132: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 20:23:39.42 ID:zO6oBY+W0
幸子「....」

幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....昨日とそれ以前を比べると)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....つまり)」
幸子「(ボクはスロースターターなんですね!)」フフーン
幸子「(今日も今日とて行きますよ!)」バーン
何をする? >>133
133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 20:24:14.58 ID:/1MjLIzKO
山梨りんごをアピール
前スレ
【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」1日目~3日目
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136: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 20:46:29.58 ID:zO6oBY+W0
幸子「(山梨りんごをアピールしましょう!)」
幸子「....」
幸子「(....そうなると)」
幸子「(りんごのプロを呼ぶしかありませんね....)」
幸子「(山梨りんごといえばあの人ですね!)」
あかり「それで私....」

幸子「ええ、あかりさんはりんごのプロであるとありすさんから聞きまして」
あかり「プロだなんて....照れるんご////」
幸子「あ、そういえばおめでとうございます」ペコ
あかり「ありがとうございます」ペコ
幸子「....」
幸子「(....そうなると)」
幸子「(りんごのプロを呼ぶしかありませんね....)」
幸子「(山梨りんごといえばあの人ですね!)」
あかり「それで私....」

幸子「ええ、あかりさんはりんごのプロであるとありすさんから聞きまして」
あかり「プロだなんて....照れるんご////」
幸子「あ、そういえばおめでとうございます」ペコ
あかり「ありがとうございます」ペコ
137: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 20:47:01.70 ID:zO6oBY+W0
幸子「それでですね」
幸子「今回は、山梨りんごをアピールしたいんですよ」
あかり「なるほど、山梨りんごを....」
あかり「....」
あかり「や、山形りんご?」
幸子「山形?どこですかそれ」
幸子「山梨りんごですよ」
あかり「私を呼んだのに山形りんごじゃないんご!?」
幸子「え?あかりさんのいつも言ってるのって山梨じゃありませんでしたっけ?」
あかり「山梨じゃなくて山形!!!」
幸子「へ~」
幸子「今回は、山梨りんごをアピールしたいんですよ」
あかり「なるほど、山梨りんごを....」
あかり「....」
あかり「や、山形りんご?」
幸子「山形?どこですかそれ」
幸子「山梨りんごですよ」
あかり「私を呼んだのに山形りんごじゃないんご!?」
幸子「え?あかりさんのいつも言ってるのって山梨じゃありませんでしたっけ?」
あかり「山梨じゃなくて山形!!!」
幸子「へ~」
138: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 20:47:35.83 ID:zO6oBY+W0
幸子「何か違うんですか?」
あかり「違うも何も!山形は日本でも有数のりんごの産地で!」
あかり「山梨なんて都道府県別りんごの生産量トップ10にも入ってないです!!!」
幸子「りんごといえば青森か長野なのに」
幸子「常に山なんとかりんごと言っていたので」
幸子「てっきりボクの故郷のりんごをアピールしているのかと思っていました」
あかり「」
あかり「違うも何も!山形は日本でも有数のりんごの産地で!」
あかり「山梨なんて都道府県別りんごの生産量トップ10にも入ってないです!!!」
幸子「りんごといえば青森か長野なのに」
幸子「常に山なんとかりんごと言っていたので」
幸子「てっきりボクの故郷のりんごをアピールしているのかと思っていました」
あかり「」
139: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 20:48:30.69 ID:zO6oBY+W0
あかり「私はまだまだ山形りんごの知名度を上げないみたいんご....」ショボン
あかり「もっと努力しないと....」
幸子「ま、まあでもあかりさんがりんごのプロであることは変わりないわけですし」
幸子「ちょっと力を貸してもらえませんか?」
あかり「はぁ、今は空いてるから別にいいですけど....」
幸子「あからさまにやる気無くしてません?」
あかり「山梨....」
あかり「....ふっ」クス
幸子「....」
山梨りんごをどうアピールする? >>140
あかり「もっと努力しないと....」
幸子「ま、まあでもあかりさんがりんごのプロであることは変わりないわけですし」
幸子「ちょっと力を貸してもらえませんか?」
あかり「はぁ、今は空いてるから別にいいですけど....」
幸子「あからさまにやる気無くしてません?」
あかり「山梨....」
あかり「....ふっ」クス
幸子「....」
山梨りんごをどうアピールする? >>140
140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 20:48:42.15 ID:o5P8VOBF0
あかりのりんごろう作成キットと志希の人体錬成セットを組み合わせて新しいマスコットを作る
材料は自分の細胞だったりPの血の残りだったり他のアイドルの一部だったり
材料は自分の細胞だったりPの血の残りだったり他のアイドルの一部だったり
142: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:02:12.93 ID:zO6oBY+W0
あかり「山梨はそもそもりんごが有名じゃないので」
あかり「目を引くような品種もないと思います」
幸子「やはり、りんご自体の味で勝負するには分が悪いですか....」
あかり「こうなったら、搦め手で行くしかないんご!」
幸子「搦め手?」
あかり「ちょっと待っててください!」タッ
幸子「?」
あかり「目を引くような品種もないと思います」
幸子「やはり、りんご自体の味で勝負するには分が悪いですか....」
あかり「こうなったら、搦め手で行くしかないんご!」
幸子「搦め手?」
あかり「ちょっと待っててください!」タッ
幸子「?」
143: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:02:56.71 ID:zO6oBY+W0
~数分後~
ガチャリ
あかり「持ってきました!」スッ
幸子「なんですか?このなんとも微妙なりんごのキャラクターは」
あかり「これは、りんごろうさん!」
幸子「ああ、これが噂に聞くりんごろうですか」
あかり「ゆくゆくは某ネズミや某ネコのキャラクターを凌駕する人気を得る予定です!」
幸子「無理ですよ」
あかり「それがあながち無理でもないんです」ニヤリ
幸子「というと?」
ガチャリ
あかり「持ってきました!」スッ
幸子「なんですか?このなんとも微妙なりんごのキャラクターは」
あかり「これは、りんごろうさん!」
幸子「ああ、これが噂に聞くりんごろうですか」
あかり「ゆくゆくは某ネズミや某ネコのキャラクターを凌駕する人気を得る予定です!」
幸子「無理ですよ」
あかり「それがあながち無理でもないんです」ニヤリ
幸子「というと?」
145: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:04:36.16 ID:zO6oBY+W0
あかり「とある界隈では今、りんごろうが流行りつつあって」
あかり「今年の流行語大賞候補に『こいつはりんごろう』がノミネートされるとも言われてるんご!」
幸子「またそうやって一部の狭い流行を世界全体のことのように話す....」
幸子「テレビみたいなことをしちゃダメですよ?」
あかり「た、確かに今のは言い過ぎましたけど」
あかり「私が言いたいのは!」
あかり「この一見可愛げのない、無骨なりんご感しかないりんごろうでも」
あかり「売り出し方次第では興味を持ってもらえるということです!」
幸子「まあ世間の人気キャラクター達と比べると何の魅力もありませんからねぇ」
あかり「そこで!」
あかり「山梨りんごをアピールできるようなキャラクターを作りましょう!」
幸子「ふむふむ」
あかり「今年の流行語大賞候補に『こいつはりんごろう』がノミネートされるとも言われてるんご!」
幸子「またそうやって一部の狭い流行を世界全体のことのように話す....」
幸子「テレビみたいなことをしちゃダメですよ?」
あかり「た、確かに今のは言い過ぎましたけど」
あかり「私が言いたいのは!」
あかり「この一見可愛げのない、無骨なりんご感しかないりんごろうでも」
あかり「売り出し方次第では興味を持ってもらえるということです!」
幸子「まあ世間の人気キャラクター達と比べると何の魅力もありませんからねぇ」
あかり「そこで!」
あかり「山梨りんごをアピールできるようなキャラクターを作りましょう!」
幸子「ふむふむ」
148: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:26:03.38 ID:zO6oBY+W0
幸子「でも、なかなか難しいですよ」
幸子「王道のカワイイキャラクターを作っても」
幸子「余程の魅力がない限り、既存のキャラクターには太刀打ちできません」
幸子「かといって、りんごろうのようなシュール路線を目指そうにも」
幸子「その手のキャラクターたちも既に飽和気味....」
あかり「言われてみれば....」
幸子「つまり」
幸子「そのどちらでもない、まったく新しい要素が欲しいところです!」
あかり「なるほど~」
幸子「王道のカワイイキャラクターを作っても」
幸子「余程の魅力がない限り、既存のキャラクターには太刀打ちできません」
幸子「かといって、りんごろうのようなシュール路線を目指そうにも」
幸子「その手のキャラクターたちも既に飽和気味....」
あかり「言われてみれば....」
幸子「つまり」
幸子「そのどちらでもない、まったく新しい要素が欲しいところです!」
あかり「なるほど~」
149: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:26:32.49 ID:zO6oBY+W0
あかり「でもそれが難しいんですよね?」
幸子「その通り....」
幸子「うーん....」
あかり「むむむ....」
志希「アンチバイオエシックス系キャラって新しくない~?」

幸子「この事務所の人は前置きをして現れるということを知らないんですか....」
幸子「その通り....」
幸子「うーん....」
あかり「むむむ....」
志希「アンチバイオエシックス系キャラって新しくない~?」

