2: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:52:17 ID:c2a
【Case1 : ドーナツはおいしかったです】
◇
ゆかり「…………」カキカキ

有香「…………」ウーン アッ ウーン

法子「…………」ウーン ウーン

P「おっみんなで宿題か? 頑張ってるな。」
ゆかり「お疲れ様ですプロデューサーさん。はい、みんなで一緒に春休みの宿題をやっています。」
法子「プロデューサーさん、宿題終わらないよ~! 助けてぇ~!」 ヒーン!
P「おお、そんな難しい問題やってんのか、でも中学生の問題ならまだ俺も……」
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3: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:52:28 ID:c2a
問題「次の事実を証明せよ。
平面グラフ g に対し g の頂点数、辺数、面数をそれぞれ v(g) 、e(g)、f(g)とする。
今、φ(g) = v(g) - e(g) + f(g) で定義される φ(g) を考える。
さて、今閉曲面 M 上の任意の連結グラフを H 、M の任意のセル分割を G とする。
この時 φ(G)? φ(H) である。」
平面グラフ g に対し g の頂点数、辺数、面数をそれぞれ v(g) 、e(g)、f(g)とする。
今、φ(g) = v(g) - e(g) + f(g) で定義される φ(g) を考える。
さて、今閉曲面 M 上の任意の連結グラフを H 、M の任意のセル分割を G とする。
この時 φ(G)? φ(H) である。」
4: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:52:40 ID:c2a
P「なにをいっているんだ」
法子「まず任意の連結平面グラフ G に対して φ(G)=2 なのはいい?」
P「……よし法子。ドーナツ買ってきてやるから少し休憩にしないか?」
法子「本当!? わーい、ゆかゆかも少しおやすみしようよ! 今日レッスン終わってからずっとやってるもん。」
有香「そうですね。適切な休憩はむしろ効率を高めます。すこし、息抜きしましょうか。」
ゆかり「あ、プロデューサーさん。もしかして、今から買いに出かけられますか?」
P「うん。近くのパン屋ってまだやってたよな?」
ゆかり「はい。ちょうど、今日最後のセール中の時間かと。」
P「お、そうか。なら急がないとな。」
法子「まず任意の連結平面グラフ G に対して φ(G)=2 なのはいい?」
P「……よし法子。ドーナツ買ってきてやるから少し休憩にしないか?」
法子「本当!? わーい、ゆかゆかも少しおやすみしようよ! 今日レッスン終わってからずっとやってるもん。」
有香「そうですね。適切な休憩はむしろ効率を高めます。すこし、息抜きしましょうか。」
ゆかり「あ、プロデューサーさん。もしかして、今から買いに出かけられますか?」
P「うん。近くのパン屋ってまだやってたよな?」
ゆかり「はい。ちょうど、今日最後のセール中の時間かと。」
P「お、そうか。なら急がないとな。」
5: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:52:58 ID:c2a
法子(……有香ちゃん。)
有香(わかっています法子ちゃん……)
有香・法子(……絶好のチャンス!)
ゆかり「そうですか。夜も遅いので、どうか気をつけて。」
P「そうは言ってもまだ二十時だけどな。でもありがとう。気をつけて行ってくるよ。」
法子「あーーーーーーーーーー~~~~~~~~~~そうだプロデューサーさん。私のドーナツの好み最近変わったんだよねーーーー~~~~??????」
P「ええっ!? あんなに『ドーナツに貴賎なし』と公言してやまない法子に好きなドーナツと嫌いなドーナツが!?!?」
法子「違うよ! 『好きなドーナツ』と『大好きなドーナツ』の二種類だよ!」
有香「ぷ、プロデューサーさん! わ、私も最近はプロテイン入りのドーナツなどが特に好みになってきました! 押忍!」
P「そんなドーナツあんの!?」
有香「な、ない場合は私の好みのものをお願いしたく……!!」
有香(わかっています法子ちゃん……)
有香・法子(……絶好のチャンス!)
