亜利沙「松田亜利沙、下着ポ口リ」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が下着を見せてしまったことが明らかになりました」

亜利沙「アイドル中谷育、七尾百合子と共に新衣装を試着し、軽く踊って確認しようとしたところ」

亜利沙「『ZETTAI×BRAKE』の振りの冒頭、両手を天に突き上げた時に」

亜利沙「下着がポ口リしてしまったとのことです」

亜利沙「試着だからと、いわゆる見せブラでもなかったので、本当に恥ずかしかったです」

貴音「公に言っても良かったのでしょうか？」

亜利沙「こんな恥ずかしいこと、ネタにしないとやってられませんよ」

恵美「アタシ、その決定的瞬間をちょうど見てたけど、綺麗な白だったねー」

亜利沙「ちょ、ちょっと//」

恵美「……あれ？　どうしたの？」

貴音「……恵美。亜利沙は、下着の色までは言っておりません」

恵美「あ、そっか！　ごめんごめん」

亜利沙「もう、気をつけてくださいよ//……続いてのニュースです。四条さん」

貴音「はい」

貴音「四条貴音、誤解」

貴音「あいどる四条貴音が、某大手事務所のあいどるええ氏に対し、誤解していたことがわかりました」

貴音「うさみん星人は、ゆうるとらまんのびいるたん星人のごとく分身できると思っていましたが」

貴音「ええ氏に即否定されていたとのことです」

貴音「なお、その場にいたあいどる春日未来らは、びいるたん星人の存在すら知らなかった模様です」

亜利沙「アイドルA氏、Uルトラマン、Bルタン星人ですね」

貴音「申し訳ありません、横文字は苦手で……発音が違いましたか？」

亜利沙「おそらく大丈夫ですが、念のためです」

恵美「ところでさ、A氏は永遠の17歳って言ってたけど、本当はいくつなんだろうね？」

亜利沙「ウサミン暦17歳ですよ。間違いありません。太陽暦で数えたら何歳かはわかりませんが」

貴音「……面妖な」

亜利沙「続いてのニュースです。所さん」

恵美「はい」

恵美「所恵美、いぬ美に敗北」

恵美「アイドル所恵美が、寒そうにしているアイドル我那覇響に対し」

恵美「ハグをして温めたところ、我那覇響から『いぬ美の方が良い』と言われてしまったとのことです」

恵美「どうやら我那覇響は優しいハグではなく、理不尽に背骨を痛めるくらいの強いハグを求めていた模様です」

亜利沙「羨ましいです！　わたくしも」

恵美「亜利沙、ごめんね」

亜利沙「……最速で振られました」

恵美「いや、そうじゃなくて。この番組、丁寧語だったね。原稿読んで思い出したよ」

亜利沙「あ、そうですね。お願いします」

貴音「響の抱き心地はいかがでしたか？」

恵美「そうですね。ちっちゃくてモシャモシャしてました」

貴音「わかります。しかし、なるほど。強くされるのが好みなんですね」

恵美「冬はそうみたいです。アタシでは無理だったので、貴音にお任せします」

貴音「わかりました」

亜利沙「是非、そのひびたかわっほいな現場に居合わせたいものですね……続いてのニュースです」

亜利沙「天海春香、『泣かないで』で乾杯」

亜利沙「アイドル天海春香が、お祝いの席での乾杯の音頭を」

亜利沙「『泣かないで』にしていたことが明らかになりました」

亜利沙「これは、感動のあまり泣きそうな人が多かったためであると同時に」

亜利沙「『なんどでも笑おう』のセールスにも繋げる意図だった、とのことです」

亜利沙「わたくしも泣きました」

恵美「わかります！　アタシも涙腺がゆるくなってるから……なおしたいんですけどね」

貴音「感動の涙は美しきものです。何か問題でも？」

恵美「ライブで歌ってる時に泣いちゃうとね……終わった後、いつも後悔してます」

亜利沙「それもライブの味ですよ！　感謝祭も本当に素晴らしいパフォーマンスを楽しみにしていますから」

恵美「……ありがと。みなさんも、期待していてくださいね」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「箱崎星梨花、緑のペンライトを持ったファンを雑草扱い」