幸子「この事務所の人は前置きをして現れるということを知らないんですか....」
150: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:26:59.61 ID:zO6oBY+W0
あかり「あんちばいおえしっくす?」
志希「バイオエシックス、日本語に直すと生命倫理」
志希「生命倫理って、わかる?」
幸子「字面から見るに、生命に関する倫理としか....」
志希「ま、そういうこと♪」
志希「生命倫理って、文字通り人間の命がかかわってくるから」
志希「とってもデリケートな問題なんだよねー」
あかり「難しいんご....」
志希「バイオエシックス、日本語に直すと生命倫理」
志希「生命倫理って、わかる?」
幸子「字面から見るに、生命に関する倫理としか....」
志希「ま、そういうこと♪」
志希「生命倫理って、文字通り人間の命がかかわってくるから」
志希「とってもデリケートな問題なんだよねー」
あかり「難しいんご....」
152: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:31:02.53 ID:zO6oBY+W0
志希「例えば」
志希「動物の複製、クローンは作っていいけど」
志希「人間のクローンは作っちゃダメとか」
幸子「どうしてダメなんですか?」
志希「まったく同じ人間が何人もいたらどうなると思う?」
あかり「....」
あかり「....怖そうです」
幸子「体験したことがないからよくわかりませんねぇ」
志希「そう、それそれ」
幸子「?」
志希「動物の複製、クローンは作っていいけど」
志希「人間のクローンは作っちゃダメとか」
幸子「どうしてダメなんですか?」
志希「まったく同じ人間が何人もいたらどうなると思う?」
あかり「....」
あかり「....怖そうです」
幸子「体験したことがないからよくわかりませんねぇ」
志希「そう、それそれ」
幸子「?」
153: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:31:43.73 ID:zO6oBY+W0
志希「誰もわからない」
志希「誰もわからないからこそ、今の世界が根っこの部分からひっくり返るかもしれない」
志希「そうなる前に禁止しちゃおーって」
志希「実際、ヒトのクローンを作成したら」
志希「本来あるはずのなかった命が生まれることになるし」
あかり「でも動物のクローンは作っていいんですよね?」
志希「動物は喋らないし、人権もないからね~」
志希「ヒトの場合は、命が生まれた時点で雑には扱えなくなっちゃう」
幸子「....」
志希「誰もわからないからこそ、今の世界が根っこの部分からひっくり返るかもしれない」
志希「そうなる前に禁止しちゃおーって」
志希「実際、ヒトのクローンを作成したら」
志希「本来あるはずのなかった命が生まれることになるし」
あかり「でも動物のクローンは作っていいんですよね?」
志希「動物は喋らないし、人権もないからね~」
志希「ヒトの場合は、命が生まれた時点で雑には扱えなくなっちゃう」
幸子「....」
154: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:32:41.84 ID:zO6oBY+W0
幸子「あれ、なんでこんな話になったんでしたっけ?」
志希「だから」
志希「その危ない要素をキャラクターに取り入れたら面白いかな~って思ったんだけど」
志希「どうかにゃ?」ニヒヒ
幸子「数十秒前に人のクローンはタブーだって言ってたじゃないですか!?」
志希「今回はクローンじゃなくて....」ガサゴソ
ゴトン
志希「これを使おう♪」
あかり「こ、これは?」
志希「だから」
志希「その危ない要素をキャラクターに取り入れたら面白いかな~って思ったんだけど」
志希「どうかにゃ?」ニヒヒ
幸子「数十秒前に人のクローンはタブーだって言ってたじゃないですか!?」
志希「今回はクローンじゃなくて....」ガサゴソ
ゴトン
志希「これを使おう♪」
あかり「こ、これは?」
155: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:33:30.03 ID:zO6oBY+W0
志希「これは....」
志希「シキちゃん特製、人体錬成セット!」
幸子「人体錬成セット....?」
志希「手順に従えば、誰でも簡単に生命を創造できる優れもの!」
幸子「....」
幸子「えーっと、ボク難しい話はよくわからないんですけど」
幸子「それって、クローンよりマズくないですか?」
志希「....」
志希「だからこそ斬新なキャラクターになるよ♪」ニッコリ
幸子「ひぇ....」ゾクッ
あかり「都会は怖すぎるんご....」ガクガク
幸子「志希さんがおかしいだけですから....」
志希「シキちゃん特製、人体錬成セット!」
幸子「人体錬成セット....?」
志希「手順に従えば、誰でも簡単に生命を創造できる優れもの!」
幸子「....」
幸子「えーっと、ボク難しい話はよくわからないんですけど」
幸子「それって、クローンよりマズくないですか?」
志希「....」
志希「だからこそ斬新なキャラクターになるよ♪」ニッコリ
幸子「ひぇ....」ゾクッ
あかり「都会は怖すぎるんご....」ガクガク
幸子「志希さんがおかしいだけですから....」
156: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:51:08.87 ID:zO6oBY+W0
志希「材料はこちら♪」
幸子「結構ありますね....」
あかり「脂肪、せっけん1個」
あかり「鉄、くぎ1本」
あかり「りん、マッチ100本」
あかり「炭素、えんぴつ450本」
あかり「コップ1杯の石灰、1つまみの硫黄とマグネシウム」
あかり「そして水1.8リットル」
志希「これを機械に入れたら人間が出来るよ~」
幸子「ふむ....」
幸子「結構ありますね....」
あかり「脂肪、せっけん1個」
あかり「鉄、くぎ1本」
あかり「りん、マッチ100本」
あかり「炭素、えんぴつ450本」
あかり「コップ1杯の石灰、1つまみの硫黄とマグネシウム」
あかり「そして水1.8リットル」
志希「これを機械に入れたら人間が出来るよ~」
幸子「ふむ....」
157: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:51:36.69 ID:zO6oBY+W0
幸子「これにアレンジを加えれば」
幸子「山梨りんごのキャラクターが生み出せると....」
志希「たぶん、ね」
あかり「大丈夫なんですか....?」
幸子「....」
幸子「数多のバラエティ番組で体を張った企画をやってきたボクの経験上....」
幸子「どうにかなります!」
あかり「不安100%んご....」
幸子「山梨りんごのキャラクターが生み出せると....」
志希「たぶん、ね」
あかり「大丈夫なんですか....?」
幸子「....」
幸子「数多のバラエティ番組で体を張った企画をやってきたボクの経験上....」
幸子「どうにかなります!」
あかり「不安100%んご....」
158: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:52:05.35 ID:zO6oBY+W0
志希「じゃあアレンジを決めていこー」
幸子「どうするんですか?」
志希「さっきの材料に何か別の物を足す?」
幸子「それで行きましょうか~」
幸子「あかりさんは何か足したいものあります?」
あかり「えぇ....」
あかり「うーん....」
幸子「どうするんですか?」
志希「さっきの材料に何か別の物を足す?」
幸子「それで行きましょうか~」
幸子「あかりさんは何か足したいものあります?」
あかり「えぇ....」
あかり「うーん....」
159: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:52:47.15 ID:zO6oBY+W0
あかり「....」ガサゴソ
あかり「....」ガサゴソ
あかり「....!」
あかり「これでいいですか?」
幸子「なんですか、これ?」
あかり「りんごろうさん作成キットです!」
幸子「ただのりんごじゃないですか!」
あかり「ちっちっち」
あかり「それは間違いです」
幸子「?」
あかり「....」ガサゴソ
あかり「....!」
あかり「これでいいですか?」
幸子「なんですか、これ?」
あかり「りんごろうさん作成キットです!」
幸子「ただのりんごじゃないですか!」
あかり「ちっちっち」
あかり「それは間違いです」
幸子「?」
160: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:53:28.21 ID:zO6oBY+W0
あかり「これの皮を、こうやって、剥けば」
あかり「はい、りんごろうさん」バーン
幸子「....」
幸子「これ、山梨りんごじゃないんですよね?」
あかり「山形りんごです!」
幸子「ダメじゃないですか....」
幸子「ボク達が作るのは山梨りんごのキャラクターですよ?」
あかり「....」
あかり「....えい」ポーイ
幸子「あぁっ!」
幸子「勝手に入れましたね!」
あかり「入れてないんご~」
幸子「もう....」
あかり「はい、りんごろうさん」バーン
幸子「....」
幸子「これ、山梨りんごじゃないんですよね?」
あかり「山形りんごです!」
幸子「ダメじゃないですか....」
幸子「ボク達が作るのは山梨りんごのキャラクターですよ?」
あかり「....」
あかり「....えい」ポーイ
幸子「あぁっ!」
幸子「勝手に入れましたね!」
あかり「入れてないんご~」
幸子「もう....」
161: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 21:53:54.66 ID:zO6oBY+W0
志希「それで、幸子ちゃんは何を入れるの?」
幸子「ボクですか?」
幸子「そうですねぇ....」
何を入れる? >>162
幸子「ボクですか?」
幸子「そうですねぇ....」
何を入れる? >>162
162: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 21:54:33.76 ID:bLGyHfVS0
七海から貰ったサバのウロコ
164: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:01:16.84 ID:zO6oBY+W0
幸子「これで!」スッ
あかり「これは?」
幸子「七海さんから貰ったサバのウロコです!」
志希「どうしてそれを入れるの?」
幸子「なんかポケットにこびり付いていたので」
あかり「幸子さんも人のこと言えないくらい酷い選び方んご!」
幸子「....」
幸子「サバのウロコって凄く細かいんですよ」
幸子「だから、細やかな気遣いのできる優しい子になって欲しいということで!」
志希「こじつけにしては上出来かな~」
あかり「そんな子供の名前を付ける感覚で....」
あかり「これは?」
幸子「七海さんから貰ったサバのウロコです!」
志希「どうしてそれを入れるの?」
幸子「なんかポケットにこびり付いていたので」
あかり「幸子さんも人のこと言えないくらい酷い選び方んご!」
幸子「....」
幸子「サバのウロコって凄く細かいんですよ」
幸子「だから、細やかな気遣いのできる優しい子になって欲しいということで!」
志希「こじつけにしては上出来かな~」
あかり「そんな子供の名前を付ける感覚で....」
165: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:01:49.54 ID:zO6oBY+W0
志希「私はこれを入れよう♪」
幸子「えぇ!?」
志希「何かな?」
幸子「志希さんも入れるんですか?」
志希「ダメ?」
幸子「き、危険物は入れないでくださいよ....?」
志希「....」
志希「....」ニコ
何を入れる? >>166
幸子「えぇ!?」
志希「何かな?」
幸子「志希さんも入れるんですか?」
志希「ダメ?」
幸子「き、危険物は入れないでくださいよ....?」
志希「....」
志希「....」ニコ
何を入れる? >>166
168: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:11:21.26 ID:zO6oBY+W0
志希「....」スッ
ジョボジョボ
幸子「内容物を言わずに入れるのやめてもらっていいですか」
志希「....」
志希「....これは」
あかり「っ....」ゴクリ
志希「アイドルたちのフェロモンセットだよ♪」
幸子「フェロモンセット?」
ジョボジョボ
幸子「内容物を言わずに入れるのやめてもらっていいですか」
志希「....」
志希「....これは」
あかり「っ....」ゴクリ
志希「アイドルたちのフェロモンセットだよ♪」
幸子「フェロモンセット?」
169: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:12:27.55 ID:zO6oBY+W0
志希「この事務所に所属する全アイドルのフェロモンを採取して」
志希「さっきの液体に凝縮したんだ~」
あかり「よくわかりませんけど、アイドル由来の成分なら問題なさそうです....」
志希「それはどうかなー」
幸子「どうかなーって....」
志希「アイドルってみんな可愛いでしょー?」
幸子「当然です」
志希「その大量のフェロモンを、あの少量の液体に凝縮してあるから」
志希「あれを嗅いだ人は」
志希「さっきの液体に凝縮したんだ~」
あかり「よくわかりませんけど、アイドル由来の成分なら問題なさそうです....」
志希「それはどうかなー」
幸子「どうかなーって....」
志希「アイドルってみんな可愛いでしょー?」
幸子「当然です」
志希「その大量のフェロモンを、あの少量の液体に凝縮してあるから」
志希「あれを嗅いだ人は」
170: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:13:04.02 ID:zO6oBY+W0
志希「一瞬で一生分を遥かに超えるアイドルフェロモンを摂取することになると思うよ」
幸子「それじゃ、どうなるんですか....?」
志希「....」
志希「さぁ?」ニヤリ
幸子「えぇ....」
あかり「もう山形に帰りたいんご....」
志希「それじゃあ」
志希「レッツ、クッキング!」
幸子「これが何かはさておき、クッキングだけではありませんよ」
幸子「それじゃ、どうなるんですか....?」
志希「....」
志希「さぁ?」ニヤリ
幸子「えぇ....」
あかり「もう山形に帰りたいんご....」
志希「それじゃあ」
志希「レッツ、クッキング!」
幸子「これが何かはさておき、クッキングだけではありませんよ」
171: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:20:52.08 ID:zO6oBY+W0
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「Pさん!」
P「お、今日もまた何かやってくれるのか?」
幸子「はい!」
幸子「Pさんはボクの出身地、わかりますか?」
P「当たり前じゃないか、山梨だろ?」
幸子「さすがですねPさん!」
P「担当アイドルの出身地を忘れるわけないだろ?」
幸子「////」
P「....」カタカタ
幸子「Pさん!」
P「お、今日もまた何かやってくれるのか?」
幸子「はい!」
幸子「Pさんはボクの出身地、わかりますか?」
P「当たり前じゃないか、山梨だろ?」
幸子「さすがですねPさん!」
P「担当アイドルの出身地を忘れるわけないだろ?」
幸子「////」
172: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:21:19.46 ID:zO6oBY+W0
P「それで、山梨がどうかしたのか?」
幸子「ええ、ボクの出身地である山梨の」
幸子「りんごについて、Pさんにアピールしたいと思いまして」
P「りんご?」
幸子「そのために、山梨りんごのマスコットキャラクターを作ってみたんです!」
P「へえ、凄いじゃないか」
幸子「それをPさんに見て欲しいんですけど....」チラ
P「....」
P「もちろん、いいに決まってる」
幸子「ありがとうございます!」
幸子「ええ、ボクの出身地である山梨の」
幸子「りんごについて、Pさんにアピールしたいと思いまして」
P「りんご?」
幸子「そのために、山梨りんごのマスコットキャラクターを作ってみたんです!」
P「へえ、凄いじゃないか」
幸子「それをPさんに見て欲しいんですけど....」チラ
P「....」
P「もちろん、いいに決まってる」
幸子「ありがとうございます!」
173: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:21:58.64 ID:zO6oBY+W0
P「この箱の中にマスコットが入ってるのか?」
幸子「はい!」
P「結構デカいな、1メートルくらいあるぞこれ」
P「着ぐるみか?それともデカいぬいぐるみか何かなのか?」
幸子「それは開けてのお楽しみということで」
P「おぉ、楽しみだ!」
幸子「それではお願いします!」
P「オープン!」
どんなマスコットキャラクターに仕上がっている? >>174
幸子「はい!」
P「結構デカいな、1メートルくらいあるぞこれ」
P「着ぐるみか?それともデカいぬいぐるみか何かなのか?」
幸子「それは開けてのお楽しみということで」
P「おぉ、楽しみだ!」
幸子「それではお願いします!」
P「オープン!」
どんなマスコットキャラクターに仕上がっている? >>174
174: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 22:22:15.72 ID:zbzQ9Qeso
フェロモンムンムンなお魚系りんごアイドル
176: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:49:58.55 ID:zO6oBY+W0
パカッ
???「....」ジー
P「!?」
P「え、ちょっと....」
P「どなたですか?」
幸子「フフーン、驚きましたか?」
幸子「この子は、ボクたちが作った山梨りんごのマスコットキャラクター」
幸子「山梨りん子ちゃんです!」
P「名前単純すぎないか?」
幸子「りんごろうよりマシですよ」
P「確かに」
???「....」ジー
P「!?」
P「え、ちょっと....」
P「どなたですか?」
幸子「フフーン、驚きましたか?」
幸子「この子は、ボクたちが作った山梨りんごのマスコットキャラクター」
幸子「山梨りん子ちゃんです!」
P「名前単純すぎないか?」
幸子「りんごろうよりマシですよ」
P「確かに」
177: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:50:33.96 ID:zO6oBY+W0
P「いやちょっと待て」
幸子「?」
P「マスコットキャラクターってことはあれか?」
P「着ぐるみ系じゃなくてコスプレ系のキャラクターになるのか、この子は」
幸子「いえ、普通の人にコスプレさせているわけではなく」
幸子「一から作りました」
P「何言ってんだ?」
幸子「?」
P「マスコットキャラクターってことはあれか?」
P「着ぐるみ系じゃなくてコスプレ系のキャラクターになるのか、この子は」
幸子「いえ、普通の人にコスプレさせているわけではなく」
幸子「一から作りました」
P「何言ってんだ?」
178: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:52:00.46 ID:zO6oBY+W0
P「しかしよくできてるな....」
P「明るい赤色の髪の毛は地毛にしか見えない」
幸子「地毛です」
P「格好はシンプルなワンピースか、マスコットキャラクターにしては落ち着いてるな」
幸子「まったく主張をしない山梨りんごの奥ゆかしさを表現しています、たぶん」
P「ふーん....」
P「あと....」
P「なんで足じゃなくて尾ひれなんだ?」