ゆかり「そうですか。夜も遅いので、どうか気をつけて。」
P「そうは言ってもまだ二十時だけどな。でもありがとう。気をつけて行ってくるよ。」
法子「あーーーーーーーーーー~~~~~~~~~~そうだプロデューサーさん。私のドーナツの好み最近変わったんだよねーーーー~~~~??????」
P「ええっ!? あんなに『ドーナツに貴賎なし』と公言してやまない法子に好きなドーナツと嫌いなドーナツが!?!?」
法子「違うよ! 『好きなドーナツ』と『大好きなドーナツ』の二種類だよ!」
有香「ぷ、プロデューサーさん! わ、私も最近はプロテイン入りのドーナツなどが特に好みになってきました! 押忍!」
P「そんなドーナツあんの!?」
有香「な、ない場合は私の好みのものをお願いしたく……!!」
6: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:53:14 ID:c2a
法子「あーーーー~~~~いないかなぁーーーー~~~~、どこかにいないかなぁーー~~。私と有香ちゃんの最新の好みを熟知していて、そのうえプロデューサーさんと横に並んで歩いている姿がツイスタ映えするキュートアイドルなんかーーーー~~~~。」チラッチラッ
P「後半の条件必要?」
有香「そ、そうですねーーーー~~~~、でも法子ちゃん、そんなうってつけの人がそうそうこの会社この部屋この場所に都合よくいるなんて奇跡はそうそう…………」チラッチラッ
ゆかり「……………………」キョトン
ゆかり「……………………」ウーン
ゆかり「……………………?」ニコリ
有香・法子「いたーーー~~~~!!!!」
P「なんだどうした茶番の匂いがするぞ」
P「後半の条件必要?」
有香「そ、そうですねーーーー~~~~、でも法子ちゃん、そんなうってつけの人がそうそうこの会社この部屋この場所に都合よくいるなんて奇跡はそうそう…………」チラッチラッ
ゆかり「……………………」キョトン
ゆかり「……………………」ウーン
ゆかり「……………………?」ニコリ
有香・法子「いたーーー~~~~!!!!」
P「なんだどうした茶番の匂いがするぞ」
7: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:53:43 ID:c2a
法子「ゆかりちゃん! ごめんやけどプロデューサーさんと一緒にドーナツ買いに行ってきてくれへん? 私たち、事務所でお茶入れて待ってるよ!」
有香「そうですそうです! 机もだいぶ使わせてもらいましたし、周りの掃除もしなきゃですし!」
ゆかり「はい、私は構いませんが……プロデューサーさんはいかがでしょう?」
P「あ、ああ、俺は別に構わないが……」
法子「『別に?』」
有香「『構わない?』」
P「……わ、わー! 俺、ゆかりと一緒に行きたいなぁ! むしろゆかりがいなければ行きたくないまである。」
ゆかり「プロデューサーさん、そんな……は、恥ずかしいです。」
法子「決まりだねー! あ、私プロデューサーさんとゆかりちゃんが選んでくれたドーナツなら全部大好きだよ!」
有香「私もプロテインは別口で飲んだ方がいいと思い直しました! ぜひお二人のオススメなどいただけたら嬉しいです!」
P「ええ子達やぁ……すこし怖いこともあるけど。……さ、ゆかり。行こうか。」
ゆかり「は、はい……!」チラッ
有香・法子(グッ!)(親指を力強く反り返らせて)
ゆかり「……?」
ゆかり(グッ!)(親指を力強く反り返らせて)
有香「そうですそうです! 机もだいぶ使わせてもらいましたし、周りの掃除もしなきゃですし!」
ゆかり「はい、私は構いませんが……プロデューサーさんはいかがでしょう?」
P「あ、ああ、俺は別に構わないが……」
法子「『別に?』」
有香「『構わない?』」
P「……わ、わー! 俺、ゆかりと一緒に行きたいなぁ! むしろゆかりがいなければ行きたくないまである。」
ゆかり「プロデューサーさん、そんな……は、恥ずかしいです。」
法子「決まりだねー! あ、私プロデューサーさんとゆかりちゃんが選んでくれたドーナツなら全部大好きだよ!」
有香「私もプロテインは別口で飲んだ方がいいと思い直しました! ぜひお二人のオススメなどいただけたら嬉しいです!」
P「ええ子達やぁ……すこし怖いこともあるけど。……さ、ゆかり。行こうか。」
ゆかり「は、はい……!」チラッ
有香・法子(グッ!)(親指を力強く反り返らせて)
ゆかり「……?」
ゆかり(グッ!)(親指を力強く反り返らせて)
8: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:54:01 ID:c2a
────────
────
──
法子「……ねえ有香ちゃん。」
有香「どうしましたか法子ちゃん。」
法子「ゆかりちゃん、あれ……」
有香「ええ、まぁ……」
