1: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:33:51 ID:qAq
P「…」カタカタカタ…
千夜「お疲れ様です」ガチャ
P「お、千夜。お疲れ様」カタカタカタ
千夜「お疲れ様です」
P「撮影、どうだった?」カタカタカタ
千夜「特に問題もなく、首尾よく終わりました」
P「そうか。…っと、これで終わり!」ッターン
千夜「お疲れ様でした。コーヒーでも煎れましょうか」
P「んー…いや、いいや」
千夜「そうですか。わかりました」
千夜「お疲れ様です」ガチャ
P「お、千夜。お疲れ様」カタカタカタ
千夜「お疲れ様です」
P「撮影、どうだった?」カタカタカタ
千夜「特に問題もなく、首尾よく終わりました」
P「そうか。…っと、これで終わり!」ッターン
千夜「お疲れ様でした。コーヒーでも煎れましょうか」
P「んー…いや、いいや」
千夜「そうですか。わかりました」
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【モバマス】千夜「ここに来てから、もう6年です」
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2: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:34:13 ID:qAq
P「千夜」
千夜「何でしょうか」
P「昼飯、食いにいかないか?」
千夜「…私は、構いませんが…」
P「決まりだな。何か食べたいものとかあるか?」スクッ
千夜「そうですね…さっぱりしたものが食べたいです」
P「んー…了解。じゃ、行くか」
千夜「待ってください。先に、水分補給を」
P「む、それもそうだな。こう暑いと、途中で体調を崩しかねない」
千夜「そこで座っていてください。持ってきます」スタスタ
P「ありがとう。恩に着る」
―――――
千夜「何でしょうか」
P「昼飯、食いにいかないか?」
千夜「…私は、構いませんが…」
P「決まりだな。何か食べたいものとかあるか?」スクッ
千夜「そうですね…さっぱりしたものが食べたいです」
P「んー…了解。じゃ、行くか」
千夜「待ってください。先に、水分補給を」
P「む、それもそうだな。こう暑いと、途中で体調を崩しかねない」
千夜「そこで座っていてください。持ってきます」スタスタ
P「ありがとう。恩に着る」
―――――
3: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:34:33 ID:qAq
―――――
カッ!
P「あっ…ぢぃ~…」
千夜「今日は32度まで上がるそうです」
P「うせやろ!?そんなん聞いてへんわ…」
千夜「お前、関西弁になっています」
P「しゃあないやん…まだ6月やぞ…」
千夜「確信はありませんが…」
P「ん?」
千夜「今年の夏は、過去に類を見ないほどに気温が上がるような気がします」
P「…テレワークとか、させてくれないかな…」
カッ!
P「あっ…ぢぃ~…」
千夜「今日は32度まで上がるそうです」
P「うせやろ!?そんなん聞いてへんわ…」
千夜「お前、関西弁になっています」
P「しゃあないやん…まだ6月やぞ…」
千夜「確信はありませんが…」
P「ん?」
千夜「今年の夏は、過去に類を見ないほどに気温が上がるような気がします」
P「…テレワークとか、させてくれないかな…」
4: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:34:48 ID:qAq
千夜「事務員の方々は出来ても、お前は無理でしょう。仕事柄、機密文書が多いわけですし」
P「だよなぁ…っと見えたぞ」
千夜「これは…蕎麦?」
P「うどんだよ。個人経営の店だけど、ここのうどんはコシがしっかりしてて旨いんだ」
千夜「事務所の近くにうどん屋があったとは…蕎麦屋は多い印象だったのですが…」
P「うどん専門ってのも、こっちじゃ珍しいよな」ガラッ
店員「いらっしゃい。何名様ですか?」
P「二名です」
店員「そこのテーブル席へどうぞー」
P「だよなぁ…っと見えたぞ」
千夜「これは…蕎麦?」
P「うどんだよ。個人経営の店だけど、ここのうどんはコシがしっかりしてて旨いんだ」
千夜「事務所の近くにうどん屋があったとは…蕎麦屋は多い印象だったのですが…」
P「うどん専門ってのも、こっちじゃ珍しいよな」ガラッ
店員「いらっしゃい。何名様ですか?」
P「二名です」
店員「そこのテーブル席へどうぞー」
5: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:35:31 ID:qAq
P「さ、座って座って」
千夜「はい。…っと」
P「さて、何にしようかな」
千夜「お前、おすすめはありますか?」
P「いつもなら鴨汁うどんかかけうどんなんだが…今日は暑いからな…ざるか、おろし醤油か、釜玉かって所か」
千夜「意外とメニューも充実しているのですね…」ペラッ
P「俺はざるにしようかな。千夜は?」
千夜「私もざるでお願いします」
