1: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:41:53.69 ID:He1f/d0n0
アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
劇子(げっきー)とは、miraclesonic★expassionのドラマCDに登場する五人目のメンバーです。
ニッチなネタですみません。
劇子(げっきー)とは、miraclesonic★expassionのドラマCDに登場する五人目のメンバーです。
ニッチなネタですみません。
2: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:43:09.14 ID:He1f/d0n0
海美「あ~、久しぶりにげっきーと遊びたいなー」
P「ん?」
エレナ「確かにそうだネ~。ミラソニの公演が終わってからゲキコに会えてなくて寂しいヨ~」
P「げき、げきこ?」
のり子「あ、プロデューサーって劇子の連絡先とか知ってる? なんかバタバタしてて連絡先も聞けなかったもんね」
P「いや、知らない。というか劇子って」
歩「案外どこかでアイドルやってんのかもね。調べたら出てくるかも」
P「いやいや、あのさ」
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3: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:43:56.61 ID:He1f/d0n0
P「お前ら、誰の話してんの?」
海美「え?」
4: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:44:24.10 ID:He1f/d0n0
海美「やだな~プロデューサー。げっきーだよげっきー。ミラソニで一緒だったじゃーん」
P「ミラソニって、miraclesonic★expassionのことだよな。四人ユニットの」
歩「そりゃあ公演の時には劇子が出られなかったから四人だったけどさ」
のり子「だからって四人ユニットって言うのはちょっと薄情じゃない?」
P「え、これ俺が悪い流れ?」
5: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:45:06.41 ID:He1f/d0n0
エレナ「ネーネープロデューサー、ゲキコに会いたいヨー」
P「そうは言っても存在しない人と会うことは出来ないし……」
劇子「うふふ、来ちゃった」
海美「あーー! げっきーー!!」
のり子「劇子! 来るなら言ってよー!」
P「えっ!? 誰!!?!」
6: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:45:45.83 ID:He1f/d0n0
歩「もー、どっからどう見ても劇子じゃん。ホントにボケちゃった?」
P「劇子……? いや、記憶に無いけど確かに初めて会った気がしないな……」
劇子「この姿でプロデューサーに会うのは初めてかもね」
P「この姿?」
エレナ「ゲキコー! 一緒に遊ぼうヨー!」
のり子「あ、でも劇子って劇場の外に出られないんだっけ? 何して遊ぼっか」
海美「エントランスで野球しようよ! 今日は琴葉もいないし!」
P「いやいや君たち」
7: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:46:22.30 ID:He1f/d0n0
歩「あ、そういえばプロデューサー、今度ミラソニで劇場公演があるよね? 劇子も出られないかな?」
エレナ「そっか! 劇場公演ならゲキコも一緒にダンス出来るネ♪」
P「いや、流石にうちのアイドルじゃない人をステージに上げるわけには……」
のり子「詩花とか玲音とかは?」
P「ウッ、しかしあれは他の事務所に正式に所属している人で……」
劇子「……」
ガチャ
美咲「あれっ!? 衣装室のドアを開けたはずなのにどうして事務室に!?」
美咲「まぁそんなこともあるよね〜。あ、劇子ちゃん」
劇子「いつもお疲れ様です」
8: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:46:58.70 ID:He1f/d0n0
P「美咲ちゃん知ってるの?」
美咲「知ってるも何も、劇子ちゃんはうちのアイドルじゃないですか〜」
美咲「あれ? 私何をしに来たんだっけ?」
劇子「アイドルの契約書を確認しに来たんじゃないですか?」
美咲「あぁ〜、そうだったそうだった。契約書を確認しに来たんだった〜」
美咲「ほら、ちゃんと劇子ちゃんの契約書もありますよ」
P「本当だ……ちゃんと765プロ所属になってる……」
歩「も~、ホントにどうしちゃったのさプロデューサー」
9: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:47:41.50 ID:He1f/d0n0
P「いや待て、そうは言ってもミラソニはただでさえダンサブルなユニットだ。一朝一夕で参加出来るものじゃないぞ」
海美「あぁ〜! そういえばげっきーがいた時からダンスも変えたんだった! どうしよ〜!」
