モバＰ「彼女の笑顔はあらゆる鬱積とした感情を打ち消し、生きる希望を与えてくれます」



モバＰ「そう、例えば………」

〈『闇金ウシジマくん』の場合〉

丑嶋「うっし、今日も仕事すっぞ」

丑嶋「今日は9時半から債務者の取り立てか。それまでテレビでも見てみるか」

TV「今日のゲストは、今話題のアイドル乙倉悠貴ちゃんです！」

悠貴『みなさん、おはようございますっ、乙倉悠貴ですっ』

悠貴『今日は「追い風running」、聴いてくださいねっ！』

丑嶋「……」

柄崎「アレ？社長、今日は9時半から『奴隷くん』の取り立てじゃないンすか？」

丑嶋「あ？もうそんな時間か……」

丑嶋「すまねぇ、今から準備する」

丑嶋「Ａさん、借りたものはキチンと返してもらわないとなァ……」

Ａ「う、うるさい、返す金なんてねえよ！」

丑嶋「ナニ言っちゃってンの？」

丑嶋「俺たちはどんな方法を使ってでもキッチリと貸した金は回収する」

Ａ「ひ、ひぃぃぃ、す、スミマセン！」

Ａ「で、でも返すお金がないんです！これは本当です！」

丑嶋「親に電話しろ」

Ａ「は、はい！」

丑嶋「親に電話して借りられた金額が200万か……あと利息分が必要だな」

Ａ「そ、そこをなんとか！」

丑嶋「そんな甘いことするわけねェだろ？」ギロリ

丑嶋「だが、俺も鬼じゃない」

丑嶋「今日から毎月、お前は『追い風running』というCDを買え。そして、この人気アイドルを決めるサイトで毎日『乙倉悠貴』ちゃんに投票しろ」

丑嶋「それで利息分はチャラにしてやる」

Ａ「あ、ありがとうございます！」

ーー数日後ーー

柄崎「社長、最近テレビに釘付けだなァ…」

TV「今日のぶどう園のリポーターは悠貴ちゃんです！」

悠貴『みなさん、こんにちはっ。元気ですか？』

丑嶋「～～♪」

闇金ウシジマくん編end

〈『ミスミソウ』の場合〉

ーー学校からの帰り道ーー

春花（卒業まであと3ヶ月……）

春花（クラスのみんなのいじめは激しくなるばかり）

春花（でもあともう少しの辛抱……）

春花（気分転換に本屋に寄ろう）

ーー本屋ーー

春花（この田舎に一つしかない本屋…）

春花（雑誌でも買おうかな……）

春花（ん、この雑誌…『今話題のアイドル乙倉悠貴』か……）

春花（すごい…太陽みたいに眩しい笑顔だ…）

春花「かわいいな………」

春花（これ買おうっと）

春花「これください」

店員「あいよ。500円ね」

ーー春花の家ーー

春花「こういうの初めて買ったけど…」

春花「悠貴ちゃんって、私よりも年下なんだ…」

春花「それなのに、私なんかよりもものすごく明るくて………」

春花「憧れちゃうな…」

祥子「おねーちゃん、何見ているの？」

春花「あ、祥子。おねーちゃんは今、アイドルの載っている雑誌を見ているんだよ」

祥子「わたしにもみせてー！」

春花「はいはい」

祥子「わー、この悠貴ちゃんって子、ものすごくかわいいね！」

春花「でしょー」

祥子「あ、いいこと思いついたよ、おねーちゃん！」

祥子「春休みになったら悠貴ちゃんのライブ見に行こうよ！」

春花「それ、すごくいい考えだね」

春花「春休みまであと3ヶ月か…」

春花「私も頑張らなくちゃな……」

ーー翌日ーー

妙子（いじめグループのリーダー）「春花、今日はやけに元気そうね………」

取り巻きＡ「そうですね」

取り巻きＢ「あ、カバンから何か雑誌を取り出しましたよ」

取り巻きＡ「どうやらアイドルの雑誌みたいですね」

妙子「………」

ーー本屋ーー

妙子「オジさん、この本頂戴」

店員「500円だよ」

ーー妙子の家ーー

妙子（『乙倉悠貴』ねぇ……）

妙子（私たちとは似てもつかないくらいかわいくて、とっても笑顔の綺麗な子……）

妙子（この子を雑誌で見ている時の春花、とても幸せそうな顔だった……）

妙子（あんな顔見たら、いじめなんて……）

ーー翌日ーー

妙子「春花さん」

春花「あ、妙子ちゃん」

妙子「今日は言いたいことがあるの」

妙子「なんていうかーー」

妙子「………今まで本当にごめんなさい」

妙子「謝って済むことじゃないっていうのは分かっている」

妙子「それでもごめんなさい」

春花「……」

