2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 13:37:37.49 ID:Y7z0HYeXO
カタカタカタ
P「ふー…よし、あと一息」
肇「お疲れ様です。プロデューサー、お茶でも飲んで一息つきませんか?」
P「お、ありがたい。頂こうかな」
肇「すぐ淹れますね。熱くて大丈夫ですか?」
P「もちろん…ん?」
肇「はい、どうぞ」
P(机の下から手が伸びてきて、机に湯飲みが置かれた。熱そうなお茶からは湯気がたっている)
P(…え?)
肇「ふぅ…やっぱりお茶は落ち着きますね」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 13:41:19.31 ID:Y7z0HYeXO
P「…なぁ、肇。そこにいるのか?」
肇「そこ、とは?」
P「気のせいじゃなければ机の下から手が伸びてきた気がするんだけど」
肇「当たり前ですよ、机の下に居るんですから」
P(おそるおそる机の下を覗くと…肇が居た)
P(何故か電気ポットと湯飲みと茶葉と急須もある)
P「…そうだな、机の下に居るんなら下から手が伸びて当たり前だな」
肇「ふふっ、そうですよ」
P「当たり前の様に机の下に居るのって当たり前じゃない気がするんだけどな…」
肇「そんな時もあります。何にでもチャレンジするのがアイドルですから」
P「成長した…のか?うん、いい事なんだけどさ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 14:57:23.39 ID:Y7z0HYeXO
肇「お茶、どうですか?」
P「凄く美味しいよ。丁度いい熱さだし、やっぱり湯飲みで飲むと違うな」
肇「もしかして…湯飲みに興味があるんですか?!」
P(あっ…)
肇「折角ですからこれを機に、一緒にやりませんか!大丈夫ですよ、私が全部教えてあげますから!」
P「い、今はいそがしいから色々と落ち着いたら改めて考えてみるよ」
肇「今、と言うのは今書いてる書類の事ですか?それともまた別のお仕事でしょうか?」
P「グイグイくるな…こ、今年は難しそうかな…」
肇「では年が明けたら、改めてお声掛けします!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 14:57:59.00 ID:Y7z0HYeXO
P「まぁ肇と一緒なら悪くないか…ところで、ほんとなんで机の下にいるんだ?」
肇「他の方々が、こうする事でいい事がある、と」
P「机の下に居て何があるんだろうな…」
肇「少なくとも、プロデューサーの近くには居る事が出来ますよ」
P「…おう」
肇「此処からだと顔は見えませんが…ひょっとして照れてたりします?」
P「さぁ…出て見れば分かるんじゃないか?」
肇「…もう少し粘ってみます」
P「何かいい事があったらいいな。取り敢えず俺は続きやっちゃうから」
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6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/11(日) 19:19:33.23 ID:Y7z0HYeXO
カタカタカタ
P「…ふぅ、あと一息」
肇「……」
P「何見てるんだ?そっからだと俺の足しか見えないだろ」
肇「いえ、案外机の下も快適なものだな、と」
P「狭くないのか?」
肇「身動きは取れませんが、色々と置いてありますし閉塞感も悪くありません」
P「色々…?」
肇「お菓子やティーセットや陶芸セットが」
P「持ち込んだの肇だろ」
肇「綺麗に敷き詰めると、ピシッとしていて気持ちが良いです」
P「そんなもんなのかなぁ…」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 11:08:53.45 ID:yEgcxWReO
P「…なぁ、肇。なんか足撫で回されてる気がするんだけど」
肇「プロデューサー、結構筋肉ありますね」
P「割とくすぐったいからやめてくれるとありがたいんだけど」
肇「こう、円筒形の物を両手で包んでいると安心しますね」
P「聞いて?ねぇ仕事集中出来ないからさ」
肇「プロデューサー、いつも私達の為に歩き回ってくれて…ありがとうございます」
P「おう、取り敢えず足から手を離してくれないか?」
肇「私なりのお礼です。一日頑張って疲れた足を、しっかりほぐしてあげますから」
P「仕事終わったあとにしてくれると嬉しいかな」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 11:16:14.06 ID:yEgcxWReO
肇「…私のありがとう、ちゃんと伝わってますか?」
P「くすぐったさなら伝わってるよ」
肇「…プロデューサー、その位置からだと自分の足すら見えていませんよね?」
P「そもそも今はディスプレイしか見てないから。これで肇じゃなくてあの子の手とかだったら流石に気絶するしかないな」
肇「…あの子、ですか?あまり女性と二人で話してる時に他の方の話をするのは…」
P「いや変な意味じゃないぞ?小梅といつも一緒にいるらしいあの子だ」
肇「そんな適当な嘘で誤魔化せるはず無いじゃないですか」
P「うん、それが普通の反応だよな」
肇「確認ですが、プロデューサーは自分の足すら見えていないんですね?」
P「今は早く仕事終わらせたいからな」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 11:21:28.39 ID:yEgcxWReO
肇「なら…よし」
P「…?」カタカタカタ
肇「…しょっ…んっ…気持ちいいですね…」ベチャ
P「…ねぇ、何してるの?」
肇「…ふぅ…ふふっ…」ベチャ
P「いやほんと何してるの?!足に何か塗ってる?」
肇「泥です」
P「想像の斜め上だったわ。なんで泥?」
肇「マッサージです。身体にいいんですよ」
P「靴下とズボンと靴が泥だらけに…」
肇「ズボンは捲っているので大丈夫です。靴と靴下は外していますから」
P「いつのまに…ってかそれでもズボンに泥がついたら洗うの面倒だぞ?」
肇「どの道洗濯するのは私なので大丈夫です」
P「確かにそうだけどさ…」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 11:27:37.83 ID:yEgcxWReO
P「…ふぅ、おわりっ!」
肇「お疲れ様です。こっちもマッサージは終わったので足を洗って来て下さい」
P「…泥塗れなんだけどここからどうやってシャワールームまで行くんだ?」
肇「…あっ」
P「悪いけど、タライに水入れて持ってきてくれるか?」
肇「いえ、大丈夫です。椅子ごと運んであげますから」
P「この時間ならもうみんな帰ってるだろうし、誰かに見られる心配はないから大丈夫か」
肇「着替えはロッカーに入ってますか?」
P「おう、鍵は掛けてないから…ん?」
肇「しっかり、洗い流してあげます。一日の疲れを流さないといけませんから」
P「着替え?ん?足だけ流すんじゃないのか?」
肇「他の場所にも泥がついてしまっているかもしれませんから、当然全身ですよ」
P「…肇はちゃんと着替え持ってきてるか?」
肇「…一応、カバンの中に…」
P「…じゃ、シャワールーム行こうか」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 11:28:49.50 ID:yEgcxWReO
ちひろ(泥のマッサージいいな…っと、今のうちに机の下から出て帰らないと!多分あの二人帰らないでしょうから…)
14: ◆TDuorh6/aM 2016/12/12(月) 11:32:36.03 ID:yEgcxWReO
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