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トップページミリマス > 【ミリマスSS】P「スーパーボンバーマン3です」このみ「任せなさい!」

1: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:14:30.61 ID:OgINEbhx0

☆ライブシアター/休憩室

このみ「うーん……莉緒ちゃんに連絡してみたんだけど、先約があるみたいだわ」
bbknm24

P「そうでしたか、残念ですね」

このみ「せっかく明日が休みだから、大人組で居酒屋にでも行こうと思ったのに」

P「風花や千鶴さんも予定があるみたいですし、みんな忙しいんですね」

このみ「暇なのは私とプロデューサーだけかー」

P「さみしい言い方しないでくださいよ」

このみ「まあ、いいけどね。プロデューサーと二人の時だからできる遊びもあるもの」

P「と、言うと……?」

このみ「もちろん、スーファミよ!」

P「ああ、やっぱり」

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2: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:15:16.44 ID:OgINEbhx0

このみ「飲み屋に出向くのも悪くないけどねー」

P「シアターでだらだらゲームしながら過ごすのも楽しいですよね」

このみ「そうそう。なんかこう、宅飲みって感じで」

P「職場を自宅みたいに言った!」

このみ「いいじゃない。そのくらい馴染んだ場所ってことだもん」

P「まあ、気持ちはわかりますよ」

このみ「プロデューサーなんて、自宅よりも事務所にいる時間の方が長いんじゃない?」

P「ははは……ありがたいことに仕事がたくさんありますから」

このみ「いつもお疲れさま。じゃ、今夜は仕事のストレスが吹き飛ぶようなゲームをやりましょう!」

P「それだったら、このソフトなんてどうですか?」

このみ「あっ、『スーパーボンバーマン3』ね。少しだけやったことがあるわ」


3: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:16:34.55 ID:OgINEbhx0

P「やっぱりボンバーマンは定番ですもんね」

このみ「ええ、さっそく始めましょう♪」

P「では配線を用意して……」

このみ「お酒も用意して……」

P「えっ?」

このみ「んっ? どうかしたの?」

P「俺、夕飯をまだ食べてないんですけど。もう飲むんですか?」

このみ「いいじゃない、食前酒みたいなものよ!」

P「全く違いますよっ!」

このみ「最初は軽く、缶チューハイでもどう?」

P「聞いてないし……。まあいいか、いただきます」


4: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:17:35.36 ID:OgINEbhx0

このみ「それでは、今日も一日お疲れさまでした……かんぱーい!」

P「かんぱーいっ!」

このみ「うーんっ、甘くておいしい!」

P「このために生きてるって感じですねえ」

このみ「ほら、ゲームの方も始めましょうっ」

P「もう準備できてますよ。それじゃあ電源入れて……っと」

――カチッ

『バイ、ハドソンッ!』

このみ「うわあ、音声とBGMが懐かしい!」

P「このピコピコした音楽が良いんですよねー」


5: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:18:35.46 ID:OgINEbhx0

P「さて、ノーマルゲームとバトルゲームのどっちやります?」

このみ「んー、どちらも面白いから迷うわね……プロデューサーが選んでいいわよ」

P「じゃあ、せっかく時間もありますしノーマルゲームでじっくり遊びましょうか」

このみ「いいわね、そうしましょう」

P「えーと、2Pプレイを選んで……っと」

このみ「あっ、オープニング映像が始まった! ストーリー性があるのね」

P「前作でのボスが復活、燃えますねえ」


6: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:19:49.79 ID:OgINEbhx0

このみ「敵に支配された五つの星を巡ればいいの?」

P「ええ。全てクリアすると最終ステージの宇宙船が現れるんで、全部で六面だと思ってください」

このみ「なるほど、まずはモリモリスターっていう星ね」

P「はい、森っぽい星なんでモリモリスターです」

このみ「安直!」

P「ちなみに二面はアチアチスター、三面はブクブクスターです」

このみ「大体マップが想像できるわね……」

P「分かりやすくていいネーミングだと思いますけどね。さあ、始まりますよー」

このみ「よーしっ! 最初から全力でいくわよー!」


7: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:20:51.48 ID:OgINEbhx0

このみ「まずはブロックを壊してアイテムを集めなくちゃね」

P「ええ、序盤は簡単なので操作に慣れつつ進みましょう」

このみ「あら、この卵は?」

P「アイテムですよ、取ってみてください」

このみ「……ああ、ルーイに乗れるんだったわね! 思い出したわ」

P「色によって能力に違いがあるんですけど、このみさんのはピンクなんでジャンプができますよ」

このみ「敵の動きも遅いし簡単にクリアできそうね」

P「最初のステージですからねー」


8: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:21:45.17 ID:OgINEbhx0

このみ「やっぱりボンバーマンは楽しいわね、爽快感があるわ」

P「二人プレイだとサクサク進むなあ」

このみ「そしてお酒も進むわー」

P「おつまみも開けちゃいますね」

このみ「いいけど、夕食の分のお腹は空かせておいてよ? 後で私が作るつもりだから」

P「えっ? 作ってくれるんですか?」

このみ「ええ、食材は冷蔵庫にあったと思うし」

P「それは楽しみです! このみさんの料理は絶品ですから」

このみ「そんな大した腕じゃないわよ。でも、そんなに喜んでくれるなら作りがいがあるわね」

P(謙遜してるけど、毎日でも食べたいくらい料理上手なんだよなあ……)


