2: ◆CS7uVfQgX. 2018/09/25(火)19:16:32 ID:BIi
事務所
志保「プロデューサーさん」
P「んー?お疲れ志保、どうした?」
志保「今忙しいですか?」
P「いや、別に火急の仕事じゃないから忙しいってほどでもないな。どうした?」
志保「いえ、次の撮影の現場まで送っていただけたらなって」
P「おっけー、キリつけちゃうから10分ぐらい待てる?」
志保「はい、お願いします」
志保「プロデューサーさん」
P「んー?お疲れ志保、どうした?」
志保「今忙しいですか?」
P「いや、別に火急の仕事じゃないから忙しいってほどでもないな。どうした?」
志保「いえ、次の撮影の現場まで送っていただけたらなって」
P「おっけー、キリつけちゃうから10分ぐらい待てる?」
志保「はい、お願いします」
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3: ◆CS7uVfQgX. 2018/09/25(火)19:17:43 ID:BIi
車内
P「だいぶ秋めいてきたな」
志保「そうですね」
P「ちょっと前までめちゃくちゃ暑かったもんなぁ」
志保「このぐらいが過ごしやすいですね」
P「だな。暑いのはどうも苦手だ」
志保「どうせ寒いのも苦手なんですよね?」
P「お、さすが志保。よく分かってるな」
志保「プロデューサーさんと付き合いも長いですから」
P「志保も変わったよなぁ」
志保「そうですか?」
P「そうだよ。最初の頃なんて『一人でも大丈夫』が口癖だっただろ」
志保「口癖ってほどじゃないです。…けど、そうでしたね」
P「まぁ、こうやって送迎を頼んでくれるくらいには信頼してくれて、プロデューサー冥利に尽きるね」
志保「これからも送迎をお願いしますね」
P「送迎以外も面倒みさせてほしいんだけどな」
志保「冗談ですよ」フフッ
P「だいぶ秋めいてきたな」
志保「そうですね」
P「ちょっと前までめちゃくちゃ暑かったもんなぁ」
志保「このぐらいが過ごしやすいですね」
P「だな。暑いのはどうも苦手だ」
志保「どうせ寒いのも苦手なんですよね?」
P「お、さすが志保。よく分かってるな」
志保「プロデューサーさんと付き合いも長いですから」
P「志保も変わったよなぁ」
志保「そうですか?」
P「そうだよ。最初の頃なんて『一人でも大丈夫』が口癖だっただろ」
志保「口癖ってほどじゃないです。…けど、そうでしたね」
P「まぁ、こうやって送迎を頼んでくれるくらいには信頼してくれて、プロデューサー冥利に尽きるね」
志保「これからも送迎をお願いしますね」
P「送迎以外も面倒みさせてほしいんだけどな」
志保「冗談ですよ」フフッ
4: ◆CS7uVfQgX. 2018/09/25(火)19:18:41 ID:BIi
スタジオ
P「さて、じゃあ俺はスタッフの皆さんに挨拶してくるな」
志保「はい、お願いします」
P「ウチからはあと奈緒が出演するよな。他の現場から直で来るはずだから合流しといて」
志保「そんなの言われなくても分かってますよ」
P「厳しい…大丈夫だと思うけど、他の演者さんに粗相のないようにな」
志保「そんな…プロデューサーさんじゃないんですから」
P「マジで厳しいんだけど!まぁいいや、行って…あ、監督さんお疲れ様です」
「ん?あ、765さんとこの!お疲れー」
「ご無沙汰しております。本日はウチの横山と北沢がお世話になります」
「かたいなー。何度もご一緒してる仲じゃないの」
「いえいえ、そんな―――」
志保(演技は上達してるはずなんだけど…素直になるのって難しいな)
P「さて、じゃあ俺はスタッフの皆さんに挨拶してくるな」
志保「はい、お願いします」
P「ウチからはあと奈緒が出演するよな。他の現場から直で来るはずだから合流しといて」
志保「そんなの言われなくても分かってますよ」
