1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:10:43.46 ID:Ix2DjEmDO
ありす「……」プクー
雪美「P……はい、あーん……」
モバP(以下P)「あのなぁ……」
雪美「あーん……」
千枝「ゆ、雪美ちゃん……今日はありすちゃんの誕生日だから」オロオロ
ありす「……ふーんだ」
P「あ、ありす……」
ありす「橘です!……小さい子が好きな人は声をかけないでください!」
P「がーん……」
雪美「ふふっ……邪魔する人はいなくなったから……はい、あーん」
由愛「あ、あ、あわ……」オロオロ
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:13:57.19 ID:Ix2DjEmDO
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:18:21.14 ID:Ix2DjEmDO
―少し前
P「今日の営業は終わりっと……」
P「そういえば、ありすの誕生日だったな」
P「ケーキでも見に行くか……」
―ケーキ屋
P(といって、ホールケーキは止めた方がいいし……)
P(おや……ダブルいちごのショートケーキか)
P(ほかのみんなは普通のでいって、ありすのは誕生日ってことでコレにするか)
P「すみませーん!」
P「今日の営業は終わりっと……」
P「そういえば、ありすの誕生日だったな」
P「ケーキでも見に行くか……」
―ケーキ屋
P(といって、ホールケーキは止めた方がいいし……)
P(おや……ダブルいちごのショートケーキか)
P(ほかのみんなは普通のでいって、ありすのは誕生日ってことでコレにするか)
P「すみませーん!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:28:13.86 ID:Ix2DjEmDO
ガチャ
P「ただいまー」
P「って、まだあいつらは来てないか」
P「冷蔵庫に入れてっと……」
ピリリリ
P「お……もしもし」
P「ただいまー」
P「って、まだあいつらは来てないか」
P「冷蔵庫に入れてっと……」
ピリリリ
P「お……もしもし」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:34:33.70 ID:Ix2DjEmDO
ガチャ
雪美「おはよう……」
千枝「おはようございます!」
ありす「おはようございます」
由愛「おはよう……ございます……あれ?プロデューサーさんは?」
ちひろ「みんな、おはようございます。Pさんは今電話中なので静かにしてあげてね」
四人『はーい』
ちひろ「あ、おやつが冷蔵庫にあるから、開けて見ていいからね」
千枝「わぁ……なんでしょうか」
由愛「冷蔵庫だからプリンかゼリーかな?」
ありす「今日は暑いですから、生クリームの類も冷蔵庫に入れないといけませんから」
雪美「……♪」トコトコ
千枝「あ、雪美ちゃん。待って」
雪美「おはよう……」
千枝「おはようございます!」
ありす「おはようございます」
由愛「おはよう……ございます……あれ?プロデューサーさんは?」
ちひろ「みんな、おはようございます。Pさんは今電話中なので静かにしてあげてね」
四人『はーい』
ちひろ「あ、おやつが冷蔵庫にあるから、開けて見ていいからね」
千枝「わぁ……なんでしょうか」
由愛「冷蔵庫だからプリンかゼリーかな?」
ありす「今日は暑いですから、生クリームの類も冷蔵庫に入れないといけませんから」
雪美「……♪」トコトコ
千枝「あ、雪美ちゃん。待って」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:43:53.76 ID:Ix2DjEmDO
カチャ
ありす「これはケーキでしょうか……?」
雪美「いちご……?」
由愛「とりあえず出してみようか……」
千枝「千枝は飲物のカップを用意しますね」
パカッ
由愛「わぁ……おいしそう」
ありす「あれ?一つだけ、違うのですね」
雪美「いちご……いっぱい入ってる……」
千枝「あれ?でも、プロデューサーさんが一つだけ、みんなと別のなんか買ってきたことなかったはずですが……」
ありす「もしかして……」パァァ
ありす(私が今日、誕生日だからでしょうか?)
ありす(でも違ったらいけませんし……)
千枝「そういえば、今日ってありすちゃんの誕生日だったよね」
雪美「おめでとう……」パチパチ
由愛「おめでとう、ありすちゃん……」パチパチ
ありす「あ、ありがとう……ございます///」
雪美「ありす……照れてる……?」
由愛「じゃ、じゃあ、これはありすちゃんのかな?」
千枝「きっとそうですよ」
雪美「うん……ありす。食べて……」
ありす「えへへ……はい、ありがとうございます」
ありす「これはケーキでしょうか……?」
雪美「いちご……?」
由愛「とりあえず出してみようか……」
千枝「千枝は飲物のカップを用意しますね」
パカッ
由愛「わぁ……おいしそう」
ありす「あれ?一つだけ、違うのですね」
雪美「いちご……いっぱい入ってる……」
千枝「あれ?でも、プロデューサーさんが一つだけ、みんなと別のなんか買ってきたことなかったはずですが……」
ありす「もしかして……」パァァ
ありす(私が今日、誕生日だからでしょうか?)
