千枝「えっと……千枝が送りましょうか？」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ネネ「ん……大丈夫だよ」

ネネP「おーい、ネネ。雨も降ってきたし、家まで送ってくぞ」ﾊﾞﾀﾝ



ネネ「えへっ。将来の義妹のため、未来の旦那様が協力してくれるから（///）」

千枝「あはっ……らぶらぶですね」

ネネP「？」

―ネネはらぶらぶドライブに行きました

千枝「さてと……千枝も帰ろうかなっと」

ﾊﾞﾀﾝ

奈緒「あ……千枝だけか？」


千枝「奈緒さん？はい、そうですが……」

奈緒「よかった……凛や加蓮に見つかったら、また何か冷やかされるとこだからな」

千枝（あ、傘を二本持ってます……）

奈緒「それじゃあ、出掛けてくるから。あ、戻らないかもしれないからよろしく」

千枝「はいっ。奈緒さんも、奈緒さんのプロデューサーさんとお幸せに～」

奈緒「な、な、な……（//////）」

「え、駅まで行って様子を見て傘を渡したりするだけだからな！」

「け、決して……食事に行ったり……その……」

千枝「『ご休憩』はしませんよね？」

奈緒「ぶふぅ！！」

「…………千枝、最初の頃より性格悪くなったか？」

千枝「いえいえ」ﾆﾁｬｱ

奈緒「うわぁ」

――奈緒は駅まで行きました

千枝「あとは……」



藍子「じゃあ、行きましょうか」ｷﾞｭｯ


藍子P「濡れるからしっかり中へ入れよ」ﾀﾞｷｯ

藍子「はいっ」ﾀﾞｷｯ



夕美「雨に濡れながら行くのもいいよね」


夕美P「その……その服だと透けないか？」

夕美「だからいいんだよ……ミツバチは、花に花粉をいっぱい運ばないといけないからね」ﾆｺｯ

夕美P「お、おぅ」



愛梨「雨が降って蒸し暑くなりましたね」


愛梨P「脱ぐなよ。脱いだら……」

愛梨「脱いだら？」

愛梨P「……多分、止まらないから。感情だけで抑えられることはできないから」

愛梨「ん？……ええっ！（///）も、もぅ、Pさんったらぁ！」ﾃﾚﾃﾚ



千枝「……」

「ぷぅ……」

――みんな帰っていきました

千枝「……」

「いいなぁ……千枝のプロデューサーさん、明後日まで帰らないから……」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

「ん？」

茄子「ふぁ……降られちゃいましたぁ」ﾋﾞｼｮﾋﾞｼｮ


千枝「あ、茄子さん……タオルタオルっと」ｶﾞｻｺﾞｿ

「はい、どうぞ」

茄子「ありがとう……ほたるちゃんに傘を貸しちゃったから……途中まで大丈夫だと思ったけどなぁ」

千枝「へぇ……茄子さんでもそういう運がないことがあるんですか」

茄子「ん……？」

「もう。芳乃様……ちゃんやこずえちゃんと違って、天地天上天下森羅万象あらゆることまでは、私ではコントロールできませんよ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

千枝「わ、わ、ごめんなさい」ﾍﾟｺﾘ

（というか、芳乃さんとこずえちゃんなら……できるんだ）

茄子「私にできるのは……」

茄子P「茄子さん、お疲れ様……うわぁ、ずぶ濡れじゃないですか！」

茄子「そうなんですよ。だ･か･ら、プロデューサーさんに温めて欲しいなぁ……って」

茄子P「え、ええと……」ﾁﾗｯ

千枝「？」

「あっ！……えっと、千枝は見てません。聞いてません。誰にも言いません。だから、仮眠室なら空いてますが入りませんから」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

茄子「……だそうですよ」

茄子P「いいのかなぁ……」

茄子「むぅ……温めてくれないと、風邪。ひいちゃいますよ」

茄子P「はいはい」

茄子「わぁ、なおざりな返事ですね……よろしい、朝までコース決定！」ｸﾞｲｸﾞｲ

茄子P「ちょ！まだ仕事が……力、強っ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

茄子「恋する女の子は強いんですよ」ｸﾞｲｸﾞｲ

茄子P「あー！」

ﾊﾞﾀﾝ



千枝「……なるほど。あぁいう手があるんですね」

「今度、千枝も真似しようかな……」ﾎﾞｿﾘ

千枝「……」

「あ、Pさんからメールだ」

「…………えへへっ」

「私も大好きですよ……っと」

「明後日が楽しみ。雨でもいいから早く来ないかなぁ……」

「～♪」



おしまい