P「りんご要素は髪色しかないせいで、足の魚要素に負けてるぞ」
幸子「諸事情によりこうなってしまったんです....」
P「どんな事情だよ....」
P「明るい赤色の髪の毛は地毛にしか見えない」
幸子「地毛です」
P「格好はシンプルなワンピースか、マスコットキャラクターにしては落ち着いてるな」
幸子「まったく主張をしない山梨りんごの奥ゆかしさを表現しています、たぶん」
P「ふーん....」
P「あと....」
P「なんで足じゃなくて尾ひれなんだ?」
P「りんご要素は髪色しかないせいで、足の魚要素に負けてるぞ」
幸子「諸事情によりこうなってしまったんです....」
P「どんな事情だよ....」
179: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:53:34.50 ID:zO6oBY+W0
P「あとあれだな」
P「こう言っちゃなんだが、中の人には随分と素朴な感じの子を選んだんだな」
P「まあ地方の微妙なゆるキャラ感は出てるけど」
りん子「....」ツンツン
P「?」
P「どうした?」
りん子「....」
りん子「....」ニコ
P「!!!!!!!」
P「こう言っちゃなんだが、中の人には随分と素朴な感じの子を選んだんだな」
P「まあ地方の微妙なゆるキャラ感は出てるけど」
りん子「....」ツンツン
P「?」
P「どうした?」
りん子「....」
りん子「....」ニコ
P「!!!!!!!」
180: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:54:00.92 ID:zO6oBY+W0
P「なんかこの子、笑うとめっちゃいいな」ビュルル
幸子「でしょう?」ニヤリ
P「うんうん、スカウトしたいくらいだ」ドビュビュルル
幸子「!?」
幸子「Pさん!?ズボンがビショビショになってますよ!?」
P「え?」チラ
P「うわ本当だ!なんで!?」ボタボタ
幸子「ちょっと!鼻血も出てます!」
P「えーなんだよ突然....」フキフキ
幸子「でしょう?」ニヤリ
P「うんうん、スカウトしたいくらいだ」ドビュビュルル
幸子「!?」
幸子「Pさん!?ズボンがビショビショになってますよ!?」
P「え?」チラ
P「うわ本当だ!なんで!?」ボタボタ
幸子「ちょっと!鼻血も出てます!」
P「えーなんだよ突然....」フキフキ
181: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:54:48.32 ID:zO6oBY+W0
ドクンッ
P「!?」
P「やばい、なんか、急に動悸がっ....!」
バタリ
P「」チーン
幸子「Pさん!?」
P「!?」
P「やばい、なんか、急に動悸がっ....!」
バタリ
P「」チーン
幸子「Pさん!?」
182: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:56:15.06 ID:zO6oBY+W0
ちひろ「もうこんなことしたらダメですよ!」
幸子「すみません....」ショボン
あかり「私は無罪んご....」
りん子「....」ボー
志希「連座制?」
ちひろ「違います!」
ちひろ「というかこの子は誰ですか!?」
りん子「....」ボー
P「ちひろさん、そのくらいで」
幸子「すみません....」ショボン
あかり「私は無罪んご....」
りん子「....」ボー
志希「連座制?」
ちひろ「違います!」
ちひろ「というかこの子は誰ですか!?」
りん子「....」ボー
P「ちひろさん、そのくらいで」
183: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 22:57:04.66 ID:zO6oBY+W0
P「幸子たちも悪気があったわけじゃないんです」
ちひろ「そういう問題じゃありませんよ....」
ちひろ「AEDが無かったら、そのまま心臓が止まったままだったかもしれないんですよ!?」
P「まあそれはそうなんですけど」
P「結局無事だったからいいじゃないですか」フリフリ
ちひろ「....」
ちひろ「今後また酷いことになっても知りませんよ....」スタスタ
P「あはは....」アハハ
P「....」
P「それで、俺もまだ状況がよく分かってないんだが....」
P「さっきのあれはどういうことなんだ?」
幸子「説明すると長くなるんですが....」
ちひろ「そういう問題じゃありませんよ....」
ちひろ「AEDが無かったら、そのまま心臓が止まったままだったかもしれないんですよ!?」
P「まあそれはそうなんですけど」
P「結局無事だったからいいじゃないですか」フリフリ
ちひろ「....」
ちひろ「今後また酷いことになっても知りませんよ....」スタスタ
P「あはは....」アハハ
P「....」
P「それで、俺もまだ状況がよく分かってないんだが....」
P「さっきのあれはどういうことなんだ?」
幸子「説明すると長くなるんですが....」
186: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 23:08:11.86 ID:zO6oBY+W0
P「....」
P「さっぱりわからん」
幸子「正直に言うと私もです」
あかり「右に同じです」
志希「にゃはは~」
りん子「....」
P「まあさっきのことは別にいいんだが」
P「この子はどうするんだ?」
幸子「....」
P「さっぱりわからん」
幸子「正直に言うと私もです」
あかり「右に同じです」
志希「にゃはは~」
りん子「....」
P「まあさっきのことは別にいいんだが」
P「この子はどうするんだ?」
幸子「....」
187: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 23:08:38.58 ID:zO6oBY+W0
幸子「ど、どうしましょう....」アセアセ
あかり「りん子ちゃん、住む場所だけじゃなくて、戸籍とかその他もろもろ何もかもないんご!」
志希「こればっかりはアタシにも難しいかなぁ~」
P「ったく....」
P「人体錬成をする時は、キチンとそういうのを準備してからしないと....」
幸子・あかり「「すみません....」」
あかり「りん子ちゃん、住む場所だけじゃなくて、戸籍とかその他もろもろ何もかもないんご!」
志希「こればっかりはアタシにも難しいかなぁ~」
P「ったく....」
P「人体錬成をする時は、キチンとそういうのを準備してからしないと....」
幸子・あかり「「すみません....」」
188: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 23:10:10.86 ID:zO6oBY+W0
P「まあ俺のツテで戸籍とか身分証は準備しとくから」
P「明日には渡せると思う」
幸子「(このツテは....)」
幸子「(あまり深堀りしない方がいいんでしょうか....)」
P「住む場所は....」
P「寮の部屋にはまだ余裕があるしそこで」
P「あとこれだけはお前らに気をつけてもらいたい!」
幸子「何ですか?」
P「男の人とはなるべく関わらないようにすること!」
P「俺じゃなきゃ死んじゃうからな!」
幸子「はーい」
P「明日には渡せると思う」
幸子「(このツテは....)」
幸子「(あまり深堀りしない方がいいんでしょうか....)」
P「住む場所は....」
P「寮の部屋にはまだ余裕があるしそこで」
P「あとこれだけはお前らに気をつけてもらいたい!」
幸子「何ですか?」
P「男の人とはなるべく関わらないようにすること!」
P「俺じゃなきゃ死んじゃうからな!」
幸子「はーい」
189: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 23:10:38.64 ID:zO6oBY+W0
P「えーっと、りん子ちゃん」
りん子「....」
P「言葉とか文化とか」
P「あーあとフェロモンの操作とか」
P「アイドルたちから教わってくれ」
P「幸いこの事務所にはお手本に出来るアイドルがたくさんいるからな」
りん子「....」
P「?」
りん子「....」
P「言葉とか文化とか」
P「あーあとフェロモンの操作とか」
P「アイドルたちから教わってくれ」
P「幸いこの事務所にはお手本に出来るアイドルがたくさんいるからな」
りん子「....」
P「?」
190: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/23(土) 23:11:15.52 ID:zO6oBY+W0
P「あ!」
P「言葉はまだわかんないんだったか、すまんすまん」
幸子「もうPさん、自分で教われって言ってたくせに~」クスクス
あかり「おっちょこちょいんご~」ケラケラ
りん子「....」ツンツン
P「どうした?」
りん子「....」
りん子「....」ニコ
P「ウッ!!!」ドビュルドバドバボトボト
バタン
P「」チーン
あかり「あ」
志希「幸子ちゃーん、AED~」
幸子「了解でーす」スタスタ
5日目に続く
P「言葉はまだわかんないんだったか、すまんすまん」
幸子「もうPさん、自分で教われって言ってたくせに~」クスクス
あかり「おっちょこちょいんご~」ケラケラ
りん子「....」ツンツン
P「どうした?」
りん子「....」
りん子「....」ニコ
P「ウッ!!!」ドビュルドバドバボトボト
バタン
P「」チーン
あかり「あ」
志希「幸子ちゃーん、AED~」
幸子「了解でーす」スタスタ
5日目に続く
195: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 21:43:36.79 ID:4mynozTA0
幸子「今日は何をしますかね~」
P「幸子、暇か?」
幸子「角田課長ですか、暇ですけど」
P「いやな、昨日のことをちひろさんに話したら」
ちひろ『寮に住まわせるなら、ゆくゆくはアイドルとして活動してもらわないといけませんね!』
P「って言ってるんだよ」
幸子「りん子ちゃんをですか?」
P「そうそう」
幸子「アイドル以前に、一人前の人間になるのもまだまだ時間がかかりそうですけど」
P「だからゆくゆくは、ってことなんだろうけどな」
幸子「なるほど....」
P「幸子、暇か?」
幸子「角田課長ですか、暇ですけど」
P「いやな、昨日のことをちひろさんに話したら」
ちひろ『寮に住まわせるなら、ゆくゆくはアイドルとして活動してもらわないといけませんね!』
P「って言ってるんだよ」
幸子「りん子ちゃんをですか?」
P「そうそう」
幸子「アイドル以前に、一人前の人間になるのもまだまだ時間がかかりそうですけど」
P「だからゆくゆくは、ってことなんだろうけどな」
幸子「なるほど....」
196: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 21:44:03.30 ID:4mynozTA0
P「それでだな」
P「とりあえず、あの子のプロフィールを埋めてきてほしいんだよ」
幸子「プロフィール?」
P「まー今の段階でわかることって言ったら、身長とか体重とか、その辺りくらいだとは思うんだが」
P「そこらへんが分かれば服も用意できるからって」
幸子「確かにそれは大切ですねぇ」
幸子「身長、体重、スリーサイズでいいんですか?」
P「そうだな」
幸子「他に、りん子ちゃんのことで何か調べておくことってありますか?」
P「他?そうだな....」
他に調べることは? >>197
P「とりあえず、あの子のプロフィールを埋めてきてほしいんだよ」
幸子「プロフィール?」
P「まー今の段階でわかることって言ったら、身長とか体重とか、その辺りくらいだとは思うんだが」
P「そこらへんが分かれば服も用意できるからって」
幸子「確かにそれは大切ですねぇ」
幸子「身長、体重、スリーサイズでいいんですか?」
P「そうだな」
幸子「他に、りん子ちゃんのことで何か調べておくことってありますか?」
P「他?そうだな....」
他に調べることは? >>197
197: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:45:27.69 ID:thX4GCWqo
家庭環境
198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:47:37.11 ID:ZbAqRWiAo
人工アイドルの家庭環境とはいったい…
201: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 21:54:28.76 ID:4mynozTA0
P「家庭環境とか?」
幸子「家庭環境も何も、昨日産まれたばかりなのでないような気がします」
P「あ、そっか」
P「じゃあお母さんが幸子で、お母さんが志希で、お母さんがあかりってことで」
幸子「史上稀に見る複雑な家庭環境になってますよ!?」
P「実際そうなんだから仕方ないだろ」
幸子「それはそうですけど....」
P「ま、そういうことだから頼むわ」
幸子「はーい」
幸子「家庭環境も何も、昨日産まれたばかりなのでないような気がします」
P「あ、そっか」
P「じゃあお母さんが幸子で、お母さんが志希で、お母さんがあかりってことで」
幸子「史上稀に見る複雑な家庭環境になってますよ!?」
P「実際そうなんだから仕方ないだろ」
幸子「それはそうですけど....」
P「ま、そういうことだから頼むわ」
幸子「はーい」
202: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 21:56:06.72 ID:4mynozTA0
りん子「....」ジー
幸子「今からりん子ちゃんの身体測定をします!」
幸子「すぐ済むので動かないでください」
りん子「....?」
アイドルの名前(5人分)
>>203
>>204
>>205
>>206
>>207
(それぞれのコンマの数字の小さい順に身長、体重、B、W、Hに当てはめます)
幸子「今からりん子ちゃんの身体測定をします!」
幸子「すぐ済むので動かないでください」
りん子「....?」
アイドルの名前(5人分)
>>203
>>204
>>205
>>206
>>207
(それぞれのコンマの数字の小さい順に身長、体重、B、W、Hに当てはめます)
203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:56:50.37 ID:WvPG+rJD0
諸星のきらり
204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:57:37.09 ID:OjS7l+cIo
松原早耶
205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:57:49.08 ID:87jCK2Ezo
佐藤心
206: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:58:01.07 ID:L0ATbpYW0
神崎蘭子
207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 21:58:01.61 ID:ZEPT5Bf3o
夢見りあむ
211: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:10:49.62 ID:4mynozTA0
幸子「まずはこれに乗ってください!」
りん子「....」
幸子「背中を後ろの棒にピッタリつけて、顎を引いて....」
幸子「動かないでくださいよ?」
りん子「....」
幸子「えーっと身長が....」
【156cm】
幸子「体重は....」
【ダイエットちゅう】
幸子「....」
りん子「....」
幸子「背中を後ろの棒にピッタリつけて、顎を引いて....」
幸子「動かないでくださいよ?」
りん子「....」
幸子「えーっと身長が....」
【156cm】
幸子「体重は....」
【ダイエットちゅう】
幸子「....」
213: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:11:18.80 ID:4mynozTA0
幸子「....いったん降りてください」
りん子「....」ポス
幸子「電源を切って、もう一度つけて」
幸子「はいどうぞ」
りん子「....」スッ
【ダイエットちゅう】
幸子「....」
りん子「....」ポス
幸子「電源を切って、もう一度つけて」
幸子「はいどうぞ」
りん子「....」スッ
【ダイエットちゅう】
幸子「....」
214: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:12:51.57 ID:4mynozTA0
幸子「これは....」
幸子「認識阻害ですね....」
幸子「この事務所、その手の能力を使う人は何人かいますし」
幸子「きっとその人たちの誰かの能力を受け継いでしまっているようです....」
りん子「....?」キョトン
幸子「まあ体重は、認識阻害能力を自由に操れるようになってからでも大丈夫でしょう」
幸子「お願いしますよ?」ポンポン
りん子「....」ニコ
幸子「オッ」
幸子「こ、これは女性相手でもキますね....」
幸子「認識阻害ですね....」
幸子「この事務所、その手の能力を使う人は何人かいますし」
幸子「きっとその人たちの誰かの能力を受け継いでしまっているようです....」
りん子「....?」キョトン
幸子「まあ体重は、認識阻害能力を自由に操れるようになってからでも大丈夫でしょう」
幸子「お願いしますよ?」ポンポン
りん子「....」ニコ
幸子「オッ」
幸子「こ、これは女性相手でもキますね....」
215: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:13:27.30 ID:4mynozTA0
幸子「続き続き」ジャー
幸子「バストは....」クルリ
【83cm】
幸子「ウエストは....」クルリ
【65cm】
幸子「ヒップは....」
【たぶんふつう】
幸子「....」
幸子「バストは....」クルリ
【83cm】
幸子「ウエストは....」クルリ
【65cm】
幸子「ヒップは....」
【たぶんふつう】
幸子「....」
216: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:15:16.88 ID:4mynozTA0
幸子「また認識阻害能力ですか....」
幸子「まあ見たところ『たぶん普通』なのは間違いなさそうですし、良しとしましょう」
幸子「はい、終わりです!」
幸子「ありがとうございました」ナデ
りん子「!」
りん子「....」ニコニコ
幸子「んん........」ドキドキ
幸子「この子、近い将来ボクのライバルになるかもしれません....」
幸子「侮れません....」
幸子「まあ見たところ『たぶん普通』なのは間違いなさそうですし、良しとしましょう」
幸子「はい、終わりです!」
幸子「ありがとうございました」ナデ
りん子「!」
りん子「....」ニコニコ
幸子「んん........」ドキドキ
幸子「この子、近い将来ボクのライバルになるかもしれません....」
幸子「侮れません....」
217: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:16:48.88 ID:4mynozTA0
幸子「頼まれていたことも終わりましたし」
幸子「Pさんに結果を伝えるついでに」
幸子「いつもの奴をやっちゃいましょう!」
何をする? >>218
幸子「Pさんに結果を伝えるついでに」
幸子「いつもの奴をやっちゃいましょう!」
何をする? >>218
218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 22:19:14.35 ID:WvPG+rJD0
飛鳥のものまね(似てない)
219: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:34:17.67 ID:4mynozTA0
幸子「飛鳥さんのモノマネをします」
飛鳥「....」

