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トップページ765プロ > 伊織「アイドル全員でプロデューサーを全力で落とす」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:26:36.53 ID:zjUjSpJu0

真「プロデューサー!」

P「真ー、悪いが今俺は仕事中d」カタカタ

真「大人しくして下さいね、っと!」ガシッ

P「ぐぇっ!?」

真「ふんっ」ギュウウウウ

P「……ぐ、が………!い、息がっ………!!」バタバタ



P「」チーン

真「やーりぃ!」グッ

伊織「やーりぃ、じゃないでしょ……ホントバカね、あんた」

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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:31:55.24 ID:zjUjSpJu0

P「よーし、レッスン行くぞー雪歩」スタスタ

雪歩「は、はい」スタスタ

P「今日はな、近くの――」

雪歩「……えいっ」ドンッ

P「うおっ……!?」グラッ


ガタンドスンバタンドンガラガッシャーン


伊織「……何?あんたらそんなにプロデューサー殺したいわけ?」

雪歩「ええっ!?だ、だって、伊織ちゃんが落とせって言うから……」アワワワ

伊織「誰が階段から落とせっつったのよ!」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:35:20.18 ID:zjUjSpJu0

やよい「プロデューサー、プロデューサー!」

P「ん?どうした、やよい?」

やよい「この五円玉をじっと見てください!」ビシッ

P「?」

やよい「あなたは眠くなーる、眠くなーる、眠くなーる………」

P「…」

やよい「あなたは眠くなーる、眠くなーる、眠くなーる………」

P「…」キリッ


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:38:05.77 ID:zjUjSpJu0

やよい「あなたは眠くなーる、眠くなーる、眠くなーる………」

P「…」パチクリ

やよい「あなたは眠くなーる、眠くなーる、眠くなーる………」

P「…」パチクリ



やよい「グスッ……あ、なたは、眠く、なるっ……なるんですっ………」

P「!…………ぐがー」

やよい「!……伊織ちゃん!ほら!」

伊織「ちゃんと眠りに落ちてるわね。よくやったわ、やよい」ナデナデ


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:40:42.16 ID:zjUjSpJu0

美希「ハニー……」

P「み、美希……」

美希「もう、ガマンできないの……」スルスル

美希「……ミキはね、ハニーだけのアイドルになりたいから……」ヌギヌギ

美希「そのためだったら、何だってしちゃうの!」スッポンポン

P「美希……」

美希「だから、一緒に落ちて………ね?」

P「分かった……美希と一緒なら、どこまでだって堕ちてやるさ」キリッ



美希「やぁん………はにー、はげしぃ………」Zzz

伊織「ヨダレ垂らしまくって……一体どんな夢見てんのよ」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:44:17.84 ID:zjUjSpJu0

響「プロデューサーを落とすぅ?そんなの、自分には造作も無いことさー!」

伊織「へぇ、それじゃ見せてもらおうじゃない」


prrrrr prrrrr ピッ

P「はい、こちら765プロ……あ!いつもお世話に……」

P「……はい、そうでしたか………いえいえ……ありがとうございました」ピッ

響「プロデューサー!どうしたんだ?」

P「響……こないだお前が受けたオーディションなんだが、不合格だった」



響「グスッ……ゔぅぅぅっ………み゙、見゙だが、い゙お゙り゙ー!」ポロポロ

伊織「あんたが落ちてどうすんのよ……」ナデナデ


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:48:43.51 ID:zjUjSpJu0

真美「兄ちゃんを落とせるかって?」

亜美「んっふっふ、これは愚問ですね~……そう思わないかい?スティンガーくん」

真美「全くもってその通りだね~、コーウェンくん」

伊織「大した自信があるようね……じゃ、やってみなさいよ」

真美「そんじゃ早速、兄ちゃんの机をガサ入れ開始→!」ゴソゴソ

亜美「亜美は兄ちゃんのロッカーをガサ入れするぜぃ!」ゴソゴソ

P「あっ!こ、こら!お前たち何をやってるんだ!!」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:52:13.74 ID:zjUjSpJu0