有香・法子「わかってないでしょう(だろう)ねぇ……」タメイキ
────
──
法子「……ねえ有香ちゃん。」
有香「どうしましたか法子ちゃん。」
法子「ゆかりちゃん、あれ……」
有香「ええ、まぁ……」
有香・法子「わかってないでしょう(だろう)ねぇ……」タメイキ
9: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:54:16 ID:c2a
【Case2 : 寝顔を見られるのは恥ずかしいです】
◇
「────。」
ゆかり「……──?」
「────り。」
ゆかり「プロデューサーさん……?」
「──かり。ゆかり。」
ゆかり「……ああ……──。プロデューサーさんだぁ……」
「ゆかり。ゆかり。おい、ゆかり、ゆかりってば!」
ゆかり「はい……──。」
◇
「────。」
ゆかり「……──?」
「────り。」
ゆかり「プロデューサーさん……?」
「──かり。ゆかり。」
ゆかり「……ああ……──。プロデューサーさんだぁ……」
「ゆかり。ゆかり。おい、ゆかり、ゆかりってば!」
ゆかり「はい……──。」
10: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:54:32 ID:c2a
○
ゆかり「プロデューサーさん。ゆかり、ですよ……?」
P「おお、起きたか、よかった! 急げ急げ……すいません、降ります、すいません……!」
ゆかり「……? ……!」
11: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:55:00 ID:c2a
○
ゆかり「……すいません、私……。」
P「いや、無事降りられたからいいよ。」
ゆかり「……でも……もう少しで、お仕事に遅刻してしまうところでした……。」
P「大丈夫。結果よければなんとやら、だ。俺ももう少し前から起こせばよかったな。すまなかった。」
ゆかり「……すいません、ありがとうございます……すこし、考え事をしてしまって……」
P「……最近、仕事も多くなってきたもんなぁ。少し眠るくらいなんともないさ。
体調は大丈夫か? しっかり休みは取れてるか?」
ゆかり「はい。先日は青森組のみんなと一緒に、あかりちゃんのお部屋に行って遊んだりしたんです。」
P「それは一種の殴り込みというやつでは……?」
ゆかり「みんなで持ち寄ったりんごの生産地あてクイズをしたんです。みんなすごい正解率で、驚いてしまいました。」
P「まあ4/5の確率で青森だからな……。でも、楽しそうにしているなら何よりさ。くれぐれも、無理はしないようにな。」
12: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:55:38 ID:c2a
ゆかり「はい。……プロデューサーさんのおかげで、私もとても助かっています。今の考え事にも、プロデューサーさんが出てきました。」
P「ゆかりの夢の中にか? はは、それは光栄だが……気持ち悪がらないでくれよな。」
ゆかり「そ、そんなことは決してないです……! いつもいつもプロデューサーさんには感謝していますし、お喋りできたら嬉しいですし、今何してるかなって考えてしまうことがよくあって……。
……その度にいつも、私の中のプロデューサーさんは笑ってくれていて。手を取って、助けてくれて。……今みたいに。」
P「あー……その、な……ま、まぁ俺はゆかりのプロデューサーだからさ! ゆかりが困っているときは必ず助けるさ。今みたいにゆかりが寝過ごしそうな時は、必ず隣で起こしてやるから。」
ゆかり「……。」
P「……どうしたんだいゆかりさんや。小首傾けてかわいいな。」
ゆかり「そ、そんな……! あ、あの、先ほどからすこし会話の入れ違いが起こっているような気がして……。」
P「? そうか?」
ゆかり「は、はい。」
P「どのへん?」
ゆかり「ぷ、プロデューサーさんは、私が電車内で眠って、夢を見ていたと……?」
P「うん。ゆかりもそう言ったよな?」
ゆかり「え、えっと……わ、私、眠ってはいません……よ……?」
P「????? 眠ってた……よ?」
ゆかり「ね、眠っていません……目を瞑って、考え事にふけっていただけです……」
P「????? それは眠っていたということでは?」
ゆかり「ち、違います。眠っているとはその……えっと……あの……な、なんなんでしょう。」
P「哲学的な問いだね」
ゆかり「と、とにかく先ほどの私は考え事をしていただけで、眠っていたわけではありません……」
P「えらいこだわるねぇ」
ゆかり「…………。と、特に理由はないのですが…………。」
P「…………。」
ゆかり「……………………。あっプロデューサーさん、時間が……」
P「え? うわっ、ゆっくり歩いてたらもう間に合いそうにないな! ごめんな、行ったそばから時間の管理がうまくいってなくて。すこし走るけど大丈夫か?」