幸子「よろしくお願いします」ペコ
飛鳥「....突然呼び出したかと思えば、何を言っているんだい?」
幸子「飛鳥さんとボクって、意外と共通点が多いと思うんです」
飛鳥「ボクと?」
幸子「まず年齢が同じです」
飛鳥「14歳か」
飛鳥「....」

幸子「よろしくお願いします」ペコ
飛鳥「....突然呼び出したかと思えば、何を言っているんだい?」
幸子「飛鳥さんとボクって、意外と共通点が多いと思うんです」
飛鳥「ボクと?」
幸子「まず年齢が同じです」
飛鳥「14歳か」
220: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:34:45.23 ID:4mynozTA0
幸子「あと血液型が同じです」
飛鳥「B型だね」
幸子「髪型も似ています」
飛鳥「....エクステを取れば、似てなくもない、か?」
幸子「そして何より」
幸子「一人称がボク!」
幸子「この事務所でボクを使うアイドルはそんなにいません!」
飛鳥「確かに」
幸子「....」
飛鳥「B型だね」
幸子「髪型も似ています」
飛鳥「....エクステを取れば、似てなくもない、か?」
幸子「そして何より」
幸子「一人称がボク!」
幸子「この事務所でボクを使うアイドルはそんなにいません!」
飛鳥「確かに」
幸子「....」
221: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:35:14.53 ID:4mynozTA0
幸子「以上です!」
飛鳥「以上!?」
幸子「はい!」バーン
飛鳥「....」
飛鳥「幸子、キミが挙げてくれた共通点は」
飛鳥「モノマネに役立つものなのかい?」
幸子「....」
幸子「モノマネは実力さえあれば、共通点なんてなくても良いんです!」
飛鳥「なぜ共通点を挙げたんだ....」
飛鳥「以上!?」
幸子「はい!」バーン
飛鳥「....」
飛鳥「幸子、キミが挙げてくれた共通点は」
飛鳥「モノマネに役立つものなのかい?」
幸子「....」
幸子「モノマネは実力さえあれば、共通点なんてなくても良いんです!」
飛鳥「なぜ共通点を挙げたんだ....」
222: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:35:46.63 ID:4mynozTA0
幸子「ということで先生!」
飛鳥「先生?」
幸子「飛鳥さんのモノマネのポイントを教えてくれませんか?」
飛鳥「どうしてボクが、自分のモノマネについて教えなきゃいけないのかな」
幸子「飛鳥さんのその特徴的な行動や言動を最も理解しているのは」
幸子「飛鳥さん本人だからです!」
飛鳥「ボクをバカにしていないか?」
幸子「いえまったく!」
飛鳥「はぁ....」
飛鳥「ボクのモノマネのポイント、か....」
飛鳥「そうだな....」
二宮飛鳥流二宮飛鳥モノマネのポイント >>223
飛鳥「先生?」
幸子「飛鳥さんのモノマネのポイントを教えてくれませんか?」
飛鳥「どうしてボクが、自分のモノマネについて教えなきゃいけないのかな」
幸子「飛鳥さんのその特徴的な行動や言動を最も理解しているのは」
幸子「飛鳥さん本人だからです!」
飛鳥「ボクをバカにしていないか?」
幸子「いえまったく!」
飛鳥「はぁ....」
飛鳥「ボクのモノマネのポイント、か....」
飛鳥「そうだな....」
二宮飛鳥流二宮飛鳥モノマネのポイント >>223
223: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 22:36:08.81 ID:jbpnPYWgo
エクステビーム
224: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:51:01.12 ID:4mynozTA0
飛鳥「....」
飛鳥「モノマネ、というのは」
飛鳥「対象に完璧に似せることが出来なくとも」
飛鳥「特徴を捉えていれば、案外似るものじゃないかな」
幸子「確かに、テレビで見る芸人さんのモノマネはそんな感じですね」
幸子「多少の粗があっても、特徴を過剰に表現できている人は似ているように見えます」
飛鳥「そういうことなんだ」
飛鳥「....そしてボク自身は」スッ
飛鳥「これさ」
幸子「エクステ?」
飛鳥「ああ」
飛鳥「モノマネ、というのは」
飛鳥「対象に完璧に似せることが出来なくとも」
飛鳥「特徴を捉えていれば、案外似るものじゃないかな」
幸子「確かに、テレビで見る芸人さんのモノマネはそんな感じですね」
幸子「多少の粗があっても、特徴を過剰に表現できている人は似ているように見えます」
飛鳥「そういうことなんだ」
飛鳥「....そしてボク自身は」スッ
飛鳥「これさ」
幸子「エクステ?」
飛鳥「ああ」
225: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 22:51:35.46 ID:4mynozTA0
飛鳥「ボクはこれを、外のセカイで生きる証だと」
飛鳥「考えているんだ」
飛鳥「....どうだい?」
飛鳥「エクステを強調すれば」
飛鳥「キミでも案外、ボクのようになることができるかもしれないよ」フフッ
飛鳥「....もっとも」
飛鳥「ボクはモノマネなんて行為に価値は見いだせないけどね」
飛鳥「ボクはボク、キミはキミ」
飛鳥「他人の真似事をして、自分のセカイが広がるとは思
幸子「なるほどー」グイグイ
飛鳥「あまり強く引っ張らないでくれないか」
幸子「早速借りようと思いまして」
飛鳥「キミには予備の方を貸すから」
幸子「ありがとうございます!」
飛鳥「考えているんだ」
飛鳥「....どうだい?」
飛鳥「エクステを強調すれば」
飛鳥「キミでも案外、ボクのようになることができるかもしれないよ」フフッ
飛鳥「....もっとも」
飛鳥「ボクはモノマネなんて行為に価値は見いだせないけどね」
飛鳥「ボクはボク、キミはキミ」
飛鳥「他人の真似事をして、自分のセカイが広がるとは思
幸子「なるほどー」グイグイ
飛鳥「あまり強く引っ張らないでくれないか」
幸子「早速借りようと思いまして」
飛鳥「キミには予備の方を貸すから」
幸子「ありがとうございます!」
226: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:05:26.40 ID:4mynozTA0
幸子「エクステを強調....」
幸子「普通につけるだけでは強調にはなりませんよね....」
飛鳥「いや、まずは見た目を寄せて」
飛鳥「それから行動や言動といった細かいところも寄せていけば」
飛鳥「完璧とは言わずとも、ボクのような雰囲気に
幸子「ちょっと行ってきます!」ピュー
飛鳥「....」
飛鳥「嵐だな、幸子は」
飛鳥「....だが」
飛鳥「ボクにはないモノを、幸子は持っているのかもしれない....」
飛鳥「....ふっ」クスリ
幸子「普通につけるだけでは強調にはなりませんよね....」
飛鳥「いや、まずは見た目を寄せて」
飛鳥「それから行動や言動といった細かいところも寄せていけば」
飛鳥「完璧とは言わずとも、ボクのような雰囲気に
幸子「ちょっと行ってきます!」ピュー
飛鳥「....」
飛鳥「嵐だな、幸子は」
飛鳥「....だが」
飛鳥「ボクにはないモノを、幸子は持っているのかもしれない....」
飛鳥「....ふっ」クスリ
227: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:06:15.42 ID:4mynozTA0
ツンツン
飛鳥「....」
りん子「....」ジー
飛鳥「?」
飛鳥「見かけない顔だね、キミは?」
【山梨りん子】
飛鳥「なぜ名札を....?」
りん子「....」ジー
飛鳥「....」
飛鳥「....」
りん子「....」ジー
飛鳥「?」
飛鳥「見かけない顔だね、キミは?」
【山梨りん子】
飛鳥「なぜ名札を....?」
りん子「....」ジー
飛鳥「....」
228: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:06:55.63 ID:4mynozTA0
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
カツン....
カツン....
P「....?」
P「何の音だ?」
P「....」カタカタ
カツン....
カツン....
P「....?」
P「何の音だ?」
229: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:07:34.38 ID:4mynozTA0
幸子『Pさ~ん!開けて下さ~い!』
P「?」
P「幸子?どうしたんだ?」
幸子『今両手がふさがっていて、ドアを開けられないんです』
幸子『内側から開けてもらってもいいですか?』
P「おー了解」
P「?」
P「幸子?どうしたんだ?」
幸子『今両手がふさがっていて、ドアを開けられないんです』
幸子『内側から開けてもらってもいいですか?』
P「おー了解」
230: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:08:14.19 ID:4mynozTA0
ガチャリ
幸子「こんにちは、ボクだよ....」
P「どうしたんだ幸子、改まって....」ジー
P「ってデカ!?」
P「お前、2mくらいのところに頭があるじゃないか!」
幸子「....Pさん」
幸子「今のボクを見て、何か気付くところはありま....ないかな....」
P「めちゃくちゃデカいってことしか頭に入ってこねえよ!」
幸子「....」
幸子「こんにちは、ボクだよ....」
P「どうしたんだ幸子、改まって....」ジー
P「ってデカ!?」
P「お前、2mくらいのところに頭があるじゃないか!」
幸子「....Pさん」
幸子「今のボクを見て、何か気付くところはありま....ないかな....」
P「めちゃくちゃデカいってことしか頭に入ってこねえよ!」
幸子「....」
231: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:08:46.75 ID:4mynozTA0
幸子「足元を見てくれないか....」
P「足元?」チラ
P「あ、そういうことか」
P「竹馬に乗ってるからこんなに頭の位置が上がってるんだな」
幸子「よく見るんだ....」
P「....」ジー
P「これ、竹馬じゃない....?」
P「....」ジー
P「....」ジー
P「!?」
P「足元?」チラ
P「あ、そういうことか」
P「竹馬に乗ってるからこんなに頭の位置が上がってるんだな」
幸子「よく見るんだ....」
P「....」ジー
P「これ、竹馬じゃない....?」
P「....」ジー
P「....」ジー
P「!?」
232: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:10:48.71 ID:4mynozTA0
P「なんだこれ!?」
P「水色の棒が両方の側頭部から伸びてるぞ!?」
P「お前、それに乗ってるのか!?」
幸子「ああ、そうさ....」
幸子「これは、エクステを肥大化&硬質化させた後」
幸子「足を乗せる所を取り付け」
幸子「握るところに滑り止めのグリップをつけた....」
幸子「....」
幸子「....通称」
幸子「エクステ、ビーム」
幸子「さ....」フッ
P「何言ってんだコイツ」
P「水色の棒が両方の側頭部から伸びてるぞ!?」
P「お前、それに乗ってるのか!?」
幸子「ああ、そうさ....」
幸子「これは、エクステを肥大化&硬質化させた後」
幸子「足を乗せる所を取り付け」
幸子「握るところに滑り止めのグリップをつけた....」
幸子「....」
幸子「....通称」
幸子「エクステ、ビーム」
幸子「さ....」フッ
P「何言ってんだコイツ」
233: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:17:10.07 ID:4mynozTA0
幸子「....」
幸子「....Pさん」
P「ん?」
幸子「今のボクは」
幸子「どんな風に見えているのかな....」
P「どんな風....?」
幸子「そう、普段のボクと比べて、さ....」
P「....」
幸子「....Pさん」
P「ん?」
幸子「今のボクは」
幸子「どんな風に見えているのかな....」
P「どんな風....?」
幸子「そう、普段のボクと比べて、さ....」
P「....」
234: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:18:33.82 ID:4mynozTA0
P「デカい」
幸子「そ、そういうことじゃなくて!」
P「....」
P「デカい竹馬に乗りすぎて扉を開けたのに入れていない」
幸子「その通りなんですけど違いますよ!」プンスカ
幸子「ほらこれ!エクステつけてるんですよ!」
幸子「一人称がボクですよ!B型ですよ!14歳ですよ!」
P「....」
P「....そういうことか!」
幸子「わかりましたか!わかったんですね!!!」
P「ああ」
P「....」
幸子「そ、そういうことじゃなくて!」
P「....」
P「デカい竹馬に乗りすぎて扉を開けたのに入れていない」
幸子「その通りなんですけど違いますよ!」プンスカ
幸子「ほらこれ!エクステつけてるんですよ!」
幸子「一人称がボクですよ!B型ですよ!14歳ですよ!」
P「....」
P「....そういうことか!」
幸子「わかりましたか!わかったんですね!!!」
P「ああ」
P「....」
235: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:19:16.08 ID:4mynozTA0
P「エクステをつけてる幸子もカワイイよ」
幸子「ちょっ////」
P「同じカワイイでも普段のカワイさとはまた違った魅力があるな」
幸子「ボクが言いたいのはっ」
P「イメージが変わるってのも結構いいもんだな」アハハ
幸子「っ....////」
幸子「....」
P「?」
幸子「ちょっ////」
P「同じカワイイでも普段のカワイさとはまた違った魅力があるな」
幸子「ボクが言いたいのはっ」
P「イメージが変わるってのも結構いいもんだな」アハハ
幸子「っ....////」
幸子「....」
P「?」
237: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:20:20.47 ID:4mynozTA0
P「どうした?」
幸子「そ、そ、そ」
幸子「そういうことじゃないんですよでもありがとうございます失礼します!!!!」カツンカツン
P「....」
P「なんだったんだ?」
幸子「そ、そ、そ」
幸子「そういうことじゃないんですよでもありがとうございます失礼します!!!!」カツンカツン
P「....」
P「なんだったんだ?」
238: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:35:48.14 ID:4mynozTA0
ガチャリ
幸子「酷い目に遭いましたよ....」
飛鳥「幸子、おかえり」
幸子「お待たせしてしまってすみません」
幸子「これ、借りていたエクステです」
飛鳥「!?」
飛鳥「ボ、ボクが貸したエクステとは似ても似つかないんだが....」
幸子「色々あってこうなりました」
飛鳥「何が起こってもこうはならないだろ!」
幸子「志希さんに任せたらこうなりました」
飛鳥「ああ、唯一の例外がいたか....」
飛鳥「まあこれは予備の予備の予備の予備の予備だからいいけど....」
幸子「すみません....」
幸子「酷い目に遭いましたよ....」
飛鳥「幸子、おかえり」
幸子「お待たせしてしまってすみません」
幸子「これ、借りていたエクステです」
飛鳥「!?」
飛鳥「ボ、ボクが貸したエクステとは似ても似つかないんだが....」
幸子「色々あってこうなりました」
飛鳥「何が起こってもこうはならないだろ!」
幸子「志希さんに任せたらこうなりました」
飛鳥「ああ、唯一の例外がいたか....」
飛鳥「まあこれは予備の予備の予備の予備の予備だからいいけど....」
幸子「すみません....」
239: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:36:22.29 ID:4mynozTA0
飛鳥「そういえば、この子はどこの子なんだい?」
りん子「....」
幸子「後々皆さんが揃っている時に、詳しい説明をする予定ですが」
幸子「簡単にまとめると」
幸子「昨日から入寮したりん子ちゃんです」
飛鳥「....」
飛鳥「ということは新人アイドル?」
幸子「いえ、まだ勉強中というか....」
飛鳥「なるほど、もしかして外国の子なのかな」
飛鳥「全然言葉を話さなかったんだけど」
幸子「そんなところです」
りん子「....」
幸子「後々皆さんが揃っている時に、詳しい説明をする予定ですが」
幸子「簡単にまとめると」
幸子「昨日から入寮したりん子ちゃんです」
飛鳥「....」
飛鳥「ということは新人アイドル?」
幸子「いえ、まだ勉強中というか....」
飛鳥「なるほど、もしかして外国の子なのかな」
飛鳥「全然言葉を話さなかったんだけど」
幸子「そんなところです」
240: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:37:59.96 ID:4mynozTA0
飛鳥「....少しの間彼女と一緒にいたんだ」
飛鳥「外見はボクらと同世代に見えるが」
飛鳥「歳よりも幼く見えたり」
飛鳥「逆にずっと大人びて見えたりする」
飛鳥「不思議な雰囲気を持った子だね」クスリ
幸子「(全アイドルのフェロモンがまぜこぜですからね....)」
りん子「....」
飛鳥「外見はボクらと同世代に見えるが」
飛鳥「歳よりも幼く見えたり」
飛鳥「逆にずっと大人びて見えたりする」
飛鳥「不思議な雰囲気を持った子だね」クスリ
幸子「(全アイドルのフェロモンがまぜこぜですからね....)」
りん子「....」
241: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:39:22.80 ID:4mynozTA0
りん子「....ぅ」
幸子「!?」
幸子「りん子ちゃん!言葉を話そうとしているんですか!?」
りん子「....ぅ」
りん子「....」
幸子「!?」
幸子「りん子ちゃん!言葉を話そうとしているんですか!?」
りん子「....ぅ」
りん子「....」
242: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/24(日) 23:39:56.55 ID:4mynozTA0
りん子「tonight....」
幸子「....」
幸子「....」チラ
幸子「....飛鳥さん」
飛鳥「なんだい?」
幸子「飛鳥さんのそのおかしな言葉づかいを教えちゃダメじゃないですか!」
飛鳥「おかしな!?」
幸子「りん子ちゃんが覚えちゃったらどうするんですか!」
飛鳥「変....別に変というほどではないだろう....」
6日目に続く
幸子「....」
幸子「....」チラ
幸子「....飛鳥さん」
飛鳥「なんだい?」
幸子「飛鳥さんのそのおかしな言葉づかいを教えちゃダメじゃないですか!」
飛鳥「おかしな!?」
幸子「りん子ちゃんが覚えちゃったらどうするんですか!」
飛鳥「変....別に変というほどではないだろう....」
6日目に続く
248: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 20:50:28.45 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする? >>249
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする? >>249
249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/25(月) 20:51:38.08 ID:bPPSFZdeo
ブログでも開設してみる
251: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:03:44.84 ID:QPJXrBcY0
幸子「ブログでも開設してみますか!」
幸子「事務所管理のSNSアカウントはありますけど」
幸子「文字数はどうしても少なくなってしまいますからねぇ」
幸子「手軽ではありますが、些細な言葉でも語弊を招いてしまうかもしれません」
幸子「やはり、自分の言葉を長い文章で伝えられるブログも必要でしょう!」
幸子「まあ事務所に怒られそうなので、限定公開にしてリンクをPさんに送るだけにしておきましょう!」
幸子「さてと」パカ
幸子「ブログのタイトル....」
幸子「タイトルですか....」
幸子「一番最初に見る所であり、最も見られるところでもあります」
幸子「何がいいんでしょう....」
ブログのタイトル >>252
幸子「事務所管理のSNSアカウントはありますけど」
幸子「文字数はどうしても少なくなってしまいますからねぇ」
幸子「手軽ではありますが、些細な言葉でも語弊を招いてしまうかもしれません」
幸子「やはり、自分の言葉を長い文章で伝えられるブログも必要でしょう!」
幸子「まあ事務所に怒られそうなので、限定公開にしてリンクをPさんに送るだけにしておきましょう!」
幸子「さてと」パカ
幸子「ブログのタイトル....」
幸子「タイトルですか....」
幸子「一番最初に見る所であり、最も見られるところでもあります」
幸子「何がいいんでしょう....」
ブログのタイトル >>252
252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/25(月) 21:06:22.73 ID:gVrd2V1qo
幸小話
253: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:16:05.81 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....『幸小話』」
幸子「これはいいですよ!」
幸子「ボクの小話をするブログです!」
幸子「『幸子』と『小話』がかかっていてセンスがあります!」
スタスタ
幸子「ま、まずい、隠れないと....!」サッ
幸子「....『幸小話』」
幸子「これはいいですよ!」
幸子「ボクの小話をするブログです!」
幸子「『幸子』と『小話』がかかっていてセンスがあります!」
スタスタ
幸子「ま、まずい、隠れないと....!」サッ
254: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:16:54.95 ID:QPJXrBcY0
ガチャリ
楓「....」ノソ

