673: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:57:20 ID:pOX
~晶葉のラボ~
晶葉「まったく、次から次へと注文が多いぞ、助手ときたら…」キュイイイ

P「いや、いくらなんでもちまむーのクチから醤油吐く機能はいらなかっただろ」
晶葉「何故だ、いつでも卵かけご飯が食べられて便利ではないか」
P「まず何で卵かけご飯限定なんだよ、他にも醤油の使いみちはだな……って、そういう話じゃなくて……」
晶葉「何か、別件で用事があるんだろう?顔を見れば察しはつくさ」
P「……凛にはぷちりん、未央にはぷちみおがいるだろ」
晶葉「ああ、そして卯月にはこの天才が直々に開発した人口アイドルC-406号ことちまむーが……」
P「それだよ」
晶葉「それ…とは?」
晶葉「まったく、次から次へと注文が多いぞ、助手ときたら…」キュイイイ

P「いや、いくらなんでもちまむーのクチから醤油吐く機能はいらなかっただろ」
晶葉「何故だ、いつでも卵かけご飯が食べられて便利ではないか」
P「まず何で卵かけご飯限定なんだよ、他にも醤油の使いみちはだな……って、そういう話じゃなくて……」
晶葉「何か、別件で用事があるんだろう?顔を見れば察しはつくさ」
P「……凛にはぷちりん、未央にはぷちみおがいるだろ」
晶葉「ああ、そして卯月にはこの天才が直々に開発した人口アイドルC-406号ことちまむーが……」
P「それだよ」
晶葉「それ…とは?」
関連スレ
未央「今日も事務所は波乱万丈!」ぷちみお「ナンテジダイダー」
ありす「質問に答えます!」ぷちりす「コタエマス!」
未央「スパイスパラダーイス!」ぷちみお「オニクサマ-!」
久美子「大人っぽくなりたくて、か」ぷちみお「コレモジダイカー」
光「必殺技を考えよう!」ぷちみお「ホホーウ」
ぷちみお「ゼンブガオタカラ-!」悠貴「楽しいですよねっ!」
ユミラウネ、冬の終わりに。
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モバP「………眠いんだが」みにさち「フヤァー…」
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舞「春なのに冷えますね…?」ぷちみお「パーッション!」ヘクチッ
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ぷちかれ事務所の夏休み。
ぷちかれ事務所の夏休み。
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674: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:57:45 ID:pOX
P「もしかしたらアイツの……卯月のぷちが現れて、ちまむーと鉢合わせになる展開もあるのかもなあ、なんて開発当時はぼんやり考えたりもしたんだ」
晶葉「だが、卯月のぷちは現れない。」キュイイイ…
晶葉「考えられる可能性は……これは芳乃の論であり、非科学的だから私はあまり信用してはいないのだが」
P「今更科学だ非科学だが通用する事務所でもないだろ、ハッキリ言ってくれ、天才博士さんよ」
晶葉「……例えば、志保は元悪魔だがぷちがいる。これは、彼女が既に悪魔の力を剥奪され、ただの人間になってしまった故に起きた例外的現象だ。本来、ぷちは人間にしか発現しない。」
P「半身……一種の願いの結晶だと、芳乃は言っていたな」
晶葉「人の深層心理の部分までは私は専門外だから詳しくはわからないが…それなりに、人型ロボを作るにあたって研究を進めてもいるところでな」
P「……早い話、卯月は…」
晶葉「ああ、可能性の話でしかないが」
晶葉「島村卯月は普通の人間ではない、かもしれない」
~~~~~~
晶葉「だが、卯月のぷちは現れない。」キュイイイ…
晶葉「考えられる可能性は……これは芳乃の論であり、非科学的だから私はあまり信用してはいないのだが」
P「今更科学だ非科学だが通用する事務所でもないだろ、ハッキリ言ってくれ、天才博士さんよ」
晶葉「……例えば、志保は元悪魔だがぷちがいる。これは、彼女が既に悪魔の力を剥奪され、ただの人間になってしまった故に起きた例外的現象だ。本来、ぷちは人間にしか発現しない。」
P「半身……一種の願いの結晶だと、芳乃は言っていたな」