9: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:22:39.68 ID:OgINEbhx0

このみ「さて、この星のステージは全部クリアしたけど?」

P「最後はボス戦です。一面のボスはバケロンっていう名前のキツネ型ロボットですね」

このみ「敵はボンバーマンじゃないのね」

P「このシリーズだとそうなんですよ。悪役はロボに乗って戦います」

このみ「こっちは生身なのに卑怯ね」

P「そこはまあ、悪役なんで……」

このみ「うわーっ、何だか突然やられたんだけどっ!」

P「人魂に化けると移動速度が上がるんですよ。気をつけてくださいね」

このみ「言うのが遅いわよーっ!!」


10: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:23:31.78 ID:OgINEbhx0

P「さて、このみさんは一回やられましたけど普通に勝てましたね」

このみ「むー……せっかく集めたアイテムがなくなったんだけどー……」

P「まあまあ、気を取り直して次の星へ行きましょう」

このみ「次はアチアチスターね」

P「火山をモチーフにしたステージです。ここは結構楽しいですよ」

このみ「あっ、覚えてるわ! トロッコに乗れるのよね」

P「ええ、乗ってみてください。降りたところに爆弾を仕掛けて待ってるんで」

このみ「バトルゲームじゃないんだからやめて!」

P「冗談ですよ」


11: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:24:21.38 ID:OgINEbhx0

このみ「ところで、プロデューサーが乗ってるルーイは何の能力なの?」

P「茶色なんでラインボムが出せるんですよ。ほらっ」

このみ「一気にたくさん爆弾を置けるのね」

P「ええ、これが対人戦だとかなり強力なんですよ」

このみ「ふーん、そうなんだ」

P「個人的には一番好きなルーイです」

このみ「そもそもバトルゲームだとルーイを取るだけでもかなり有利よね」

P「そうですね、一回ミスできるわけですから」


12: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:25:28.11 ID:OgINEbhx0

このみ「だけど、このソフトに出るのはルーイだけなのね。もっと強力な乗り物が出てくるシリーズもあったと思うけど」

P「どんな乗り物ですか?」

このみ「よく覚えてないけど、ピエ口で相手を踊らせたりできる……」

P「ああ、それは次作の『スーパーボンバーマン4』ですね」

このみ「そうなんだ。ボンバーマンって色々出てるから全部は把握してないのよねー」

P「色々と派生してますからね。ゲーム以外にも漫画なんかもありましたし」

このみ「漫画?」


13: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:26:23.98 ID:OgINEbhx0

P「コロコロコミックで四コマ漫画が連載されてたんですよ」

このみ「へえ、それは知らなかったわ。面白いの?」

P「面白いですよ。ただ、ほとんどが四コマ目で爆発するオチなんですけどね」

このみ「ちょっと言ってる意味がわからないんだけど」

P「四コマ目だけを横に読んでいくとほぼ全部爆発してるんです」

このみ「……シュールな漫画なのかしら」

P「他にもビーダマンやらボンバーマンジェッターズやら、派生も多かったですよね」

このみ「懐かしすぎる!」

P「爆外伝のアニメも好きだったなあ」


15: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:27:09.50 ID:OgINEbhx0

P「さて、三面はブクブクスター。海の星ですね」

このみ「腹筋! 背筋! 胸筋!」

P「その海美じゃないですよ」

このみ「ナイスツッコミね、プロデューサー!」

P(あっ、このみさんが少し酔っ払ってきたな……)

このみ「私もツッコミをやってみてもいい?」

P「えっ? はあ、どうぞ」

このみ「なんで海の中で爆弾が爆発するんかーいっ!」

P「そこにツッコむのはやめてください! ゲームなんで!」


16: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:27:54.42 ID:OgINEbhx0

このみ「導火線の火が消えちゃうと思うんだけどなあ」

P「まあ、現実だったらそうでしょうけどね」

このみ「あっ……そんなこと言ってたらクラゲの電撃にやられちゃったわ」

P「敵もだんだん強くなってきましたねえ」

このみ「タコの敵が厄介なのよね、水中に潜っていると攻撃が当たらないもの」

P「タコかあ……タコ焼き食べたいなあ……」

このみ「突然何を言いだすのよ」

P「いやあ、実はお腹が空いてきちゃって」

このみ「言われてみれば私もお腹空いたかも……じゃあ、ぱぱっと夕飯作っちゃうわね」

P「やった、お願いします!」


17: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:28:54.33 ID:OgINEbhx0

☆給湯室

このみ「タレはみりんと醤油を適当に混ぜて……っと」

P(前にも見たけど、すごく手際がいいなあ)

