1: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:42:30 ID:VoO
――それは橘ありすの一言から始まった
ありす「皆さん、総選挙お疲れ様でした」

「上位10位以内に入賞した方を中心にしたお祝いのパーティーを開きたいと思います」
「よろしかったらご参加ください」
ガヤガヤ
奈緒「おっ、最近何かやっていたのはそれだったのか」

奏「ふふっ、少しぐらいだったら、羽目を外してもいいのね」

楓「お酒は……あるのでしょうか。なければシャケでも裂けます」

ワイワイ
ありす「皆さん、総選挙お疲れ様でした」

「上位10位以内に入賞した方を中心にしたお祝いのパーティーを開きたいと思います」
「よろしかったらご参加ください」
ガヤガヤ
奈緒「おっ、最近何かやっていたのはそれだったのか」

奏「ふふっ、少しぐらいだったら、羽目を外してもいいのね」

楓「お酒は……あるのでしょうか。なければシャケでも裂けます」

ワイワイ
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2: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:43:46 ID:VoO
3: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:45:59 ID:VoO
4: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:48:41 ID:VoO
――そもそもの事の始まりはこうだった
まゆ「蝶獣鬼神剣法、月影虚空斬!」マユデスヨー

智絵里「‘虎徹’疾風迅雷!」エイ、チョップデス

ガキーン
バキッ
まゆ「く……さすがですね、智絵里ちゃん。まゆの鮪包丁と出刃包丁の両方を叩き割るだなんて」
智絵里「なんの。まゆちゃんも腕を上げましたね。いつものように避けていたら服に穴が開いてましたから」
まゆ「うふふっ、Pさんと一緒にいられる為なら、まゆは努力を……あら?」
智絵里「どうしたの……って志希ちゃん?」
まゆ「調理室の扉の前で……あ、いい香り」
智絵里「肉を焼く匂いですね。あとスパイスの香りも何かしらするね」
志希「およ?二人ともお疲れー。今までレッスンかな~」
まゆ「はい。対人と多対一の格闘を……志希さんはここで匂いを確かめていたのですか?」
志希「そだよ~。夕御飯の準備にしては豪勢な肉を使っている香りだから、何かあるって志希ちゃんレーダーが探知したのだよ」
まゆ「蝶獣鬼神剣法、月影虚空斬!」マユデスヨー

智絵里「‘虎徹’疾風迅雷!」エイ、チョップデス

ガキーン
バキッ
まゆ「く……さすがですね、智絵里ちゃん。まゆの鮪包丁と出刃包丁の両方を叩き割るだなんて」
智絵里「なんの。まゆちゃんも腕を上げましたね。いつものように避けていたら服に穴が開いてましたから」
まゆ「うふふっ、Pさんと一緒にいられる為なら、まゆは努力を……あら?」
智絵里「どうしたの……って志希ちゃん?」
まゆ「調理室の扉の前で……あ、いい香り」
智絵里「肉を焼く匂いですね。あとスパイスの香りも何かしらするね」
志希「およ?二人ともお疲れー。今までレッスンかな~」
まゆ「はい。対人と多対一の格闘を……志希さんはここで匂いを確かめていたのですか?」
志希「そだよ~。夕御飯の準備にしては豪勢な肉を使っている香りだから、何かあるって志希ちゃんレーダーが探知したのだよ」
5: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:52:17 ID:VoO
智絵里「匂いだけでわかるんですか……さすがというかすごいというか」
志希「ふふーん」ドヤッ
「……というか、もういちごパスタなんか食べさせられたくないから……予め逃げる訓練を」ガクガクブルブル
まゆ「まゆもあれだけは……」ガクガクブルブル
智絵里「あはは……」
志希「ふふーん」ドヤッ
「……というか、もういちごパスタなんか食べさせられたくないから……予め逃げる訓練を」ガクガクブルブル
まゆ「まゆもあれだけは……」ガクガクブルブル
智絵里「あはは……」
6: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:55:02 ID:VoO
『誰かいるんですか?』ガチャ
三人『わわっ……』
ドシーンッ
三人『痛たたた……』
卯月「あれっ?智絵里ちゃん?」

