221 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:25:08.47 ID:Wx0/bUhvO
第21話 依田芳乃「探しものはー」森久保乃々「なんですけど」
☆登場アイドル(10人)
096.赤西瑛梨華(あかにしえりか)
「今日はバッキュン☆じゃなくて、シャララ〜ン♪で射止めちゃおっかな!」
16歳 キュート 趣味:漫才鑑賞
097.池袋晶葉(いけぶくろあきは)
「進むべき目的地は、未来だよ」
14歳 キュート 趣味:ロボット制作
098.諸星きらり(もろぼしきらり)
「この空の下の、みんなへっ」
17歳 パッション 趣味:かわいい物集め
099.梅木音葉(うめきおとは)
「人の想いは生まれ…飛んで…消えていく…まるで、シャボン玉のよう。私はそんな、たくさんの想いを届ける…そのために、歌いましょう」
19歳 クール 趣味:森林浴・ピアノ
100.氏家むつみ(うじいえむつみ)
「いつだって心の中に冒険をっ」
13歳 クール 趣味:冒険小説を読む・冒険映画を見る事
101.大石泉(おおいしいずみ)
「幸せにしてください…じゃないね。一緒に、幸せになろうよ」
15歳 クール 趣味:プログラミング
102.松尾千鶴(まつおちづる)
「プロデューサー、見ててください…えいっ♪…って、私、浮かれてる!」
103.森久保乃々(もりくぼのの)
「推敲中です…永遠に…」
14歳 クール 趣味:ポエム作り・少女漫画集め
104.依田芳乃(よりたよしの)
「そなたに必要だから芳乃がまいったのでしてーそこに理由などー」
16歳 パッション 趣味:悩み事解決・石ころ集め・失せ物探し
105.藤居朋(ふじいとも)
「導いてあげるわ、あなたのこと!」
19歳 クール 趣味:占い
前スレ
モバP「シンデレラガールズ デイリーステージ 190」:前編
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222 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:27:16.85 ID:Wx0/bUhvO
(1)
藤居朋「見つけにくいものですかー♪」
朋「ということで、突然ですが探しもの対決かいさいでーす」
森久保乃々「ちょっとわかんないですけど」
依田芳乃「失せ物探しはー世のため人のためなのでしてー。依田の審判の芳乃でしてー」
乃々「そういう話してないですけど。芳乃さんのりのりですけど…」
朋「乃々ちゃん。蟹座の今日のラッキーイベントは失せ物探しなんだって!」
乃々「もりくぼは乙女座です」
朋「乙女座はねー、一人の時間を過ごしましょうだって」
乃々「全然だめですけど」
芳乃「ではーお困りの方いらっしゃーいーなのでしてー」
乃々「話を…話を聞いてくれる人を探してるんですけど…」
藤居朋「見つけにくいものですかー♪」
朋「ということで、突然ですが探しもの対決かいさいでーす」
森久保乃々「ちょっとわかんないですけど」
依田芳乃「失せ物探しはー世のため人のためなのでしてー。依田の審判の芳乃でしてー」
乃々「そういう話してないですけど。芳乃さんのりのりですけど…」
朋「乃々ちゃん。蟹座の今日のラッキーイベントは失せ物探しなんだって!」
乃々「もりくぼは乙女座です」
朋「乙女座はねー、一人の時間を過ごしましょうだって」
乃々「全然だめですけど」
芳乃「ではーお困りの方いらっしゃーいーなのでしてー」
乃々「話を…話を聞いてくれる人を探してるんですけど…」
223 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:27:45.96 ID:Wx0/bUhvO
(2)
氏家むつみ「新しい冒険を探してます!」
乃々「え?そういう感じですか…?」
朋「がってんしょうち。それではむつみちゃんはこのタロットカードで占ってあげよう」
むつみ「お、お願いします」
芳乃「おおー。ちゃんぴおん、みごとなスタートダッシュを決めたのでしてー。ちゃれんじゃーは一歩出遅れというー」
乃々「もりくぼがしかけたみたいな言い方やめてほしいんですけど」
朋「はいはーい。むつみちゃん、選んで?」
むつみ「はい。では…このカードで」
朋「これは…正位置の戦車!ええと、勝利とか、野望を成し遂げる。そんな感じね!」
乃々「迷信に打ち勝つ…なんて意味もありますけど…」ボソ
芳乃「ちゃれんじゃーはこまかいぼでぃーぶろーで応戦ですねー」
乃々「芳乃ちゃん…楽しそうですね…」
芳乃「わかりましてー?」
むつみ「わっ…なんだか、ドキドキしてきました。それ、きっといいことあるかもって思ってもいいんでしょうか?」
朋「うむ。積極的な姿勢が大事ってことね。ふふ。むつみちゃんにぴったりじゃない?」
むつみ「わー。わくわく…。あ、占いをしてもらうのも、冒険だったのかも!ありがとうございます、朋さん!」
朋「ん、むつみちゃんいいこと言うねー。そのとおりだよ!」
芳乃「これはー、ちゃんぴおんに軍配ですねー」
乃々「あ、はい」
氏家むつみ「新しい冒険を探してます!」
乃々「え?そういう感じですか…?」
朋「がってんしょうち。それではむつみちゃんはこのタロットカードで占ってあげよう」
むつみ「お、お願いします」
芳乃「おおー。ちゃんぴおん、みごとなスタートダッシュを決めたのでしてー。ちゃれんじゃーは一歩出遅れというー」
乃々「もりくぼがしかけたみたいな言い方やめてほしいんですけど」
朋「はいはーい。むつみちゃん、選んで?」
むつみ「はい。では…このカードで」
朋「これは…正位置の戦車!ええと、勝利とか、野望を成し遂げる。そんな感じね!」
乃々「迷信に打ち勝つ…なんて意味もありますけど…」ボソ
芳乃「ちゃれんじゃーはこまかいぼでぃーぶろーで応戦ですねー」
乃々「芳乃ちゃん…楽しそうですね…」
芳乃「わかりましてー?」
むつみ「わっ…なんだか、ドキドキしてきました。それ、きっといいことあるかもって思ってもいいんでしょうか?」
朋「うむ。積極的な姿勢が大事ってことね。ふふ。むつみちゃんにぴったりじゃない?」
むつみ「わー。わくわく…。あ、占いをしてもらうのも、冒険だったのかも!ありがとうございます、朋さん!」
朋「ん、むつみちゃんいいこと言うねー。そのとおりだよ!」
芳乃「これはー、ちゃんぴおんに軍配ですねー」
乃々「あ、はい」
224 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:28:56.16 ID:Wx0/bUhvO
(3)
芳乃「ではー。お次の方ー」
乃々「つづけるんですか、これ…?」
池袋晶葉「いま発明中のロボがつまづいていてな…技術的なアドバイスをお願いしたい」
乃々「むーりぃ。普通に無理なんですけど。探しものじゃないですけど」
朋「ちょっと立ち止まって占いに頼ってみるのはどうかな?」
晶葉「む…非科学的だが…たまには悪くないか。お願いしてみようかな…」
乃々「占いよりそこにいる泉さんの方が有意義なアドバイスをしてくれると思いますけど…」
大石泉「ん?呼んだ?」
晶葉「なんだ。泉いたのか」
朋「ちょちょ、待った待ったー。そんなつれないこと言わないでさ!泉ちゃんもついでにどう?すぐ済むわよ!」
芳乃「おやおやー。旗色が悪いとなるとわるさのおさそいのようなー」
乃々「けっこう辛辣ですけど」
芳乃「ではー。お次の方ー」
乃々「つづけるんですか、これ…?」
池袋晶葉「いま発明中のロボがつまづいていてな…技術的なアドバイスをお願いしたい」
乃々「むーりぃ。普通に無理なんですけど。探しものじゃないですけど」
朋「ちょっと立ち止まって占いに頼ってみるのはどうかな?」
晶葉「む…非科学的だが…たまには悪くないか。お願いしてみようかな…」
乃々「占いよりそこにいる泉さんの方が有意義なアドバイスをしてくれると思いますけど…」
大石泉「ん?呼んだ?」
晶葉「なんだ。泉いたのか」
朋「ちょちょ、待った待ったー。そんなつれないこと言わないでさ!泉ちゃんもついでにどう?すぐ済むわよ!」
芳乃「おやおやー。旗色が悪いとなるとわるさのおさそいのようなー」
乃々「けっこう辛辣ですけど」
225 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:29:32.43 ID:Wx0/bUhvO
(4)
晶葉「ちなみにこれだ」
乃々「物理的につまづいてますけど…」
泉「あはは。晶葉ちゃんが中身の調整が苦手なのは相変わらずか」
晶葉「悪かったな」
泉「悪くないけど。見せて?ちゃんと立たせてあげよう」
晶葉「うん…頼む」
朋「よーし。じゃあ二人まとめて勝手に見ちゃうぞ」
芳乃「悪あがきはよすのでしてー。うぃなー」
朋「そんなー」
乃々「勝手に右手をあげないでほしいです…」
晶葉「ちなみにこれだ」
乃々「物理的につまづいてますけど…」
泉「あはは。晶葉ちゃんが中身の調整が苦手なのは相変わらずか」
晶葉「悪かったな」
泉「悪くないけど。見せて?ちゃんと立たせてあげよう」
晶葉「うん…頼む」
朋「よーし。じゃあ二人まとめて勝手に見ちゃうぞ」
芳乃「悪あがきはよすのでしてー。うぃなー」
朋「そんなー」
乃々「勝手に右手をあげないでほしいです…」
226 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:30:13.56 ID:Wx0/bUhvO
(5)
赤西瑛梨華「瑛梨華ちんの芸風にアドバイスがHO・SHI・I☆」
乃々「失せ物…」
瑛梨華「まずはこの映像を見てほしい」
芳乃「これはー、リハーの映像ですねー」
瑛梨華「現場はけっこーDO・KKAN☆でも、瑛梨華ちんとしては、もっとイケると思うんだなあ」
朋「ふむ…。おー。相変わらず体張ってるなあ」
乃々「尊敬しかないんですけど…」
晶葉「なるほどな」
晶葉「個人的には、瑛梨華がなにか小道具を使うのも面白いと思うのだが。なにか貸すぞ?」
泉「待った。ほら、瑛梨華さんのは、瑛梨華さんの体を張ることに計算された芸風では?それなら、あらためてアルゴリズムを考えなくちゃ」
乃々「……なんか増えてるんですけど」
芳乃「ライバルの登場にーちゃれんじゃーどうよう走るー」
乃々「動揺してるのは人口密度の増加にですけど…」
赤西瑛梨華「瑛梨華ちんの芸風にアドバイスがHO・SHI・I☆」
乃々「失せ物…」
瑛梨華「まずはこの映像を見てほしい」
芳乃「これはー、リハーの映像ですねー」
瑛梨華「現場はけっこーDO・KKAN☆でも、瑛梨華ちんとしては、もっとイケると思うんだなあ」
朋「ふむ…。おー。相変わらず体張ってるなあ」
乃々「尊敬しかないんですけど…」
晶葉「なるほどな」
晶葉「個人的には、瑛梨華がなにか小道具を使うのも面白いと思うのだが。なにか貸すぞ?」
泉「待った。ほら、瑛梨華さんのは、瑛梨華さんの体を張ることに計算された芸風では?それなら、あらためてアルゴリズムを考えなくちゃ」
乃々「……なんか増えてるんですけど」
芳乃「ライバルの登場にーちゃれんじゃーどうよう走るー」
乃々「動揺してるのは人口密度の増加にですけど…」
227 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:30:44.38 ID:Wx0/bUhvO
(6)
朋「それなら、それこそ占いグッズがおすすめ!道具には事欠かないからねー」
泉「あ、それいいかも。朋さん。瑛梨華さんの勢いに占いって、ミスマッチ具合が、いいね」
瑛梨華「おお〜。瑛梨華ちん・VERSION・フォーチュン☆新機軸!SA・I・YO・U☆」
晶葉「決断が早いな」
瑛梨華「なにごともやってみてだよねー」
晶葉「ん、全くだ」
芳乃「……」
乃々「…」
芳乃「…これは、朋さんのしょうりー…ちらー」
乃々「いや、もりくぼは勝ち負けにこだわっていないので…気を遣わなくていいですけど…」
芳乃「うふふ」
朋「それなら、それこそ占いグッズがおすすめ!道具には事欠かないからねー」
泉「あ、それいいかも。朋さん。瑛梨華さんの勢いに占いって、ミスマッチ具合が、いいね」
瑛梨華「おお〜。瑛梨華ちん・VERSION・フォーチュン☆新機軸!SA・I・YO・U☆」
晶葉「決断が早いな」
瑛梨華「なにごともやってみてだよねー」
晶葉「ん、全くだ」
芳乃「……」
乃々「…」
芳乃「…これは、朋さんのしょうりー…ちらー」
乃々「いや、もりくぼは勝ち負けにこだわっていないので…気を遣わなくていいですけど…」
芳乃「うふふ」
228 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:31:26.82 ID:Wx0/bUhvO
(7)
梅木音葉「…新しい音を。探しているの」
乃々「…」
乃々「…」
音葉「…」
乃々「…あ、あの」
乃々「…ここ、おすすめ…ですよ…。す、座って、耳をすますと……だれもいないと、しずかで…」
乃々「今日みたいな日は……騒々しいですけど…いろいろ聞こえますし…」
音葉「…お邪魔しても?」
乃々「は、はぃ…」
芳乃「これはーみごとな手際でしてーうぃんー」
朋「ああ!知らないうちに負けてるわ!」
芳乃「ふふー。乃々さん、勝利の秘訣はー」
乃々「あ、争わない心ですけど」
音葉「静寂も…一つの音楽、ですね。鼓動があれば、乃々さんの息遣いもあって…安らぎの音がします」
乃々「そ、それです」
朋「ま、まずい。乃々ちゃんの心に火をつけてしまったのかも!」
乃々「それはないですけど」
梅木音葉「…新しい音を。探しているの」
乃々「…」
乃々「…」
音葉「…」
乃々「…あ、あの」
乃々「…ここ、おすすめ…ですよ…。す、座って、耳をすますと……だれもいないと、しずかで…」
乃々「今日みたいな日は……騒々しいですけど…いろいろ聞こえますし…」
音葉「…お邪魔しても?」
乃々「は、はぃ…」
芳乃「これはーみごとな手際でしてーうぃんー」
朋「ああ!知らないうちに負けてるわ!」
芳乃「ふふー。乃々さん、勝利の秘訣はー」
乃々「あ、争わない心ですけど」
音葉「静寂も…一つの音楽、ですね。鼓動があれば、乃々さんの息遣いもあって…安らぎの音がします」
乃々「そ、それです」
朋「ま、まずい。乃々ちゃんの心に火をつけてしまったのかも!」
乃々「それはないですけど」
229 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:32:01.70 ID:Wx0/bUhvO
(8)
諸星きらり「にょわー」
むつみ「にょわわっ」
朋「あれ。むつみちゃんおかえり。きらりちゃんはいらっしゃい」
乃々「いらっしゃいはおかしいですけど」
むつみ「た、ただいまー。えへへ。冒険を探していたところ…きらりさんが肩車で一緒に探してくれることになりまして!」
きらり「うぇへへ☆むつみちゃんのはぴはぴおさがしの〜おてつだいだにぃ♪」
芳乃「はいーかちー」
朋「思わぬ方角からライバルが!」
乃々「おーぼーですけど」
きらり「乃々ちゃんもおんぶすぅ〜?」
乃々「もりくぼは大丈夫ですけど」
むつみ「楽しいですよ?普段と違う、高い視線…きらりさん、ありがとうございます。無理しないでくださいね」
きらり「ぜーんぜん。きらりもたのすぃーからーだいじょうぶだよ☆」
朋「ところで乃々ちゃん、ちょっと楽しくなってきてる?」
乃々「き、気のせいです」
芳乃「うふふー」
諸星きらり「にょわー」
むつみ「にょわわっ」
朋「あれ。むつみちゃんおかえり。きらりちゃんはいらっしゃい」
乃々「いらっしゃいはおかしいですけど」
むつみ「た、ただいまー。えへへ。冒険を探していたところ…きらりさんが肩車で一緒に探してくれることになりまして!」
きらり「うぇへへ☆むつみちゃんのはぴはぴおさがしの〜おてつだいだにぃ♪」
芳乃「はいーかちー」
朋「思わぬ方角からライバルが!」
乃々「おーぼーですけど」
きらり「乃々ちゃんもおんぶすぅ〜?」
乃々「もりくぼは大丈夫ですけど」
むつみ「楽しいですよ?普段と違う、高い視線…きらりさん、ありがとうございます。無理しないでくださいね」
きらり「ぜーんぜん。きらりもたのすぃーからーだいじょうぶだよ☆」
朋「ところで乃々ちゃん、ちょっと楽しくなってきてる?」
乃々「き、気のせいです」
芳乃「うふふー」
230 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:32:40.44 ID:Wx0/bUhvO
(9)
きらり「きらりもきらりも〜。きらりはかわいいもの、もっともっとさがしてぅー」
乃々「あくなき向上心……見習いたくないですけど……」
朋「占いにご興味は?」
乃々「この状況でぶれない朋さん…尊敬ですけど…」
音葉「…ふふ…乃々さんも、冷静なままで、ぶれていないですよ…」
乃々「お、音葉さんに言われるのは、ちょっと照れちゃいますけど」
泉「なにかいい話ぽくなってるけど、だいぶ状況はカオスよ」
乃々「泉さん含めこの場にいる全員のせいだと思います……その髪型は?」
泉「瑛梨華さんヘアー。いまは瑛梨華さんのコンビ探しに付き合っているところだから」
瑛梨華「わーおきらりちん!今日もはぴはぴDA・NE☆おっすOSSU☆」
きらり「瑛梨華ちゃーん。にょわー☆おっすおっすばっちし!」
晶葉「お、おい瑛梨華。そっちに行くなら私の髪型を直していけー」
きらり「きらりもきらりも〜。きらりはかわいいもの、もっともっとさがしてぅー」
乃々「あくなき向上心……見習いたくないですけど……」
朋「占いにご興味は?」
乃々「この状況でぶれない朋さん…尊敬ですけど…」
音葉「…ふふ…乃々さんも、冷静なままで、ぶれていないですよ…」
乃々「お、音葉さんに言われるのは、ちょっと照れちゃいますけど」
泉「なにかいい話ぽくなってるけど、だいぶ状況はカオスよ」
乃々「泉さん含めこの場にいる全員のせいだと思います……その髪型は?」
泉「瑛梨華さんヘアー。いまは瑛梨華さんのコンビ探しに付き合っているところだから」
瑛梨華「わーおきらりちん!今日もはぴはぴDA・NE☆おっすOSSU☆」
きらり「瑛梨華ちゃーん。にょわー☆おっすおっすばっちし!」
晶葉「お、おい瑛梨華。そっちに行くなら私の髪型を直していけー」
231 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:33:11.16 ID:Wx0/bUhvO
(10)
朋「いま何勝何敗だっけ?」
芳乃「はてー。ちょっとわかりませんねー」
乃々「審判しっかりしてほしいですけど。あ、まあ、どっちでもいいんですけど…」
芳乃「ではーつぎの勝負で勝ったほうがーちゃんぴおんということでー」
乃々「ざつですけど」
朋「よしこーい」
松尾千鶴「え?私?探しもの?うーん…」
朋「いま何勝何敗だっけ?」
芳乃「はてー。ちょっとわかりませんねー」
乃々「審判しっかりしてほしいですけど。あ、まあ、どっちでもいいんですけど…」
芳乃「ではーつぎの勝負で勝ったほうがーちゃんぴおんということでー」
乃々「ざつですけど」
朋「よしこーい」
松尾千鶴「え?私?探しもの?うーん…」
232 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:33:58.79 ID:Wx0/bUhvO
(11)
千鶴「探しもの…探しもの」
千鶴「ふふ、いまはないかな。昔はその、いろいろ…本当に、いろいろ。探したり、迷ったりしてたけど…」
千鶴「私、全部見つけたもの。楽しいこと、なりたい自分…って、あれ?なんだっけ…じゃないっいまなにか言いました!?」
乃々「言ったのは千鶴さんですけど」
芳乃「しょうしゃー千鶴ー」
乃々「もうそれでいいですけど」
きらり「にょわあああー☆かわうぃーものみーっけ!千鶴ちゃん!」
千鶴「わああ。き、きらりさん、なになにっ」
むつみ「えへへ。千鶴さん、いらっしゃい」
瑛梨華「もういっそトリオでDO・DA・RO☆ってことで」
晶葉「あ、晶葉ちんだぞ!」
泉「泉ちん。やけです」
音葉「わあ。賑やかな旋律ですね。楽しいのが、伝わってきます」
瑛梨華「大好評☆いえい」
晶葉「た、たまにはこういうのも…ありか?」
泉「自分まるごとデバックしているような気分ね…ふふ、そうね。たまにはね」
朋「うーん楽しかった!今日の占い当たったかも!」
乃々「あ、はい」
千鶴「探しもの…探しもの」
千鶴「ふふ、いまはないかな。昔はその、いろいろ…本当に、いろいろ。探したり、迷ったりしてたけど…」
千鶴「私、全部見つけたもの。楽しいこと、なりたい自分…って、あれ?なんだっけ…じゃないっいまなにか言いました!?」
乃々「言ったのは千鶴さんですけど」
芳乃「しょうしゃー千鶴ー」
乃々「もうそれでいいですけど」
きらり「にょわあああー☆かわうぃーものみーっけ!千鶴ちゃん!」
千鶴「わああ。き、きらりさん、なになにっ」
むつみ「えへへ。千鶴さん、いらっしゃい」
瑛梨華「もういっそトリオでDO・DA・RO☆ってことで」
晶葉「あ、晶葉ちんだぞ!」
泉「泉ちん。やけです」
音葉「わあ。賑やかな旋律ですね。楽しいのが、伝わってきます」
瑛梨華「大好評☆いえい」
晶葉「た、たまにはこういうのも…ありか?」
泉「自分まるごとデバックしているような気分ね…ふふ、そうね。たまにはね」
朋「うーん楽しかった!今日の占い当たったかも!」
乃々「あ、はい」
233 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/20(日) 18:34:28.82 ID:Wx0/bUhvO
(12)
乃々「もりくぼは全然当たらなかったですし…占いはもうこりごりですけど…」
朋「えー」
朋「あれ?乃々ちゃんの今日の占いって、たしか、一人の時間を過ごしましょうだったよね?」
乃々「な、なんでもないですけど」
芳乃「うふふー」
乃々「もりくぼは全然当たらなかったですし…占いはもうこりごりですけど…」
朋「えー」
朋「あれ?乃々ちゃんの今日の占いって、たしか、一人の時間を過ごしましょうだったよね?」
乃々「な、なんでもないですけど」
芳乃「うふふー」
236 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:02:47.29 ID:lCHUJ+HcO
第22話 今井加奈「春の足音、もう少し、かなかな」
☆登場アイドル(5人)
106.今井加奈(いまいかな)
「かなかな童話〜」
16歳 キュート 趣味:友達とおしゃべり
107.吉岡沙紀(よしおかさき)
「アタシがどんなアイドルになっても、○○さんの前ではずっとタダの吉岡沙紀っすよ」
17歳 クール 趣味:ストリートアート
108.江上椿(えがみつばき)
「これも青春の1ページです」
19歳 キュート 趣味:写真を撮ること
109.北川真尋(きたがわまひろ)
「走り続けて正解だったね!」
17歳 パッション 趣味:走ること・食べること・寝ること
110.及川雫(おいかわしずく)
「一番好きなのは、どこですかー?」
16歳 パッション 趣味:乳搾り、トラクターの運転
237 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:03:38.15 ID:lCHUJ+HcO
(1)
吉岡沙紀「ん」
江上椿「あら」
沙紀「こんにちは、椿さん」
椿「こんにちは、沙紀ちゃん」
沙紀「奇遇…っすね?」
椿「奇遇ですね」
椿「ふふ。同じものに引き寄せられたのかもしれませんけど」
沙紀「ですね」
吉岡沙紀「ん」
江上椿「あら」
沙紀「こんにちは、椿さん」
椿「こんにちは、沙紀ちゃん」
沙紀「奇遇…っすね?」
椿「奇遇ですね」
椿「ふふ。同じものに引き寄せられたのかもしれませんけど」
沙紀「ですね」
238 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:04:32.56 ID:lCHUJ+HcO
(2)
今井加奈「くしゅん」
加奈「うう…春はもう少し先かなあ。お散歩がてらと思って歩いてたけど、失敗したかも…」
加奈「た、体力作りをかねて、ランニングにしよう。うん」
加奈「ほっ」
加奈「って、あれ?おーい。沙紀さん、椿さーん」
沙紀「ん?」
椿「あら。加奈ちゃん。こんにちは」
加奈「こんにちは!奇遇ですねー」
沙紀「ん」
椿「ふふ」
加奈「?」
沙紀「そうっすね?椿さん」
椿「そうですね。沙紀ちゃん」
加奈「…?な、なんだかお二人の反応に含みを感じます…」
沙紀「あははは。なんすかそれ」
今井加奈「くしゅん」
加奈「うう…春はもう少し先かなあ。お散歩がてらと思って歩いてたけど、失敗したかも…」
加奈「た、体力作りをかねて、ランニングにしよう。うん」
加奈「ほっ」
加奈「って、あれ?おーい。沙紀さん、椿さーん」
沙紀「ん?」
椿「あら。加奈ちゃん。こんにちは」
加奈「こんにちは!奇遇ですねー」
沙紀「ん」
椿「ふふ」
加奈「?」
沙紀「そうっすね?椿さん」
椿「そうですね。沙紀ちゃん」
加奈「…?な、なんだかお二人の反応に含みを感じます…」
沙紀「あははは。なんすかそれ」
239 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:05:19.92 ID:lCHUJ+HcO
(3)
椿「私と沙紀ちゃんも偶然ここで会って」
椿「ふふ。少し前に同じやり取りをしたので…つい、おかしくて」
加奈「あ、そうだったんですか」
沙紀「加奈は…その様子だと、思い立ってランニングって感じっすね」
加奈「ぎく。さ、沙紀ちゃん、するどい…」
加奈「こ、こほん。お二人も、事務所に行くところですか?」
沙紀「いや」
椿「ほら。見てください」
加奈「?」
加奈「わあ。お花だ」
椿「私と沙紀ちゃんも偶然ここで会って」
椿「ふふ。少し前に同じやり取りをしたので…つい、おかしくて」
加奈「あ、そうだったんですか」
沙紀「加奈は…その様子だと、思い立ってランニングって感じっすね」
加奈「ぎく。さ、沙紀ちゃん、するどい…」
加奈「こ、こほん。お二人も、事務所に行くところですか?」
沙紀「いや」
椿「ほら。見てください」
加奈「?」
加奈「わあ。お花だ」
240 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:06:16.24 ID:lCHUJ+HcO
(4)
加奈「椿ですか」
沙紀「椿っすね」
椿「椿ですね」
沙紀「自分のこと名前で呼んでるみたいだとか言わない方がいいっすか?」
椿「はい。沙紀ちゃんぜったい言うと思ったから言いたくなかったし」
椿「それ、子どものころからずーっと言われてるんですよ?私」
沙紀「あはは。それは失礼しました」
加奈「可愛いですね」
沙紀「可愛いっすね」
椿「沙紀ちゃん」
沙紀「椿のことだってば」
加奈「椿ですか」
沙紀「椿っすね」
椿「椿ですね」
沙紀「自分のこと名前で呼んでるみたいだとか言わない方がいいっすか?」
椿「はい。沙紀ちゃんぜったい言うと思ったから言いたくなかったし」
椿「それ、子どものころからずーっと言われてるんですよ?私」
沙紀「あはは。それは失礼しました」
加奈「可愛いですね」
沙紀「可愛いっすね」
椿「沙紀ちゃん」
沙紀「椿のことだってば」
241 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:06:57.76 ID:lCHUJ+HcO
(5)
椿「もう…えっと」
椿「それで…私は、椿のお花を見つけて…せっかくなので、写真を撮ろうかなと思って」
加奈「なるほど」
椿「そうしたら沙紀ちゃんがじゃまをしてきたので」
沙紀「あ、ち、違うっすよ?もー。椿さん、そんな言い方ないなあ」
椿「ふふ。お返しです」
加奈「…ふーん」
沙紀「な、なんすか」
加奈「なんでもないですー♪あ、そうだ。メモしておこう」
沙紀「なにをっすか」
加奈「椿は可愛いっと」
椿「か、加奈ちゃん?」
加奈「冗談です♪」
椿「もう…えっと」
椿「それで…私は、椿のお花を見つけて…せっかくなので、写真を撮ろうかなと思って」
加奈「なるほど」
椿「そうしたら沙紀ちゃんがじゃまをしてきたので」
沙紀「あ、ち、違うっすよ?もー。椿さん、そんな言い方ないなあ」
椿「ふふ。お返しです」
加奈「…ふーん」
沙紀「な、なんすか」
加奈「なんでもないですー♪あ、そうだ。メモしておこう」
沙紀「なにをっすか」
加奈「椿は可愛いっと」
椿「か、加奈ちゃん?」
加奈「冗談です♪」
242 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:08:16.00 ID:lCHUJ+HcO
(6)
沙紀「こほん」
沙紀「アタシは椿さんの撮る写真に興味があったから、見せてもらってたんすよ」
加奈「そっか。なるほど」
加奈「椿の花って、冬のあいだに咲くんですね」
椿「うん。冬のあいだに咲いて…春を告げる花ね」
加奈「春を告げる…」
加奈「えへへ。素敵ですね」
椿「ね」
沙紀「こほん」
沙紀「アタシは椿さんの撮る写真に興味があったから、見せてもらってたんすよ」
加奈「そっか。なるほど」
加奈「椿の花って、冬のあいだに咲くんですね」
椿「うん。冬のあいだに咲いて…春を告げる花ね」
加奈「春を告げる…」
加奈「えへへ。素敵ですね」
椿「ね」
243 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:09:31.11 ID:lCHUJ+HcO
(7)
加奈「春を告げる花かぁ。じゃあ、やっと暖かくなってくるのかな。ふふ」
椿「そうだね」
沙紀「加奈は冬より春の方がいいんだ?」
加奈「へ?そ、それはもちろん…あったかいし、なんだかふわふわするし…沙紀ちゃんは違うんですか?」
椿(ふわふわ…ふふ、なんだかわかる…)
沙紀「いや…」
北川真尋「おっ。なんだかめずらしいメンバーだねっ」
加奈「え?」
椿「きゃっ」
沙紀「真尋」
真尋「なにしてるの!奇遇だねー」
加奈「あー」
椿「い、言いつつ、…行ってしまいましたね」
沙紀「ははは。風のようなって真尋みたいな子を言うんすねぇ」
加奈「春を告げる花かぁ。じゃあ、やっと暖かくなってくるのかな。ふふ」
椿「そうだね」
沙紀「加奈は冬より春の方がいいんだ?」
加奈「へ?そ、それはもちろん…あったかいし、なんだかふわふわするし…沙紀ちゃんは違うんですか?」
椿(ふわふわ…ふふ、なんだかわかる…)
沙紀「いや…」
北川真尋「おっ。なんだかめずらしいメンバーだねっ」
加奈「え?」
椿「きゃっ」
沙紀「真尋」
真尋「なにしてるの!奇遇だねー」
加奈「あー」
椿「い、言いつつ、…行ってしまいましたね」
沙紀「ははは。風のようなって真尋みたいな子を言うんすねぇ」
244 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:10:26.24 ID:lCHUJ+HcO
(8)
及川雫「あれー」
雫「みなさん、なんだか奇遇ですねー」
加奈「雫ちゃん。こんにちは」
雫「こんにちはー」
椿「うふふ。不思議とみんな集まっているみたいですね」
沙紀「ほんと」
雫「真尋ちゃんとおさんぽしながら事務所に行くところなんです」
加奈「へ?まひろーなら、ついさっきそこを駆け抜けて行きましたけど…」
雫「あれ?」
雫「ほんとだ。いつの間にかいませんねー」
真尋「あれまっ雫ちゃんとはぐれちゃってた!」
加奈「戻ってきた!」
沙紀「春って感じっすねえ」
椿「あ、それ、わかります」クスクス
及川雫「あれー」
雫「みなさん、なんだか奇遇ですねー」
加奈「雫ちゃん。こんにちは」
雫「こんにちはー」
椿「うふふ。不思議とみんな集まっているみたいですね」
沙紀「ほんと」
雫「真尋ちゃんとおさんぽしながら事務所に行くところなんです」
加奈「へ?まひろーなら、ついさっきそこを駆け抜けて行きましたけど…」
雫「あれ?」
雫「ほんとだ。いつの間にかいませんねー」
真尋「あれまっ雫ちゃんとはぐれちゃってた!」
加奈「戻ってきた!」
沙紀「春って感じっすねえ」
椿「あ、それ、わかります」クスクス
245 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:11:11.88 ID:lCHUJ+HcO
(9)
真尋「こんにちはー!雫ちゃんごめんごめんっ。三人が見えてつい!ダッシュしてしまった!」
沙紀「そのわりにはアタシらのことも追い越してったっすね」
真尋「つい!」
加奈「まひろーのついはいつもでしょ」
真尋「えっへっへ」
加奈「褒めてないよ?」
雫「いいですよー」
椿「雫ちゃんののんびりしたお返事、落ち着きますね」
沙紀「わかるっす」
真尋「こんにちはー!雫ちゃんごめんごめんっ。三人が見えてつい!ダッシュしてしまった!」
沙紀「そのわりにはアタシらのことも追い越してったっすね」
真尋「つい!」
加奈「まひろーのついはいつもでしょ」
真尋「えっへっへ」
加奈「褒めてないよ?」
雫「いいですよー」
椿「雫ちゃんののんびりしたお返事、落ち着きますね」
沙紀「わかるっす」
246 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:12:13.89 ID:lCHUJ+HcO
(10)
真尋「もしかしてみんなもランニング!?一緒に走ろうよっ」
沙紀「あ、椿さんとアタシは違うっすけど、加奈はそうだったっけ?」
加奈「ぎく」
真尋「よしっ。いちについてー」
加奈「ま、まったまひろー。私はその、まひろーみたいな本気のやつじゃ…」
真尋「よーいどん!」
加奈「あー聞いてー」
雫「どーん♪」
加奈「雫ちゃんまで!?」
雫「ついー。一緒にのんびり歩きますか?」
加奈「そ、それでお願いしますっ。えへへ。雫ちゃん、椿を見ながらまったり歩こう♪椿は春を告げる花なんですよー」
雫「ほんとだ。きれいに咲いていますねー」
沙紀「あははは」
椿「ふふ。沙紀ちゃん、楽しそうね」
沙紀「楽しいっす!」
真尋「もしかしてみんなもランニング!?一緒に走ろうよっ」
沙紀「あ、椿さんとアタシは違うっすけど、加奈はそうだったっけ?」
加奈「ぎく」
真尋「よしっ。いちについてー」
加奈「ま、まったまひろー。私はその、まひろーみたいな本気のやつじゃ…」
真尋「よーいどん!」
加奈「あー聞いてー」
雫「どーん♪」
加奈「雫ちゃんまで!?」
雫「ついー。一緒にのんびり歩きますか?」
加奈「そ、それでお願いしますっ。えへへ。雫ちゃん、椿を見ながらまったり歩こう♪椿は春を告げる花なんですよー」
雫「ほんとだ。きれいに咲いていますねー」
沙紀「あははは」
椿「ふふ。沙紀ちゃん、楽しそうね」
沙紀「楽しいっす!」
247 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:13:04.12 ID:lCHUJ+HcO
(11)
沙紀「みんな面白いなあ」
椿「そうですね」
椿「えっと…写真の続き、しましょうか?」
沙紀「ん」
沙紀「いいんですか?」
椿「ええ」
沙紀「じゃあ」
沙紀「へへ。またとなりで見せてくださいっす」
椿「うん。どうぞ」
沙紀「みんな面白いなあ」
椿「そうですね」
椿「えっと…写真の続き、しましょうか?」
沙紀「ん」
沙紀「いいんですか?」
椿「ええ」
沙紀「じゃあ」
沙紀「へへ。またとなりで見せてくださいっす」
椿「うん。どうぞ」
248 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:13:42.10 ID:lCHUJ+HcO
(12)
椿「そう言えば…沙紀ちゃん」
椿「さっき、春より冬の方が好きだって…」
沙紀「ん?…ああ」
沙紀「うん。アタシは四季全部好きっすけど…どの季節も、いろんなアートがあるしね」
沙紀「でも、たしかに冬は好きっすよ。寒いと、なんかこう、なにか残さないといけない気がして」
椿「なにか、残したくなる…」
沙紀「うん」
沙紀「…ま、さっき言いかけたのは」
沙紀「椿が見られるなら、春より冬の方がいい季節じゃんってそれだけっす」
椿「へ?そ、それは、どういう」
沙紀「へへ。そのままっすよ!」
椿「そう言えば…沙紀ちゃん」
椿「さっき、春より冬の方が好きだって…」
沙紀「ん?…ああ」
