スポンサーリンク

トップページモバマス > モバP「ひげかわいいよひげ」みく「///」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:09:04.87 ID:rSyj7bbC0

モバP「最近、語尾に『にゃん』をつける競合他社のアイドルが増えてきました」

みく「そうにゃんか~」
mekwmk33

モバP「呑気に構えてる場合じゃないぞ。にわかなファンは既にいくらか奪われているらしい。このままではランク落ちも時間の問題だ」

みく「むむ…それは由々しき事態にゃ…というか、みくは語尾に『にゃん』をつけるだけのアイドルだと思われてたのかにゃ…ちょっとショックにゃ…」

モバP「そこで俺は考えた」

みく「にゃ?」

モバP「みくには『猫まね』の先行者であるという優位性がある」

みく「(猫まねのつもりじゃないのに…)」

モバP「…つまりみくがより過激な猫のコスプレをすれば受けるのではないか」

みく「み、みくは何をすればいいんだにゃ?」

モバP「とりあえず顔に猫ひげを描いてみるのはどうだろう」

みく「」

スポンサーリンク




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:09:34.16 ID:rSyj7bbC0

みく「仮にもお年頃の女の子に『顔にヒゲ描け』は、あまりにもあんまりじゃないかにゃ…」

モバP「あと鼻も黒く塗ろう」

みく「人の話を聞くにゃ!そんなの絶対にイヤにゃ!」

モバP「えー、絶対に似合うと思うんだけどなぁ」

みく「変な顔になってまで活動するのは芸人のやることにゃ!みくは芸人じゃないにゃ!みくはまだ、そこまで落ちぶれてないにゃ!」

モバP「みく」

みく「何にゃ!」

モバP「俺の目を見て」

みく「な…///」

モバP「今の俺の目は冗談を言うような目か」

みく「あ…あぅ…///」

モバP「俺はな、みくにはこの戦略が最適だと確信しているんだ。頼む、俺に賭けてみてくれ」

モバP「あと、芸人さんを悪く言うのはやめろ。アイドルと芸人に上下は無い。」

みく「…わ…わかったにゃ…。ひげ描くにゃ…芸人さんごめんなさいにゃ…」プルプル

モバP「おおお!ありがとう、みく!」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:27:15.72 ID:rSyj7bbC0

みく「…その代わり、条件があるにゃ…」プルプル

モバP「ん?なんだ?」

みく「…ひげ描いたみくのこと…嫌いにならないでほしいにゃ…お願いにゃ…」プルプル

モバP「当たり前だろ。俺が頼んでることなんだからな」

みく「P…ありがとうにゃ…」

モバP「とりあえず描いてみるから目をつぶって」

みく「えっ…うわっ…ひゃっ…ちょっと描きすぎじゃないかにゃ…」

モバP「ここをこうしてっと…よし、できたぞ!」

みく「…」

モバP「こっち向いて『よろしく』って言ってみて」

みく「よ…よろしくにゃ…」

モバP「うっひょおおおおお!!!みくにゃんかわいいよおおおおおお!!!!」

みく「にゃああ!?」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:27:58.41 ID:rSyj7bbC0

ガチャ

凛「おはようございます」
sbyrn35

仁奈「おはようごぜーます」
ichrnn32

モバP「みくにゃーーん」ゴロゴロゴロ

凛「」

仁奈「」

みく「にゃっ!?凛ちゃんに仁奈ちゃん!?」

バタン

みく「あ、あわわ…」

続き誰か頼む


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:40:01.85 ID:rSyj7bbC0

事務所近くの喫茶店にて

凛「…」

仁奈「凛おねーさま…落ち着いたでごぜーますか…?」

凛「ありがとう…仁奈ちゃん」

仁奈「びっくりして逃げ込んじまいしたが、凛おねーさまも落ち着いたみたいなので、事務所に戻りますか」

凛「仁奈ちゃん…あのさ」

仁奈「ん?何でごぜーますか?」

凛「私も、ああいう恰好しないとダメなのかな」

仁奈「えっ」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:40:53.52 ID:rSyj7bbC0

仁奈「そんなことねーですよ!凛おねーさまはクールな女として我を突き通すべきですよ」

凛「なんかね、自信無くなってきちゃった」

仁奈「おねーさま…」

凛「みくちゃん、Pのためなら、あんな顔になってまで、自分のキャラを貫き通せるんだよ」

仁奈「…」

凛「私には、あんなことできないもの」

仁奈「おねーさま」

凛「仁奈ちゃん?」

仁奈「仁奈には凛おねーさまの目指してるところはよく解らねーです」

仁奈「でも、間違いなく自分のキャラは自分で確立するしかねーです」

凛「…私って、動物でいうと何なのかな」

仁奈「結局ああいう路線で行くですか!!」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 14:53:37.40 ID:rSyj7bbC0

