1: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:32:48 ID:0w4
・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります
-----事務所-----
渋谷凛「…………」ペラッ
凛「…………」ペラッ
凛「……このコーデ、未央に似合いそう」ボソリ
凛「……」
五十嵐響子「何を読んでるんですか?」ヒョコ
凛「っ!」ビクゥ
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2: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:34:57 ID:0w4
凛「……なんだ、響子か……お疲れ様」
響子「お疲れ様です♪ なんだかびっくりさせちゃったみたいで、ごめんなさい」
凛「ううん。私も、ちょっとぼうっとしてたから……何か用事?」
響子「いえ、コーヒーを淹れたんで、よければと思って」コト
凛「えっ、ありがとう。手間取らせちゃったね」
響子「いえいえ、気にしないでください! ちょうど私も一息つこうと思ってたところなのでっ」
凛「ふふ。なら、遠慮なく……うん、美味しい」
響子「ファッション誌、ですか?」
凛「うん。たぶん、誰かが買ってそのまま置いてったやつ」
響子「わぁ、このビタミンカラーで纏めた感じ、確かに未央ちゃんにぴったりですねっ」
凛「……聞いてたんだ」
響子「えへへ……少し前から、コーヒーを出すタイミングをうかがっていたので……」
響子「お疲れ様です♪ なんだかびっくりさせちゃったみたいで、ごめんなさい」
凛「ううん。私も、ちょっとぼうっとしてたから……何か用事?」
響子「いえ、コーヒーを淹れたんで、よければと思って」コト
凛「えっ、ありがとう。手間取らせちゃったね」
響子「いえいえ、気にしないでください! ちょうど私も一息つこうと思ってたところなのでっ」
凛「ふふ。なら、遠慮なく……うん、美味しい」
響子「ファッション誌、ですか?」
凛「うん。たぶん、誰かが買ってそのまま置いてったやつ」
響子「わぁ、このビタミンカラーで纏めた感じ、確かに未央ちゃんにぴったりですねっ」
凛「……聞いてたんだ」
響子「えへへ……少し前から、コーヒーを出すタイミングをうかがっていたので……」
3: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:45:04 ID:0w4
凛「普通に言ってくれればいいのに」
響子「邪魔しちゃったら悪いな、と思って……隣、いいですか?」
凛「どうぞ」
響子「では、失礼しますっ」
凛「今日は仕事だったの?」
響子「いえ、午前中は打合せと衣装合わせで……この後はダンスのレッスンです」
凛「そう。私は昼までがレッスンで、今はプロデューサー待ち。撮影があるんだ」
響子「あぁ、それでファッションのお勉強を?」
凛「え? いや、ごめん。これは全然関係なくって……単に時間を潰してただけ」
響子「そうなんですか……凛ちゃんって勉強家だから、てっきりそうなのかと思って」
凛「そんなことないよ。暇な時は結構こんな感じ」
響子「こんな感じ……ですか」ジー
凛「…………何?」
響子「邪魔しちゃったら悪いな、と思って……隣、いいですか?」
凛「どうぞ」
響子「では、失礼しますっ」
凛「今日は仕事だったの?」
響子「いえ、午前中は打合せと衣装合わせで……この後はダンスのレッスンです」
凛「そう。私は昼までがレッスンで、今はプロデューサー待ち。撮影があるんだ」
響子「あぁ、それでファッションのお勉強を?」
凛「え? いや、ごめん。これは全然関係なくって……単に時間を潰してただけ」
響子「そうなんですか……凛ちゃんって勉強家だから、てっきりそうなのかと思って」
凛「そんなことないよ。暇な時は結構こんな感じ」
響子「こんな感じ……ですか」ジー
凛「…………何?」
4: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:47:15 ID:0w4
響子「……そうやって、コーヒーカップを片手に雑誌を読む凛ちゃんも、なんだか絵になるっていうか、かっこいいなぁと……」
凛「……どうしたの、響子? さっきから、やけに褒めてくれるけど」
響子「へっ? あっ、いえ! ご、ごめんなさいっ! 変なこと言っちゃって……」アセアセ