菜々「まゆちゃんに志希ちゃんも……」

唯「あちゃー。ゆい、扉をしっかり閉めてなかったからかな……」

まゆ「これは……いったい」
智絵里「ちえちえりの活動には早いですし……」
志希「メンバーを見るに大方、今度の選挙関係かにゃ?」
唯「せいかーい!はい、飴あげるね」
志希「うん、でりしゃす~」
三人『わわっ……』
ドシーンッ
三人『痛たたた……』
卯月「あれっ?智絵里ちゃん?」

菜々「まゆちゃんに志希ちゃんも……」

唯「あちゃー。ゆい、扉をしっかり閉めてなかったからかな……」

まゆ「これは……いったい」
智絵里「ちえちえりの活動には早いですし……」
志希「メンバーを見るに大方、今度の選挙関係かにゃ?」
唯「せいかーい!はい、飴あげるね」
志希「うん、でりしゃす~」
7: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)17:58:37 ID:VoO
唯「というわけで、千枝ちゃんを誘ってありすちゃんを先回りしたっけことなの♪」
菜々「あの……パーティの準備の話はなるべく内緒に……」
まゆ「そうだったんですね。わかりましたぁ。では、まゆが今から志希さんの髄……記憶を消しますよぉ」ジャキッ
志希「待って待って、なんで志希ちゃんだけ?暴力反対出前迅速落書無用!」
菜々「智絵里ちゃんとまゆちゃんは他のみんなに話さないと守ってくれるでしょうから、大丈夫だと思いますけど」
卯月「問題はその……」
愛梨「志希ちゃんなんだよね」

未央「普段の行いかぁ……アキラメロン」

志希「暴力ハンターイ!」ジタバタ
凛「仕方がないね。最終手段だよ」ピポパピポ

蘭子「華麗なる送還!?」

周子「相手って誰?……うちら(リップス)のメンツではなさそうだけどさ」

菜々「あの……パーティの準備の話はなるべく内緒に……」
まゆ「そうだったんですね。わかりましたぁ。では、まゆが今から志希さんの髄……記憶を消しますよぉ」ジャキッ
志希「待って待って、なんで志希ちゃんだけ?暴力反対出前迅速落書無用!」
菜々「智絵里ちゃんとまゆちゃんは他のみんなに話さないと守ってくれるでしょうから、大丈夫だと思いますけど」
卯月「問題はその……」
愛梨「志希ちゃんなんだよね」

未央「普段の行いかぁ……アキラメロン」

志希「暴力ハンターイ!」ジタバタ
凛「仕方がないね。最終手段だよ」ピポパピポ

蘭子「華麗なる送還!?」

周子「相手って誰?……うちら(リップス)のメンツではなさそうだけどさ」

8: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:05:14 ID:VoO
バァン
愛海「志希さんのお山を好きにしていいと聞いて!」

チナミニ、ウヅキヒナナオツカサカレンフレデリカサントオナジサイズダヨー
志希「」
未央「あつみん、人の話はちゃんと聞きなさいな。アユマリンみたいにうっかり凌辱する気?」
愛海「大丈夫、今のことを残りの上位メンバーに話したらペナルティなんでしょ?だから、問題なく揉めるよね」
菜々「大丈夫ではありませんし、信用されてませんね……」アハハ
周子「まぁ、仕方がないかな……周子ちゃんも気をつけようっと」
サァ、ドコデモメルカナ
イヤー
志希と愛海はどこかへ出掛けました
愛海「志希さんのお山を好きにしていいと聞いて!」

チナミニ、ウヅキヒナナオツカサカレンフレデリカサントオナジサイズダヨー
志希「」
未央「あつみん、人の話はちゃんと聞きなさいな。アユマリンみたいにうっかり凌辱する気?」
愛海「大丈夫、今のことを残りの上位メンバーに話したらペナルティなんでしょ?だから、問題なく揉めるよね」
菜々「大丈夫ではありませんし、信用されてませんね……」アハハ
周子「まぁ、仕方がないかな……周子ちゃんも気をつけようっと」
サァ、ドコデモメルカナ
イヤー
志希と愛海はどこかへ出掛けました
9: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:08:18 ID:VoO
千枝「で、では、パーティーを明日にも開きたいと思いますので……」
智絵里「うん、わかったよ。それまで内緒にし」
「…誰ッ!!」シュッ
ザクッ
スパァッ
千枝「わわわっ、扉が真っ二つに……」