このみ「はい、お待たせしました。豚の生姜焼き完成よ~」

P「おおーっ、本格的!!」

このみ「驚きすぎよー。でも、そんなに喜んでくれると私も嬉しいわね」

P「飲み物は何がいいですか?」

このみ「やっぱり生姜焼きにはビールでしょっ!」

P「そう言うと思って、よく冷やしておきました」

このみ「さすがプロデューサー! 準備がいいわねっ」


18: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:29:58.75 ID:OgINEbhx0

P「はい、こっちがこのみさんのグラスです」

このみ「ありがとう。さあ、冷めないうちに食べちゃいましょう」

P「そうですね、ではでは……」

このみ、P「いただきまーすっ!」

P「おおっ! このみさんの手料理、すごくおいしいです!」

このみ「ふふっ、ありがとう。味がちょっと濃いめだけど平気?」

P「俺はこれくらいの味の方が好きですよ」

このみ「あら、私と好みが合うわね~」


19: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:30:50.33 ID:OgINEbhx0

P「生姜焼きってこのみさんの得意料理ですか?」

このみ「得意料理の一つね。作ると喜んでもらえることも多いわ」

P「えっ、他の人に作ってあげたりもするんですか?」

このみ「ええ、主に家族にだけど。あと、たまに莉緒ちゃんにも作るかしら」

P「ああ、なるほど」

このみ「どうしたの? 安心したような声を出して」

P「いやあ、他の男性にも作ってたら妬けちゃうなーと思って」

このみ「な、何言ってるのよ、もうっ……!」

P(このみさんの頬が赤いけど、もしかして照れたのかな……?)