ゆかり「はい、大丈夫です。ではプロデューサーさん、行きましょう!」
P「ゆかり!? そっちは逆方向だ!? 戻ってこいゆかり、ってか速いな!? ゆかり、おーい!」オーイ オーイ…
P「ゆかりの夢の中にか? はは、それは光栄だが……気持ち悪がらないでくれよな。」
ゆかり「そ、そんなことは決してないです……! いつもいつもプロデューサーさんには感謝していますし、お喋りできたら嬉しいですし、今何してるかなって考えてしまうことがよくあって……。
……その度にいつも、私の中のプロデューサーさんは笑ってくれていて。手を取って、助けてくれて。……今みたいに。」
P「あー……その、な……ま、まぁ俺はゆかりのプロデューサーだからさ! ゆかりが困っているときは必ず助けるさ。今みたいにゆかりが寝過ごしそうな時は、必ず隣で起こしてやるから。」
ゆかり「……。」
P「……どうしたんだいゆかりさんや。小首傾けてかわいいな。」
ゆかり「そ、そんな……! あ、あの、先ほどからすこし会話の入れ違いが起こっているような気がして……。」
P「? そうか?」
ゆかり「は、はい。」
P「どのへん?」
ゆかり「ぷ、プロデューサーさんは、私が電車内で眠って、夢を見ていたと……?」
P「うん。ゆかりもそう言ったよな?」
ゆかり「え、えっと……わ、私、眠ってはいません……よ……?」
P「????? 眠ってた……よ?」
ゆかり「ね、眠っていません……目を瞑って、考え事にふけっていただけです……」
P「????? それは眠っていたということでは?」
ゆかり「ち、違います。眠っているとはその……えっと……あの……な、なんなんでしょう。」
P「哲学的な問いだね」
ゆかり「と、とにかく先ほどの私は考え事をしていただけで、眠っていたわけではありません……」
P「えらいこだわるねぇ」
ゆかり「…………。と、特に理由はないのですが…………。」
P「…………。」
ゆかり「……………………。あっプロデューサーさん、時間が……」
P「え? うわっ、ゆっくり歩いてたらもう間に合いそうにないな! ごめんな、行ったそばから時間の管理がうまくいってなくて。すこし走るけど大丈夫か?」
ゆかり「はい、大丈夫です。ではプロデューサーさん、行きましょう!」
P「ゆかり!? そっちは逆方向だ!? 戻ってこいゆかり、ってか速いな!? ゆかり、おーい!」オーイ オーイ…
13: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:56:03 ID:c2a
【Case3 : 結婚式にはコンソメスープを】
◇
友紀「やー、Love Yell でのライブは久々だったねー! 楽しかった!」

きらり「うんうん! ファンのみんなもきらりたちも、みんなすーーーっごくハピハピ☆だったにぃ! Pちゃん、このお仕事、きらりたちにさせてくれて、ありがとぉ!」

P「ファンの人たちの声援、今日一番だったと思うぞ。みんなも喜んでくれて何よりだよ。」
ゆかり「プロデューサーさん……」トテトテ
P「お、どうしたゆかり?」
ゆかり「…………そ、その…………」
◇
友紀「やー、Love Yell でのライブは久々だったねー! 楽しかった!」

きらり「うんうん! ファンのみんなもきらりたちも、みんなすーーーっごくハピハピ☆だったにぃ! Pちゃん、このお仕事、きらりたちにさせてくれて、ありがとぉ!」

P「ファンの人たちの声援、今日一番だったと思うぞ。みんなも喜んでくれて何よりだよ。」
ゆかり「プロデューサーさん……」トテトテ
P「お、どうしたゆかり?」
ゆかり「…………そ、その…………」
14: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:56:21 ID:c2a
響子(いけー、いけー! ゆかりちゃん、いまだそこだ! 頑張れー!)

悠貴(きょ、響子さん! 聞こえちゃいます、聞こえちゃいますって!)

P(響子と悠貴は後ろで何やってんだ……?)
ゆかり「ぷ、プロデューサーさん!」
P「は、はい!」
ゆかり「お、お味噌汁はどの色がお好きでしょうか……!?」
P「…………!」
15: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:56:40 ID:c2a
響子(キャー! キャー! 言ったよ悠貴ちゃん! ゆかりちゃん頑張って言ったよ!)ブンブン
悠貴(きょ、きょぉぉこさん! 頭が、頭が揺れますぅ!)
響子(ついにこの時がきたよ……鳥取に伝わる秘伝の口説き文句、『味噌汁の色はどうしましょうか』……これはね、地域差がある味噌汁の色をあなた好みに合わせます、私があなたを思って作りますという、プロポーズにも等しい言葉なんだよ悠貴ちゃん!