「えへへっ、バレましたか」ユルフワー
智絵里「って……藍子ちゃん?」
藍子「はい、大天使タカモリエルですよ」
智絵里「もぅ、それは私の持ちネタだよ!」プンプン
蘭子(堕天使?)ヒソヒソ
未央(……悪口は未央ちゃんの心に止めといてあげるね)
智絵里「うん、わかったよ。それまで内緒にし」
「…誰ッ!!」シュッ
ザクッ
スパァッ
千枝「わわわっ、扉が真っ二つに……」

「えへへっ、バレましたか」ユルフワー
智絵里「って……藍子ちゃん?」
藍子「はい、大天使タカモリエルですよ」
智絵里「もぅ、それは私の持ちネタだよ!」プンプン
蘭子(堕天使?)ヒソヒソ
未央(……悪口は未央ちゃんの心に止めといてあげるね)
10: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:12:48 ID:VoO
愛梨「えと……今さっき、志希ちゃんみたいにバレないようにって、夕美ちゃんに見張りをお願いしたんですけど……」
藍子「その夕美さんが何故が後ろを追い掛けて来ていて、何かあるのかなって……気がつかれずに撒いたらここまで来てこうなっていたんですが」
「でもやっぱり、智絵里ちゃんには敵いませんね。気配はうまく消していたんですが」
未央「あっちゃー……あーちゃんの実力はゆーみんを上回っていたか」
凛「智絵里はそれをさらに……か」
蘭子「偶像の罪人はいかなる使命を持つ運命か?(アイドルって何でしたっけ)」
藍子「さぁ?」
アレー。サッキマデイタノニ…アイコチャーン、ドコー
モウオソイノデシテー
ファ-…
藍子「その夕美さんが何故が後ろを追い掛けて来ていて、何かあるのかなって……気がつかれずに撒いたらここまで来てこうなっていたんですが」
「でもやっぱり、智絵里ちゃんには敵いませんね。気配はうまく消していたんですが」
未央「あっちゃー……あーちゃんの実力はゆーみんを上回っていたか」
凛「智絵里はそれをさらに……か」
蘭子「偶像の罪人はいかなる使命を持つ運命か?(アイドルって何でしたっけ)」
藍子「さぁ?」
アレー。サッキマデイタノニ…アイコチャーン、ドコー
モウオソイノデシテー
ファ-…
11: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:15:34 ID:VoO
…………
……
茜「っていう理由なんですよ!」

藍子「なるほど。そうだったんですね。私だけのけ者じゃなかったんですか」ヨヨヨ
未央「ごめんねー。別に仲間外れしたわけじゃないけど」
藍子「それより、お祝いをするのなら、ボイスの方もお祝いしてあげないと……」
凛「大丈夫。そっちも呼ぶ予定だから」
まゆ「ん?それにしてはりあむさんがいませんねぇ~。あの方なら
『ぼくのアイドル生命をかけてもいいから、あかりちゃんとあきらちゃんにボイスを!』
などと言って、よくPさんを困らせていたんですけど……ふふっ」ハイライトオフ
唯「まゆちゃん、しっかり!」
千枝「あ、あの、よくわかりませんが……りあむさんなら、巴ちゃんと桃華ちゃんが任せてって」
みんな『あー』
……
茜「っていう理由なんですよ!」

藍子「なるほど。そうだったんですね。私だけのけ者じゃなかったんですか」ヨヨヨ
未央「ごめんねー。別に仲間外れしたわけじゃないけど」
藍子「それより、お祝いをするのなら、ボイスの方もお祝いしてあげないと……」
凛「大丈夫。そっちも呼ぶ予定だから」
まゆ「ん?それにしてはりあむさんがいませんねぇ~。あの方なら
『ぼくのアイドル生命をかけてもいいから、あかりちゃんとあきらちゃんにボイスを!』
などと言って、よくPさんを困らせていたんですけど……ふふっ」ハイライトオフ
唯「まゆちゃん、しっかり!」
千枝「あ、あの、よくわかりませんが……りあむさんなら、巴ちゃんと桃華ちゃんが任せてって」
みんな『あー』
12: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:22:20 ID:VoO
――その頃
りあむ「な、な、なんで……なんでぼくだけ軟禁されないといけないの。やむ!よ!」