P「厳しい…大丈夫だと思うけど、他の演者さんに粗相のないようにな」
志保「そんな…プロデューサーさんじゃないんですから」
P「マジで厳しいんだけど!まぁいいや、行って…あ、監督さんお疲れ様です」
「ん?あ、765さんとこの!お疲れー」
「ご無沙汰しております。本日はウチの横山と北沢がお世話になります」
「かたいなー。何度もご一緒してる仲じゃないの」
「いえいえ、そんな―――」
志保(演技は上達してるはずなんだけど…素直になるのって難しいな)
5: ◆CS7uVfQgX. 2018/09/25(火)19:19:45 ID:BIi
奈緒「しーほっ!」ダキッ
志保「きゃっ!奈緒さん、びっくりするじゃないですか」
奈緒「びっくりさせるためにやっとるんやもん、驚いてくれな私がアホみたいやん」
志保「奈緒さんは元からアホっぽいですけどね」
奈緒「マジで!?」
志保「冗談です」
奈緒「冗談かー…志保の冗談は心臓に悪いわー」
志保「でも、緊張は和らいだんじゃないですか?」
奈緒「お、おぉー。確かに!っていうか志保、よく私が緊張しとる分かったな?」
志保「奈緒さんはバラエティを中心に活躍されてるので。久しぶりのドラマだしもしかしたらな、と」
奈緒「…志保、ホントに私の3個下か?サバ読んどるんちゃうん?」
志保「本当に14歳ですよ」
奈緒「ホントか~?私が14歳のときはもっと落ち着きなかったで?」
志保「奈緒さんは今でも落ち着きがないですけどね」
奈緒「グサッ!…いや、今度は騙されへんで、また冗談言うんやろ!」
志保「いえ、今のは本気ですけど」
奈緒「うわー!志保が私をイジメるーー!!」
志保(…楽しい)
6: ◆CS7uVfQgX. 2018/09/25(火)19:21:10 ID:BIi
P「二人とも、お疲れさま」
志保「お疲れ様です」
奈緒「お疲れさまですー、プロデューサーさん」
P「奈緒は久しぶりのドラマだったし、もっとかたくなってるかと思ったけど心配いらなかったな」
奈緒「はい!本番前に志保がリラックスさせてくれたんで!」
P「志保が?」
志保「べっ、別に、奈緒さんが勝手にそう思ってるだけです!」
奈緒「んっふっふ~、じゃあそーゆーことにしとこかな♪」
P「志保。ありがとな、頼もしいよ」
志保「…どういたしまして」
奈緒「あ!志保が照れとる!めずらし~!なぁなぁ、写メ撮ってええ?」
志保「いいはずないでしょう!ほら、衣装着替えに行きますよ奈緒さん!」
奈緒「あ、志保待ってや~!プロデューサーさん、ちょっと待っとってな!」
P「はいはい、待ってるからさっさと行って来なさい」
志保「お疲れ様です」
奈緒「お疲れさまですー、プロデューサーさん」
P「奈緒は久しぶりのドラマだったし、もっとかたくなってるかと思ったけど心配いらなかったな」
奈緒「はい!本番前に志保がリラックスさせてくれたんで!」
P「志保が?」
志保「べっ、別に、奈緒さんが勝手にそう思ってるだけです!」
奈緒「んっふっふ~、じゃあそーゆーことにしとこかな♪」
P「志保。ありがとな、頼もしいよ」
志保「…どういたしまして」
奈緒「あ!志保が照れとる!めずらし~!なぁなぁ、写メ撮ってええ?」
志保「いいはずないでしょう!ほら、衣装着替えに行きますよ奈緒さん!」
奈緒「あ、志保待ってや~!プロデューサーさん、ちょっと待っとってな!」
P「はいはい、待ってるからさっさと行って来なさい」
9: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:41:58 ID:kkX
控え室
奈緒「なぁ、志保」
志保「なんですか?」
奈緒「さっきも言うたけど、緊張ほぐしてくれてありがとな。おかげ様で楽しくやれたわ」
志保「…どういたしまして」
奈緒「ふっふ~、志保はかわええなぁ!」ダキッ
志保「ちょっ、抱きつかないでくださいって!」
奈緒「なんで?ええやん!あぁ~、肌すべすべやなぁ」