楓「この辺りからギャグの波動を感じたのだけど....」チラチラ
楓「気のせいかしら?」
スタスタ
幸子「危ないところでした....」
幸子「ギャグモン(ギャグモンスター)のアンテナは流石ですね....」
幸子「感度良好すぎますよ....」
楓「....」ノソ

楓「この辺りからギャグの波動を感じたのだけど....」チラチラ
楓「気のせいかしら?」
スタスタ
幸子「危ないところでした....」
幸子「ギャグモン(ギャグモンスター)のアンテナは流石ですね....」
幸子「感度良好すぎますよ....」
255: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:18:36.90 ID:QPJXrBcY0
幸子「タイトルはこれでいいとして」
幸子「他にもいろいろと設定がありますねぇ....」
幸子「....」
幸子「後は適当でいいでしょう」ポチポチ
幸子「はい開設!」
幸子「では早速」
幸子「最初の記事を書いていきましょう!」
幸子「最初、これは大切ですよ....!」
幸子「何事も出だしは重要です....」
幸子「何について書きましょうか....」
何について書く? >>256
幸子「他にもいろいろと設定がありますねぇ....」
幸子「....」
幸子「後は適当でいいでしょう」ポチポチ
幸子「はい開設!」
幸子「では早速」
幸子「最初の記事を書いていきましょう!」
幸子「最初、これは大切ですよ....!」
幸子「何事も出だしは重要です....」
幸子「何について書きましょうか....」
何について書く? >>256
256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/25(月) 21:18:59.68 ID:toj8RU7lo
サルでもできる人体錬成
257: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:32:45.86 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「最近あった面白い話題といえば....」
幸子「....やはりあの一件しかありませんね!」
幸子「『サルでもできる人体錬成』っと」カタカタ
幸子「まああれは志希さんがいなければとてもできませんが」
幸子「ボクも人体錬成に関わったのは事実なので問題ないでしょう」
幸子「最近あった面白い話題といえば....」
幸子「....やはりあの一件しかありませんね!」
幸子「『サルでもできる人体錬成』っと」カタカタ
幸子「まああれは志希さんがいなければとてもできませんが」
幸子「ボクも人体錬成に関わったのは事実なので問題ないでしょう」
258: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:33:13.24 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」カタカタ
幸子「....」カタカタ
幸子「....」カタカタ
幸子「....よし!」
幸子「人体錬成に至るまでの過程、そしてそれを行った後のことまで」
幸子「我ながら、なかなか面白い記事を書けたんじゃないですか!」
幸子「早速公開しちゃいましょう!」
幸子「限定公開ですけど」ポチ
幸子「そしてPさんにリンクを送って....」ポチ
幸子「あとはコメントを待つだけですね~」
幸子「....」カタカタ
幸子「....」カタカタ
幸子「....よし!」
幸子「人体錬成に至るまでの過程、そしてそれを行った後のことまで」
幸子「我ながら、なかなか面白い記事を書けたんじゃないですか!」
幸子「早速公開しちゃいましょう!」
幸子「限定公開ですけど」ポチ
幸子「そしてPさんにリンクを送って....」ポチ
幸子「あとはコメントを待つだけですね~」
259: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:33:41.99 ID:QPJXrBcY0
幸子「アクセス数が増えてます!」
幸子「Pさん早速見てくれたんですね~」
幸子「あれ?」
幸子「リンクを送った方のメッセージには既読が付いていませんね....」
幸子「どうしてでしょう?」
幸子「....」
幸子「わかりませんけど大丈夫でしょう!」フフーン
幸子「Pさん早速見てくれたんですね~」
幸子「あれ?」
幸子「リンクを送った方のメッセージには既読が付いていませんね....」
幸子「どうしてでしょう?」
幸子「....」
幸子「わかりませんけど大丈夫でしょう!」フフーン
260: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:34:08.45 ID:QPJXrBcY0
幸子「ふわぁ....」
幸子「集中して文章を書いていたので、少し疲れてしまいました....」
幸子「ちょっとだけお昼寝しましょうか....」ウト
りん子「....」トテトテ
りん子「....」コロン
幸子「りん子ちゃんも....一緒にお昼寝しますか....?」ウト
りん子「zzz....」スヤ
幸子「はや....」グゥ
幸子「集中して文章を書いていたので、少し疲れてしまいました....」
幸子「ちょっとだけお昼寝しましょうか....」ウト
りん子「....」トテトテ
りん子「....」コロン
幸子「りん子ちゃんも....一緒にお昼寝しますか....?」ウト
りん子「zzz....」スヤ
幸子「はや....」グゥ
261: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:39:57.21 ID:QPJXrBcY0
P「幸子起きろ!」ペシペシ
幸子「んぅ....?」
幸子「なんですかPさん....?」
幸子「あ、もしかしてブログの感想ですか?」
幸子「それならコメント欄に書いてくれればよかったのに」
P「ある意味そうだけどそんなのんきな話じゃねえんだよ!」
幸子「へ?」
P「お前、ブログなんて事務所に内緒で始めちゃダメに決まってるだろ!?」
幸子「いえいえ、あれはPさんしか読めないようにちゃんとですね」
P「アクセス数見てみろ」
幸子「え?」
P「いいから」
幸子「んぅ....?」
幸子「なんですかPさん....?」
幸子「あ、もしかしてブログの感想ですか?」
幸子「それならコメント欄に書いてくれればよかったのに」
P「ある意味そうだけどそんなのんきな話じゃねえんだよ!」
幸子「へ?」
P「お前、ブログなんて事務所に内緒で始めちゃダメに決まってるだろ!?」
幸子「いえいえ、あれはPさんしか読めないようにちゃんとですね」
P「アクセス数見てみろ」
幸子「え?」
P「いいから」
262: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:40:39.44 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」ポチポチ
幸子「いちじゅうひゃくせんまんじゅうまんひゃくまん....」
幸子「....」
幸子「Pさん、見すぎですよ?」ニヤリ
P「限定公開じゃなくて全体公開になってんだよ!」
幸子「あれ、そうでしたか」
幸子「すみません、確認はしたつもりだったんですけど」
幸子「しかし、いくらボクが人気アイドルだからって」
幸子「開設しただけでこのアクセス数って」
幸子「ファンの方も熱心ですね~、ありがたいです」
P「....」
幸子「いちじゅうひゃくせんまんじゅうまんひゃくまん....」
幸子「....」
幸子「Pさん、見すぎですよ?」ニヤリ
P「限定公開じゃなくて全体公開になってんだよ!」
幸子「あれ、そうでしたか」
幸子「すみません、確認はしたつもりだったんですけど」
幸子「しかし、いくらボクが人気アイドルだからって」
幸子「開設しただけでこのアクセス数って」
幸子「ファンの方も熱心ですね~、ありがたいです」
P「....」
263: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:45:26.93 ID:QPJXrBcY0
P「お前のファンもいるかもしれんがそれだけじゃないんだよ....」
P「というか、それ以外がメインだ」
幸子「それ以外?」
P「お前、人体錬成のこと書いただろ....」
幸子「はい、そうですけど」
P「あれのせいで今、世界中が大パニックになってんだよ!!!」
幸子「え゛ぇ゛っ!?」
P「というか、それ以外がメインだ」
幸子「それ以外?」
P「お前、人体錬成のこと書いただろ....」
幸子「はい、そうですけど」
P「あれのせいで今、世界中が大パニックになってんだよ!!!」
幸子「え゛ぇ゛っ!?」
265: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:56:52.90 ID:QPJXrBcY0
幸子「で、でもあんな荒唐無稽な話、普通は信じませんよ!?」
幸子「しかも発信元は14歳のカワイイアイドルですし....」
P「お前だけだったら信じなかったんだろうけどな」
P「志希の名前を出して、写真まで載っけてたら話は別なんだよ....」
幸子「まさか!?」
P「ああ、世界は」
P「志希ならやりかねない」
P「そう判断したんだ」
幸子「」
幸子「しかも発信元は14歳のカワイイアイドルですし....」
P「お前だけだったら信じなかったんだろうけどな」
P「志希の名前を出して、写真まで載っけてたら話は別なんだよ....」
幸子「まさか!?」
P「ああ、世界は」
P「志希ならやりかねない」
P「そう判断したんだ」
幸子「」
266: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:59:22.35 ID:QPJXrBcY0
P「今、事務所の電話は鳴りっぱなしだ」
P「しかも一般人からじゃない」
P「世界各国の政府や研究機関からだ....」
幸子「」ブクブク
P「大変なことになっちまったなぁ....」
P「しかも一般人からじゃない」
P「世界各国の政府や研究機関からだ....」
幸子「」ブクブク
P「大変なことになっちまったなぁ....」
267: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 21:59:50.71 ID:QPJXrBcY0
幸子「こ、こんなことしている場合じゃありませんよ!」
幸子「早く行動を起こさないと」ダッ
P「バカッ!」ガシッ
幸子「うぇっ!?」バタン
パァン
パリィン
幸子「早く行動を起こさないと」ダッ
P「バカッ!」ガシッ
幸子「うぇっ!?」バタン
パァン
パリィン
268: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:00:19.73 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....え?」
幸子「今いきなり窓ガラスが割れませんでした?」
P「....」
P「この事務所は今、暗殺者たちに包囲されている」
幸子「」
P「おそらくメインは志希なんだろうが」
P「情報の発信者であるお前も」
P「ターゲットに入っているんだろう」
幸子「」
幸子「....え?」
幸子「今いきなり窓ガラスが割れませんでした?」
P「....」
P「この事務所は今、暗殺者たちに包囲されている」
幸子「」
P「おそらくメインは志希なんだろうが」
P「情報の発信者であるお前も」
P「ターゲットに入っているんだろう」
幸子「」
269: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:01:25.89 ID:QPJXrBcY0
P「窓の外から見えるところにはいかない方がいい」
幸子「どうしてこんなことに....」
P「....人体錬成、無から命を作り出す技術なんて」
P「人類に明らかに早すぎるんだ....」
幸子「そうなんですか....?」
P「....」
P「これを国家レベルが行うとどうなるかわかるか?」
幸子「....?」
P「ほとんどノーリスクで、いくらでも人材を生み出すことができる」
P「軍隊でも組織してみろ」
P「世界のパワーバランスが崩れるぞ」
幸子「」
幸子「どうしてこんなことに....」
P「....人体錬成、無から命を作り出す技術なんて」
P「人類に明らかに早すぎるんだ....」
幸子「そうなんですか....?」
P「....」
P「これを国家レベルが行うとどうなるかわかるか?」
幸子「....?」
P「ほとんどノーリスクで、いくらでも人材を生み出すことができる」
P「軍隊でも組織してみろ」
P「世界のパワーバランスが崩れるぞ」
幸子「」
271: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:08:11.54 ID:QPJXrBcY0
P「しかもりん子ちゃんを見る限り」
P「ある程度成長した姿で生まれるから」
P「普通の人間を使うより圧倒的にモノになるのが早い」
P「....要するに」
P「他国からしたら、そんな技術を手に入れられちゃ困るってことだ」
P「おそらく、周りの暗殺者たちが事務所内の重要人物を処理した後」
P「ゆっくりと技術を拝借するつもりなんだろう....」
幸子「どどどどどどどどどどどうしましょう!?」
P「....」
P「ある程度成長した姿で生まれるから」
P「普通の人間を使うより圧倒的にモノになるのが早い」
P「....要するに」
P「他国からしたら、そんな技術を手に入れられちゃ困るってことだ」
P「おそらく、周りの暗殺者たちが事務所内の重要人物を処理した後」
P「ゆっくりと技術を拝借するつもりなんだろう....」
幸子「どどどどどどどどどどどうしましょう!?」
P「....」
272: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:14:57.15 ID:QPJXrBcY0
P「....今回ばかりは」
P「もう手遅れかもしれん....」
幸子「そんな....」
P「今のご時世、ネットに流れた情報なんて一瞬で世界中に広がる」
P「それを止める手立てはない」
P「そして、覆すこともできないんだ」
幸子「....ボクのせいで、こんなことに」
P「....」
P「もう手遅れかもしれん....」
幸子「そんな....」
P「今のご時世、ネットに流れた情報なんて一瞬で世界中に広がる」
P「それを止める手立てはない」
P「そして、覆すこともできないんだ」
幸子「....ボクのせいで、こんなことに」
P「....」
273: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:15:44.52 ID:QPJXrBcY0
P「....幸子」
P「じき、痺れを切らした暗殺者たちが乗り込んでくるだろう」
P「落ち込んでいる場合じゃない、どうにか逃げる手段を考えよう」
幸子「でも....もう....」
P「時間がないんだ!」
瑞樹「時間ならいくらでもあるわよ?」ニコッ

