1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 15:50:53.19 ID:baIidCqj0
P「うん」
冬優子「独り暮らしで頼る人がいないあんたを看病するために決まってんでしょ」
P「でも風邪をうつす可能性があるから……」
冬優子「うつらないわよ、ふゆの免疫力を舐めないで。っていうかあんたのウイルスが原因なら喜んで風邪ひくけどね」
冬優子「ほら、横になって寝てなさいよ。何か作ってあげるから。風邪が悪化するわよ」
P「……」
冬優子「悪化したらしたで、またこうして看病できるから嬉しいけど。仕事のことを考えたらそういうわけにもいかないじゃない」
P「そうだな」
冬優子「分かったら早くベッド行って」
P「その前にひとつだけいいか」
冬優子「なによ」
P「冬優子、頭でも打ったか?」
冬優子「はあ?」
P「いや、だって……明らかに今の冬優子おかしいから。言ってることとやってることがさ」
冬優子「バカなこと言ってないで休みなさい!」
P「……」
~~~~~~
冬優子「どう? 美味しい?」
P「うん……」
冬優子「ま、そうよね。ふゆが作ったんだから美味しいに決まってるわ」
冬優子「ふー、ふー、ふー……はい、あーんして」
P「待ってくれ」
冬優子「?」
P「やっぱりおかしいよ。お粥を冷まして食べさせてくれるなんて冬優子がやるわけない」
冬優子「でもこうしてやってるじゃない」
P「何なんだその平然とした顔は……本当にどうしたんだ冬優子……」
冬優子「独り暮らしで頼る人がいないあんたを看病するために決まってんでしょ」
P「でも風邪をうつす可能性があるから……」
冬優子「うつらないわよ、ふゆの免疫力を舐めないで。っていうかあんたのウイルスが原因なら喜んで風邪ひくけどね」
冬優子「ほら、横になって寝てなさいよ。何か作ってあげるから。風邪が悪化するわよ」
P「……」
冬優子「悪化したらしたで、またこうして看病できるから嬉しいけど。仕事のことを考えたらそういうわけにもいかないじゃない」
P「そうだな」
冬優子「分かったら早くベッド行って」
P「その前にひとつだけいいか」
冬優子「なによ」
P「冬優子、頭でも打ったか?」
冬優子「はあ?」
P「いや、だって……明らかに今の冬優子おかしいから。言ってることとやってることがさ」
冬優子「バカなこと言ってないで休みなさい!」
P「……」
~~~~~~
冬優子「どう? 美味しい?」
P「うん……」
冬優子「ま、そうよね。ふゆが作ったんだから美味しいに決まってるわ」
冬優子「ふー、ふー、ふー……はい、あーんして」
P「待ってくれ」
冬優子「?」
P「やっぱりおかしいよ。お粥を冷まして食べさせてくれるなんて冬優子がやるわけない」
冬優子「でもこうしてやってるじゃない」
P「何なんだその平然とした顔は……本当にどうしたんだ冬優子……」
スポンサーリンク
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 15:51:42.66 ID:baIidCqj0
P「分かった、これはドッキリだな。この様子を撮影してて後で笑い者にするつもりだろう。カメラはどこだ」
冬優子「ちょっと大丈夫? 熱が上がってきたんじゃないの? 早く食べて横にならなきゃダメよ」
P(俺がおかしいのか。いや、おかしいのは冬優子だ。それともこれは夢?)
冬優子「ぼーっとしない! 口開けなさい」
P「ひ、1人で食べられるから」
冬優子「こういう時は女の子が食べさせてあげるって相場が決まってんのよ。ふゆもあんたに食べさせてあげたいの」
P「……」
冬優子「ふふっ、そうそう。素直に看病されてなさい」
~~~~~~
冬優子「ねえ」
P「ん……」
冬優子「起こしちゃってごめん。汗かいて気持ち悪いでしょ? 体を拭いてあげる」
P「い、いや……さすがにそれは……」
冬優子「こっちは準備万端よ。体起こせる?」
P「……うん……」
冬優子「服は?」
P「自分で脱げるけど……マズイって」
冬優子「なにがマズイのよ」
P「アイドルの女の子が男の家に上がり込んでこんなこと……」
冬優子「今更でしょ。それにふゆはあんたの体見ても気にしないから」
P「自分で拭くよ」
冬優子「ダメ」
P「なんで」
冬優子「拭いてあげたいの」
P「いや、だけど」
冬優子「拭かせて」
P「……」
冬優子「ちょっと大丈夫? 熱が上がってきたんじゃないの? 早く食べて横にならなきゃダメよ」
P(俺がおかしいのか。いや、おかしいのは冬優子だ。それともこれは夢?)