晶葉「人の深層心理の部分までは私は専門外だから詳しくはわからないが…それなりに、人型ロボを作るにあたって研究を進めてもいるところでな」
P「……早い話、卯月は…」
晶葉「ああ、可能性の話でしかないが」
晶葉「島村卯月は普通の人間ではない、かもしれない」
~~~~~~
675: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:58:00 ID:pOX
676: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:58:24 ID:pOX
~卯月の夢の中~
ウロボロス「よくぞここまでたどり着きましたね……勇者ウヅキと、その仲間達……」
ウヅキ「あなたが……私達の世界を苦しめている最後の悪魔……ウロボロス…!」
リン「ウヅキ、ここは私が前に出るから、アンタはいつも通り援護を…」
ウヅキ「いいえ……リンちゃん、私も今回は前に出て戦いたいです…」
ミオ「で、でも、戦い慣れしてないウヅキがそんな事したら…」
ウヅキ「だからこそです。この魔王は必ず、どんなことがあっても倒さなきゃならない相手……」
ウヅキ「私が前に出れば、弱い私を狙うウロボロスにはきっと、隙ができるはず……それが、今回私ができる最大の援護ですから」
リン「…言っても、聞きそうにないね」
ミオ「私達が、その間に一気に畳み掛けるしかない……か!」
ウヅキ「頑張りましょう、これがきっと、最後の戦いです!」
~~~~~
ウロボロス「よくぞここまでたどり着きましたね……勇者ウヅキと、その仲間達……」
ウヅキ「あなたが……私達の世界を苦しめている最後の悪魔……ウロボロス…!」
リン「ウヅキ、ここは私が前に出るから、アンタはいつも通り援護を…」
ウヅキ「いいえ……リンちゃん、私も今回は前に出て戦いたいです…」
ミオ「で、でも、戦い慣れしてないウヅキがそんな事したら…」
ウヅキ「だからこそです。この魔王は必ず、どんなことがあっても倒さなきゃならない相手……」
ウヅキ「私が前に出れば、弱い私を狙うウロボロスにはきっと、隙ができるはず……それが、今回私ができる最大の援護ですから」
リン「…言っても、聞きそうにないね」
ミオ「私達が、その間に一気に畳み掛けるしかない……か!」
ウヅキ「頑張りましょう、これがきっと、最後の戦いです!」
~~~~~
677: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:58:48 ID:pOX
リン「菫青の獅子よ!【ラズール・レオ】ッ!!」グオオッ
ミオ「これでも食らって!【シックス・スター】!!」ババババババン!
ウロボロス「フン、ぬるい!その程度で私の身体に傷がつくとでもおもったのですか…?」
リン「それなら……もっと大技を叩き込むだけ……!凍える蒼き炎よ!【エトワール・プリズム】!!」ボウッ……ガキキキキン!
ミオ「これなら…どうだっ!落ちろ、【ミツボシ】ッ!」ドゴン…ドゴン…ドゴン……!
ウヅキ「はぁ…はぁ……そっちが仕掛けてこないのなら……私からも……!」バッ
ウヅキ「みんなの笑顔を守るために! これが私の……【フルブルーム……】」タタッ
ウロボロス「む……?」
ウヅキ「【スマイリィ】っ!!」ズバァン!
ミオ「や、やった!」
リン「光の巨剣でシッポを叩き切った……!いける、これなら……」
ウロボロス「……ふふふ、あはははははは!」ズルン!
ウヅキ「…! シッポが再生して…」
ミオ「これでも食らって!【シックス・スター】!!」ババババババン!
ウロボロス「フン、ぬるい!その程度で私の身体に傷がつくとでもおもったのですか…?」
リン「それなら……もっと大技を叩き込むだけ……!凍える蒼き炎よ!【エトワール・プリズム】!!」ボウッ……ガキキキキン!
ミオ「これなら…どうだっ!落ちろ、【ミツボシ】ッ!」ドゴン…ドゴン…ドゴン……!
ウヅキ「はぁ…はぁ……そっちが仕掛けてこないのなら……私からも……!」バッ
ウヅキ「みんなの笑顔を守るために! これが私の……【フルブルーム……】」タタッ
ウロボロス「む……?」
ウヅキ「【スマイリィ】っ!!」ズバァン!
ミオ「や、やった!」
リン「光の巨剣でシッポを叩き切った……!いける、これなら……」
ウロボロス「……ふふふ、あはははははは!」ズルン!
