1: 名無しさん＠おーぷん 20/11/26(木)13:27:27 ID:BBH
－喫茶店－
松尾千鶴「特製パフェ？…がどうしたの」
ほたる「チョコレートソルベにミルクアイス、イチゴとライムと、その上にハート型チョコがいっぱい。…おいしそうじゃないですか？」
千鶴「へー、ちょっとかわ…ハッ！ か、渇くほど甘そう、かな」
松尾千鶴「特製パフェ？…がどうしたの」
ほたる「チョコレートソルベにミルクアイス、イチゴとライムと、その上にハート型チョコがいっぱい。…おいしそうじゃないですか？」
千鶴「へー、ちょっとかわ…ハッ！ か、渇くほど甘そう、かな」
2: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)13:28:49 ID:BBH
ほたる「…あー。食べたいなあ…」
千鶴「でも、カップル限定って」
ほたる「私たちなら大丈夫ですよ」
千鶴「大丈夫って、何が…」
千鶴「でも、カップル限定って」
ほたる「私たちなら大丈夫ですよ」
千鶴「大丈夫って、何が…」
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3: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)13:29:35 ID:BBH
店員「お待たせしました、ご注文お決まりでしたらおうかがいします」ｽｯ
ほたる「じゃあ、この『カップル限定特製パフェ』をひとつ」
千鶴「えっ、ちょっと」
店員「お時間３分ほどいただいておりますがよろしいでしょうか」
千鶴「早！？」
ほたる「はい、大丈夫です」
店員「承りました、オーダー入りまーす！」ｻｻｰｯ
千鶴「あ、待っ…」
ほたる「たのめましたね」
ほたる「じゃあ、この『カップル限定特製パフェ』をひとつ」
千鶴「えっ、ちょっと」
店員「お時間３分ほどいただいておりますがよろしいでしょうか」
千鶴「早！？」
ほたる「はい、大丈夫です」
店員「承りました、オーダー入りまーす！」ｻｻｰｯ
千鶴「あ、待っ…」
ほたる「たのめましたね」
4: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)13:30:51 ID:BBH
千鶴「…いいのかな…」
ほたる「楽しみです、すごくおいしそう…」
千鶴（ほたるちゃんすごく喜んでる…でも）
千鶴（…やっぱりこれはまずいかも…）
千鶴（そういえば、喫茶店で毎日自分は誕生日だと偽ってサービスを受けてトラブルになったニュースとか聞いたことある…）
千鶴（つまり、虚偽の申告で不当に利益を得ようとする行為は詐欺にあたるのでは…）
ほたる「楽しみです、すごくおいしそう…」
千鶴（ほたるちゃんすごく喜んでる…でも）
千鶴（…やっぱりこれはまずいかも…）
千鶴（そういえば、喫茶店で毎日自分は誕生日だと偽ってサービスを受けてトラブルになったニュースとか聞いたことある…）
千鶴（つまり、虚偽の申告で不当に利益を得ようとする行為は詐欺にあたるのでは…）
5: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)13:31:49 ID:BBH
千鶴（とするとまずい…バレたら炎上、謝罪、処分…！？ どうしよう、うーん、うーん…」
ほたる「うんうん唸ってどうしたんですか…？」
千鶴「ハッ！？ い、いや、やっぱりさっきのパフェ、キャンセルできないかなって…」
ほたる「でも、いま厨房で最上段のチョコをのせてるところですよ」
千鶴「早」
ほたる「うんうん唸ってどうしたんですか…？」
千鶴「ハッ！？ い、いや、やっぱりさっきのパフェ、キャンセルできないかなって…」
ほたる「でも、いま厨房で最上段のチョコをのせてるところですよ」
千鶴「早」
6: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)13:32:21 ID:BBH
千鶴（うう…もうキャンセルはできない…。でもカップルのフリをしたのがバレたら大変なことに…）
千鶴（一体どうすれば…このままでは二人とも詐欺師に…）
千鶴（ハッ！ 待って）
千鶴（一時的にカップルに『なれば』…ぎりぎり嘘にはならない…！？）
千鶴（でもそれって『告白』するってこと！？）
千鶴（そんな軽率なこと…）
千鶴（ほたるちゃんの気持ちもあるし…）
千鶴（そもそもパフェのために告白なんて…！）
千鶴（でも、告白しないと店側に嘘をついたことに…）
千鶴（一体どうすれば…このままでは二人とも詐欺師に…）
千鶴（ハッ！ 待って）
千鶴（一時的にカップルに『なれば』…ぎりぎり嘘にはならない…！？）
千鶴（でもそれって『告白』するってこと！？）
千鶴（そんな軽率なこと…）
千鶴（ほたるちゃんの気持ちもあるし…）
千鶴（そもそもパフェのために告白なんて…！）
千鶴（でも、告白しないと店側に嘘をついたことに…）
7: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)13:33:38 ID:BBH
店員「限定パフェ上がりましたー！ ５番テーブルに持って上がりまーす！」
千鶴（じ、時間がない…！）
千鶴（仕方ない、今だけ！ 今だけだから、勇気を出してっ…！）