志保「なにをオジサンみたいなことを、ちょっ、どこ触って!」
奈緒「…ホントに14歳かいな。14歳で私と1センチしか変わらんってすごない?」
志保「なにを真顔で言ってるんですか!」
奈緒「これは周りの男がほっとかんやろ、告白とかされるんちゃう?」サワサワ
志保「そ、そこはっ…もう、いい加減に、してください!!」ゴンッ
奈緒「なぁ、志保」
志保「なんですか?」
奈緒「さっきも言うたけど、緊張ほぐしてくれてありがとな。おかげ様で楽しくやれたわ」
志保「…どういたしまして」
奈緒「ふっふ~、志保はかわええなぁ!」ダキッ
志保「ちょっ、抱きつかないでくださいって!」
奈緒「なんで?ええやん!あぁ~、肌すべすべやなぁ」
志保「なにをオジサンみたいなことを、ちょっ、どこ触って!」
奈緒「…ホントに14歳かいな。14歳で私と1センチしか変わらんってすごない?」
志保「なにを真顔で言ってるんですか!」
奈緒「これは周りの男がほっとかんやろ、告白とかされるんちゃう?」サワサワ
志保「そ、そこはっ…もう、いい加減に、してください!!」ゴンッ
10: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:45:34 ID:kkX
志保「…奈緒さん、すみませんでした」
奈緒「いや、ええよ。私もやり過ぎたわ~」
志保「そうですね」
奈緒「あれっ」
志保「私が謝ったのは先輩である奈緒さんを殴ってしまったことです。その他のことに関しては奈緒さんが悪いです」ギロッ
奈緒「…すみませんでしたぁ!」
志保「…ふふっ」ゾクッ
奈緒「…志保?」
志保「あぁ、いえ。奈緒さんを虐めるの楽しいな、と思いまして」ニコッ
奈緒「アカーーン!志保が何かに目覚めようとしてるーー!!!」
奈緒「いや、ええよ。私もやり過ぎたわ~」
志保「そうですね」
奈緒「あれっ」
志保「私が謝ったのは先輩である奈緒さんを殴ってしまったことです。その他のことに関しては奈緒さんが悪いです」ギロッ
奈緒「…すみませんでしたぁ!」
志保「…ふふっ」ゾクッ
奈緒「…志保?」
志保「あぁ、いえ。奈緒さんを虐めるの楽しいな、と思いまして」ニコッ
奈緒「アカーーン!志保が何かに目覚めようとしてるーー!!!」
11: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:46:26 ID:kkX
奈緒「志保ー、そろそろ行こかー」
志保「はい。奈緒さんこそ忘れ物とかないですか」
奈緒「…なんや、志保がどんどん私を子ども扱いしてるような気がするんやけど」
志保「半分気のせいですよ」
奈緒「半分は事実やないか!」
奈緒「…って、あれ」
志保「どうかしたんですか?」
奈緒「志保、口紅落とさへんの?」
志保「あぁ、発色が気に入ったのでこのままつけていようかなと。メイクさんにも商品名を教えてもらいました」
奈緒「へぇ~」ニヤニヤ
志保「なんですか、ニヤニヤして」
奈緒「いやぁ~?見せたい男でもおるんかなぁって」
志保「いませんよ、そんなの。ほら、プロデューサーさんを待たせてますし行きますよ」
奈緒「あっ、待ってや志保~」
志保(…プロデューサーさん気づくかな)
志保「はい。奈緒さんこそ忘れ物とかないですか」
奈緒「…なんや、志保がどんどん私を子ども扱いしてるような気がするんやけど」
志保「半分気のせいですよ」
奈緒「半分は事実やないか!」
奈緒「…って、あれ」
志保「どうかしたんですか?」
奈緒「志保、口紅落とさへんの?」
志保「あぁ、発色が気に入ったのでこのままつけていようかなと。メイクさんにも商品名を教えてもらいました」
奈緒「へぇ~」ニヤニヤ
志保「なんですか、ニヤニヤして」
奈緒「いやぁ~?見せたい男でもおるんかなぁって」
志保「いませんよ、そんなの。ほら、プロデューサーさんを待たせてますし行きますよ」