桃華「申し訳ありませんわ。りあむさんは、お祝いする話に興奮してうっかり情報を外に出したりインターネットで発言しそうですわ」

りあむ「心辺りあるけどさぁ……」
巴「まぁ、よか。『何も』していないのならそれで……ただし!」ギロッ

りあむ「ひぃっ!?ざ、ザコメンタルなんだから、少しはすこってよぉ……」
巴「ちょっとでも外の空気を吸いたいとか、心変わりするようなら、容赦せんからな」
りあむ「」ガタガタブルブル
巴「なぁに、ちょいとの辛抱じゃ。ほれ、ワシらだけでなく、それぞれのぼでぃがーど?…がいるから退屈凌ぎ程度なら付き合うぞ。なぁ」
若い衆『へい、お嬢!!』
桃華「ふふっ、黒服の皆さんと鬼ごっこなんてどうでしょうか?」
黒服『我々でよろしければ』
りあむ「」チーン
りあむ「な、な、なんで……なんでぼくだけ軟禁されないといけないの。やむ!よ!」

桃華「申し訳ありませんわ。りあむさんは、お祝いする話に興奮してうっかり情報を外に出したりインターネットで発言しそうですわ」

りあむ「心辺りあるけどさぁ……」
巴「まぁ、よか。『何も』していないのならそれで……ただし!」ギロッ

りあむ「ひぃっ!?ざ、ザコメンタルなんだから、少しはすこってよぉ……」
巴「ちょっとでも外の空気を吸いたいとか、心変わりするようなら、容赦せんからな」
りあむ「」ガタガタブルブル
巴「なぁに、ちょいとの辛抱じゃ。ほれ、ワシらだけでなく、それぞれのぼでぃがーど?…がいるから退屈凌ぎ程度なら付き合うぞ。なぁ」
若い衆『へい、お嬢!!』
桃華「ふふっ、黒服の皆さんと鬼ごっこなんてどうでしょうか?」
黒服『我々でよろしければ』
りあむ「」チーン
13: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:26:43 ID:VoO
唯「それじゃあ、後は現場であっためるだけだね~☆」
千枝「つかささんの大好きなチーズカツカレーも、加蓮さんのポテトも揚げるだけです」
ありす「私も今回は、デザートの方を頑張りました!」フンヌ
千枝「りあむさんからアドバイスをもらった、ありすちゃんの自信作なんだっけ?」
ありす「明日のお楽しみですよっ!」
愛梨「いちごのデザートならもう自信持っていいレベルだもんね」
かな子「スポンジも焼けるようになったもんね」

ありす「えへへ……お二人のお墨付きです」
雪美「……それ以外のは……まだ、ちょっと……」

こずえ「だめだめなのぉー…」

ありす「もうっ!!」
アハハー
千枝「つかささんの大好きなチーズカツカレーも、加蓮さんのポテトも揚げるだけです」
ありす「私も今回は、デザートの方を頑張りました!」フンヌ
千枝「りあむさんからアドバイスをもらった、ありすちゃんの自信作なんだっけ?」
ありす「明日のお楽しみですよっ!」
愛梨「いちごのデザートならもう自信持っていいレベルだもんね」
かな子「スポンジも焼けるようになったもんね」

ありす「えへへ……お二人のお墨付きです」
雪美「……それ以外のは……まだ、ちょっと……」

こずえ「だめだめなのぉー…」

ありす「もうっ!!」
アハハー
14: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:34:31 ID:VoO
――冒頭に戻って
ワーワー
加蓮(ありすの料理っていうと……去年の)ヒソヒソ

【参考URL 【モバマス】ありす「総選挙のお祝いにいちごパスタを作りました!」】
文香(いちごパスタ……ですね)ヒソヒソ

美波(私は先日……)ハイライトオフ

【参考URL 【モバマス】ありす「ブルーインパルスならぬ、ストロベリーインパルスです!」】
加蓮(イキロ……みんな喜んでいるけど……最後は)
美波(う、うん……)
加蓮(なら、隙を見て逃げ出すよ)
文香(ありすちゃんには悪いですが……はい)
ワーワー
加蓮(ありすの料理っていうと……去年の)ヒソヒソ