千鶴（ほ、ほ、）
千鶴「ほ、ほたるちゃん！！！」
ほたる「？」
千鶴「づゃ…す、す、、、」
千鶴「好きです！ 私と、…つ、付き合って！」
店員「お待たせしました、カップル限定特製パフェです」ﾄﾝ
千鶴「ぁ…」///
店員「ごゆっくりどうぞ」ｻｻｰｯ
千鶴（じ、時間がない…！）
千鶴（仕方ない、今だけ！ 今だけだから、勇気を出してっ…！）
千鶴（ほ、ほ、）
千鶴「ほ、ほたるちゃん！！！」
ほたる「？」
千鶴「づゃ…す、す、、、」
千鶴「好きです！ 私と、…つ、付き合って！」
店員「お待たせしました、カップル限定特製パフェです」ﾄﾝ
千鶴「ぁ…」///
店員「ごゆっくりどうぞ」ｻｻｰｯ
8: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)15:23:23 ID:BBH
パフェ「」ﾃﾞｰﾝ
ほたる「わあ、大きい…。無事来てよかったです」
千鶴「う…うん」（汗
千鶴（無事…ね……）
ほたる「いただきます。んっ…おいしいです…！」ﾊﾟｸﾓｸﾞ
千鶴「…」
ほたる「わあ、大きい…。無事来てよかったです」
千鶴「う…うん」（汗
千鶴（無事…ね……）
ほたる「いただきます。んっ…おいしいです…！」ﾊﾟｸﾓｸﾞ
千鶴「…」
9: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)15:24:31 ID:BBH
ほたる「…千鶴ちゃんは食べないんですか？ はい、あーん」
千鶴「え、あーんって…」
千鶴「…」///
千鶴「あ、あーん…」ﾓｸﾞ
ほたる「おいしいですか？」
千鶴「たぶん…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
千鶴（もう、味すらわからない…！）
千鶴「え、あーんって…」
千鶴「…」///
千鶴「あ、あーん…」ﾓｸﾞ
ほたる「おいしいですか？」
千鶴「たぶん…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
千鶴（もう、味すらわからない…！）
10: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)15:25:28 ID:BBH
～～～～
－帰り道－
ほたる「おいしかったです、とても」
千鶴「そう、ね…」
千鶴（とにかく甘かったことしか覚えてない…）
ほたる「あ、そういえば」ﾋﾟﾀｯ
千鶴「？」
ほたる「さっきの返事、まだでしたね」
千鶴「へっ！？ さっきのって…まさか…！！」
－帰り道－
ほたる「おいしかったです、とても」
千鶴「そう、ね…」
千鶴（とにかく甘かったことしか覚えてない…）
ほたる「あ、そういえば」ﾋﾟﾀｯ
千鶴「？」
ほたる「さっきの返事、まだでしたね」
千鶴「へっ！？ さっきのって…まさか…！！」
11: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)15:27:39 ID:BBH
ほたる「さっきの告白……」
ほたる「私も、千鶴ちゃんのこと好きです！ 喜んで…！」
千鶴「～～～っ！？！？」//////
千鶴「あの、その、……あんな…あれで…い、いいの！？ 本当に？」
ほたる「……わざわざ『好きです』って言ってくれたの…嘘じゃ、ないですよね」
千鶴「………………もちろん」ｺｸ
ほたる「私も、千鶴ちゃんのこと好きです！ 喜んで…！」
千鶴「～～～っ！？！？」//////
千鶴「あの、その、……あんな…あれで…い、いいの！？ 本当に？」
ほたる「……わざわざ『好きです』って言ってくれたの…嘘じゃ、ないですよね」
千鶴「………………もちろん」ｺｸ
12: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)15:32:34 ID:BBH
～～～～
ほたる（……本当にかわいいなあ。千鶴ちゃん）
ほたる（私が、本当に食べたかったのは）
ほたる（パフェじゃなくて）
ほたる（千鶴ちゃんだったのです。なんて…）
ほたる（それじゃ、いただきますっ?）ｶﾞﾊﾞｯ
千鶴「ちょっ…/// 歩きづらいから…」
ほたる「カップルが腕を組むのは当然ですよね…！」
～ め で た し め で た し ～
ほたる（……本当にかわいいなあ。千鶴ちゃん）
ほたる（私が、本当に食べたかったのは）
ほたる（パフェじゃなくて）
ほたる（千鶴ちゃんだったのです。なんて…）
ほたる（それじゃ、いただきますっ?）ｶﾞﾊﾞｯ
千鶴「ちょっ…/// 歩きづらいから…」
ほたる「カップルが腕を組むのは当然ですよね…！」
～ め で た し め で た し ～
13: ◆wRCzQQeCqE 20/11/26(木)16:08:44 ID:BBH
以上です。
転載元：【デレSS】白菊ほたる「カップル限定特製パフェ」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1606364847/
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1606364847/
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