奈緒「あっ、待ってや志保~」
志保(…プロデューサーさん気づくかな)
12: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:50:15 ID:kkX
車内
P「2人とも、けっこう時間かかってたな。なにしてたんだ?」
奈緒「も~、オンナノコの着替えには時間がかかるものなんです!プロデューサーさんはデリカシーがないなー」
P「アイドルのプロデューサーやってる身で、デリカシーないと言われるのは耳が痛い…」
志保「事実じゃないですか」
P「…奈緒、志保がめっちゃ俺に厳しいんだけど」
奈緒「多分、愛情表現の1つちゃいます?」
P「ならいいんだけど」
志保「違いますけどね」
P「…違うらしい」
奈緒「あはは…。あ、プロデューサーさん!今日の志保なんか違うと思いません?」
P「んー?今はさすがに後ろ見られないからなー。お、ちょうど赤だ」クルッ
志保「ジロジロ見ないでください」
P「そう言われてもなぁ。うーん、いつもどおり可愛いけど」
志保「もっ、もう!なにを馬鹿なこと言ってるんですか!奈緒さんもニヤニヤしてないでなにか言ってください!」
奈緒「志保はかわええなぁ」ホッコリ
志保「なんなんですかアナタたちは!」
P「2人とも、けっこう時間かかってたな。なにしてたんだ?」
奈緒「も~、オンナノコの着替えには時間がかかるものなんです!プロデューサーさんはデリカシーがないなー」
P「アイドルのプロデューサーやってる身で、デリカシーないと言われるのは耳が痛い…」
志保「事実じゃないですか」
P「…奈緒、志保がめっちゃ俺に厳しいんだけど」
奈緒「多分、愛情表現の1つちゃいます?」
P「ならいいんだけど」
志保「違いますけどね」
P「…違うらしい」
奈緒「あはは…。あ、プロデューサーさん!今日の志保なんか違うと思いません?」
P「んー?今はさすがに後ろ見られないからなー。お、ちょうど赤だ」クルッ
志保「ジロジロ見ないでください」
P「そう言われてもなぁ。うーん、いつもどおり可愛いけど」
志保「もっ、もう!なにを馬鹿なこと言ってるんですか!奈緒さんもニヤニヤしてないでなにか言ってください!」
奈緒「志保はかわええなぁ」ホッコリ
志保「なんなんですかアナタたちは!」
13: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:51:31 ID:kkX
P「冗談だよ。口紅引いてるな。いつもより大人っぽくて、可愛いって言うより綺麗だ」
志保「!」
奈緒「おぉ~、大正解!さすがやなぁプロデューサーさん!あ、青やで」
P「サンキュー。ま、いつもお前らのこと見てるしな」
奈緒「なぁなぁ!私もいつもとなんか違うとこあるんやけど分かります?」
P「今日のお昼に食べたであろうたこ焼きの青のりが歯についてるぞ」
奈緒「えっ!?嘘やん!?たこ焼き食べたのは昨日の夜やし…」
P「まぁ嘘なんだけどな」
奈緒「うっわ!今のドヤ顔めっちゃムカつく!志保もそう思わへん?…志保?」
志保「え、あ、すみません。聞いてませんでした。なんでしたか?」
奈緒「いや、たいしたことやないんやけど…大丈夫か?」
志保「あ、はい、思ってた以上に疲れてたみたいで―――」
志保(気づいてくれた…それに、綺麗だって。)
志保「!」
奈緒「おぉ~、大正解!さすがやなぁプロデューサーさん!あ、青やで」
P「サンキュー。ま、いつもお前らのこと見てるしな」
奈緒「なぁなぁ!私もいつもとなんか違うとこあるんやけど分かります?」
P「今日のお昼に食べたであろうたこ焼きの青のりが歯についてるぞ」
奈緒「えっ!?嘘やん!?たこ焼き食べたのは昨日の夜やし…」
P「まぁ嘘なんだけどな」
奈緒「うっわ!今のドヤ顔めっちゃムカつく!志保もそう思わへん?…志保?」
志保「え、あ、すみません。聞いてませんでした。なんでしたか?」