真美「亜美ー、こっちには何もないっぽいよー?」ゴソゴソ

亜美「ヒャッハ→!こっちはコミックLOなるものを発見しちまったぜぇ!」ゴソゴソ

P「!!!」

千早「勝手にプロデューサーの私物を漁ったりしたらいけません」ヒョイ

亜美「ああー!千早お姉ちゃんそれ返してよー!」

真美「それ真美達が見つけたものなんだよー!」

千早「へぇ……プロデューサーも、漫画読んだりするんですね」ペラッ

P「うわああああああやめろおおおおおおおおお!!!」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:54:07.41 ID:zjUjSpJu0

亜美「………」

真美「………」

千早「……あの……こ、これ、返しますね」ササッ

P「……………」



亜美「……あの、いおりん」

真美「……判定、どうよ?」

伊織「……誰がプロデューサーの評判落とせって言ったのよ……」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 13:57:10.94 ID:zjUjSpJu0

春香「で、どうして伊織は最初に私に声をかけなかったのかな~?」

伊織「いや、無理でしょあんたには」

春香「フフフ……今日の春香さんはちょ~っと違うんですよ~?」フフン

伊織「…」イラッ

春香「他の子とは一味も二味も違うところ、見せてあげましょう!」ビシィ



prrrrr prrrrr ピッ

P「はい、こちら765プロ……あ!いつもお世話に……」

P「……はい、そうでしたか………いえいえ……ありがとうございました」ピッ


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:00:58.76 ID:zjUjSpJu0

春香「プロデューサーさん!どうしたんですか?」

P「春香……こないだお前が受けたオーディションなんだが、不合格だった」



春香「どう?」ドヤッ

伊織「は?」

春香「私がオーディションに不合格……それはつまり」

春香「プロデューサーさんの腕が落ちたって事なんですよ!」ドヤァ

伊織「………」

春香「…?」

伊織「………」

春香「(い、伊織……まるで養豚場のブタでも見るかのような目をしてる……!?)」

春香「(『可哀想だけど明日の朝にはお肉屋にならぶ運命なのね』って感じの……!)」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:06:51.20 ID:zjUjSpJu0

貴音「何やら面白い余興をやっておられるようですね」

伊織「貴音、あんたもやってみる?」

貴音「そうですね……」



貴音「あなた様」

P「ん?どうした?」モグモグ

貴音「どうか、そのまま動かず――」


ペロッ


P「!!?」ガタタッ


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:09:32.60 ID:zjUjSpJu0

貴音「はんばぁがぁのそうすが頬に付いておられました」

P「あ、ああ………ありがとう、貴音」ポケー



貴音「どうでしょうか」

伊織「……あんた、大胆すぎるわよ」

貴音「?汚れを落として差し上げただけなのですが……」

伊織「えっ」

貴音「えっ」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:12:56.11 ID:zjUjSpJu0

律子「プロデューサー殿」

P「なんだ、律子」

律子「あずささんの不採用のグラビア写真がいくつかあるんですけど~」ヒラヒラ

P「」ガタッ

律子「欲しいんですか?」

P「……い、いや?別に?」プルプル

律子「あら、こんな所に何故か電卓が」ピッピッピッ

P「ぐっ……す、少し高すぎやしないか」

律子「あらら、何だか突然、社長に用事ができちゃったかも」

P「……律子、黙ってこれを受け取ってほしい」ニギッ



伊織「……誰も金を落とせなんて言ってないんだけど」

律子「あ、いたいた!あずささーん、ちょっといいですかー」

伊織「!?」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:15:50.09 ID:zjUjSpJu0

あずさ「あの、すみませんプロデューサーさん」

P「あ、あずささん!?」ギクッ

あずさ「ちょっとお聞きしたいことがあるんですが~……」

P「な、何でしょう?」



あずさ「実は、雑誌に提出用の、私の写真が……紛失、しちゃったみたいなんです」

P「……何、だと……」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:19:22.13 ID:zjUjSpJu0