冬優子「ぼーっとしない! 口開けなさい」
P「ひ、1人で食べられるから」
冬優子「こういう時は女の子が食べさせてあげるって相場が決まってんのよ。ふゆもあんたに食べさせてあげたいの」
P「……」
冬優子「ふふっ、そうそう。素直に看病されてなさい」
~~~~~~
冬優子「ねえ」
P「ん……」
冬優子「起こしちゃってごめん。汗かいて気持ち悪いでしょ? 体を拭いてあげる」
P「い、いや……さすがにそれは……」
冬優子「こっちは準備万端よ。体起こせる?」
P「……うん……」
冬優子「服は?」
P「自分で脱げるけど……マズイって」
冬優子「なにがマズイのよ」
P「アイドルの女の子が男の家に上がり込んでこんなこと……」
冬優子「今更でしょ。それにふゆはあんたの体見ても気にしないから」
P「自分で拭くよ」
冬優子「ダメ」
P「なんで」
冬優子「拭いてあげたいの」
P「いや、だけど」
冬優子「拭かせて」
P「……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 15:55:03.32 ID:baIidCqj0
~~~~~~
P「やっぱり自分で拭く」
冬優子「拭けば? ふゆからタオルを奪えたらの話だけど」
P(頭を打った説が濃厚か。しかしそんなベタな性格の変わり方あるのかという疑問が浮かぶ)
冬優子「はいおしまい。脚は自分で拭いてくれる?」
P「もちろんだよ、ここまでしてくれてありがとう」
冬優子「気にしないで。好きでやってることだから。ちょっと洗濯してくるわ」
P「洗濯って……そこまでしなくても」
冬優子「すごい溜まってるじゃない」
P「溜まってるけど俺が全部やるって」
冬優子「やらなかったから溜まってるんでしょ」
P「オフにまとめて片付ける予定だったんだ」
冬優子「そのオフはいつになるの? ここ最近ずっとふゆたちのために働いてくれて大忙しじゃない」
P「それは……」
冬優子「ねえ、何回も言ってるけどふゆはあんたのために色々してあげたいのよ。『こんなことまでさせて悪いな』なんて思う必要はないの」
冬優子「今日くらいはふゆを頼りなさい。分かった?」
P「あ、ああ」
冬優子「ってことだから洗濯してくるわね」
P「頼むよ」
P(もしかして……頭を打ったとかじゃなくて、本当に俺のためを思っての行動なのかな)
P(いや、でも看病できるから嬉しいなんて言うわけないよな。さっぱり分からん)
~~~~~~
冬優子「くんくん」
P「……」
冬優子「すー……」
P「冬優子、何をしてるんだ……」
冬優子「!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 15:57:31.43 ID:baIidCqj0
冬優子「あんたこそ何してんのよ、寝てなきゃダメじゃない」
P「トイレだよ」
冬優子「ああ、そういうこと……」
P「で、お前は何を?」
冬優子「見たら分かるでしょ。嗅いでるの」
P「俺のシャツを?」
冬優子「あんたのシャツを」
P「……何故?」
冬優子「嗅ぎたかったからに決まってるじゃない」
P「だからどうしてそんな平然とした顔をしてるんだよ……。意味が分からないんだけど」
冬優子「意味なんて無いわ。あんたが普段着てるシャツ、どんな匂いがするのか気になっただけ」
P「うっ……!」
冬優子「危なっ! だ、大丈夫? 立ちくらみした?」
P「うん……もう何が何だか分からなくて……熱い頭が余計に熱くなってオーバーヒートしそうだ」
冬優子「トイレまで肩を貸すわね」
P「ごめん……」
~~~~~~
冬優子「よし、洗濯終わりっと」
P「冬優子」
冬優子「どうしたの?」
P「何回でも言いたい。ありがとう」
冬優子「いいってば。あんたのために何かしてあげたくて勝手にやってることなんだから」
P「トイレだよ」
冬優子「ああ、そういうこと……」
P「で、お前は何を?」
冬優子「見たら分かるでしょ。嗅いでるの」
P「俺のシャツを?」
冬優子「あんたのシャツを」
P「……何故?」
冬優子「嗅ぎたかったからに決まってるじゃない」
P「だからどうしてそんな平然とした顔をしてるんだよ……。意味が分からないんだけど」
