亜利沙「亜利沙スターズ、グッズ発売へ」

亜利沙「アイドル松田亜利沙を中心としたグッズが発売されることが明らかになりました」

亜利沙「デザインは七夕の日に劇場のホワイトボードに描かれた、星にデフォルメされたもので」

亜利沙「アイドル最上静香、望月杏奈と共にマグネットとして製作されることになりました」

亜利沙「なお、第二弾として猫ちゃんマグネットも企画中とのことです」

亜利沙「空猫珈琲店の世界に入れて幸運でした。持ち歌の歌詞に天の川があって良かったです！」

まつり「茜ちゃんも猫又なのに入れて嬉しいと言ってました」

可奈「織姫と彦星のはないのですか？」

亜利沙「デザインが簡素ではないので、検討中とのことです」

まつり「皆様のお声を待っています」

亜利沙「続いてのニュースです。矢吹さん」

可奈「はい」

可奈「矢吹可奈、質問攻めに」

可奈「アニメ化始動ということで、MS組で一番出番が多かったアイドル矢吹可奈が、質問攻めになっていたことがわかりました」

可奈「質問されたのは、主に技術的なことや、スケジュール関係、撮影の空き時間のことなどです」

可奈「数年前のことなので、矢吹可奈は記憶を掘り起こして、何とか答えていた模様です」

亜利沙「いろいろ参考になりました。感謝しています」

可奈「そんな、私なんて……必死にやっていただけですから」

まつり「主役級でしたし、もっと胸を張っても良いと思いますよ」

可奈「そ、そうですか？」

亜利沙「スタエレではまた全然違う演技も見せてくれましたし、同僚としてもファンとしても本当に尊敬しています」

可奈「……えへへ。こんなに褒められて良いんでしょうか」

亜利沙「もちろんです！」

まつり「可奈ちゃん共々、私たちの今後の活躍にもご期待ください」

可奈「よろしくお願いします！」

亜利沙「続いてのニュースです。徳川さん」

まつり「はい」

まつり「マイペースユニット、打ち上げ開催」

まつり「アイドル徳川まつり、宮尾美也、天空橋朋花が打ち上げをしていたことがわかりました」

まつり「この3人は昨年のクリスマス以来の共演で、チームワークも抜群」

まつり「今回の、一足早い夏を感じさせるステージも充実感たっぷりで」

まつり「打ち上げも大いに盛り上がった模様です」

亜利沙「最高のステージでした！」

可奈「本当に！　あ、でも、まつりさんだけおへそが見えてなかったですよね」

まつり「それは事務員のA氏に言ってください。私は平気です」

亜利沙「それと、去年のクリスマスで気になったんですけど、あの呪いのフォークはどうなりました？」

まつり「なんですか、それ？」

亜利沙「ほら、マシュマロを食べさせてくれないというフォークですよ」

まつり「……そんなものはないのです。ね？」

亜利沙「いや、カードに」

まつり「ね？」

亜利沙「あの」

まつり「ね？」

亜利沙「……続いてのニュースです」

亜利沙「桜守歌織、ラーメンデート」

亜利沙「最近、アイドル桜守歌織が、ラーメンの食べ歩きをしていることが明らかになりました」

亜利沙「アイドル白石紬や豊川風花、馬場このみらとそれぞれ2人きりで行ったほか」

亜利沙「次々とラーメンデートの約束を取り付けいる模様です」

可奈「私もラーメンデートしました！」

亜利沙「最近、かっこいい歌織さんを見ましたし、誘われたらドキッとしそうですね」

まつり「やってみましょうか？」

亜利沙「え？」

まつり「……亜利沙、僕とデートしてくれないか？」

亜利沙「ふぉぉぉ！ぜぜぜぜぜひとも！」

可奈「亜利沙さん、落ち着いてください」

まつり「オペラセリア煌輝座を、どうぞよろしくお願いします」

可奈「……」

まつり「……」

可奈「亜利沙さん？」