P「瑞樹さん!?」
幸子「いつの間にこの部屋に!?」
瑞樹「今来たところよ?」
P「じき、痺れを切らした暗殺者たちが乗り込んでくるだろう」
P「落ち込んでいる場合じゃない、どうにか逃げる手段を考えよう」
幸子「でも....もう....」
P「時間がないんだ!」
瑞樹「時間ならいくらでもあるわよ?」ニコッ

P「瑞樹さん!?」
幸子「いつの間にこの部屋に!?」
瑞樹「今来たところよ?」
274: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:16:21.67 ID:QPJXrBcY0
P「そんな所に立っていたら危ないですよ!」
瑞樹「どうして?」
P「知らないかもしれませんけど、外には暗殺者がうようよいて!」
P「事務所内の人たちを狙っているんです!」
瑞樹「....」
瑞樹「ふふっ....」
P「射撃が来ない....?」
P「どうして!?」
瑞樹「....」
瑞樹「どうして?」
P「知らないかもしれませんけど、外には暗殺者がうようよいて!」
P「事務所内の人たちを狙っているんです!」
瑞樹「....」
瑞樹「ふふっ....」
P「射撃が来ない....?」
P「どうして!?」
瑞樹「....」
275: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:16:49.53 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「....私が」
瑞樹「時の流れを止めたからよ」ニッコリ
幸子「!!?!?!??」
P「....ウワサは本当だったんですか」
瑞樹「ええ」
P「ハハ、なんてこった....」
幸子「ボクが言うのもなんですけど、この事務所とんでもないですね」
瑞樹「時の流れを止めたからよ」ニッコリ
幸子「!!?!?!??」
P「....ウワサは本当だったんですか」
瑞樹「ええ」
P「ハハ、なんてこった....」
幸子「ボクが言うのもなんですけど、この事務所とんでもないですね」
276: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:19:21.26 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「事務所に帰ってきたら外が騒がしいから」
瑞樹「とりあえず周りの時だけ止めて入ったの」
幸子「えぇ....」
瑞樹「それでさっき、暗殺者がどうとか言っていたけど」
瑞樹「どういうこと?」
P「それがですね....」
幸子「実は....」
瑞樹「とりあえず周りの時だけ止めて入ったの」
幸子「えぇ....」
瑞樹「それでさっき、暗殺者がどうとか言っていたけど」
瑞樹「どういうこと?」
P「それがですね....」
幸子「実は....」
279: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:39:50.93 ID:QPJXrBcY0
幸子「ということでして....」
瑞樹「....ぷっ」
瑞樹「あははっ!」アハハ
P「瑞樹さん!笑ってる場合じゃないんですよ!?」
瑞樹「だって~」
瑞樹「たったそれだけのことでこんなに大ごとになるなんて....」
瑞樹「ふふっ」クスリ
瑞樹「....ぷっ」
瑞樹「あははっ!」アハハ
P「瑞樹さん!笑ってる場合じゃないんですよ!?」
瑞樹「だって~」
瑞樹「たったそれだけのことでこんなに大ごとになるなんて....」
瑞樹「ふふっ」クスリ
280: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:40:46.41 ID:QPJXrBcY0
幸子「....瑞樹さん」
瑞樹「?」
幸子「瑞樹さんの能力で、この状況をどうにかできませんか....?」
幸子「全てはボクのせいなのに、虫のいい話というのはわかっています....」
幸子「でも、いま頼れるのは瑞樹さんしかいなくて....」
瑞樹「....」
瑞樹「できなくはないわね」
幸子「!」
瑞樹「?」
幸子「瑞樹さんの能力で、この状況をどうにかできませんか....?」
幸子「全てはボクのせいなのに、虫のいい話というのはわかっています....」
幸子「でも、いま頼れるのは瑞樹さんしかいなくて....」
瑞樹「....」
瑞樹「できなくはないわね」
幸子「!」
281: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:41:12.53 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「時の流れを逆転させて、数時間戻せば」
瑞樹「幸子ちゃんのブログ開設を止められるでしょう?」
幸子「それじゃあ!」
瑞樹「ただそれには一つ問題があるの」
幸子「問題?」
瑞樹「時の流れを止めるのと比べて」
瑞樹「時の流れの逆転は、負担が激しいのよ....」
幸子「というと?」
瑞樹「....」
瑞樹「幸子ちゃんのブログ開設を止められるでしょう?」
幸子「それじゃあ!」
瑞樹「ただそれには一つ問題があるの」
幸子「問題?」
瑞樹「時の流れを止めるのと比べて」
瑞樹「時の流れの逆転は、負担が激しいのよ....」
幸子「というと?」
瑞樹「....」
282: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:43:21.09 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「戻した時間の分だけ」
瑞樹「私だけが歳を取ってしまうの!」バーン
幸子「....」
幸子「数時間くらいいいんじゃないですか?」
瑞樹「ダメに決まってるでしょ!!!!」カッ
幸子「ひぃ!?」
P「幸子、瑞樹さんにそれは言っちゃダメだ」
幸子「す、すみません....」
瑞樹「私だけが歳を取ってしまうの!」バーン
幸子「....」
幸子「数時間くらいいいんじゃないですか?」
瑞樹「ダメに決まってるでしょ!!!!」カッ
幸子「ひぃ!?」
P「幸子、瑞樹さんにそれは言っちゃダメだ」
幸子「す、すみません....」
283: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:43:48.35 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「....」
瑞樹「....幸子ちゃんの時間をくれるなら」
瑞樹「戻してもいいわよ」ニコ
瑞樹「それなら私の負担もな
幸子「どうぞ!私の時間を使ってください!」
幸子「それで事務所の皆さんが助かるなら!」
瑞樹「!」
P「....」
瑞樹「....幸子ちゃんの時間をくれるなら」
瑞樹「戻してもいいわよ」ニコ
瑞樹「それなら私の負担もな
幸子「どうぞ!私の時間を使ってください!」
幸子「それで事務所の皆さんが助かるなら!」
瑞樹「!」
P「....」
285: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:44:16.60 ID:QPJXrBcY0
P「....はぁ」
P「瑞樹さん、意地悪はその辺にしてください」
瑞樹「あら、P君は分かってたの?」
P「そりゃそうですよ」
瑞樹「さすがね~」
幸子「?」
P「瑞樹さんは幸子を試したんだよ」
瑞樹「そういうこと♪」
幸子「....」
P「瑞樹さん、意地悪はその辺にしてください」
瑞樹「あら、P君は分かってたの?」
P「そりゃそうですよ」
瑞樹「さすがね~」
幸子「?」
P「瑞樹さんは幸子を試したんだよ」
瑞樹「そういうこと♪」
幸子「....」
286: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:45:12.47 ID:QPJXrBcY0
幸子「なんだぁ....」ヘナヘナ
瑞樹「幸子ちゃんの気概に免じて、今回は時を戻してあげる♪」
幸子「ありがとうございます!」
瑞樹「でもね幸子ちゃん」
瑞樹「これからはもう少し、後先考えて行動するのよ?」
瑞樹「あと、何事でも細かい確認は怠らないこと!」
幸子「肝に銘じます....」
瑞樹「はい、よろしい」
瑞樹「(まあ時を戻したら、このことは覚えていられないんだけど....)」
瑞樹「....」
瑞樹「(肝に銘じたなら大丈夫かしら?)」クスリ
瑞樹「幸子ちゃんの気概に免じて、今回は時を戻してあげる♪」
幸子「ありがとうございます!」
瑞樹「でもね幸子ちゃん」
瑞樹「これからはもう少し、後先考えて行動するのよ?」
瑞樹「あと、何事でも細かい確認は怠らないこと!」
幸子「肝に銘じます....」
瑞樹「はい、よろしい」
瑞樹「(まあ時を戻したら、このことは覚えていられないんだけど....)」
瑞樹「....」
瑞樹「(肝に銘じたなら大丈夫かしら?)」クスリ
288: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/25(月) 22:45:53.62 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
6日目に続く
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
6日目に続く
292: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 21:41:00.29 ID:AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする? >>293
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする? >>293
293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 21:41:29.46 ID:PZIPr/+70
弁当を作る
294: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 21:52:31.39 ID:AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「これはもう」
幸子「Pさんにお弁当を作ってあげるしかないですね!」
幸子「あの人基本的にお昼は時間が惜しいとか言って食べませんから」
幸子「きっと、温かいお昼ご飯に飢えていることでしょう!」
幸子「....」
幸子「事務所で作って、事務所にいるPさんに出すなら」
幸子「普通に作って出せばよくない?」
幸子「と考えているそこのあなた!」
幸子「わかっていませんねぇ」フフーン
幸子「これはもう」
幸子「Pさんにお弁当を作ってあげるしかないですね!」
幸子「あの人基本的にお昼は時間が惜しいとか言って食べませんから」
幸子「きっと、温かいお昼ご飯に飢えていることでしょう!」
幸子「....」
幸子「事務所で作って、事務所にいるPさんに出すなら」
幸子「普通に作って出せばよくない?」
幸子「と考えているそこのあなた!」
幸子「わかっていませんねぇ」フフーン
295: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 21:53:49.85 ID:AqGTjszP0
幸子「単にお昼ご飯を作るのではなく」
幸子「お弁当というのがミソなんですよ!」
幸子「確かに」
幸子「お皿に美しく盛られた料理は」
幸子「さらに味を美味しくします」
幸子「しかし!」
幸子「ボクはそんな盛り付けできません!」
幸子「だったら、普通に盛るよりも」
幸子「お弁当箱に入れて出した方が」
幸子「開けるときのワクワク感の分だけ後者が勝つんです!」バーン
幸子「お弁当というのがミソなんですよ!」
幸子「確かに」
幸子「お皿に美しく盛られた料理は」
幸子「さらに味を美味しくします」
幸子「しかし!」
幸子「ボクはそんな盛り付けできません!」
幸子「だったら、普通に盛るよりも」
幸子「お弁当箱に入れて出した方が」
幸子「開けるときのワクワク感の分だけ後者が勝つんです!」バーン
296: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 21:54:32.84 ID:AqGTjszP0
幸子「元々はPさんのためを思って始めたこの企画!」
幸子「これはもはや最適解なのでは?」
幸子「....」チラ
幸子「....11時半ですか」
幸子「少し出遅れましたね....」
幸子「ボクだけの力でお弁当を作るとなると」
幸子「お昼の時間を過ぎてしまいます....」
幸子「1人で完成させたいところですが」
幸子「今はボクのエゴよりも、Pさんにお昼ご飯を届ける方が大事です」
幸子「誰かに助っ人を頼みましょう!」
誰に頼む? >>297
幸子「これはもはや最適解なのでは?」
幸子「....」チラ
幸子「....11時半ですか」
幸子「少し出遅れましたね....」
幸子「ボクだけの力でお弁当を作るとなると」
幸子「お昼の時間を過ぎてしまいます....」
幸子「1人で完成させたいところですが」
幸子「今はボクのエゴよりも、Pさんにお昼ご飯を届ける方が大事です」
幸子「誰かに助っ人を頼みましょう!」
誰に頼む? >>297
298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 21:55:22.51 ID:A0/qTiLoo
ちとせ
303: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:11:26.83 ID:AqGTjszP0
304: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:12:12.93 ID:AqGTjszP0
ちとせ「お弁当?」
幸子「はい、どうしてもお昼の時間に間に合わせたいので」