あずさ「律子さんが、最後に写真を触ってたのはプロデューサーさんだから、何か知ってるかもって……」

P「………」プルプル

あずさ「?……プロデューサーさん?」

P「い、いや、何でもありませんよ!?」

P「……あ、もしかして~……こ、この写真、じゃないかなぁ~?」ピラッ

あずさ「あ、これです!どうもありがとうございます~」

P「あははは……は、はは………はぁ」ガックリ



伊織「………罠に落とせとも言ってないんだけど」ヒソヒソ

律子「罠?『たまたま』、『うっかり』、『写真を落としちゃった』だけよ」ヒソヒソ

伊織「ド汚くできてんのね~、あんたって」ヒソヒソ


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:26:25.04 ID:zjUjSpJu0

律子「って言うか、伊織はどうなのよ?」

伊織「……あたしが何よ?」

律子「スーパーアイドルの伊織ちゃんに、あのプロデューサーを落とせるのかしらね?」

伊織「はぁ?何であたしがそんな事しなきゃなんないのよ……」

律子「ふーん……じゃあ、一番落とすのに自信がないのって、実は……?」ニヤニヤ

伊織「!……そ、そんなことある訳ないじゃない!」

伊織「あたしにかかれば、あんなプロデューサーなんてイチコロよ」フンス

律子「あらそう。じゃ、お手並み拝見させていただくわ」



伊織「うー……なんだかうまく乗せられたような……」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:30:00.25 ID:zjUjSpJu0

伊織「プロデューサー……」

P「ん?」カタカタ

伊織「きょ、今日のあたしを見て……どう思う?」

P「どう思うって……今日も可愛いんじゃないか、伊織は」カタカタ

伊織「そ、そう……そうよね~、このあたしが可愛くないわけないわよね~」

P「もういいか?今忙しいんだ」カタカタ

伊織「…」イラッ


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:33:08.47 ID:zjUjSpJu0

伊織「ちょっと!もっとちゃんとあたしを見なさいよ!」バンッ

P「何だよ……今日はやけに突っかかってくるんだな」クルッ

伊織「わ、悪かったわね」

P「で?伊織は俺に何をしてほしいんだ?」

伊織「……あたしを見て、どうも思わない?」

P「はぁ?」

伊織「その……ムラムラする、とか……」

P「……あのなぁ、俺はプロデューサーだぞ?」

P「アイドルの身体眺めて一々欲情してたら仕事にならんでしょうが」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:40:28.52 ID:zjUjSpJu0

伊織「あ、あんたも一応男でしょ……襲いたいなぁ、とか思ったりしないの!?」

P「思わねーよ……大体お前まだ中学生だろ?それって犯罪じゃないのか?」

P「そういう事を思った時点でペドだぞ?口リコンだぞ~?」ヘラヘラ

伊織「うっ……」

P「まぁ、確かに伊織はアイドルとして魅力的ではある……」

P「が!女として俺を誘惑しようなんざ、百年早い!」ビシッ

伊織「…」ムカッ

P「子供は子供らしく、オレンジジュースでも飲んでるこった、ハハハ」ポンポン

伊織「っ~~~!」ムカムカッ


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:44:28.27 ID:zjUjSpJu0

伊織「……大人よ」

P「……ん?」

伊織「もうあたしは立派な大人よ!」

伊織「だからちゃんとあたしを大人として扱いなさいよ!!」バンッ

P「ほう………じゃあ伊織を、大人として扱えばいいんだな?」

伊織「そ、そうよ……何か文句ある?」

P「いいんだな?」ガタッ

ガシッ

伊織「えっ……?」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:48:27.45 ID:zjUjSpJu0