エレナ「頑張ればきっと大丈夫だヨー! えっとね、サビのステップがこう変わって……」スタタッ
劇子「それなら、みんなが劇場のレッスンルームで練習してたのはちゃんと見てたから……」
劇子「こう、だよね……」スタタッ
のり子「わぁっ! すごいよ劇子! 結構難易度上げたのに!」
P「逸材……? あの、是非うちの事務所に……」
歩「いやもううちのアイドルだから」
10: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:48:22.70 ID:He1f/d0n0
歩「フォーメーションもパート分けも組みなおしだけど、何とかなるよ!」
P「何とかなる気がしてきた」
海美「私たちとげっきーなら怖いもの無しだよ!」
劇子「うふふ、みんなと一緒に劇場の舞台に立つの、とっても楽しみ」
のり子「まずはリハーサルに向けて猛練習だね! 燃えてきたー!」
エレナ「ワタシたち五人で、サイコーに盛り上げちゃおうネ♪」
11: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:49:14.09 ID:He1f/d0n0
リハーサル当日
海美「げっきー大丈夫? 緊張してない?」
劇子「うん、みんなの大好きが沢山伝わってくるから、大丈夫」
エレナ「えっへへー♪ ワタシもゲキコのこと大好きだヨー、ぎゅー♪」
劇子「わっ、エレナちゃんあったかいんだね……」
のり子「ほらほら、準備準備。お客さんはいなくてもスケジュール通りやる練習なんだからね」
歩「いやー、何とかなるもんだね。今のアタシたちがベストだって胸張って言えるよ。ね、プロデューサー」
P「そうだな。直前の調整で大変だったけど、よく間に合わせてくれたよ」
12: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:49:44.19 ID:He1f/d0n0
P「劇子も、よく頑張ってくれた」
劇子「私のこと忘れてたのに、そういうこと言う?」
P「いやそれは……ごめん。でも、本当に覚えていなかったんだけど、ずっとそばにいたような、不思議な感覚なんだよな」
劇子「ふふっ、私はいつもみんなと一緒にいるよ」
P「そうか、そうだよな。いつも、これからも一緒だよな」
劇子「そう、だと良いんだけど」
海美「げっきー! そろそろスタンバイだよっ!」
エレナ「早く早くー!」
劇子「じゃあ、みんなのところに行ってくるね」
P「あぁ、行ってこい!」
13: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:50:23.39 ID:He1f/d0n0
劇子はそう言ってみんなと一緒に舞台の上に駆けだして行くと、
スポットライトが点いて目が眩んだ一瞬で、光に溶けるように消えていった。
その様子に誰も驚くことも無く、何事も無かったかのように楽曲が始まり、
初めから四人で練習を積み重ねていったかのように、miraclesonic★expassionは素晴らしいパフォーマンスをステージで披露した。
14: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:51:01.08 ID:He1f/d0n0
エレナ「やっぱりワタシたち五人のダンスはサイコーだネっ♪ 気持ち良~い!」
のり子「エレナ、五人じゃなくて四人でしょ」
エレナ「アレ? なんでワタシ五人って言ったんだろ?」
海美「ねーねー、もしかして私、フォーメーション間違えちゃったかな?」
歩「いや? 大丈夫じゃない?」
海美「あっれー。私も大丈夫だったと思うんだけどなーんか違和感があるんだよねー」
歩「プロデューサー、アタシたちのステージどうだった?」
P「うん、うん……良かったぞ!」
15: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:52:15.79 ID:He1f/d0n0
のり子「でも確かに、すっごく良いパフォーマンスが出来たと思うんだけど、どこか不思議な感覚……」
エレナ「劇場でやったからじゃないかナ? これまでずっと外でやってたし」
海美「あーっ、そうかも! いっつも新しい場所で凄い~!って思ってたけど、今日は安心して歌えたというか」
歩「ホームでダンスしてる感じかな。無心で全力を出せる感覚ってヤツ?」
のり子「確かに! いつもより難しいこと考えずに楽しめたかも!」
エレナ「やっぱりシアターはワタシたちのホームだネ♪」
海美「ね! これからもずっと劇場でライブしたいね!」
16: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:52:55.36 ID:He1f/d0n0
P「……だってよ。良かったな劇子」
劇子「……うん」
おわり
17: ◆ivbWs9E0to 2021/02/04(木) 22:53:23.95 ID:He1f/d0n0
終わりました。HTML依頼出してきます。
伝わりにくいネタですみません。げっきー好きです。
伝わりにくいネタですみません。げっきー好きです。
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