ただでさえ甚大な破壊力を持つこの言葉が、さらに Love Yell の花嫁衣装に身を包んだゆかりちゃんにより放たれ他時、その破壊力はどうなってしまうのか!? 倍率ドン! さらに倍!)
悠貴(ふ、古いですよ響子さん! そして隣の岡山にはそんな口説き文句の文化は全然ないですけど……!?)
響子(ふふふ。まだちょっと悠貴ちゃんには早かったかな……大人になればわかるんだけどね……!)
悠貴(年齢で言えば二年しか違わないじゃないですか!)
響子(私たちの年頃での二年は永遠にも等しいくらい大きな時間だよ。ほら、友紀さんときらりさんも顔を真っ赤にして見つめてるよ! あの二人も『わかってる』んだよ!)
悠貴(本当だぁ……。響子さんが正しいのかもしれない……)
???(自分を見失ってはいけないのでしてー。)
悠貴(脳内に直接声が!?)
響子(ほらほら悠貴ちゃん何やってるの! ちゃんと見守らなきゃ……!)
悠貴(で、出歯亀ですよぅ……!)
悠貴(きょ、きょぉぉこさん! 頭が、頭が揺れますぅ!)
響子(ついにこの時がきたよ……鳥取に伝わる秘伝の口説き文句、『味噌汁の色はどうしましょうか』……これはね、地域差がある味噌汁の色をあなた好みに合わせます、私があなたを思って作りますという、プロポーズにも等しい言葉なんだよ悠貴ちゃん!
ただでさえ甚大な破壊力を持つこの言葉が、さらに Love Yell の花嫁衣装に身を包んだゆかりちゃんにより放たれ他時、その破壊力はどうなってしまうのか!? 倍率ドン! さらに倍!)
悠貴(ふ、古いですよ響子さん! そして隣の岡山にはそんな口説き文句の文化は全然ないですけど……!?)
響子(ふふふ。まだちょっと悠貴ちゃんには早かったかな……大人になればわかるんだけどね……!)
悠貴(年齢で言えば二年しか違わないじゃないですか!)
響子(私たちの年頃での二年は永遠にも等しいくらい大きな時間だよ。ほら、友紀さんときらりさんも顔を真っ赤にして見つめてるよ! あの二人も『わかってる』んだよ!)
悠貴(本当だぁ……。響子さんが正しいのかもしれない……)
???(自分を見失ってはいけないのでしてー。)
悠貴(脳内に直接声が!?)
響子(ほらほら悠貴ちゃん何やってるの! ちゃんと見守らなきゃ……!)
悠貴(で、出歯亀ですよぅ……!)
16: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:57:02 ID:c2a
P「……ゆかり、それは……」
ゆかり「…………」
友紀「…………」ゴクリ
きらり「…………」ゴクリ
響子「…………」ゴクリ
悠貴「…………」ゴクリ
P「…………どういうことだ?」
ゆかり「…………」
友紀「…………」ゴクリ
きらり「…………」ゴクリ
響子「…………」ゴクリ
悠貴「…………」ゴクリ
P「…………どういうことだ?」
17: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:57:21 ID:c2a
響子「はーーーーーーーいちょっとプロデューサーさんこっちきてくださーーーーーい。友紀さん、きらりさん、お願いします。」
P「え、は、え!?」
友紀「プロデューサー、それはないよそれは……」
きらり「失望しました」
P「!?!?!?!?」
響子「悠貴ちゃんはゆかりちゃんをお願い。きっと、傷ついてると思うから……」
悠貴「は、はい。」
P「ゆ、友紀!? きらり!? 響子さん!? ちょ、ちょっと待ってくれ、た、助けてくれ悠貴!!」
悠貴「プロデューサーさん……」
P「悠貴……頼りになるのはお前だけだよ……」
悠貴「さ、サイテー、です!」
P「!? ま、待ってくれ悠貴、これは一体なんなんだ、一体全体何が起こっているんだぁ~~!!」ダァ~ ダァ~ ダァ~
P「え、は、え!?」
友紀「プロデューサー、それはないよそれは……」
きらり「失望しました」
P「!?!?!?!?」
響子「悠貴ちゃんはゆかりちゃんをお願い。きっと、傷ついてると思うから……」
悠貴「は、はい。」
P「ゆ、友紀!? きらり!? 響子さん!? ちょ、ちょっと待ってくれ、た、助けてくれ悠貴!!」
悠貴「プロデューサーさん……」
P「悠貴……頼りになるのはお前だけだよ……」
悠貴「さ、サイテー、です!」
P「!? ま、待ってくれ悠貴、これは一体なんなんだ、一体全体何が起こっているんだぁ~~!!」ダァ~ ダァ~ ダァ~