春花「いいよ」

春花「今度の日曜日、どこかに行こうか」

妙子「いいの……？」

春花「うん」

妙子「本当に、ありがとう……」

春花「あ、妙子ちゃんも卒業したら、悠貴ちゃんのライブ見に行ってみない？」

妙子「……うん、行きたい」

春花「それじゃ、私と私の妹と妙子ちゃんの3人で行こうよ」

妙子「ええ、とても楽しみね」

その後、いじめは無くなり、3人は仲良く悠貴ちゃんのライブに行きましたとさ

ミスミソウ編end

＜『ジョジョの奇妙な冒険』の場合＞

プッチ神父「ほう、東洋には『乙倉悠貴』というかわいいアイドルがいるのか………」

DIO「ああ、プッチ」

DIO「このDIOが100年間眠っている間にこの世はとんでもないアイドルを生み出したのだッ！」

プッチ「早速『ニッポン』とやらに行って乙倉悠貴の応援をするしかあるまい………」

DIO「テンションが上がってきたなァッ！」

DIO「非常に『ハイ』ってやつだッ！」

DIO「ＷＲＹＹＹＹＹＹＹＹＹ！！」

この後2人は日本で悠貴ちゃんのイベントに参加するために真面目に働き続けたそうです

承太郎「今日も平和だからこうして悠貴ちゃんのライブに行けるぜ……」

仗助「本当にグレートっスね～」

吉良（悠貴くん……君は僕の女神だ…)

吉良（君の笑顔を見た途端、私の中にあるドス黒い衝動は跡形もなく消え去った…）

吉良（私がこうして平凡に、だが幸せに生活できているのは君のおかげだ……）

ジョジョの奇妙な冒険編end

＜『ヒミズ』の場合＞

住田「乙倉の笑顔を見ているとあんなに悩んでいたことがバカバカしいな…」

住田「よし、自首して罪を償おう」

住田「罪を償ったあとは、普通の人間として、ひとりのファンとして、乙倉を応援してやるんだ………」

茶沢「ようやく決心してくれたのね…」

茶沢「住田くんが出所したらその時は私が迎えに行く」

茶沢「そんで、2人で悠貴ちゃんのライブに行こう！」

住田「こんなオレでも普通に幸せになれるんだな……」

住田（感謝します、乙倉悠貴さん）

住田（……なんてな）

住田（それでも俺を救ってくれたのは乙倉の笑顔だ）

住田（それは間違いない）

住田「……行くか、交番に」

ヒミズ編end

＜『ちーちゃんはちょっと足りない』の場合＞

千恵「ナツー！また点数があがったぞー！」

ナツ「わー、本当だ、ちーちゃん、すごいね！」

千恵「ナツはどうだー！？」

ナツ「私も少し点が上がったよ」

ナツ「2人で一生懸命勉強したかいがあったね」

千恵「おう！」

千恵「そんで、春休みになったらユーキのライブ観にいくもんなー！」

ナツ「うん、そうだね」

ナツ「だからもっと勉強を頑張ってご褒美にお母さんにチケット代もらおうね！」

千恵「おう、がんばるぞー！」

ナツ「わたしも頑張るねー」

そうして2人は学年でも順位がかなり上になり、そのご褒美として春休みは悠貴ちゃんのライブに行けましたとさ

ちーちゃんはちょっと足りない編end

刃牙「悠貴の笑顔は世界一だッッ」

ヒソカ「そんな笑顔で見られたら（嬉しさで）興奮しちゃうじゃないか??」

ドラえもん「悠貴ちゃんはかわいいなぁ～」

カイジ「この可愛さっ……！圧倒的だっ……！」ボロボロ…

野獣先輩「悠貴ちゃんは世界一かわいいってはっきり分かんだね」

絶望先生「絶望……してはいませんね。乙倉さんの笑顔を見ていると自然と希望に満ち溢れます」

ーー事務所ーー

モバＰ「お分りいただけましたでしょうか？」

モバＰ「悠貴の笑顔はーー」

モバＰ「世界中のあらゆる人を幸せにするのです」

モバＰ「おや、もう時間になったようです」

モバＰ「悠貴が事務所に来る時間に」

モバＰ「…………」

ドアガチャ

悠貴「おはようございます、プロデューサーさんっ！今日も元気いっぱい頑張りますっ」

モバＰ「悠貴……」

モバＰ「今日は10月6日だな」

悠貴「はいっ」ニコニコ

モバＰ「誕生日おめでとう、悠貴」

悠貴「ありがとうございますっ！」

完

これで終わりです。
少し詰め込みすぎた感ありますが、楽しんでいただければ幸いです。
この機会にぜひ乙倉悠貴をプロデュースしてみてはいかがでしょうか？
見てくれていた人本当にありがとうございます。