ウヅキ「…! シッポが再生して…」
678: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:59:12 ID:pOX
ウロボロス「私は死と再生を司る魔王、ウロボロス!!そなた達の攻撃がいかに強かろうと、この身体の一欠片でも残る限り、全ては流転し、元の完全な姿を形作るであろう!」
リン「そんな……ただでさえあれだけ硬い身体してるのに……!」
ミオ「私達が使える技は全部出し尽くした……ここまで……なの…?」
ウヅキ「諦めません!私は……みんなからの託された想いを、絶対に無駄になんか……できないです!」ガシッ
ウロボロス「おうおう、健気にも私の身体にしがみついて……何をしようが痛くも痒くもないと、まだわからないのか!……ならば……さらなる絶望を見せてやる!【ペトラアイズ】!」
リン「うあっ……身体が……石に……」パキパキピキ
ミオ「や……いやだ……こんなの……いやあああっ」パキパキピキ
ウヅキ「リンちゃん!ミオちゃん!」
リン「ウヅキ…にげ…」パキン
ミオ「ごめんね…みん……」パキン
ウヅキ「あ……あああ……」
リン「そんな……ただでさえあれだけ硬い身体してるのに……!」
ミオ「私達が使える技は全部出し尽くした……ここまで……なの…?」
ウヅキ「諦めません!私は……みんなからの託された想いを、絶対に無駄になんか……できないです!」ガシッ
ウロボロス「おうおう、健気にも私の身体にしがみついて……何をしようが痛くも痒くもないと、まだわからないのか!……ならば……さらなる絶望を見せてやる!【ペトラアイズ】!」
リン「うあっ……身体が……石に……」パキパキピキ
ミオ「や……いやだ……こんなの……いやあああっ」パキパキピキ
ウヅキ「リンちゃん!ミオちゃん!」
リン「ウヅキ…にげ…」パキン
ミオ「ごめんね…みん……」パキン
ウヅキ「あ……あああ……」
679: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:59:40 ID:pOX
ウロボロス「ふんっ!」ブンッ
バリイイイン……!
※二人の石像は、跡形もなく砕け散った…。
ウロボロス「希望とは、絶望に輪廻するもの……少しは諦めがつきましたか?…さあ、次はあなたの番です!」
ウヅキ「そうは……いきません……」
ウヅキ「私は……どんなことがあったって、もう……絶対に、挫けません!」カッ…
ウロボロス「…馬鹿な、その光は……自爆するつもりですか!?」
ウヅキ「私が受け継いだ勇者の力……そして、皆との絆の記憶……すべてをこの技に込めれば、例えあなたでも、ひとかけらも残らず消滅させられるはずです!」
ウロボロス「ええい、離せ!私は死なぬ!死と再生を司る魔王が、たかが人間一人の死によってなど……」
ウヅキ(リンちゃん、ミオちゃん。次、もし生まれ変われるのなら私……)
ウヅキ「今度は二人を、守れる、かなぁっ……!」カアアアアアッ……
ウロボロス「やめろおおおっ!」
ウヅキ「やああああああああ!!」
ドオオオオオオ………………
バリイイイン……!
※二人の石像は、跡形もなく砕け散った…。
ウロボロス「希望とは、絶望に輪廻するもの……少しは諦めがつきましたか?…さあ、次はあなたの番です!」
ウヅキ「そうは……いきません……」
ウヅキ「私は……どんなことがあったって、もう……絶対に、挫けません!」カッ…
ウロボロス「…馬鹿な、その光は……自爆するつもりですか!?」
ウヅキ「私が受け継いだ勇者の力……そして、皆との絆の記憶……すべてをこの技に込めれば、例えあなたでも、ひとかけらも残らず消滅させられるはずです!」
ウロボロス「ええい、離せ!私は死なぬ!死と再生を司る魔王が、たかが人間一人の死によってなど……」
ウヅキ(リンちゃん、ミオちゃん。次、もし生まれ変われるのなら私……)
ウヅキ「今度は二人を、守れる、かなぁっ……!」カアアアアアッ……
ウロボロス「やめろおおおっ!」
ウヅキ「やああああああああ!!」
ドオオオオオオ………………
680: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)22:59:56 ID:pOX
※ウロボロスは跡形もなく消滅した……
立ち尽くすウヅキの姿がある…
ウヅキ「………」フラッ……