幸子「お手伝いを頼めませんか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「私、あまり料理はしないんだけど、それでもいい?」
幸子「今回は凝った物を作る予定はないので大丈夫です!」
幸子「ボクも料理はあまりしませんけど」
幸子「どうにかなるでしょう!」
ちとせ「そうだね♪」
幸子「はい、どうしてもお昼の時間に間に合わせたいので」
幸子「お手伝いを頼めませんか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「私、あまり料理はしないんだけど、それでもいい?」
幸子「今回は凝った物を作る予定はないので大丈夫です!」
幸子「ボクも料理はあまりしませんけど」
幸子「どうにかなるでしょう!」
ちとせ「そうだね♪」
305: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:13:17.91 ID:AqGTjszP0
ちとせ「それで、何を作るの?」
幸子「特に材料を買ってきているわけではないので」
幸子「事務所の冷蔵庫に入っているもので作れるものにします!」
ちとせ「すご~い、幸子ちゃん慣れてる人みたい」
幸子「フフーン、それほどでもありません!」
冷蔵庫の中身① >>306
冷蔵庫の中身② >>307
冷蔵庫の中身③ >>308
幸子「特に材料を買ってきているわけではないので」
幸子「事務所の冷蔵庫に入っているもので作れるものにします!」
ちとせ「すご~い、幸子ちゃん慣れてる人みたい」
幸子「フフーン、それほどでもありません!」
冷蔵庫の中身① >>306
冷蔵庫の中身② >>307
冷蔵庫の中身③ >>308
306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 22:14:26.35 ID:SVNK+2Uno
ちとせの手首から先(料理番組でうっかり食材ごと切ってしまったもの)
307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 22:14:32.86 ID:gGIWlxWqO
山形りんご
308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 22:14:54.81 ID:0rFezw7so
あの子(生前の姿)
311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 22:16:31.15 ID:pBn7kMA20
なんでお前ら揃いも揃ってスプラッタなの(困惑)
314: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:32:16.30 ID:AqGTjszP0
幸子「まずは冷凍庫から見てみましょう....」ガサゴソ
幸子「....」ガサゴソ
幸子「ん、これは?」
ちとせ「あ、それ!」
幸子「なんですか?」
ちとせ「開けていいよ♪」
幸子「はぁ」
幸子「....」ガサゴソ
幸子「ん、これは?」
ちとせ「あ、それ!」
幸子「なんですか?」
ちとせ「開けていいよ♪」
幸子「はぁ」
315: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:33:24.65 ID:AqGTjszP0
幸子「結構大きいですね、手のひらくらいのサイズがありますよ」
幸子「ブロック肉か何かでしょうか....」
【ちとせの手首から先】
幸子「」
幸子「さささ殺人事件です!!!」
ちとせ「私生きてるよ?」
ちとせ「こんなところにあったんだ~」
幸子「こ、これ、ちとせさんのなんですか!?」
ちとせ「うん、この前料理番組に出た時にうっかり切っちゃったの」
幸子「うっかりって程度じゃありませんよ!?」
幸子「ブロック肉か何かでしょうか....」
【ちとせの手首から先】
幸子「」
幸子「さささ殺人事件です!!!」
ちとせ「私生きてるよ?」
ちとせ「こんなところにあったんだ~」
幸子「こ、これ、ちとせさんのなんですか!?」
ちとせ「うん、この前料理番組に出た時にうっかり切っちゃったの」
幸子「うっかりって程度じゃありませんよ!?」
316: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:33:50.31 ID:AqGTjszP0
ちとせ「それでね、あとでくっつけようと思って冷凍庫に入れてたんだけど」
ちとせ「忘れてた♪」
幸子「忘れないでくださいよこんなに大切なもの!」
幸子「というかこれどうするんですか?」
ちとせ「取っておいたの忘れてたから、新しいのをもう生やしちゃった」
幸子「相変わらずですねこの事務所は」
ちとせ「忘れてた♪」
幸子「忘れないでくださいよこんなに大切なもの!」
幸子「というかこれどうするんですか?」
ちとせ「取っておいたの忘れてたから、新しいのをもう生やしちゃった」
幸子「相変わらずですねこの事務所は」
317: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:34:55.30 ID:AqGTjszP0
ちとせ「....」
ちとせ「....私、名案が浮かんじゃったかも」
幸子「?」
ちとせ「せっかくだし使っちゃおう」
幸子「せっかくの意味わかってます?」
幸子「いくらちとせさんの手といっても、人肉はちょっと....」
ちとせ「でも、動物の手足を使った食材って意外とない?」
ちとせ「クマノテ、豚足、モミジ、カメノテ....」
幸子「順に熊、豚、鶏ですね」
幸子「カメノテは亀の手ではなく甲殻類の一種ですけど」
幸子「それ以外は確かに....」
ちとせ「....私、名案が浮かんじゃったかも」
幸子「?」
ちとせ「せっかくだし使っちゃおう」
幸子「せっかくの意味わかってます?」
幸子「いくらちとせさんの手といっても、人肉はちょっと....」
ちとせ「でも、動物の手足を使った食材って意外とない?」
ちとせ「クマノテ、豚足、モミジ、カメノテ....」
幸子「順に熊、豚、鶏ですね」
幸子「カメノテは亀の手ではなく甲殻類の一種ですけど」
幸子「それ以外は確かに....」
318: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:35:25.85 ID:AqGTjszP0
ちとせ「....私、手はいつも洗ってるから綺麗だと思うよ?」
幸子「気にしているのはそこではないです....」
ちとせ「お願い幸子ちゃん」ギュッ
ちとせ「私、あの人の身体の中に自分のお肉が巡っていく姿を想像するだけで....」
ちとせ「....んっ////」キュン
ちとせ「いい....////」ハァハァ
幸子「業が深すぎます」
ちとせ「吸血鬼の末裔だからかな?」
幸子「さぁ....」
幸子「気にしているのはそこではないです....」
ちとせ「お願い幸子ちゃん」ギュッ
ちとせ「私、あの人の身体の中に自分のお肉が巡っていく姿を想像するだけで....」
ちとせ「....んっ////」キュン
ちとせ「いい....////」ハァハァ
幸子「業が深すぎます」
ちとせ「吸血鬼の末裔だからかな?」
幸子「さぁ....」
319: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:35:54.54 ID:AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「仕方ないですねぇ....」
幸子「本当に少しだけですよ?」
ちとせ「指一本くらい?」
幸子「爪の切れっ端で我慢してください」
ちとせ「え~」
幸子「そのくらいなら事務所のヤンデレ軍の人たちが常日頃から入れているので」
幸子「ボクが許容できるギリギリのラインです」
ちとせ「ありがとう幸子ちゃん」ニコ
幸子「自分の身体の一部を食べさせようとしているとは思えないほど爽やかな笑み」
幸子「仕方ないですねぇ....」
幸子「本当に少しだけですよ?」
ちとせ「指一本くらい?」
幸子「爪の切れっ端で我慢してください」
ちとせ「え~」
幸子「そのくらいなら事務所のヤンデレ軍の人たちが常日頃から入れているので」
幸子「ボクが許容できるギリギリのラインです」
ちとせ「ありがとう幸子ちゃん」ニコ
幸子「自分の身体の一部を食べさせようとしているとは思えないほど爽やかな笑み」
320: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:47:30.49 ID:AqGTjszP0
幸子「ちとせさんの手はいいとして」
幸子「まともな食材が欲しいですねぇ」ガサゴソ
幸子「あ、これ」スッ
ちとせ「りんご?」
幸子「いえ、これはりんごろうの死体です」
ちとせ「死体?」
幸子「まともな食材が欲しいですねぇ」ガサゴソ
幸子「あ、これ」スッ
ちとせ「りんご?」
幸子「いえ、これはりんごろうの死体です」
ちとせ「死体?」
321: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:48:33.98 ID:AqGTjszP0
幸子「正確には」
幸子「あかりさんがりんごろう風に皮を剥いたりんごです」
ちとせ「お料理に使うの勿体ないね」
幸子「いえ、むしろ積極的に使っていきます」
幸子「りん子ちゃんにとってりんごろうは目の上のたん瘤なので」
ちとせ「?」
幸子「あかりさんがりんごろう風に皮を剥いたりんごです」
ちとせ「お料理に使うの勿体ないね」
幸子「いえ、むしろ積極的に使っていきます」
幸子「りん子ちゃんにとってりんごろうは目の上のたん瘤なので」
ちとせ「?」
322: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:49:02.92 ID:AqGTjszP0
幸子「あとはー....」
ちとせ「ここは見たの?」
幸子「これ、なんなんでしょう」
幸子「家庭用冷蔵庫の隣に」
幸子「やたらと大きい業務用の冷凍庫があるのはアンバランスのような....」
ちとせ「....」パカッ
ちとせ「ここは見たの?」
幸子「これ、なんなんでしょう」
幸子「家庭用冷蔵庫の隣に」
幸子「やたらと大きい業務用の冷凍庫があるのはアンバランスのような....」
ちとせ「....」パカッ
323: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:49:39.74 ID:AqGTjszP0
『....』
ちとせ「....」バタン
幸子「中を確認しないんですか?」
ちとせ「....」
幸子「ちとせさん?」
ちとせ「....」
ちとせ「何もなかったよ」
ちとせ「食べ物は」
幸子「そうですか、残念です....」
幸子「普通の冷蔵庫の方をもう一度見てみましょう」パカッ
ちとせ「....」
ちとせ「....」バタン
幸子「中を確認しないんですか?」
ちとせ「....」
幸子「ちとせさん?」
ちとせ「....」
ちとせ「何もなかったよ」
ちとせ「食べ物は」
幸子「そうですか、残念です....」
幸子「普通の冷蔵庫の方をもう一度見てみましょう」パカッ
ちとせ「....」
324: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:50:22.31 ID:AqGTjszP0
幸子「これはなんでしょう?」
ちとせ「お肉....?」
幸子「お肉っぽいんですけど、ラベルも何もないので」
幸子「何の肉かわかりませんねぇ....」
ちとせ「腐ってはいないみたいだし、使ってもいいんじゃない?」
幸子「このままじゃ食材がなさすぎますし、そうするしかありません....」
ちとせ「お肉....?」
幸子「お肉っぽいんですけど、ラベルも何もないので」
幸子「何の肉かわかりませんねぇ....」
ちとせ「腐ってはいないみたいだし、使ってもいいんじゃない?」
幸子「このままじゃ食材がなさすぎますし、そうするしかありません....」
325: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 22:50:54.09 ID:AqGTjszP0
幸子「ということで材料はこちら!」
【チトセテの爪】
【りんごろう】
【謎肉】
ちとせ「....」
ちとせ「こういう料理はあるの?」
幸子「....地球上をくまなく探せばあるいは」
ちとせ「....」
何を作る? >>326
【チトセテの爪】
【りんごろう】
【謎肉】
ちとせ「....」
ちとせ「こういう料理はあるの?」
幸子「....地球上をくまなく探せばあるいは」
ちとせ「....」
何を作る? >>326
326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 22:52:28.61 ID:gvm/x0+Co
りんご入りポルペッティの赤ワイン煮
328: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:00:59.17 ID:AqGTjszP0
幸子「この材料たちで作れそうな料理って何かありますか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「ちょっと待ってね」
ちとせ「Hey,千夜」
千夜「何なりと」

幸子「そういうシステムなんですか!?」
ちとせ「この材料で作れそうな料理を教えて」
千夜「ぴこん」
千夜「お嬢様の爪、りんごろう、謎肉で作れるレシピを検索しています」
千夜「1件該当しました」
幸子「あるんですか!?」
千夜「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮はいかがでしょうか」
幸子・ちとせ「「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮?」」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「ちょっと待ってね」
ちとせ「Hey,千夜」
千夜「何なりと」