沙紀「うん。アタシは四季全部好きっすけど…どの季節も、いろんなアートがあるしね」
沙紀「でも、たしかに冬は好きっすよ。寒いと、なんかこう、なにか残さないといけない気がして」
椿「なにか、残したくなる…」
沙紀「うん」
沙紀「…ま、さっき言いかけたのは」
沙紀「椿が見られるなら、春より冬の方がいい季節じゃんってそれだけっす」
椿「へ?そ、それは、どういう」
沙紀「へへ。そのままっすよ!」
249 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:14:28.76 ID:lCHUJ+HcO
(13)
真尋「えっほ、えっほ」
加奈「まひろー」
加奈「無理して雫ちゃんと私にあわせなくても大丈夫だよ?」
真尋「無理してないっ」
真尋「へへ。一人でぱーって走ってくのも楽しいけど、せっかく会えたんだし!並んで行きたいじゃん」
加奈「そっか」
雫「わかりますー」
加奈「雫ちゃんはやさしいなあ」
雫「えへへ。加奈ちゃんも優しいよー?」
加奈「そうかなぁ」
真尋「私、二人とも好き!」
加奈「はいはい」
真尋「えっほ、えっほ」
加奈「まひろー」
加奈「無理して雫ちゃんと私にあわせなくても大丈夫だよ?」
真尋「無理してないっ」
真尋「へへ。一人でぱーって走ってくのも楽しいけど、せっかく会えたんだし!並んで行きたいじゃん」
加奈「そっか」
雫「わかりますー」
加奈「雫ちゃんはやさしいなあ」
雫「えへへ。加奈ちゃんも優しいよー?」
加奈「そうかなぁ」
真尋「私、二人とも好き!」
加奈「はいはい」
250 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:15:05.97 ID:lCHUJ+HcO
(14)
加奈「そうだ」
真尋「どうしたの?」
加奈「えへへ。椿さんの真似しようと思って。えい」
雫「あ。椿さんと沙紀さんと椿、お似合いですねー」
加奈「ね。写真撮ったから…ふふふ。二人に送っちゃお。お、はやい、気づいた。きたきた」
真尋「加奈ちゃんがなんだか悪い顔してる!」
加奈「そんなことないよ?ふふふ」
加奈「そうだ」
真尋「どうしたの?」
加奈「えへへ。椿さんの真似しようと思って。えい」
雫「あ。椿さんと沙紀さんと椿、お似合いですねー」
加奈「ね。写真撮ったから…ふふふ。二人に送っちゃお。お、はやい、気づいた。きたきた」
真尋「加奈ちゃんがなんだか悪い顔してる!」
加奈「そんなことないよ?ふふふ」
251 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/21(月) 21:16:00.72 ID:lCHUJ+HcO
(15)
椿(…保存しておこう)
沙紀「…もう。ったく」
沙紀「加奈ってば…事務所についたら、ふっふっふ…アートにしてやるっす…!」
椿「す、すごい脅し文句だね…?あはは…」
椿「…ふふ。でも、いい写真だよ?…沙紀ちゃんの好きな椿も入ってるしね♪」
沙紀「…ん」
沙紀「…そっすね」
椿「ね♪」
真尋「えっほ、えっほ」
加奈「ふふ」
加奈「うーん。春の足音が聞こえ始めたって感じだー。楽しいね、みんなで歩くの」
雫「ねー」
真尋「そうだねっ」
椿(…保存しておこう)
沙紀「…もう。ったく」
沙紀「加奈ってば…事務所についたら、ふっふっふ…アートにしてやるっす…!」
椿「す、すごい脅し文句だね…?あはは…」
椿「…ふふ。でも、いい写真だよ?…沙紀ちゃんの好きな椿も入ってるしね♪」
沙紀「…ん」
沙紀「…そっすね」
椿「ね♪」
真尋「えっほ、えっほ」
加奈「ふふ」
加奈「うーん。春の足音が聞こえ始めたって感じだー。楽しいね、みんなで歩くの」
雫「ねー」
真尋「そうだねっ」
253 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:20:21.86 ID:ptiCFncRO
第23話 大西百合子「じぇんじぇんじぇんせ」
☆登場アイドル(7人)
111.榊原里美(さかきばらさとみ)
「ほぇぇ…ここ…どこでしょう?」
17歳 キュート 趣味:甘いお菓子を食べること
112.大西由里子(おおにしゆりこ)
「テーマは『2人を見守るモブ女子』!」
20歳 キュート 趣味:ネットサーフィン・読書
113.矢口美羽(やぐちみう)
「○○さんの意見は、私よりずっと考えてて、深いです!」
14歳 パッション 趣味:メール
114.神谷奈緒(かみやなお)
「いつも、ありがと。魔法はかけてあげられないけど、言葉なら…」
17歳 クール 趣味:アニメ鑑賞
115.日下部若葉(くさかべわかば)
「お昼寝したいですね」
20歳 キュート 趣味:ジグソーパズル
116.服部瞳子(はっとりとうこ)
「私ね、○○さんがくれた毎日が楽しいの。いってきますも、ただいまも…家のドアを開けるその瞬間が愛おしいほどに」
25歳 クール 趣味:熱帯魚鑑賞・温泉めぐり
117.上田鈴帆(うえだすずほ)
「この星を…守りたか…」
14歳 パッション 趣味:裁縫
254 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:21:49.63 ID:ptiCFncRO
(1)
大西由里子「奈緒ちゃん」
由里子「折り入って、相談があるんですが…聞いてくれる?」
神谷奈緒「お、おう。どうした由里子さん。そんなあらたまって」
由里子「うむ。まずはあちらを見てほしい」
奈緒「ん?」
日下部若葉「もー!瞳子さん、聞いてくださいよぅ。プロデューサーさんったら、また私のことを子ども扱いしてですねえ」
服部瞳子「あら…若葉ちゃん、なんだかあれてるわね」
瞳子「まあまあ。コーヒーでも飲みながら聞くわよ?」
若葉「うええ。ありがとうございます〜」
由里子「ちゃんとオトナの若葉ちゃんにコーヒーを勧めるところがポイントだじぇ」
奈緒「なるほど。なんの話?」
大西由里子「奈緒ちゃん」
由里子「折り入って、相談があるんですが…聞いてくれる?」
神谷奈緒「お、おう。どうした由里子さん。そんなあらたまって」
由里子「うむ。まずはあちらを見てほしい」
奈緒「ん?」
日下部若葉「もー!瞳子さん、聞いてくださいよぅ。プロデューサーさんったら、また私のことを子ども扱いしてですねえ」
服部瞳子「あら…若葉ちゃん、なんだかあれてるわね」
瞳子「まあまあ。コーヒーでも飲みながら聞くわよ?」
若葉「うええ。ありがとうございます〜」
由里子「ちゃんとオトナの若葉ちゃんにコーヒーを勧めるところがポイントだじぇ」
奈緒「なるほど。なんの話?」
255 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:22:19.64 ID:ptiCFncRO
(2)
若葉「こくこく」
若葉「…はふ。はあ…」
瞳子「落ち着いた?それで、なにかあったのかしら」
若葉「は、はい…ええとですね」
若葉「今日はお仕事でプロデューサーさんとご一緒しまして…それで、お仕事が終わったら、お疲れさまって」
瞳子「ええ」
若葉「すごく、優しい声で言うんですよ〜!まるで子どもに言うみたいな!こう、えらいねー若葉がんばったねーみたいな感じなんですよ〜!」
由里子「目に浮かぶじぇ」
奈緒「わかる」
若葉「もっと、こう…あるじゃないですか!お疲れ、若葉…今日もセクシーだったな…みたいな?」
瞳子「そ、そう?」
若葉「こくこく」
若葉「…はふ。はあ…」
瞳子「落ち着いた?それで、なにかあったのかしら」
若葉「は、はい…ええとですね」
若葉「今日はお仕事でプロデューサーさんとご一緒しまして…それで、お仕事が終わったら、お疲れさまって」
瞳子「ええ」
若葉「すごく、優しい声で言うんですよ〜!まるで子どもに言うみたいな!こう、えらいねー若葉がんばったねーみたいな感じなんですよ〜!」
由里子「目に浮かぶじぇ」
奈緒「わかる」
若葉「もっと、こう…あるじゃないですか!お疲れ、若葉…今日もセクシーだったな…みたいな?」
瞳子「そ、そう?」
256 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:23:04.68 ID:ptiCFncRO
(3)
瞳子「ふふ」
瞳子「いいじゃない。若葉ちゃんが可愛いのは本当のことなんだし」
若葉「で、でもですねぇ」
瞳子「それにね?」
瞳子「若葉ちゃんの頼れるお姉さんってところは、いざというときに取っておいた方が、きっと効果があるんじゃないかしら」
若葉「いざというとき…ですか」
瞳子「うん。その方がきっと」
瞳子「プロデューサーさんもドキッとするわ。可愛い若葉ちゃんと、素敵な若葉ちゃんのギャップで、ね?」
若葉「…おお…!そ、それは…たしかに、そうかも…そうかもしれません!」
瞳子「うん」
由里子「アタシももうちょっとギャップとか意識した方がいいかな?」
奈緒「由里子さんはそのままでいいと思う」
由里子「あれま」
瞳子「ふふ」
瞳子「いいじゃない。若葉ちゃんが可愛いのは本当のことなんだし」
若葉「で、でもですねぇ」
瞳子「それにね?」
瞳子「若葉ちゃんの頼れるお姉さんってところは、いざというときに取っておいた方が、きっと効果があるんじゃないかしら」
若葉「いざというとき…ですか」
瞳子「うん。その方がきっと」
瞳子「プロデューサーさんもドキッとするわ。可愛い若葉ちゃんと、素敵な若葉ちゃんのギャップで、ね?」
若葉「…おお…!そ、それは…たしかに、そうかも…そうかもしれません!」
瞳子「うん」
由里子「アタシももうちょっとギャップとか意識した方がいいかな?」
奈緒「由里子さんはそのままでいいと思う」
由里子「あれま」
257 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:23:35.75 ID:ptiCFncRO
(4)
若葉「はー」
若葉「うん。瞳子さんに話せてすっきりしました!えへへ」
瞳子「よかった。私はなにもしていないけどね」
若葉「そんなことないです!ありがとうございました!さようならー」
瞳子「はい、さようなら」
奈緒「先生と生徒の別れのあいさつみたいだな」
由里子「言い得て妙だね」
奈緒「で?相談ってのは?」
由里子「あれ」
奈緒「あれ?」
由里子「瞳子さんの包容力がヤバいって話」
奈緒「なるほど。わからん」
由里子「はあ。どうしたらあんなに推せ…げふん。徳の高いお方になれるのかってね。前世でどんな善行を積んだのかユリユリは気になって夜も眠れないんだじぇ」
奈緒「いろいろあるけど、とりあえず言い直したとこからつっこんだ方がいいか?」
由里子「とにかく引き続き見てほしい」
奈緒「あ、はい」
若葉「はー」
若葉「うん。瞳子さんに話せてすっきりしました!えへへ」
瞳子「よかった。私はなにもしていないけどね」
若葉「そんなことないです!ありがとうございました!さようならー」
瞳子「はい、さようなら」
奈緒「先生と生徒の別れのあいさつみたいだな」
由里子「言い得て妙だね」
奈緒「で?相談ってのは?」
由里子「あれ」
奈緒「あれ?」
由里子「瞳子さんの包容力がヤバいって話」
奈緒「なるほど。わからん」
由里子「はあ。どうしたらあんなに推せ…げふん。徳の高いお方になれるのかってね。前世でどんな善行を積んだのかユリユリは気になって夜も眠れないんだじぇ」
奈緒「いろいろあるけど、とりあえず言い直したとこからつっこんだ方がいいか?」
由里子「とにかく引き続き見てほしい」
奈緒「あ、はい」
258 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:24:06.71 ID:ptiCFncRO
(5)
由里子「みてみて!次の相手役は美羽っちだじぇ!」
奈緒「相手役いうな」
矢口美羽「瞳子さーん。お疲れさまです」
瞳子「お疲れさま」
美羽「みてみて。お仕事で使ったドール、もらっちゃいました!」
瞳子「あら。可愛いわね」
美羽「はい。おひとつどうぞ。これを使っておしゃべりしましょう!」
瞳子「あ、わざとこれを使ってね?…ふふ。こうかしら」
みうさぎ『そうだピョン♪』
瞳子「えっと…」
とうかめ『みうさぎちゃん。こんにちは。お疲れカメ〜』
瞳子「ふふ…なんだか恥ずかしいわね」
美羽「えへへっ瞳子さんばっちり!」
由里子「先生か?」
奈緒「さっきとだいたい同じ感想だな」
由里子「ほっこりするのう…」
奈緒「そうだな」
由里子「みてみて!次の相手役は美羽っちだじぇ!」
奈緒「相手役いうな」
矢口美羽「瞳子さーん。お疲れさまです」
瞳子「お疲れさま」
美羽「みてみて。お仕事で使ったドール、もらっちゃいました!」
瞳子「あら。可愛いわね」
美羽「はい。おひとつどうぞ。これを使っておしゃべりしましょう!」
瞳子「あ、わざとこれを使ってね?…ふふ。こうかしら」
みうさぎ『そうだピョン♪』
瞳子「えっと…」
とうかめ『みうさぎちゃん。こんにちは。お疲れカメ〜』
瞳子「ふふ…なんだか恥ずかしいわね」
美羽「えへへっ瞳子さんばっちり!」
由里子「先生か?」
奈緒「さっきとだいたい同じ感想だな」
由里子「ほっこりするのう…」
奈緒「そうだな」
259 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:24:41.09 ID:ptiCFncRO
(6)
瞳子「亀は飼ったことないけど…可愛いわね。今度、うちの子と一緒に住まわせてあげられる子を探してみようかしら」
美羽「可愛いですよねー」
美羽「そうだ。瞳子さん、よかったらその子、もらってあげてくれませんか?」
瞳子「え?いいの?」
美羽「いいです!」
みうさぎ『離れていても一緒ピョン〜♪』
美羽「だそうです!」
瞳子「あら…うふふ。じゃあ…」
とうかめ『ありがとう。またね…カメ。大事にするカメ』
瞳子「…あ、これは私の気持ちか…。ふふ、ごめんなさい」
美羽「いえいえ〜。瞳子さんのお家の熱帯魚ちゃんと、仲良くさせてあげてくださいね!」
瞳子「うん。ありがとう」
由里子「瞳子さんにもらってもらえて、あの子も幸せだね」
奈緒「そうだな」
瞳子「亀は飼ったことないけど…可愛いわね。今度、うちの子と一緒に住まわせてあげられる子を探してみようかしら」
美羽「可愛いですよねー」
美羽「そうだ。瞳子さん、よかったらその子、もらってあげてくれませんか?」
瞳子「え?いいの?」
美羽「いいです!」
みうさぎ『離れていても一緒ピョン〜♪』
美羽「だそうです!」
瞳子「あら…うふふ。じゃあ…」
とうかめ『ありがとう。またね…カメ。大事にするカメ』
瞳子「…あ、これは私の気持ちか…。ふふ、ごめんなさい」
美羽「いえいえ〜。瞳子さんのお家の熱帯魚ちゃんと、仲良くさせてあげてくださいね!」
瞳子「うん。ありがとう」
由里子「瞳子さんにもらってもらえて、あの子も幸せだね」
奈緒「そうだな」
260 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:25:10.45 ID:ptiCFncRO
(7)
榊原里美「…」ホェー
里美「今日のレッスン、終わりましたぁ…つかれちゃいました…ほわぁ」
由里子「おっと!お次は里美ちゃんだじぇ」
奈緒「くたくたみたいだな。お疲れ」
瞳子「お疲れさま。里美ちゃん」
里美「お疲れさまです〜瞳子さんー」
みうさぎ『お疲れピョン!』
里美「ほわぁ。みうさぎさんも、おつかれさまです〜」
由里子「さらなるほっこりの予感!」
奈緒「盛り上がってんなー」
由里子「ね!」
奈緒「いや、由里子さんがな」
榊原里美「…」ホェー
里美「今日のレッスン、終わりましたぁ…つかれちゃいました…ほわぁ」
由里子「おっと!お次は里美ちゃんだじぇ」
奈緒「くたくたみたいだな。お疲れ」
瞳子「お疲れさま。里美ちゃん」
里美「お疲れさまです〜瞳子さんー」
みうさぎ『お疲れピョン!』
里美「ほわぁ。みうさぎさんも、おつかれさまです〜」
由里子「さらなるほっこりの予感!」
奈緒「盛り上がってんなー」
由里子「ね!」
奈緒「いや、由里子さんがな」
261 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:25:44.73 ID:ptiCFncRO
(8)
里美「なんだか…あまぁいものが、食べたいですね〜」
瞳子「あら。いいわね。なにかお菓子があったかしら…」
美羽「いいですね!みんなでのんびりティータイムといきましょう!」
瞳子「ティータイムにしてはいきおいがあるわね」クス
若葉「行きましょう!」
瞳子「わ。若葉ちゃん」
若葉「あ、あまーい気配につい…瞳子さんの教えに従って、ギャップの練習で!ここはひとつ、今は甘いもの好きな可愛い子ということで…えへへ」
瞳子「もう。しょうがないわね」
由里子「アタシたちもなにか食べたくなってきたね」
奈緒「いやもう交ぜてもらえよ」
里美「なんだか…あまぁいものが、食べたいですね〜」
瞳子「あら。いいわね。なにかお菓子があったかしら…」
美羽「いいですね!みんなでのんびりティータイムといきましょう!」
瞳子「ティータイムにしてはいきおいがあるわね」クス
若葉「行きましょう!」
瞳子「わ。若葉ちゃん」
若葉「あ、あまーい気配につい…瞳子さんの教えに従って、ギャップの練習で!ここはひとつ、今は甘いもの好きな可愛い子ということで…えへへ」
瞳子「もう。しょうがないわね」
由里子「アタシたちもなにか食べたくなってきたね」
奈緒「いやもう交ぜてもらえよ」
262 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:26:20.61 ID:ptiCFncRO
(9)
上田鈴帆「やっ!みんなお疲れしゃん!」
由里子「おっ鈴帆ちゃん」
奈緒「たしか遠出だったよな。お疲れ」
由里子「奈緒ちゃんって意外と律儀なとこ可愛いよね」
奈緒「い、意外ととか可愛いとか急になんだよ、おい」
鈴帆「通りもん〜みんな大好き通りもんが通るばい〜。食べたいよい子は手をあげっとよー」
美羽「はいっ。好きです!」
若葉「はいっ。食べたいです!」
鈴帆「おお。みんないい返事たい!はーい。いい子には通りもん〜」
美羽「わーい」
若葉「わーい」
里美「あまいですかー?」
鈴帆「甘くておいしかよー。はい。どーぞ」
里美「わぁい。ありがとうございます」
瞳子「おかえりなさい、鈴帆ちゃん。お疲れさま。ちょうどみんなでお茶にしようって話をしていたところだから…いま、淹れるわね?座って待っていて?」
鈴帆「瞳子しゃん。ありがとー。でも、ご心配にはおよばんたい!」
鈴帆「うふふ。久しぶりにホームの空気を吸って元気いっぱいたい!手伝うよ」
瞳子「そう?ありがとう。でも、いつも元気なのはやっぱりえらいわ。私まで元気になっちゃうかな」
鈴帆「ん〜。その言葉がウチには一番の栄養剤やね!そういうのもっとちょうだい!」
瞳子「あら。欲張りさん」クス
由里子「尊い…」
奈緒「おーい帰ってこーい」
由里子「うふふ…尊いを眺める…コレモマタトウトイ…ぐふ」
奈緒「なにと戦ってんだ」
上田鈴帆「やっ!みんなお疲れしゃん!」
由里子「おっ鈴帆ちゃん」
奈緒「たしか遠出だったよな。お疲れ」
由里子「奈緒ちゃんって意外と律儀なとこ可愛いよね」
奈緒「い、意外ととか可愛いとか急になんだよ、おい」
鈴帆「通りもん〜みんな大好き通りもんが通るばい〜。食べたいよい子は手をあげっとよー」
美羽「はいっ。好きです!」
若葉「はいっ。食べたいです!」
鈴帆「おお。みんないい返事たい!はーい。いい子には通りもん〜」
美羽「わーい」
若葉「わーい」
里美「あまいですかー?」
鈴帆「甘くておいしかよー。はい。どーぞ」
里美「わぁい。ありがとうございます」
瞳子「おかえりなさい、鈴帆ちゃん。お疲れさま。ちょうどみんなでお茶にしようって話をしていたところだから…いま、淹れるわね?座って待っていて?」
鈴帆「瞳子しゃん。ありがとー。でも、ご心配にはおよばんたい!」
鈴帆「うふふ。久しぶりにホームの空気を吸って元気いっぱいたい!手伝うよ」
瞳子「そう?ありがとう。でも、いつも元気なのはやっぱりえらいわ。私まで元気になっちゃうかな」
鈴帆「ん〜。その言葉がウチには一番の栄養剤やね!そういうのもっとちょうだい!」
瞳子「あら。欲張りさん」クス
由里子「尊い…」
奈緒「おーい帰ってこーい」
由里子「うふふ…尊いを眺める…コレモマタトウトイ…ぐふ」
奈緒「なにと戦ってんだ」
263 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:26:54.33 ID:ptiCFncRO
(10)
由里子「あー!」
由里子「もう!もう我慢ならんじぇ!直接聞いてくる!あと通りもんアタシも食べたいです!」
奈緒「欲望に忠実。行ってら」
由里子「なにいってんの。奈緒ちゃんも行くんだわ」
奈緒「へ?お、おいっ。引っ張るなって!」
由里子「瞳子さーんアタシも交ぜてー!鈴帆っちアタシも通りもんちょーだい!」
鈴帆「おー。由里子しゃん奈緒しゃんもお疲れ。どうぞどうぞ」
瞳子「交ぜてもなにも、ずっと一緒にいたじゃない」クス
由里子「え?」
瞳子「でも…そうね。せっかくだから、ええと」
瞳子「いらっしゃい」
由里子「…………ぐふ」
奈緒「あはは。とどめか」
瞳子「?」
由里子「と、瞳子さん…」
瞳子「なに?」
美羽「バナナ味もおいしい!」ワハー
若葉「いちご味もおいしい!」キャー
里美「もぐもぐ…ほわあ」
由里子「あー!」
由里子「もう!もう我慢ならんじぇ!直接聞いてくる!あと通りもんアタシも食べたいです!」
奈緒「欲望に忠実。行ってら」
由里子「なにいってんの。奈緒ちゃんも行くんだわ」
奈緒「へ?お、おいっ。引っ張るなって!」
由里子「瞳子さーんアタシも交ぜてー!鈴帆っちアタシも通りもんちょーだい!」
鈴帆「おー。由里子しゃん奈緒しゃんもお疲れ。どうぞどうぞ」
瞳子「交ぜてもなにも、ずっと一緒にいたじゃない」クス
由里子「え?」
瞳子「でも…そうね。せっかくだから、ええと」
瞳子「いらっしゃい」
由里子「…………ぐふ」
奈緒「あはは。とどめか」
瞳子「?」
由里子「と、瞳子さん…」
瞳子「なに?」
美羽「バナナ味もおいしい!」ワハー
若葉「いちご味もおいしい!」キャー
里美「もぐもぐ…ほわあ」
264 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:27:28.71 ID:ptiCFncRO
(11)
由里子「あの、その…えっと…」
瞳子「?」
奈緒(らしくなくて笑えるな)
由里子「と、とうこしゃんのじぇんせはなんですか!」
奈緒(噛んでるし)
鈴帆「ウチの真似しとう?」モグモグ
奈緒「触れないでやってくれ」
鈴帆「たは。触れないでって言われると触れたくなるのが人情ばい」
奈緒「はは。それはたしかに」
瞳子「え、と…」
瞳子「私の人生?そうね…」
奈緒(聞き間違えられてる)
由里子「は、はい」
奈緒(いいんかい)
由里子「あの、その…えっと…」
瞳子「?」
奈緒(らしくなくて笑えるな)
由里子「と、とうこしゃんのじぇんせはなんですか!」
奈緒(噛んでるし)
鈴帆「ウチの真似しとう?」モグモグ
奈緒「触れないでやってくれ」
鈴帆「たは。触れないでって言われると触れたくなるのが人情ばい」
奈緒「はは。それはたしかに」
瞳子「え、と…」
瞳子「私の人生?そうね…」
奈緒(聞き間違えられてる)
由里子「は、はい」
奈緒(いいんかい)
265 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:28:08.47 ID:ptiCFncRO
(12)
瞳子「…そうね」
瞳子「…」
由里子「?」
奈緒「?」
里美「もぐもぐ…もぐもぐ…」
鈴帆「落ち着いて食べんと喉詰まらせるけん。気をつけなよ?」
若葉「んぐ!?」
美羽「わ、若葉さーん!お、お水持ってきます!」
奈緒「あはは…」
瞳子「…ふふ」
瞳子「…うん」
瞳子「…私の人生は、もう一度…アイドルを始めて、見つけられたの」
瞳子「そうね。だから、いまこの瞬間、全部が、私の人生かな」
奈緒「……わ」
奈緒「瞳子さん、それ…いいな。なんていうか、かっこいいよ。そんであと可愛い」
瞳子「そ、そう?」
奈緒「うん。な、由里子さん」
由里子「…………うん」
奈緒(あ、おちたなこれ)
瞳子「…そうね」
瞳子「…」
由里子「?」
奈緒「?」
里美「もぐもぐ…もぐもぐ…」
鈴帆「落ち着いて食べんと喉詰まらせるけん。気をつけなよ?」
若葉「んぐ!?」
美羽「わ、若葉さーん!お、お水持ってきます!」
奈緒「あはは…」
瞳子「…ふふ」
瞳子「…うん」
瞳子「…私の人生は、もう一度…アイドルを始めて、見つけられたの」
瞳子「そうね。だから、いまこの瞬間、全部が、私の人生かな」
奈緒「……わ」
奈緒「瞳子さん、それ…いいな。なんていうか、かっこいいよ。そんであと可愛い」
瞳子「そ、そう?」
奈緒「うん。な、由里子さん」
由里子「…………うん」
奈緒(あ、おちたなこれ)
266 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:28:42.70 ID:ptiCFncRO
(13)
由里子「……んふふ。ふふ」
由里子「ありがと」
由里子「瞳子さんの言うこと、分かるじぇ。アタシも同じ」
瞳子「うん」
由里子「奈緒ちゃんもっしょ?」
奈緒「ん…ま、まあな」
瞳子「うん。みんな、一緒」
由里子「うん。ありがと。瞳子さん」
瞳子「ふふ。私はなにも」
由里子「そんなことないよ」
奈緒「あー」
奈緒「オチついたか?由里子さん」
由里子「うむ。神イベだったね!」
奈緒「神イベ言うな。台無しだろ、おい」
瞳子「ふふ。私それ、よくわからないけど…よかった」
由里子「……んふふ。ふふ」
由里子「ありがと」
由里子「瞳子さんの言うこと、分かるじぇ。アタシも同じ」
瞳子「うん」
由里子「奈緒ちゃんもっしょ?」
奈緒「ん…ま、まあな」
瞳子「うん。みんな、一緒」
由里子「うん。ありがと。瞳子さん」
瞳子「ふふ。私はなにも」
由里子「そんなことないよ」
奈緒「あー」
奈緒「オチついたか?由里子さん」
由里子「うむ。神イベだったね!」
奈緒「神イベ言うな。台無しだろ、おい」
瞳子「ふふ。私それ、よくわからないけど…よかった」
268 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/22(火) 20:29:26.07 ID:ptiCFncRO
(14)
若葉「ぷ、ぷは…し、死んじゃうところでしたー…ぜーはー…美羽ちゃん、ありがとう…」
美羽「いえいえです!落ち着いて食べましょう!」
若葉「は、はいぃ…しゅん」
里美「もぐもぐ…もごもご…ほわほわ…」
鈴帆「若葉しゃんが無事でよかった。でも落ち着いて食べましょうと言っとるたい」
奈緒「なんで分かるんだよ」
瞳子「ふふ」
由里子「あはは」
若葉「ぷ、ぷは…し、死んじゃうところでしたー…ぜーはー…美羽ちゃん、ありがとう…」
美羽「いえいえです!落ち着いて食べましょう!」
若葉「は、はいぃ…しゅん」
里美「もぐもぐ…もごもご…ほわほわ…」
鈴帆「若葉しゃんが無事でよかった。でも落ち着いて食べましょうと言っとるたい」
奈緒「なんで分かるんだよ」
瞳子「ふふ」
由里子「あはは」
274 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:43:17.38 ID:gBCXM89QO
第24話 橘ありす「黒埼さん」黒埼ちとせ「橘さん」
☆登場アイドル(7人)
118.沢田麻理菜(さわだまりな)
「お返しはいいのよ。私と楽しく仕事してくれれば、それで充分!」
26歳 パッション 趣味:サーフィン
119.黒埼ちとせ(くろさきちとせ)
「未来?そんなものに固執なんてしないよ。今が楽しければ、それで良いじゃない。」
19歳 キュート 趣味:美味しいものを食べること・月光浴
120.斉藤洋子(さいとうようこ)
「この青空、○○プロデューサーの心の中まで広げたいな!」
20歳 パッション 趣味:半身浴
121.桐野アヤ(きりのあや)
「…な?ビシッと化けただろ♪」
19歳 クール 趣味:格闘技観戦
122.橘ありす(たちばなありす)
「旬だから、目を離すのはもったいないですよ、○○さん」
12歳 クール 趣味:ゲーム・読書(ミステリー)
123.浜川愛結奈(はまかわあゆな)
「盛り上げるの、好きなのよ。楽しく、騒々しく」
22歳 パッション 趣味:乗馬
124.向井拓海(むかいたくみ)
「期待も夢も、全部、アタシが背負ってやるぜ。まとめて載っけろや!」
18歳 パッション 趣味:バイクいじり
275 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:44:17.27 ID:gBCXM89QO
(1)
向井拓海「…おう。橘よぉ」
橘ありす「…」
ありす「なんでしょう。拓海さん」
拓海「…ふっ」
拓海「今日のライブ、最高だったな。ま、ぐっといけよ」
ありす「あ、あふれますあふれます」
斉藤洋子「じゃあみんな、お疲れさまでしたー!かんぱーい」
浜川愛結奈「はぁい☆盛り上がって行くわよー!」
桐野アヤ「乾杯。はは。愛結奈さんってばライブより打ち上げの方が盛り上がってんじゃねーか?」
愛結奈「否定しないわ!」
沢田麻理菜「いや、否定しなさいよ」
拓海「へへ。かんぱいっ♪」
ありす「か、かんぱい。あわわ」
向井拓海「…おう。橘よぉ」
橘ありす「…」
ありす「なんでしょう。拓海さん」
拓海「…ふっ」
拓海「今日のライブ、最高だったな。ま、ぐっといけよ」
ありす「あ、あふれますあふれます」
斉藤洋子「じゃあみんな、お疲れさまでしたー!かんぱーい」
浜川愛結奈「はぁい☆盛り上がって行くわよー!」
桐野アヤ「乾杯。はは。愛結奈さんってばライブより打ち上げの方が盛り上がってんじゃねーか?」
愛結奈「否定しないわ!」
沢田麻理菜「いや、否定しなさいよ」
拓海「へへ。かんぱいっ♪」
ありす「か、かんぱい。あわわ」
276 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:45:13.60 ID:gBCXM89QO
(2)
拓海「いやーあそこの橘がよー。宙吊りの橘がよぉ。堂々としてんだホント」
ありす「練習しましたから」
拓海「おっ。言うじゃねえか、この」
ありす「あ、頭をぐりぐりしないでください」
洋子「拓海ちゃん上機嫌だねー」
アヤ「管巻いてんな」
麻理奈「だれか拓海にお酒飲ませてないでしょうね」
愛結奈「ぐびぐび」
麻理奈「一人で煽ってないで返事する。だれかって愛結奈のことだからね」
愛結奈「ぷは。あはは。さすがに未成年に飲ませたりはしませんってば☆」
麻理奈(ほんとかしら…不安だわ…)
洋子「麻理奈さんお疲れですか!甘いものもありますよー!これ、ちゃんと美容にも気を遣ってるバーケーキですよ!」
麻理奈「あらありがと。愛結奈の口にも一つ入れといてもらえる?」
愛結奈「いやん」
拓海「いやーあそこの橘がよー。宙吊りの橘がよぉ。堂々としてんだホント」
ありす「練習しましたから」
拓海「おっ。言うじゃねえか、この」
ありす「あ、頭をぐりぐりしないでください」
洋子「拓海ちゃん上機嫌だねー」
アヤ「管巻いてんな」
麻理奈「だれか拓海にお酒飲ませてないでしょうね」
愛結奈「ぐびぐび」
麻理奈「一人で煽ってないで返事する。だれかって愛結奈のことだからね」
愛結奈「ぷは。あはは。さすがに未成年に飲ませたりはしませんってば☆」
麻理奈(ほんとかしら…不安だわ…)
洋子「麻理奈さんお疲れですか!甘いものもありますよー!これ、ちゃんと美容にも気を遣ってるバーケーキですよ!」
麻理奈「あらありがと。愛結奈の口にも一つ入れといてもらえる?」
愛結奈「いやん」
277 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:46:22.98 ID:gBCXM89QO
(3)
アヤ「でもホント、楽しいライブだったよな。へへっ、またあんなライブしてえなあ」
アヤ「アタシ、またこのメンバーでやりたいよ。なっ麻理奈さん」
麻理奈「うん。そうね」
愛結奈「なーに言ってんの♪」
麻理奈「きゃっ」
アヤ「お、おい。愛結奈さん」
愛結奈「まだまだこれからが本番でしょー!はーい麻理奈さんはビール、アヤちゃんはコーラ♪」
アヤ「はっ。上機嫌ってならこの人の右に出るヤツはいねーな」
麻理奈「ねぇ」
愛結奈「はーい洋子♪かんぱーい」
洋子「はーい。3回目ですね!愛結奈さん!」
拓海「なんか食いたいもんあったら取ってやんぞ。遠慮すんな」
ありす「じ、自分で取れますから」
アヤ「でもホント、楽しいライブだったよな。へへっ、またあんなライブしてえなあ」
アヤ「アタシ、またこのメンバーでやりたいよ。なっ麻理奈さん」
麻理奈「うん。そうね」
愛結奈「なーに言ってんの♪」
麻理奈「きゃっ」
アヤ「お、おい。愛結奈さん」
愛結奈「まだまだこれからが本番でしょー!はーい麻理奈さんはビール、アヤちゃんはコーラ♪」
アヤ「はっ。上機嫌ってならこの人の右に出るヤツはいねーな」
麻理奈「ねぇ」
愛結奈「はーい洋子♪かんぱーい」
洋子「はーい。3回目ですね!愛結奈さん!」
拓海「なんか食いたいもんあったら取ってやんぞ。遠慮すんな」
ありす「じ、自分で取れますから」
278 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:46:59.10 ID:gBCXM89QO
(4)
ありす「…」クピクピ
愛結奈「拓海ちゃんもやってるー?」
麻理奈「やってちゃまずいのよ」
拓海「おう、愛結奈さん。お疲れ。へへ、やってんぜ。コーラ」
麻理奈「それでいいのよ」
ありす「麻理奈さん麻理奈さん」
麻理奈「ん?お疲れさま、ありすちゃん。どうしたの?」
ありす「お疲れさまです」
ありす「黒埼さんを見ませんでしたか?」
麻理奈「ちとせちゃん?」
洋子「じー」
アヤ「……な、なんかようかよ、洋子さん。じーっと見られてると食べづれーよ」
洋子「あ、ごめん。アヤちゃんスタイルいいからさっ。食べてるもの、参考になるかなって」
アヤ「お、そっか?へへ。そう言われるのは嬉しいな。けど洋子さんだってしっかりきたえてるじゃん」
洋子「そ、そう?えへへ。私こそ、アヤちゃんがそう言ってくれるのうれしいなー。健康、気をつけてるから!」ニパー
ありす「…」クピクピ
愛結奈「拓海ちゃんもやってるー?」
麻理奈「やってちゃまずいのよ」
拓海「おう、愛結奈さん。お疲れ。へへ、やってんぜ。コーラ」
麻理奈「それでいいのよ」
ありす「麻理奈さん麻理奈さん」
麻理奈「ん?お疲れさま、ありすちゃん。どうしたの?」
ありす「お疲れさまです」
ありす「黒埼さんを見ませんでしたか?」
麻理奈「ちとせちゃん?」
洋子「じー」
アヤ「……な、なんかようかよ、洋子さん。じーっと見られてると食べづれーよ」
洋子「あ、ごめん。アヤちゃんスタイルいいからさっ。食べてるもの、参考になるかなって」
アヤ「お、そっか?へへ。そう言われるのは嬉しいな。けど洋子さんだってしっかりきたえてるじゃん」
洋子「そ、そう?えへへ。私こそ、アヤちゃんがそう言ってくれるのうれしいなー。健康、気をつけてるから!」ニパー
279 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:47:45.25 ID:gBCXM89QO
(5)
麻理奈「そう言えば…事務所に戻ってくるまでは一緒だったと思ったけど」
ありす「じゃあ、きっと別の部屋とかにはいますよね」
ありす「ありがとうございます。私、探してみます」
麻理奈「一緒に行こうか?」
ありす「平気です」
麻理奈「そう?」
麻理奈「…ふむ」
愛結奈「どしたの麻理奈さん。こむずかしい顔して」
麻理奈「別に」
麻理奈「…どうでもいいけど、飲みすぎないようにしなさいよ。Pくんに迷惑かけるようなこと、しないでよ」
愛結奈「おやおや〜」
麻理奈「なによ」
愛結奈「なんでも〜☆」
拓海「そういや、プロデューサーはまだ戻ってこねえのか。ふん、アタシがじっくり労ってやろうと思ってんのによぉ」
麻理奈「拓海が言うと迫力があるわね」
拓海「そ、そうか?麻理奈さんに言われるとてれちまうぜ。へへ」
麻理奈(可愛い。でもなにが?)