冬優子「意味なんて無いわ。あんたが普段着てるシャツ、どんな匂いがするのか気になっただけ」
P「うっ……!」
冬優子「危なっ! だ、大丈夫? 立ちくらみした?」
P「うん……もう何が何だか分からなくて……熱い頭が余計に熱くなってオーバーヒートしそうだ」
冬優子「トイレまで肩を貸すわね」
P「ごめん……」
~~~~~~
冬優子「よし、洗濯終わりっと」
P「冬優子」
冬優子「どうしたの?」
P「何回でも言いたい。ありがとう」
冬優子「いいってば。あんたのために何かしてあげたくて勝手にやってることなんだから」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:01:18.47 ID:baIidCqj0
P「本当に助かったんだ。こうして看病してくれなかったらどうなっていたか」
P(この際、様子がおかしいのは置いておこう)
冬優子「また何かあったら連絡しなさい。お世話してあげる」
P「いや、そう何度も力を借りるのは色んな意味でよくない……」
冬優子「そういえばデザート買ってきたのよ。プリンかヨーグルトかフルーツゼリー、どれか食べる?」
P「フルーツゼリーを」
冬優子「持ってくるわね」
P「あ、今度は自分で食べるから」
冬優子「病人にそんなことさせられないわよ。っていうかふゆが食べさせてあげたいし」
~~~~~~
冬優子「げ、もうこんな時間? そろそろ帰らなきゃ。用事があるの」
P「ああ、そっちを優先させてくれ。冬優子のおかげでこのまま安心して過ごせそうだ」
冬優子「本当は治るまで付きっきりで側に居てあげたいんだけど」
P「いやいや……」
冬優子「冷蔵庫にスポーツドリンクがあるから栄養補給のために飲んで。あと夕飯におかゆ作っておいたから食べてね」
P「うん、何から何までありがとう」
冬優子「じゃあ行くわ。早く元気な顔見せなさいよ」
P「また事務所でな」
P「……」
P(思えば思うほど何だったんだろう。とにかく治ったらまたお礼を言わないとな)
P(……寝よう)
P(この際、様子がおかしいのは置いておこう)
冬優子「また何かあったら連絡しなさい。お世話してあげる」
P「いや、そう何度も力を借りるのは色んな意味でよくない……」
冬優子「そういえばデザート買ってきたのよ。プリンかヨーグルトかフルーツゼリー、どれか食べる?」
P「フルーツゼリーを」
冬優子「持ってくるわね」
P「あ、今度は自分で食べるから」
冬優子「病人にそんなことさせられないわよ。っていうかふゆが食べさせてあげたいし」
~~~~~~
冬優子「げ、もうこんな時間? そろそろ帰らなきゃ。用事があるの」
P「ああ、そっちを優先させてくれ。冬優子のおかげでこのまま安心して過ごせそうだ」
冬優子「本当は治るまで付きっきりで側に居てあげたいんだけど」
P「いやいや……」
冬優子「冷蔵庫にスポーツドリンクがあるから栄養補給のために飲んで。あと夕飯におかゆ作っておいたから食べてね」
P「うん、何から何までありがとう」
冬優子「じゃあ行くわ。早く元気な顔見せなさいよ」
P「また事務所でな」
P「……」
P(思えば思うほど何だったんだろう。とにかく治ったらまたお礼を言わないとな)
P(……寝よう)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:06:24.60 ID:baIidCqj0
(翌日、283プロ事務所)
P「おはようございます!」
はづき「プロデューサーさん、おはようございます~。すっかり元気ですね」
P「はい、ご迷惑をおかけした分しっかり働きますよ!」
冬優子「……」
P「あ、冬優子! 昨日は本当にありが…」
冬優子「っ!」
P「あれ? ふ、冬優子?」
冬優子「ついて来ないで!!」
P「……」
はづき「冬優子さん、事務所に来てからずっとあんな様子なんですよ~」
P「そうなんですか」
P(一体どうしたんだろう。追いかけよう)
~~~~~~
冬優子「……」
冬優子(やっぱりダメ、顔見られない!! 気にしないフリしようと思ったけど無理よ!!)