幸子「そういうシステムなんですか!?」
ちとせ「この材料で作れそうな料理を教えて」
千夜「ぴこん」
千夜「お嬢様の爪、りんごろう、謎肉で作れるレシピを検索しています」
千夜「1件該当しました」
幸子「あるんですか!?」
千夜「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮はいかがでしょうか」
幸子・ちとせ「「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮?」」
331: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:19:00.19 ID:AqGTjszP0
ちとせ「千夜ちゃんが置いていってくれたレシピを参考にして作ろう」
幸子「千夜さんも混ざりたそうにしてましたけどよかったんですか?」
ちとせ「千夜ちゃんがいると全部完璧に出来ちゃうから」
幸子「まあそれではつまらないですねぇ」
ちとせ「えーっと」
ちとせ「まずはりんごろうをみじん切りにする」
幸子「みじん切り....」
幸子「結構難しいんですよね....」
幸子「まずは皮を剥いて....」モタモタ
幸子「あっ」
幸子「あの皮が繋がった状態で剥きたいんですけど、無理そうです....」
幸子「千夜さんも混ざりたそうにしてましたけどよかったんですか?」
ちとせ「千夜ちゃんがいると全部完璧に出来ちゃうから」
幸子「まあそれではつまらないですねぇ」
ちとせ「えーっと」
ちとせ「まずはりんごろうをみじん切りにする」
幸子「みじん切り....」
幸子「結構難しいんですよね....」
幸子「まずは皮を剥いて....」モタモタ
幸子「あっ」
幸子「あの皮が繋がった状態で剥きたいんですけど、無理そうです....」
332: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:19:51.57 ID:AqGTjszP0
ちとせ「幸子ちゃんがりんごろうをやっている間に私は....」
ちとせ「よいしょ」
ちとせ「この謎肉をフードプロセッサーでミンチにする、と」ポイ
ちとせ「ついでに爪も入れちゃお」ポイポイ
ちとせ「....」
ちとせ「....1本くらいいいよね♪」ジョキ
ちとせ「えい」ポイ
ちとせ「....」ピッ
ガーッ!
ちとせ「お~」パチパチ
ちとせ「よいしょ」
ちとせ「この謎肉をフードプロセッサーでミンチにする、と」ポイ
ちとせ「ついでに爪も入れちゃお」ポイポイ
ちとせ「....」
ちとせ「....1本くらいいいよね♪」ジョキ
ちとせ「えい」ポイ
ちとせ「....」ピッ
ガーッ!
ちとせ「お~」パチパチ
333: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:20:55.91 ID:AqGTjszP0
幸子「ちとせさ~ん、りんごろうを木っ端微塵にしましたよ~」
ちとせ「お疲れ様、こっちも終わったよ」
幸子「この2つと、つなぎのパン粉と卵を入れて捏ねるんですよね」コネコネ
ちとせ「粘りが出るまでだって」
幸子「了解です」コネコネ
幸子「....」コネコネ
幸子「これ、ハンバーーーーーーーグ!ですか?」
ちとせ「イタリアの肉団子だって~」
幸子「へ~」
ちとせ「お疲れ様、こっちも終わったよ」
幸子「この2つと、つなぎのパン粉と卵を入れて捏ねるんですよね」コネコネ
ちとせ「粘りが出るまでだって」
幸子「了解です」コネコネ
幸子「....」コネコネ
幸子「これ、ハンバーーーーーーーグ!ですか?」
ちとせ「イタリアの肉団子だって~」
幸子「へ~」
335: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:21:24.83 ID:AqGTjszP0
幸子「これくらいでいいでしょう!」
ちとせ「うんうん、おっけ~」
幸子「これを丸めて....」
幸子「いよいよ!お馴染みの両手でキャッチボールするやつです!」ペチ
幸子「....」ペチ
ちとせ「これは万国共通なんだ~」ペチ
ちとせ「....」ペチ
ちとせ「うんうん、おっけ~」
幸子「これを丸めて....」
幸子「いよいよ!お馴染みの両手でキャッチボールするやつです!」ペチ
幸子「....」ペチ
ちとせ「これは万国共通なんだ~」ペチ
ちとせ「....」ペチ
336: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:22:13.49 ID:AqGTjszP0
幸子「成型が終わったので、次はお鍋の準備ですか」
ちとせ「赤ワイン1カップ、お水も同じ量」
幸子「はーい」ジョボジョボ
ちとせ「トマトの缶詰を全部」
幸子「いい感じです」ドボッ
ちとせ「あとはローリエ、ローズマリー、お塩、ブラックペッパーを入れて」
幸子「....」サッサッ
ちとせ「そこにさっきのお肉をどぼ~ん」
幸子「飛び散るので静かに入れます」ソロリソロリ
ちとせ「あとはしばらく煮込んで完成!」
幸子「疲れました....」
ちとせ「赤ワイン1カップ、お水も同じ量」
幸子「はーい」ジョボジョボ
ちとせ「トマトの缶詰を全部」
幸子「いい感じです」ドボッ
ちとせ「あとはローリエ、ローズマリー、お塩、ブラックペッパーを入れて」
幸子「....」サッサッ
ちとせ「そこにさっきのお肉をどぼ~ん」
幸子「飛び散るので静かに入れます」ソロリソロリ
ちとせ「あとはしばらく煮込んで完成!」
幸子「疲れました....」
337: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:22:41.63 ID:AqGTjszP0
幸子「....」ジー
幸子「これ、思いのほかいい感じじゃないですか!」
ちとせ「さすが千夜ちゃん♪」
千夜「ありがとうございます」ペコ
幸子「呼ばれるために戻ってこなくても....」
千夜「いえ、それが私の役目ですから」
幸子「そういうものですか....」
幸子「これ、思いのほかいい感じじゃないですか!」
ちとせ「さすが千夜ちゃん♪」
千夜「ありがとうございます」ペコ
幸子「呼ばれるために戻ってこなくても....」
千夜「いえ、それが私の役目ですから」
幸子「そういうものですか....」
340: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:33:59.10 ID:AqGTjszP0
P「....」カタカタ
幸子「Pさん!」
P「幸子、どうした?」
幸子「実はボク....」
幸子「Pさんにお弁当を作ってきたんです!」バーン
P「お、お弁当!?」
P「どうしたんだ突然?」
幸子「今日はそういう気分だったんです」
P「へー、お前料理できたんだな」
幸子「ま、まあボクくらいのアイドルならそれはもう義務のようなものですよ」フフーン
P「そりゃ楽しみだ」
幸子「Pさん!」
P「幸子、どうした?」
幸子「実はボク....」
幸子「Pさんにお弁当を作ってきたんです!」バーン
P「お、お弁当!?」
P「どうしたんだ突然?」
幸子「今日はそういう気分だったんです」
P「へー、お前料理できたんだな」
幸子「ま、まあボクくらいのアイドルならそれはもう義務のようなものですよ」フフーン
P「そりゃ楽しみだ」
341: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:35:02.63 ID:AqGTjszP0
幸子「ただ、時間がなかったので....」
幸子「ご飯とおかず1品だけなんですけど....」オズオズ
P「んなのどうでもいいよ!」
P「幸子が俺のために作ってくれたのだろ?」
幸子「一応は....」
P「無問題無問題!」
P「早く食べさせてくれ!」
幸子「!」
幸子「ご飯とおかず1品だけなんですけど....」オズオズ
P「んなのどうでもいいよ!」
P「幸子が俺のために作ってくれたのだろ?」
幸子「一応は....」
P「無問題無問題!」
P「早く食べさせてくれ!」
幸子「!」
342: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:36:12.10 ID:AqGTjszP0
幸子「どうぞ!」スッ
P「おお、なんだこれ」
P「変わった形のタッパーだな」
幸子「これはですね、スクリュートップキーパーという容器なんです!」
P「なんだそれ?」
幸子「蓋にパッキンがついているので、とにかく密閉力が凄いんです!」
幸子「汁物を入れてもまったく零れません!」
幸子「(と千夜さんが教えてくれました)」
P「へー、凄いなぁ」パカッ
P「おお、なんだこれ」
P「変わった形のタッパーだな」
幸子「これはですね、スクリュートップキーパーという容器なんです!」
P「なんだそれ?」
幸子「蓋にパッキンがついているので、とにかく密閉力が凄いんです!」
幸子「汁物を入れてもまったく零れません!」
幸子「(と千夜さんが教えてくれました)」
P「へー、凄いなぁ」パカッ
343: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:36:43.08 ID:AqGTjszP0
P「お、いい匂い....」
P「湯気まで立ってるし....」
幸子「ついさっき思いついたので、出来立てです!」
P「嬉しいなあ....」
P「昼に温かいご飯が食べられるの、いつぶりだろ....」
幸子「毎日でも食べるべきですよ....」
P「色々あってな....」
P「幸子、いただきます」
幸子「どうぞどうぞ!」
P「湯気まで立ってるし....」
幸子「ついさっき思いついたので、出来立てです!」
P「嬉しいなあ....」
P「昼に温かいご飯が食べられるの、いつぶりだろ....」
幸子「毎日でも食べるべきですよ....」
P「色々あってな....」
P「幸子、いただきます」
幸子「どうぞどうぞ!」
344: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:37:55.87 ID:AqGTjszP0
P「....」パクッ
P「....」モグモグ
P「....」ゴクン
幸子「....」
幸子「....どうですか?」チラ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....美味い」
幸子「!!!」パァッ
P「....」モグモグ
P「....」ゴクン
幸子「....」
幸子「....どうですか?」チラ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....美味い」
幸子「!!!」パァッ
347: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:55:11.01 ID:AqGTjszP0
P「この肉団子、一口大で食べやすいが」
P「口の中に入れると、大きさ以上の旨みが詰まってる」
P「そして噛んだ時にホロホロと崩れる肉の食感に加えて」
P「野菜の食感もいいな、かなりしっかりしているから肉とのギャップがあってよい」
P「ハンバーグかと思ったが、これ玉ねぎじゃないな」
幸子「はい、玉ねぎではなくりんごを使っています」
P「なるほどりんごか....」
P「加熱してもこれだけ食感が残っているということは、陸奥とか紅玉、王林とかその辺りか?」
幸子「わかりません!」
P「わからんのかい」
P「口の中に入れると、大きさ以上の旨みが詰まってる」
P「そして噛んだ時にホロホロと崩れる肉の食感に加えて」
P「野菜の食感もいいな、かなりしっかりしているから肉とのギャップがあってよい」
P「ハンバーグかと思ったが、これ玉ねぎじゃないな」
幸子「はい、玉ねぎではなくりんごを使っています」
P「なるほどりんごか....」
P「加熱してもこれだけ食感が残っているということは、陸奥とか紅玉、王林とかその辺りか?」
幸子「わかりません!」
P「わからんのかい」
348: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:56:00.88 ID:AqGTjszP0
P「....」モグモグ
P「ん?」
P「ぺっ」
P「なんか細長くてデカい骨付き肉が入ってた」
P「指みたいな形と大きさだったな」
幸子「あっ....」
P「ん?」
P「ぺっ」
P「なんか細長くてデカい骨付き肉が入ってた」
P「指みたいな形と大きさだったな」
幸子「あっ....」
349: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:56:29.52 ID:AqGTjszP0
P「ごちそうさまでした」
幸子「お粗末様でした!」
P「しかし、りんごを使った肉団子の赤ワイン煮込みとは」
P「本当に料理できたんだな!」
幸子「それほどでも....」
幸子「ありますね!」フフーン
P「邪道は王道をこなせないとできないからな」
P「美味しかったよ、ありがとう幸子」
幸子「////」
幸子「お粗末様でした!」
P「しかし、りんごを使った肉団子の赤ワイン煮込みとは」
P「本当に料理できたんだな!」
幸子「それほどでも....」
幸子「ありますね!」フフーン
P「邪道は王道をこなせないとできないからな」
P「美味しかったよ、ありがとう幸子」
幸子「////」
350: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:57:13.95 ID:AqGTjszP0
P「これ、洗って返すよ」
幸子「いえいえ!そのままボクに返してもらって大丈夫ですよ!」
P「そうか?悪いな」
幸子「そこまでがボクの仕事ですからいいんですよ!」
P「そっかー、いや本当ありがとな」
幸子「....また、気が向いたら作ってあげますよ」
P「頼むわ~、どうせ俺いつでも昼は空いてるからさ」
幸子「もう、仕方のない人ですねぇ....」
幸子「いえいえ!そのままボクに返してもらって大丈夫ですよ!」
P「そうか?悪いな」
幸子「そこまでがボクの仕事ですからいいんですよ!」
P「そっかー、いや本当ありがとな」
幸子「....また、気が向いたら作ってあげますよ」
P「頼むわ~、どうせ俺いつでも昼は空いてるからさ」
幸子「もう、仕方のない人ですねぇ....」
351: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:58:21.04 ID:AqGTjszP0
ガチャリ
幸子「....ふぅ」
幸子「....」
幸子「(Pさん、喜んでくれました....////)」ピョンピョン
幸子「////」
幸子「ハッ!?」チラ
幸子「....」ジー
幸子「(....このタッパー)」
幸子「(Pさんが食べた後の、タッパー....)」
幸子「....!」ゴクリ
幸子「....」
幸子「....ふぅ」
幸子「....」
幸子「(Pさん、喜んでくれました....////)」ピョンピョン
幸子「////」
幸子「ハッ!?」チラ
幸子「....」ジー
幸子「(....このタッパー)」
幸子「(Pさんが食べた後の、タッパー....)」
幸子「....!」ゴクリ
幸子「....」
352: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:58:51.97 ID:AqGTjszP0
幸子「(いやでも、洗うって言っちゃったし....)」
幸子「....」
幸子「(....ちょっとだけなら)」
まゆ「幸子ちゃん」

幸子「ヒェッ!?」
まゆ「Pさんの食べ終わった後のタッパーの独占は条約違反ですよぉ?」
幸子「じょ、条約違反!?」
まゆ「楽しむのは、然るべきところで所有権を得てから♪」
幸子「???」
幸子「....」
幸子「(....ちょっとだけなら)」
まゆ「幸子ちゃん」

幸子「ヒェッ!?」
まゆ「Pさんの食べ終わった後のタッパーの独占は条約違反ですよぉ?」
幸子「じょ、条約違反!?」
まゆ「楽しむのは、然るべきところで所有権を得てから♪」
幸子「???」
353: ◆bL5b7ovQmQ 2020/05/26(火) 23:59:29.65 ID:AqGTjszP0
まゆ「ということでこちらは一旦回収しますね」
幸子「あっ!?いつの間に!」
まゆ「本日の事務所内オークションは午後6時から、C会議室で行われます」
まゆ「幸子ちゃんの参加、私たちは歓迎しますよ」ニッコリ
幸子「???????????」
7日目に続く
幸子「あっ!?いつの間に!」
まゆ「本日の事務所内オークションは午後6時から、C会議室で行われます」
まゆ「幸子ちゃんの参加、私たちは歓迎しますよ」ニッコリ
幸子「???????????」
7日目に続く
転載元:【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1589973642/
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