奈緒「いや、たいしたことやないんやけど…大丈夫か?」
志保「あ、はい、思ってた以上に疲れてたみたいで―――」
志保(気づいてくれた…それに、綺麗だって。)
14: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:52:33 ID:kkX
ショッピングモール
P「あ、志保」
志保「…プロデューサーさん、こんにちは」
P「よっ。志保は何しに来たんだ?」
志保「私は、買い物に来ただけです。というかプロデューサーさんの私服、初めて見た気がします」
P「そうか?まぁ、プライベートで会うこと中々ないしな」
志保「そうですね。プロデューサーさんの私服、なんというか普通ですね」
P「服で冒険はしない主義なんだよ。志保は私服のセンスもいいな。さすがだ」
志保「…どうも。そういえば、プロデューサーさんはどうしてここに?」
P「久しぶりに休みを取れてさ。家にいても暇だから、映画でも見ようかなって」
志保「1人で映画ですか?」
P「映画は1人で見る派なんだ。志保は誰かと見るタイプ?」
志保「いえ、映画自体あまり見ないので…弟に付き合わされて特撮の映画を見に来たりはありますが」
P「なるほど。っと、せっかくのオフを邪魔しちゃ悪いな。じゃ、また事務所で」
志保「……」
志保「あっ、あのっ」
P「ん?」クルッ
志保「私も、映画にご一緒してもいいですか…?」
P「あ、志保」
志保「…プロデューサーさん、こんにちは」
P「よっ。志保は何しに来たんだ?」
志保「私は、買い物に来ただけです。というかプロデューサーさんの私服、初めて見た気がします」
P「そうか?まぁ、プライベートで会うこと中々ないしな」
志保「そうですね。プロデューサーさんの私服、なんというか普通ですね」
P「服で冒険はしない主義なんだよ。志保は私服のセンスもいいな。さすがだ」
志保「…どうも。そういえば、プロデューサーさんはどうしてここに?」
P「久しぶりに休みを取れてさ。家にいても暇だから、映画でも見ようかなって」
志保「1人で映画ですか?」
P「映画は1人で見る派なんだ。志保は誰かと見るタイプ?」
志保「いえ、映画自体あまり見ないので…弟に付き合わされて特撮の映画を見に来たりはありますが」
P「なるほど。っと、せっかくのオフを邪魔しちゃ悪いな。じゃ、また事務所で」
志保「……」
志保「あっ、あのっ」
P「ん?」クルッ
志保「私も、映画にご一緒してもいいですか…?」
15: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:53:45 ID:kkX
志保「プロデューサーさん」
P「…なんだよ」
志保「けっこう、映画で泣くタイプだったんですね」
P「うわあぁぁぁ!言うな!だから映画は1人派なんだよ!!」
志保「いえ、私もウルッとはしましたよ。…っふふ」
P「笑うな!」
志保「だって、劇場に、プロデューサーさんのすすり泣き声が響いて…ふふっ」
P「…よしっ!今日はいいところにご飯食べに行こう。それで今日の件は忘れてください、お願いします」
志保「別に断ってくれてもよかったのに」
P「志保から誘われて断れる男なんていないと思うぞ」
志保「…ばかですね、ホントに」クスッ
P「…なんだよ」
志保「けっこう、映画で泣くタイプだったんですね」
P「うわあぁぁぁ!言うな!だから映画は1人派なんだよ!!」
志保「いえ、私もウルッとはしましたよ。…っふふ」
P「笑うな!」
志保「だって、劇場に、プロデューサーさんのすすり泣き声が響いて…ふふっ」
P「…よしっ!今日はいいところにご飯食べに行こう。それで今日の件は忘れてください、お願いします」
志保「別に断ってくれてもよかったのに」
P「志保から誘われて断れる男なんていないと思うぞ」
志保「…ばかですね、ホントに」クスッ