伊織「ちょっと……い、いきなり、何すんっ……!?」

P「何って、襲ってほしかったんだろ?」

伊織「そ、そうだけど!……で、でも、どうせあんたにそんな度胸なんて、あるはずn」

P「あると、言ったら?」グイッ

伊織「あっ……」


バターン


伊織「ちょっ………い、いいいきなり、押し倒すぅ!?」ドキドキ

P「大人として、扱ってほしいんだろう?」

伊織「ば、馬鹿ぁ!?あんなの……じょうだんに、きまっ……て………」ドキドキ

P「……もう一度聞こうか。伊織は、俺に、何をしてほしいんだ?」キリッ

伊織「うぅ……あ、あたしは……あたしは、その………」ドキドキドキドキ


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:52:14.46 ID:zjUjSpJu0

伊織「…………ス………」ボソッ

P「ん~?聞こえんなぁ」

伊織「………き、キス………」

P「……聞こえんなぁ~?」

伊織「………お、おとなの……キス………///」プシュー

P「ふむ……舌を絡めるアレか?フレンチキス?」

伊織「………///」コクッ


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 14:57:17.69 ID:zjUjSpJu0

P「分かった……目を閉じろ、伊織」

伊織「(……ほ、ホントにやるの……!?)」ドックンドックンドックンドックン



P「…」ゴソゴソ

伊織「(……そ、そうよ、あたしはもうおとな、なんだから……これくらい………)」ドックンドックンドックンドックン



P「……舌を、出せ」

伊織「(………こ、これくりゃい……にゃんでも………)」ドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックン





伊織「…………ん…………///」プルプル





カシャ   ピローン


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:01:56.25 ID:zjUjSpJu0

伊織「……?」プルプル

P「小鳥さん!画像の確認を!!」シュバッ

律子「っ!」ガタッ

小鳥「ダメです律子さん!ただいま審議中、審議中ですっ!」ババッ



小鳥「………oh………」

伊織「……な、何……?」パチ

小鳥「ウィナァァァァッッ!プロデューサーさんッッッ!!」

P「っしゃあぁぁぁぁぁっ!!」グッ

律子「……そ、そんなバカなぁっ……!!」ガクッ



伊織「……へ……?」ポカーン


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:06:29.98 ID:zjUjSpJu0

律子「なんてことなの……伊織なら張っ倒してくれると思ったのに……!」

小鳥「前半のそっけない振りから、後半の強気な推し……あれは破壊力抜群すぎますよ」ジュルリ

P「律子ォ!約束通り、明日の昼食代!律子の奢りだかんな!!」ビシィ

律子「ぐぎぎぎ……く、悔しいぃぃ~……!!」

小鳥「それにしてもすごい演技でしたね、プロデューサーさん」

P「俺のPはプロフェッショナルのPでもあるんですよ、小鳥さん」キリッ


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:11:04.71 ID:zjUjSpJu0

小鳥「でも一瞬本気かと思っちゃいましたよ~、あんなに鬼気迫ってて」

P「こちとらアイドルに四六時中接するのが仕事ですからね」キリッ

P「俺の自制心は鋼鉄製ですよっと」キリリッ

律子「(……あずささんのグラビア写真はあんなに欲しがってた癖に……!)」ギリッ

P「……まぁ、そういう訳だから。怖がらせて悪かったな、伊織……伊織?」





伊織「………人の気持ちを賭けの対象にして、そんなに楽しかった………?」グスッ

P「」

小鳥「」

律子「」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:12:30.97 ID:nVF5lOTP0

(いおりんを泣かせたら)アカン


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:12:38.27 ID:KlFs0SsQ0

oh...


