1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:17:22.58 ID:jGHRXVzS0
・ジャーニースター(並木芽衣子・間中美里・伊集院惠)のSSです
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:18:19.43 ID:jGHRXVzS0
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:18:58.70 ID:jGHRXVzS0
P「駄々をこねるな」
芽衣子「プロデューサーがそんなこと言わなかったからこうならなかったんだよ!」
P「並木がそうならなかったら俺も言わなくて済んだんだぞ」
芽衣子「そうやってすぐあー言えばこー言うんだからっ」
P「そっくりそのまま返す」
芽衣子「プロデューサーみたいに心の冷たい人にはわからないんだよ」
P「手が冷たい人は心が暖かいということが事実なら、確かに俺は冷たい人間なのかもしれない」
芽衣子「どれどれ」ギュッ
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4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:19:31.74 ID:jGHRXVzS0
芽衣子「ふーむ、あったかいね」
P「なら冷たい人間か」
芽衣子「今このタイミングはそうだね!」
P「そうすると、並木もそうなるな」
芽衣子「ホラ、私は熱源の中にいるからセーフ」
P「そんなの卑怯だな」
芽衣子「正当な理由ですぅー」
美里「……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:20:34.71 ID:jGHRXVzS0
美里「あのぅ」
P「あぁ、間中。おはよう」
芽衣子「美里ちゃんおはよー」
美里「おはようございます。えっとぉ」
P「ん?」
美里「聞きたいことと言いたいことはいっぱいあるんですけどぉ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:21:39.58 ID:jGHRXVzS0
美里「なにやってるんですかぁ?」
P「こたつを片付けようとしている」
芽衣子「それを阻止してる!」
美里「こたつにもぐりこんで」
芽衣子「そうしないと取られちゃうじゃん!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:22:27.08 ID:jGHRXVzS0
美里「はたから見てるとイチャついてるようにしか」
芽衣子「必死だよ!」
P「俺だってそうだ」
美里「イチャつくことに?」
P「片付けることに」
芽衣子「生きるか死ぬか、その瀬戸際なんだよ、これって!」
美里「は、はぁ……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:23:25.94 ID:jGHRXVzS0
惠「……さわがしいとおもったら」
芽衣子「惠ちゃん、おはよ」
P「おはよう。なんだ、朝からジャーニースター大集合だな」
惠「集まったというよりは集められた、が正しいわ」
芽衣子「呼んでないよ?」
惠「これだけうるさければ見に来るでしょう?」
美里「まぁ、そうなっちゃいますよねぇ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:24:20.73 ID:jGHRXVzS0
P「どうにしたって来たんだ。ついでに手伝ってくれ」
美里「手伝うって」
惠「……これを?」
芽衣子「むっ! 年上を指差してこれはどうかとおもうよ!」プンプン
惠「なら年上らしく、こたつから出た方がいいとおもうけど」
芽衣子「おおっと! 惠ちゃんはプロデューサー側なんだね。その言葉には乗らないよ!」
惠「なにを言っているの……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:25:40.49 ID:jGHRXVzS0
芽衣子「美里ちゃんは仲間だよね!」
美里「わ、私にふらないでくださいよぉ」
芽衣子「こたつなくなったら困るよねー」
美里「確かにまだ寒いけど……」
芽衣子「ほらほら! 5月くらいまで置いてあってもおかしくないって」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:26:38.72 ID:jGHRXVzS0
美里「それはちょっと」
P「ズボラすぎる」
惠「それじゃ本当にだめーこね」
美里「ふふ、惠さん、いきなりそれ、ふふふ」
P「なにそれちょっと詳しく」
惠「……なんでもないわ」
芽衣子「みんなひどいっ!?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:28:16.62 ID:jGHRXVzS0
P「寒いって言ったって、エアコンがあるからそれを使えばいいだろ」
芽衣子「あーあ、現代人はそうやって便利なものですぐ解決しようとするんだから」
惠「こたつもその類いじゃないかしら」
美里「エアコンより融通が利かないって意味じゃ便利から外れるのかも……?」
芽衣子「私の理解者は美里ちゃんだけだよ~」
P「間中、並木をあんまり甘やかすな」
惠「同感ね」
芽衣子「お父さんとお母さん厳しくない?」
P・惠「「誰が親か」」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:29:08.12 ID:jGHRXVzS0
美里「だとしたら私はぁ……」
芽衣子「美里おねえちゃ~ん」ダキッ
美里「あっ、そっちなんだ、なるほどぉ」
惠「Pさんの次に芽衣子が年長者なんだけれど」
P「間中のが上だと言ってもおかしくはないな」