ありす(でも違ったらいけませんし……)
千枝「そういえば、今日ってありすちゃんの誕生日だったよね」
雪美「おめでとう……」パチパチ
由愛「おめでとう、ありすちゃん……」パチパチ
ありす「あ、ありがとう……ございます///」
雪美「ありす……照れてる……?」
由愛「じゃ、じゃあ、これはありすちゃんのかな?」
千枝「きっとそうですよ」
雪美「うん……ありす。食べて……」
ありす「えへへ……はい、ありがとうございます」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 21:52:17.76 ID:Ix2DjEmDO
パクパク
ありす「~!~!」バリバリ
千枝「ありすちゃんの、よっぽどおいしいんだね」メリメリ
雪美「うらやましい……でも我慢……」ビリビリ
由愛(ところで、何でケーキを食べる音が……)
バタン
P「お、みんな来たか」
ありす「あ、プロデューサーさん……これ、いただいてます!」
P「あぁ、よかった。一つだけ別のだから戸惑っただろう」
千枝「少し迷いましたが……プロデューサーさんですから」
雪美「また……機会があったら……」
P「うん。雪美の誕生日にも買ってきてあげるよ」ナデナデ
雪美「ん……」モフモフ
由愛(いいなぁ……)
ありす「~!~!」バリバリ
千枝「ありすちゃんの、よっぽどおいしいんだね」メリメリ
雪美「うらやましい……でも我慢……」ビリビリ
由愛(ところで、何でケーキを食べる音が……)
バタン
P「お、みんな来たか」
ありす「あ、プロデューサーさん……これ、いただいてます!」
P「あぁ、よかった。一つだけ別のだから戸惑っただろう」
千枝「少し迷いましたが……プロデューサーさんですから」
雪美「また……機会があったら……」
P「うん。雪美の誕生日にも買ってきてあげるよ」ナデナデ
雪美「ん……」モフモフ
由愛(いいなぁ……)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:13:39.97 ID:Ix2DjEmDO
P「ま、こんなに喜んでもらえて、俺としても嬉しいからな」
ありす「……プロデューサーが作ったわけでもないのですから、言葉の一つずつに踊らされないでください」
P「うわ……辛辣。でも割と正論」
ありす「……まぁ、貰って小躍りしたくなるぐらい嬉しい人がここにいますから」ボソッ
千枝(ありすちゃん……)
由愛(耳まで真っ赤……)
雪美「…………」
雪美「なら……」
ありす「……プロデューサーが作ったわけでもないのですから、言葉の一つずつに踊らされないでください」
P「うわ……辛辣。でも割と正論」
ありす「……まぁ、貰って小躍りしたくなるぐらい嬉しい人がここにいますから」ボソッ
千枝(ありすちゃん……)
由愛(耳まで真っ赤……)
雪美「…………」
雪美「なら……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:15:12.00 ID:Ix2DjEmDO
カチャカチャ
ありす「え……」
雪美「Pには……」スッ
雪美「……私が食べさせてあげるから……」
P「ゆ、雪美……?」
雪美「あーん……」ンー
ありす「……」
ありす「むぅ……」ブゥ
ありす「え……」
雪美「Pには……」スッ
雪美「……私が食べさせてあげるから……」
P「ゆ、雪美……?」
雪美「あーん……」ンー
ありす「……」
ありす「むぅ……」ブゥ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:22:28.46 ID:Ix2DjEmDO
―冒頭から戻って
ありす(……)
ありす(……何ですか、人がせっかく褒めようとしたら……)
ありす(……その……佐城さんにデレデレして……)
ありす「……」ムスー
雪美「……ありすは誕生日だから大人だけど……私はまだ子供だから……」
雪美「絶対特権主張できる……」
P「それはパッションの歌!」
千枝(え……ち、千枝も歌いました……)
由愛(それより、雪美ちゃんが子供って強調してたけど……それってもしかして……)
由愛「あ、ありすちゃん……?」
ありす「……何ですか?」ムスー
由愛「」ビクッ
ありす(……)
ありす(……何ですか、人がせっかく褒めようとしたら……)
ありす(……その……佐城さんにデレデレして……)
ありす「……」ムスー
雪美「……ありすは誕生日だから大人だけど……私はまだ子供だから……」
雪美「絶対特権主張できる……」
P「それはパッションの歌!」
千枝(え……ち、千枝も歌いました……)
由愛(それより、雪美ちゃんが子供って強調してたけど……それってもしかして……)
由愛「あ、ありすちゃん……?」
ありす「……何ですか?」ムスー
由愛「」ビクッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:31:32.52 ID:Ix2DjEmDO
由愛「あ、あのね……」
由愛「誕生日ぐらい……わがままって言えると思うの……」
ありす「っ!」
ありす「で、ですが……」
雪美「はい、あーん……」グリグリ
P「待って待って!今、食べるから……」
雪美「……」チラチラ
ありす「……っ」
ありす「……」スッ
ありす「ぷ、プロデューサーさん!」
P「お、おう……すまんが雪美、少し離れて……」
ありす「いいですよ。そのままで……」
サクッ
千枝(ケーキの端切れを……)
ヌチャ
P「うわっ?!」
由愛(プロデューサーさんにつけた?!)
