ライラ「今日の仕事場はどこでございますか！」

P「今日は…近場の本屋でサイン会だな」

ライラ「近場！確か○○書店でございますね！」

P「えっ、う、うん」

P「それじゃ車出してくるからちょっと待」

ライラ「走って行くでございますよプロデューサー殿ぉぉ！」

P「えっおい待て！」

ライラ「あーっはっはっはっはぁー！」

P「あばばばばばばばばば！」

～～

ライラ「ぜーっ…ぜーっ…」

P「……近いと…言っても…一駅分走るやつがいるか…」

ライラ「大丈夫だと…思いましたでございます…」

P「あーもう、引きずるからスーツが…」

ライラ「申し訳ございませんです…」

P「あっ！走ってきたから衣装もない！」

ライラ「その点は心配ご無用でございます！」

P「は？」

ライラ「下に着込んで来ましたです！」

P「晶葉にもらった白衣で見えてなかったが下に着込むとか水着かなにかか！」

ライラ「カイさんからいただいたショーガクセーの水着を今きてますですがそれを見抜くとは流石プロデューサー殿でございます！」

P「…うん、流石だろ」

ライラ「そろそろ疲れもとれましたですので働くでございますよ！」

P「とりあえずスタドリ飲んでくれ、気合で疲れは取れない」

ライラ「んぐっ…うまぁ～い！」

P「男前に飲み干したことはつっこまないからただちに億泰顔をやめるんだ」

ライラ「行ってきますでございます！」

P「行ってらっしゃい……心配だから見に行くか…」

P「さ、どうなって…」

ライラ「ファンのあなた様らぁぁ！！」

P「！？」

ファン「うおおおおおおお！！ライラさぁぁぁん！！」

ライラ「あなた様ら愚民はライラさんがチヅルさんに習ったショドーで書いたサインがほしいでございますかぁ！！」

ファン「ほしぃぃぃぃ！！」

ライラ「ならば戦うでございます！勝者にこそこの本はふさわしい！」

ファン「ふさわしぃー！」

ライラ「と言うわけでこれからあなた様らはライラさんと腕相撲で勝負でございますよ！！」

ライラ「わたくしに勝てましたらサイン！負けた豚さんはただの本を買って去るでございます！」

ファン「うおおおぉぉぉぉぉぉ！」

ライラ「ではかかってくるでございます！」

P「…サイン会が腕相撲会になっとる」

ライラ「せいっ！ライラさんの勝ち！敗者の豚さんは去るでございます！」

ファン「ぶひぃぃーっっ！」

ライラ「んぅっ！ライラさんの負け！勝者には栄光のサインを！」

ファン「うぉっしゃあぁぁぁ！」

ライラ「…ライラさんの勝ち！」

ライラ「勝ち！」

ライラ「勝ち！」

ライラ「負け！」

ライラ「勝ち！」

P「ライラさん強すぎないか！？」

P「本屋の店長から売上が今日だけ異様に伸びたと褒められたよ」

ライラ「ふふ…ライラさんはファンの皆様と魂を通じて語り合えたので大満足でございます」

P「負けた奴がまた列並び直して挑んできたりしてたからな…」

P「それじゃとりあえずライラの今日のお仕事も終わったし帰るか」

ライラ「わかりましたでございます」

P「もっと仕事とれたらいいんだけどな、ごめんよ」

ライラ「いえいえ、プロデューサー殿はいつもわたくしやアイドルの皆さんのために働いてくれていること知っているでございますよ」

P「ライラ…」

P「よし、時間もあるしアイスでも食べに行くか！」

ライラ「アイス！…買い食いは風紀的に良くないでございますよ」

P「そうか…」

ライラ「なので、皆さんのおみやげにアイスを買って帰りませんですか？」

P「…そうだな！」

おわる

おまけ

P「翌日にはライラはいつもどおりの性格に戻っていた」

P「だが」

ライラ(21)「プロデューサー殿、ライラさん今日もがんばりますですよー」

P「ライラさんがべっぴんさんになっとる…」

今度こそおわる