」スッ

エビワラー「シャイッ」コツン

※有香とエビワラーは拳を交わした…

有香「……そうですか。あなたがそう思うのなら…それが一番だとあたしも思います」

エビワラー「シャイッ」コクン

忍「……?」

有香「忍ちゃん、どうかこのエビワラーを、旅の仲間に連れて行って貰えませんか?」

忍「えっ、い、いいの…?」

エビワラー「シャイッ」

有香「たった今、拳を交わして気持ちを知ることができたんです。この子はあなた達が気に入った様で…」

エビワラー「シャイッ」スッ

オウリン「クワンヌ!」コツン!

忍「……そっか…。なら、アタシも!ツガル!」ボウン

ツガル「ケンケンッ」

忍「よいしょ!」ヒョイッ

ツガル「ケン」コツン

※忍はツガルの拳が届くように抱えてあげた…。


842: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:16:09 ID:Kqf

有香「どうか頑張ってください。ジム巡りの旅の武運を、祈ってます!」

忍「うん…アタシ、しっかり仲間達と戦い抜いてみせるよ…!ありがとう、有香ちゃん」

有香「はい! ふふっ、何だか、弟子というか、妹ができたみたいで、ちょっと嬉しいですね、こういうの」

忍「へっ、妹?」

有香「拓海さんからさっき連絡がありまして。話を聞く限り、あたしの方が2つ歳上だとか…」

忍「へえ……歳上………歳上!?!?」

有香「そ、そこまでびっくりしなくても……確かにあたし、ちっちゃいからそうは見えないかもですけど…」←149センチ

忍「いやいやいや、それなのに何だか馴れ馴れしくしちゃって有香ちゃんだなんてアタシってばもーっ、ホントうっかりしてるんだからっ!」

オウリン「クワンヌ…」ヤレヤレ

有香「どうぞお気になさらず。慣れていますので、一応…」


843: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:16:33 ID:Kqf

エビワラー「シャイッ」

有香「……あ……そう言えば、エビワラーにも何か呼び名があった方が良いかもしれませんね」

忍「え…、ニックネームって事?……そっか……えと、それじゃあ…うーん……」

有香「『ムツ』と言うのはどうでしょうか。あのルカリオの6連撃すらも凌ぎ切る守りの力、その数を冠してムツと…」

忍「ムツ……ムツ……うん、何だか不思議としっくり来るかも!よろしくね、ムツ!」

ムツ「シャイッ」

忍「よーし……この先も頑張って、一歩ずつ努力を重ねていかなくちゃ…!教えてもらったこと、絶対に役立てて見せるからね!有香ちゃん!」

有香「はい!」

忍「あ……アタシまた有香ちゃんだなんて…あはは…」

有香「ふふ、無理に変えないで大丈夫ですから。親しみやすさが伝わってきますし、歳上と言っても2つしか離れてないわけですし」

忍「ゴメンね、フォローまでさせちゃって…あ、そうだ……ジム戦、どうなったかな……」

有香「もう道場も閉める時間ですし、ジムまで送って行きますよ。色々と、旅のお話も聞きたいですし……」

忍「ホント?助かるよ、来たばかりの街だから迷子になっても大変だしさ……えと、それじゃあ何から話そうかな~、えーと……」


844: ◆6RLd267PvQ 19/08/30(金)12:16:46 ID:Kqf

※かくして、二人目の師匠、有香から新たな力を会得した忍達。この時、未央もボルケニオンと仲間達のもとへ向かっており、前回の話のラストへと繋がるのであった。

ついに忍も3体目の仲間を手持ちに加え、これにて旅のメンバーは出揃った事に。

果たしてこれから先、どんな戦いが待ち受けているのだろうか!

続く!


転載元:シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1562165347/

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