【参考URL 【モバマス】ありす「総選挙のお祝いにいちごパスタを作りました!」】
文香(いちごパスタ……ですね)ヒソヒソ

美波(私は先日……)ハイライトオフ

【参考URL 【モバマス】ありす「ブルーインパルスならぬ、ストロベリーインパルスです!」】
加蓮(イキロ……みんな喜んでいるけど……最後は)
美波(う、うん……)
加蓮(なら、隙を見て逃げ出すよ)
文香(ありすちゃんには悪いですが……はい)
15: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:38:36 ID:VoO
美波(問題はその隙がどこにも……)
ガチャ
あかり「何かあるって呼ばれたみたいだけど……んご?人でいっぱい??」

あきら「# 選挙上位ばかり?」

つかさ「なるほど、お祝いパーティーに呼ばれたわけか。これもサプライズだな」

凛「さすがはつかさ。理解が早いね。じゃ、加蓮を中心にみんな座ってね」
奈緒「おう!楽しみだな……って加蓮?どうした、地獄で鬼を見たような顔をして」
加蓮「地獄なら何度も見てるよ……」
楓「文香ちゃんに美波ちゃんも顔色が悪いみたいだけど……大丈夫ですか?」
文香「いえ……こういった集まりに慣れなくて……」
夕美「大丈夫だよ。みんなで集まってみんなで準備したんだから、畏まらなくても」

つかさ「そうだな。謙虚なのもいいが、こういうフォーマルな集まりならとことん楽しむべきだ」
美波(いちごパスタのことを考えると、とてもじゃないけど……)
あかり「りんごケーキとかあるんご?」
あきら「……そういえばりあむさんが見当たらないデスけど」
ありす「じゃあ、呼び戻しましょうか」ピポパピポ
あきら「……悪いことでもしたのデスか?」
ガチャ
あかり「何かあるって呼ばれたみたいだけど……んご?人でいっぱい??」

あきら「# 選挙上位ばかり?」

つかさ「なるほど、お祝いパーティーに呼ばれたわけか。これもサプライズだな」

凛「さすがはつかさ。理解が早いね。じゃ、加蓮を中心にみんな座ってね」
奈緒「おう!楽しみだな……って加蓮?どうした、地獄で鬼を見たような顔をして」
加蓮「地獄なら何度も見てるよ……」
楓「文香ちゃんに美波ちゃんも顔色が悪いみたいだけど……大丈夫ですか?」
文香「いえ……こういった集まりに慣れなくて……」
夕美「大丈夫だよ。みんなで集まってみんなで準備したんだから、畏まらなくても」