芽衣子「子供っぽくないよっ」プンプン
P「自分で選んでおいてそれを言うのか」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:30:22.50 ID:jGHRXVzS0
惠「妙にしっくりくるのよね」
P「なにが?」
美里「芽衣子さんの妹感?」
惠「そう。夜更かしもできないから」
P「子供かよ」
美里「前3人でお泊まりしたときも、一番に寝たのが芽衣子さんでしたねぇ」
芽衣子「言い訳すると、ロケではしゃぎすぎたよね」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:31:03.09 ID:jGHRXVzS0
美里「みんなのオフがそろったからパジャマパーティーしたときもぉ」
惠「私の家でね」
P「ほう」
美里「『なにしよっか! まくら投げでもする?』って言ってた芽衣子さんが気づけばぐっすり」
芽衣子「ちょっとお酒入ってたから」
惠「缶チューハイ1本じゃない」
芽衣子「でもちゃんとアルコールじゃん!」
美里「幸せそうな寝顔でしたねぇ」
芽衣子「惠ちゃんちのお布団が気持ちよすぎたのもあるね、きっと!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:31:37.68 ID:jGHRXVzS0
惠「それにこの前は……」
芽衣子「こたつに籠城してるだけで私の情報がダダ漏れだよ!」
美里「ふふ、いいじゃないですかぁ。プロデューサーも知らない芽衣子さんが知れていいですよねぇ♪」
P「なんというか、イメージ通りではあるな」
芽衣子「プロデューサーの中で私は子供っぽいんだ……」
P「子供っぽいというか、無邪気で若々しいというか」
惠「フォローが下手くそ」
美里「ですねぇ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:32:04.50 ID:jGHRXVzS0
芽衣子「えへへ、そっかぁ」
美里「チョロい」
惠「……照れるところあった?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:32:32.54 ID:jGHRXVzS0
美里「そういえば」
芽衣子「どうしたの?」
惠「どうしたの、じゃなくて、これから仕事でしょう?」
P「そうだな、まだ余裕あるとはいえ」
惠「ほら、いい加減こたつから出てきなさい」
芽衣子「いーやー! 出たらプロデューサーに片付けられるよー!」
惠「子供じゃないんだから!」
美里「お母さんですねぇ」
P「言い方が母親のそれだな」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:33:10.31 ID:jGHRXVzS0
美里「ひとついいですかぁ?」
P「ん」
美里「なんで片付けようって?」
P「個人的な理由もあるんだけど」
美里「ふむ」
P「春にこたつは人をダメにしすぎる」
美里「なるほどぉ」
P「現に一度怒られたからな」
美里「プロデューサーが?」
P「あぁ、こたつなら捗る、そうおもったら真逆だった」
美里「それはウカツすぎますよぉ」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:33:57.30 ID:jGHRXVzS0
芽衣子「うー、あー、さむい~~~」
惠「今日はいつもよりいい天気よ」
芽衣子「こたつに潜ってたからぁ」
美里「春もお布団とかこたつ、まだまだ気持ちいいですからねぇ」
芽衣子「そうっ、なかなか出られないよね。だからしょうがないんだよ」
惠「だからと言ってまた潜っていい理由にはならないでしょ」グイッ
芽衣子「う~~~、惠ちゃんのイジワル~~~」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:34:57.59 ID:jGHRXVzS0
P「並木」
芽衣子「……片付けるんだよね、わかってる。私もそこまで子供じゃないよ」
P「帰ってくるまで片付けはしないから、仕事にはちゃんと行きなさい」
芽衣子「……ホントに?」
P「俺が嘘ついたことあるか?」
美里「そこそこですよねぇ」
惠「そこそこあるわ」
芽衣子「そこそこじゃない?」
P「ひどい」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:35:39.65 ID:jGHRXVzS0
P「片付けない片付けない。なんなら誓約書に判子押したるわ」
惠「言葉が軽いわ」
美里「まぁまぁ」
芽衣子「じゃあ、信じよっかな。うん、そこまで言うんならねっ」
P「ちゃんと仕事して、それから改めて話し合おう」
惠「あれ、話し合いだったの?」
美里「そういうことにしときましょうよぉ」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:36:19.97 ID:jGHRXVzS0
P「ほら、冷蔵庫にプリンがあるから、それを食べて頑張ってきなさい」
芽衣子「はーい♪ プリンっ、プリン♪」
惠「……切り替えの早さについていけない」
美里「パッションですねぇ」
惠「仕事に行くならなんでもいい……はぁ」
P「なんだ、重い溜息だな。糖分とって行きなさい」
惠「これ以上甘味を取りたくないから遠慮するわ……」
P「朝から甘いものって、伊集院も女子なんだな」
美里「ふふ、私はもらっちゃおっかなぁ♪」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:39:56.23 ID:jGHRXVzS0
おわり
毒にも薬にもならない芽衣子さんでした
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(芽衣子にハロゲンを直線コースに向ける音