愛結奈「ありすちゃんとちとせちゃんのこと、気になるの?」
麻理奈「へ?う、うん。まあ…」
アヤ「アタイはさ」
アヤ「格闘技、好きだから。…へへ。誰にも負けたくないからな。鍛えてるんだけど」
アヤ「洋子さんは、どうしてそんなに健康に気をつけてるんだ?」
洋子「私?うーんとね」
麻理奈「そう言えば…事務所に戻ってくるまでは一緒だったと思ったけど」
ありす「じゃあ、きっと別の部屋とかにはいますよね」
ありす「ありがとうございます。私、探してみます」
麻理奈「一緒に行こうか?」
ありす「平気です」
麻理奈「そう?」
麻理奈「…ふむ」
愛結奈「どしたの麻理奈さん。こむずかしい顔して」
麻理奈「別に」
麻理奈「…どうでもいいけど、飲みすぎないようにしなさいよ。Pくんに迷惑かけるようなこと、しないでよ」
愛結奈「おやおや〜」
麻理奈「なによ」
愛結奈「なんでも〜☆」
拓海「そういや、プロデューサーはまだ戻ってこねえのか。ふん、アタシがじっくり労ってやろうと思ってんのによぉ」
麻理奈「拓海が言うと迫力があるわね」
拓海「そ、そうか?麻理奈さんに言われるとてれちまうぜ。へへ」
麻理奈(可愛い。でもなにが?)
愛結奈「ありすちゃんとちとせちゃんのこと、気になるの?」
麻理奈「へ?う、うん。まあ…」
アヤ「アタイはさ」
アヤ「格闘技、好きだから。…へへ。誰にも負けたくないからな。鍛えてるんだけど」
アヤ「洋子さんは、どうしてそんなに健康に気をつけてるんだ?」
洋子「私?うーんとね」
280 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:48:14.96 ID:gBCXM89QO
(6)
愛結奈「大丈夫でしょ。ありすちゃん、しっかりしてるし」
麻理奈「…」
麻理奈「…そうね。はあ。…愛結奈まで、急に私よりしっかりした目になるの、やめてくれない?もう…」
愛結奈「あはは。麻理奈さんには負けますってば」
洋子「か、考えたこともなかった」
洋子「健康で元気な方が、毎日楽しいし…えっと、いいことあるよ!というか、幸せって健康のうえにできるものじゃないかなーって、あれ、ちがう?」
アヤ「ああ」
アヤ「あーうん」
洋子「あ、アヤちゃん?」
アヤ「いや、その」
拓海「アヤ」ポン
アヤ「拓海」
拓海「アタシらと、洋子さんとじゃあ…違うんだ。ステージがよ」
アヤ「まきこむなー。というかなんで拓海が胸張ってんだよっ」
拓海「あっはっは」
洋子「あっはっは!今日はほんと拓海ちゃん楽しそうだねー。笑顔が一番だよねっ」
アヤ「ぷ。はは。まあ、そりゃそうですね」
愛結奈「大丈夫でしょ。ありすちゃん、しっかりしてるし」
麻理奈「…」
麻理奈「…そうね。はあ。…愛結奈まで、急に私よりしっかりした目になるの、やめてくれない?もう…」
愛結奈「あはは。麻理奈さんには負けますってば」
洋子「か、考えたこともなかった」
洋子「健康で元気な方が、毎日楽しいし…えっと、いいことあるよ!というか、幸せって健康のうえにできるものじゃないかなーって、あれ、ちがう?」
アヤ「ああ」
アヤ「あーうん」
洋子「あ、アヤちゃん?」
アヤ「いや、その」
拓海「アヤ」ポン
アヤ「拓海」
拓海「アタシらと、洋子さんとじゃあ…違うんだ。ステージがよ」
アヤ「まきこむなー。というかなんで拓海が胸張ってんだよっ」
拓海「あっはっは」
洋子「あっはっは!今日はほんと拓海ちゃん楽しそうだねー。笑顔が一番だよねっ」
アヤ「ぷ。はは。まあ、そりゃそうですね」
281 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:48:47.50 ID:gBCXM89QO
(7)
黒埼ちとせ「……」
ありす「黒埼さん」
ちとせ「?」
ちとせ「あら。ありすちゃん。こんにちは」
ありす「こんにちは」
ありす「ここでなにを?」
ちとせ「うん?うん。千夜ちゃんに連絡してあげてたの。もうすぐお仕事終わるからって」
ありす「もうすぐ終わる…」
ちとせ「うん。私、もう帰るから。じゃあ」
ありす「ま、待ってください。打上げは」
ちとせ「うん。私、もう帰るから」
黒埼ちとせ「……」
ありす「黒埼さん」
ちとせ「?」
ちとせ「あら。ありすちゃん。こんにちは」
ありす「こんにちは」
ありす「ここでなにを?」
ちとせ「うん?うん。千夜ちゃんに連絡してあげてたの。もうすぐお仕事終わるからって」
ありす「もうすぐ終わる…」
ちとせ「うん。私、もう帰るから。じゃあ」
ありす「ま、待ってください。打上げは」
ちとせ「うん。私、もう帰るから」
282 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:49:18.36 ID:gBCXM89QO
(8)
ありす「…」
ありす「そうですか。わかりました」
ちとせ「うん」
ちとせ「またね。ありすちゃん」
ありす「はい」
ありす「最後に一つ、いいですか?」
ちとせ「なぁに?」
ありす「私、名前で呼ばれるの、嫌いなんです。だから私のことは橘と呼んでください。黒埼さん」
ありす「それでは」
ちとせ「へえ」
ちとせ「ありすちゃん、怒ってるんだ」
ありす「怒ってないです」
ちとせ「どうして怒ってるの?」
ありす「黒埼さんがこっちに来てくれないからです。楽しいのに。打上げ」
ちとせ「…あはっ」
ちとせ「まだ怒ってる。やっぱり怒ってる♪」
ありす「そうですね。怒ってます」
ありす「…」
ありす「そうですか。わかりました」
ちとせ「うん」
ちとせ「またね。ありすちゃん」
ありす「はい」
ありす「最後に一つ、いいですか?」
ちとせ「なぁに?」
ありす「私、名前で呼ばれるの、嫌いなんです。だから私のことは橘と呼んでください。黒埼さん」
ありす「それでは」
ちとせ「へえ」
ちとせ「ありすちゃん、怒ってるんだ」
ありす「怒ってないです」
ちとせ「どうして怒ってるの?」
ありす「黒埼さんがこっちに来てくれないからです。楽しいのに。打上げ」
ちとせ「…あはっ」
ちとせ「まだ怒ってる。やっぱり怒ってる♪」
ありす「そうですね。怒ってます」
283 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:49:53.23 ID:gBCXM89QO
(9)
ちとせ「あは。うふふふ」
ありす「な、なにがおかしいんですか」
ちとせ「うん。いやあ。全然、違うんだなあって。千夜ちゃんと全然違うから。面白いね」
ありす「はあ」
ちとせ「分かったよ」
ちとせ「じゃあ…私もそっち行くね。ありすちゃん」
ありす「…」
ありす「はい。どうぞ。ちとせさん」
ちとせ「千夜ちゃんも呼んであげていい?いますぐそこに来てるんだって」
ありす「ふふ。いいに決まってるじゃないですか」
ちとせ「あは。うふふふ」
ありす「な、なにがおかしいんですか」
ちとせ「うん。いやあ。全然、違うんだなあって。千夜ちゃんと全然違うから。面白いね」
ありす「はあ」
ちとせ「分かったよ」
ちとせ「じゃあ…私もそっち行くね。ありすちゃん」
ありす「…」
ありす「はい。どうぞ。ちとせさん」
ちとせ「千夜ちゃんも呼んであげていい?いますぐそこに来てるんだって」
ありす「ふふ。いいに決まってるじゃないですか」
284 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:50:36.49 ID:gBCXM89QO
(10)
ありす「ぶどうジュースでいいですか?」
ちとせ「うん♪濃いのにしてね♪」
ありす「む、無理を言わないでください。これは割ったりするものではないですから」
ちとせ「えー」
麻理奈「…」
愛結奈「よかったわね」
麻理奈「うん」
愛結奈「飲む?」
麻理奈「ありがと」
愛結奈「気の遣い方って人それぞれだと思う」
麻理奈「愛結奈が言うと説得力あるわ。ありがと」
愛結奈「まぁねー☆」
愛結奈「麻理奈さんにはほんと、いつもお世話になります」
麻理奈「…愛結奈はもうちょっと手がかからなくなってくれていいのよ」
愛結奈「いやん。そんなのワタシじゃなくなっちゃう♪」
麻理奈「あ、そ」
ありす「ぶどうジュースでいいですか?」
ちとせ「うん♪濃いのにしてね♪」
ありす「む、無理を言わないでください。これは割ったりするものではないですから」
ちとせ「えー」
麻理奈「…」
愛結奈「よかったわね」
麻理奈「うん」
愛結奈「飲む?」
麻理奈「ありがと」
愛結奈「気の遣い方って人それぞれだと思う」
麻理奈「愛結奈が言うと説得力あるわ。ありがと」
愛結奈「まぁねー☆」
愛結奈「麻理奈さんにはほんと、いつもお世話になります」
麻理奈「…愛結奈はもうちょっと手がかからなくなってくれていいのよ」
愛結奈「いやん。そんなのワタシじゃなくなっちゃう♪」
麻理奈「あ、そ」
285 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/23(水) 20:51:05.64 ID:gBCXM89QO
(11)
拓海「おう。ちとせ。お疲れ」
ちとせ「はぁい。お疲れさま、拓海ちゃん」
洋子「ちとせちゃんも増えたので、あらためて乾杯しましょっか!」
アヤ「おう。そーしよーぜ」
ちとせ「ありがと。じゃあ、かんぱーいは、ありすちゃんね」
ありす「ど、どうして私なんですか」
ちとせ「ありすちゃんだから」
ありす「論理を放棄しないでください!」
ちとせ「あはは。ありすちゃんおもしろーい」
愛結奈「ほらほら。ありすちゃん、せーのっ」
ありす「あっ、えっと、か、かんぱい」
麻理奈「かんぱーい!」
ありす「ぐぅ…ちとせさん!」
ちとせ「うふふ。ごめんごめん♪」
愛結奈「じゃあみんなっあらためて、盛り上がっていくわよー!」
拓海「おー!」
アヤ「おー」
洋子「おーっ」
拓海「おう。ちとせ。お疲れ」
ちとせ「はぁい。お疲れさま、拓海ちゃん」
洋子「ちとせちゃんも増えたので、あらためて乾杯しましょっか!」
アヤ「おう。そーしよーぜ」
ちとせ「ありがと。じゃあ、かんぱーいは、ありすちゃんね」
ありす「ど、どうして私なんですか」
ちとせ「ありすちゃんだから」
ありす「論理を放棄しないでください!」
ちとせ「あはは。ありすちゃんおもしろーい」
愛結奈「ほらほら。ありすちゃん、せーのっ」
ありす「あっ、えっと、か、かんぱい」
麻理奈「かんぱーい!」
ありす「ぐぅ…ちとせさん!」
ちとせ「うふふ。ごめんごめん♪」
愛結奈「じゃあみんなっあらためて、盛り上がっていくわよー!」
拓海「おー!」
アヤ「おー」
洋子「おーっ」
287 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:44:36.85 ID:1O0TZ5mYO
第25話 西園寺琴歌「そこに、あるから」
☆登場アイドル(7人)
125.白雪千夜(しらゆきちよ)
「業務を通じて恋愛感情が生まれた、と?…今までもその詭弁を?」
17歳 キュート 趣味:料理・睡眠
126.西園寺琴歌(さいおんじことか)
「未来の花嫁の憧れになりますわ」
17歳 キュート 趣味:押し花作り
127.杉坂海(すぎさかうみ)
「高嶺の花より海の花♪」
18歳 パッション 趣味:ウインドサーフィン
128.大原みちる(おおはらみちる)
「理由?…そこにパンがあるから!」
15歳 キュート 趣味:食べること
129.メアリー・コクラン(めありー・こくらん)
「ココが勝負どころネ!大丈夫、ダーリンにはアタシがついてるから♪」
11歳 パッション 趣味:女磨き・グルメツアー
130.村松さくら(むらまつさくら)
「オススメは、甘ぁいピンクでぇす!」
15歳 キュート 趣味:ピンクのもの集め
131.佐城雪美(さじょうゆきみ)
「立派に…なったねって…言ってほしいから……私…がんばる…」
10歳 クール 趣味:ペット(黒猫)と会話
288 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:46:46.93 ID:1O0TZ5mYO
(1)
杉坂海「おー」
海「素敵な衣装じゃないか。似合ってるよ」
佐城雪美「……」コクコク
雪美「琴歌さん……きれい、です…」
西園寺琴歌「うふふ。ありがとうございます」
琴歌「ふー…なんというか…やっぱり、ウェディングの衣装は、身が引き締まりますわ」
海(表情がゆるきりっとしてて可愛いね)
雪美「……」コクコク
雪美「私も……いつか、そんな……立派なドレスを着る、お仕事…してみたいです……」
琴歌「あら。願わくば…ご一緒させていただきたいですね。雪美ちゃんの、ウェディング姿」ニコ
村松さくら「わぁ。ピンクのパンだ。可愛いでぇす」
大原みちる「いちごさくらパンです!フゴフゴフゴゴ」
メアリー「いったん食べるのをやめないと伝わらないわヨ」
白雪千夜「…ピンク色のパンか。お前、どうしてそんな色になったんだ?」
メアリー「パンに話しかけてもたぶん答えないわヨ?」
杉坂海「おー」
海「素敵な衣装じゃないか。似合ってるよ」
佐城雪美「……」コクコク
雪美「琴歌さん……きれい、です…」
西園寺琴歌「うふふ。ありがとうございます」
琴歌「ふー…なんというか…やっぱり、ウェディングの衣装は、身が引き締まりますわ」
海(表情がゆるきりっとしてて可愛いね)
雪美「……」コクコク
雪美「私も……いつか、そんな……立派なドレスを着る、お仕事…してみたいです……」
琴歌「あら。願わくば…ご一緒させていただきたいですね。雪美ちゃんの、ウェディング姿」ニコ
村松さくら「わぁ。ピンクのパンだ。可愛いでぇす」
大原みちる「いちごさくらパンです!フゴフゴフゴゴ」
メアリー「いったん食べるのをやめないと伝わらないわヨ」
白雪千夜「…ピンク色のパンか。お前、どうしてそんな色になったんだ?」
メアリー「パンに話しかけてもたぶん答えないわヨ?」
289 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:47:34.61 ID:1O0TZ5mYO
(2)
さくら「はいっ。千夜ちゃん、私わかるっ。きっと可愛いからでぇす!」
千夜「可愛い…?パンが…?」
さくら「そうでぇす。パンだってかわいい方がいいって思うに決まってるもん」
千夜「パンにも感情があったのか。知らなかった」
みちる「うんうん。美味しいパンからは美味シイヨー食ベテーって声がするもんねぇ」
千夜「パンお前、話せるのか…?」
メアリー「ふ、ふたりとも。チヨが真に受けるからやめてよネ」
海「でも、そうだな」
海「身が引き締まるってのは、そのとおりだね。ウチのときも、本当に力の入った衣装を着させてもらったし」
琴歌「ええ。着ている自分が負けないように。そんな気持ちになります」
海「な」
雪美「……自分が……負けないように…」
さくら「はいっ。千夜ちゃん、私わかるっ。きっと可愛いからでぇす!」
千夜「可愛い…?パンが…?」
さくら「そうでぇす。パンだってかわいい方がいいって思うに決まってるもん」
千夜「パンにも感情があったのか。知らなかった」
みちる「うんうん。美味しいパンからは美味シイヨー食ベテーって声がするもんねぇ」
千夜「パンお前、話せるのか…?」
メアリー「ふ、ふたりとも。チヨが真に受けるからやめてよネ」
海「でも、そうだな」
海「身が引き締まるってのは、そのとおりだね。ウチのときも、本当に力の入った衣装を着させてもらったし」
琴歌「ええ。着ている自分が負けないように。そんな気持ちになります」
海「な」
雪美「……自分が……負けないように…」
290 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:48:11.68 ID:1O0TZ5mYO
(3)
海「雪美は大丈夫さ」ポン
雪美「?」
海「へへ。ウチが保証するよ」
雪美「そう、かな……えへへ……」
琴歌(お姉さまと妹君ですわね)カワイイ
メアリー「…」ムー
さくら「?」
千夜「おいしいな。ちゃらちゃらした見た目のわりに」モグモグ
みちる「千夜さん甘いですね。パンは見た目も美味しいんですよ」
千夜「?…」
千夜「このパンならたしかに甘い。そしてパンは食べるものですが?」
千夜「メアリー。いまのみちるの発言、通訳してください」
メアリー「な、なんでアタシに聞くワケ?え、えーと」
海「雪美は大丈夫さ」ポン
雪美「?」
海「へへ。ウチが保証するよ」
雪美「そう、かな……えへへ……」
琴歌(お姉さまと妹君ですわね)カワイイ
メアリー「…」ムー
さくら「?」
千夜「おいしいな。ちゃらちゃらした見た目のわりに」モグモグ
みちる「千夜さん甘いですね。パンは見た目も美味しいんですよ」
千夜「?…」
千夜「このパンならたしかに甘い。そしてパンは食べるものですが?」
千夜「メアリー。いまのみちるの発言、通訳してください」
メアリー「な、なんでアタシに聞くワケ?え、えーと」
291 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:48:53.93 ID:1O0TZ5mYO
(4)
さくら「えへへ」ポン
メアリー「サクラ?」
さくら「かんたんでぇす。目でも食べるってことでぇす」
千夜「目でも食べる?」
さくら「うん。だから、色だって大事な要素なんだよぉ?ピンクって可愛いでしょぉ?小麦色はおいしそうでぇす!」
千夜「ああ。パンは小麦色ですね。小麦粉だからな」
みちる「ま、あたしはパンって音だけでもおいしそうって思うんだけどね!」
さくら「台無しでぇす」
千夜「みちるの盲目さは尊敬に値するな」
さくら「そ、そうですかぁ?」
さくら「…メアリーちゃん、もうおなかいっぱい?向こうの方で休んで来ていいんだよぉ」
メアリー「…あ」
メアリー「そ、そう?じゃあそうさせてもらうワ」
さくら「うん」
メアリー「♪」パタパタ
千夜「…?弾んでいるな」
さくら「ねぇ。メアリーちゃん、琴歌ちゃんのドレスが気になってたみたいだから」
千夜「ほう」
さくら「えへへ」ポン
メアリー「サクラ?」
さくら「かんたんでぇす。目でも食べるってことでぇす」
千夜「目でも食べる?」
さくら「うん。だから、色だって大事な要素なんだよぉ?ピンクって可愛いでしょぉ?小麦色はおいしそうでぇす!」
千夜「ああ。パンは小麦色ですね。小麦粉だからな」
みちる「ま、あたしはパンって音だけでもおいしそうって思うんだけどね!」
さくら「台無しでぇす」
千夜「みちるの盲目さは尊敬に値するな」
さくら「そ、そうですかぁ?」
さくら「…メアリーちゃん、もうおなかいっぱい?向こうの方で休んで来ていいんだよぉ」
メアリー「…あ」
メアリー「そ、そう?じゃあそうさせてもらうワ」
さくら「うん」
メアリー「♪」パタパタ
千夜「…?弾んでいるな」
さくら「ねぇ。メアリーちゃん、琴歌ちゃんのドレスが気になってたみたいだから」
千夜「ほう」
292 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:49:36.31 ID:1O0TZ5mYO
(5)
メアリー「ていっ」
雪美「わぐ」
琴歌「メアリーちゃん?」
海「とんだな、いま」
メアリー「ユキミ!そのときはアタシも一緒ヨ!というか、まずこの話にアタシも交ぜてヨネ♪」
雪美「……」プルプル
雪美「……メアリー……重い…」
メアリー「なっ。れ、レディになんてこというノ!」
琴歌「あらあら。今度はおてんば姉妹ですわね」
雪美「…琴歌さん……私とメアリー……一緒にしないで…」
海「あっはっは」
メアリー「コトカっ。そのドレス、すっごく素敵ヨ!」
琴歌「うふふ。ありがとう、メアリーちゃん」
メアリー「ねぇねぇっ。ユキミはどんなドレスにするノ?アタシはセクシーなのがいいから、お揃いにしたらどうカシラ!」
雪美「……メアリーとは別のにする…もん」
海(雪美ちゃん。メアリーにはわりとはっきり言うね)
琴歌(ですわね。仲良しですわ、仲良し)
海(それ)
メアリー「ていっ」
雪美「わぐ」
琴歌「メアリーちゃん?」
海「とんだな、いま」
メアリー「ユキミ!そのときはアタシも一緒ヨ!というか、まずこの話にアタシも交ぜてヨネ♪」
雪美「……」プルプル
雪美「……メアリー……重い…」
メアリー「なっ。れ、レディになんてこというノ!」
琴歌「あらあら。今度はおてんば姉妹ですわね」
雪美「…琴歌さん……私とメアリー……一緒にしないで…」
海「あっはっは」
メアリー「コトカっ。そのドレス、すっごく素敵ヨ!」
琴歌「うふふ。ありがとう、メアリーちゃん」
メアリー「ねぇねぇっ。ユキミはどんなドレスにするノ?アタシはセクシーなのがいいから、お揃いにしたらどうカシラ!」
雪美「……メアリーとは別のにする…もん」
海(雪美ちゃん。メアリーにはわりとはっきり言うね)
琴歌(ですわね。仲良しですわ、仲良し)
海(それ)
293 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:50:06.67 ID:1O0TZ5mYO
(6)
千夜「さくらはするどいですね。見習える」
さくら「普通でぇす」
さくら「千夜ちゃんはマジメさんですねぇ」
千夜「普通ですが」
千夜「まあ…私の関心はお嬢さまがすべてなので。ここで吸収できるものは、なんでも。それだけです」
さくら「へー」
千夜「なにか?」
さくら「なんでもないでぇす」
さくら「えへへ。千夜ちゃんもピンクでぇす」
千夜「ピンクくない」
みちる「パンですか?」
千夜「パンでない」
千夜「さくらはするどいですね。見習える」
さくら「普通でぇす」
さくら「千夜ちゃんはマジメさんですねぇ」
千夜「普通ですが」
千夜「まあ…私の関心はお嬢さまがすべてなので。ここで吸収できるものは、なんでも。それだけです」
さくら「へー」
千夜「なにか?」
さくら「なんでもないでぇす」
さくら「えへへ。千夜ちゃんもピンクでぇす」
千夜「ピンクくない」
みちる「パンですか?」
千夜「パンでない」
294 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:50:32.20 ID:1O0TZ5mYO
(7)
千夜「するどいついでに、一つ聞いても?」
さくら「なんですかぁ?」
千夜「なぜメアリーはあちらに交ざりたかったのでしょうか?」
さくら「それは」
さくら「んふふ」
千夜「んふふ?」
みちる「かんたんです」
みちる「そこに、ドレスがあったからです。パンがあるから、パンだから。食べる。おいしい。同じです」
千夜「…………」
千夜「わからん」
さくら「あははは」
千夜「するどいついでに、一つ聞いても?」
さくら「なんですかぁ?」
千夜「なぜメアリーはあちらに交ざりたかったのでしょうか?」
さくら「それは」
さくら「んふふ」
千夜「んふふ?」
みちる「かんたんです」
みちる「そこに、ドレスがあったからです。パンがあるから、パンだから。食べる。おいしい。同じです」
千夜「…………」
千夜「わからん」
さくら「あははは」
295 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:51:17.95 ID:1O0TZ5mYO
(8)
さくら「直接、聞いてみるのもいいと思いまぁす」
千夜「それもそうだな。おい、メアリー」
みちる「んふふ。パンはおいしい。それでいいのにねぇ。もぐもぐ」
さくら「そうだねぇ」
さくら「みちるちゃんって、意外と深いこと、言うよねぇ」
みちる「あたしのことはいいからパンのことを褒めてほしい!」
さくら「はいはい」クスクス
千夜「ドレスは特別なのか?」
メアリー「チヨ」
メアリー「…うん。そうヨ。アタシにとっても、そうだし……アイドルのアタシに憧れてくれるミンナにとって特別なのヨ」
千夜「はあ。ファンの求めるものという論理は分かりますね」
メアリー「ふふ。じゃあそれでいいじゃナイ」
千夜「…ああ」
千夜「それはそうかもしれませんね」
メアリー「そうヨ」
メアリー「ねっユキミー♪」
雪美「……おりて」
メアリー「イ・ヤ♪」
千夜「それのなにが面白いのか。私もやってみれば分かるか?」
雪美「……千夜さん…やめてください…」
海「ふえたね」
琴歌「ふえましたわね」クスクス
さくら「直接、聞いてみるのもいいと思いまぁす」
千夜「それもそうだな。おい、メアリー」
みちる「んふふ。パンはおいしい。それでいいのにねぇ。もぐもぐ」
さくら「そうだねぇ」
さくら「みちるちゃんって、意外と深いこと、言うよねぇ」
みちる「あたしのことはいいからパンのことを褒めてほしい!」
さくら「はいはい」クスクス
千夜「ドレスは特別なのか?」
メアリー「チヨ」
メアリー「…うん。そうヨ。アタシにとっても、そうだし……アイドルのアタシに憧れてくれるミンナにとって特別なのヨ」
千夜「はあ。ファンの求めるものという論理は分かりますね」
メアリー「ふふ。じゃあそれでいいじゃナイ」
千夜「…ああ」
千夜「それはそうかもしれませんね」
メアリー「そうヨ」
メアリー「ねっユキミー♪」
雪美「……おりて」
メアリー「イ・ヤ♪」
千夜「それのなにが面白いのか。私もやってみれば分かるか?」
雪美「……千夜さん…やめてください…」
海「ふえたね」
琴歌「ふえましたわね」クスクス
296 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:51:55.53 ID:1O0TZ5mYO
(9)
メアリー「しょうがないから」
メアリー「アタシが今度ユキミとウェディングドレスを着るお仕事をするときは、チヨも誘ってあげるワ!」
千夜「そうしてください。なにか、それで、また、分かるだろう」
雪美「……私は…うんって言ってない…」
メアリー「チヨにはどんなドレスが似合うかしら?」
千夜「気が早いな」
海「…なんだか」クス
海「千夜ちゃんも含めて、ほんとの三姉妹みたいだ」
琴歌「ええ」
琴歌「…よかったですわ」
海「ふふ。うん。琴歌もな」
琴歌「え?」
海「事務所でわざわざもう一度袖を通すくらいだもんなー。緊張してたんだろ?ちょっとはリラックスできたかい?」
琴歌「……ばれてました?」
海「まあね」
琴歌「うふふ」
琴歌「おかげさまで、ずいぶん、気楽になりましたわ」ニコ
メアリー「しょうがないから」
メアリー「アタシが今度ユキミとウェディングドレスを着るお仕事をするときは、チヨも誘ってあげるワ!」
千夜「そうしてください。なにか、それで、また、分かるだろう」
雪美「……私は…うんって言ってない…」
メアリー「チヨにはどんなドレスが似合うかしら?」
千夜「気が早いな」
海「…なんだか」クス
海「千夜ちゃんも含めて、ほんとの三姉妹みたいだ」
琴歌「ええ」
琴歌「…よかったですわ」
海「ふふ。うん。琴歌もな」
琴歌「え?」
海「事務所でわざわざもう一度袖を通すくらいだもんなー。緊張してたんだろ?ちょっとはリラックスできたかい?」
琴歌「……ばれてました?」
海「まあね」
琴歌「うふふ」
琴歌「おかげさまで、ずいぶん、気楽になりましたわ」ニコ
297 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/24(木) 21:52:35.14 ID:1O0TZ5mYO
(10)
海「ま。あんまり気負わないように、楽しんできなよ」
琴歌「ありがとうございます」
琴歌「ふふ…メアリーちゃんじゃないですけど、海さん、私と一緒に行きませんか?そうしたら私、緊張せずに済みそうですわ」
海「あはは。遠慮しとく。こんなきれいな花嫁さん見てたら嫉妬しちまいそうだよ」
琴歌「あらあら」
琴歌「…本当に、ありがとうございます…ですわ。海さん」
海「いいって、いいって」
メアリー「ヤクソクね!三人でウェディング!」
雪美「……しょうがない…うん。やくそく」
千夜「約束。いいでしょう。ふふ」
みちる「おおーい。海さんと琴歌さんも、パン、どーぞ!食べませんかー?」
さくら「わたし、もうおなかぱんぱんでぇす…手伝ってほしいですぅ」
琴歌「あら、いいですわね。では遠慮なく。ね?海さん」
海「うん。はは。お疲れさくら」
さくら「がんばりましたぁ。けふぅ」
みちる「そんなことではまだパンにはなれませんよ!」
さくら「なりませぇん」
海「ま。あんまり気負わないように、楽しんできなよ」
琴歌「ありがとうございます」
琴歌「ふふ…メアリーちゃんじゃないですけど、海さん、私と一緒に行きませんか?そうしたら私、緊張せずに済みそうですわ」
海「あはは。遠慮しとく。こんなきれいな花嫁さん見てたら嫉妬しちまいそうだよ」
琴歌「あらあら」
琴歌「…本当に、ありがとうございます…ですわ。海さん」
海「いいって、いいって」
メアリー「ヤクソクね!三人でウェディング!」
雪美「……しょうがない…うん。やくそく」
千夜「約束。いいでしょう。ふふ」
みちる「おおーい。海さんと琴歌さんも、パン、どーぞ!食べませんかー?」
さくら「わたし、もうおなかぱんぱんでぇす…手伝ってほしいですぅ」
琴歌「あら、いいですわね。では遠慮なく。ね?海さん」
海「うん。はは。お疲れさくら」
さくら「がんばりましたぁ。けふぅ」
みちる「そんなことではまだパンにはなれませんよ!」
さくら「なりませぇん」
299 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:54:23.43 ID:8uyaNY3kO
第26話 古澤頼子「殺風景だった部屋」
☆登場アイドル(4人)
132.速水奏(はやみかなで)
「ミステリアスでいたいと願うのは、心を惑わせたい人がいるからよ」
17歳 クール 趣味:映画鑑賞
133.桃井あずき(ももいあずき)
「乙女心は花心…焦った? 大丈夫だよ。あずきは一途だからね♪」
15歳 キュート 趣味:金魚すくい
134.十時愛梨(とときあいり)
「怖い気持ちは脱ぎ捨てて、私と空へジャンプしましょう!えいっ!」
18歳 パッション 趣味:ケーキ作り
135.古澤頼子(ふるさわよりこ)
「その…でも…アイドルって…華やかな世界なんでしょうね…。うん…楽しそうだな…って…」
17歳 クール 趣味:美術展・博物展観覧
300 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:56:15.80 ID:8uyaNY3kO
(1)
桃井あずき「おじゃましまーす!お〜。頼子さんの部屋ってば…きれい!」
十時愛梨「ほんとだ〜」
愛梨「あ、あはは…私の部屋とはちがうなぁ。見習わなくちゃ…」
あずき「愛梨さんのお部屋はどんな感じなんですか?」
愛梨「頼子さんのお部屋より、ちょっとだけ、…物が多いかな?」
速水奏(あの反応はちょっとじゃないわね)
奏「二人とも。さっそく人の部屋でリラックスしすぎよ。ちゃんと頼子に従う」
あずき「はーい」
愛梨「はーい」
古澤頼子(愛梨さんと奏ちゃん、学年が反対みたいです…)クス
頼子「気にしないで、くつろいでください」
奏「甘いわ、頼子。目を離すとどうなることか…分からないわよ」
頼子「お、おおげさじゃないかな…?」
愛梨「ふわぁ。ふわふわ気持ちよさそうなクッション…」
あずき「あ、愛梨ちゃん。まだ奏ちゃんの目が光ってるからおとなしくした方が…むぐ」
奏「ああよ」
頼子「…賑やかなのは、私は嬉しいかな?」クス…
桃井あずき「おじゃましまーす!お〜。頼子さんの部屋ってば…きれい!」
十時愛梨「ほんとだ〜」
愛梨「あ、あはは…私の部屋とはちがうなぁ。見習わなくちゃ…」
あずき「愛梨さんのお部屋はどんな感じなんですか?」
愛梨「頼子さんのお部屋より、ちょっとだけ、…物が多いかな?」
速水奏(あの反応はちょっとじゃないわね)
奏「二人とも。さっそく人の部屋でリラックスしすぎよ。ちゃんと頼子に従う」
あずき「はーい」
愛梨「はーい」
古澤頼子(愛梨さんと奏ちゃん、学年が反対みたいです…)クス
頼子「気にしないで、くつろいでください」
奏「甘いわ、頼子。目を離すとどうなることか…分からないわよ」
頼子「お、おおげさじゃないかな…?」
愛梨「ふわぁ。ふわふわ気持ちよさそうなクッション…」
あずき「あ、愛梨ちゃん。まだ奏ちゃんの目が光ってるからおとなしくした方が…むぐ」
奏「ああよ」
頼子「…賑やかなのは、私は嬉しいかな?」クス…
301 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:56:59.78 ID:8uyaNY3kO
(2)
愛梨「えへへ〜。冗談ですよー」
愛梨「おじゃまします、頼子ちゃん。じゃあ、私はさっそく、お約束のケーキの準備を…」
頼子「すみません…気を遣っていただいて」
愛梨「ふふ。私がみんなと食べたかったから、作ってきたの♪」
愛梨「せっかくみんなで集まるなら、やっぱり、真ん中にはあま〜いケーキがお似合いですよねー」
頼子「…なるほど。ふふ。そうですね」
あずき「わかる!」ハイッ
あずき「ではっフルーツ担当あずき隊長!ばっちり仕上げ大作戦!フルーツの準備は万端です!」
愛梨「おお〜」
頼子「おおー」
奏「また…たくさん買って来たわね。あずきったら」
あずき「えっへへ、つい!みんなの好みを考えてたら、たくさんになっちゃった!」
愛梨「ふふ。それ、お菓子作りの醍醐味だよねぇ。わかるなぁ」
奏「アイドルの体作りには天敵だけどね。甘いもの」
あずき「まあまあっ。この分、またみんなでレッスンがんばりましょーっということで!」
奏「うまいこと言っちゃって」ツン
あずき「あう。えへへ」
頼子「…ふふ」
愛梨「えへへ〜。冗談ですよー」
愛梨「おじゃまします、頼子ちゃん。じゃあ、私はさっそく、お約束のケーキの準備を…」
頼子「すみません…気を遣っていただいて」
愛梨「ふふ。私がみんなと食べたかったから、作ってきたの♪」
愛梨「せっかくみんなで集まるなら、やっぱり、真ん中にはあま〜いケーキがお似合いですよねー」
頼子「…なるほど。ふふ。そうですね」
あずき「わかる!」ハイッ
あずき「ではっフルーツ担当あずき隊長!ばっちり仕上げ大作戦!フルーツの準備は万端です!」
愛梨「おお〜」
頼子「おおー」
奏「また…たくさん買って来たわね。あずきったら」
あずき「えっへへ、つい!みんなの好みを考えてたら、たくさんになっちゃった!」
愛梨「ふふ。それ、お菓子作りの醍醐味だよねぇ。わかるなぁ」
奏「アイドルの体作りには天敵だけどね。甘いもの」
あずき「まあまあっ。この分、またみんなでレッスンがんばりましょーっということで!」
奏「うまいこと言っちゃって」ツン
あずき「あう。えへへ」
頼子「…ふふ」
302 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:57:33.41 ID:8uyaNY3kO
(3)
愛梨「それじゃあ、キッチンをお借りしますね」
あずき「紅茶も一緒に淹れさせてもらうね!」
頼子「あ…ありがとう。お願いします」
奏「じゃあ」
奏「私は持ってきた映画のセッティングでもさせてもらおうかしら。いい?頼子」
頼子「はい。えっと…そこの」
奏「テレビ台にあるプレーヤーよね」
奏「ふふ。頼子の部屋はいつ来ても整然としていて…いいわね」
頼子「そうですか?」
頼子「…いくら整頓されていなくても、テレビがどこにあるか、分からない部屋なんてないと思うけど」
奏「あるのよね、それが。誰とは言わないけど」
頼子「そうなんだ」クス
愛梨「それじゃあ、キッチンをお借りしますね」
あずき「紅茶も一緒に淹れさせてもらうね!」
頼子「あ…ありがとう。お願いします」
奏「じゃあ」
奏「私は持ってきた映画のセッティングでもさせてもらおうかしら。いい?頼子」
頼子「はい。えっと…そこの」
奏「テレビ台にあるプレーヤーよね」
奏「ふふ。頼子の部屋はいつ来ても整然としていて…いいわね」
頼子「そうですか?」
頼子「…いくら整頓されていなくても、テレビがどこにあるか、分からない部屋なんてないと思うけど」
奏「あるのよね、それが。誰とは言わないけど」
頼子「そうなんだ」クス
303 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:58:19.31 ID:8uyaNY3kO
(4)
奏「私」
奏「頼子の部屋、好きよ。古澤頼子という人間が住んでいる部屋だと、感じられるから」
頼子「…よくある、殺風景な部屋だと思う」
奏「そうね」
奏「…でも、殺風景でも、」
奏「…描きかけのキャンバス、お気に入りの絵画…そんなものがあるのはきっと、めずらしいんじゃないかしら」
頼子「うん」
奏「うん…それになにより、華やかなアイドルがいる部屋だもの。いくら殺風景を名乗っても無理があるわ」
頼子「…それって奏ちゃんのこと?」
奏「頼子のこと」
頼子「…うん。…そっか」
頼子「ありがとう」
奏「いいえ」
奏「あ、そうだ…私の部屋、そろそろDVDの置き場がないのよね。頼子の部屋に居候させてあげてもらってもいいかしら?」
頼子「さっき言ってた部屋って、まさか奏ちゃんの部屋…?」クスクス
奏「私」
奏「頼子の部屋、好きよ。古澤頼子という人間が住んでいる部屋だと、感じられるから」
頼子「…よくある、殺風景な部屋だと思う」
奏「そうね」
奏「…でも、殺風景でも、」
奏「…描きかけのキャンバス、お気に入りの絵画…そんなものがあるのはきっと、めずらしいんじゃないかしら」
頼子「うん」