つかさ「そうだな。謙虚なのもいいが、こういうフォーマルな集まりならとことん楽しむべきだ」
美波(いちごパスタのことを考えると、とてもじゃないけど……)
あかり「りんごケーキとかあるんご?」
あきら「……そういえばりあむさんが見当たらないデスけど」
ありす「じゃあ、呼び戻しましょうか」ピポパピポ
あきら「……悪いことでもしたのデスか?」
16: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:39:34 ID:VoO
加蓮(……もしかして、りあむが来た時がチャンス?)
文香(はい……おそらく、あかりさんにあきらさんに泣きながら抱き付くでしょうから)
美波(そこを狙って行くしかありませんね)
藍子(……)
文香(はい……おそらく、あかりさんにあきらさんに泣きながら抱き付くでしょうから)
美波(そこを狙って行くしかありませんね)
藍子(……)
17: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:42:38 ID:VoO
バタン
りあむ「あかりちゃんっ!あきらちゃんっ!」ズビズバー
あかり「あ、りあむ……さん?!」トマドイ
あきら「# 涙と鼻水ぐらい拭け」
りあむ「そ、そうだった」ズルー
つかさ「ほれ、ティッシュ」ポイッ
りあむ「あ、ありがとう」チーン
「……あ、つかささんだっけ?まず、おめでとうございます。あかりちゃんやあきらちゃん程じゃないけどよく頑張ったね」
つかさ「おいおい……ま、お前なりのお祝いの仕方と捕らえておくよ」
あきら「# 大人の対応」
りあむ「でね……その……ぼく達同期の中で三人だけ、最初は歌も何もなくて……で、最初にこのおっ○いだけが人気が出たみたいで、ぼくが先にCDを出すことになったけど」
あかり「んご……」←B80
りあむ「多分一緒にCDデビューすると思うから、先に言っておきます」
「あかりちゃんとあきらちゃんのこと……よろしくお願いします」ペコリ
つかさ「……」
りあむ「あかりちゃんっ!あきらちゃんっ!」ズビズバー
あかり「あ、りあむ……さん?!」トマドイ
あきら「# 涙と鼻水ぐらい拭け」
りあむ「そ、そうだった」ズルー
つかさ「ほれ、ティッシュ」ポイッ
りあむ「あ、ありがとう」チーン
「……あ、つかささんだっけ?まず、おめでとうございます。あかりちゃんやあきらちゃん程じゃないけどよく頑張ったね」
つかさ「おいおい……ま、お前なりのお祝いの仕方と捕らえておくよ」
あきら「# 大人の対応」
りあむ「でね……その……ぼく達同期の中で三人だけ、最初は歌も何もなくて……で、最初にこのおっ○いだけが人気が出たみたいで、ぼくが先にCDを出すことになったけど」
あかり「んご……」←B80
りあむ「多分一緒にCDデビューすると思うから、先に言っておきます」
「あかりちゃんとあきらちゃんのこと……よろしくお願いします」ペコリ
つかさ「……」
18: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:51:55 ID:VoO
りあむ「ぼくはただのザコメンタルで、好きなアイドルを推したり、自分を炎上させるぐらいしか取り柄はないし、アイドル夢見りあむだなんて、他のアイドルと一緒に並んだり名乗るのもおこがましいぐらい、ダンスも歌も何もできやしない」
あかり「りあむさん??」
りあむ「でも二人は……ぼくと違って純真でまっすぐで……少し勇猛果敢支離滅裂だったりするかもしれないけど、頑張り屋だから……だから去年の選ばれなかった悔しさをバネにここまでやれたんだと思う」
あきら「……」
(普段、自分の不平不満ばかりで、そんなこと言わない癖に……ちゃんと見てたんだ……)
(なら多分デスけど……同期の七人で一番成長しているのはりあむさんデスよ)
りあむ「今度のCDは……ぼくは残念だけど一緒に並ぶことはできない……いや、こんな……ちやほやされていた去年のぼくならともかく、今のぼくとならしない方がいいと思う。だから先輩でぼく達よりアイドル歴が長いつかささんに」
あかり「りあむさん??」
りあむ「でも二人は……ぼくと違って純真でまっすぐで……少し勇猛果敢支離滅裂だったりするかもしれないけど、頑張り屋だから……だから去年の選ばれなかった悔しさをバネにここまでやれたんだと思う」
あきら「……」
(普段、自分の不平不満ばかりで、そんなこと言わない癖に……ちゃんと見てたんだ……)
(なら多分デスけど……同期の七人で一番成長しているのはりあむさんデスよ)
りあむ「今度のCDは……ぼくは残念だけど一緒に並ぶことはできない……いや、こんな……ちやほやされていた去年のぼくならともかく、今のぼくとならしない方がいいと思う。だから先輩でぼく達よりアイドル歴が長いつかささんに」
19: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:52:35 ID:VoO
つかさ「……ふざけんな!」
20: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)18:59:54 ID:VoO
りあむ「ひぃぃ!」
つかさ「お前がどういう風に見て来たかは知らないが、それなら今のパフォーマンスを知らないわけじゃないだろ!」
りあむ「は、はいっ」
つかさ「だったらな……そうやって見てきたのならな」
「もっと信じて送り出してやれ。それが仲間ってもんだろうが。アイドルってもんだろうが」
りあむ「ぁ…………」
つかさ「怒鳴っちまったのは悪い。だが、あの二人も今まで見ていたなら一言ぐらい普段から声をかけてやれよ」
「それが先に段に立ってしまったヤツの仁義だろ?」
グスッ
りあむ「うわぁぁぁんっ、ぼくが悪かったよぉ!あかりちゃんもあきらちゃんも、信じてあげられなくてごめん!よぉ!」ビェェン
「もっと、もっとぉぉぉぉぼくがぁぁぁ!」
あかり「そ、そんな……そんなことはない……んご」
「私もりあむさんが先にデビューして、やっぱり悔しかった。努力なんてびぇっびぇっ……なんか言ったけど、えぐっえぐっ知らないとこでりあむさんはさらに努力したって……ぐすっぐすっ、菜々さんから聞いたから」