冬優子(うぅ……あんな薬、飲むんじゃなかった……!)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:10:43.71 ID:baIidCqj0
(時は戻り、Pが風邪を引いたと知った時の事務所内)
真乃「ほわっ……プロデューサーさんが風邪でお休み?」
恋鐘「大変や!! お見舞いにいかんば!!」
摩美々「やめたほうがいいんじゃないー? プロデューサーのことだから、『アイドルに風邪をうつすわけにはいかない』って怒られる気がするしぃ」
甘奈「でも心配だよぉ……」
千雪「そうね。プロデューサーさん、独り暮らしだから余計に」
果穂「どうすればいいんでしょうか?」
智代子「まずはラインで確認してみよう! ヤバそうだったら誰かが代表で行くとか!」
はづき「私が行きます~。摩美々さんの言うように、アイドルに風邪をうつすなんてことしたくないと思いますから」
千雪「そうね。それがいいかも」
天井社長「いや、私が行こう」
はづき「え?」
天井社長「はづきは多くのバイトを掛け持ちしているだろう。風邪がうつればここだけでなく他の仕事場にも迷惑をかけることになる」
天井社長「私が行けば万事解決だ。男同士だし、そう遠慮することはないだろうしな」
はづき「社長……では、お願いします」
天井「任せておけ」
恋鐘「頼もしかー! さすが社長ばい!」
冬優子「……」
あさひ「んー、プロデューサーさんがいないとつまんないっす」
愛依「早く元気になるといいねー」
冬優子「……」
愛依「冬優子ちゃん? 浮かない顔してるけど」
冬優子「何でもないわ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:12:56.71 ID:baIidCqj0
(冬優子宅)
冬優子(ったく、あいつがいないと変に調子が狂うわ。レッスンも身が入らなかったし)
冬優子(……大丈夫よね? 熱で動けなくて倒れたりしてないわよね?)
冬優子(ああもう! なんでこんなに心配しなきゃいけないのよ! って別に心配なんかしてないわよ!)
冬優子(……一人で何してるんだか……)
冬優子「!」
冬優子(そういえば、前にネットで『シキ印の素直になる薬』ってやつの無料サンプルを注文して届いたはいいけど、得体が知れなくて結局使わずに保管したっけ)
冬優子(あれを使えば……いや使ってどうするの? 社長がお見舞いに行くから大丈夫よ。ふゆが行かなくても全然……)
冬優子(でも、ちょっと顔を見るくらいなら。そうよ、顔を見るだけ。どんなふうに過ごしてるかちょっと様子を見て終わり)
冬優子(や、やっぱりダメ! ふゆが行ったって迷惑かかるだけだし! 『俺を心配してる』なんて思われたら嫌だし!)
冬優子(はぁ……こんなことしてたら時間だけが過ぎていくわ……)
冬優子「……」
冬優子(素直になる薬……どこにしまったっけ)
(回想終了)
冬優子(あそこであの薬を飲まなければ、あんな恥ずかしいことしなくて済んだのに……!)
P「冬優子!」
冬優子「!?」
P「待ってくれ、どうして逃げるんだ!」
冬優子「……」
P「俺はただ、もう一度だけお礼が言いたいんだよ。昨日は俺のために色々してくれてありがとう」
冬優子「なに言ってるんですかプロデューサーさん♡」
P「え」
冬優子「ふゆは昨日ずっと家にいましたよ? 誰かと間違えてるんじゃないですか?」
P「は? そ、そんなはずは」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:14:26.76 ID:baIidCqj0
P「というか何でふゆモードに……」
冬優子「ふゆは何にもしてないですけど、プロデューサーさんの風邪が治って本当に良かったです♪ ふゆは何にもしてないですけど♪」
P「……」
冬優子「じゃあもう行きますね! これからレッスンなので!」
P「あ、ああ、頑張れ」
冬優子「はい♡」
P(ひょっとして……昨日のあれは俺の目の錯覚だったのか? 熱で頭がぼーっとしてたから誰かと間違えたんだ)
P(そうだよ、でなきゃ冬優子があんな態度をとるわけないし。しかしそんな漫画みたいなことありえるんだろうか)
はづき「プロデューサーさん」
P「!」
はづき「少しお話したいことがあるんです~」
~~~~~~
冬優子「はぁ……はぁ……!」
冬優子(の、乗り切った? なんとか誤魔化せたっぽいわね)
冬優子(こうなったら徹底的にシラを切るわよ。あいつが風邪で頭が回らなかったのをいいことに!)