奏「うん…それになにより、華やかなアイドルがいる部屋だもの。いくら殺風景を名乗っても無理があるわ」
頼子「…それって奏ちゃんのこと?」
奏「頼子のこと」
頼子「…うん。…そっか」
頼子「ありがとう」
奏「いいえ」
奏「あ、そうだ…私の部屋、そろそろDVDの置き場がないのよね。頼子の部屋に居候させてあげてもらってもいいかしら?」
頼子「さっき言ってた部屋って、まさか奏ちゃんの部屋…?」クスクス
304 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:58:56.81 ID:8uyaNY3kO
(5)
あずき「できたよー!」
愛梨「はいはーい。ケーキ、通りますよ〜」
奏「お疲れさま。…とびきり華やかで豪勢なケーキ、って感じね」
あずき「でしょーっ。ふふーん」
奏「食べづらそうだわ」
あずき「あれっ。奏ちゃんってば塩対応!」
奏「普通の感想よ。おいしそうね」
あずき「でしょーっ。ふっふふーん」
頼子「…ふふ」
愛梨「じゃあ、頼子ちゃんに一番フルーツ盛り盛りのところを、食べたもらおうっと。はい、どーぞ」
頼子「いいんですか?」
愛梨「うん。お邪魔させてもらっているし、それに、頼子ちゃんに食べてもらいたいなぁって」
奏「あら、ずるいわ。愛梨ってば頼子に贔屓?」
愛梨「んふふ。奏ちゃんこそ、頼子ちゃんとお話しててなにも準備してないでしょ〜」
奏「あら。よく見てるわね」
愛梨「えっへん。年上ですから〜」
頼子「…えへへ」
頼子「では、遠慮なく」
あずき「できたよー!」
愛梨「はいはーい。ケーキ、通りますよ〜」
奏「お疲れさま。…とびきり華やかで豪勢なケーキ、って感じね」
あずき「でしょーっ。ふふーん」
奏「食べづらそうだわ」
あずき「あれっ。奏ちゃんってば塩対応!」
奏「普通の感想よ。おいしそうね」
あずき「でしょーっ。ふっふふーん」
頼子「…ふふ」
愛梨「じゃあ、頼子ちゃんに一番フルーツ盛り盛りのところを、食べたもらおうっと。はい、どーぞ」
頼子「いいんですか?」
愛梨「うん。お邪魔させてもらっているし、それに、頼子ちゃんに食べてもらいたいなぁって」
奏「あら、ずるいわ。愛梨ってば頼子に贔屓?」
愛梨「んふふ。奏ちゃんこそ、頼子ちゃんとお話しててなにも準備してないでしょ〜」
奏「あら。よく見てるわね」
愛梨「えっへん。年上ですから〜」
頼子「…えへへ」
頼子「では、遠慮なく」
305 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 18:59:29.06 ID:8uyaNY3kO
(6)
頼子「はぐ…」
頼子「おいしいです」
愛梨「ね〜♪」
あずき「奏ちゃん、あずきがあーんってしてあげよっか!」
奏「逆に聞くけどあーんしてほしそうな顔してたかしら」
あずき「うん!」
奏「気のせい。頼子にしてあげなさい」
あずき「頼子さん!はい、あーん♪」
頼子「あ、あーん」
頼子「おいしい」
あずき「ね〜」
愛梨「奏ちゃん、あーん」
奏「しないわ。はい。あーん」
愛梨「ぱくっ。んー。おいしいねー。うふふ、我ながら」
奏「そうね。おいしいわ」
頼子「はぐ…」
頼子「おいしいです」
愛梨「ね〜♪」
あずき「奏ちゃん、あずきがあーんってしてあげよっか!」
奏「逆に聞くけどあーんしてほしそうな顔してたかしら」
あずき「うん!」
奏「気のせい。頼子にしてあげなさい」
あずき「頼子さん!はい、あーん♪」
頼子「あ、あーん」
頼子「おいしい」
あずき「ね〜」
愛梨「奏ちゃん、あーん」
奏「しないわ。はい。あーん」
愛梨「ぱくっ。んー。おいしいねー。うふふ、我ながら」
奏「そうね。おいしいわ」
306 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 19:00:08.05 ID:8uyaNY3kO
(7)
愛梨「…あー」
あずき「あー」
愛梨「しあわせ…」
あずき「わかる…」
奏「…」
奏「ま、準備はまかせっきりだったし。やるわよ、片付け」
愛梨「わーい。ありがとー奏ちゃん」
あずき「ありがとー。あずきは食っちゃ寝だいさくせんすやぁ」
奏「なにもいいとこない作戦ね、それ」
頼子「手伝いますよ」
奏「ううん。頼子もゆっくりしていて。まだこのあと、映画を観るんだもの」
頼子「うん」
あずき「あれー…あずきたち、頼子さんとケーキ食べに来たんだよね…?まだなにかあった…?」
愛梨「うーん…ケーキ…おいしかったから、なんでもいいかなぁ」
奏「ちょっと。それは聞き捨てならないわよ…せっかくみんなの趣味を考えて、選んできたのに」
あずき「あはは。冗談でーす。どれがいいかなって悩む奏ちゃんかわいいかも!」ハイッ
愛梨「冗談でーす♪実は感想を聞くまでちょっぴり緊張してそうな奏ちゃんかわいいでーす♪」
奏「…からかう相手は選んだ方がいいわよ。二人とも」
頼子「ふふ」
奏「…笑ってる頼子も同罪だから」
頼子「ええ?それは、困りますね」フフ
愛梨「…あー」
あずき「あー」
愛梨「しあわせ…」
あずき「わかる…」
奏「…」
奏「ま、準備はまかせっきりだったし。やるわよ、片付け」
愛梨「わーい。ありがとー奏ちゃん」
あずき「ありがとー。あずきは食っちゃ寝だいさくせんすやぁ」
奏「なにもいいとこない作戦ね、それ」
頼子「手伝いますよ」
奏「ううん。頼子もゆっくりしていて。まだこのあと、映画を観るんだもの」
頼子「うん」
あずき「あれー…あずきたち、頼子さんとケーキ食べに来たんだよね…?まだなにかあった…?」
愛梨「うーん…ケーキ…おいしかったから、なんでもいいかなぁ」
奏「ちょっと。それは聞き捨てならないわよ…せっかくみんなの趣味を考えて、選んできたのに」
あずき「あはは。冗談でーす。どれがいいかなって悩む奏ちゃんかわいいかも!」ハイッ
愛梨「冗談でーす♪実は感想を聞くまでちょっぴり緊張してそうな奏ちゃんかわいいでーす♪」
奏「…からかう相手は選んだ方がいいわよ。二人とも」
頼子「ふふ」
奏「…笑ってる頼子も同罪だから」
頼子「ええ?それは、困りますね」フフ
307 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/25(金) 19:00:44.30 ID:8uyaNY3kO
(8)
頼子「ふふふ…ごめんなさい」
奏「…いいわよ。別に」
奏「…ま、今回は…みんなと、頼子と、遊ぶ口実でもあったわけだから。構わないわ。別に」
頼子「うん。そっか」
頼子「でも、私は…奏ちゃんが選んでくれた映画、どんな映画か、楽しみだよ」
奏「…」
奏「そっか。じゃあ、私も感想、楽しみにしてるわ」
頼子「うん」
奏「うん」
奏「あずきと愛梨はなにか映画と一緒に飲みたいものがある?片付けついでに淹れるから」
あずき「おおっ。奏ちゃんごきげん大作戦?カフェオレ飲みたいですっ」
愛梨「同じくー。ありがとう、奏ちゃん」
奏「はいはい。すぐ淹れるから、観る準備、しておきなさいよ」 <ハーイ
奏「頼子はどうする?」
頼子「…私は、じゃあ」
頼子「奏ちゃんと同じで、いいかな」
奏「…そう。わかったわ」
頼子「うん」
頼子「ふふふ…ごめんなさい」
奏「…いいわよ。別に」
奏「…ま、今回は…みんなと、頼子と、遊ぶ口実でもあったわけだから。構わないわ。別に」
頼子「うん。そっか」
頼子「でも、私は…奏ちゃんが選んでくれた映画、どんな映画か、楽しみだよ」
奏「…」
奏「そっか。じゃあ、私も感想、楽しみにしてるわ」
頼子「うん」
奏「うん」
奏「あずきと愛梨はなにか映画と一緒に飲みたいものがある?片付けついでに淹れるから」
あずき「おおっ。奏ちゃんごきげん大作戦?カフェオレ飲みたいですっ」
愛梨「同じくー。ありがとう、奏ちゃん」
奏「はいはい。すぐ淹れるから、観る準備、しておきなさいよ」 <ハーイ
奏「頼子はどうする?」
頼子「…私は、じゃあ」
頼子「奏ちゃんと同じで、いいかな」
奏「…そう。わかったわ」
頼子「うん」
310 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 18:55:31.67 ID:kb2ng7sAO
第27話 北条加蓮「小さな英雄」
☆登場アイドル(2人)
136.北条加蓮(ほうじょうかれん)
「私って、こんなに笑えたんだね」
16歳 クール 趣味:ネイル
137.南条光(なんじょうひかる)
「魂を込めた歌は、無敵なんだ!」
14歳 パッション 趣味:特撮番組鑑賞、特撮ごっこ
311 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 18:57:08.55 ID:kb2ng7sAO
(1)
北条加蓮「…」
南条光「おっ」
光「おーい!加蓮さんじゃないか!」
加蓮「?」
加蓮「光」
加蓮「…なにしてるの?」
光「懸垂っ」
加蓮「…ぶら下がってぷるぷるしているようにしか見えないけど」
光「ぶ、ぶら下がりともいうな」プルプル
加蓮「ああ、そう」クス
北条加蓮「…」
南条光「おっ」
光「おーい!加蓮さんじゃないか!」
加蓮「?」
加蓮「光」
加蓮「…なにしてるの?」
光「懸垂っ」
加蓮「…ぶら下がってぷるぷるしているようにしか見えないけど」
光「ぶ、ぶら下がりともいうな」プルプル
加蓮「ああ、そう」クス
312 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 18:58:00.31 ID:kb2ng7sAO
(2)
光「ちょうど、いいや…いま、耐久で、やってるんだ。おしゃべりしないか?」
加蓮「いいけど」
加蓮「…降りて休憩したら?」
光「いやだっ」
加蓮「ふーん。あっそ。じゃあがんばれ」
光「あー。ほっぺをふねないでふれー」
加蓮「耐久耐久♪」
光「ちょうど、いいや…いま、耐久で、やってるんだ。おしゃべりしないか?」
加蓮「いいけど」
加蓮「…降りて休憩したら?」
光「いやだっ」
加蓮「ふーん。あっそ。じゃあがんばれ」
光「あー。ほっぺをふねないでふれー」
加蓮「耐久耐久♪」
313 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 18:58:51.55 ID:kb2ng7sAO
(3)
光「ふんぐ」
加蓮「あはは」
加蓮「今日、学校もお仕事もお休みなんでしょ?頑張るねえ。光は」
光「せっかくお休みだからな!こういうときこそ、きたえておかなくちゃ!」
光「それに、ヒーローに…休みはない!」
加蓮「おー。ストイック。信じらんない」
光「はぐ…ぐにぐにすんはー」
加蓮「あははは」
光「ふんぐ」
加蓮「あはは」
加蓮「今日、学校もお仕事もお休みなんでしょ?頑張るねえ。光は」
光「せっかくお休みだからな!こういうときこそ、きたえておかなくちゃ!」
光「それに、ヒーローに…休みはない!」
加蓮「おー。ストイック。信じらんない」
光「はぐ…ぐにぐにすんはー」
加蓮「あははは」
314 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 18:59:32.42 ID:kb2ng7sAO
(4)
光「と、とはいえ…そろそろ限界かも…」
加蓮「うん。無理しない。降りなって」
光「そうする…。とうっ」
光「はー。疲れた…」
加蓮「お疲れ」
光「うん。……むむぅ」
加蓮「?」
加蓮「腕、疲れたの?揉んであげようか」
光「あ、ううん。けっこうぶら下がってたから…その…効果、あったかなって…」
加蓮「効果?」
加蓮「…ああ。身長。気にしてるんだ?」
光「き、気にはしてないけど。140cmはあるし」
加蓮「大丈夫。光はまだ子どもだから、伸びる伸びる」
光「か、加蓮さんと二歳しか変わらないんだからな、アタシ」
光「と、とはいえ…そろそろ限界かも…」
加蓮「うん。無理しない。降りなって」
光「そうする…。とうっ」
光「はー。疲れた…」
加蓮「お疲れ」
光「うん。……むむぅ」
加蓮「?」
加蓮「腕、疲れたの?揉んであげようか」
光「あ、ううん。けっこうぶら下がってたから…その…効果、あったかなって…」
加蓮「効果?」
加蓮「…ああ。身長。気にしてるんだ?」
光「き、気にはしてないけど。140cmはあるし」
加蓮「大丈夫。光はまだ子どもだから、伸びる伸びる」
光「か、加蓮さんと二歳しか変わらないんだからな、アタシ」
315 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 19:00:11.79 ID:kb2ng7sAO
(5)
光「加蓮さんは、なにしてたんだ?」
加蓮「私?」
加蓮「もうすぐ仕事だから。…えっと、ちょっと、早く来ちゃったから、散歩」
光「そっか。がんばれ」
加蓮「うん。ありがと」
光「そうだっ。時間があるなら、加蓮さんも一緒にしようよ!懸垂!」
加蓮「しないかなー。私は身長気にしてないし」
光「こ、今度こそ懸垂だから!見ててよ」
加蓮「はいはい」
光「加蓮さんは、なにしてたんだ?」
加蓮「私?」
加蓮「もうすぐ仕事だから。…えっと、ちょっと、早く来ちゃったから、散歩」
光「そっか。がんばれ」
加蓮「うん。ありがと」
光「そうだっ。時間があるなら、加蓮さんも一緒にしようよ!懸垂!」
加蓮「しないかなー。私は身長気にしてないし」
光「こ、今度こそ懸垂だから!見ててよ」
加蓮「はいはい」
316 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 19:00:49.02 ID:kb2ng7sAO
(6)
光「ふぐー」
加蓮「おっ。できてるできてる。すごい」
光「だろっ。へへ。まだまだ!とおー」
加蓮「…」
加蓮「ねえ。聞いてもいい?」
光「いいよ。なに?」
加蓮「うん。単純に疑問なんだけど。光はヒーローに憧れてるんだよね」
光「うん!ま、いまはPのおかげで、立派なヒーローで、アイドルだけどね!もう憧れじゃない!」
加蓮「ん、そうだね」
加蓮「でさ…ヒーローって、変身するんでしょ?じゃあ、別に光はきたえなくてもいいんじゃないの?」
光「ん?」
加蓮「違う?」
光「うん。違う。ほっ」
光「ふぐー」
加蓮「おっ。できてるできてる。すごい」
光「だろっ。へへ。まだまだ!とおー」
加蓮「…」
加蓮「ねえ。聞いてもいい?」
光「いいよ。なに?」
加蓮「うん。単純に疑問なんだけど。光はヒーローに憧れてるんだよね」
光「うん!ま、いまはPのおかげで、立派なヒーローで、アイドルだけどね!もう憧れじゃない!」
加蓮「ん、そうだね」
加蓮「でさ…ヒーローって、変身するんでしょ?じゃあ、別に光はきたえなくてもいいんじゃないの?」
光「ん?」
加蓮「違う?」
光「うん。違う。ほっ」
317 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 19:01:22.40 ID:kb2ng7sAO
(7)
光「よっと」
光「加蓮さん。ヒーローは心だよ」
加蓮「…そういう、精神論みたいなこと、いう?」
光「言うっ」
光「大事なのは信念さ!いつでも守る、すぐ駆けつける、ぜったい守る、かならず守る!それがヒーローの精神だ!」
加蓮「…ぜったいとかならずは同じじゃん?」
光「とにかく守る!!」
加蓮「…ふーん。そういうもんか」
光「そういうもんだ!」
光「よっと」
光「加蓮さん。ヒーローは心だよ」
加蓮「…そういう、精神論みたいなこと、いう?」
光「言うっ」
光「大事なのは信念さ!いつでも守る、すぐ駆けつける、ぜったい守る、かならず守る!それがヒーローの精神だ!」
加蓮「…ぜったいとかならずは同じじゃん?」
光「とにかく守る!!」
加蓮「…ふーん。そういうもんか」
光「そういうもんだ!」
318 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 19:02:01.17 ID:kb2ng7sAO
(8)
加蓮「ま…私には分からないか」
光「そんなことないだろ」
加蓮「?」
光「加蓮さんだって変身するじゃないか。勇気だって希望だって与えるじゃないか。それから、陰で努力する。アタシと同じだな!」
加蓮「…ぷ」
加蓮「はは。自分で言っちゃうんだ」
光「加蓮さんはアタシの味方だからいいんだ」
加蓮「…私はヒーローなんかじゃないよ」
光「そんなことない。アイドルだってヒーローだよ。それに、アタシは加蓮さんのシンデレラストーリーに勇気をもらった一人なんだからな」
加蓮「…ふーん」
加蓮「そっか」
光「おう」
加蓮「ま…私には分からないか」
光「そんなことないだろ」
加蓮「?」
光「加蓮さんだって変身するじゃないか。勇気だって希望だって与えるじゃないか。それから、陰で努力する。アタシと同じだな!」
加蓮「…ぷ」
加蓮「はは。自分で言っちゃうんだ」
光「加蓮さんはアタシの味方だからいいんだ」
加蓮「…私はヒーローなんかじゃないよ」
光「そんなことない。アイドルだってヒーローだよ。それに、アタシは加蓮さんのシンデレラストーリーに勇気をもらった一人なんだからな」
加蓮「…ふーん」
加蓮「そっか」
光「おう」
319 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 19:02:34.17 ID:kb2ng7sAO
(9)
加蓮「そうですか…はー」
光「?」
加蓮(不覚…)
光「??」ニパニパ
光「どうかしたのかー」
加蓮「どうもしてないよ」
光「ど、どうもしてないのに、にゃんでほっぺつねるんふぁ?」
加蓮「ごめんね?勇気はあげられるけど、身長はあげられないんだ」
光「よ、よけいなお世話だぞ!」
加蓮「あははは」
加蓮「そうですか…はー」
光「?」
加蓮(不覚…)
光「??」ニパニパ
光「どうかしたのかー」
加蓮「どうもしてないよ」
光「ど、どうもしてないのに、にゃんでほっぺつねるんふぁ?」
加蓮「ごめんね?勇気はあげられるけど、身長はあげられないんだ」
光「よ、よけいなお世話だぞ!」
加蓮「あははは」
320 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/26(土) 19:03:00.17 ID:kb2ng7sAO
(10)
加蓮「ありがとね、光」
光「?なにか言ったか。加蓮さん」
加蓮「なにも言ってないよ」
加蓮「ほら、つづきやったら?応援しててあげるからさ」
光「い、いやあ。今日はちょっともう疲れちゃったからいいかな…」
加蓮「そんなことじゃまだまだヒーローには遠いんじゃない?」
光「む。むう。ひ、ヒーローは簡単に挑発に乗ったりしない!」
加蓮「ほー。そっか。えらいね」
光「撫でるなー」
加蓮「ありがとね、光」
光「?なにか言ったか。加蓮さん」
加蓮「なにも言ってないよ」
加蓮「ほら、つづきやったら?応援しててあげるからさ」
光「い、いやあ。今日はちょっともう疲れちゃったからいいかな…」
加蓮「そんなことじゃまだまだヒーローには遠いんじゃない?」
光「む。むう。ひ、ヒーローは簡単に挑発に乗ったりしない!」
加蓮「ほー。そっか。えらいね」
光「撫でるなー」
323 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:36:46.24 ID:2MaGcPxQO
第28話 三船美優「黄金色の季節」
☆登場アイドル(6人)
138.三船美優(みふねみゆ)http://i.imgur.com/fNvH2aP.jpg
「心から笑える…今、幸せです」
26歳 クール 趣味:アロマテラピー
139.小松伊吹(こまついぶき)http://i.imgur.com/MH3fkzZ.jpg
「ア、アタシだって女子なんだから…恋に憧れたりも、するよ…普通に」
19歳 パッション 趣味:ストリートダンス・スケボー・恋愛映画を見る事
140.冴島清美(さえじまきよみ)http://i.imgur.com/TTqSGob.jpg
「健全な視線でお願いします!」
15歳 パッション 趣味:掃除、整理整頓、腕章作り
141.水本ゆかり(みずもとゆかり)http://i.imgur.com/76MPBmb.jpg
「私のさらなる情熱…○○さんは見抜いてたんですね」
15歳 キュート 趣味:フルート
142.柳瀬美由紀(やなせみゆき)http://i.imgur.com/xqAmIuP.jpg
「ステージから見える景色も、みゆきと○○さんで半分こ!」
14歳 キュート 趣味:ぬいぐるみ集め
143.多田李衣菜(ただりいな)http://i.imgur.com/pSlI9H9.jpg
「お仕事帰りに寄り道して、ピンときたCDをジャケ買いして…へへ、グルーヴ感っ!ほら、アイスが溶ける前に…事務所まで競争ですよー!」
17歳 クール 趣味:音楽鑑賞
324 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:38:38.81 ID:2MaGcPxQO
(1)
冴島清美「はい。それではみなさん。やりますよー」
水本ゆかり「おー」
柳瀬美由紀「おー!」
多田李衣菜「おっ」
李衣菜「清美ちゃん。なんか裏紙いっぱいでてきた!これで紙ヒコーキ作ったら楽しいと思う!」
清美「はい李衣菜さん。早速わかりやすい脱線ありがとうございます。マジメにやってください」
小松伊吹「ただいまー」
三船美優「あ、おかえり。伊吹ちゃん」
伊吹「うん。なにかやってるの?」
美優「えっと…もうすぐゴールデンウィークだから、その前に大掃除しようって、清美ちゃんが」
伊吹「なるほど。じゃあこそこそした方が正解っぽい」
美優「ええ?」
清美「むっ。いまどこかで近くで風紀が乱れる音が…」
伊吹「やっば」
美優「あはは…」
冴島清美「はい。それではみなさん。やりますよー」
水本ゆかり「おー」
柳瀬美由紀「おー!」
多田李衣菜「おっ」
李衣菜「清美ちゃん。なんか裏紙いっぱいでてきた!これで紙ヒコーキ作ったら楽しいと思う!」
清美「はい李衣菜さん。早速わかりやすい脱線ありがとうございます。マジメにやってください」
小松伊吹「ただいまー」
三船美優「あ、おかえり。伊吹ちゃん」
伊吹「うん。なにかやってるの?」
美優「えっと…もうすぐゴールデンウィークだから、その前に大掃除しようって、清美ちゃんが」
伊吹「なるほど。じゃあこそこそした方が正解っぽい」
美優「ええ?」
清美「むっ。いまどこかで近くで風紀が乱れる音が…」
伊吹「やっば」
美優「あはは…」
325 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:39:19.32 ID:2MaGcPxQO
(2)
美由紀「あー」
清美「どうしました、美由紀ちゃん」
美由紀「これっ。前にプロデューサーさんとおそろいで買ったぬいぐるみ。えへへ。大事にしてくれてるんだぁ」
清美「なるほど。では軽くお手入れしておいてあげましょう」
美由紀「うんっ」
伊吹「んふふ。セーフ」
伊吹「美優さん。ちょうどさっき駅前でなんか屋台がいろいろ出てて、アタシいろいろ買って来たんだー。こっそりあっちで食べない?」
美優「あら…いけないお誘い…ふふ。だめだよ、伊吹ちゃんも、お手伝いしようよ」
伊吹「ありゃ。美優さんつれないー」
ゆかり「あら」
清美「どうしました、ゆかりさん」
ゆかり「このCD…手書きでタイトルが…前に私が、お外で歌ったときのものかと…ふふっ。プロデューサー、大事に取っていてくれていたんだなぁって」
清美「なるほど。お掃除が終わったら聞かせてもらいましょう」
ゆかり「ええ。それはちょっと、恥ずかしいな…」
清美「ゆかりさんの声音は美しいですからね。勉強させてもらいます」
清美「む。そこっ。紙ヒコーキしない」
李衣菜「あっバレた」
伊吹「ばれてやんの」
美優「こら。伊吹ちゃん」
美由紀「あー」
清美「どうしました、美由紀ちゃん」
美由紀「これっ。前にプロデューサーさんとおそろいで買ったぬいぐるみ。えへへ。大事にしてくれてるんだぁ」
清美「なるほど。では軽くお手入れしておいてあげましょう」
美由紀「うんっ」
伊吹「んふふ。セーフ」
伊吹「美優さん。ちょうどさっき駅前でなんか屋台がいろいろ出てて、アタシいろいろ買って来たんだー。こっそりあっちで食べない?」
美優「あら…いけないお誘い…ふふ。だめだよ、伊吹ちゃんも、お手伝いしようよ」
伊吹「ありゃ。美優さんつれないー」
ゆかり「あら」
清美「どうしました、ゆかりさん」
ゆかり「このCD…手書きでタイトルが…前に私が、お外で歌ったときのものかと…ふふっ。プロデューサー、大事に取っていてくれていたんだなぁって」
清美「なるほど。お掃除が終わったら聞かせてもらいましょう」
ゆかり「ええ。それはちょっと、恥ずかしいな…」
清美「ゆかりさんの声音は美しいですからね。勉強させてもらいます」
清美「む。そこっ。紙ヒコーキしない」
李衣菜「あっバレた」
伊吹「ばれてやんの」
美優「こら。伊吹ちゃん」
326 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:39:48.73 ID:2MaGcPxQO
(3)
李衣菜「へへっ。でももう遅いよっ清美ちゃん!じゃじゃーん」
清美「い、いつのまにそんなにたくさん」
李衣菜「いっけー」
清美「…いいでしょう。李衣菜さんのわちゃわちゃロックと私の超☆健全ロック…どっちが上か、見せてあげましょう!」
李衣菜「だれがわちゃわちゃロックだい。えいえい」
清美「よっほっ」
ゆかり「おお。全部空中でキャッチしてます」
美由紀「清美ちゃんすごい」
伊吹「あはは。清美ちゃんも浮かれてんねー」
美優「た、たしかに…」
美優「あ…それおいしそうだね。一つもらってもいいかな?」
伊吹「お、美優さんイケる口じゃん。どうぞどうぞ」
李衣菜「へへっ。でももう遅いよっ清美ちゃん!じゃじゃーん」
清美「い、いつのまにそんなにたくさん」
李衣菜「いっけー」
清美「…いいでしょう。李衣菜さんのわちゃわちゃロックと私の超☆健全ロック…どっちが上か、見せてあげましょう!」
李衣菜「だれがわちゃわちゃロックだい。えいえい」
清美「よっほっ」
ゆかり「おお。全部空中でキャッチしてます」
美由紀「清美ちゃんすごい」
伊吹「あはは。清美ちゃんも浮かれてんねー」
美優「た、たしかに…」
美優「あ…それおいしそうだね。一つもらってもいいかな?」
伊吹「お、美優さんイケる口じゃん。どうぞどうぞ」
327 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:40:26.41 ID:2MaGcPxQO
(4)
美優「ふふ」
美優「まあ…なんと言っても、ゴールデンウィークだもんね。清美ちゃんだって浮かれるんじゃないかな?」
伊吹「ま、そりゃそうだ」
伊吹「んふふ。そういう美優さんもちょっと楽しそうに見えますねー」
美優「…ふふ、そんなことないよ。もぐもぐ」
李衣菜「私、知ってるんだぞー。前にロックのお仕事で清美ちゃんが風紀を投げ出したのっ」
清美「それはそれ、これはこれ。というかあたしは連綿と積み重ねたものを突き崩すロックですから。李衣菜さんのわちゃわちゃロックとは別です」
李衣菜「だーかーらー。だれがわちゃわちゃロックだいっ」
美由紀「わちゃわちゃしてるね」
ゆかり「ええ。二人ともわちゃわちゃですね」
美優「ふふ」
美優「まあ…なんと言っても、ゴールデンウィークだもんね。清美ちゃんだって浮かれるんじゃないかな?」
伊吹「ま、そりゃそうだ」
伊吹「んふふ。そういう美優さんもちょっと楽しそうに見えますねー」
美優「…ふふ、そんなことないよ。もぐもぐ」
李衣菜「私、知ってるんだぞー。前にロックのお仕事で清美ちゃんが風紀を投げ出したのっ」
清美「それはそれ、これはこれ。というかあたしは連綿と積み重ねたものを突き崩すロックですから。李衣菜さんのわちゃわちゃロックとは別です」
李衣菜「だーかーらー。だれがわちゃわちゃロックだいっ」
美由紀「わちゃわちゃしてるね」
ゆかり「ええ。二人ともわちゃわちゃですね」
328 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:41:06.30 ID:2MaGcPxQO
(5)
ゆかり「伊吹さん。私と美由紀ちゃんのぶんも、なにかもらえますか?」
伊吹「ぎく。ば、ばれてたの」
ゆかり「うふふ。清美ちゃんには内緒にしますから。ね」
伊吹「な、なかなかやるではないか…へへっと。たくさんあるよ。たこ焼き、フランク、焼きそば」
美由紀「おおー。伊吹ちゃん、お店屋さんみたいだぁ」
伊吹「ふっふっふー」
清美「むっ」
清美「李衣菜さん。だんだんスローイングが上手になってきましたね。キャッチしやすいです」
李衣菜「え?そう?」
清美「ま、あたしの上達が大きいのかもしれませんが」
李衣菜「ふふん。まだまだこっからだぞー」
美優「もぐもぐ…」
ゆかり「伊吹さん。私と美由紀ちゃんのぶんも、なにかもらえますか?」
伊吹「ぎく。ば、ばれてたの」
ゆかり「うふふ。清美ちゃんには内緒にしますから。ね」
伊吹「な、なかなかやるではないか…へへっと。たくさんあるよ。たこ焼き、フランク、焼きそば」
美由紀「おおー。伊吹ちゃん、お店屋さんみたいだぁ」
伊吹「ふっふっふー」
清美「むっ」
清美「李衣菜さん。だんだんスローイングが上手になってきましたね。キャッチしやすいです」
李衣菜「え?そう?」
清美「ま、あたしの上達が大きいのかもしれませんが」
李衣菜「ふふん。まだまだこっからだぞー」
美優「もぐもぐ…」
329 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:42:01.28 ID:2MaGcPxQO
(6)
美優「…ほら」
美優「私が楽しいのは、この事務所に来て以来……こんな風景が見られる…毎日だから」
伊吹「ん?」
美由紀「りんごあめー♪えへへ。ありがとう、伊吹ちゃんっ」
伊吹「どいたまー」
ゆかり「はぐ」
ゆかり「…んん。おいしい…一思いに、こんなふうにじゃんきーなものを食べるものいいですね」
伊吹「わかるー」
伊吹「美優さん。なにか言った?」
美優「なんでもないよ」
李衣菜「そうだ。せっかくだから、なにかメッセージを書いて飛ばそうよ!せっかく紙ヒコーキなんだからさ!」
清美「ああ、それ、いいですね。ええと。ではあたしは風紀の心得を」
李衣菜「それ、私あてじゃないよね…?」
伊吹「お。李衣菜が清美を丸め込んだか」
美優「あはは」
美優「…ほら」
美優「私が楽しいのは、この事務所に来て以来……こんな風景が見られる…毎日だから」
伊吹「ん?」
美由紀「りんごあめー♪えへへ。ありがとう、伊吹ちゃんっ」
伊吹「どいたまー」
ゆかり「はぐ」
ゆかり「…んん。おいしい…一思いに、こんなふうにじゃんきーなものを食べるものいいですね」
伊吹「わかるー」
伊吹「美優さん。なにか言った?」
美優「なんでもないよ」
李衣菜「そうだ。せっかくだから、なにかメッセージを書いて飛ばそうよ!せっかく紙ヒコーキなんだからさ!」
清美「ああ、それ、いいですね。ええと。ではあたしは風紀の心得を」
李衣菜「それ、私あてじゃないよね…?」
伊吹「お。李衣菜が清美を丸め込んだか」
美優「あはは」
330 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:42:33.28 ID:2MaGcPxQO
(7)
伊吹「あれはちょっと楽しそうだな。アタシも交ぜてー」
清美「おや。伊吹さん。お疲れさまです」
李衣菜「お疲れさまです!どうぞ、伊吹さんもアツいメッセージを!」
伊吹「アツいメッセージか……ふむ」
清美「いまの逡巡、風紀の乱れを感じます」
伊吹「ばっ。なんでだー」
清美「ふふ。なにやら乙女な横顔だったもので」
美由紀「ゆかりちゃん、なんてかこー」
ゆかり「そうですね…お休みのあいだ、プロデューサーがさみしくないよう、なにかお手紙にしましょうか」
美由紀「あー。それいいね。みゆきもそうしよー」
伊吹「え、え、じゃあアタシもそうするけど」
清美「風紀?」
伊吹「乱れてない!」
李衣菜「美優さんも一枚、どうぞ」
美優「ありがとう」
伊吹「あれはちょっと楽しそうだな。アタシも交ぜてー」
清美「おや。伊吹さん。お疲れさまです」
李衣菜「お疲れさまです!どうぞ、伊吹さんもアツいメッセージを!」
伊吹「アツいメッセージか……ふむ」
清美「いまの逡巡、風紀の乱れを感じます」
伊吹「ばっ。なんでだー」
清美「ふふ。なにやら乙女な横顔だったもので」
美由紀「ゆかりちゃん、なんてかこー」
ゆかり「そうですね…お休みのあいだ、プロデューサーがさみしくないよう、なにかお手紙にしましょうか」
美由紀「あー。それいいね。みゆきもそうしよー」
伊吹「え、え、じゃあアタシもそうするけど」
清美「風紀?」
伊吹「乱れてない!」
李衣菜「美優さんも一枚、どうぞ」
美優「ありがとう」
331 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:43:19.18 ID:2MaGcPxQO
(8)
美優「…よし」
伊吹「早い。もう折ってる。なんて書いたの?」
美優「ふふ。ないしょ」
伊吹「えー」
美優「伊吹ちゃんの、見せてくれるなら見せてあげる」
伊吹「や、それはほら」
美優「うふふ」
伊吹「ぐ…いじわるだね、美優さん」
美優「そんなことないよー」
美優「はーいみんな。そろそろお片付けしないと、日が暮れちゃうよ」
清美「はっ。ほんとです」
李衣菜「へへーん。清美ちゃんを遊びの道に引き込めたから、今日は私の勝ちだね!」
美由紀「なんの勝負?」
ゆかり「自分で遊びと言いましたね、いま」
清美「残念ながら!あたしも楽しかったので負けは認めません!」
ゆかり「堂々としてます。負けたのに」
美由紀「みゆきも楽しかったよ!」
李衣菜「そっか。よかった!」
美優「…よし」
伊吹「早い。もう折ってる。なんて書いたの?」
美優「ふふ。ないしょ」
伊吹「えー」
美優「伊吹ちゃんの、見せてくれるなら見せてあげる」
伊吹「や、それはほら」
美優「うふふ」
伊吹「ぐ…いじわるだね、美優さん」
美優「そんなことないよー」
美優「はーいみんな。そろそろお片付けしないと、日が暮れちゃうよ」
清美「はっ。ほんとです」
李衣菜「へへーん。清美ちゃんを遊びの道に引き込めたから、今日は私の勝ちだね!」
美由紀「なんの勝負?」
ゆかり「自分で遊びと言いましたね、いま」
清美「残念ながら!あたしも楽しかったので負けは認めません!」
ゆかり「堂々としてます。負けたのに」
美由紀「みゆきも楽しかったよ!」
李衣菜「そっか。よかった!」
332 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/27(日) 17:43:48.81 ID:2MaGcPxQO
(9)
清美「ではみなさん、お疲れさまでした!長期休暇もご健全に!」
李衣菜「へんなかけ声。はーい」
美由紀「はーい♪」
伊吹「だってさ。美優さん」
美優「だって。伊吹ちゃん」
ゆかり「はーい」
ゆかり「お二人とも、どんな紙ヒコーキを作ったのですか?」
伊吹「ん?ふっふ」
美優「うふふ。内緒」
伊吹「ないしょー」
清美「ではみなさん、お疲れさまでした!長期休暇もご健全に!」
李衣菜「へんなかけ声。はーい」
美由紀「はーい♪」
伊吹「だってさ。美優さん」
美優「だって。伊吹ちゃん」
ゆかり「はーい」
ゆかり「お二人とも、どんな紙ヒコーキを作ったのですか?」
伊吹「ん?ふっふ」
美優「うふふ。内緒」
伊吹「ないしょー」
334 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:23:47.06 ID:DZn26dVyO
第29話 並木芽衣子「旅するこころ」
☆登場アイドル(4人)
144.真鍋いつき(まなべいつき)
「楽しい時間と、楽しい○○プロデューサー!あ〜、幸せっ♪」
22歳 パッション 趣味:とにかく運動
145.黒川千秋(くろかわちあき)
「孤高だけど、孤独じゃないの。誰かと一緒に歩むことはできるわ」
20歳 クール 趣味:クラシック鑑賞
146.太田優(おおたゆう)
「あたしの話ガマンして聞ける○○くん、尊敬かもー♪」
21歳 キュート 趣味:犬のトリミング、美容
147.並木芽衣子(なみきめいこ)
「オールシーズン駆け回っていたいんだ。こんなヤマトナデシコがいたって、いいよね?」
22歳 パッション 趣味:旅行
335 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:25:19.28 ID:DZn26dVyO
(1)
並木芽衣子「はい。チーズ」
黒川千秋「は」
芽衣子「お。千秋、いいね、今の表情。固まってて。可愛い」
千秋「き、急になに」
芽衣子「えい。プロデューサーさんへ、GO♪」
千秋「急になに!?」
太田優「あはっ」
優「あたし、ばっちり可愛く撮れてるかもー。ナイス芽衣子ちゃん♪」
芽衣子「でしょ」
真鍋いつき「ふぐ。不意打ちだったから私こんなにちっちゃい…め、芽衣子ちゃん。もっかい、もっかい!」
芽衣子「はーい。行くよー。はいチーズ」
千秋「は」
芽衣子「はい。もいっちょGO」
千秋「な、なんなのよ」
並木芽衣子「はい。チーズ」