あきら「# 落ち着け」
あかり「だから……だからぁ……」グスッ
りあむ、あかり『うわぁぁぁぁぁぁんっ!!』ビェェェン
つかさ「お前がどういう風に見て来たかは知らないが、それなら今のパフォーマンスを知らないわけじゃないだろ!」
りあむ「は、はいっ」
つかさ「だったらな……そうやって見てきたのならな」
「もっと信じて送り出してやれ。それが仲間ってもんだろうが。アイドルってもんだろうが」
りあむ「ぁ…………」
つかさ「怒鳴っちまったのは悪い。だが、あの二人も今まで見ていたなら一言ぐらい普段から声をかけてやれよ」
「それが先に段に立ってしまったヤツの仁義だろ?」
グスッ
りあむ「うわぁぁぁんっ、ぼくが悪かったよぉ!あかりちゃんもあきらちゃんも、信じてあげられなくてごめん!よぉ!」ビェェン
「もっと、もっとぉぉぉぉぼくがぁぁぁ!」
あかり「そ、そんな……そんなことはない……んご」
「私もりあむさんが先にデビューして、やっぱり悔しかった。努力なんてびぇっびぇっ……なんか言ったけど、えぐっえぐっ知らないとこでりあむさんはさらに努力したって……ぐすっぐすっ、菜々さんから聞いたから」
あきら「# 落ち着け」
あかり「だから……だからぁ……」グスッ
りあむ、あかり『うわぁぁぁぁぁぁんっ!!』ビェェェン
21: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)19:05:57 ID:VoO
つかさ「……ふっ。いい仲間だな」
あきら「そんなこと……ないデスよ。普段から……」プイッ
つかさ「大事にしろよ。……まぁ、無下にしてもアイツならつっついてそうだがな」
あきら「……デス」
つかさ「よし、この話題はここまで!」
「さぁ、プレッシャーはここまでだ。パーティしようぜ」
菜々、奈緒「ガンヘッド!!」
楓「ではスタンディングモードでお願いします」
凛(何のネタ?)
つかさ(ロボットでも酔う酒があってな)
あきら「そんなこと……ないデスよ。普段から……」プイッ
つかさ「大事にしろよ。……まぁ、無下にしてもアイツならつっついてそうだがな」
あきら「……デス」
つかさ「よし、この話題はここまで!」
「さぁ、プレッシャーはここまでだ。パーティしようぜ」
菜々、奈緒「ガンヘッド!!」
楓「ではスタンディングモードでお願いします」
凛(何のネタ?)
つかさ(ロボットでも酔う酒があってな)
22: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)19:07:40 ID:VoO
ありす「……じゃ、じゃあ、改めてパーティを開催したいと思います!」
りあむ「さんせー!パーティー始める!よー!」
つかさ「おいおい、アタシらの……だろ?」
りあむ「そうでした……やむ」
ワハハー
美波(……ハッ、急な展開に逃げそこねました)
加蓮(仕方がない……骨は頼んだよ)
文香(わ、私のも……お願いします)
藍子「そこの三人さん」
三人『は、はいっ!?』
藍子「さっきの言葉じゃないですが、ありすちゃんを。みんなを信じてあげられませんか?」
三人『?』
夕美「美波ちゃんはこないだの今だから、ちょっと信じられないかもしれないけどね」アハハ
藍子「それでもですよ」
りあむ「さんせー!パーティー始める!よー!」
つかさ「おいおい、アタシらの……だろ?」
りあむ「そうでした……やむ」
ワハハー
美波(……ハッ、急な展開に逃げそこねました)
加蓮(仕方がない……骨は頼んだよ)
文香(わ、私のも……お願いします)
藍子「そこの三人さん」
三人『は、はいっ!?』
藍子「さっきの言葉じゃないですが、ありすちゃんを。みんなを信じてあげられませんか?」
三人『?』
夕美「美波ちゃんはこないだの今だから、ちょっと信じられないかもしれないけどね」アハハ
藍子「それでもですよ」
23: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)19:15:27 ID:VoO
つかさ「うまいっ!事務所でこんなうまいカレーなんて」ガツガツ
加蓮「目の前でトルネードポテトが揚がるなんて」ガツガツ
奈緒「さすがはウチのガチ料理勢とスイーツ勢の共同だけあるな」ガツガツ
奏「困ったわ。確実に太るわね」ガツガツ
美波「なるほどね」
文香「信じる力……ですね」
ありす「あの……お二人とも大丈夫ですか?」
美波「ありがとう、ありすちゃん。ちょっとお昼を抜いたから」
ありす「そ、それはいけません!ひとます、いちごのスムージーを」
文香「ズズッ……あ、おいしい」
美波「さっぱりしてるわね……もう一杯いただけるかな?」
ありす「喜んで!あ、文香さんも……」
文香「あ、はい……お願いします」
ありす「畏まりました!」タタッ
夕美「よかったね、みんな笑顔になって」
藍子「ですねっ」
加蓮「目の前でトルネードポテトが揚がるなんて」ガツガツ
奈緒「さすがはウチのガチ料理勢とスイーツ勢の共同だけあるな」ガツガツ
奏「困ったわ。確実に太るわね」ガツガツ
美波「なるほどね」
文香「信じる力……ですね」
ありす「あの……お二人とも大丈夫ですか?」
美波「ありがとう、ありすちゃん。ちょっとお昼を抜いたから」
ありす「そ、それはいけません!ひとます、いちごのスムージーを」
文香「ズズッ……あ、おいしい」
美波「さっぱりしてるわね……もう一杯いただけるかな?」
ありす「喜んで!あ、文香さんも……」
文香「あ、はい……お願いします」
ありす「畏まりました!」タタッ
夕美「よかったね、みんな笑顔になって」
藍子「ですねっ」
24: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)19:20:50 ID:VoO
楓「……はぁ」
志希「どったの楓さん?やっぱりお酒がないから?」
楓「料理はおいしいですから、贅沢は敵ですよ……テキーラでも」
志希「にゃはは……なら、ここに取出したるは実験の最中でできたる密造酒!」
楓「まぁ!!」
志希「見た目はミネラルウォーターだからへーきへーき」
楓「では……失礼して」
アーニャ「おや……シキ、それはサマゴンですか?」