16: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:54:24 ID:kkX
車内
P「志保、今日はありがとな」
志保「こちらこそ。ごちそうになっちゃいましたし」
P「1人じゃあんなとこ入れないしな。逆に助かった」
志保「では、これで映画の件は黙っておきますね」
P「ぜひそうしてくれ。…そういえば」
志保「はい?」
P「今日も前つけてた口紅塗ってるんだな、薄くだけど」
志保「気付いてたんですか」
P「アイドルの些細な変化くらい気づけないと、プロデューサーは務まらないからなぁ」
志保「…気に入ってるので」
志保(プロデューサーさんが褒めてくれたから、なんて言えないけど)
P「志保、今日はありがとな」
志保「こちらこそ。ごちそうになっちゃいましたし」
P「1人じゃあんなとこ入れないしな。逆に助かった」
志保「では、これで映画の件は黙っておきますね」
P「ぜひそうしてくれ。…そういえば」
志保「はい?」
P「今日も前つけてた口紅塗ってるんだな、薄くだけど」
志保「気付いてたんですか」
P「アイドルの些細な変化くらい気づけないと、プロデューサーは務まらないからなぁ」
志保「…気に入ってるので」
志保(プロデューサーさんが褒めてくれたから、なんて言えないけど)
17: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:56:03 ID:kkX
志保「…あっ」
P「どうした?」
志保「そういえば、今日買い物に来ていたんでした」
P「あー、すまん。俺が連れまわしちゃったしな」
志保「いえ…必需品ってわけでもなかったので」
P「なにを買いに来てたんだ?」
志保「あそこの7階で、絵本の展示会がやってて、いいグッズがあれば買おうかな、と」
P「悪い、せっかくの機会だったのに」
志保「いえ、忘れてた私のせいですし、楽しかったので全然…」
志保「――いえ、やっぱりプロデューサーさんのせいです」
志保(言葉を染めて、ちょっとだけ素直に!)
P「どうした?」
志保「そういえば、今日買い物に来ていたんでした」
P「あー、すまん。俺が連れまわしちゃったしな」
志保「いえ…必需品ってわけでもなかったので」
P「なにを買いに来てたんだ?」
志保「あそこの7階で、絵本の展示会がやってて、いいグッズがあれば買おうかな、と」
P「悪い、せっかくの機会だったのに」
志保「いえ、忘れてた私のせいですし、楽しかったので全然…」
志保「――いえ、やっぱりプロデューサーさんのせいです」
志保(言葉を染めて、ちょっとだけ素直に!)
18: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:56:39 ID:kkX
志保「なので、今度は私に付き合ってもらいますからね。デ、デート、のつもりで来てくださいっ」
19: ◆CS7uVfQgX. 2018/10/02(火)11:59:34 ID:kkX
これにて完結となります。
デレそうでデレてない、やっぱりデレてる志保を目指してみました。
志保は奈緒と絡めると輝くことに気づきました。なお×しほ、アリだと思います。
では、またどこかで。
デレそうでデレてない、やっぱりデレてる志保を目指してみました。
志保は奈緒と絡めると輝くことに気づきました。なお×しほ、アリだと思います。
では、またどこかで。
転載元:【ミリマス】北沢志保「うそつきの口紅」
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1537870548/
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1537870548/
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