凛「犬かなぁ」

仁奈「なんで犬なんでごぜーますか」

凛「我が家のハナコがさ、かわいくてついベタベタしちゃうんだよ、私もPにベタベタして欲しい」

仁奈「どストレートでごぜーますね。いいんじゃねーですかね犬」

凛「さっきのみくちゃん、けっこうすごかったから…せめてあれに対抗できるくらいはやらないとダメだよね…」ゴゴゴ

仁奈「あれに勝つのは難しくねーですか…」

凛「仁奈ちゃん」ガシッ

仁奈「は、はいっ!?なんでごぜーますか!?」

凛「お願いだけど、犬の着ぐるみを持ってたら、貸してくれないかな。どんな犬のでもいいから」

仁奈「ハァ…わかりました、とりあえず我が家に来るですよ」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 15:04:51.82 ID:rSyj7bbC0

一方、事務所

モバP「凛と仁奈が来てたのか…しまったなぁ、気づかなかったよ」

みく「どうしようにゃ…」ガクブル

モバP「まぁ、誤解を解くのが先さ。きっと彼女らも解ってくれるよ」

みく「それはそうなんだけどにゃ…」

みく「(次に何が起こるか、だいたい予想できるにゃ…きっと凛ちゃんはみくに対抗して、似たような路線で攻めてくるはずにゃ…)」

みく「(凛ちゃんがみくと同じことをしてきたら明らかに勝てないにゃ…たぶん顔を真っ黒に塗っても勝てないにゃ…普段のクールさとのギャップが凛ちゃんの真の強みにゃ…)」

みく「(となるとイロモノ路線以外で戦うしかないにゃ…どうすればいいにゃ…)」

雫「おはようございます」
oikwszk30

みく「おは…これにゃ!これだにゃ!これで勝つるにゃ!!」

雫「みくちゃん…どうしたんですかその顔?…」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 15:14:45.37 ID:rSyj7bbC0

事務所前

仁奈「おねーさま…本当にいいんでごぜーますか」

凛「うん。私が決めたことだから」

仁奈「そうですかー…圧倒的パワーに押されてここまでやっちまいました…愛の力はすげーです」

凛「じゃあ…いくよ」

バターン!!

凛「おはようございます」

仁奈「おはようごぜーます、Pは居やがりますかー」

モバP「おお、凛に仁奈か。待ってたよ、ちょっとお話したいことが…って;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォ!!」

モバP「凛、どうしたんだその恰好!?」

凛「わ…わん…///」

モバP「」キューン

仁奈「凛おねーさまに代わって説明!着ぐるみは、ダルメシアンという犬のものでごぜーます」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 15:25:39.83 ID:rSyj7bbC0

仁奈「普段はクールな凛おねーさまがこんな可愛い着ぐるみを着てる光景もすげーですが…」

仁奈「今回、おねーさまはみくに対抗するべく、目の周りと鼻を真っ黒に塗ってきやがったのです!」

仁奈「さらに、着ぐるみに隠れて見えにくい場所でごぜーますが、首輪までしてやがります!」

仁奈「Pを陥落することを最優先ミッションと位置づけた結果、仁奈の家から事務所まで、仁奈とおねーさまは、サーカス団を見るような目で見られたのでごぜーます」

仁奈「しかし、その甲斐もあって」

モバP「りーんーー」スリスリ

凛「くぅーん…///」ゴロゴロ

仁奈「ごらんの通り、Pは完全に陥落したのでごぜーます」

仁奈「凛おねーさまの旧来のファンがこの光景を目の当たりにしやがったら、たぶん憤死程度では済まされねーレベルです、でも」

モバP「かわいいなぁもう」チュッチュ

凛「えへへ…///」ペロペロ

仁奈「こんな幸せそうな凛おねーさまの顔は今まで見たことねーです」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 15:36:06.42 ID:rSyj7bbC0

みく「Pにゃん!」

モバP「みく!?」

凛「みく…ちゃん…」

仁奈「みく…と雫おねーさま…」

雫「お、おはようございます…」

仁奈「みく、雫おねーさま…どうしやがったんですか、なんか顔が赤くなってねーですか」

雫「それはね、えっとね…」

みく「Pにゃん!みくは頑張ったにゃ!みくをもっと見てほしいにゃ!!」

凛「なっ…」

モバP「どうしたんだみく?具合が悪いのか?息が荒いが…」

みく「みくは猫路線をもっと貫き通すにゃ!そのためだったらこんなことだってできるにゃ!!!」

仁奈「尻尾フリフリして、犬みてーです」

凛「えっ…まさか…!!!」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 15:46:36.26 ID:rSyj7bbC0