P「了解。すいませーん!」
千夜「はい。…っと」
P「さて、何にしようかな」
千夜「お前、おすすめはありますか?」
P「いつもなら鴨汁うどんかかけうどんなんだが…今日は暑いからな…ざるか、おろし醤油か、釜玉かって所か」
千夜「意外とメニューも充実しているのですね…」ペラッ
P「俺はざるにしようかな。千夜は?」
千夜「私もざるでお願いします」
P「了解。すいませーん!」
6: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:35:51 ID:qAq
店員「はい!ご注文、承ります」
P「ざるの大と中をお願いします」
千夜「すみません。この店の大は、どのくらいの大きさですか?」
店員「そうですね…だいたい小の二倍、うどん2玉分ですね」
千夜「では、ざるうどん大を2つでお願いします」
店員「ざるの大をお2つでよろしいですか?」
P「はい、お願いします」
店員「ありがとうございます。少々お待ちください。お冷やの方はセルフサービスとなっておりますので、レジ横の給水機をお使いください」
千夜「はい」
店員「ごゆっくりどうぞー」
P「ざるの大と中をお願いします」
千夜「すみません。この店の大は、どのくらいの大きさですか?」
店員「そうですね…だいたい小の二倍、うどん2玉分ですね」
千夜「では、ざるうどん大を2つでお願いします」
店員「ざるの大をお2つでよろしいですか?」
P「はい、お願いします」
店員「ありがとうございます。少々お待ちください。お冷やの方はセルフサービスとなっておりますので、レジ横の給水機をお使いください」
千夜「はい」
店員「ごゆっくりどうぞー」
7: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:36:10 ID:qAq
P「…良かったのか?大で」
千夜「余裕です」
P「そうか…それならいいんだが」
千夜「お冷やを取ってきます」ガタッ
P「いや、俺が行くよ」ガタッ
千夜「…お願いします」
P「あいよ」スタッスタッ
千夜「ふぅ…」
千夜(今年の夏も日差しが強い)
千夜(アイドルになってから、七年目の夏)
千夜(皆に様々なことを教わり、人生に色がついた、この七年間)
千夜(ここからどうなっていくのかは、皆目見当もつかない)
千夜(このまま、平穏で充実した日々が…)
千夜「余裕です」
P「そうか…それならいいんだが」
千夜「お冷やを取ってきます」ガタッ
P「いや、俺が行くよ」ガタッ
千夜「…お願いします」
P「あいよ」スタッスタッ
千夜「ふぅ…」
千夜(今年の夏も日差しが強い)
千夜(アイドルになってから、七年目の夏)
千夜(皆に様々なことを教わり、人生に色がついた、この七年間)
千夜(ここからどうなっていくのかは、皆目見当もつかない)
千夜(このまま、平穏で充実した日々が…)
8: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:36:30 ID:qAq
千夜「…」
P「どうした千夜、考え事か?」コトッ
千夜「…えぇ。このまま、平穏な日々が続けばいいと、そう考えていました」
P「平穏な日々ね…」ガタッ
P「…このまま、何事もなく平穏な日々が続くことはない」
千夜「…」ズズ
P「多かれ少なかれ、荒波や理不尽にぶつかることにはなると思う」
P「けど、それを何とかするのが、俺の仕事だ」
千夜「…」
P「だからまぁ…何だ。心配するな」
P「どうした千夜、考え事か?」コトッ
千夜「…えぇ。このまま、平穏な日々が続けばいいと、そう考えていました」
P「平穏な日々ね…」ガタッ
P「…このまま、何事もなく平穏な日々が続くことはない」
千夜「…」ズズ
P「多かれ少なかれ、荒波や理不尽にぶつかることにはなると思う」
P「けど、それを何とかするのが、俺の仕事だ」
千夜「…」
P「だからまぁ…何だ。心配するな」
9: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:36:44 ID:qAq
千夜「…随分と、キザなことを言うのですね」
P「言うな…自分でもちょっと恥ずかしいんだから」
千夜「お嬢さまに聞かせるために録音するべきでした」
P「それやられると俺の理性が消し飛ぶからやめなさい」
千夜「それとも動画…?」
P「やめんか」
千夜「冗談です」
P「タチが悪すぎるわ…」
P「言うな…自分でもちょっと恥ずかしいんだから」
千夜「お嬢さまに聞かせるために録音するべきでした」
P「それやられると俺の理性が消し飛ぶからやめなさい」
千夜「それとも動画…?」
P「やめんか」
千夜「冗談です」
P「タチが悪すぎるわ…」
10: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:37:05 ID:qAq
店員「お待たせしました。ざる大2つです。」ゴトッ
P「おっ、来たな」
千夜「っ…」
店員「ごゆっくりどうぞー」
P「どうした?怯んでるのか?」
千夜「まさか。食べ応えがありそうで、食欲を押さえきれません」
P「そうか。じゃあ…」