凛「別に、変じゃないけど。そう言ってくれるのは、その……まぁ、嬉しいし」クスッ
響子「そ、そうですか? あはは……」
凛「あっ」
響子「?」
凛「絵になる、で思い出したんだけど……響子、ひとつお願い、聞いてもらっていい?」
響子「あ、はい! 私にできることでしたら!」
凛「ありがと。えっと……」ガサゴソ
響子「……? ペンと、メモ帳……って、まさか……」
凛「前に卯月から聞いたんだ。響子の描く絵はなんかこう……すごいって。前から気になってて」
響子「もう~~! 卯月ちゃんったらぁ!」ツップシ
凛「……どうしたの、響子? さっきから、やけに褒めてくれるけど」
響子「へっ? あっ、いえ! ご、ごめんなさいっ! 変なこと言っちゃって……」アセアセ
凛「別に、変じゃないけど。そう言ってくれるのは、その……まぁ、嬉しいし」クスッ
響子「そ、そうですか? あはは……」
凛「あっ」
響子「?」
凛「絵になる、で思い出したんだけど……響子、ひとつお願い、聞いてもらっていい?」
響子「あ、はい! 私にできることでしたら!」
凛「ありがと。えっと……」ガサゴソ
響子「……? ペンと、メモ帳……って、まさか……」
凛「前に卯月から聞いたんだ。響子の描く絵はなんかこう……すごいって。前から気になってて」
響子「もう~~! 卯月ちゃんったらぁ!」ツップシ
5: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:49:46 ID:0w4
響子「全然普通ですよ!? 普通ですからね!?」
凛「いやいや。謙遜しなくていいよ」
凛「何かお題があったほうがいいかな……よし。じゃあ、ライオンで」
響子「ライオン、ですか……」ウーン
凛「そ。二人とも獅子座だし」
響子「ふふっ。誕生日、同じですもんね♪」カキカキ
凛「……」
響子「……ライオンって、確かネコの仲間ですよね? それなら……」カキカキ
凛「……」
響子「よしっ! できました! どうですか、凛ちゃん? ちゃんとライオンでしょう?」
凛「……えっと」
響子「はいっ」
凛「……この、顔? の上にある、ギザギザしたものは……」
響子「もちろん、ライオンのたてがみですよ♪」
凛「いやいや。謙遜しなくていいよ」
凛「何かお題があったほうがいいかな……よし。じゃあ、ライオンで」
響子「ライオン、ですか……」ウーン
凛「そ。二人とも獅子座だし」
響子「ふふっ。誕生日、同じですもんね♪」カキカキ
凛「……」
響子「……ライオンって、確かネコの仲間ですよね? それなら……」カキカキ
凛「……」
響子「よしっ! できました! どうですか、凛ちゃん? ちゃんとライオンでしょう?」
凛「……えっと」
響子「はいっ」
凛「……この、顔? の上にある、ギザギザしたものは……」
響子「もちろん、ライオンのたてがみですよ♪」
6: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:51:16 ID:0w4
凛「……うん。わかった。なるほど、すごいね」
響子「……なんだか棒読みに聞こえますけど」
凛「そう? 気のせいだよきっと」パシャ
響子「あっ、今撮りましたね!? いつの間にスマホを……!」
凛「いいからいいから」ピロン
響子「あああっ! それっ! 誰かに送ったでしょう!?」
凛「卯月に、『これ何に見える?』って」
響子「見えるもなにも、普通のライオンじゃないですかぁ……」ムスー
凛「ごめんごめん。つい……ほら、卯月ならユニットで付き合い長いし、きっと分かってくれるよ」
響子「……つまり、凛ちゃん的にはそうは見えなかったんですね?」
凛「……それにしても、さ。全然違う場所で、同じ日に生まれた二人が、こうやって同じ事務所でアイドルしてるのって、ちょっとすごいよね」シミジミ
響子「あー、露骨に話題を逸らしましたねっ」ジトー
凛「何のことかな」クスッ
響子「……なんだか棒読みに聞こえますけど」
凛「そう? 気のせいだよきっと」パシャ
響子「あっ、今撮りましたね!? いつの間にスマホを……!」
凛「いいからいいから」ピロン
響子「あああっ! それっ! 誰かに送ったでしょう!?」
凛「卯月に、『これ何に見える?』って」
響子「見えるもなにも、普通のライオンじゃないですかぁ……」ムスー
凛「ごめんごめん。つい……ほら、卯月ならユニットで付き合い長いし、きっと分かってくれるよ」
響子「……つまり、凛ちゃん的にはそうは見えなかったんですね?」