雫「これね…すごいんだよ…」ハァハァ

雫「尻尾を動かすたびに、中でうねって…」

雫「尻尾が壁に当たったりすると、頭おかしくなりそうなんだよ…」

モバP「…おしり?」

みく「おしりにゃ…」ハァ…ハァ…

みく「これ以上過激な猫のコスプレは…みくの頭には思い浮かばなかったにゃ…でも見てほしいにゃ…これがPの案の行き着く先にゃ…」

モバP「みく…」

みく「みくの目を見るにゃ…覚悟を決めたみくは、こんな目をするにゃ…」

モバP「」

凛「くっ…そういうことなら私も…失礼するよ!」

雫「ひぁっ!?」ズボッ

凛「うっ…くっ…入らないっ…」

仁奈「凛おねーさま!それはダメです!着ぐるみに穴が開いちまいます!」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 15:54:32.86 ID:rSyj7bbC0

モバP「…もうやめよう」

みく「!?」

凛「!?」

モバP「今、俺はわかった。俺は間違っていたんだ。みくに対しても、凛に対しても」

みく「?」

凛「?」

モバP「みくは、今の路線を変更する必要は無かったんだ」

モバP「俺が提唱する路線は、確かに今のみくがいる位置が終着点だ。でもな、これは俺が見たい未来じゃない。俺はみくに、こうなって欲しくないんだ」

みく「」ズルッゴトン

モバP「凛は、みくの路線で張り合う必要は無かったんだ」

モバP「今の凛は普段の凛と違うから、確かにギャップがすごい。でも、ギャップがあるのが当たり前になったら終わりだ」

凛「」ポロッゴトン


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 16:00:01.82 ID:rSyj7bbC0

モバP「路線変更は無しだ。この争いも不毛だからやめよう」

仁奈「仁奈もそれがいいんじゃねーかと思います」

雫「わ、私も…」ヒリヒリ

みく「…」

凛「…」

みく「…う、うええ」ポロポロ

凛「…うああ」ポロポロ

モバP「ど、どうしたんだ2人とも!?」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 16:09:30.53 ID:rSyj7bbC0

みく「怖かったにゃ…凛が対抗してもっとすごいことをしてきたら、みくはどう対抗すればいいかわからなかったにゃ…」グス

凛「私…着ぐるみじゃなかったらあのまま入れようとしてた…!しかもさっきまで他の人の中に入ってたものを…」ガタガタ

みく「凛にゃん!」

凛「みく!」

モバP「抱き合って泣き出しちゃった」

仁奈「互いに引くに引けねー状況だったですねえ」

雫「これ以上大変なことにならなくてよかった…」

モバP「ところで雫、みくになんてこと教えてんだ」

雫「私は何もしてないですっ!私の胸をみるなり『この色気にゃ!』とか言われて、『怖いから一緒に…』とか言われてお尻にあんなものを入れられた、私こそが最大の被害者ですっ!」

モバP「うわぁ…ご愁傷様ですわ…」

仁奈「そもそもあんな尻尾、事務所のどこにありやがったんでしょうねえ」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 16:14:41.83 ID:rSyj7bbC0

5分後

モバP「落ち着いた?」ナデナデ

凛「うん…」

みく「にゃ…」

モバP「ほっ、よかった…じゃあ、これにて解散な」

凛「それにしても、みくのその顔」

みく「にゃ?」

凛「超面白いよね」

みく「今の顔の凛にゃんには言われたくないにゃ」

凛「ははは」

みく「それに」

凛「それに?」

みく「描くなって言ったのにPが鼻まで真っ黒にしたにゃ」

凛「(Pが…!?う…羨ましい…)」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 16:21:40.53 ID:rSyj7bbC0

凛「みく、ちょっと目をつぶってて」

みく「にゃ?」

ペタペタペタペタ

みく「にゃー!何するにゃー!」

凛「いやー、かわいいみくちゃんを、今度は黒猫にしてあげようと思って」

みく「ひどいにゃ!ひどい凛にゃんにはお仕置きにゃ!」

ペタペタペタペタ

凛「ちょっ…やめてよ…!」

ペタペタペタペタ

みく「よくもやったにゃ!」

ペタペタペタペタ

仁奈「このけしからん胸が…」

ペタペタペタペタ

雫「これ以上いじめないでえええ!!!」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 16:22:11.84 ID:rSyj7bbC0

モバP「結局、4人とも顔や手足が真っ黒になるまで、争いは続いた」

モバP「お互いのひどい顔を笑いあって和解したところで、今渡こそ本当に解散した」



消化不良のまま終わりやがれです


スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
米や※または#の後に数字を入力するとコメント欄へのアンカーが表示できるかも。