黒川千秋「は」
芽衣子「お。千秋、いいね、今の表情。固まってて。可愛い」
千秋「き、急になに」
芽衣子「えい。プロデューサーさんへ、GO♪」
千秋「急になに!?」
太田優「あはっ」
優「あたし、ばっちり可愛く撮れてるかもー。ナイス芽衣子ちゃん♪」
芽衣子「でしょ」
真鍋いつき「ふぐ。不意打ちだったから私こんなにちっちゃい…め、芽衣子ちゃん。もっかい、もっかい!」
芽衣子「はーい。行くよー。はいチーズ」
千秋「は」
芽衣子「はい。もいっちょGO」
千秋「な、なんなのよ」
336 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:26:34.44 ID:DZn26dVyO
(2)
芽衣子「聞いてよ千秋ー」
千秋「いや。私の話、聞かないくせに」
芽衣子「ほら、いまプロデューサーさん出張中じゃない?で、私たちは事務所でお留守番じゃない?」
千秋「いいって言ってないのに勝手に話し出さないでくれる?」
優「まぁ退屈で事務所に集合しただけなんだけどね☆あたしたち」
千秋「私は元々いたから。巻き込まないでくれる?」
芽衣子「じゃあ千秋は私たちよりもっと暇だったんだね!」
千秋「本読みの準備してるの、見て分からない?」
いつき「事務所の方が落ち着くよねー。私も家とか外で体動かしてもいいんだけど、事務所ならジムもあるし」
千秋「うん」
芽衣子「でさ、せっかくのゴールデンウィークなんだしさ!写真撮った私たちをお出かけ中のプロデューサーさんに送ることで、ちょっとでも旅気分になろうかなって!」
千秋「言っててむなしくならないのかしら、それ」
芽衣子「なる」
芽衣子「うわーん。千秋ー。せっかくのゴールデンウィーク!プロデューサーさんもいない!仕事ちょこちょこ入ってて旅行もいけない!相手してよー!」
千秋「ちょっ、急に抱きつかない」
芽衣子「聞いてよ千秋ー」
千秋「いや。私の話、聞かないくせに」
芽衣子「ほら、いまプロデューサーさん出張中じゃない?で、私たちは事務所でお留守番じゃない?」
千秋「いいって言ってないのに勝手に話し出さないでくれる?」
優「まぁ退屈で事務所に集合しただけなんだけどね☆あたしたち」
千秋「私は元々いたから。巻き込まないでくれる?」
芽衣子「じゃあ千秋は私たちよりもっと暇だったんだね!」
千秋「本読みの準備してるの、見て分からない?」
いつき「事務所の方が落ち着くよねー。私も家とか外で体動かしてもいいんだけど、事務所ならジムもあるし」
千秋「うん」
芽衣子「でさ、せっかくのゴールデンウィークなんだしさ!写真撮った私たちをお出かけ中のプロデューサーさんに送ることで、ちょっとでも旅気分になろうかなって!」
千秋「言っててむなしくならないのかしら、それ」
芽衣子「なる」
芽衣子「うわーん。千秋ー。せっかくのゴールデンウィーク!プロデューサーさんもいない!仕事ちょこちょこ入ってて旅行もいけない!相手してよー!」
千秋「ちょっ、急に抱きつかない」
337 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:27:11.51 ID:DZn26dVyO
(3)
千秋「こら」
芽衣子「いたい。ひどい」
千秋「アイドルなんだから、みんなお休みのときこそ仕事があるのは、喜ぶことでしょう。何言ってるの」
芽衣子「わかる」
芽衣子「わかる…」
千秋「ほ、本気で沈まないでよ」
芽衣子「あっプロデューサーさんから返事きた♪おー。見てみてっ旅先の写真、送ってくれたよ!」
千秋「あー。よかったわねー」
優「いつきちゃん、アッキーと遊んであげてくれてありがとぉー」
いつき「うん!いいよ!ほどよい重さ!ぶーんアッキー!」
アッキー「……」フルフル
千秋「こら」
芽衣子「いたい。ひどい」
千秋「アイドルなんだから、みんなお休みのときこそ仕事があるのは、喜ぶことでしょう。何言ってるの」
芽衣子「わかる」
芽衣子「わかる…」
千秋「ほ、本気で沈まないでよ」
芽衣子「あっプロデューサーさんから返事きた♪おー。見てみてっ旅先の写真、送ってくれたよ!」
千秋「あー。よかったわねー」
優「いつきちゃん、アッキーと遊んであげてくれてありがとぉー」
いつき「うん!いいよ!ほどよい重さ!ぶーんアッキー!」
アッキー「……」フルフル
338 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:27:48.85 ID:DZn26dVyO
(4)
芽衣子「あー。いいなー。旅行」
千秋「旅行じゃなくて仕事でしょ」
芽衣子「まあねー」
芽衣子「でも、ほら。仕事でも、プロデューサーさんと一緒だと楽しいじゃない?」
千秋「それはそう」
千秋「…でしょ。アイドルのお仕事は、楽しいんだから」
芽衣子「?」
芽衣子「千秋、いまなんか固まった?私、写真撮ってないよ?」
千秋「なんでもない」
いつき「タッチ!へへっ。次はアッキーがおにっ。ほーら、追っておいでー」
アッキー「……」
優「やぁん。アッキーってば、いつきちゃんをどうやって捕まえようか考えてるのかも?真剣な顔が可愛いねぇ♪」
アッキー「……」フルフル
芽衣子「あー。いいなー。旅行」
千秋「旅行じゃなくて仕事でしょ」
芽衣子「まあねー」
芽衣子「でも、ほら。仕事でも、プロデューサーさんと一緒だと楽しいじゃない?」
千秋「それはそう」
千秋「…でしょ。アイドルのお仕事は、楽しいんだから」
芽衣子「?」
芽衣子「千秋、いまなんか固まった?私、写真撮ってないよ?」
千秋「なんでもない」
いつき「タッチ!へへっ。次はアッキーがおにっ。ほーら、追っておいでー」
アッキー「……」
優「やぁん。アッキーってば、いつきちゃんをどうやって捕まえようか考えてるのかも?真剣な顔が可愛いねぇ♪」
アッキー「……」フルフル
339 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:28:24.65 ID:DZn26dVyO
(5)
芽衣子「お。またプロデューサーさんからだ」
千秋「仕事中なんだから、あんまり困らせるんじゃないわよ」
芽衣子「分かってるってばー」
芽衣子「ん?…んふふ」
千秋「なによ。人の顔を見て」
芽衣子「千秋に。オフのときくらい、ちゃんと休めだって」
千秋「…………」
千秋「芽衣子」
芽衣子「あ、あれっ。どうして私に怒るのかなっ」
千秋「余計なことするから…。はぁ。もう…」
芽衣子「お。またプロデューサーさんからだ」
千秋「仕事中なんだから、あんまり困らせるんじゃないわよ」
芽衣子「分かってるってばー」
芽衣子「ん?…んふふ」
千秋「なによ。人の顔を見て」
芽衣子「千秋に。オフのときくらい、ちゃんと休めだって」
千秋「…………」
千秋「芽衣子」
芽衣子「あ、あれっ。どうして私に怒るのかなっ」
千秋「余計なことするから…。はぁ。もう…」
340 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:29:10.14 ID:DZn26dVyO
(6)
千秋「もう…本当に…あの人は、いなくても、私のことを困らせてくれるのね」
芽衣子「お。なんだか機嫌なおったっぽいね!」
千秋「ん?」
芽衣子「え、笑顔が怖いっ。なんでもないです!」
アッキー「…」
いつき「アッキーも動き詰めで疲れちゃったかな?」
優「そうなの?アッキー」
いつき「…ふふ」ポフ
アッキー「…?」
いつき「元気いっぱい動くのには、休むのも大事だよね。わかるよ、アッキー。お疲れさま!」
いつき「一緒に休憩しよっか」
アッキー「…」
アッキー「…」スリスリ
いつき「あはは。くすぐったい」
優「やー。いつきちゃんとアッキー可愛い☆写真撮らせてー撮るーパシャー」
千秋「もう…本当に…あの人は、いなくても、私のことを困らせてくれるのね」
芽衣子「お。なんだか機嫌なおったっぽいね!」
千秋「ん?」
芽衣子「え、笑顔が怖いっ。なんでもないです!」
アッキー「…」
いつき「アッキーも動き詰めで疲れちゃったかな?」
優「そうなの?アッキー」
いつき「…ふふ」ポフ
アッキー「…?」
いつき「元気いっぱい動くのには、休むのも大事だよね。わかるよ、アッキー。お疲れさま!」
いつき「一緒に休憩しよっか」
アッキー「…」
アッキー「…」スリスリ
いつき「あはは。くすぐったい」
優「やー。いつきちゃんとアッキー可愛い☆写真撮らせてー撮るーパシャー」
341 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:29:46.11 ID:DZn26dVyO
(7)
千秋「分かったわよ」
千秋「ねえ、芽衣子。遠出はできないけれど、ご飯でも食べに行きましょうか」
芽衣子「ん」
芽衣子「いいね。私、おすすめのレストラン、案内しちゃうぞ」
千秋「芽衣子のおすすめってなんだか騒がしそうね」
芽衣子「な、なんだとー」
千秋「冗談よ」
芽衣子「ふふん。ペットも可なんだな、これが」
優「わぁい。ほんとぉ?よかったね、アッキー」
アッキー「…」コクコク
いつき「へへ。私、体動かしておなかすいたから楽しみ!」
芽衣子「ねー」
千秋「芽衣子はなにもしてなかったでしょ」
芽衣子「てへ」
千秋「分かったわよ」
千秋「ねえ、芽衣子。遠出はできないけれど、ご飯でも食べに行きましょうか」
芽衣子「ん」
芽衣子「いいね。私、おすすめのレストラン、案内しちゃうぞ」
千秋「芽衣子のおすすめってなんだか騒がしそうね」
芽衣子「な、なんだとー」
千秋「冗談よ」
芽衣子「ふふん。ペットも可なんだな、これが」
優「わぁい。ほんとぉ?よかったね、アッキー」
アッキー「…」コクコク
いつき「へへ。私、体動かしておなかすいたから楽しみ!」
芽衣子「ねー」
千秋「芽衣子はなにもしてなかったでしょ」
芽衣子「てへ」
342 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:30:27.71 ID:DZn26dVyO
(8)
芽衣子「ねぇねぇ。せっかくだから、今度、みんなでどこ行くか相談しない?ふっふっふ、私パンフたくさんもってるから、旅行気分、味わいながらおしゃべりしよっ」
いつき「お、いいかも。あー。なんだか、景色のいいところで、おいしい空気吸って、ランニングとかしたいなっ!」
千秋「それ、いつも通りのいつきじゃない」
芽衣子「ふふん」
千秋「なによ」
芽衣子「千秋ってば、甘い。普段と同じこと…だけど、違う場所。それもまた旅行の醍醐味でしょ♪」
千秋「…」
千秋「それは…そうかもね」
優「あとは誰と一緒か、だよね?あたし、アッキーとならどこでも行ける気がするし☆ねっアッキー♪」
アッキー「……」
芽衣子「そうそう!そういうもんだよねー」
千秋「そうね」
芽衣子「ね!」
芽衣子「んっふっふ。千秋はだれと、どこに行って、どんなことがしたいのかな?」
芽衣子「ねぇねぇ。せっかくだから、今度、みんなでどこ行くか相談しない?ふっふっふ、私パンフたくさんもってるから、旅行気分、味わいながらおしゃべりしよっ」
いつき「お、いいかも。あー。なんだか、景色のいいところで、おいしい空気吸って、ランニングとかしたいなっ!」
千秋「それ、いつも通りのいつきじゃない」
芽衣子「ふふん」
千秋「なによ」
芽衣子「千秋ってば、甘い。普段と同じこと…だけど、違う場所。それもまた旅行の醍醐味でしょ♪」
千秋「…」
千秋「それは…そうかもね」
優「あとは誰と一緒か、だよね?あたし、アッキーとならどこでも行ける気がするし☆ねっアッキー♪」
アッキー「……」
芽衣子「そうそう!そういうもんだよねー」
千秋「そうね」
芽衣子「ね!」
芽衣子「んっふっふ。千秋はだれと、どこに行って、どんなことがしたいのかな?」
343 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:30:54.75 ID:DZn26dVyO
(9)
千秋「…」
千秋「いまそれ、答えるとあとで話すことなくなるわよ」
芽衣子「おっと。それもそっか」
いつき「じゃあ私、シャワー浴びて着替えてくるね!ビュンっと行って!すぐ戻ってくる!」
芽衣子「ゆっくりでいいよー。気をつけてー」
優「じゃあアッキーも行こっか〜。汗かいたもんねー☆」
アッキー「……」フルフル
千秋「行ってらっしゃい」
千秋「…ねえ芽衣子。ご飯って、だれかと食べるとおいしいわよね」
芽衣子「へ?うん」
千秋「私は芽衣子を誘ったわ」
芽衣子「うん。うん?」
千秋「以上」
芽衣子「はい?」
千秋「…」
千秋「いまそれ、答えるとあとで話すことなくなるわよ」
芽衣子「おっと。それもそっか」
いつき「じゃあ私、シャワー浴びて着替えてくるね!ビュンっと行って!すぐ戻ってくる!」
芽衣子「ゆっくりでいいよー。気をつけてー」
優「じゃあアッキーも行こっか〜。汗かいたもんねー☆」
アッキー「……」フルフル
千秋「行ってらっしゃい」
千秋「…ねえ芽衣子。ご飯って、だれかと食べるとおいしいわよね」
芽衣子「へ?うん」
千秋「私は芽衣子を誘ったわ」
芽衣子「うん。うん?」
千秋「以上」
芽衣子「はい?」
344 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/28(月) 19:31:23.75 ID:DZn26dVyO
(10)
芽衣子「な、なになにっ急に。どういうこと?」
千秋「なんでもないわよ」
千秋「ふふ。急に写真を撮ってきた、お返しよ」
芽衣子「むー」
芽衣子「私はいいの!千秋より年上だから!」
千秋「子どもみたいなこと言って」
千秋「じゃあ今度からさん付けで呼びますか?ついでに敬語にしますね」
芽衣子「それはいやかな!」
千秋「はいはい。分かったわよ、芽衣子」
芽衣子「な、なになにっ急に。どういうこと?」
千秋「なんでもないわよ」
千秋「ふふ。急に写真を撮ってきた、お返しよ」
芽衣子「むー」
芽衣子「私はいいの!千秋より年上だから!」
千秋「子どもみたいなこと言って」
千秋「じゃあ今度からさん付けで呼びますか?ついでに敬語にしますね」
芽衣子「それはいやかな!」
千秋「はいはい。分かったわよ、芽衣子」
347 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:05:30.08 ID:eYMwF4A4O
第30話 佐藤心「思ったこと、言えんじゃん」
☆登場アイドル(7人)
148.ライラ(らいら)
「わからないは、楽しいですね」
16歳 クール 趣味:公園で知らない人とおしゃべり
149.小室千奈美(こむらちなみ)
「本当は、少しドキドキしていたの。○○さんはこんな私を見て…なんて言うかしらって。ふふ…期待以上をありがとう」
19歳 クール 趣味:ダーツ
150.原田美世(はらだみよ)
「あたしって、女の子っぽく見えない? クルマとかバイクとか男っぽい趣味だけど、ホントは普通の女の子なんだよ?」
20歳 キュート 趣味:クルマ・バイクいじり
151.前川みく(まえかわみく)
「拾ってくれたお礼に、今度はみくが○○チャンを助けるにゃ!」
15歳 キュート 趣味:猫カフェ巡り
152.浅野風香(あさのふうか)
「このお花を、事務所に…(飾ってくださいって言わなきゃ!)」
16歳 キュート 趣味:小説を書くこと
153.佐藤心(さとうしん)
「いい年にしろよ?ちゅっ☆」
26歳 パッション 趣味:ドレスアップ・衣装作り
154.姫川友紀(ひめかわゆき)
「気分転換に、お話しよう!何の話がいい?投手?野手?コーチ陣?」
20歳 パッション 趣味:野球観戦
348 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:06:51.46 ID:eYMwF4A4O
(1)
佐藤心「ちくちく」
心「ライラちゃん。そこの針とって☆」
ライラ「へい」
心「ありがと☆でもこれじゃないぞ☆ものすごい手慣れたふうでフェイント入れるのはだめだぞ☆」
ライラ「あら?」
浅野風香「あ、あはは…ライラちゃん、こっちじゃないかな」
心「おっ。サンキュー風香ちゃん☆」
ライラ「おー」
ライラ「フウカさん、やるでございますですねー。まずいです。ライラさん、この仕事を取られては困りますですよー」
風香「し、仕事なんだ…」
ライラ「はい。上手いことやった暁には、シンさんがごはんをごちそうしてくれるのです」
心「おう☆だからきりきり手伝うんだぞー☆はい次☆」
ライラ「へい」
心「おっ。正解☆」
ライラ「えへへ」
原田美世「…ふんぎっ。あー。また負けたー」
姫川友紀「へっへーん。姫川選手っまたまた一着!よっしゃー!じゃあ次は野球ゲームね♪」
美世「うー。はーい」
前川みく「……」
佐藤心「ちくちく」
心「ライラちゃん。そこの針とって☆」
ライラ「へい」
心「ありがと☆でもこれじゃないぞ☆ものすごい手慣れたふうでフェイント入れるのはだめだぞ☆」
ライラ「あら?」
浅野風香「あ、あはは…ライラちゃん、こっちじゃないかな」
心「おっ。サンキュー風香ちゃん☆」
ライラ「おー」
ライラ「フウカさん、やるでございますですねー。まずいです。ライラさん、この仕事を取られては困りますですよー」
風香「し、仕事なんだ…」
ライラ「はい。上手いことやった暁には、シンさんがごはんをごちそうしてくれるのです」
心「おう☆だからきりきり手伝うんだぞー☆はい次☆」
ライラ「へい」
心「おっ。正解☆」
ライラ「えへへ」
原田美世「…ふんぎっ。あー。また負けたー」
姫川友紀「へっへーん。姫川選手っまたまた一着!よっしゃー!じゃあ次は野球ゲームね♪」
美世「うー。はーい」
前川みく「……」
349 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:07:27.69 ID:eYMwF4A4O
(2)
小室千奈美「おはようございまーす」
みく「千奈美さん。おはよー」
千奈美「おはよう。なにしてるの?」
みく「宿題。お仕事まで時間があるから、今のうちに終わらせちゃいたいくて」
千奈美「そっか。えらいわね」
みく「ありがと。でも普通にゃ」
千奈美「そう?」
友紀「あんぎゃー」
美世「わっ。いまの、ホームラン?う、打てたー」
友紀「や、やるじゃん、美世ちゃん…。こ、こうなったら手加減しないんだから!」
美世「お、おてやわらかに。あはは、ぜったいまぐれだから」
千奈美「えらい」
みく「どうもにゃ」
ライラ「おお。かわいいお洋服がさらにかわいいお洋服に、みるみると…。シンさんは魔法使いのようでございますですね」
心「そうだろうそうだろう☆やー。やっぱ衣装作り楽しいわー。はいっ☆ライラちゃんの衣装、いっちょあがりぃ☆」
ライラ「わーいでございますよー」
心「お次は風香ちゃんの衣装だぞ☆」
風香「お、お願いします」
小室千奈美「おはようございまーす」
みく「千奈美さん。おはよー」
千奈美「おはよう。なにしてるの?」
みく「宿題。お仕事まで時間があるから、今のうちに終わらせちゃいたいくて」
千奈美「そっか。えらいわね」
みく「ありがと。でも普通にゃ」
千奈美「そう?」
友紀「あんぎゃー」
美世「わっ。いまの、ホームラン?う、打てたー」
友紀「や、やるじゃん、美世ちゃん…。こ、こうなったら手加減しないんだから!」
美世「お、おてやわらかに。あはは、ぜったいまぐれだから」
千奈美「えらい」
みく「どうもにゃ」
ライラ「おお。かわいいお洋服がさらにかわいいお洋服に、みるみると…。シンさんは魔法使いのようでございますですね」
心「そうだろうそうだろう☆やー。やっぱ衣装作り楽しいわー。はいっ☆ライラちゃんの衣装、いっちょあがりぃ☆」
ライラ「わーいでございますよー」
心「お次は風香ちゃんの衣装だぞ☆」
風香「お、お願いします」
350 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:07:53.15 ID:eYMwF4A4O
(3)
風香「…その…手縫いで、こんなふうに…すごいです」
心「ま、かんたんにアレンジしてるだけだけどね☆事務所にミシンは持ってこれないし☆」
風香「で、ですよね…。その…大変なのに、…すごいです」
心「あはっ☆語彙力☆」
風香「す、すみません」
心「別にいいぞ☆」
ライラ「へい」
心「おっ。ライラちゃんはスポンジのように成長するな☆サンキュー」
ライラ「えっへんでございます」
風香「スポンジ…ふふ」
友紀「いったー!」
美世「あー。だめだー。友紀ちゃん、本気だよぉ…」
友紀「えっへっへー!勝負は本気が一番面白いってね!」
千奈美「大人げないわ」
みく「それにゃ。…む。千奈美さん、これ分かる?」
千奈美「ん?ああ。分かるわよ。えっとね」
みく「まった。とりあえず、ヒントでいいにゃ。自分で考えたい」
千奈美「あら、そう?ふふ。了解」
風香「…その…手縫いで、こんなふうに…すごいです」
心「ま、かんたんにアレンジしてるだけだけどね☆事務所にミシンは持ってこれないし☆」
風香「で、ですよね…。その…大変なのに、…すごいです」
心「あはっ☆語彙力☆」
風香「す、すみません」
心「別にいいぞ☆」
ライラ「へい」
心「おっ。ライラちゃんはスポンジのように成長するな☆サンキュー」
ライラ「えっへんでございます」
風香「スポンジ…ふふ」
友紀「いったー!」
美世「あー。だめだー。友紀ちゃん、本気だよぉ…」
友紀「えっへっへー!勝負は本気が一番面白いってね!」
千奈美「大人げないわ」
みく「それにゃ。…む。千奈美さん、これ分かる?」
千奈美「ん?ああ。分かるわよ。えっとね」
みく「まった。とりあえず、ヒントでいいにゃ。自分で考えたい」
千奈美「あら、そう?ふふ。了解」
351 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:08:29.92 ID:eYMwF4A4O
(4)
心「まー。手縫いは大変だけどさ。心もこもるし。心だけに☆」
心「笑うとこだぞ☆」
風香「あ、は、はい。あはは」
心「心こもってないな☆」
風香「す、すみません…」
心「いいよ☆」
心「それに、前は自分の衣装だけ気にしてたけど…。いまはみんなで舞台に上がるもんな☆」
千奈美「うん。あってる」
みく「やったー。ありがと、千奈美さん。さすがお姉さんだにゃ」
千奈美「ふふ。どういたしまして」
友紀「んっふっふ。姫川監督、名采配で大勝利!次はハンデとしてキャッツを使わせてあげよう!」
美世「ハンデになってないよー。レースゲームに戻りたいよー」
千奈美「さて。じゃあ今度は美世の手助けにでも行こうかしら」
みく「にゃふふ。そうしてあげて」
友紀「げ。ち、千奈美ちゃん」
千奈美「げ、とはなによ」
美世「わー…千奈美ちゃーん」
千奈美「はぁい美世。助っ人になるわよ」
心「まー。手縫いは大変だけどさ。心もこもるし。心だけに☆」
心「笑うとこだぞ☆」
風香「あ、は、はい。あはは」
心「心こもってないな☆」
風香「す、すみません…」
心「いいよ☆」
心「それに、前は自分の衣装だけ気にしてたけど…。いまはみんなで舞台に上がるもんな☆」
千奈美「うん。あってる」
みく「やったー。ありがと、千奈美さん。さすがお姉さんだにゃ」
千奈美「ふふ。どういたしまして」
友紀「んっふっふ。姫川監督、名采配で大勝利!次はハンデとしてキャッツを使わせてあげよう!」
美世「ハンデになってないよー。レースゲームに戻りたいよー」
千奈美「さて。じゃあ今度は美世の手助けにでも行こうかしら」
みく「にゃふふ。そうしてあげて」
友紀「げ。ち、千奈美ちゃん」
千奈美「げ、とはなによ」
美世「わー…千奈美ちゃーん」
千奈美「はぁい美世。助っ人になるわよ」
352 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:08:58.71 ID:eYMwF4A4O
(5)
心「やっぱ事務所で、みんなといて、考えるのが楽しいんだよなー…あ、なんか語っちゃった☆ババくさいだろ語らすなよ☆」
風香「ご、ごめんなさい」
ライラ「シンさんはみんな思いでございますねー。イイ人ですねー」
心「やめろよ☆照れる☆」
風香「うん…ね」
千奈美「かきーん」
美世「いったー」
友紀「うわーん!なんだい!き、キャッツを使ったらあたしだって負けてないんだから!」
千奈美「はいはい。負けたらゲーム交換なんでしょ。美世、サポートするわよ」
美世「ありがと!心強いな♪ふふ、でも…レースゲームは、あたし、何度も負けられないから!千奈美ちゃんにも負けないよ!」
千奈美「そう?じゃあ一緒にワンツー目指して頑張りましょう」
美世「うん!」
友紀「ず、ずるいぞー」
千奈美「先に大人気ないことしておいて何言ってるの」
友紀「こうなったら、あたしも助っ人投入だい!かもんみくちゃん!キャッツ推しだけに!」
みく「あ、みくはまだ宿題の途中だからパスにゃ。がんばって」
友紀「冷たい!」
美世「あはは」
心「やっぱ事務所で、みんなといて、考えるのが楽しいんだよなー…あ、なんか語っちゃった☆ババくさいだろ語らすなよ☆」
風香「ご、ごめんなさい」
ライラ「シンさんはみんな思いでございますねー。イイ人ですねー」
心「やめろよ☆照れる☆」
風香「うん…ね」
千奈美「かきーん」
美世「いったー」
友紀「うわーん!なんだい!き、キャッツを使ったらあたしだって負けてないんだから!」
千奈美「はいはい。負けたらゲーム交換なんでしょ。美世、サポートするわよ」
美世「ありがと!心強いな♪ふふ、でも…レースゲームは、あたし、何度も負けられないから!千奈美ちゃんにも負けないよ!」
千奈美「そう?じゃあ一緒にワンツー目指して頑張りましょう」
美世「うん!」
友紀「ず、ずるいぞー」
千奈美「先に大人気ないことしておいて何言ってるの」
友紀「こうなったら、あたしも助っ人投入だい!かもんみくちゃん!キャッツ推しだけに!」
みく「あ、みくはまだ宿題の途中だからパスにゃ。がんばって」
友紀「冷たい!」
美世「あはは」
353 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:09:32.83 ID:eYMwF4A4O
(6)
心「ライラちゃん。もう、終わるから、あっち交ざってきていいんだぞ☆」
ライラ「う」
ライラ「えへへ。さすがでございますです。ではお言葉に甘えて…すすす」
ライラ「ユキさん。わたくし、微力ながら、お手を貸しますですよー」
友紀「おお!頼れる助っ人登場だ!わーい」
ライラ「みなさんなんだか楽しそうだったので…ライラさん、気にしてたですよー」
ライラ「このコントローラーというやつを持てばよいですか?」
友紀「不安だ!」
ライラ「あら?」
千奈美「あら。数少ない味方に冷たいのね。ライラちゃん、お手柔らかに。このレースが終わったら、私が教えてあげる」
ライラ「おおー。よろしくお願いしますですー」
友紀「ち、千奈美ちゃん、あたしの味方って少ないのー…?」
美世「えいっ」
友紀「ああ!的確な甲羅コントロール!敵ながらナイスピッチ!」
みく「ほめてどうするにゃ」
美世「えへへ〜」
心「はぁい☆風香ちゃんのぶんも完成だぞ☆」
風香「わ…。あ…と、あ、ありがとうございます」
心「ライラちゃん。もう、終わるから、あっち交ざってきていいんだぞ☆」
ライラ「う」
ライラ「えへへ。さすがでございますです。ではお言葉に甘えて…すすす」
ライラ「ユキさん。わたくし、微力ながら、お手を貸しますですよー」
友紀「おお!頼れる助っ人登場だ!わーい」
ライラ「みなさんなんだか楽しそうだったので…ライラさん、気にしてたですよー」
ライラ「このコントローラーというやつを持てばよいですか?」
友紀「不安だ!」
ライラ「あら?」
千奈美「あら。数少ない味方に冷たいのね。ライラちゃん、お手柔らかに。このレースが終わったら、私が教えてあげる」
ライラ「おおー。よろしくお願いしますですー」
友紀「ち、千奈美ちゃん、あたしの味方って少ないのー…?」
美世「えいっ」
友紀「ああ!的確な甲羅コントロール!敵ながらナイスピッチ!」
みく「ほめてどうするにゃ」
美世「えへへ〜」
心「はぁい☆風香ちゃんのぶんも完成だぞ☆」
風香「わ…。あ…と、あ、ありがとうございます」
354 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:10:01.66 ID:eYMwF4A4O
(7)
風香「…」
風香「す、素敵です」
心「だろー☆」
風香「…でも、その……あの」
心「?」
ライラ「ばふん」
ライラ「おおっ。爆発しましたねー」
友紀「あー!ら、ライラちゃん!あたしも巻き込んでどうするのさー」
美世「ふんぎぎ。とりゃー」
千奈美「あっ。くう…ぎりぎりで抜かれたわね…さすが、美世には敵わないか」
美世「えっへん。でもほら、約束通り、揃ってゴールできましたね!やったー」
千奈美「そうね。いえい」
みく「…よしっと。おわったー」
千奈美「お疲れさま。代わる?」
みく「ううん。ふふ。これ、見てるのが楽しいから」
千奈美「そっか」
風香「…」
風香「す、素敵です」
心「だろー☆」
風香「…でも、その……あの」
心「?」
ライラ「ばふん」
ライラ「おおっ。爆発しましたねー」
友紀「あー!ら、ライラちゃん!あたしも巻き込んでどうするのさー」
美世「ふんぎぎ。とりゃー」
千奈美「あっ。くう…ぎりぎりで抜かれたわね…さすが、美世には敵わないか」
美世「えっへん。でもほら、約束通り、揃ってゴールできましたね!やったー」
千奈美「そうね。いえい」
みく「…よしっと。おわったー」
千奈美「お疲れさま。代わる?」
みく「ううん。ふふ。これ、見てるのが楽しいから」
千奈美「そっか」
355 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:10:35.07 ID:eYMwF4A4O
(8)
風香「こっ…ここのところ。私、ちょっと、恥ずかしくて……な、直してもらえたりとか…」
心「ん」
心「そっか。風香ちゃんはそう思う?」
風香「は、はい」
心「んっふっふ」ポンポン
風香「きゃっ…。し、心さん?」
心「思ったこと、言えんじゃん☆」
風香「あ…は、はぃ。すみません」
心「あやまるとこじゃないぞ☆」
心「ま、直すのはいやだけど☆」
風香「え、ええ?」
心「はぁとの特製アレンジだぞ☆」
心「…大丈夫。風香ちゃんなら、絶対似合うから。はぁとが保証する」
風香「……あ…」
風香「…えへへ。…心さんが、そう言うなら…その…自信、持てる…かも、です」
心「おう☆はぁとの言葉じゃなくて、自分に自信、持っていいぞ☆」
風香「は、はい」
風香「こっ…ここのところ。私、ちょっと、恥ずかしくて……な、直してもらえたりとか…」
心「ん」
心「そっか。風香ちゃんはそう思う?」
風香「は、はい」
心「んっふっふ」ポンポン
風香「きゃっ…。し、心さん?」
心「思ったこと、言えんじゃん☆」
風香「あ…は、はぃ。すみません」
心「あやまるとこじゃないぞ☆」
心「ま、直すのはいやだけど☆」
風香「え、ええ?」
心「はぁとの特製アレンジだぞ☆」
心「…大丈夫。風香ちゃんなら、絶対似合うから。はぁとが保証する」
風香「……あ…」
風香「…えへへ。…心さんが、そう言うなら…その…自信、持てる…かも、です」
心「おう☆はぁとの言葉じゃなくて、自分に自信、持っていいぞ☆」
風香「は、はい」
356 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:11:21.28 ID:eYMwF4A4O
(9)
心「よしっ☆じゃあライラちゃんとの約束だし、ごはん行こっか☆お姉さんおごっちゃうぞ☆」
風香「え、わ、私も…?だ、大丈夫ですよ」
心「おごらせろ☆」
心「さっきの風香の言葉、嬉しかったからさ。その分。安いもんだよ☆」
風香「…えへへ。では…え、遠慮なく」
心「おう☆」
心「ってことで、ごはん行く人、はぁとのこの指とーまれ♪」
ライラ「はいっ」
千奈美「ライラ、早いわね。私もいいですか?」
心「もちろん☆」
友紀「あー!心さん!ビールもいいですか!」
美世「みくちゃんも一緒にお呼ばれしよ?」
みく「ん。いいの?ありがとーはぁとにゃん」
心「いいぞいいぞー☆今日はみんなでどっかんやっちゃうぞ☆」
友紀「やったー!」
ライラ「フウカさん、ごはん、楽しみでございますですねー…じゅるり」
風香「ら、ライラちゃん、よだれよだれ…。ふふ、そうだね」
心「よしっ☆じゃあライラちゃんとの約束だし、ごはん行こっか☆お姉さんおごっちゃうぞ☆」
風香「え、わ、私も…?だ、大丈夫ですよ」
心「おごらせろ☆」
心「さっきの風香の言葉、嬉しかったからさ。その分。安いもんだよ☆」
風香「…えへへ。では…え、遠慮なく」
心「おう☆」
心「ってことで、ごはん行く人、はぁとのこの指とーまれ♪」
ライラ「はいっ」
千奈美「ライラ、早いわね。私もいいですか?」
心「もちろん☆」
友紀「あー!心さん!ビールもいいですか!」
美世「みくちゃんも一緒にお呼ばれしよ?」
みく「ん。いいの?ありがとーはぁとにゃん」
心「いいぞいいぞー☆今日はみんなでどっかんやっちゃうぞ☆」
友紀「やったー!」
ライラ「フウカさん、ごはん、楽しみでございますですねー…じゅるり」
風香「ら、ライラちゃん、よだれよだれ…。ふふ、そうだね」
357 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:11:52.68 ID:eYMwF4A4O
(10)
千奈美「そっか」
千奈美「ライラ、心さんと約束してたんだ」
ライラ「そうなのですよー」
心「千奈美ちゃんも遠慮すんなよ☆好きなの食べろよ☆」
千奈美「どうも」
千奈美「…ふふ。まあ、私は先輩に気を遣いますよ」
心「お。可愛くない後輩だな」
千奈美「すみません」
友紀「よしっ。そうと決まったら、すぐ行こう!やれ行こう!」
美世「あっ友紀ちゃんってば早いー。あ、あたしだって置いていかれないよっ」
みく「なんでゲーム終わってまで競ってるの」
心「可愛い後輩と言えばあんなんだよな☆」
千奈美「いや、私はああいうふうにはちょっと」
風香「あはは…」
千奈美「そっか」
千奈美「ライラ、心さんと約束してたんだ」
ライラ「そうなのですよー」
心「千奈美ちゃんも遠慮すんなよ☆好きなの食べろよ☆」
千奈美「どうも」
千奈美「…ふふ。まあ、私は先輩に気を遣いますよ」
心「お。可愛くない後輩だな」
千奈美「すみません」
友紀「よしっ。そうと決まったら、すぐ行こう!やれ行こう!」
美世「あっ友紀ちゃんってば早いー。あ、あたしだって置いていかれないよっ」
みく「なんでゲーム終わってまで競ってるの」
心「可愛い後輩と言えばあんなんだよな☆」
千奈美「いや、私はああいうふうにはちょっと」
風香「あはは…」
358 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/29(火) 20:12:22.72 ID:eYMwF4A4O
(11)
心「ふーん。じゃあ、まああれだ」ポン
風香「?」
心「風香ちゃんもいい見本だから、見習うといいぞ☆」
風香「ふぇっ。し、…心さん!?」
心「あっはっは」
千奈美「…」
千奈美「そうですね。じゃあ風香、ご飯に行って…色々勉強させてもらおうかしら」
風香「わ、わわ、私が千奈美さんに教えられることなんて、なにもなにも」
みく「きょどりすぎにゃ」
みく「…はぁとにゃんにはみくがなにかごちそうしてあげよっか?」
心「やーん☆いい後輩ばっか☆いらねーっつってんだろ☆」
みく「そっか」
心「うん。ありがと」
心「…みくちゃんにはー、いつかはぁとのあと☆継いでくれればそれでいいぞ☆」
みく「無理にゃ」
心「いやん。いけず☆」
心「ふーん。じゃあ、まああれだ」ポン
風香「?」
心「風香ちゃんもいい見本だから、見習うといいぞ☆」
風香「ふぇっ。し、…心さん!?」
心「あっはっは」
千奈美「…」
千奈美「そうですね。じゃあ風香、ご飯に行って…色々勉強させてもらおうかしら」
風香「わ、わわ、私が千奈美さんに教えられることなんて、なにもなにも」
みく「きょどりすぎにゃ」
みく「…はぁとにゃんにはみくがなにかごちそうしてあげよっか?」
心「やーん☆いい後輩ばっか☆いらねーっつってんだろ☆」
みく「そっか」
心「うん。ありがと」
心「…みくちゃんにはー、いつかはぁとのあと☆継いでくれればそれでいいぞ☆」
みく「無理にゃ」
心「いやん。いけず☆」
361 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:45:49.37 ID:TrF1ToPKO
第31話 木場真奈美「光さす道となれ」
☆登場アイドル(7人)
155.上条春菜(かみじょうはるな)
「そう、人類にとっての眼鏡のような場所です!」
18歳 クール 趣味:猫と縁側でお昼寝
156.ヘレン(へれん)
「私の前では、誰の涙も流させない。それがたとえ、天だとしても!」
24歳 クール 趣味:DVD鑑賞
157.木場真奈美(きばまなみ)
「まぁ、助っ人くらいこなしてやるよ」
25歳 クール 趣味:筋トレ・料理
158.遊佐こずえ(ゆさこずえ)
「みんな…いっしょー…わくわく…そわそわ…うれしいねー…」
11歳 キュート 趣味:しゅみってなぁに?