凛「……それにしても、さ。全然違う場所で、同じ日に生まれた二人が、こうやって同じ事務所でアイドルしてるのって、ちょっとすごいよね」シミジミ
響子「あー、露骨に話題を逸らしましたねっ」ジトー
凛「何のことかな」クスッ
7: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:53:59 ID:0w4
響子「……でも、確かにそうかも。そういうの、運命的っていうか……なんだか素敵ですよねっ」
凛「ドラマの設定なんかでありそう」
響子「あっ! そういう場合って、実は生き別れの双子だったりするんですよね♪ 私、そういう展開好きなんですっ……!」グッ
凛「私と響子が双子、かぁ……」
響子「ふふっ。思い切って、双子コーデとかしちゃいます?」
凛「えっ、それは……プライベートでそういうのは、さすがにちょっと恥ずかしいかな……」
響子「あはは、そうですよね……」
響子「あっ! それなら、こういうのはどうでしょう? 凛ちゃん、少し髪に触っても、いいですか?」
凛「別にいいけど……何するの?」
響子「私の予備のシュシュを使って……っと」マトメマトメ
凛「あー……なるほどね」
凛「ドラマの設定なんかでありそう」
響子「あっ! そういう場合って、実は生き別れの双子だったりするんですよね♪ 私、そういう展開好きなんですっ……!」グッ
凛「私と響子が双子、かぁ……」
響子「ふふっ。思い切って、双子コーデとかしちゃいます?」
凛「えっ、それは……プライベートでそういうのは、さすがにちょっと恥ずかしいかな……」
響子「あはは、そうですよね……」
響子「あっ! それなら、こういうのはどうでしょう? 凛ちゃん、少し髪に触っても、いいですか?」
凛「別にいいけど……何するの?」
響子「私の予備のシュシュを使って……っと」マトメマトメ
凛「あー……なるほどね」
8: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:56:39 ID:0w4
響子「凛ちゃんの髪、綺麗ですよね……いいなぁ」
凛「小さい頃から花に囲まれてたからかな? 花の香りって、髪の保湿に良い成分が含まれてるらしいから」
響子「えっ! そうなんですか!? 初めて知りました……」
凛「ごめん、嘘。今適当に考えた」
響子「……えぇぇーっ!? そんなぁ、凛ちゃんがそんな風に真顔で言ったら、どんな冗談だって信じちゃいますよっ!」
凛「そう? じゃあ、今度は加蓮にでも試してみようかな……」
響子「もう……はい、完成です! これで私とおそろいですよっ♪」
凛「サイドテール……そういえば自分ではやったこと無かったかも」ユサユサ
凛「……うん、悪くないかな」
響子「ふふっ。とっても似合ってますよっ!」
凛「もし響子が双子のお姉さんだったら、毎日こうやってセットしてくれそう」
響子「へっ? わ、私が姉なんですか……?」
凛「うん、なんとなくだけど」
凛「小さい頃から花に囲まれてたからかな? 花の香りって、髪の保湿に良い成分が含まれてるらしいから」
響子「えっ! そうなんですか!? 初めて知りました……」
凛「ごめん、嘘。今適当に考えた」
響子「……えぇぇーっ!? そんなぁ、凛ちゃんがそんな風に真顔で言ったら、どんな冗談だって信じちゃいますよっ!」
凛「そう? じゃあ、今度は加蓮にでも試してみようかな……」
響子「もう……はい、完成です! これで私とおそろいですよっ♪」
凛「サイドテール……そういえば自分ではやったこと無かったかも」ユサユサ
凛「……うん、悪くないかな」
響子「ふふっ。とっても似合ってますよっ!」
凛「もし響子が双子のお姉さんだったら、毎日こうやってセットしてくれそう」
響子「へっ? わ、私が姉なんですか……?」
凛「うん、なんとなくだけど」
9: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)19:58:44 ID:0w4
響子「そ、そんな! 凛ちゃんのほうがずっと大人っぽいですし、背も高いですし! お姉ちゃんって感じですよ!」
凛「身長は関係なくない? それに、実際の姉経験は響子の方が豊富だし」
響子「それはそうかもですけど……ほら、凛ちゃんだって、ハナコちゃんのお世話してるじゃないですか! 一緒ですよ、一緒!」
凛「いや、弟たちを犬と同列に扱うのはさすがにどうかと思うけど……」
凛「まぁ、そもそも双子なら、あんまりそういうの気にしないのかな?」