18: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:57:47 ID:c2a
悠貴「………………ゆ、ゆかりさん、その……」
ゆかり「……悠貴ちゃん……」ダキツキー
悠貴「えっええっ!? ゆかりさん、本当に大丈夫ですか……!?」
ゆかり「き、緊張して、プロデューサーさんがなんて言ったのか、覚えていなくて……な、なんと言っていましたか……?」
悠貴「………………………………………。」
悠貴「………………………………………。」
悠貴「………………………………………白、と。」
ゆかり「……悠貴ちゃん……」ダキツキー
悠貴「えっええっ!? ゆかりさん、本当に大丈夫ですか……!?」
ゆかり「き、緊張して、プロデューサーさんがなんて言ったのか、覚えていなくて……な、なんと言っていましたか……?」
悠貴「………………………………………。」
悠貴「………………………………………。」
悠貴「………………………………………白、と。」
19: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)20:58:10 ID:c2a
ゆかり「白、ですか……ふふ。この Love Yell の衣装と同じ……何者にも染まらない、無垢の象徴……ですね……。」
悠貴「……片やドレスで、片や発酵食品ですけど……」
ゆかり「ふふ……プロデューサーさんらしい……。」
悠貴「ゆ、ゆかりさんがいいなら構いませんが……」
ゆかり「悠貴さん。今度、私もお味噌汁を練習してみようかなと……」
悠貴「……はいっ! 私で良ければ、味見しますよ。」
ゆかり「ありがとう……! ……あ、でも。」
悠貴「?」
ゆかり「そいうえばプロデューサーさん……朝はパン派で、スープはコーンポタージュが好きだと。」
悠貴「…………」
ゆかり「…………?」
悠貴「コンソメスープに、しましょうか……。」
悠貴「……片やドレスで、片や発酵食品ですけど……」
ゆかり「ふふ……プロデューサーさんらしい……。」
悠貴「ゆ、ゆかりさんがいいなら構いませんが……」
ゆかり「悠貴さん。今度、私もお味噌汁を練習してみようかなと……」
悠貴「……はいっ! 私で良ければ、味見しますよ。」
ゆかり「ありがとう……! ……あ、でも。」
悠貴「?」
ゆかり「そいうえばプロデューサーさん……朝はパン派で、スープはコーンポタージュが好きだと。」
悠貴「…………」
ゆかり「…………?」
悠貴「コンソメスープに、しましょうか……。」
20: 名無しさん@おーぷん 20/04/12(日)21:07:08 ID:c2a
以上です。
真面目なのばかり書いてると恥ずかしくなってきちゃうんで、たまにこう言ったトンチキな作品で息抜きしたくなるんですよね。少しでもかわいいゆかり嬢が書けてたらいいな。
ゆかり嬢に関しては拙作『水面の月』でも書いたことがあります。こっちは真面目に書いたやつです。
他には最近こんなものを書いていました(最近の3つです。渋には掲示板に載せていない作品もあるので厳密ではありませんが)。
これらも含め、過去作もよろしければぜひ。
よろしくお願いします。
【モバマスss】風想伝導【高垣楓】
【シャニマスss】あなたからもらった卒業証書【小宮果穂】
【モバマスss】腹ペコシスターの今日の一品;唐揚げ丼【幕間】
真面目なのばかり書いてると恥ずかしくなってきちゃうんで、たまにこう言ったトンチキな作品で息抜きしたくなるんですよね。少しでもかわいいゆかり嬢が書けてたらいいな。
ゆかり嬢に関しては拙作『水面の月』でも書いたことがあります。こっちは真面目に書いたやつです。
他には最近こんなものを書いていました(最近の3つです。渋には掲示板に載せていない作品もあるので厳密ではありませんが)。
これらも含め、過去作もよろしければぜひ。
よろしくお願いします。
【モバマスss】風想伝導【高垣楓】
【シャニマスss】あなたからもらった卒業証書【小宮果穂】
【モバマスss】腹ペコシスターの今日の一品;唐揚げ丼【幕間】
転載元:【モバマスss】水本女史の麗かな日常【水本ゆかり】
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1586692264/
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