159.安部菜々(あべなな)
「(アイドル楽しい…ヤバい…ヘヘ…)」
永遠の17歳 キュート 趣味:ウサミン星との交信
160.椎名法子(しいなのりこ)
「ファンにスタッフさん、仲間たち…あたしの大好きの輪、どんどん広がってくね♪これ全部、○○プロデューサーからはじまったの!」
13歳 キュート 趣味:新作ドーナツの試食
161.難波笑美(なんばえみ)
「○○はんに、ウチかて女の子ってとこ、見せたいやん♪」
17歳 パッション 趣味:お笑いライブ巡り、モノマネ
362 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:47:00.39 ID:TrF1ToPKO
(1)
遊佐こずえ「ざー……」
こずえ「…あめ…やまないねー……」
難波笑美「ほんま」
笑美「朝から降り通しやなぁ。こずえちゃん、ウチとてるてる坊主でも作ろか」
こずえ「つくるー」
木場真奈美「…」
真奈美「いよいよ梅雨かもしれないな。気が滅入る季節だが…」
真奈美「笑美とこずえを見ていれば退屈はせずに済みそうだな」
笑美「おー。見てってー楽しんでってー。ほーらこずえちゃん。たこ焼き!」
こずえ「おー…おいしそー…」
真奈美「たこ焼きじゃないか」
笑美「ま、まんまるさんやったから、ついたこ焼きに見えてしもて。えへ」
こずえ「これー…あおのりー……?げいがこまかーい…」
笑美「せやろせやろ」
遊佐こずえ「ざー……」
こずえ「…あめ…やまないねー……」
難波笑美「ほんま」
笑美「朝から降り通しやなぁ。こずえちゃん、ウチとてるてる坊主でも作ろか」
こずえ「つくるー」
木場真奈美「…」
真奈美「いよいよ梅雨かもしれないな。気が滅入る季節だが…」
真奈美「笑美とこずえを見ていれば退屈はせずに済みそうだな」
笑美「おー。見てってー楽しんでってー。ほーらこずえちゃん。たこ焼き!」
こずえ「おー…おいしそー…」
真奈美「たこ焼きじゃないか」
笑美「ま、まんまるさんやったから、ついたこ焼きに見えてしもて。えへ」
こずえ「これー…あおのりー……?げいがこまかーい…」
笑美「せやろせやろ」
363 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:47:43.11 ID:TrF1ToPKO
(2)
真奈美「…ふふ」
真奈美「和むな。さて、…私はトレーニングでもしているか」
笑美「仕事前にトレーニングとはストイックやねぇ」
真奈美「こずえのお守りさえ手を抜かない笑美にそう言ってもらえるとは、悪い気持ちはしないよ」
笑美「あっはっは。子どもはいちばんキビしいお客さんて言うからなー」
こずえ「…こずえ……やさしいよー…?」
笑美「そやね」
笑美「ほーら。今度こそてるてるさんや!さーてどこに飾ったろ」
こずえ「…こずえもー…できたのー……どやぁ」
真奈美「上手にできたな」
こずえ「うんー…」
こずえ「これで、あめ、やむー……?」
真奈美「ああ。きっとな」
ヘレン「話は聞かせてもらったわ!」
笑美「うおっ。びっくりするやん」
こずえ「…へれんじゃーん……へーい…」
ヘレン「ヘーイ。こずえ」
真奈美「雨のなか戻ってくるのは大変だったろう。お疲れさま」
ヘレン「ノープロブレッ。私レベルの世界レベルならば、雨粒から頭を垂れるわ」
真奈美「そうか」
笑美「ヘレンはんかっぱ似合うなー」
真奈美「…ふふ」
真奈美「和むな。さて、…私はトレーニングでもしているか」
笑美「仕事前にトレーニングとはストイックやねぇ」
真奈美「こずえのお守りさえ手を抜かない笑美にそう言ってもらえるとは、悪い気持ちはしないよ」
笑美「あっはっは。子どもはいちばんキビしいお客さんて言うからなー」
こずえ「…こずえ……やさしいよー…?」
笑美「そやね」
笑美「ほーら。今度こそてるてるさんや!さーてどこに飾ったろ」
こずえ「…こずえもー…できたのー……どやぁ」
真奈美「上手にできたな」
こずえ「うんー…」
こずえ「これで、あめ、やむー……?」
真奈美「ああ。きっとな」
ヘレン「話は聞かせてもらったわ!」
笑美「うおっ。びっくりするやん」
こずえ「…へれんじゃーん……へーい…」
ヘレン「ヘーイ。こずえ」
真奈美「雨のなか戻ってくるのは大変だったろう。お疲れさま」
ヘレン「ノープロブレッ。私レベルの世界レベルならば、雨粒から頭を垂れるわ」
真奈美「そうか」
笑美「ヘレンはんかっぱ似合うなー」
364 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:48:15.84 ID:TrF1ToPKO
(3)
ヘレン「ふっ…雨でお困りのようね。私に任せなさい」
笑美「まあ、そんなおおげさなもんでもないけども」
こずえ「へれん……どうにかするー…?」
ヘレン「雨…やみなさい!!」
真奈美「うん。いい声だ」
笑美「声でっか。ごっつ声でっかいやん」
こずえ「ふわあー」
真奈美「こずえがヘレンの声量に負けて飛ばされてしまったようだ」
笑美「そんなに?ヘレンはんの声量もこずえちゃんの軽さもそんなに??」
ヘレン「やまないわ」
真奈美「そのようだ」
笑美「見れば分かるよ?」
ヘレン「ふっ…雨でお困りのようね。私に任せなさい」
笑美「まあ、そんなおおげさなもんでもないけども」
こずえ「へれん……どうにかするー…?」
ヘレン「雨…やみなさい!!」
真奈美「うん。いい声だ」
笑美「声でっか。ごっつ声でっかいやん」
こずえ「ふわあー」
真奈美「こずえがヘレンの声量に負けて飛ばされてしまったようだ」
笑美「そんなに?ヘレンはんの声量もこずえちゃんの軽さもそんなに??」
ヘレン「やまないわ」
真奈美「そのようだ」
笑美「見れば分かるよ?」
365 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:48:57.46 ID:TrF1ToPKO
(4)
ヘレン「ふっ…」
ヘレン「どうやら天は、いまはまだ泣きたい…そう言っているわ。じゃあ。シー・ユー・レイター」
こずえ「またねー…」
笑美「なんやったん?」
真奈美「うん。一言で言い表すのは難しい出来事だったな」
こずえ「…えみー…てるてるー……こずえ…やっぱりやめるー…」
笑美「え?どうしたん、こずえちゃん」
こずえ「うんー…てんはまだ…なきたがってるからー……」
笑美「あっは。そっか。せやな」
真奈美「まあ、ヘレンなりの優しさだったというところかな」
笑美「せやな。教育上ええかは微妙なところやけども」
真奈美「そうだな」
こずえ「…てんー…なんでないてるのー……こずえがはなし、きくよー…?」
笑美「ええ子やんほんま」
真奈美「そうだな」
ヘレン「ふっ…」
ヘレン「どうやら天は、いまはまだ泣きたい…そう言っているわ。じゃあ。シー・ユー・レイター」
こずえ「またねー…」
笑美「なんやったん?」
真奈美「うん。一言で言い表すのは難しい出来事だったな」
こずえ「…えみー…てるてるー……こずえ…やっぱりやめるー…」
笑美「え?どうしたん、こずえちゃん」
こずえ「うんー…てんはまだ…なきたがってるからー……」
笑美「あっは。そっか。せやな」
真奈美「まあ、ヘレンなりの優しさだったというところかな」
笑美「せやな。教育上ええかは微妙なところやけども」
真奈美「そうだな」
こずえ「…てんー…なんでないてるのー……こずえがはなし、きくよー…?」
笑美「ええ子やんほんま」
真奈美「そうだな」
366 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:49:44.10 ID:TrF1ToPKO
(5)
安部菜々「ふぃー」
菜々「お、お疲れさまですー。はー。けっこう降られちゃいました…」
真奈美「おや。大変だったな。お疲れさま」
笑美「タオル持ってこよか」
菜々「あ、お気遣いなくっ。えっと、ナナよりさきに、春菜ちゃんと法子ちゃんに渡してあげてくださいっ」
笑美「ん?おおっ」ビクッ
上条春菜「……」ズーン
春菜「……前が見えません…眼鏡が濡れて、ちからが、出な…ぐふ」
椎名法子「……」グッタリ
法子「ドーナツの箱は守り切ったよ…ぐふ」
こずえ「…えい…ばさー」
春菜「…あー…ありがとう、こずえちゃん……んん…前が…見える!」
笑美「そらそうよ」
法子「ぷあー。ひどい雨でしたねー……もう梅雨かあ。油断しちゃってたかも」
笑美「お疲れさん。なんか温かいもんでも淹れよか」
法子「あ、ほんとですか?えへへ。じゃあ…ドーナツあるので!みんなで一緒に食べましょー」
こずえ「わぁい」
真奈美「ほら」
菜々「えへへ。ありがとう、真奈美ちゃん」
安部菜々「ふぃー」
菜々「お、お疲れさまですー。はー。けっこう降られちゃいました…」
真奈美「おや。大変だったな。お疲れさま」
笑美「タオル持ってこよか」
菜々「あ、お気遣いなくっ。えっと、ナナよりさきに、春菜ちゃんと法子ちゃんに渡してあげてくださいっ」
笑美「ん?おおっ」ビクッ
上条春菜「……」ズーン
春菜「……前が見えません…眼鏡が濡れて、ちからが、出な…ぐふ」
椎名法子「……」グッタリ
法子「ドーナツの箱は守り切ったよ…ぐふ」
こずえ「…えい…ばさー」
春菜「…あー…ありがとう、こずえちゃん……んん…前が…見える!」
笑美「そらそうよ」
法子「ぷあー。ひどい雨でしたねー……もう梅雨かあ。油断しちゃってたかも」
笑美「お疲れさん。なんか温かいもんでも淹れよか」
法子「あ、ほんとですか?えへへ。じゃあ…ドーナツあるので!みんなで一緒に食べましょー」
こずえ「わぁい」
真奈美「ほら」
菜々「えへへ。ありがとう、真奈美ちゃん」
367 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:50:32.59 ID:TrF1ToPKO
(6)
真奈美「災難だったな」
菜々「ほ、ほんとですよ。若い子二人と一緒に走って事務所に帰ることになって、息が上がらないようにするの、大変でしたー…はーしんど…」
真奈美(つっこまないでおいてやるか)
菜々「どうしました?」
真奈美「どうもしてないさ」
真奈美「ま、ゆっくりしているといい。いま笑美と私でなにか淹れてあげるから」
こずえ「…こずえも…てつだうんだよー……」
真奈美「おっと。そうか。それはすまなかった」
菜々「えへへ。すみません。ではえんりょなく…くたー」
笑美「へっへ。まんまるドーナツ、まんまるによそったろ」
法子「わあ。笑美ちゃん、それ、おっきなおさらだからできるやつ!いいね!」
笑美「せやろせやろ。たこ焼きしかり。まんまるさんはやっぱええこっちゃ」
法子「ねー♪」
春菜「ふー。きちんとお手入れして、と…」
こずえ「はるなはー……もういいのー…?」
春菜「こずえちゃん。ふふ。ありがとうございます」
春菜「こっちは…オフモードの眼鏡!そしてこれはクリーニングキット!予備の準備も、お手入れも余念ありませんよ!」
こずえ「おおー…なんか、すごいー…」
菜々「ううん……むにゃ」
真奈美「…なんというか、あっという間にいつもの騒々しい事務所だな」
真奈美「災難だったな」
菜々「ほ、ほんとですよ。若い子二人と一緒に走って事務所に帰ることになって、息が上がらないようにするの、大変でしたー…はーしんど…」
真奈美(つっこまないでおいてやるか)
菜々「どうしました?」
真奈美「どうもしてないさ」
真奈美「ま、ゆっくりしているといい。いま笑美と私でなにか淹れてあげるから」
こずえ「…こずえも…てつだうんだよー……」
真奈美「おっと。そうか。それはすまなかった」
菜々「えへへ。すみません。ではえんりょなく…くたー」
笑美「へっへ。まんまるドーナツ、まんまるによそったろ」
法子「わあ。笑美ちゃん、それ、おっきなおさらだからできるやつ!いいね!」
笑美「せやろせやろ。たこ焼きしかり。まんまるさんはやっぱええこっちゃ」
法子「ねー♪」
春菜「ふー。きちんとお手入れして、と…」
こずえ「はるなはー……もういいのー…?」
春菜「こずえちゃん。ふふ。ありがとうございます」
春菜「こっちは…オフモードの眼鏡!そしてこれはクリーニングキット!予備の準備も、お手入れも余念ありませんよ!」
こずえ「おおー…なんか、すごいー…」
菜々「ううん……むにゃ」
真奈美「…なんというか、あっという間にいつもの騒々しい事務所だな」
368 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:51:20.20 ID:TrF1ToPKO
(7)
ヘレン「それが…この事務所のスタイルなのよ」
真奈美「ヘレン」
真奈美「…忘れ物か?」
ヘレン「ドーナツが私を呼んでいた」
真奈美「そうか。じゃあしょうがないな」
ヘレン「ヘーイ、法子!私にもいただけるかしら?報酬は弾むわっ。世界払いでね!」
法子「ヘレンさん。お疲れさまです。どうぞどうぞっ。みんなで食べましょっ」
笑美「なんかヘレンはんの調子のよさ、ウチのオカンと似たものを感じる気がせんでもないわ」
ヘレン「そういうこともあるでしょう。私を縛るものはなにもないのだから…世界レベルはどこにだって現れるわ!」モグモグ
笑美「ホラーかな?」
こずえ「ななー……どーなつ、なくなっちゃうよー…」ペチペチ
菜々「あうあう」
菜々「んが…あと五分…んへへ…」
真奈美「幸せそうな寝顔だな」
春菜「菜々ちゃん、今日は私と法子ちゃんの手を引いて、たくさん走ってくれたんですよ。だからこずえちゃん、ふふ、もうちょっとだけ寝かせておいてあげて?」
こずえ「そっかー…」
こずえ「じゃあ……こずえのぶん、ななにとっておくねー……」
真奈美「ふふっ。こずえは優しいな」
ヘレン「それが…この事務所のスタイルなのよ」
真奈美「ヘレン」
真奈美「…忘れ物か?」
ヘレン「ドーナツが私を呼んでいた」
真奈美「そうか。じゃあしょうがないな」
ヘレン「ヘーイ、法子!私にもいただけるかしら?報酬は弾むわっ。世界払いでね!」
法子「ヘレンさん。お疲れさまです。どうぞどうぞっ。みんなで食べましょっ」
笑美「なんかヘレンはんの調子のよさ、ウチのオカンと似たものを感じる気がせんでもないわ」
ヘレン「そういうこともあるでしょう。私を縛るものはなにもないのだから…世界レベルはどこにだって現れるわ!」モグモグ
笑美「ホラーかな?」
こずえ「ななー……どーなつ、なくなっちゃうよー…」ペチペチ
菜々「あうあう」
菜々「んが…あと五分…んへへ…」
真奈美「幸せそうな寝顔だな」
春菜「菜々ちゃん、今日は私と法子ちゃんの手を引いて、たくさん走ってくれたんですよ。だからこずえちゃん、ふふ、もうちょっとだけ寝かせておいてあげて?」
こずえ「そっかー…」
こずえ「じゃあ……こずえのぶん、ななにとっておくねー……」
真奈美「ふふっ。こずえは優しいな」
369 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:51:53.36 ID:TrF1ToPKO
(8)
春菜「そうだ」
春菜「こずえちゃん、眼鏡をかけてみませんか?」
こずえ「ふえ?」
真奈美「唐突だな」
こずえ「こずえー…めー…悪くないよー……?」
春菜「いえいえ。これ。ブルーライト、紫外線もろもろ…カットする、透明タイプのサングラスなんですけど」
春菜「はい。どうかな?雨だけど、ちょっとだけ視界がクリアにならない?」
こずえ「おー」
こずえ「おー……ほんとぉー……おそと…きらきらー…」
春菜「でしょう。えっへん」
真奈美「よかったな。こずえ」
こずえ「うんー……よかったー……えへへー…」
春菜「そうだ」
春菜「こずえちゃん、眼鏡をかけてみませんか?」
こずえ「ふえ?」
真奈美「唐突だな」
こずえ「こずえー…めー…悪くないよー……?」
春菜「いえいえ。これ。ブルーライト、紫外線もろもろ…カットする、透明タイプのサングラスなんですけど」
春菜「はい。どうかな?雨だけど、ちょっとだけ視界がクリアにならない?」
こずえ「おー」
こずえ「おー……ほんとぉー……おそと…きらきらー…」
春菜「でしょう。えっへん」
真奈美「よかったな。こずえ」
こずえ「うんー……よかったー……えへへー…」
370 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/09/30(水) 20:52:27.19 ID:TrF1ToPKO
(9)
笑美「よっしゃ!できたでー。みんなでたこパならぬどなパとしゃれこもーや!」
法子「しゃれこむー!いえーい」
ヘレン「ヘーイ!」
笑美「ヘレンはんはさっきさきにいっこつまみ食いしてたから一旦おあずけな」
ヘレン「……分かったわ」
こずえ「あははー…おっとー…」
春菜「おっと。その眼鏡、こずえちゃんにはちょっと大きかったですかね?私が支えてあげますね」
こずえ「ふわー…ありがと、はるなー……えへへー…」
菜々「すやー…えへへ……たのし…みんなのこえ……うへへ」
真奈美(夢で遊べてるか。よかった)
真奈美「…ふふ。そうだな。楽しいな、雨でも、うちの事務所は」
菜々「…はぃ……えへ…」
笑美「よっしゃ!できたでー。みんなでたこパならぬどなパとしゃれこもーや!」
法子「しゃれこむー!いえーい」
ヘレン「ヘーイ!」
笑美「ヘレンはんはさっきさきにいっこつまみ食いしてたから一旦おあずけな」
ヘレン「……分かったわ」
こずえ「あははー…おっとー…」
春菜「おっと。その眼鏡、こずえちゃんにはちょっと大きかったですかね?私が支えてあげますね」
こずえ「ふわー…ありがと、はるなー……えへへー…」
菜々「すやー…えへへ……たのし…みんなのこえ……うへへ」
真奈美(夢で遊べてるか。よかった)
真奈美「…ふふ。そうだな。楽しいな、雨でも、うちの事務所は」
菜々「…はぃ……えへ…」
373 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:13:21.11 ID:8rPJMJgzO
第32話 大沼くるみ「人にはヒトのにゅうしゃんきん」
☆登場アイドル(5人)
162.大沼くるみ(おおぬまくるみ)
「○○ぷろでゅーしゃー…くるみ、かわいくなりたいな」
13歳 キュート 趣味:ポケットティッシュ収集、お風呂に入ること
163.中野有香(なかのゆか)
「○○さんを守れるくらい強いアイドルを目指しますっ!」
18歳 キュート 趣味:空手
164.早坂美玲(はやさかみれい)
「ウチはもう迷わないぞッ!普通とはちょっと違ってても…ウチはウチらしいアイドルでいいって、みんなが教えてくれたんだ!」
14歳 キュート 趣味:ぬいぐるみ集め
165.水木聖來(みずきせいら)
「○○さんも、ジャンプしてっ♪空を飛び越しちゃお!」
23歳 クール 趣味:犬の散歩
166.大和亜季(やまとあき)
「私を育ててくれたプロデューサー殿に、この勝利を捧げるであります」
21歳 クール 趣味:サバゲー、プラモ収集
374 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:14:29.34 ID:8rPJMJgzO
(1)
水木聖來「あら」
聖來「…くるみちゃん、大丈夫?」
大沼くるみ「…くぅ」
くるみ「だ、だいじょうぶでしゅ…ふら…ふわ」
早坂美玲「ぜったい大丈夫じゃないぞ。ふわふわしちゃってるな」
聖來「タクシー拾っちゃおうか」
大和亜季「おや。聖來殿に、美玲殿ではありませんか」
中野有香「それに、くるみちゃんも。お疲れさまです」
聖來「あら。偶然。お疲れさま」
くるみ「くぅ…」
美玲「お、おーい。そっちに行くなッ。危ないぞー」
水木聖來「あら」
聖來「…くるみちゃん、大丈夫?」
大沼くるみ「…くぅ」
くるみ「だ、だいじょうぶでしゅ…ふら…ふわ」
早坂美玲「ぜったい大丈夫じゃないぞ。ふわふわしちゃってるな」
聖來「タクシー拾っちゃおうか」
大和亜季「おや。聖來殿に、美玲殿ではありませんか」
中野有香「それに、くるみちゃんも。お疲れさまです」
聖來「あら。偶然。お疲れさま」
くるみ「くぅ…」
美玲「お、おーい。そっちに行くなッ。危ないぞー」
375 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:15:13.19 ID:8rPJMJgzO
(2)
亜季「ほっ」
くるみ「ふわ」
聖來「ありがとう。助かったわ。さすがに私と美玲じゃあ、どうにもならなかったから」
亜季「いえいえ。ちょうどよいトレーニングです」
亜季「それに経費も気をつけなければなりませんからね。財務に気を遣うのも、一兵卒の大事な任務であります」
聖來「そっか。えらいね」
有香「亜季さん!疲れたら、あたし、代わりますから!言ってくださいね!」
美玲「なんで有香はちょっと目が輝いてるんだ?」
聖來「あはは」
くるみ「…くぅ…しゅぴー…」
亜季「ほっ」
くるみ「ふわ」
聖來「ありがとう。助かったわ。さすがに私と美玲じゃあ、どうにもならなかったから」
亜季「いえいえ。ちょうどよいトレーニングです」
亜季「それに経費も気をつけなければなりませんからね。財務に気を遣うのも、一兵卒の大事な任務であります」
聖來「そっか。えらいね」
有香「亜季さん!疲れたら、あたし、代わりますから!言ってくださいね!」
美玲「なんで有香はちょっと目が輝いてるんだ?」
聖來「あはは」
くるみ「…くぅ…しゅぴー…」
376 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:15:51.84 ID:8rPJMJgzO
(3)
聖來「二人も一緒にお仕事だったの?」
有香「いえ。あたしたちは、今日はオフです。亜季さんのトレーニングに興味があって、付き合わさせてもらっていたんです」
聖來「なるほど」
亜季「私にとっても有意義な時間でした。ふふふ…有香殿にはいつか、ぜひ火器の魅力を知ってもらいたいものです」
有香「あたしはまだ道半ばですから。亜季さんこそ、どうですか?」
聖來(似たもの同士か。なるほど)
美玲「つんつん」
くるみ「……ふえ…ふあ、…しゅぴー」
美玲「よく寝てるなー」
聖來「ちょっかい出さないの」
美玲「へへ。つい…な、セーラ。今日はくるみ、頑張ってたモンなッ」
聖來「うん。現場で一度も泣かなかったもんね。ま、美玲も頑張ってたわよ?」
美玲「う、ウチはいいんだ、ウチは。くるみの話してんのッ」
聖來「二人も一緒にお仕事だったの?」
有香「いえ。あたしたちは、今日はオフです。亜季さんのトレーニングに興味があって、付き合わさせてもらっていたんです」
聖來「なるほど」
亜季「私にとっても有意義な時間でした。ふふふ…有香殿にはいつか、ぜひ火器の魅力を知ってもらいたいものです」
有香「あたしはまだ道半ばですから。亜季さんこそ、どうですか?」
聖來(似たもの同士か。なるほど)
美玲「つんつん」
くるみ「……ふえ…ふあ、…しゅぴー」
美玲「よく寝てるなー」
聖來「ちょっかい出さないの」
美玲「へへ。つい…な、セーラ。今日はくるみ、頑張ってたモンなッ」
聖來「うん。現場で一度も泣かなかったもんね。ま、美玲も頑張ってたわよ?」
美玲「う、ウチはいいんだ、ウチは。くるみの話してんのッ」
377 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:16:33.22 ID:8rPJMJgzO
(4)
亜季「空手かー…ふむ」
亜季「近接戦闘の参考にはなりますね。本格的な動きは知らないので…今度、見せてもらっても?」
有香「押忍!いつでも言ってくださいね」
聖來(うーん。二人とも会話している様子はこんなに楽しそうで可愛いのに、内容が物騒なのが残念だわ…)
有香「えへへ」
聖來(かわいい)
聖來「…有香ちゃんってちょっとわんこみたいよね」
美玲「あ、それ、わかるぞ」
聖來「お手」
美玲「ん」
美玲「って、なんでセーラはウチでためすんだーッ」
聖來「面白いから」
くるみ「ふみゅー…」
亜季「空手かー…ふむ」
亜季「近接戦闘の参考にはなりますね。本格的な動きは知らないので…今度、見せてもらっても?」
有香「押忍!いつでも言ってくださいね」
聖來(うーん。二人とも会話している様子はこんなに楽しそうで可愛いのに、内容が物騒なのが残念だわ…)
有香「えへへ」
聖來(かわいい)
聖來「…有香ちゃんってちょっとわんこみたいよね」
美玲「あ、それ、わかるぞ」
聖來「お手」
美玲「ん」
美玲「って、なんでセーラはウチでためすんだーッ」
聖來「面白いから」
くるみ「ふみゅー…」
378 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:17:21.77 ID:8rPJMJgzO
(5)
くるみ「…はっ。はれ…」
聖來「あ、気がついた?」
美玲「おはよーだぞ。くるみ」
くるみ「……ぅ?はれ……もう、事務所にいりゅ…くるみ…あれぇ…?」
聖來「帰り道で寝ちゃったのよ。亜季ちゃんがおんぶしてくれて」
くるみ「ふえぇっ」
くるみ「ご、ごめんなしゃぃ〜!く、くるみ、おもいのにぃ」
亜季「あっはっは。ぜんぜんであります。ひょいひょい。鍛えていますから!」
くるみ「ふぇぇ……。あ、亜季しゃん…やさしい…ぐす」
美玲「泣くなよ」
聖來「ふふ。お仕事で頑張っていたぶん、緊張がゆるんだのかしら?」
くるみ「ご、ごめんなしゃい」
美玲「謝るなよ」
聖來「美玲の言い方が怖いんでしょ」
美玲「そ、そうなのか?」
有香「はい。くるみちゃん、ハンカチ」
くるみ「あ、ありがと……ちーん。ああっ。く、くるみティッシュあるのにぃ。よごしちゃったよぅ」
美玲「忙しいな」
亜季「くるみ殿は義理堅いですなあ」
くるみ「…はっ。はれ…」
聖來「あ、気がついた?」
美玲「おはよーだぞ。くるみ」
くるみ「……ぅ?はれ……もう、事務所にいりゅ…くるみ…あれぇ…?」
聖來「帰り道で寝ちゃったのよ。亜季ちゃんがおんぶしてくれて」
くるみ「ふえぇっ」
くるみ「ご、ごめんなしゃぃ〜!く、くるみ、おもいのにぃ」
亜季「あっはっは。ぜんぜんであります。ひょいひょい。鍛えていますから!」
くるみ「ふぇぇ……。あ、亜季しゃん…やさしい…ぐす」
美玲「泣くなよ」
聖來「ふふ。お仕事で頑張っていたぶん、緊張がゆるんだのかしら?」
くるみ「ご、ごめんなしゃい」
美玲「謝るなよ」
聖來「美玲の言い方が怖いんでしょ」
美玲「そ、そうなのか?」
有香「はい。くるみちゃん、ハンカチ」
くるみ「あ、ありがと……ちーん。ああっ。く、くるみティッシュあるのにぃ。よごしちゃったよぅ」
美玲「忙しいな」
亜季「くるみ殿は義理堅いですなあ」
379 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:18:03.77 ID:8rPJMJgzO
(6)
有香「くるみちゃん。大丈夫」
有香「実は、いま貸したのは、この前、その…か、可愛くて、勇気を出して買ってみたやつなんだ」
有香「えへへ。あたしに似合ってないかもって、まだ使う勇気が出なかったの。くるみちゃんに使ってもらえてよかった」
くるみ「……」グス
くるみ「…じ、じゃあ…よかった、でしゅ…。えへへ。ありがとう」
有香「うん。どういたしまして!」
聖來「見た?」
美玲「ウチはウチ、ユカはユカだな。うん」
聖來「ま、それはそうね」
くるみ「うー…あっ。美玲しゃん、聖來しゃん、今日のお仕事、ありがとう」
くるみ「二人のおかげで、くるみ、泣かないでできたよお!えへへ!」
美玲「ん」
聖來「うん。頑張ったね。くるみちゃん。お疲れさま」
美玲「よかったぞ。お疲れ」
くるみ「うんっ!」
亜季「さて。みんな、お疲れさまでありました」
有香「くるみちゃん。大丈夫」
有香「実は、いま貸したのは、この前、その…か、可愛くて、勇気を出して買ってみたやつなんだ」
有香「えへへ。あたしに似合ってないかもって、まだ使う勇気が出なかったの。くるみちゃんに使ってもらえてよかった」
くるみ「……」グス
くるみ「…じ、じゃあ…よかった、でしゅ…。えへへ。ありがとう」
有香「うん。どういたしまして!」
聖來「見た?」
美玲「ウチはウチ、ユカはユカだな。うん」
聖來「ま、それはそうね」
くるみ「うー…あっ。美玲しゃん、聖來しゃん、今日のお仕事、ありがとう」
くるみ「二人のおかげで、くるみ、泣かないでできたよお!えへへ!」
美玲「ん」
聖來「うん。頑張ったね。くるみちゃん。お疲れさま」
美玲「よかったぞ。お疲れ」
くるみ「うんっ!」
亜季「さて。みんな、お疲れさまでありました」
380 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/01(木) 21:18:41.84 ID:8rPJMJgzO
(7)
亜季「隊のみなを労う隊長のごとく。私がなにか飲み物でも振る舞いましょう」
聖來「ん…ありがとう、亜季ちゃん。オフなのに、いいの?」
亜季「構いません。自分を強くすること以上に大事なのはチームワークですから♪」
聖來「そっか。…アイドルの話よね?それ…」
亜季「アイドルも、ですかね。ふふ」
有香「恐れ入ります!じゃあ、私はコーヒー牛乳で!」
美玲「ウチもー」
くるみ「くるみもー。えへ……あの、みるくおおめで…」
亜季「サー・イエッサー!」
聖來「…一応言っとくけど、私はやらないからね!サバゲー!」
亜季「犬向けのミリタリーグッズなんかありますが、そちらにご興味は?」
聖來「うぐ。それはあるかも!」
亜季「隊のみなを労う隊長のごとく。私がなにか飲み物でも振る舞いましょう」
聖來「ん…ありがとう、亜季ちゃん。オフなのに、いいの?」
亜季「構いません。自分を強くすること以上に大事なのはチームワークですから♪」
聖來「そっか。…アイドルの話よね?それ…」
亜季「アイドルも、ですかね。ふふ」
有香「恐れ入ります!じゃあ、私はコーヒー牛乳で!」
美玲「ウチもー」
くるみ「くるみもー。えへ……あの、みるくおおめで…」
亜季「サー・イエッサー!」
聖來「…一応言っとくけど、私はやらないからね!サバゲー!」
亜季「犬向けのミリタリーグッズなんかありますが、そちらにご興味は?」
聖來「うぐ。それはあるかも!」
382 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:18:59.09 ID:jHBqICNgO
第33話 浅利七海「好きこそものの上手な〜れす」
☆登場アイドル(4人)
167.三村かな子(みむらかなこ)
「○○さんには特別に、生クリーム増量です。ナイショですよ♪」
17歳 キュート 趣味:お菓子作り
168.浅利七海(あさりななみ)
「プロデューサーを道しるべにして、七海は光の海を進めたのれす♪」
14歳 クール 趣味:釣り・絵日記
169.桐生つかさ(きりゅうつかさ)
「安心しなって。お前の隠れた努力、アタシはちゃんとわかってるし」
18歳 クール 趣味:異業種交流、ホットヨガ、ぬか床の世話
170.片桐早苗(かたぎりさなえ)
「迷ったら…そのときはそのときよ!楽しければ何でもアリよね♪」
28歳 パッション 趣味:マッサージ・スーパー銭湯
383 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:19:51.59 ID:jHBqICNgO
(1)
浅利七海「ふんふふーん」
七海「あれ?」
桐生つかさ「…んー」
七海(つかささんれすね)
七海(…なんだかむずかしいお顔をしてるれす)
つかさ「…」ンー
七海「…そっとしておきましょう」
浅利七海「ふんふふーん」
七海「あれ?」
桐生つかさ「…んー」
七海(つかささんれすね)
七海(…なんだかむずかしいお顔をしてるれす)
つかさ「…」ンー
七海「…そっとしておきましょう」
384 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:20:38.77 ID:jHBqICNgO
(2)
七海「ふんふーん」
片桐早苗「おっつかれー!ありゃ?七海ちゃんだけ?」
七海「お疲れさまれす。そうれすよ〜」
早苗「なんだかご機嫌ね?」
七海「んふふ。明日のロケが楽しみなんれすー。いまからみなさん用の道具の手入れをするんれす〜♪」
早苗「あら。楽しそうでなによりだけど、ほどほどにするのよー。明日、早いし。でもありがと。明日はよろしくね!」
七海「好きでやってることれすから。こちらこそ、よろしくれす〜」
七海「ところで、早苗さんも、なんだかご機嫌れすね?」
早苗「まっあねー。今日はもうレッスンも終わったから♪んーこの音この音♪」プシュッ
七海「あはは。早苗さんこそほどほどれすよ」
七海「ふんふーん」
片桐早苗「おっつかれー!ありゃ?七海ちゃんだけ?」
七海「お疲れさまれす。そうれすよ〜」
早苗「なんだかご機嫌ね?」
七海「んふふ。明日のロケが楽しみなんれすー。いまからみなさん用の道具の手入れをするんれす〜♪」
早苗「あら。楽しそうでなによりだけど、ほどほどにするのよー。明日、早いし。でもありがと。明日はよろしくね!」
七海「好きでやってることれすから。こちらこそ、よろしくれす〜」
七海「ところで、早苗さんも、なんだかご機嫌れすね?」
早苗「まっあねー。今日はもうレッスンも終わったから♪んーこの音この音♪」プシュッ
七海「あはは。早苗さんこそほどほどれすよ」
385 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:21:20.67 ID:jHBqICNgO
(3)
三村かな子「お疲れさまでーす」
早苗「あらかな子ちゃん。お疲れさま」
かな子「お疲れさまです。早苗さん。七海ちゃん」
七海「お疲れさまれす〜」
早苗「…おや。なんか、かな子ちゃんまでご機嫌ね?」
かな子「あ、あれ?わ、私、顔に出てますか…?えへへ。今日はお仕事で作ったお菓子をもらってきたので…一緒に食べます?」