響子「言われてみればそうかも……凪ちゃんや颯ちゃんは、そのへんどうなんでしょうか」
凛「……きょー」
響子「……はい?」キョトン
凛「いや、あの二人みたいな呼び方するなら、『きょー』かなって……」
響子「……えぇと、じゃあ……『りー』……?」
凛「……なんか違うね」
響子「違和感がすごいですね……」
凛「身長は関係なくない? それに、実際の姉経験は響子の方が豊富だし」
響子「それはそうかもですけど……ほら、凛ちゃんだって、ハナコちゃんのお世話してるじゃないですか! 一緒ですよ、一緒!」
凛「いや、弟たちを犬と同列に扱うのはさすがにどうかと思うけど……」
凛「まぁ、そもそも双子なら、あんまりそういうの気にしないのかな?」
響子「言われてみればそうかも……凪ちゃんや颯ちゃんは、そのへんどうなんでしょうか」
凛「……きょー」
響子「……はい?」キョトン
凛「いや、あの二人みたいな呼び方するなら、『きょー』かなって……」
響子「……えぇと、じゃあ……『りー』……?」
凛「……なんか違うね」
響子「違和感がすごいですね……」
10: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)20:02:27 ID:0w4
凛「響子って案外、妹になりたい願望みたいなの、あるの? 普段がお姉さんだから……」
響子「うーん……確かに、それもちょっぴりあるんですけど……」
響子「それよりも、相手が凛ちゃんだと、自分がお姉ちゃんっていうイメージが湧かなくて……」
凛「そう?」
響子「だって! 凛ちゃんと初めて会ったときは、素敵なお姉さんだなぁ、なんて思って……! 後から同い年だって知って、びっくりしたんですからっ」
凛「あー……そういうこと」
響子「生まれた日は同じなのに、私とは全然違ってて……歌もダンスも力強くて、かっこよくて。これがアイドルなんだ、って思いました」
響子「それで気が付いたら、凛ちゃんがレッスンしてる様子とか、つい目で追っちゃったりして……尊敬、っていうか、憧れてたんです」
凛「響子……」
響子「……はっ。やだ、私ったら、また……なんだか恥ずかしいこと言っちゃってますよね、私!」
凛「……じゃあさ、私からも、いい?」
響子「は、はいっ!」
凛「私も一緒。響子のこと、すごいなって、前から思ってた」
響子「……うそ」
凛「嘘じゃないよ」
響子「うーん……確かに、それもちょっぴりあるんですけど……」
響子「それよりも、相手が凛ちゃんだと、自分がお姉ちゃんっていうイメージが湧かなくて……」
凛「そう?」
響子「だって! 凛ちゃんと初めて会ったときは、素敵なお姉さんだなぁ、なんて思って……! 後から同い年だって知って、びっくりしたんですからっ」
凛「あー……そういうこと」
響子「生まれた日は同じなのに、私とは全然違ってて……歌もダンスも力強くて、かっこよくて。これがアイドルなんだ、って思いました」
響子「それで気が付いたら、凛ちゃんがレッスンしてる様子とか、つい目で追っちゃったりして……尊敬、っていうか、憧れてたんです」
凛「響子……」
響子「……はっ。やだ、私ったら、また……なんだか恥ずかしいこと言っちゃってますよね、私!」
凛「……じゃあさ、私からも、いい?」
響子「は、はいっ!」
凛「私も一緒。響子のこと、すごいなって、前から思ってた」
響子「……うそ」
凛「嘘じゃないよ」
11: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)20:05:26 ID:0w4
凛「仕事もレッスンもいつでも一生懸命で……そのうえで、響子は他のメンバーや、小さな子たちへの気配りも欠かさないでしょ? そういうところ、なかなか真似できないなって」
響子「あ、ありがとうございます……て、照れますね、これ」
凛「ふふ、お返しだよ」
凛「同い年っていうだけなら未央とか、他にもたくさんいるけど。響子だけはやっぱり、特別に意識しちゃうこと、あるかも……ちょっとだけ、ね」
響子「うぅ……だ、だったら私も! 凛ちゃんのお仕事に対する真摯な姿勢は、勉強になるなぁって」
凛「なら私は、料理とか掃除のコツを響子に習いたいかな。ある程度はできるけど、得意ってほどじゃないし」
響子「本当ですか!? それなら大歓迎……ですけど、それってアイドルのこととはまた別じゃないですか?」
凛「いやいや。『お嫁さんにしたい有名人アワード』だっけ? ちゃんとアイドルの仕事に結びついてるじゃん」
