…………
……

柚「ってことがあって」

あずき「衝撃大作戦ってすごかったんだよ！」

忍「穂乃香ちゃん、本当に喜んでいたな」

志希「いいなー、いいなー。志希ちゃんもそーゆーイベントとかと同じヤツがないかなー？」


美嘉「無茶言わないでよ……」


フレデリカ「残念だけど、フレちゃん達だけじゃ飛行機を借りることすら困難だから……」


奏「昨日の今日じゃ、プレゼントぐらいしか用意できないわよ」


周子「あ、自転車でやるブルーインパルスJr.だっけ。あれなら」


全員『却下』

周子「ですよねー」

ｶﾞﾁｬ

ありす「おはようございます……おや、他の皆さんは？」


美嘉「みんな行方不明よ」ﾒｸﾊﾞｾ

奏「プロデューサーさん達までどうしちゃったんでしょうね」ﾒｸﾊﾞｾ

ありす「あ……すみません」ﾒｸﾊﾞｾ

志希「ふぅん……で、何を秘密にしてるのかにゃ？」ﾌﾝﾌｰﾝ

周子「コンコーン、周子ちゃんは何も知りませんよー」ｺｿｺｿ

志希「怪しいな……ま、志希ちゃんの誕生日の何かでしょ。ありすちゃんからイチゴの匂いがするし」

ありす「な、あ……なんでわかるんですか！」

志希「ビンゴ？」

ありす「あ……」

美嘉「あちゃー」ﾒｸﾊﾞｾ

奏「バレちゃったわね」ﾒｸﾊﾞｾ

周子「バレたみたいだし、周子ちゃんは準備を手伝ってきますね」ｶﾞﾁｬ

フレデリカ「じゃあ、フレちゃんもーっ！」

志希「ふーん……」

「いつもなら真っ先に逃げる二人がねぇ……」



美嘉、奏、ありす「……」ｷﾞｸｯ

ありす「仕方がありませんので教えましょうか」

志希「うんうん。素直なのが一番だよ」ﾆｬﾊﾊｰ

ありす「実は……」



「いちごパスタを」ｻｯ

志希「じゃ、そゆことで」ｿｸｻｻｰ



美嘉（でた、ありすの必殺技……というか十八番ネタ）

奏（いちごパスタ空間固定装置！）

柚「説明しよう。うちのありすちゃんはピンチになったときや、回答をごまかす時に、即座にいちごパスタを用意することができるのダ！」

忍「やり方は簡単。藍子さんから習ったゆるふわ空間圧縮術……ようは時間子の乱用だけど、時間を圧縮して」

穂乃香「芳乃ちゃんから教わった、異空間移動術で異なる空間から材料と調理器具を取り出し調理します」

あずき「なんとその間、たったの０．３秒！」

忍「ただし、一日に三回以上作ると、因果率を狂わすとこずえちゃんから怒られます」

穂乃香「それでは続きを」

ありす「さぁ、いちごパスタどうぞ」

志希「ｱ……ｱ……ｲ､ｲﾁｺﾞﾊﾟｽﾀ…ﾔﾀﾞ……ｷﾗｲ」ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ



あずき（去年、総選挙のお祝い大作戦でいっぱい食べさせられましたから……）



ありす「さぁ！！」

志希「」ﾁｰﾝ

美嘉「まぁ、ちょうどいい感じで気絶したし」ﾖｯｺﾗｼｮ

奏「志希の誕生会の会場まで連れて行くわ」ﾄﾞｯｺｲｼｮ

柚「じゃあ、柚達も」ﾎｲﾎｲﾉﾎｰｲ

忍「手伝うよ」ｴﾝﾔｰｺﾗｼｮ

あずき「搬送大作戦だよ」ﾄﾞｯｺｲﾄﾞｯｺｲｺﾗｼｮ



ﾊﾞﾀﾝ

ありす「……」

穂乃香「……あ」

（に、逃げそこなった！）

ありす「穂乃香さん」





「いちごパスタどうぞ」ｽﾞｲ

穂乃香（た、助けて……ぴにゃこら太！」



ｶﾞﾁｬ

ありす、穂乃香『！？』

天使ぴにゃ「ぴにゃー！」cvﾝﾐﾅﾐｨ



ありす「……何をしてるんですか、美波さん」

天使ぴにゃ「ぴ？！……わ、私は美波さんみたいな、美しくて綺麗で優しい清楚なお姉さんではありません」

ありす「」ｲﾗｯ

「……いいから、その着ぐるみを取って話しましょうか！」ｸﾞｲｸﾞｲｯ

天使ぴにゃ「あ、ありすちゃん！ま、待って！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ





穂乃香「ぴ、ぴにゃこら太が私を命懸けで守ってくれてる……」

「よ、よし……今のうちに……」ｺｯｿﾘ

ﾊﾞﾀﾝ

美嘉「こうして、いちごパスタの悲劇を誕生日だったアイドルは免れることができた」

奏「でも……」



美波「うーん、うーん。いちごがぁ……いちごが襲ってくるよぉ！」ｳｰﾝ




周子「新たな犠牲社が一人か……ﾅﾑﾅﾑ」

フレデリカ「悲しいけど、これが戦争だから」



――なお、志希は無事に誕生会を迎えられましたとさ



おしまい

では

HAPPY BIRTHDAY ICHINOSE SHIKI & AYASE HONOKA

綺麗な始まりだったのに、結末がいつものいちごパスタ……



とりあえず、いちごパスタで終わらない総選挙のお祝いの話を次回辺りに送ります

ではありがとうございました