凛「例えばさっき、こんな風↓にしてたら……」


未央『最近とっても寂しくて元気が出ないよぉ、くすん』

Ｐ『うおおおおこいつには俺が居なくちゃダメだ結婚しよう未央……もう二度と、寂しくなんてさせないからな……！』ｷﾞｭｯ


凛「こんな風↑になってたはずだよ」

未央「んなわけないと思うけど」

未央（でもプロデューサーは優しいし……『寂しい』って言ったら、本当に抱きしめるくらいはしてくれたかも……）

未央「うーん……」ﾓﾝﾓﾝ

凛「もうすぐライブがあるし、その時にかこつけて甘えてみたらどうかな」



ライブ寸前


Ｐ「おーい、未央。ライブ寸前だけど、心の準備は大丈夫か？」

凛（今だよ、未央）

未央「あ、あー。不安だなー、自信ないなー」

凛（よしこれで……）


Ｐ『うおおおお未央に自信がつくまで褒めちぎってやるぞ未央可愛い未央綺麗未央すこ結婚しよう未央……もう二度と、不安になんてさせないからな……！』ｷﾞｭｯ


凛（ってなるはず）

未央「じ、自信ないなぁーっ！」

Ｐ「ははは、そんな冗談が言えるなら余裕だな。それじゃ、舞台袖で楽しみしてるぞ！」ｻｯ


凛「……あーあ、未央の演技が雑だからバレちゃったじゃん」

未央「プロデューサー……演技だって気付いてくれた……私のこと、分かってくれてるんだなぁ……」ｼﾞｰﾝ

凛「……」

凛「ホラー映画を見ようか」

未央「一応聞くけどなんで？」

凛「怖がる未央を見れば……」


未央『ふぇーん。怖いよぉ』

Ｐ『うおおおお守りたい結婚しよう未央……もう二度と、怖い思いなんかさせないからな……！』ｷﾞｭｯ


凛「ってなるはず」

未央「でも私結構ホラー平気だしなぁ」

凛「これを見た後でも同じ台詞が吐けたら褒めてやるよぉ……！」

Ｐ「よしお仕事終わったぞ。それじゃあ映画見ようか」ﾋｮｺｯ



未央（映画を見終わった後、私はプロデューサーの運転する車で家まで送ってもらっていた）ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

Ｐ「いやー、渋谷さんめちゃんこ怖がってたな。クールさの欠片もなかった」

未央「本っ当にねー。掴まれてた手首がまだ痛いよ」

Ｐ「しかし未央はあんまり怖がってなかったな」

未央「私結構ホラー平気だからね」

Ｐ「うーん、ちょっと残念だなぁ……未央の怯えた顔を見てみたかったけど」

未央「！」

Ｐ「なーんて言ったら、ちょっと性格悪いかな。がはは！」

未央「……やっぱり、プロデューサーもそう思う？」

Ｐ「ん？」

未央「しぶりんみたいに、すぐに怖がって、プロデューサーの腕に抱きついたりした方が……可愛かったって思う？」

Ｐ「……まぁ、興味があるのは本当だよ。色んな未央が見てみたいって常々思ってる」

Ｐ「でも俺は、笑顔の未央が一番好きだな。涙一つ浮かべずに、『映画楽しかったね』って笑う未央が見れて、幸せだったよ。これからもなるべく、未央には笑っていて欲しい」

未央「そっか……」ｷｭﾝｯ

Ｐ「あっでもこれはずっと笑顔で居ろってことじゃないぞ。何か嫌なことがあったり、吐き出したいことがあったらいつでも遠慮なく俺に……」

未央「もーっ、ありがと！プロデューサー私のこと好き過ぎっ！」

Ｐ「うん、未央すこ」

未央（今はアイドルとプロデューサーだけど……いつか一緒になれるよね。変な演技なんかしなくても……）


未央の笑顔が大好きなプロデューサーはアヘ顔より笑顔が見たいと未央にくすぐりエッチを迫るのだが、それはまた先の話、今の未央が知る由もないことであった。おしまい。

以上になります。

くすぐりエッチ好き。

ありがとうございました。