あさひ「冬優子ちゃーん、レッスン始まるっすよー」
冬優子「今行く!」
あさひ「なんでそんな怒ってるんすか?」
冬優子「怒ってないわよ!」
愛依「どちらかというと張り切ってるってカンジ?」
冬優子(とりあえずレッスンで体を動かしまくる! あのことは忘れて切り替えるわ!)
おわり
冬優子「ふゆは何にもしてないですけど、プロデューサーさんの風邪が治って本当に良かったです♪ ふゆは何にもしてないですけど♪」
P「……」
冬優子「じゃあもう行きますね! これからレッスンなので!」
P「あ、ああ、頑張れ」
冬優子「はい♡」
P(ひょっとして……昨日のあれは俺の目の錯覚だったのか? 熱で頭がぼーっとしてたから誰かと間違えたんだ)
P(そうだよ、でなきゃ冬優子があんな態度をとるわけないし。しかしそんな漫画みたいなことありえるんだろうか)
はづき「プロデューサーさん」
P「!」
はづき「少しお話したいことがあるんです~」
~~~~~~
冬優子「はぁ……はぁ……!」
冬優子(の、乗り切った? なんとか誤魔化せたっぽいわね)
冬優子(こうなったら徹底的にシラを切るわよ。あいつが風邪で頭が回らなかったのをいいことに!)
あさひ「冬優子ちゃーん、レッスン始まるっすよー」
冬優子「今行く!」
あさひ「なんでそんな怒ってるんすか?」
冬優子「怒ってないわよ!」
愛依「どちらかというと張り切ってるってカンジ?」
冬優子(とりあえずレッスンで体を動かしまくる! あのことは忘れて切り替えるわ!)
おわり
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:16:00.18 ID:baIidCqj0
オマケ1
P「失礼します」
天井社長「君か。体はもういいのか?」
P「はい、おかげ様で! はづきさんから聞きましたよ。昨日、僕のお見舞いにいらしてくれたと」
天井社長「気にするな。果物を差し入れただけだからな」
P「へ?」
天井社長「ん?」
P「えっと、他にも色々していただきましたよね? お粥を作っていただいたり、洗濯をしていただいたり」
天井社長「いや、そんなことはしていないが。君が全部一人でやったんじゃないのか?」
P「ええ……おかしいな。体を拭いていただいたり、食べさせていただいたりした記憶があるんですけど」
天井社長「男同士でそんなことするわけないだろう」
P「そ、そうですよね……」
天井社長「熱で朦朧としていたんじゃないのか? よくそんな状態で動けたものだ」
P「……」
P(んん? 冬優子じゃなくて社長かと思ってたけど、やっぱり冬優子だったのか? 頭が混乱してきた)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:18:00.41 ID:baIidCqj0
オマケ2
P「げほげほ!」
P(久々に風邪を引いてしまった……また色んな人に迷惑をかけてしまう……)
P(うう、体が重いな。こんな状態で飯とか作れるかな)
P(ん? チャイムか……誰が来たんだろう)
~~~~~~
結華「Pたん、お見舞いに来たよ!」
P「ゆ、結華……!?」
結華「さあ入った入った。ベッドでゆっくりお休みしてるんだ! あとは三峰がやったげるからさ」
P「ちょっ、えっ? なんで俺の家に……!」
結華「なんで三峰がPたんに家にいるかって?」
結華「独り暮らしで頼る人がいないPたんを看病するために決まってるじゃん♪」
P(あれ……デジャヴ……?)
本当におわり
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/14(土) 16:19:20.80 ID:baIidCqj0
読んでいただきありがとうございます
ホワイトデーとは関係ない内容ですがホワイトデー記念の話ということで
世間では新型で騒がれてますね、手洗いうがいを忘れないように気をつけたいです
ホワイトデーとは関係ない内容ですがホワイトデー記念の話ということで
世間では新型で騒がれてますね、手洗いうがいを忘れないように気をつけたいです
コメント