1: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:28:22.95 ID:wG2CyFjX0
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2: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:29:14.95 ID:wG2CyFjX0
モバP(以下P表記)「ん? ああ、あーちゃん」
藍子「この、いくおす?っていうの、なんですか?」
P「ああ、アイコスね」
藍子「あいこす……?」
藍子「あいこす、って読むんですか?」
P「そうだよ」
藍子「なんだか、わたしみたいですね」
P「……」
藍子「……」
P「……」
藍子「……」
藍子「……//」
3: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:29:57.93 ID:wG2CyFjX0
『ラジオ』
藍子「じゃあ、読みますよ」
P「おう」
藍子「ごほん。……『続いてのお便りは、こちら。町田にお住いの相模大野さんから、』」
P「ちょっと待って」
藍子「? なんですか?」
P「それ、逆じゃない?」
藍子「ええっと、『続いてのお便りは、こちら。』 ……あってますよね?」
P「そこじゃなくて、その次」
藍子「『相模大野にお住いの、町田さんから、』」
P「さっき、間違って言ってなかった?」
藍子「えっ、そうかなぁ」
P「町田にお住いの相模大野さんって言ってた気がするんだけど」
藍子「う~ん……。覚えてないですね」
P「まぁ、いいか」
藍子「はい」
4: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:30:49.73 ID:wG2CyFjX0
『料理』
藍子「フィクションだと、砂糖と塩を間違えることって、わりと頻繁にあるじゃないですか」
P「そうだね」
藍子「昔は、よくわかんなかったんですよね。なんで間違えるんだろう、って」
P「ふむ」
藍子「わたしの家、昔からずっと、白くない砂糖を使ってるんです」
P「あるよね、白くない砂糖」
藍子「だから、砂糖と塩を取り違える意味がわかんなかったんだなぁ、って」
P「藍子」
藍子「はい?」
P「それ、キャノーラ」
藍子「…………」
P「…………まぁ、そういう日もあるよ」
藍子「Pさん。『ペペロンチーノ レシピ キャノーラ 代用』で調べていただけませんか?」
P「おう」
5: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:31:24.48 ID:wG2CyFjX0
『後方不注意』
藍子「すぱいすぱらだいす~」
藍子「いぇー!」
藍子「ナツメグ! サフラン! ブラックペッパ~!」
藍子「すぱいすぱらだいs……」クルッ
未央「……」
藍子「……」
未央「……」
藍子「……」
未央「……おはよ、あーちゃん」
藍子「おはようございます」ペコリ
未央「……」
藍子「……」
未央「……おかまいなく?」
藍子「……OKグーグル。人の記憶を司る部分はどこ?」
未央「あーちゃんiPhoneでしょ」
6: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:31:55.33 ID:wG2CyFjX0
『徹夜コース』
藍子「おはようございま~す」フラフラ
P「あー。やっと起きたのか」
藍子「わーPさん。今、何時ですか?」
P「19時だよ」
藍子「……?」
P「19時」
藍子「???」
P「うん。19時だ。ほら」
藍子「……19時じゃないですか」
P「言ってるじゃん」
藍子「わたし、何時に寝ましたっけ」
P「ご飯食べてすぐ寝てたよね。1時ぐらい?」
藍子「19ひく13っていくつですか?」
P「6だね」
藍子「6」
P「うん」
藍子「これはもう、お昼寝とは言えないですね」
P「そうだね」
藍子「……なんで起こしてくれなかったんですか?」
P「仮眠室には行ったんだよ。でも、ほら、幸せそうな顔してスヤスヤ寝てるから」
藍子「えぇー……。どうしよう。今日、ぜったい寝れないなぁ」
P「疲れてたの?」
藍子「いえ、特にそういうわけでは……」
P「なおのことすごいな」
7: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:32:29.73 ID:wG2CyFjX0
『楽屋』
藍子「おはようございま~す」ガチャッ
日菜子「……」クルッ
まゆ「……?」クルッ
藍子「……?」
日菜子「……」じっ
まゆ「……」じっ
藍子「……えへへ。間違えちゃった。失礼しました~」ガチャッ
日菜子「あの子、えっと、高森さんちの」
まゆ「藍子ちゃんです」
日菜子「そうでした。今度のライブでご一緒するんです」
日菜子「しっかりした子、ってイメージがあったんですけど、楽屋を間違えたりするんですねぇ」
まゆ「日菜子ちゃん、次めくってください」
日菜子「はぁい……。あ、赤染衛門。またお姫様ですねぇ♪ むふ♪」
まゆ「むー。日菜子ちゃん、強いですねぇ……」
8: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:32:59.72 ID:wG2CyFjX0
『寿司』
藍子「その、最近、間違えがちなんですよね。色々と」
P「へえ」
藍子「だから、これも、つい、うっかり。そう、うっかりなんです」
P「いや、ね? 食べるな、とは言ってないんだし」
藍子「はい」
P「いい子だしさ、俺も色々と任せてるところがあるし。だから、別に、ダメなんて言わない」
P「でもさ、一言断るべきだと思うんだよね」
藍子「……」
P「……この黒い皿、いくらだと思う?」
藍子「500円です」
P「ね。それが何枚?」
藍子「……よ、4枚ぐらいです」
P「ぐらい、じゃなくて。ちゃんと数えてみてよ」
藍子「5枚あります」
P「そうだね。うん」
藍子「ご、ごめんなさい……。食べたいもの食べてたら、こうなっちゃったんです」
P「いや、いいんだけどね? 少食だし。でも、このペースでいってたらさ、大変なことになるよね」
藍子「つ、次からは気をつけます……」
9: ◆YF8GfXUcn3pJ 2019/10/18(金) 04:33:37.47 ID:wG2CyFjX0
終わり
特にオチとかはないです
転載元:高森藍子「間違える」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1571340502/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1571340502/
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