志希「そだよー。水に砂糖とイースト菌を交ぜて苔にあげようとしたら、発酵しちゃったから、ウイスキー用の……」ガチャリ
「え?」
早苗「はーい」

志希「」
志希「どったの楓さん?やっぱりお酒がないから?」
楓「料理はおいしいですから、贅沢は敵ですよ……テキーラでも」
志希「にゃはは……なら、ここに取出したるは実験の最中でできたる密造酒!」
楓「まぁ!!」
志希「見た目はミネラルウォーターだからへーきへーき」
楓「では……失礼して」
アーニャ「おや……シキ、それはサマゴンですか?」

志希「そだよー。水に砂糖とイースト菌を交ぜて苔にあげようとしたら、発酵しちゃったから、ウイスキー用の……」ガチャリ
「え?」
早苗「はーい」

志希「」
25: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)19:26:06 ID:VoO
アーニャ「アー。ロシアではサマゴンを作るのは合法ですが……」
早苗「日本では葡萄を発酵させて作る葡萄酒(ワイン)ですら禁止だからね」
「今、楓ちゃんがウキウキしていたから吐かせたとこ」
志希「えーと」アセダラダラ
早苗「安心して。警察には出さないから」
志希「ほっ」
早苗「でも……」
愛海「早苗さーん!志希さんと楓さんの御山を好きにしていいんだねー」
志希「」
早苗「本当よ。ただし、今日だけよ」
愛海「わーい」
志希「ま、待って……」
――この後、愛海によるマッサージを二人は受け、さらにいちごパスタの追加打撃を受けたそうだ
おしまい
早苗「日本では葡萄を発酵させて作る葡萄酒(ワイン)ですら禁止だからね」
「今、楓ちゃんがウキウキしていたから吐かせたとこ」
志希「えーと」アセダラダラ
早苗「安心して。警察には出さないから」
志希「ほっ」
早苗「でも……」
愛海「早苗さーん!志希さんと楓さんの御山を好きにしていいんだねー」
志希「」
早苗「本当よ。ただし、今日だけよ」
愛海「わーい」
志希「ま、待って……」
――この後、愛海によるマッサージを二人は受け、さらにいちごパスタの追加打撃を受けたそうだ
おしまい
26: ◆Vysj.4B9aySt 20/06/06(土)19:31:47 ID:VoO
ちなみに、葡萄酒は作る事態は簡単だったりします
では、総選挙ならびにボイスで選ばれた皆さんおめでとう。今年一年の活躍を期待して失礼します
では、総選挙ならびにボイスで選ばれた皆さんおめでとう。今年一年の活躍を期待して失礼します
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