バサァッ……サラサラサラ……
※ウヅキだったものは力を失い、灰になって消えていった……。
~~~~~~
立ち尽くすウヅキの姿がある…
ウヅキ「………」フラッ……
バサァッ……サラサラサラ……
※ウヅキだったものは力を失い、灰になって消えていった……。
~~~~~~
681: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:00:19 ID:pOX
卯月「はっ……!」ガバッ……
卯月「……はぁ……はぁ……また……この夢……」
卯月「凄い汗………私……どうしちゃったんだろ……」
『全てを思い出したようね、勇者ウヅキ』
卯月「あなたは……奏さん…?」
奏「ええ、奏よ。もう知っているとは思うけれど、私、死神なのよね」

奏「魂の輪廻や、流転……とりわけ有名なものは、死神の仲間から仲間へ、伝説として伝わっているものなの」
奏「卯月、あなたはね……まだ、勇者の力を持ち越したまま転生してしまっているのよ」
卯月「ま、待って下さい、冗談、ですよね…だってあれは、私の夢の中の話で……」
奏「魔王ウロボロス、死と再生を司る悪魔……あなた達が旅の果てに戦ったもの……あれはね、魂のバランスを著しく乱す存在だったのよ」
卯月「魂のバランスを…?」
卯月「……はぁ……はぁ……また……この夢……」
卯月「凄い汗………私……どうしちゃったんだろ……」
『全てを思い出したようね、勇者ウヅキ』
卯月「あなたは……奏さん…?」
奏「ええ、奏よ。もう知っているとは思うけれど、私、死神なのよね」

奏「魂の輪廻や、流転……とりわけ有名なものは、死神の仲間から仲間へ、伝説として伝わっているものなの」
奏「卯月、あなたはね……まだ、勇者の力を持ち越したまま転生してしまっているのよ」
卯月「ま、待って下さい、冗談、ですよね…だってあれは、私の夢の中の話で……」
奏「魔王ウロボロス、死と再生を司る悪魔……あなた達が旅の果てに戦ったもの……あれはね、魂のバランスを著しく乱す存在だったのよ」
卯月「魂のバランスを…?」
682: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:00:37 ID:pOX
奏「命が尽きそうになると、他の生物の魂を自動的に供給して、それをひたすら体内で循環させて永らえていた…。本来導かれるべき魂はウロボロスの体内でいつまでもいつまでも、そのままでは腐り果てるくらいに果てしなくさまよっていた」
奏「魂の量のバランスが現世と霊界で均衡を保てないと…世界そのものが崩壊する。1つの並行世界であったが故に、対になるこの世界も崩壊の危機にあった。それを救ったのが、あなた達……正確には、あなた自身」
奏「試しに念じてみると良いわ。見覚えのあるものが出てくるはずよ」
卯月「念じて……?……………っ!」キイイイン…
ガチャリ……
卯月「これは……私の剣……」
奏「魂の量のバランスが現世と霊界で均衡を保てないと…世界そのものが崩壊する。1つの並行世界であったが故に、対になるこの世界も崩壊の危機にあった。それを救ったのが、あなた達……正確には、あなた自身」
奏「試しに念じてみると良いわ。見覚えのあるものが出てくるはずよ」
卯月「念じて……?……………っ!」キイイイン…
ガチャリ……
卯月「これは……私の剣……」
683: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:00:52 ID:pOX
奏「次こそはみんなを守りたい。カミサマって変な願いばかり拾ってきて叶えちゃうのよね。凛も未央も、もう普通の人間で、というより、全く別の存在なのに……あなただけが、記憶を夢に見て、力そのものも引き継いでしまった。言わば、あなたは特異点なの」
卯月「む、難しい話はよくわかりませんけど……じゃ、じゃあ、この世界にも倒さなきゃいけない敵がいたりするんでしょうか……だとしたら、私は……」
奏「それが、いないのよね。この世界に、そうまでして倒さなきゃならない巨悪…それこそウロボロスみたいな悪魔は存在しない。強いて言えば、悪漢とか、犯罪者とかになるんでしょうけれど。……誰が言ったか、一番恐ろしいものって、結局は人の心なのよね」