亜利沙「アイドル箱崎星梨花が、緑のペンライトを持って応援するファンを雑草扱いしていたことが明らかになりました」

亜利沙「これに対し、イメージカラーがグリーンのアイドル田中琴葉は『せめて葉っぱって言って』と」

亜利沙「アイドル永吉昴は『せめて天然芝って言って』と、それぞれ要請したとのことです」

貴音「星梨花に悪気はなかったと思われます。何卒、お許しください」

恵美「本当にそう！　そういうとこも含めてかわいいんです！」

亜利沙「おおぅ……たしかにその通りです」

貴音「青は海、そして橙は山火事に見えることもあります。ゆえに、緑が草に見えるのも致し方ありません」

恵美「そうです！　本当にその通りです！」

亜利沙「葉っぱや天然芝にはツッこまないのですね……続いてのニュースです」

亜利沙「ジュリア、立ったまま寝る？」

亜利沙「アイドルジュリアが立ったまま寝たという疑惑が浮上しました」

亜利沙「アイドル北上麗花の証言によると、着替えに時間がかかり様子を見たところ」

亜利沙「ジュリアから『これからもみんなで夢を見よう』と言われ、寝ていたという裏付けになったとのことです」

亜利沙「なおジュリアはこの容疑を否認しており、法廷闘争は避けられない模様です」

恵美「これは裁判でしょうか？」

亜利沙「どうでしょうか。穏便に済むことを期待しています」

貴音「北上麗花は不思議な感性の持ち主ですからね。法廷ではどのような立ち居振る舞いになるのか、興味がありますね」

恵美「そう言う貴音もなかなかですよ」

亜利沙「みんな個性的で、魅力的で……本当に楽しい事務所ですよね」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

貴音「あしすたんとの四条貴音と」

恵美「同じくアシスタントの所恵美でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙貴音恵美「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございます！」

恵美「亜利沙、いろいろやらかしてごめんね」

亜利沙「いえいえ、生放送ならではですよ。ありさはちょっと恥ずかしかったですけど」

貴音「視聴者の方々は、さぞ喜ばれたかと」

亜利沙「も、もう、やめてくださいよ」



ジュリア「おつかれー」

亜利沙「ジュリアちゃん！ありがとうございますぅ！」

恵美「あ、容疑者だ！」

ジュリア「誰が容疑者だ。ったく、そもそもつまんねーことをネタにして……」

亜利沙「すみません。こちらは、アイドルちゃんの日常をお届けする番組ですから……」

ジュリア「一応言っとくけど、寝てないからな。立ったまま寝るなんて、そんな器用な真似できないって」

亜利沙「わかってますよ」

恵美「にゃはは、そりゃそうだね」

貴音「むっ、この気配は……」

亜利沙「え？」



ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｰﾝ！

玲音「やあ！」

亜利沙「れ、玲音さん！？」

恵美「すごいねー、BGMが変わった気がする！」

玲音「何してるんだい？」

亜利沙「先ほどまで生放送の撮影をしてたんですよ」

玲音「え？　こんな場所で？」

亜利沙「はい。ニュース765TVって言うんですけど、ご存知だったりしますか？」

玲音「知らないな。あ、でも、高槻も出てたっけ？」

亜利沙「あ、はい。以前、可奈ちゃんと一緒に来てくれました」

玲音「それは多分見たよ」

亜利沙「おお、ありがとうございますぅ！　感激ですぅ！」

貴音「高槻やよいはお気に入りなんですね」

玲音「まーね……おっと時間だ」

亜利沙「もうお帰りですか？」

玲音「次の現場まで少し時間があったからちょっと寄っただけだよ。今度時間がある時はご飯でも行こうか」

亜利沙貴音「是非！」

恵美「にゃはは、ヨロシク♪」

玲音「それじゃ。四条、松田、所」

ジュリア「……」

玲音「それにジュリア」

ジュリア「！」

ジュリア「レオン、いい奴だな！」ｱｸｼｭ!

玲音「え？」

恵美「……急にどうしちゃったの？」

亜利沙「……名字で呼ばれなかったのが嬉しかったんですかね？」

おわり

玲音とジュリア夢の共演？　詩花は次に育か百合子が出る時に来てもらおうと思います。

アシスタントリクエスト常時募集中。次回はエレナちゃんとひなたちゃんを迎えてお送りします。

完結報告してきます。