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:16:00.38 ID:zjUjSpJu0

P「え、あっ……いや、あの」

伊織「こうなるって知ってて、あたしをけしかけて……」

律子「うっ……!」

伊織「グスッ……そっか……あたしの気持ち、プロデューサーに弄ばれちゃったんだ………」ポロポロ

P「……そ、そそその、何だ……伊織には、本当に、悪いことをした……すまん」

小鳥「さ、最初に思いついた私が悪いんです!」

小鳥「伊織ちゃんに逆に迫ったらどうなるかなぁ、なんて……ご、ごめんなさい伊織ちゃん!」

律子「わ、私も悪かったわ……こんなんじゃ、あなたのプロデューサー失格よね……」

伊織「みんなして、あたしをからかって……ヒック………ひどいよ………」ポロポロ


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:21:37.10 ID:zjUjSpJu0

P「ゆ、許してくれ伊織ィ!この通りだ!!」ドゲザァ

小鳥「心の汚い大人ですんませんしたぁ!!」ドゲザァ

伊織「ヒック……グスッ……じゃあ、あたしの言うこと、何でも……聞いてくれる……?」

P「ああ、何でも聞いてやる!聞いてやりますとも!……なっ?」アセアセ

小鳥「は、はい!もちろん!」アセアセ

律子「………」

P「お、おい、律子……!」

律子「……………」

伊織「……グスッ……」ポロポロ





律子「…………ああもう、分かったわよ……好きにしたらいいわ」

伊織「それじゃ、律子は明日からあたしの荷物持ち、お願いね~」ケロッ


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:25:09.31 ID:zjUjSpJu0

P「(し……しまったァァァァァ!!)」

小鳥「(わ、私達は……あまりにも、浅はかだった……!)」ガタガタ

P「(雰囲気に呑まれ……!その無垢な泣き顔に、騙されてしまった……!)」ガタガタ

小鳥「(彼女の真に恐るるべきは、その表現力の高さ……!)」ブルブル

P「(俺達は、たかが中学生相手と思い、忘れていた……!)」ガタガタ

小鳥「(……忘れちゃ、いけなかったんだ……!)」ブルブル



P小鳥「「(水瀬伊織が、アイドルであるということを……!!)」」ガクガク



律子「……こんなこったろうと思ったのよ……」ハァ


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:29:19.69 ID:zjUjSpJu0

伊織「小鳥はぁ~、100%オレンジジュースを事務所に毎日完備しておくこと」

小鳥「さ、流石にそれはちょっと」

伊織「出来ないなんて、言わないわよねぇ~」ニコッ

小鳥「……ピヨ~……」シクシク

伊織「……で、プロデューサー♪」クルッ

P「な、なんだ……?」ビクビク

伊織「その携帯で撮った画像、今すぐ削除」

P「ええっ?い、いや、これは記念に」

伊織「え?」ニコッ

P「わ、分かった、すぐ消そう(……め、目が笑ってない……)」カチカチ

伊織「そぉ・れぇ・とぉ♪」

P「!?」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:32:59.21 ID:zjUjSpJu0

P「(こうして、俺の長く苦しい一日は終わった)」

P「(真にはシメ落とされ、雪歩には階段から突き落とされ、やよいの催眠術にかかり……)」

P「(美希はレッスンをすっぽかし、響と春香はオーディションに落ち……)」

P「(真美達に私物を公開され、千早にはドン引きされ……)」ドヨーン

P「(貴音には汚れを取ってもらい、律子には金を取られ、あずささんに写真を持って行かれ……)」

P「(そして最後は伊織に泣き落しを食らった……振り返れば、壮絶な一日だった)」ガックリ

P「(そして、今日は――)」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:36:55.66 ID:zjUjSpJu0

律子「……何で私まで伊織の買い物に付き合わなきゃいけないのよ、もう」

伊織「だぁから、言ったじゃない?荷物持ち、お願いねって」

伊織「ほら、何チンタラしてんのプロデューサー!次行くわよ!」

P「ひぃぃぃ……お、お前どんだけ買う気なんだよぉ……」

伊織「そりゃもちろん……気の、済むまで♪」ニコォ

P「」ゾクッ

伊織「あんたは今日一日、この伊織ちゃんの財布なんだからね~」フフン

P「(………ふ、不幸だぁ………)」シクシク





伊織「こうなったら、意地でも落としてやるんだから……にひひっ♪」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:40:16.02 ID:zjUjSpJu0




小鳥「……画像の保存先は小鳥フォルダに、と……」カタカタ

小鳥「フフフフフ……まだまだね、伊織ちゃん……」カタカタ



小鳥「……え?私は落とさないのかって?」

小鳥「うーん……私は落とすより、落とされたいですね~、なんて」テヘッ





小鳥「………誰か落としてよぉ………」グスッ




おわり





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