早苗「わーい」
七海「わーいれすー」
三村かな子「お疲れさまでーす」
早苗「あらかな子ちゃん。お疲れさま」
かな子「お疲れさまです。早苗さん。七海ちゃん」
七海「お疲れさまれす〜」
早苗「…おや。なんか、かな子ちゃんまでご機嫌ね?」
かな子「あ、あれ?わ、私、顔に出てますか…?えへへ。今日はお仕事で作ったお菓子をもらってきたので…一緒に食べます?」
早苗「わーい」
七海「わーいれすー」
386 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:22:00.35 ID:jHBqICNgO
(4)
早苗「ぐびぐび…ぷはー」
かな子「さくさく…はふ」
七海「ちょうど明日お仕事で一緒のみんなが揃ってますね」サクサク
早苗「あら。たしかに」
かな子「よろしくお願いしますね。あと…つかさちゃん?」
七海「つかささんなら、さっき近くのカフェで見かけたんれすけど…むずかしい顔してました」
早苗「ほう。悩み事かな?お姉さんがあとで聞いてあげようかしら」
かな子「声かけてあげてみましょうか?…って、あれ。つかさちゃんからだ」
かな子「今から事務所に来るって」
早苗「ほ、ほんと?」
七海「ほんとれすか?じゃあみんなそろいますね〜」
かな子「どうしたんですか?早苗さん」
早苗「い、いやあ。今のうちに飲みきっておこうかと…えへ。事務所で飲むとかコンプラ意識してる?って怒られそうな気がして…」
かな子(言いそう…)
七海「さっきの威勢はどこへやられすね」
かな子「き、きびしいね、七海ちゃん…」
早苗「ぐびぐび…ぷはー」
かな子「さくさく…はふ」
七海「ちょうど明日お仕事で一緒のみんなが揃ってますね」サクサク
早苗「あら。たしかに」
かな子「よろしくお願いしますね。あと…つかさちゃん?」
七海「つかささんなら、さっき近くのカフェで見かけたんれすけど…むずかしい顔してました」
早苗「ほう。悩み事かな?お姉さんがあとで聞いてあげようかしら」
かな子「声かけてあげてみましょうか?…って、あれ。つかさちゃんからだ」
かな子「今から事務所に来るって」
早苗「ほ、ほんと?」
七海「ほんとれすか?じゃあみんなそろいますね〜」
かな子「どうしたんですか?早苗さん」
早苗「い、いやあ。今のうちに飲みきっておこうかと…えへ。事務所で飲むとかコンプラ意識してる?って怒られそうな気がして…」
かな子(言いそう…)
七海「さっきの威勢はどこへやられすね」
かな子「き、きびしいね、七海ちゃん…」
387 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:22:41.80 ID:jHBqICNgO
(5)
つかさ「お疲れー。おっ。みんな揃ってんね」
かな子「お疲れさま」
七海「お疲れさまれす〜」
早苗「お、お疲れさまです!」
つかさ「なんで敬語?」
早苗「な、なんでも…げふっ。ないよ?」
七海「もろばれれす」
かな子「あ、あはは…」
つかさ「あ、もしかして…早苗さん、もうやっちゃった?なーんだ、アタシ…つまみになると思って、ぬか漬、持って来たのに」
早苗「へ?」
つかさ「かな子に聞いたらみんな揃ってるってんじゃん。じゃ、明日の決起集会、マストっしょ」
早苗「…」
早苗「…つかさちゃん。お姉さん一生ついていくわ!」
つかさ「テンション高ぇよ。なんなん?」
かな子「あはは」
早苗「ほら!つかさちゃんもぐっと行きましょ!!」
つかさ「や。未成年飲酒はマジやべーから。これでもまだ現役JKなんで」
七海「そしたら七海秘蔵のたこわさも出しちゃおー」
つかさ「七海それ激アツ」
つかさ「お疲れー。おっ。みんな揃ってんね」
かな子「お疲れさま」
七海「お疲れさまれす〜」
早苗「お、お疲れさまです!」
つかさ「なんで敬語?」
早苗「な、なんでも…げふっ。ないよ?」
七海「もろばれれす」
かな子「あ、あはは…」
つかさ「あ、もしかして…早苗さん、もうやっちゃった?なーんだ、アタシ…つまみになると思って、ぬか漬、持って来たのに」
早苗「へ?」
つかさ「かな子に聞いたらみんな揃ってるってんじゃん。じゃ、明日の決起集会、マストっしょ」
早苗「…」
早苗「…つかさちゃん。お姉さん一生ついていくわ!」
つかさ「テンション高ぇよ。なんなん?」
かな子「あはは」
早苗「ほら!つかさちゃんもぐっと行きましょ!!」
つかさ「や。未成年飲酒はマジやべーから。これでもまだ現役JKなんで」
七海「そしたら七海秘蔵のたこわさも出しちゃおー」
つかさ「七海それ激アツ」
388 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:23:18.22 ID:jHBqICNgO
(6)
早苗「ぷっはー!あははは。楽しいわ!今日はとくに!ビールがおいしい!」
つかさ「早苗さんそれ毎日言ってね?」
つかさ「は?かな子これマジでロカボなん?こんなんぜったい売れんじゃん。つーかうちの会社で売るよ?」
かな子「えへへ。…つかさちゃんの会社ってお菓子売ったりしてたっけ?」
つかさ「や、それかんけーねーから。アタシは自分の目とこの事務所の仲間、信頼してっから。それだけじゃね?」
かな子「そっかぁ」
七海「今の場合は舌を信じた方がいいれす」サクサク
つかさ「あ、七海、あしたの釣りマジで頼りにしてっから。釣りの知識、インプットしたけどやっぱやってみねーとわかんねー」
七海「ふふん。任せてください。七海がついてる以上、手ぶらでは帰らせないれすよ」
かな子「ふふ。七海ちゃんがそう言ってくれると、安心しますねー」
つかさ「それな」
早苗「ぷっはー!あははは。楽しいわ!今日はとくに!ビールがおいしい!」
つかさ「早苗さんそれ毎日言ってね?」
つかさ「は?かな子これマジでロカボなん?こんなんぜったい売れんじゃん。つーかうちの会社で売るよ?」
かな子「えへへ。…つかさちゃんの会社ってお菓子売ったりしてたっけ?」
つかさ「や、それかんけーねーから。アタシは自分の目とこの事務所の仲間、信頼してっから。それだけじゃね?」
かな子「そっかぁ」
七海「今の場合は舌を信じた方がいいれす」サクサク
つかさ「あ、七海、あしたの釣りマジで頼りにしてっから。釣りの知識、インプットしたけどやっぱやってみねーとわかんねー」
七海「ふふん。任せてください。七海がついてる以上、手ぶらでは帰らせないれすよ」
かな子「ふふ。七海ちゃんがそう言ってくれると、安心しますねー」
つかさ「それな」
389 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:23:47.72 ID:jHBqICNgO
(7)
早苗「あっ。しまった!明日のビールの用意、P君に頼んでおかないと!」
かな子「えー…いま飲みながら明日のお酒の心配ですかー…?」クス
つかさ「それ、早苗さん的にはデフォっしょ。つーわけでもう手配してあるんで」
早苗「え?ほんとに?つかさちゃん敏腕すぎない?」
つかさ「見くびんなよ。アタシだぞ」
早苗「大好き!!」
つかさ「うぐ。…早苗さんのストレートなとこ、勉強になるわ」
かな子「つかさちゃんは早苗さんに甘いなー」
つかさ「まあ肴は自分で捕まえるんだし?こんくらいはな」
七海「寝坊はぜったいだめれすからね〜」
早苗「頑張らせてもらいます!!」
早苗「あっ。しまった!明日のビールの用意、P君に頼んでおかないと!」
かな子「えー…いま飲みながら明日のお酒の心配ですかー…?」クス
つかさ「それ、早苗さん的にはデフォっしょ。つーわけでもう手配してあるんで」
早苗「え?ほんとに?つかさちゃん敏腕すぎない?」
つかさ「見くびんなよ。アタシだぞ」
早苗「大好き!!」
つかさ「うぐ。…早苗さんのストレートなとこ、勉強になるわ」
かな子「つかさちゃんは早苗さんに甘いなー」
つかさ「まあ肴は自分で捕まえるんだし?こんくらいはな」
七海「寝坊はぜったいだめれすからね〜」
早苗「頑張らせてもらいます!!」
390 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/02(金) 20:24:29.34 ID:jHBqICNgO
(8)
七海「んしょ。準備オーケーれす。あとはわくわくして眠れないことがないようにしなくちゃ」
早苗「お、じゃあちょっと一緒に遊ぼっか。ほどよく疲れるとよく眠れるわよ、きっと」
七海「いいんれすか?えへへ。じゃあ七海はマグロをやります〜。早苗さんはなにがいいれすか〜?」
早苗「え?なんか難易度高くない…?」
つかさ「はは」
つかさ「…あー。かな子も、明日、よろしくな」
かな子「へ?うん」
つかさ「ほら。せっかくめずらしい面子じゃん?」
つかさ「だから、なんだ。全力のパフォーマンス、魅せてえわけよ。できることは全部やらねーと気が済まないわけ」
かな子「あー」
かな子「ふふ。うん」
つかさ「なんだよ」
かな子「ううん。うんとね。わりとつかさちゃんも、ストレートだと思うよ?私」
つかさ「あー。ハズいから、それ、バカ」
かな子「ふふふ」
かな子「じゃあ…明日用のお菓子も、私、用意するつもりだから。一緒に食べようね」
つかさ「まかせろ」
七海「んしょ。準備オーケーれす。あとはわくわくして眠れないことがないようにしなくちゃ」
早苗「お、じゃあちょっと一緒に遊ぼっか。ほどよく疲れるとよく眠れるわよ、きっと」
七海「いいんれすか?えへへ。じゃあ七海はマグロをやります〜。早苗さんはなにがいいれすか〜?」
早苗「え?なんか難易度高くない…?」
つかさ「はは」
つかさ「…あー。かな子も、明日、よろしくな」
かな子「へ?うん」
つかさ「ほら。せっかくめずらしい面子じゃん?」
つかさ「だから、なんだ。全力のパフォーマンス、魅せてえわけよ。できることは全部やらねーと気が済まないわけ」
かな子「あー」
かな子「ふふ。うん」
つかさ「なんだよ」
かな子「ううん。うんとね。わりとつかさちゃんも、ストレートだと思うよ?私」
つかさ「あー。ハズいから、それ、バカ」
かな子「ふふふ」
かな子「じゃあ…明日用のお菓子も、私、用意するつもりだから。一緒に食べようね」
つかさ「まかせろ」
393 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:17:20.52 ID:qfUjrT8gO
第34話 城ヶ崎美嘉「残心」
☆登場アイドル(4人)
171.城ヶ崎美嘉(じょうがさきみか)https://i.imgur.com/UzNRMcl
「もしプロデューサーがそこにいなかったら…寂しいに決まってるよ」
17歳 パッション 趣味:カラオケ
172.相川千夏(あいかわちなつ)http://i.imgur.com/vS4Ul2D.jpg
「大人になっても、青春はあるのね。○○さんといると、そう思えるわ」
23歳 クール 趣味:カフェで読書
173.水野翠(みずのみどり)http://i.imgur.com/O2FFk2z.jpg
「あなたの前では…いつもの水野翠のままでいさせてくださいね」
18歳 クール 趣味:弓道
174.辻野あかり(つじのあかり)
「今の私、都会っぽくないですか?洗練されちゃいましたかね!」
15歳 キュート 趣味:ラーメン、編み物
394 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:18:19.37 ID:qfUjrT8gO
(1)
城ヶ崎美嘉「ふー…」
美嘉「じゃ…やってみるね」
水野翠「はい。落ち着いて…ゆっくりと」
美嘉「うん」
辻野あかり「ふー」
あかり(…未だに事務所に入るの…緊張するなぁ)
あかり「…がんばるんでしょ。あかり…」
あかり「よしっ…。お、お疲れさまでーー」
美嘉「やっ」
あかり「ひああ!」
美嘉「きゃあっ」
翠「あら…。あかりちゃん?」
城ヶ崎美嘉「ふー…」
美嘉「じゃ…やってみるね」
水野翠「はい。落ち着いて…ゆっくりと」
美嘉「うん」
辻野あかり「ふー」
あかり(…未だに事務所に入るの…緊張するなぁ)
あかり「…がんばるんでしょ。あかり…」
あかり「よしっ…。お、お疲れさまでーー」
美嘉「やっ」
あかり「ひああ!」
美嘉「きゃあっ」
翠「あら…。あかりちゃん?」
395 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:19:07.77 ID:qfUjrT8gO
(2)
相川千夏「大丈夫?あかり」
あかり「あ…」
あかり「千夏さん…あ、あはは。腰抜けちゃったんご…」
美嘉「ご、ごめんごめん。驚かせちゃって…」
翠「美嘉ちゃんまで悲鳴をあげてしまいましたね」クス
美嘉「しゅ、集中してたからだし!そこはほら、ホメるとこでしょ★」
翠「たしかに。見事な射姿でしたが…ふふ。私なら悲鳴はあげませんでしたよ」
美嘉「む。翠ちゃんと比べられても困るってば!」
あかり「ご、ごめいわくを…」
千夏「いいのよ」
相川千夏「大丈夫?あかり」
あかり「あ…」
あかり「千夏さん…あ、あはは。腰抜けちゃったんご…」
美嘉「ご、ごめんごめん。驚かせちゃって…」
翠「美嘉ちゃんまで悲鳴をあげてしまいましたね」クス
美嘉「しゅ、集中してたからだし!そこはほら、ホメるとこでしょ★」
翠「たしかに。見事な射姿でしたが…ふふ。私なら悲鳴はあげませんでしたよ」
美嘉「む。翠ちゃんと比べられても困るってば!」
あかり「ご、ごめいわくを…」
千夏「いいのよ」
396 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:19:40.24 ID:qfUjrT8gO
(3)
あかり「二人はいま、なにを?美嘉さんも…弓道してたの?」
美嘉「ちがうちがう。アタシが興味あるって言ったら、翠ちゃんが弓貸してくれたから」
美嘉「矢はなしで、弓だけで、構えを教えてもらってたんだー」
あかり「はー。なるほど…。それにしては、迫力満点でした…はぁ」
美嘉「ほんと、ゴメンね!驚かせて」
翠「迫力があった…ということは、やはり、筋はよいようです。ぜひ、今度は弓道場で。本当のところ、残心は所作すべてから形作られるものですから」
あかり「ざんしん?」
あかり「二人はいま、なにを?美嘉さんも…弓道してたの?」
美嘉「ちがうちがう。アタシが興味あるって言ったら、翠ちゃんが弓貸してくれたから」
美嘉「矢はなしで、弓だけで、構えを教えてもらってたんだー」
あかり「はー。なるほど…。それにしては、迫力満点でした…はぁ」
美嘉「ほんと、ゴメンね!驚かせて」
翠「迫力があった…ということは、やはり、筋はよいようです。ぜひ、今度は弓道場で。本当のところ、残心は所作すべてから形作られるものですから」
あかり「ざんしん?」
397 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:20:20.07 ID:qfUjrT8gO
(4)
千夏「残心。心を残すと書くわ」
美嘉「ブドーにおける、理想の精神状態?みたいなことで、あってる?」
翠「色々と考え方はありますが、そうですね」
あかり「へー」
千夏「…反撃に備え、確実に相手を仕留める実戦的な考え方でもあるわ」
あかり「ひっ!?」
翠「そ、それも間違ってはないですけどね…あはは」
美嘉「千夏さん、うっかりできそうだね」
千夏「見る?」
あかり「た、たすけてー」
翠「千夏さんっ」
千夏「…冗談よ」
千夏「残心。心を残すと書くわ」
美嘉「ブドーにおける、理想の精神状態?みたいなことで、あってる?」
翠「色々と考え方はありますが、そうですね」
あかり「へー」
千夏「…反撃に備え、確実に相手を仕留める実戦的な考え方でもあるわ」
あかり「ひっ!?」
翠「そ、それも間違ってはないですけどね…あはは」
美嘉「千夏さん、うっかりできそうだね」
千夏「見る?」
あかり「た、たすけてー」
翠「千夏さんっ」
千夏「…冗談よ」
398 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:21:21.61 ID:qfUjrT8gO
(5)
あかり「はー…」
あかり「…え?それがいま、ギャルのあいだの流行りんご?」
美嘉「あー。翠ちゃんとアタシなら、流行らせられるカモね★」
翠「ええっ。そ、そういう方向は美嘉ちゃんに…お願いしますよ」
美嘉「ざーんねん」
美嘉「いや、たまたま。テレビのお仕事で聞いたの。それで、そうじゃん、事務所にアタシより詳しい子がいるじゃん。で、教えてもらおうかなーって」
千夏「その流れで教えてもらおうと思うのが、美嘉らしいわ」
美嘉「だって要はちょースゴい余韻ってコトでしょ?だったらライブでアタシもあるし!なにか参考になるかなって〜」
翠「ちょースゴいよいん、ですか。なるほど」
千夏「美嘉らしいわ」
美嘉「ヘヘッ。千夏さんってば★ホメてもなんにも出ませんよ!」
千夏「はいはい」
あかり「はー」
あかり「…美嘉さんは、なんというか…どんよくですね」
美嘉「そう?」
あかり「はー…」
あかり「…え?それがいま、ギャルのあいだの流行りんご?」
美嘉「あー。翠ちゃんとアタシなら、流行らせられるカモね★」
翠「ええっ。そ、そういう方向は美嘉ちゃんに…お願いしますよ」
美嘉「ざーんねん」
美嘉「いや、たまたま。テレビのお仕事で聞いたの。それで、そうじゃん、事務所にアタシより詳しい子がいるじゃん。で、教えてもらおうかなーって」
千夏「その流れで教えてもらおうと思うのが、美嘉らしいわ」
美嘉「だって要はちょースゴい余韻ってコトでしょ?だったらライブでアタシもあるし!なにか参考になるかなって〜」
翠「ちょースゴいよいん、ですか。なるほど」
千夏「美嘉らしいわ」
美嘉「ヘヘッ。千夏さんってば★ホメてもなんにも出ませんよ!」
千夏「はいはい」
あかり「はー」
あかり「…美嘉さんは、なんというか…どんよくですね」
美嘉「そう?」
399 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:22:14.37 ID:qfUjrT8gO
(6)
美嘉「アタシ、ギャルだから★」
美嘉「ギャルは常に最先端にいなくちゃ!だからなんでも吸収して、進化する責任があるワケ」
あかり「なるほど。んご」
千夏「いや、よくわからないときは否定していいのよ、あかり」
あかり「あ、な、なんとなくは分かるから…えへへ」
美嘉「それにさー。最先端と文化のユーゴーも面白いじゃん?まっやってみれば分かるっしょー★って、アタシスタイルみたいな?」
翠「ああ」
翠「それはそうかもしれません。私がアイドルをやらせてもらって…見識が広がったのと、通ずるところかと」
美嘉「それそれっ」
あかり「なるほど」
あかり「勉強になります」
千夏「あかりは真面目ね」
あかり「そ、そうですか?えへへ…」
美嘉「アタシ、ギャルだから★」
美嘉「ギャルは常に最先端にいなくちゃ!だからなんでも吸収して、進化する責任があるワケ」
あかり「なるほど。んご」
千夏「いや、よくわからないときは否定していいのよ、あかり」
あかり「あ、な、なんとなくは分かるから…えへへ」
美嘉「それにさー。最先端と文化のユーゴーも面白いじゃん?まっやってみれば分かるっしょー★って、アタシスタイルみたいな?」
翠「ああ」
翠「それはそうかもしれません。私がアイドルをやらせてもらって…見識が広がったのと、通ずるところかと」
美嘉「それそれっ」
あかり「なるほど」
あかり「勉強になります」
千夏「あかりは真面目ね」
あかり「そ、そうですか?えへへ…」
400 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:22:53.99 ID:qfUjrT8gO
(7)
美嘉「まっ。そういうことで」
美嘉「翠ちゃん、もういっかい、借りてもいい?」
翠「どうぞ。ゆっくり…矢がなくても、イメージして。構えから、始めましょう」
美嘉「オッケー★じゃ……すー…はー…」
あかり「…わ」
あかり(か、顔つき…変わりましたね)
千夏(ええ)
千夏(…彼女は…カリスマギャルは、きっと、あかりのいい見本だから、よく見ておくといいわ)
あかり(…はい)
あかり「えへへ。千夏さんも、翠さんもあかりに優しいし…かっこいい先輩もいるし♪私、ほんと、いい事務所に拾ってもらえたなー♪」
千夏「…そう。よかったわね」
あかり「はい」
美嘉「ひゅー…」
翠「いい集中です」
美嘉「……」
翠(…ふふ。もう聞こえてもいませんね)
美嘉「まっ。そういうことで」
美嘉「翠ちゃん、もういっかい、借りてもいい?」
翠「どうぞ。ゆっくり…矢がなくても、イメージして。構えから、始めましょう」
美嘉「オッケー★じゃ……すー…はー…」
あかり「…わ」
あかり(か、顔つき…変わりましたね)
千夏(ええ)
千夏(…彼女は…カリスマギャルは、きっと、あかりのいい見本だから、よく見ておくといいわ)
あかり(…はい)
あかり「えへへ。千夏さんも、翠さんもあかりに優しいし…かっこいい先輩もいるし♪私、ほんと、いい事務所に拾ってもらえたなー♪」
千夏「…そう。よかったわね」
あかり「はい」
美嘉「ひゅー…」
翠「いい集中です」
美嘉「……」
翠(…ふふ。もう聞こえてもいませんね)
401 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/03(土) 20:23:24.46 ID:qfUjrT8gO
(8)
美嘉「……」
翠「……」
翠「…かっこいいな。美嘉ちゃんの構え」
美嘉「やっ」
美嘉「……。ん?翠ちゃん、なにか言った?」
翠「おしい。聞こえてなければ完璧でした」
美嘉「ええっ。それ、ズルくない?も、もっかい!」
翠「弓道にもっかいはありませんので。続きは弓道場で」
美嘉「えー。ま、いっかー★じゃこんど、よろしく!♪」
翠「はい。こちらこそ」
美嘉「……」
翠「……」
翠「…かっこいいな。美嘉ちゃんの構え」
美嘉「やっ」
美嘉「……。ん?翠ちゃん、なにか言った?」
翠「おしい。聞こえてなければ完璧でした」
美嘉「ええっ。それ、ズルくない?も、もっかい!」
翠「弓道にもっかいはありませんので。続きは弓道場で」
美嘉「えー。ま、いっかー★じゃこんど、よろしく!♪」
翠「はい。こちらこそ」
403 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:31:00.43 ID:9s6KVd7GO
第35話 佐久間まゆ「もしもし」神崎蘭子「もしもし」
☆登場アイドル(6人)
175.佐久間まゆ(さくままゆ)
「恋って罪なんだ。切ないな…」
16歳 キュート 趣味:お料理、編み物
176.長富蓮実(ながとみはすみ)
「人を元気にするのがアイドルです!」
16歳 キュート 趣味:ボウリング・古着屋巡り
177.愛野渚(あいのなぎさ)
「レベルアップは楽しいぞッ!」
18歳 パッション 趣味:バスケットボール
178.小関麗奈(こせきれいな)
「普通でイイなんて寝言、言わせないからッ!」
13歳 パッション 趣味:いたずら
179.神崎蘭子(かんざきらんこ)
「如何なる時も想っていて…?これは、貴方との物語だから」
14歳 クール 趣味:絵を描くこと
180.新田美波(にったみなみ)
「雪が積もったら…二人で、足跡をつけながら歩きましょうか」
19歳 クール 趣味:ラクロス、資格取得
404 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:32:50.37 ID:9s6KVd7GO
(1)
小関麗奈「ねえ美波」
新田美波「なあに、麗奈ちゃん」
麗奈「なにこれ」
美波「ああ…これ」
美波「昔のダイヤル式の電話だね」
麗奈「…ダイヤル式?電話?これが?」
美波「うん。私も使ったことはないけど…。撮影で使うのかな?」
麗奈「ふーん」
美波「なにかイタズラに使えないか、考えてるでしょ?」
麗奈「するどいわね。いいアイデアがあるなら聞かせなさい」
美波「ないってば」
小関麗奈「ねえ美波」
新田美波「なあに、麗奈ちゃん」
麗奈「なにこれ」
美波「ああ…これ」
美波「昔のダイヤル式の電話だね」
麗奈「…ダイヤル式?電話?これが?」
美波「うん。私も使ったことはないけど…。撮影で使うのかな?」
麗奈「ふーん」
美波「なにかイタズラに使えないか、考えてるでしょ?」
麗奈「するどいわね。いいアイデアがあるなら聞かせなさい」
美波「ないってば」
405 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:33:26.86 ID:9s6KVd7GO
(2)
愛野渚「おっはようございまーすッ」
美波「おはよう、渚ちゃん」
渚「美波さん、おはよ。今日も天気悪いねッ」
麗奈「天気が悪いときのテンションじゃないわよ、それ」
渚「麗奈ちゃんもおはよー」
麗奈「おはよう」
麗奈「そうだ」
美波「悪いこと?」
麗奈「思いついたわ!」
渚「?」
美波「もう」
麗奈「美波は黙って見てればいいのよ。そしたら共犯だから♪」
美波「…困るなあ」
渚「なんの話?」
愛野渚「おっはようございまーすッ」
美波「おはよう、渚ちゃん」
渚「美波さん、おはよ。今日も天気悪いねッ」
麗奈「天気が悪いときのテンションじゃないわよ、それ」
渚「麗奈ちゃんもおはよー」
麗奈「おはよう」
麗奈「そうだ」
美波「悪いこと?」
麗奈「思いついたわ!」
渚「?」
美波「もう」
麗奈「美波は黙って見てればいいのよ。そしたら共犯だから♪」
美波「…困るなあ」
渚「なんの話?」
406 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:34:00.76 ID:9s6KVd7GO
(3)
麗奈「渚。これが何か分かる?」
渚「ああ。昔の電話だね」
麗奈「そう。でも、ただ…古いだけの電話じゃないわ」
麗奈「これは不思議な力があるのよ。小梅のお墨付きよ」
渚「ふ、不思議な力?」
美波「人の名前を騙るのはよくないよ?」
麗奈「大丈夫。アタシがすることは一から十までよくないことよ」
美波「堂々と言うことじゃないよー」
麗奈「渚。これが何か分かる?」
渚「ああ。昔の電話だね」
麗奈「そう。でも、ただ…古いだけの電話じゃないわ」
麗奈「これは不思議な力があるのよ。小梅のお墨付きよ」
渚「ふ、不思議な力?」
美波「人の名前を騙るのはよくないよ?」
麗奈「大丈夫。アタシがすることは一から十までよくないことよ」
美波「堂々と言うことじゃないよー」
407 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:34:46.81 ID:9s6KVd7GO
(4)
麗奈「これはね、誰とでも話せる…呪いの電話なのよ!」
渚「の、のろい?つ、使うとどうなるの…?」
麗奈「へ?あー…えっと。大変なことになるわ!」
渚「大変なこと!いやだッ」
美波「考えてなかったでしょ?」
麗奈「と、咄嗟だったんだもの!」
美波「私に怒られても…」
渚「じ、じゃあ…誰も使わないようにしとかなくちゃッ。張り紙でもしとこうよ!」
美波「そうだね。それで、えっと…麗奈ちゃんの届かないところにしまっておきましょう」
麗奈「ああっ。美波、裏切ったわね!あーやめてー。せっかく面白そうなのにー」
渚「呪いを面白がるなんて、麗奈はタフだなッ」
美波「ねー」
麗奈「ぐー。いじわるー」
美波「ごめんね?お姉さん、悪い子にはいじわるなの。よしよし」
麗奈「こ、子ども扱いするなっ」
渚「ふー…これで一安心だね。あ、美波さん、麗奈、天気悪いついでに室内で自主トレ付き合ってくれない?」
美波「いいよー」
麗奈「いやよっ」
麗奈「これはね、誰とでも話せる…呪いの電話なのよ!」
渚「の、のろい?つ、使うとどうなるの…?」
麗奈「へ?あー…えっと。大変なことになるわ!」
渚「大変なこと!いやだッ」
美波「考えてなかったでしょ?」
麗奈「と、咄嗟だったんだもの!」
美波「私に怒られても…」
渚「じ、じゃあ…誰も使わないようにしとかなくちゃッ。張り紙でもしとこうよ!」
美波「そうだね。それで、えっと…麗奈ちゃんの届かないところにしまっておきましょう」
麗奈「ああっ。美波、裏切ったわね!あーやめてー。せっかく面白そうなのにー」
渚「呪いを面白がるなんて、麗奈はタフだなッ」
美波「ねー」
麗奈「ぐー。いじわるー」
美波「ごめんね?お姉さん、悪い子にはいじわるなの。よしよし」
麗奈「こ、子ども扱いするなっ」
渚「ふー…これで一安心だね。あ、美波さん、麗奈、天気悪いついでに室内で自主トレ付き合ってくれない?」
美波「いいよー」
麗奈「いやよっ」
408 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:35:27.60 ID:9s6KVd7GO
(5)
・・・・・
長富蓮実「おはようございまーす」
蓮実「…あれ。誰もいない…」
ガタッ
蓮実「きゃっ。び、びっくりした…なんの音…?」
蓮実「…あれ?これって…わー。昔の電話…ふふ。前に撮影で使ったのを思い出すなぁ」
蓮実「…受話器だけ落ちて、伸びちゃう…よっ。んー…届かないかなー」
蓮実「あ、なにか書いてある……。これは、呪いの…誰にでも繋がる電話です…?」
蓮実「…それって呪いなのかな?」
蓮実「えっと…じゃあ、せっかくなので。こほん」
蓮実「もしもし 私 誰だかわかる?♪」
蓮実「なーんて」
佐久間まゆ「蓮実ちゃん?」
蓮実「きゃっ。ま、まゆちゃん?」
・・・・・
長富蓮実「おはようございまーす」
蓮実「…あれ。誰もいない…」
ガタッ
蓮実「きゃっ。び、びっくりした…なんの音…?」
蓮実「…あれ?これって…わー。昔の電話…ふふ。前に撮影で使ったのを思い出すなぁ」
蓮実「…受話器だけ落ちて、伸びちゃう…よっ。んー…届かないかなー」
蓮実「あ、なにか書いてある……。これは、呪いの…誰にでも繋がる電話です…?」
蓮実「…それって呪いなのかな?」
蓮実「えっと…じゃあ、せっかくなので。こほん」
蓮実「もしもし 私 誰だかわかる?♪」
蓮実「なーんて」
佐久間まゆ「蓮実ちゃん?」
蓮実「きゃっ。ま、まゆちゃん?」
409 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:36:02.37 ID:9s6KVd7GO
(6)
蓮実「えーっと…まゆちゃんに繋がったのかな?なんて。えへへ」
まゆ「こんにちは」
まゆ「なんですか?それ…」
蓮実「昔なつかしい電話です。というか、その受話器ですけど」
蓮実「呪いの電話だそうですよ?」
まゆ「へえ…そうなんだ」
まゆ「うふふ。じゃあ蓮実ちゃんは、まゆに繋がったので、私が呪われちゃったり…?」
蓮実「わ。そんなドキドキすること言わないでよー。私、困っちゃう」
まゆ「冗談ですよ」
蓮実「えーっと…まゆちゃんに繋がったのかな?なんて。えへへ」
まゆ「こんにちは」
まゆ「なんですか?それ…」
蓮実「昔なつかしい電話です。というか、その受話器ですけど」
蓮実「呪いの電話だそうですよ?」
まゆ「へえ…そうなんだ」
まゆ「うふふ。じゃあ蓮実ちゃんは、まゆに繋がったので、私が呪われちゃったり…?」
蓮実「わ。そんなドキドキすること言わないでよー。私、困っちゃう」
まゆ「冗談ですよ」
410 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:36:43.62 ID:9s6KVd7GO
(7)
蓮実「んー。なんだろう。イタズラかなぁ?」
まゆ「そうですね。きっと」
蓮実「ふふ。私、昔のだれかに繋がるなら、ちょっと興味がありましたけど…。あっ、それか、ここからしか連絡の取れない人がいるなんて言うと、ロマンチックですかね?」
まゆ「…うふふ。たしかに」
蓮実「ね」
蓮実「はっ。これ、戻さなくちゃ。まゆちゃん、私、なにか台になるものを探してくるので、ちょっと持っていてくれませんか?」
まゆ「いいですよ」
蓮実「ありがとう。すぐ戻って来ますから」
まゆ「はーい」
まゆ「……」
まゆ「呪いの電話……ね」
蓮実「んー。なんだろう。イタズラかなぁ?」
まゆ「そうですね。きっと」
蓮実「ふふ。私、昔のだれかに繋がるなら、ちょっと興味がありましたけど…。あっ、それか、ここからしか連絡の取れない人がいるなんて言うと、ロマンチックですかね?」
まゆ「…うふふ。たしかに」
蓮実「ね」
蓮実「はっ。これ、戻さなくちゃ。まゆちゃん、私、なにか台になるものを探してくるので、ちょっと持っていてくれませんか?」
まゆ「いいですよ」
蓮実「ありがとう。すぐ戻って来ますから」
まゆ「はーい」
まゆ「……」
まゆ「呪いの電話……ね」
411 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:37:11.72 ID:9s6KVd7GO
(8)
まゆ「…」
まゆ「…うふふ。まゆはもう、かけなくても、いいかなぁ」
まゆ「もう少し早く出会えていれば、ね…?」
神崎蘭子「まゆちゃん?」
まゆ「?」
まゆ「あら…蘭子ちゃん。こんにちは」
蘭子「闇に飲まれよー」
蘭子「…その手に抱くは古の器か?」
まゆ「うん。昔の…ふふ、呪いの電話だそうですよ?」
蘭子「呪い」
まゆ「…」
まゆ「…うふふ。まゆはもう、かけなくても、いいかなぁ」
まゆ「もう少し早く出会えていれば、ね…?」
神崎蘭子「まゆちゃん?」
まゆ「?」
まゆ「あら…蘭子ちゃん。こんにちは」
蘭子「闇に飲まれよー」
蘭子「…その手に抱くは古の器か?」
まゆ「うん。昔の…ふふ、呪いの電話だそうですよ?」
蘭子「呪い」
412 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:37:49.84 ID:9s6KVd7GO