「「いただきます」」
P「…」カチャ
千夜「…」ズズッ
P「うん、うまい」
P「おっ、来たな」
千夜「っ…」
店員「ごゆっくりどうぞー」
P「どうした?怯んでるのか?」
千夜「まさか。食べ応えがありそうで、食欲を押さえきれません」
P「そうか。じゃあ…」
「「いただきます」」
P「…」カチャ
千夜「…」ズズッ
P「うん、うまい」
11: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:37:23 ID:qAq
千夜「このつゆ…煮干から取っているのですか」
P「手間はかかるけど、その分昆布やかつおよりも旨くなるって店主が言ってたな」
千夜「確かに、これは…」ツルッ
P「わさび…はまだ早いな。ネギを…」ズッ
P「やはり旨い。暑い季節にぴったりだ」
千夜「麺も主張が出来ていて、つゆの味に負けていません。薬味のねぎも合わさって、食が進みます」ズッ
P「ここのは食べきったあとの蕎麦湯もいいんだ」
P「手間はかかるけど、その分昆布やかつおよりも旨くなるって店主が言ってたな」
千夜「確かに、これは…」ツルッ
P「わさび…はまだ早いな。ネギを…」ズッ
P「やはり旨い。暑い季節にぴったりだ」
千夜「麺も主張が出来ていて、つゆの味に負けていません。薬味のねぎも合わさって、食が進みます」ズッ
P「ここのは食べきったあとの蕎麦湯もいいんだ」
12: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:37:42 ID:qAq
千夜「煮干つゆで蕎麦湯?」
P「あぁ。ちょうどいい塩梅でな。食後にぴったりだぞ」
千夜「それは楽しみです」ズズッ
P「とまぁ、それは置いておいて。まずは目の前のご馳走だな」
千夜「んっ…」ツルッ
P「はふっ…うまい」ズズッ
―――――
P「あぁ。ちょうどいい塩梅でな。食後にぴったりだぞ」
千夜「それは楽しみです」ズズッ
P「とまぁ、それは置いておいて。まずは目の前のご馳走だな」
千夜「んっ…」ツルッ
P「はふっ…うまい」ズズッ
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13: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:38:02 ID:qAq
―――――
ガラッ
店員「ありがとうございましたー」
P「あっ…ぢぃー…」
千夜「先程も同じ事を言っていました」
P「しょうがないだろ…暑いものは暑いんだし…」
千夜「…あのうどん屋、他のメニューも美味しそうでした」
P「あそこは鴨汁うどんも旨くてな…秋口の脂が乗った鴨にうどんとネギを絡めて食べるんだ」
千夜「っ…」ゴクッ
ガラッ
店員「ありがとうございましたー」
P「あっ…ぢぃー…」
千夜「先程も同じ事を言っていました」
P「しょうがないだろ…暑いものは暑いんだし…」
千夜「…あのうどん屋、他のメニューも美味しそうでした」
P「あそこは鴨汁うどんも旨くてな…秋口の脂が乗った鴨にうどんとネギを絡めて食べるんだ」
千夜「っ…」ゴクッ
14: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:38:22 ID:qAq
P「まぁ、それはまた今度にしよう。千夜、午後は雑誌の取材じゃなかったか?」
千夜「はい。お嬢さまは先に現場へ向かわれているはずですので、私もここで失礼します」
P「分かった。おっ、そうだ」
千夜「どうかしましたか」
P「これやるよ」ポイッ
千夜「これは…缶の麦茶?」
P「会計の時にあそこの店主がくれてな。移動の時にでも飲んでくれ」
千夜「…ありがとうわございます」
P「ん、じゃあな。取材終わったら直帰でいいぞ」
千夜「いえ、一度事務所に戻ります。置いたままの荷物がありますので」
P「了解。じゃあ、また後で」
千夜「お疲れ様です」
千夜「はい。お嬢さまは先に現場へ向かわれているはずですので、私もここで失礼します」
P「分かった。おっ、そうだ」
千夜「どうかしましたか」
P「これやるよ」ポイッ
千夜「これは…缶の麦茶?」
P「会計の時にあそこの店主がくれてな。移動の時にでも飲んでくれ」
千夜「…ありがとうわございます」
P「ん、じゃあな。取材終わったら直帰でいいぞ」
千夜「いえ、一度事務所に戻ります。置いたままの荷物がありますので」
P「了解。じゃあ、また後で」
千夜「お疲れ様です」
15: 名無しさん@おーぷん 20/06/11(木)23:38:56 ID:qAq
以上です
夏場のざるうどんは
いいぞ
夏場のざるうどんは
いいぞ
転載元:【モバマス】千夜「ここに来てから、もう6年です」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1583425095/
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1583425095/
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