響子「それを言うなら凛ちゃんも、『お花屋さんが似合う有名人アワード』があれば、きっと……」
凛「うーん、どうだろう。夕美がいるからなぁ……」
響子「あぁっ。それは確かに、強敵ですね……!」
凛「……ふふっ」
響子「……えへへ」
凛「結局、隣の芝は蒼く見えるってことなのかな」
響子「そうかもしれませんねっ」
響子「あ、ありがとうございます……て、照れますね、これ」
凛「ふふ、お返しだよ」
凛「同い年っていうだけなら未央とか、他にもたくさんいるけど。響子だけはやっぱり、特別に意識しちゃうこと、あるかも……ちょっとだけ、ね」
響子「うぅ……だ、だったら私も! 凛ちゃんのお仕事に対する真摯な姿勢は、勉強になるなぁって」
凛「なら私は、料理とか掃除のコツを響子に習いたいかな。ある程度はできるけど、得意ってほどじゃないし」
響子「本当ですか!? それなら大歓迎……ですけど、それってアイドルのこととはまた別じゃないですか?」
凛「いやいや。『お嫁さんにしたい有名人アワード』だっけ? ちゃんとアイドルの仕事に結びついてるじゃん」
響子「それを言うなら凛ちゃんも、『お花屋さんが似合う有名人アワード』があれば、きっと……」
凛「うーん、どうだろう。夕美がいるからなぁ……」
響子「あぁっ。それは確かに、強敵ですね……!」
凛「……ふふっ」
響子「……えへへ」
凛「結局、隣の芝は蒼く見えるってことなのかな」
響子「そうかもしれませんねっ」
12: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)20:07:27 ID:0w4
凛「年や誕生日が同じだからって、得意なことまで同じである必要は無いよね」
響子「それぞれ得意分野が違うからこそ、困ったときに助け合えますし」
凛「そうやってお互いを高め合えれば、きっとアイドルとして、より上のステージに行ける……」
凛「……だから、その……これからもよろしく、響子。仲間として……あと、ライバルとして」
響子「は、はい! もちろん!」
響子「……うぅ、そういうかっこいい台詞がさらっと出てくるのも、すごいなぁ」
凛「……別に、かっこつけてるつもりはないんだけどな……」
響子「無意識ってことですか?」
凛「そうそう。響子の芸術センスと同じだよ、たぶん」
響子「ま、待ってください! どういうことですか、それ!?」
ピロン
凛「あ。ちょうど卯月から返信が来た」
響子「ど、どうでした? ちゃんとあの絵はライオンだって……」
『カッパですか??』
響子「もーー!!」ツップシ
凛「あははっ」
おわり
響子「それぞれ得意分野が違うからこそ、困ったときに助け合えますし」
凛「そうやってお互いを高め合えれば、きっとアイドルとして、より上のステージに行ける……」
凛「……だから、その……これからもよろしく、響子。仲間として……あと、ライバルとして」
響子「は、はい! もちろん!」
響子「……うぅ、そういうかっこいい台詞がさらっと出てくるのも、すごいなぁ」
凛「……別に、かっこつけてるつもりはないんだけどな……」
響子「無意識ってことですか?」
凛「そうそう。響子の芸術センスと同じだよ、たぶん」
響子「ま、待ってください! どういうことですか、それ!?」
ピロン
凛「あ。ちょうど卯月から返信が来た」
響子「ど、どうでした? ちゃんとあの絵はライオンだって……」
『カッパですか??』
響子「もーー!!」ツップシ
凛「あははっ」
おわり
13: 名無しさん@おーぷん 20/03/08(日)20:08:47 ID:0w4
以上、お付き合いありがとうございました。
ゆかさえもいいけど、しぶきょうこ(仮)もいいよね!
こういうのって8月10日まで寝かせとくべきなんじゃないのかとも考えたのですが、まあ思い立ったが吉日ということで。
最近書いたの
キャンディアイランドの今もなお毒にも薬にもならないおしゃべり
こちらもよろしければどうぞ。
転載元:五十嵐響子「双子コーデとかしちゃいます?」渋谷凛「えっ」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1583663568/
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1583663568/
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響子には見えないものをサラッと会話に落とし込むなw