亜利沙「あああと5秒ください！落ち着きますからぁ！」

可奈「えっと……しば～らく～おま～ちく～ださ～～～い♪」

可奈「亜利沙さ～んららら～ん♪」

まつり「……続いてのニュースです。松田さん」

亜利沙「……ふぅ、はい」

亜利沙「ジュリア、グッズに光るカツラを提案」

亜利沙「グッズの企画会議に出席したアイドルジュリアが」

亜利沙「光るカツラを提案していたことがわかりました」

亜利沙「ジュリアは『両手も使えるし、名案だろ？』と得意気でしたが」

亜利沙「即却下された模様です」

可奈「なんでカツラ？　帽子でいいですよね？」

まつり「それでも一斉に光ったら眩しすぎるかと。サイリウムがちょうど良いと思います」

亜利沙「そうですね。単純に面積を増やすなら、バルログがオススメです」

可奈「バルログ？」

まつり「……周りの方のご迷惑にならないよう、用法を守ってご使用ください」

亜利沙「はい。続いてのニュースです」

亜利沙「天海春香、両手に花」

亜利沙「アイドル天海春香が新衣装の試着の際」

亜利沙「転ばないように両隣をアイドル如月千早、星井美希に挟まれていたことがわかりました」

亜利沙「3人で仲良く移動している姿を見た関係者は、もれなく癒された模様です」

可奈「私と志保ちゃんが第一発見者です！」

亜利沙「はい。このニュースは矢吹可奈さんの提供です」

まつり「それは見たかったですね」

亜利沙「本当に！その場にいなかったことが悔やまれます！」

可奈「運が良かったです」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

可奈「アシスタントの矢吹可奈と」

まつり「同じくアシスタントの徳川まつりでした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙可奈まつり「お疲れ様でした」

亜利沙「ふいー、お二人ともありがとうございます」

可奈「こちらこそ！　亜利沙さんもまつりさんも、演技がとっても上手ですね！」

まつり「ほ？　姫は演技ではないのです。素なのです」

亜利沙「……まつりちゃん、ニュース中の方が素なのですか？」

まつり「違うので……あ」

まつり「そ、そうですよ、可奈ちゃん。姫は標準語の演技もばっちりなのです！」

可奈「流石ですね！」

亜利沙(プロですねぇ……最高です！)



天海春香「みんな、生放送お疲れ様！」

亜利沙「両手に花だった春香ちゃん！」

春香「ふふふ、それはちょっと照れるね。あと、これ差し入れだよ」

可奈「わぁ！おいしそうなプチシュー！」

春香「みんなのためにたくさん作ったから、いっぱい食べてくれていいよ」

亜利沙「なんと手作り！すごいですぅ！」ｶｼｬｶｼｬ

可奈「いただきまーす！」ﾊﾟｸｯ

まつり「姫もいただくのです♪」ﾊﾟｸｯ

可奈「……あ、これ、中身ってもしかして」

春香「そう、マシュマロだよ♪」

まつり「」

可奈「すごーい！おいしい！」

春香「えへへ。今日、可奈ちゃんとまつりちゃんがアシスタントって知って、やってみたんだ」

亜利沙「ﾊﾟｸｯ……うん！この程よい甘さと、外サク中フワな食感。クセになりますね！」

可奈「もう1個いいですか？」

春香「うん！あ、でも、食べすぎてあの時みたいにならないようにね」

可奈「だ、大丈夫ですよ……多分」

亜利沙「止まらなくなるのもわかります！　本当にもう……最高です！」

春香「ふふふ、ありがとう。まつりちゃんも、もう1個どう？……まつりちゃん？」

まつり「」

おわり

次回は翼と星梨花をアシスタントに迎えてお送りします。
出演希望アイドルは常時募集中。2回目3回目の出演でも大丈夫です。

完結報告してきます。