卯月「む、難しい話はよくわかりませんけど……じゃ、じゃあ、この世界にも倒さなきゃいけない敵がいたりするんでしょうか……だとしたら、私は……」
奏「それが、いないのよね。この世界に、そうまでして倒さなきゃならない巨悪…それこそウロボロスみたいな悪魔は存在しない。強いて言えば、悪漢とか、犯罪者とかになるんでしょうけれど。……誰が言ったか、一番恐ろしいものって、結局は人の心なのよね」
684: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:01:12 ID:pOX
卯月「私……そっか、だから私のぷちちゃんが現れなかったのかな……」
奏「そうね。人の身でないなら、ぷちは現れない。…その力をどう使うかも、カミングアウトするかもあなた次第だけど……隠していて抱えたままでも、あなたにはいいことなんてないかもしれないわね。あなた、一人きりで全部を抱え込めるタイプの強さは持ってないと思うから」
卯月「みんな、正直に話したら……凛ちゃんや未央ちゃんは…怒ったりしないかな…」
奏「その二人をこの世界に転生させたのが、卯月、あなたなの。もっというなら、あの世界を守る事で、あなたはこの世界の崩壊も食い止めているのよ」
奏「胸をはって、打ち明けてごらんなさい。今更そんなことくらいでビクビクするような事務所じゃないはずよ、あそこは。」
奏「そうね。人の身でないなら、ぷちは現れない。…その力をどう使うかも、カミングアウトするかもあなた次第だけど……隠していて抱えたままでも、あなたにはいいことなんてないかもしれないわね。あなた、一人きりで全部を抱え込めるタイプの強さは持ってないと思うから」
卯月「みんな、正直に話したら……凛ちゃんや未央ちゃんは…怒ったりしないかな…」
奏「その二人をこの世界に転生させたのが、卯月、あなたなの。もっというなら、あの世界を守る事で、あなたはこの世界の崩壊も食い止めているのよ」
奏「胸をはって、打ち明けてごらんなさい。今更そんなことくらいでビクビクするような事務所じゃないはずよ、あそこは。」
685: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:01:27 ID:pOX
奏「…私の親友にもいるしね。カミサマにケンカ売った挙げ句、本来死ぬはずだった運命をむりやり捻じ曲げて生きてる変わり者の女のコが。」
卯月「……それって……」
奏「まぁ、後はあなたの自由、好きに生きて、皆を見守って、そうして手を繋いで歩いていけばいいと、私は思うんだけどね」
卯月「…………私は……」
~~~~~~
卯月「……それって……」
奏「まぁ、後はあなたの自由、好きに生きて、皆を見守って、そうして手を繋いで歩いていけばいいと、私は思うんだけどね」
卯月「…………私は……」
~~~~~~
686: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:01:51 ID:pOX
※で。
P「ほう、卯月は異世界の勇者だったのか!ははぁ、ナルホドナルホド…」
卯月「え、あの」
凛「卯月、剣術が使えるのなら、今度の舞台の殺陣の稽古、つきあってくれないかな」

卯月「でも私、凛ちゃんや未央ちゃんを…」
未央「しーまーむーっ」ギューッ

卯月「ひゃあ、未央ちゃん!」
未央「えへへ、ゴメンね…最後、一人きりにさせちゃって…怖かったよね、辛かったよね…」
卯月「未央…ちゃん……」
未央「けど、この未央ちゃんが復活したからにはもう大丈夫!しまむーはこれから一生笑いっぱなしで人生を突き進むのじゃー!」
ぷちみお「リューセー!」ポイッ
卯月「あたっ!」ヘゴチン!
ぷちみお「リュセ?」
P「ほう、卯月は異世界の勇者だったのか!ははぁ、ナルホドナルホド…」
卯月「え、あの」
凛「卯月、剣術が使えるのなら、今度の舞台の殺陣の稽古、つきあってくれないかな」

卯月「でも私、凛ちゃんや未央ちゃんを…」
未央「しーまーむーっ」ギューッ

卯月「ひゃあ、未央ちゃん!」
未央「えへへ、ゴメンね…最後、一人きりにさせちゃって…怖かったよね、辛かったよね…」
卯月「未央…ちゃん……」
未央「けど、この未央ちゃんが復活したからにはもう大丈夫!しまむーはこれから一生笑いっぱなしで人生を突き進むのじゃー!」
ぷちみお「リューセー!」ポイッ
卯月「あたっ!」ヘゴチン!