(9)
まゆ「うん。誰にでも繋がる、だけど、呪われる……そんな電話」
まゆ「かけてみる?」
蘭子「へー……ふふ」
蘭子「私は呪いを恐れない」
まゆ「うん。はい。どうぞ」
蘭子「…」
蘭子「もしもし」
蘭子「聞こえる?我が、魂の半身。我が盟友よ」
まゆ「うん。誰にでも繋がる、だけど、呪われる……そんな電話」
まゆ「かけてみる?」
蘭子「へー……ふふ」
蘭子「私は呪いを恐れない」
まゆ「うん。はい。どうぞ」
蘭子「…」
蘭子「もしもし」
蘭子「聞こえる?我が、魂の半身。我が盟友よ」
413 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:38:17.47 ID:9s6KVd7GO
(10)
蘭子「……呪いはまだ、解けていないわ」
蘭子「このままずっと続く呪い。永遠に離れられない呪い。だから、その…」
蘭子「…こ、これからも、よろしく…」
まゆ「…」
蘭子「…」
蘭子「た、魂が還る刻!」
まゆ「蘭子ちゃん」
まゆ「呪いと聞いて、ノリノリで受け取ったはいいけど、なにを話したらいいか分からなくて」
まゆ「ほとんどまゆに向けて話してました?」
蘭子「慈悲なき鉄槌!(解説しないでください〜!)」
まゆ「うふふふ」
蘭子「……呪いはまだ、解けていないわ」
蘭子「このままずっと続く呪い。永遠に離れられない呪い。だから、その…」
蘭子「…こ、これからも、よろしく…」
まゆ「…」
蘭子「…」
蘭子「た、魂が還る刻!」
まゆ「蘭子ちゃん」
まゆ「呪いと聞いて、ノリノリで受け取ったはいいけど、なにを話したらいいか分からなくて」
まゆ「ほとんどまゆに向けて話してました?」
蘭子「慈悲なき鉄槌!(解説しないでください〜!)」
まゆ「うふふふ」
414 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:38:59.31 ID:9s6KVd7GO
(11)
まゆ「嬉しいなぁ」
まゆ「ありがとう」
蘭子「……うぅ。お、思ったこと……言っちゃっただけ、だから…」
まゆ「うん」
まゆ「……ちなみに、はじめは…Pさんに向けてだったのかなぁ…?」
蘭子「……ふふ」
蘭子「それは…遥かなる時の彼方に」
まゆ「そっかぁ」
まゆ「うふふ…」
蘭子「ふふっ」
まゆ「嬉しいなぁ」
まゆ「ありがとう」
蘭子「……うぅ。お、思ったこと……言っちゃっただけ、だから…」
まゆ「うん」
まゆ「……ちなみに、はじめは…Pさんに向けてだったのかなぁ…?」
蘭子「……ふふ」
蘭子「それは…遥かなる時の彼方に」
まゆ「そっかぁ」
まゆ「うふふ…」
蘭子「ふふっ」
415 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:39:40.32 ID:9s6KVd7GO
(12)
麗奈「え、えええっ。まゆと蘭子、それを使ってしまったのー!」
蘭子「わ。麗奈ちゃん?」
まゆ「あら。こんにちは」
麗奈「のんきにあいさつしてる場合じゃないわっ。大変大変っ。の、呪われちゃうわー」
蘭子「美波さん、渚さんに、蓮実さんも」
美波「こんにちは」
渚「や!」
蓮実「お疲れさまです。蘭子ちゃん」
麗奈「あーもう!も、もう一度言うわよ!」
渚「一回じゃメゲないのは麗奈のいいとこだねッ。ガッツがある!」
美波「一回でめげた方がいいのになあ」
蓮実「み、美波さん。なかなか辛口です」
麗奈「呪われちゃうわよっ二人ともっ」
まゆ「…」
蘭子「…」
まゆ「うふふ」
蘭子「あはは」
麗奈「な、なによっ。二人で笑い合っちゃって」
麗奈「え、えええっ。まゆと蘭子、それを使ってしまったのー!」
蘭子「わ。麗奈ちゃん?」
まゆ「あら。こんにちは」
麗奈「のんきにあいさつしてる場合じゃないわっ。大変大変っ。の、呪われちゃうわー」
蘭子「美波さん、渚さんに、蓮実さんも」
美波「こんにちは」
渚「や!」
蓮実「お疲れさまです。蘭子ちゃん」
麗奈「あーもう!も、もう一度言うわよ!」
渚「一回じゃメゲないのは麗奈のいいとこだねッ。ガッツがある!」
美波「一回でめげた方がいいのになあ」
蓮実「み、美波さん。なかなか辛口です」
麗奈「呪われちゃうわよっ二人ともっ」
まゆ「…」
蘭子「…」
まゆ「うふふ」
蘭子「あはは」
麗奈「な、なによっ。二人で笑い合っちゃって」
416 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/04(日) 14:40:14.22 ID:9s6KVd7GO
(13)
まゆ「まゆは…呪われたってかまわないです」
蘭子「呪いならすでに我にも、我が半身にも」
麗奈「…」
麗奈「なにそれ」
麗奈「なによそれっ。意味分かんないし、つまんないわっ」
蓮実「ふふ」
蓮実「もしかして…繋がったんですね?二人とも」
まゆ「はい」
蘭子「うん」
蓮実「そっかぁ。ふふ。いいな…よかったですね」
まゆ「うん。ね?」
蘭子「ねー」
美波「そうだ」
美波「麗奈ちゃんにとって呪いの電話、私、かけちゃおうかな♪」
麗奈「ぎゃー!や、やめなさいよっ」
渚「麗奈は抵抗するときのエネルギーをレッスンとかに使うとすごく伸びると思う!」
麗奈「うるさいわよ!冷静にうるさいわ!」
まゆ「まゆは…呪われたってかまわないです」
蘭子「呪いならすでに我にも、我が半身にも」
麗奈「…」
麗奈「なにそれ」
麗奈「なによそれっ。意味分かんないし、つまんないわっ」
蓮実「ふふ」
蓮実「もしかして…繋がったんですね?二人とも」
まゆ「はい」
蘭子「うん」
蓮実「そっかぁ。ふふ。いいな…よかったですね」
まゆ「うん。ね?」
蘭子「ねー」
美波「そうだ」
美波「麗奈ちゃんにとって呪いの電話、私、かけちゃおうかな♪」
麗奈「ぎゃー!や、やめなさいよっ」
渚「麗奈は抵抗するときのエネルギーをレッスンとかに使うとすごく伸びると思う!」
麗奈「うるさいわよ!冷静にうるさいわ!」
419 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:38:22.07 ID:EG6mEHN5O
第36話 夢見りあむ「ぼくの話、聞いてくれるの?」
☆登場アイドル
181.小早川紗枝(こばやかわさえ)
「このまま居ったら、仲良う並んで石みたいになれるやろか」
15歳 キュート 趣味:日本舞踊
182.夢見りあむ(ゆめみりあむ)http://i.imgur.com/HMwlf64.jpg
「乳以外も褒めてほしい!!」
19歳 パッション 趣味:夜中の意味深ポエム、現場参戦
420 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:40:15.85 ID:EG6mEHN5O
(1)
夢見りあむ「…」
小早川紗枝「…」
りあむ「…あ、入道雲」
紗枝「ほんまや」
りあむ「夏かよ」
紗枝「夏やなあ」
夢見りあむ「…」
小早川紗枝「…」
りあむ「…あ、入道雲」
紗枝「ほんまや」
りあむ「夏かよ」
紗枝「夏やなあ」
421 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:41:06.69 ID:EG6mEHN5O
(2)
りあむ「あー」
りあむ「プールとか行きたい。リア充よろしくノットボッチ夏したい」
紗枝「本気で言うてます?」
りあむ「本気だよ!でもうそ!楽しい思い出だけ残したい!!」
紗枝「わがままはんどすなあ」
紗枝「プールかぁ」
りあむ「あー」
りあむ「プールとか行きたい。リア充よろしくノットボッチ夏したい」
紗枝「本気で言うてます?」
りあむ「本気だよ!でもうそ!楽しい思い出だけ残したい!!」
紗枝「わがままはんどすなあ」
紗枝「プールかぁ」
422 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:41:50.69 ID:EG6mEHN5O
(3)
りあむ「蝉うるさくない?」
紗枝「季節感があってええと思うよ」
りあむ「蝉になりたい」
紗枝「うるさなりたいん?」
りあむ「太く短い人生あこがれちゃうよな!」
紗枝「蝉には蝉の苦労があるんと違うかなぁ」
りあむ「蝉うるさくない?」
紗枝「季節感があってええと思うよ」
りあむ「蝉になりたい」
紗枝「うるさなりたいん?」
りあむ「太く短い人生あこがれちゃうよな!」
紗枝「蝉には蝉の苦労があるんと違うかなぁ」
423 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:42:25.44 ID:EG6mEHN5O
(4)
りあむ「蝉に比べてひぐらしっておしとやかすぎないか?」
紗枝「虫さんにおしとやかて…りあむはんはおかしなこと言うなあ」
りあむ「ぼくが蝉で紗枝ちゃんがひぐらしってか!だれがうるさいだよ!こちとら夏は死の季節だっての!!やむ!」
紗枝「生き生きしてはるなあ」
りあむ「蝉に比べてひぐらしっておしとやかすぎないか?」
紗枝「虫さんにおしとやかて…りあむはんはおかしなこと言うなあ」
りあむ「ぼくが蝉で紗枝ちゃんがひぐらしってか!だれがうるさいだよ!こちとら夏は死の季節だっての!!やむ!」
紗枝「生き生きしてはるなあ」
424 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:43:17.89 ID:EG6mEHN5O
(5)
りあむ「エアコンとエアコンだけが友達なんだ!」
紗枝「うちは違うの?」
りあむ「ちーん」
紗枝「あら涼やかな音」
りあむ「エアコンとエアコンだけが友達なんだ!」
紗枝「うちは違うの?」
りあむ「ちーん」
紗枝「あら涼やかな音」
425 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:43:56.31 ID:EG6mEHN5O
(6)
りあむ「うわーん」
りあむ「いやだよー。なんでだ!?アイドルになれて友達までできたら死ぬだろ!?確実な死!ぼくはこの夏限の妖精なんだよきっと!!」
紗枝「前向きなんか後ろ向きなんかようわからんねえ」
紗枝「はい。落ち着いて」
りあむ「ちーん」
りあむ「うわーん」
りあむ「いやだよー。なんでだ!?アイドルになれて友達までできたら死ぬだろ!?確実な死!ぼくはこの夏限の妖精なんだよきっと!!」
紗枝「前向きなんか後ろ向きなんかようわからんねえ」
紗枝「はい。落ち着いて」
りあむ「ちーん」
426 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:44:40.79 ID:EG6mEHN5O
(7)
紗枝「人の生き死にはうちらにはどうしようもないよ」
りあむ「おいおい正論かよ」
紗枝「うふふ。りあむはんに友達ができたのも、どうしようもない、巡り合わせ」
紗枝「巡り合わせも、うちらには、どうしようもないものやんなあ」
りあむ「紗枝ちゃんってほんとは人生何周目なの?ずっこくない?」
紗枝「一周目やて」
紗枝「人の生き死にはうちらにはどうしようもないよ」
りあむ「おいおい正論かよ」
紗枝「うふふ。りあむはんに友達ができたのも、どうしようもない、巡り合わせ」
紗枝「巡り合わせも、うちらには、どうしようもないものやんなあ」
りあむ「紗枝ちゃんってほんとは人生何周目なの?ずっこくない?」
紗枝「一周目やて」
427 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:45:23.17 ID:EG6mEHN5O
(8)
紗枝「せやから、心穏やかに過ごすのがよろしいんとちゃいます?」
りあむ「うっす」
りあむ「はー。エアコンと紗枝ちゃんが友達かあ。いい人生だった」
紗枝「まだ終わってないよ」
りあむ「もう終わってもいい!!」
紗枝「だめやて」
りあむ「はい」
紗枝「うふふ」
りあむ「紗枝ちゃんってどうしてこんなぼくの話聞いてくれるの?」
紗枝「そら」
紗枝「おもろいから」
りあむ「面白がられてた!!めっちゃやむ!!でも好き!!」
紗枝「はいはい。うちも好き」
りあむ「ちーん」
紗枝「あらまあ」クスクス
紗枝「せやから、心穏やかに過ごすのがよろしいんとちゃいます?」
りあむ「うっす」
りあむ「はー。エアコンと紗枝ちゃんが友達かあ。いい人生だった」
紗枝「まだ終わってないよ」
りあむ「もう終わってもいい!!」
紗枝「だめやて」
りあむ「はい」
紗枝「うふふ」
りあむ「紗枝ちゃんってどうしてこんなぼくの話聞いてくれるの?」
紗枝「そら」
紗枝「おもろいから」
りあむ「面白がられてた!!めっちゃやむ!!でも好き!!」
紗枝「はいはい。うちも好き」
りあむ「ちーん」
紗枝「あらまあ」クスクス
428 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/05(月) 19:46:11.45 ID:EG6mEHN5O
(9)
紗枝「友達やから今度一緒にぷーるでも行く?」
りあむ「来世までに考えておくね!!」
紗枝「友達やから今度一緒にぷーるでも行く?」
りあむ「来世までに考えておくね!!」
432 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 18:56:08.56 ID:BVqkdIqmO
第37話 白菊ほたる「ありがとう」
☆登場アイドル(4人)
183.川島瑞樹(かわしまみずき)
「たくさん見てね、キレイでいるから」
28歳 クール 趣味:掃除、洗濯
184.望月聖(もちづきひじり)
「ずっと…ずーっと、こうしていたいな…。○○さん……季節がめぐっても…大切な場所に…また一緒に行きましょう…」
13歳 クール 趣味:歌を口ずさむこと
185.喜多日菜子(きたひなこ)
「いかがですか、○○さん♪世界観には自信があります」
15歳 パッション 趣味:妄想
186.白菊ほたる(しらぎくほたる)
「信じています。だって…○○さんが見つけた私だから」
13歳 キュート 趣味:笑顔の練習・アイドルレッスン
433 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 18:56:43.92 ID:BVqkdIqmO
(1)
川島瑞樹「ほたるちゃんっ。早く早く!」
白菊ほたる「はっ」
ほたる「はいっ。…あっ」
瑞樹「おっと」
瑞樹「大丈夫?ごめんなさい、私ったら…急がせすぎたかしら」
ほたる「い、いえ…大丈夫です。す、すみません」
瑞樹「いいのよ。はい」
ほたる「?」
瑞樹「手。握って?」
ほたる「…あ」
ほたる「…は、はい」
川島瑞樹「ほたるちゃんっ。早く早く!」
白菊ほたる「はっ」
ほたる「はいっ。…あっ」
瑞樹「おっと」
瑞樹「大丈夫?ごめんなさい、私ったら…急がせすぎたかしら」
ほたる「い、いえ…大丈夫です。す、すみません」
瑞樹「いいのよ。はい」
ほたる「?」
瑞樹「手。握って?」
ほたる「…あ」
ほたる「…は、はい」
434 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 18:57:35.13 ID:BVqkdIqmO
(2)
喜多日菜子「来た来た」
日菜子「二人ともー。こっちですよ〜。早く早く」
望月聖「……だめですよ、日菜子ちゃん……暗いから、急がせてしまうと…危ないです」
日菜子「あ、そっか」
日菜子「…ふふ。でもほら、瑞樹さんが手を握っているみたいなので、大丈夫そうですよ?」
聖「……あ、ほんとだ」
ほたる「こ、これはその…」
瑞樹「お待たせ!はーい。焼きそばとたこ焼きとー」
聖「わー」
ほたる「…えへへ。りんご飴と、わたがしも」
聖「わーわー」
日菜子「…ほたるちゃんはかき氷も?ずるいですね〜」
ほたる「よ、よかったらどうぞ。みんな食べるか分からなくて…溶けちゃうかもって」
日菜子「やったぁ。むふふ。じゃあちょっと分けてください」
聖「……これは……強い、です」フンス
瑞樹「聖ちゃんたら、両手に持っても同時には食べれないわよ」
喜多日菜子「来た来た」
日菜子「二人ともー。こっちですよ〜。早く早く」
望月聖「……だめですよ、日菜子ちゃん……暗いから、急がせてしまうと…危ないです」
日菜子「あ、そっか」
日菜子「…ふふ。でもほら、瑞樹さんが手を握っているみたいなので、大丈夫そうですよ?」
聖「……あ、ほんとだ」
ほたる「こ、これはその…」
瑞樹「お待たせ!はーい。焼きそばとたこ焼きとー」
聖「わー」
ほたる「…えへへ。りんご飴と、わたがしも」
聖「わーわー」
日菜子「…ほたるちゃんはかき氷も?ずるいですね〜」
ほたる「よ、よかったらどうぞ。みんな食べるか分からなくて…溶けちゃうかもって」
日菜子「やったぁ。むふふ。じゃあちょっと分けてください」
聖「……これは……強い、です」フンス
瑞樹「聖ちゃんたら、両手に持っても同時には食べれないわよ」
435 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 18:58:12.72 ID:BVqkdIqmO
(3)
日菜子「むふ」
聖「?」
日菜子「そういう瑞樹さんとほたるちゃんは」
日奈子「手を離さないとなにも食べられなさそうですよ?」
ほたる「あー。あの、それは」
日菜子「すきありっ。ぱくっ」
ほたる「あー。そのままかじらないでください」
瑞樹「あらほんと。ごめんね?ほたるちゃん。とっさだったから」
ほたる「い、いえ…私は、全然、その…」
聖「もぐもぐ」
日菜子「むふ」
聖「?」
日菜子「そういう瑞樹さんとほたるちゃんは」
日奈子「手を離さないとなにも食べられなさそうですよ?」
ほたる「あー。あの、それは」
日菜子「すきありっ。ぱくっ」
ほたる「あー。そのままかじらないでください」
瑞樹「あらほんと。ごめんね?ほたるちゃん。とっさだったから」
ほたる「い、いえ…私は、全然、その…」
聖「もぐもぐ」
436 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 18:59:02.21 ID:BVqkdIqmO
(4)
聖「……あ」
瑞樹「お」
日菜子「おー。あがりましたね」
ほたる「わー…」
ほたる「…きれいな花火」
瑞樹「ほんと」
瑞樹「事務所からこんなふうに見られるなんて…ふふ。アイドルになったかいがあるわね」
ほたる「そ、そんなにですか」
瑞樹「冗談よ」
聖「きれいれふ」
瑞樹「聖ちゃんは食べるか話すかどっちかにしなさい」
ほたる「あ、あはは…」
聖「……あ」
瑞樹「お」
日菜子「おー。あがりましたね」
ほたる「わー…」
ほたる「…きれいな花火」
瑞樹「ほんと」
瑞樹「事務所からこんなふうに見られるなんて…ふふ。アイドルになったかいがあるわね」
ほたる「そ、そんなにですか」
瑞樹「冗談よ」
聖「きれいれふ」
瑞樹「聖ちゃんは食べるか話すかどっちかにしなさい」
ほたる「あ、あはは…」
437 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 18:59:34.92 ID:BVqkdIqmO
(5)
日菜子「むふふ」
日菜子「素敵ですね〜。ニヤけちゃうかも…むふ」
瑞樹「分かるわ。あー…仕事終わりに見る花火っていいわねー…」
聖「……分かります」
ほたる「…」
瑞樹「あら」
瑞樹「三人ともいい笑顔ね」
日菜子「あ、私はつい」
聖「…私も、つい……えへへ」
ほたる「わ、私も笑ってました?」
瑞樹「ええ」
ほたる「…そ、そっかぁ」
瑞樹「……ふふ」
日菜子「むふふ」
日菜子「素敵ですね〜。ニヤけちゃうかも…むふ」
瑞樹「分かるわ。あー…仕事終わりに見る花火っていいわねー…」
聖「……分かります」
ほたる「…」
瑞樹「あら」
瑞樹「三人ともいい笑顔ね」
日菜子「あ、私はつい」
聖「…私も、つい……えへへ」
ほたる「わ、私も笑ってました?」
瑞樹「ええ」
ほたる「…そ、そっかぁ」
瑞樹「……ふふ」
438 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 19:00:07.28 ID:BVqkdIqmO
(6)
日菜子「こんなふうにきれいな花火が見られたら」
日菜子「それはもう笑顔になっちゃいますよねぇ」
瑞樹「そうねぇ」
ほたる「…」グニグニ
聖「?…どうしたの、ほたるちゃん」
ほたる「あ、その…自然に笑えたみたいなので、表情筋の感じを覚えておこうかと…」
瑞樹「表情筋の感じ」
日菜子「シブいワードチョイスですねぇ」
聖「……私…ほたるちゃんの笑顔、覚えてるから……大丈夫」
ほたる「…う…えへへ。あ、ありがとう」
ほたる(…な、なんだか暑くなってきちゃった)パタパタ
聖「?」
日菜子「こんなふうにきれいな花火が見られたら」
日菜子「それはもう笑顔になっちゃいますよねぇ」
瑞樹「そうねぇ」
ほたる「…」グニグニ
聖「?…どうしたの、ほたるちゃん」
ほたる「あ、その…自然に笑えたみたいなので、表情筋の感じを覚えておこうかと…」
瑞樹「表情筋の感じ」
日菜子「シブいワードチョイスですねぇ」
聖「……私…ほたるちゃんの笑顔、覚えてるから……大丈夫」
ほたる「…う…えへへ。あ、ありがとう」
ほたる(…な、なんだか暑くなってきちゃった)パタパタ
聖「?」
439 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 19:00:37.12 ID:BVqkdIqmO
(7)
聖「ほたるちゃん……暑いの?ふふ…私の手…冷たいよ。はい」
ほたる「わ。ほんとだ…えへへ」
日菜子「おやおや。瑞樹さんに、聖ちゃんに…ほたるちゃんはモテモテですねぇ」
日菜子「私も交ぜてほしいなあ」
ほたる「……ふふ。いいですよー。はい」
日菜子「むふ。では失礼して〜」
瑞樹「仲良しね」
聖「…瑞樹さんも、仲良し…です」
瑞樹「嬉しいわ。ありがとう」
ほたる「…………えへへ」
聖「ほたるちゃん……暑いの?ふふ…私の手…冷たいよ。はい」
ほたる「わ。ほんとだ…えへへ」
日菜子「おやおや。瑞樹さんに、聖ちゃんに…ほたるちゃんはモテモテですねぇ」
日菜子「私も交ぜてほしいなあ」
ほたる「……ふふ。いいですよー。はい」
日菜子「むふ。では失礼して〜」
瑞樹「仲良しね」
聖「…瑞樹さんも、仲良し…です」
瑞樹「嬉しいわ。ありがとう」
ほたる「…………えへへ」
440 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/06(火) 19:01:06.87 ID:BVqkdIqmO
(8)
瑞樹「うーん」
瑞樹「夏って、いいわね。なんだか…センチメンタルになるわ」
日奈子「そうですねぇ」
聖「……来年も…みんなで、こんなふうに、花火……見られるといいですね」
日奈子「むふふ。聖ちゃんってば、気が早いですねぇ」
ほたる「来年も…かあ…」
ほたる「…うん。そうだね。きっと、またみんなで、来年も」
瑞樹「うーん」
瑞樹「夏って、いいわね。なんだか…センチメンタルになるわ」
日奈子「そうですねぇ」
聖「……来年も…みんなで、こんなふうに、花火……見られるといいですね」
日奈子「むふふ。聖ちゃんってば、気が早いですねぇ」
ほたる「来年も…かあ…」
ほたる「…うん。そうだね。きっと、またみんなで、来年も」
443 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:16:01.57 ID:yidvYy6rO
第38話 高垣楓「星に願いを」
☆登場アイドル(4人)
187.荒木比奈(あらきひな)
「さぁ、新しい夢の始まりっス!」
20歳 クール 趣味:漫画描く
188.市原仁奈(いちはらにな)
「○○といると、毎日忙しいから淋しくならねーですよ」
9歳 パッション 趣味:着ぐるみ集め
189.喜多見柚(きたみゆず)
「あの冬の日は運命的だったけど、こうして桜の季節も一緒に過ごせて嬉しいな」
15歳 パッション 趣味:バドミントン
190.高垣楓(たかがきかえで)
「同じ喜びを二人で感じて、笑い合って…♪私たち、幸せですね♪」
25歳 クール 趣味:温泉めぐり
444 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:16:47.43 ID:yidvYy6rO
(1)
喜多見柚「やー」
柚「きれいな花火だったねー」
高垣楓「ほんとに」
楓「来年も見たいなあ…」
荒木比奈「気が早いっスね。もう来年の話でスか」
柚「あ、じゃあアタシ予約しとくねっ」
比奈「なにを?」
市原仁奈「こらー。柚おねーさんに楓おねーさん」
仁奈「後片付け、比奈おねーさんだけにさせちゃだめでごぜーますよ」
柚「そういう仁奈チャンは?」
仁奈「仁奈はおなかがぽんぽこでうごけねーでごぜーます」
楓「あらかわいい。ぽんぽん」
仁奈「もふ。ぽ、ぽんぽんしねーでくだせー」
柚「ごめんね、比奈サン。いま手伝う」
比奈「あはは。別にいいっスよ」
喜多見柚「やー」
柚「きれいな花火だったねー」
高垣楓「ほんとに」
楓「来年も見たいなあ…」
荒木比奈「気が早いっスね。もう来年の話でスか」
柚「あ、じゃあアタシ予約しとくねっ」
比奈「なにを?」
市原仁奈「こらー。柚おねーさんに楓おねーさん」
仁奈「後片付け、比奈おねーさんだけにさせちゃだめでごぜーますよ」
柚「そういう仁奈チャンは?」
仁奈「仁奈はおなかがぽんぽこでうごけねーでごぜーます」
楓「あらかわいい。ぽんぽん」
仁奈「もふ。ぽ、ぽんぽんしねーでくだせー」
柚「ごめんね、比奈サン。いま手伝う」
比奈「あはは。別にいいっスよ」
445 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:17:30.04 ID:yidvYy6rO
(2)
楓「それにしても、なんだかんだ、今年もみんなで夏を満喫できたって感じがして」
楓「うふふ。花火っていいね」
比奈「あ、それ分かるっス。こう、締めって感じがしまスよね。花火」
楓「ね」
柚「え?そう?アタシ、よーしこれからもっと遊ぶぞって感じする」
柚「はい。ということで花火のご準備がありまーす♪」
仁奈「おお。柚おねーさんのてぎわのよさには仁奈も目をまるくするですよ!」
柚「アリガトっ。仁奈ちゃんのまるくなってるのはおなかだけどねー♪」
仁奈「もぷ。おさねーでー」
比奈「余韻に浸る間すらくれないかー」
楓「柚ちゃんらしいね」
柚「へへっ。そうでしょー」
楓「それにしても、なんだかんだ、今年もみんなで夏を満喫できたって感じがして」
楓「うふふ。花火っていいね」
比奈「あ、それ分かるっス。こう、締めって感じがしまスよね。花火」
楓「ね」
柚「え?そう?アタシ、よーしこれからもっと遊ぶぞって感じする」
柚「はい。ということで花火のご準備がありまーす♪」
仁奈「おお。柚おねーさんのてぎわのよさには仁奈も目をまるくするですよ!」
柚「アリガトっ。仁奈ちゃんのまるくなってるのはおなかだけどねー♪」
仁奈「もぷ。おさねーでー」
比奈「余韻に浸る間すらくれないかー」
楓「柚ちゃんらしいね」
柚「へへっ。そうでしょー」
446 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:18:05.79 ID:yidvYy6rO
(3)
柚「…」
柚「あっおちた」ポト
仁奈「へへー。仁奈の勝ちでごぜーますよ」
比奈(線香花火なんだ)
楓「…」
楓「…花火のけむりが晴れて…星が見えてきたね」
比奈「ほんとだ」
比奈「星もきれいっスね」
楓「ね」
柚「…」
柚「あっおちた」ポト
仁奈「へへー。仁奈の勝ちでごぜーますよ」
比奈(線香花火なんだ)
楓「…」
楓「…花火のけむりが晴れて…星が見えてきたね」
比奈「ほんとだ」
比奈「星もきれいっスね」
楓「ね」
447 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:18:40.92 ID:yidvYy6rO
(4)
楓「…ふふ」
楓「去年も…こんなふうに、みんなで夏を過ごしたのかな」
比奈「そうだったかもしれないっスね」
楓「ね」
楓「でも…星空は変わらない…。いつでも同じ星空…」
楓「…幸せだなあ。私」
比奈「うん」
比奈「アタシもっスよ。楓さん」
楓「ほんと?よかった」
比奈「はい」
楓「…ふふ」
楓「去年も…こんなふうに、みんなで夏を過ごしたのかな」
比奈「そうだったかもしれないっスね」
楓「ね」
楓「でも…星空は変わらない…。いつでも同じ星空…」
楓「…幸せだなあ。私」
比奈「うん」
比奈「アタシもっスよ。楓さん」
楓「ほんと?よかった」
比奈「はい」
448 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:19:27.27 ID:yidvYy6rO
(5)
柚「どーん」
比奈「うぐ。柚」
仁奈「もふー」
楓「わ。仁奈ちゃん」
柚「なになに二人でしんみりとっ」
仁奈「仁奈たちもまぜてくだせー!」
比奈「はいはい。そもそものけものにしてないっス」
仁奈「ほんとかなー」
比奈「ほんとだよ」
仁奈「えへへ。ならいーでごぜーます!」
柚「楓サン!よやく!」
楓「うん?」
柚「どーん」
比奈「うぐ。柚」
仁奈「もふー」
楓「わ。仁奈ちゃん」
柚「なになに二人でしんみりとっ」
仁奈「仁奈たちもまぜてくだせー!」
比奈「はいはい。そもそものけものにしてないっス」
仁奈「ほんとかなー」
比奈「ほんとだよ」
仁奈「えへへ。ならいーでごぜーます!」
柚「楓サン!よやく!」
楓「うん?」
449 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:20:13.90 ID:yidvYy6rO
(6)
柚「比奈サンも、仁奈チャンもだよっ」
柚「へへっ♪来年も、柚と一緒に花火見る予約♪」
比奈「ん」
比奈「…はいはい。承りました」
仁奈「仁奈もー!」
楓「…ふふ」
楓「私も。ね。約束」
柚「やったー」
柚「へへ。おほしさまが証人だからねー!ぜったいだよ!」
比奈「お、ちょっとちょっと、ロマンチックな台詞っスね、それ」
柚「キュンときた!?」
比奈「うん。わりと」
仁奈「ゆーびりげんまん」
楓「うそついたらー…ね。ふふっ」
柚「比奈サンも、仁奈チャンもだよっ」
柚「へへっ♪来年も、柚と一緒に花火見る予約♪」
比奈「ん」
比奈「…はいはい。承りました」
仁奈「仁奈もー!」
楓「…ふふ」
楓「私も。ね。約束」
柚「やったー」
柚「へへ。おほしさまが証人だからねー!ぜったいだよ!」
比奈「お、ちょっとちょっと、ロマンチックな台詞っスね、それ」
柚「キュンときた!?」
比奈「うん。わりと」
仁奈「ゆーびりげんまん」
楓「うそついたらー…ね。ふふっ」
450 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:20:58.25 ID:yidvYy6rO
・・・・・
451 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:21:33.56 ID:yidvYy6rO
P「…」
P「はっ。これもうまる一年経ったのか…」
P「…色んなことがあったなぁ。というかほんと」
P「……うーん」
ちひろ「?」
ちひろ「プロデューサーさん。どうしました?」
P「あの、ちひろさんに言ってもらった…ビデオ、見返してみてて」
ちひろ「ええ」
P「…当たり前ですけど、一人ひとり……色んな物語があるなあって」
ちひろ「…」
ちひろ「ふふ。当たり前ですね」
P「で、ですよね」
ちひろ「はい。だから」
P「はっ。これもうまる一年経ったのか…」
P「…色んなことがあったなぁ。というかほんと」
P「……うーん」
ちひろ「?」
ちひろ「プロデューサーさん。どうしました?」
P「あの、ちひろさんに言ってもらった…ビデオ、見返してみてて」
ちひろ「ええ」
P「…当たり前ですけど、一人ひとり……色んな物語があるなあって」
ちひろ「…」
ちひろ「ふふ。当たり前ですね」
P「で、ですよね」
ちひろ「はい。だから」
452 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:22:17.77 ID:yidvYy6rO
(2)
ちひろ「その気持ちを大事にして、また明日から頑張るというのはどうでしょう」
ちひろ「うちの事務所のアイドルは、みんな可愛いんだぞ!みんなシンデレラなんだぞー!って」
ちひろ「ね?」
P「…」
P「ええ。そうですね」
ちひろ「はい」
ちひろ「その気持ちを大事にして、また明日から頑張るというのはどうでしょう」
ちひろ「うちの事務所のアイドルは、みんな可愛いんだぞ!みんなシンデレラなんだぞー!って」
ちひろ「ね?」
P「…」
P「ええ。そうですね」
ちひろ「はい」
453 : ◆qEJgO2U6bM[saga] 2020/10/07(水) 19:23:07.16 ID:yidvYy6rO
おわりん。はー楽しかった。
お読みいただきありがとうございましたー。
お読みいただきありがとうございましたー。
転載元:モバP「シンデレラガールズ デイリーステージ 190」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1599044720/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1599044720/
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