ありす「プロデューサーさん、クリームがほっぺたについてますよ」
P「おいおい……今、ありすが……」
ありす「ですから……」
チュッ
ありす「今……取りました……」
ありす「……あ、甘い……です……ね」
P「」
千枝、由愛(いったぁぁぁぁ!)
雪美「……」ムゥ
由愛「誕生日ぐらい……わがままって言えると思うの……」
ありす「っ!」
ありす「で、ですが……」
雪美「はい、あーん……」グリグリ
P「待って待って!今、食べるから……」
雪美「……」チラチラ
ありす「……っ」
ありす「……」スッ
ありす「ぷ、プロデューサーさん!」
P「お、おう……すまんが雪美、少し離れて……」
ありす「いいですよ。そのままで……」
サクッ
千枝(ケーキの端切れを……)
ヌチャ
P「うわっ?!」
由愛(プロデューサーさんにつけた?!)
ありす「プロデューサーさん、クリームがほっぺたについてますよ」
P「おいおい……今、ありすが……」
ありす「ですから……」
チュッ
ありす「今……取りました……」
ありす「……あ、甘い……です……ね」
P「」
千枝、由愛(いったぁぁぁぁ!)
雪美「……」ムゥ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:35:37.72 ID:Ix2DjEmDO
ありす「まだです……」
ありす「いちごも……」チュッ
P「へ?」
ありす「はい、あーん///」
カプッ
P「ぇぇぇぇぇぇぇ?!」
雪美(……煽り過ぎた……?)
雪美(このままじゃ……Pが……)
ありす「……」チラッ
雪美「……っ?」
ありす「……」コクリ
雪美(……)
雪美(…………)
雪美(……よし……)
ありす「いちごも……」チュッ
P「へ?」
ありす「はい、あーん///」
カプッ
P「ぇぇぇぇぇぇぇ?!」
雪美(……煽り過ぎた……?)
雪美(このままじゃ……Pが……)
ありす「……」チラッ
雪美「……っ?」
ありす「……」コクリ
雪美(……)
雪美(…………)
雪美(……よし……)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:38:53.22 ID:Ix2DjEmDO
雪美「P……私も……」カプッ
P「ストップストップ!社会的に生きられなくなるっ!」
雪美「ダメ……ありすばかり……」スッ
千秋「おはようございま……」
雪美「」チュッ
P「」
千秋「」
千枝「はわわっ……」
由愛「ち、千秋さんが……」
千秋「」
パタリコ
P「ちあきぃぃぃぃぃ!?」
P「ストップストップ!社会的に生きられなくなるっ!」
雪美「ダメ……ありすばかり……」スッ
千秋「おはようございま……」
雪美「」チュッ
P「」
千秋「」
千枝「はわわっ……」
由愛「ち、千秋さんが……」
千秋「」
パタリコ
P「ちあきぃぃぃぃぃ!?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/31(金) 22:45:38.50 ID:Ix2DjEmDO
―千秋は目を覚ましました
千秋「そういうことだったのね……びっくりしたわ」
雪美「ごめん……なさい……」
ありす「わ、私も……」
雪美「ありすは悪くない……我慢できない私が悪い……」
雪美「心……繋がってるのに……信じられなかったから……」
由愛「雪美ちゃん……」
千秋「なら、今私が持って来た、プチケーキを食べて仲直りね」スッ
P「もしかして……お前もか?」
千秋「あら。ちゃんと仲間にしてライバルの誕生日ぐらいは覚えているわ」
ありす「あ、ありがとうございます……」
千枝(今……ライバルって……)
由愛(もしかして……千秋さん……)
P「とりあえず、取り分けるよ」
千秋「手伝うわ」ピトッ
千枝(うわ……ぷ、プロデューサーさんの隣へ……)
由愛(自然に……入っていきました……)
千枝、由愛(これが本当の大人のやり方ですか……)
千秋(フフッ)
ありす「むぅ……」
おしまい
千秋「そういうことだったのね……びっくりしたわ」
雪美「ごめん……なさい……」
ありす「わ、私も……」
雪美「ありすは悪くない……我慢できない私が悪い……」
雪美「心……繋がってるのに……信じられなかったから……」
由愛「雪美ちゃん……」
千秋「なら、今私が持って来た、プチケーキを食べて仲直りね」スッ
P「もしかして……お前もか?」
千秋「あら。ちゃんと仲間にしてライバルの誕生日ぐらいは覚えているわ」
ありす「あ、ありがとうございます……」
千枝(今……ライバルって……)
由愛(もしかして……千秋さん……)
P「とりあえず、取り分けるよ」
千秋「手伝うわ」ピトッ
千枝(うわ……ぷ、プロデューサーさんの隣へ……)
由愛(自然に……入っていきました……)
千枝、由愛(これが本当の大人のやり方ですか……)
千秋(フフッ)
ありす「むぅ……」
おしまい
転載元:【モバマス】いちごが好きな二人が好きなもの
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