ぷちみお「リュセ?」
687: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:02:13 ID:pOX
未央「ぷちみー、それ流星玉じゃなくてリンゴ………っていうか、何でリンゴばっかこんなに…?」
ぷちあかり「ナシテヤー!」
卯月「うひゃあ、何か出てきましたよ!?」
ぷちあかり「タベルンゴ!ウマインゴ!」プンスコ
未央「ありゃあ…ぷちみーが投げたリンゴ、この子のだったみたいだねえ……」
P「というより、あかりの実家から送られてきたヤツだな、これ」
ちまむー「ガンバリマスヨー」ウイーン
卯月「あ、ちまちゃん…」
ちまむー「リンゴジュース ガンバッテシボリマスー!」ウイーン
未央「あ、リンゴ持って行っちゃった…」
P「流石にクチから何でも見境なしに出すのは色々汚いから、果物は手で絞るようにアップデートされたんだよ。あれならあり余る怪力も役に立つしな」
ぷちあかり「ナシテヤー!」
卯月「うひゃあ、何か出てきましたよ!?」
ぷちあかり「タベルンゴ!ウマインゴ!」プンスコ
未央「ありゃあ…ぷちみーが投げたリンゴ、この子のだったみたいだねえ……」
P「というより、あかりの実家から送られてきたヤツだな、これ」
ちまむー「ガンバリマスヨー」ウイーン
卯月「あ、ちまちゃん…」
ちまむー「リンゴジュース ガンバッテシボリマスー!」ウイーン
未央「あ、リンゴ持って行っちゃった…」
P「流石にクチから何でも見境なしに出すのは色々汚いから、果物は手で絞るようにアップデートされたんだよ。あれならあり余る怪力も役に立つしな」
688: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:02:37 ID:pOX
卯月「リンゴ……あ、そう言えば私、いつか平和になった時のためにって練習してた技があったんです!」
凛「リンゴで、技…?」
卯月「見ててくださいね……」フォン
※卯月は一瞬で剣と鎧の姿に変身した…。
未央「おお、しまむーかっこいい!」
P「確かに……撮影に使えそうだな……」
卯月「あ、あんまり見られると照れちゃいます…手元が狂うから、上の方見ててくださいね」
凛「うん、わかった……上?」
ぷちあかり「ウエンゴ?」
卯月「せーの!」ポーン……
※卯月はリンゴを真上に投げ上げた…
卯月「【ティスティ・ロマンティック】!」スパパパパパ
ヒューン……コトッ
卯月「はい、全部うさぎさんになりました!」
凛「リンゴで、技…?」
卯月「見ててくださいね……」フォン
※卯月は一瞬で剣と鎧の姿に変身した…。
未央「おお、しまむーかっこいい!」
P「確かに……撮影に使えそうだな……」
卯月「あ、あんまり見られると照れちゃいます…手元が狂うから、上の方見ててくださいね」
凛「うん、わかった……上?」
ぷちあかり「ウエンゴ?」
卯月「せーの!」ポーン……
※卯月はリンゴを真上に投げ上げた…
卯月「【ティスティ・ロマンティック】!」スパパパパパ
ヒューン……コトッ
卯月「はい、全部うさぎさんになりました!」
689: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:02:57 ID:pOX
未央「うおお、一瞬で投げたりんごがうさぎ型に……」
凛「す、凄すぎる……」
P「しかも皿でキャッチするまでリンゴが丸のまんまだったぞ…どんな切れ味してんだ…」
卯月「あ、実はこれ、食べると傷が回復したりしますよ♪」
P「勇者凄えな!?」
ぷちあかり「ホエー トカイハ スゴインゴネエ」
未央「うん、都会は多分関係ないはず……」
卯月(私、最後にもし叶うならって、お願い事をしたんです。凛ちゃんと未央ちゃんが、もうひどい目にあわなくてもいいように、戦わなくていい世界で、もう一度3人で……)
卯月(今度は普通の女の子として、生きられたらいいなぁって!)
凛「す、凄すぎる……」
P「しかも皿でキャッチするまでリンゴが丸のまんまだったぞ…どんな切れ味してんだ…」
卯月「あ、実はこれ、食べると傷が回復したりしますよ♪」
P「勇者凄えな!?」
ぷちあかり「ホエー トカイハ スゴインゴネエ」
未央「うん、都会は多分関係ないはず……」
卯月(私、最後にもし叶うならって、お願い事をしたんです。凛ちゃんと未央ちゃんが、もうひどい目にあわなくてもいいように、戦わなくていい世界で、もう一度3人で……)
卯月(今度は普通の女の子として、生きられたらいいなぁって!)
690: ◆6RLd267PvQ 19/07/26(金)23:03:16 ID:pOX
※島村卯月
職業・勇者兼アイドル
攻撃属性・光
得意技・回復と剣術
将来の夢・皆でずーっと笑って生きること。
おわれ。
職業・勇者兼アイドル
攻撃属性・光
得意技・回復と剣術
将来の夢・皆でずーっと笑って生きること。
おわれ。
転載元:卯月「私にぷちがいない理由…?」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1549942443/
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1549942443/
コメント