偉い人『知性です』

奈緒のり子歩「あははははははは」

未来「でへへー」

静香「……未来、これは何？」

未来「5thライブの特典だよー。静香ちゃん、まだ見てないなら一緒に見ようよー」

静香「……ええ、そうするわ」

(視聴後)

のり子「いやぁ、笑った笑った」

歩「おもしろかったよな」

奈緒「ホンマに……でも、私、全然わからへんかったわ」

のり子「たしかに。問題難しかったよね」

未来「でしょでしょ？」

歩「未来、よく頑張ったよ」

未来「ありがとう！でへへ～」

静香「」ｽｯ

未来「あれ？静香ちゃん、どこに行くの？」

静香「ちょっとプロデューサーに話があるわ」

未来「え、ちょっと、静香ちゃ～ん？」

……

静香「プロデューサー！」

P「お、おう。どうした？」

静香「さっき5thライブの特典映像を見ました」

P「あー……うん」

静香「あれはなんなんですか！」

P「ごめんなさい」

P「俺も最後まで迷ったよ。でも、構成上、仕方なく」

静香「それにしても酷いですよ！」

P「はい……ごめんなさい。以後気をつけます」

静香「本当にもう……次は」

静香「ああいう勉学系統には、私も出してください」

P「え？そっち？」

静香「そっち？って……たしかに、システムにも言いたいこともありますよ」

P「……うん」

静香「何回でも答える権利があるとか、何回間違っても得点は減らないところとか」

P「それは……まぁ」

静香「でも、些細なことです。人選に比べたら」

P「そ、そうか」

静香「あれを見られたら、私たち全員、知性が足りないと思われちゃうじゃないですか」

P「そうか？」

静香「そうですよ。もし私がスケジュール的に無理なら、琴葉さんや星梨花を呼ぶべきです」

P「……うん」

静香「だいたい、未来が3位に入るメンバーなんて、人選に悪意を感じます」

未来「ほめられてるのかな？」

P「あー……静香、ちょっと待ってくれ。未来に確認したいことがある」

静香「……わかりました、どうぞ」


P「未来、静香はどこから見てた？」ﾋｿﾋｿ

未来「へんた……偉い人が、『足りないのは知性です』って言ったとこからです」ﾋｿﾋｿ

P「……なるほど、ありがとう」

P「静香、ちょっと聞いてくれるか」

静香「なんですか？」

P「人選のことだけど……おもしろくするためには、仕方ないんだ」

静香「だから言ったじゃないですか、それにしても酷いです」

P「ただな……例えば、歌織さんに、静香、琴葉、星梨花、ロコ、エミリーというメンバーだったとしよう」

静香「はい」

P「それ、おもしろいか？」

静香「……どういうことですか？」

P「今回のシステムだと、全問題、ヒントを使わず一瞬で答えてしまうだろ。それではおもしろくない」

静香「……そうですか？」

P「英語の聞き取りでエミリーが答えてクリア……盛り上がると思う？」

静香「……たしかに、歩さんが答えても盛り上がりに欠けそうですね」

P「歩ならいいけどな」

P「そもそも、静香や琴葉たちは、進級試験を受けなくてもいいだろ」

静香「……たしかに、一理あります」

P「逆に、全員頭未来ちゃだと、一問も正解できないからダメだ」

静香「たしかに」

未来「頭未来ちゃってどういうことですか？」

P「かわいいってことだ」

未来「そっかー、かわいいってことかー。でへへ～」

P「まぁ、ということで、ああいうバランスのメンバーにしたってことだ」

静香「なるほど……」

P「誤算もあったけどな。主に千……いや、なんでもない」

静香「……なるほど。それは読めないですね」

P「まぁ、そういうことだ。少しでもわかってくれたか？」

静香「ええ……すみません、悪意って決めつけてしまって」

P「謝らなくていいよ、わかってくれたなら」

静香「わかりました……ありがとうございます」

P「いいってことよ」

静香「正直、さっきはイライラしながら見てて、あまり楽しめなかったんですよね」

静香「だから、もう一回見てきますね。今度は最初から」

未来「私も～」

P「えっちょっ」

数分後、伝説の迷場面として、「ありがサンキュー」が使われてるのを知り、また怒りに来る静香であった……

おわり

昨年は、地上波デビューも果たした、「ありがサンキュー」……w
私的には、Machico迷場面の「ぴよぴよしてくだぱいまっぱぱ」も好きですw

完結報告してきます。