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トップページCo > モバP「肇といっしょ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:24:19.88 ID:UvpK3mng0

―――事務所

P「…………」ナデナデ

肇「…………」チョコン

P「……なぁ、肇?」

肇「なんでしょう、Pさん」

P「もう6月の半ばだよな」

肇「ええ、そうですね」

P「暑いよな」

肇「そうでしょうか?」

P「そうなんだよ。いくらクーラーが効いてるっていってもさ」

肇「……手が止まっていますよ」

P「ああ悪い悪い」ナデナデ

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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:28:00.10 ID:UvpK3mng0

肇「…………」

P「…………」ナデナデ

肇「…………♪」

P「なぁ肇」ナデナデ

肇「はい?」

P「暑くないか?」

肇「いえ、それほどではありません」

P「そうか」

肇「はい」

P「…………」ナデナデ

肇「…………」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:31:42.56 ID:UvpK3mng0

P「…………」ナデナデ

肇「…………あ」

P「どうした?」

肇「飛行機雲です、ほら」

P「あぁ、ホントだ。長いなぁ」

肇「長いですね」

P「うどんみたいだ」

肇「…………」ツネッ

P「いたいいたい」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:34:21.09 ID:UvpK3mng0

肇「私はうどん職人ではありません」

P「うん」

肇「いつまでそのネタを引っ張るおつもりですか?」

P「いや、今のはほら、口から自然と……」

肇「自然と、私をイジろうとしたのですか」

P「や、そういう意味じゃなくてな。ごめん」

肇「……冗談です」

P「へ?」

肇「怒ってませんよ。ですから、もっと撫でてください」

P「……ん」ナデナデ


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:39:19.62 ID:UvpK3mng0

肇「…………」

P「…………」ナデナデ

肇「……Pさん」

P「おう」ナデナデ

肇「今日のお仕事は?」

P「肇は今日はオフだろう?」

肇「私ではなくて。Pさんの、です」

P「俺?」

肇「ええ」

P「うーん……あらかた事務作業は終わったし、あとは……」パラパラ

P「うん、送迎も無し。トラブルがなければこのまま時間通りで終わりだ」

肇「……そうですか。よかった」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:43:58.60 ID:UvpK3mng0

P「よかったって?」

肇「こちらの話です」

P「そうか」ナデナデ

肇「はい」

P「…………」ナデナデ

肇「…………」

P「……飛行機雲、消えちゃったな」

肇「消えちゃいましたね」

P「コシが足りなかったのかな」

肇「…………」ペシッ

P「ごめんなさい」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:48:50.12 ID:UvpK3mng0

肇「さすがの私も、二度目はおこです」

P「本当に申し訳ない。……どこでそんな言葉覚えた?」

肇「アイドルたるもの、流行には乗りませんと。とにかく、激おこです」

P「あれ、グレードアップした」

肇「大変です、早急に頭を撫でましょう」

肇「そうしないと、激おこぷんぷん丸になります」

P「そりゃ困るな」ナデナデ

肇「はい。……ふふ」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:51:42.46 ID:UvpK3mng0

P「…………」ナデナデ

肇「…………」

P「…………」ナデナデ

肇「早いものですね」

P「うん?」

肇「もう、一年以上経ちます。Pさんと出会って」

P「うん」

肇「この世界へ飛び込んで、私は私なりのアイドル像を思い浮かべてきました」

P「アイドル像……そうだな、そんなこと言ってたな」

肇「はい。未だに、はっきりとその像は掴めていませんが」

P「……そっか。難しいよな」ナデ

肇「難しいです」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 18:57:57.66 ID:UvpK3mng0

P「俺だって、理想のアイドルなんて分からないよ」

肇「Pさんもですか?」

P「ああ。だから……」

肇「だから?」

P「言わなくても分かるだろ?」

肇「ふふっ、分かりません。ちゃんと言ってくれませんか?」

P「ったく……。肇」

肇「はい」

P「俺と一緒に、理想のアイドル像……見つけよう」

肇「……はいっ」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 19:01:06.54 ID:UvpK3mng0

―――
――


P「なぁ、いつまでだ?」ナデナデ

肇「いつまで、とは?」

P「分かってるだろう……いつまで俺の膝に座ってるんだよ」

肇「私が満足するまで、とはいきませんか?」

P「その満足するのはいつなんだ……足痺れてきたぞ」

肇「耐え忍びましょう、今は」

P「んもう……」ナデナデ


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 19:04:44.56 ID:UvpK3mng0

肇「Pさん」

P「んー」

肇「今日はありがとうございます」

P「いやいや」

肇「今度お礼に、お茶碗をお作りしますね」

P「茶碗か。いいね」

肇「もちろん夫婦茶碗です」

P「…………」グリッ

肇「いたい、いたいですやめてください、太ももは抓るものではありませんっ」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 19:08:51.51 ID:UvpK3mng0

P「お前アイドル。おーけー?」

肇「おーけー、ざっつらいと……」

P「……そういうのは、もっと大人になってからな」

肇「!」

P「あー……その、だな」

肇「……いえ」クスクス

P「あっ、笑うなよー」

肇「ふふ、ごめんなさい」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 19:12:26.99 ID:UvpK3mng0

P「こほん。まぁなんだ、これからもよろしくってことで」

肇「はい。……ふふっ」

P「おいこら」

肇「す、すみませ……照れているPさんがあまりにも可愛くて」

P「嬉しくなーい」

肇「まぁまぁ」

P「肇のくせに生意気だぞー」ワシャワシャ

肇「あぁ、やめてくださいっ」

P「はははー」ワシャー


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 19:17:22.80 ID:UvpK3mng0

肇「ふふっ、もう……撫でるなら、もっと優しくお願いします」

P「今日はお願いばっかりだな」

肇「『今日は肇にとって特別な日だから、なんでも言うこと聞いてあげるよ』」

P「うっ」

肇「そう言ったのはどなたでしたか?」

P「……俺だな」

肇「そういうことです。では、優しく優しく……」

P「へーい」ナデナデ

肇「ふふ……♪」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/15(土) 19:20:37.77 ID:UvpK3mng0

P「……あぁ、そうだ」ナデ

肇「どうしました?」

P「お願いを聞いてばかりで、まだ言ってなかったな」

肇「……そういえば、そうですね。聞かせてくれますか?」

P「ああ」ギュ



――誕生日、おめでとう。肇

……はい。ありがとうございます、Pさん――



おわり


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