このみ「ほらっ、早く後片付けしてゲームに戻りましょう」

P「そうですね、ごちそうさまでした」


20: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:31:41.67 ID:OgINEbhx0

☆休憩室

P「次はサラサラスター、砂漠の星ですよ」

このみ「うわっ、ピラミッドから何か変なのが出てきたんだけどっ!?」

P「あっ、そいつは倒せない敵なんで避けてください」

このみ「蛇みたいで気味が悪いわね……他の敵も大概だけど」

P「言われてみればそうですね。クモ、キノコ、芋虫までいますし」

このみ「うーん、ちょっと苦手だわ……」

P「とは言っても『スーパーボンバーマン2』の三面ボスよりはずっとマシでしょう?」

このみ「えっ、それは知らないキャラね。どんなの?」

P「邪悪な顔をした太陽です。実際に見ないと伝わらないでしょうけど」

このみ「後で画像検索してみようかしら」

P「……ご自由にどうぞ」


21: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:32:41.11 ID:OgINEbhx0

数分後

P「あれっ、携帯が鳴ってますよ。このみさんのじゃないですか?」

このみ「本当だ、ちょっと失礼。……あら、莉緒ちゃんからのLINEね」

P「一度ゲームを中断しましょうか?」

このみ「えーと……ううん、大した用事じゃないし後で返事すればいいや」

P「いや、すぐに返信してあげてくださいよ! 莉緒はいつも返信を待ってるんですよ!」

このみ「それは莉緒ちゃんの持ち歌での話でしょ!」

P「まあ、そうですけど……。急ぎの用事じゃないんですか?」

このみ「ただの愚痴よー。今日の飲み会での話みたい」


22: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:33:56.04 ID:OgINEbhx0

P「ああ、莉緒の先約って飲み会だったんですね」

このみ「うん。学生時代の同級生たちと集まってるんだって」

P「楽しそうじゃないですか」

このみ「周りの女子が彼氏のノロケ話ばかりするってぼやいてるわ」

P「あー……」

このみ「メッセージが連続で来てるわね。かまって欲しいみたい」

P「飲み会で話すことがなくて暇なのかなあ……いたたまれない気持ちになりますね」

このみ「後で私たちに合流したいって言ってるわよ」

P「いいんじゃないですか。俺たちもまだ帰る予定ないですし」

このみ「そうね、シアターにいるって伝えておくわ」


23: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:35:14.91 ID:OgINEbhx0

P「さあ、次は四面のボスですよ。砂漠のステージらしくサボテン型ロボです!」

このみ「メキシコっぽい格好ね。しかも二体いる!?」

P「こちらも二人なので、ダブルバトルって感じですね」

このみ「むむっ、なかなか手強いじゃない!」

P「ええ、一回で勝てたらすごいですよ」

このみ「じゃあ、もし一回で勝てたらテキーラをちょうだい!」

P「そんなもの事務所にありませんよ!」

このみ「えー、お酒でメキシコを感じたかったのにー」

P「無理言わないでください」


24: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:36:21.37 ID:OgINEbhx0

このみ「よしっ、ノーミスでボス撃破よ~!」

P「こっちのチームワークの方が良かったってことですね」

このみ「改めて、我々の勝利にかんぱ~い!」

P「はいはい、かんぱ~い! テキーラはありませんけどね」

このみ「次にスーファミで遊ぶ時には用意しておこうかしら」

P「いいですね、たまには趣向を変えたお酒も飲んでみたいですし」

このみ「趣向を変えたお酒ねえ……そうだっ! それならちょうどいいものがあるわよ!」

P「えっ? ……蛇がつけてあるお酒とかじゃないでしょうね?」

このみ「そんなわけないでしょっ! ちょっと用意してくるからゲームを進めておいていいわよ~」

P(一体何を持ってくる気なんだろう……)


25: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:37:17.57 ID:OgINEbhx0

数分後

このみ「おまたせ~。ビール取ってきたわよ~」

P「あっ、おかえりなさい……って、それならさっきも飲んだじゃないですか」

このみ「ふふふ……実は、ビールカクテルを作ろうと思ってね!」

P「ビールカクテル?」

このみ「そう! ビールと他の飲み物を混ぜるだけで簡単にできるのよ」

P「へぇー、なんだかお洒落ですね」

このみ「例えばビールとジンジャーエールを混ぜるだけで、シャンディガフの完成~」

P「おおっ、思ったより簡単そう!」

このみ「そうなのよ。プロデューサーの分も作るから少し待ってね」

P「ありがとうございます」


26: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:38:13.26 ID:OgINEbhx0

P「爽やかな味でおいしいですね。いくらでも飲めそうですよ」

このみ「クラッカーにカマンベールチーズも用意したわよ!」

P「おつまみまでお洒落ですね!? 女子会で出てきそうなメニューだ……」

このみ「あら、プロデューサーったら勘がいいのね」

P「えっ、どういうことですか?」

このみ「女子会で作るためにビールカクテルを覚えたのよ。ビールが苦手って子も多いからね~」

P「なるほど、これなら苦味も少なくて飲みやすいですね」

P(周りの人たちのために覚えたっていう所がこのみさんらしいなあ……)

このみ「さあ、ゲームもお酒の勢いに乗っていくわよ~!」


27: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:39:39.20 ID:OgINEbhx0

P「五面はユキユキスターです。名前のまま、雪と氷の星ですね」

このみ「いよいよ終盤って感じねー」

P「そこ、足場が崩れるんで気を付けてください」

このみ「オッケー。慎重に進めばなんとかなるわね」

P「チームプレイも板についてきたって感じですよ」

このみ「この調子なら簡単に全クリできるんじゃない? この星が終わったらあと一ステージでしょ?」

P「いやいや、実はラストステージのバグラーシップが格段に難しいんですよ」

このみ「そんなに言うほどなの? そうだとしても、私たちが協力すれば何とかなるはずよ」

P「……そうですね! その気持ちで挑みましょう」

このみ「よーし、一気にノーミスでクリアするわよ~!!」


28: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:40:48.29 ID:OgINEbhx0

数十分後

このみ「って、こんなのクリアできるかー!!」

P「……言ったでしょう、難しいって」

このみ「難しすぎるわよ! ザコ敵が厄介な上に電流のトラップまであるし……」

P「それでも何度かラスボスまで辿り着いたじゃないですか」

このみ「そのラスボスの強さが異常なのよ! 何なのあの多彩な攻撃!」

P「合体ロボですからね。何でもできるものなんでしょう」

このみ「むぅー、悔しい! レッドアイもう一杯ちょうだい!」

P「またですか?」


29: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:41:54.46 ID:OgINEbhx0

このみ「アルコール度数はそれほど高くないから平気よー」

P「だからって飲みすぎないでくださいよ。あっ、俺が作りますから」

このみ「ありがとっ、ビールの割合多めでおねが~い」

P「はいはい」

このみ「ふふっ、プロデューサーがカクテル作ってる姿、意外と似合ってるわよ。バーテンダーみたい」

P「そうですか? へい、レッドアイお待ちぃ!」

このみ「それじゃラーメン屋よ……。もっとスマートに差し出せるようにならないとね」

P「だって気恥ずかしいじゃないですか」

このみ「まったく、変なところでシャイなんだから」


30: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:43:13.64 ID:OgINEbhx0

このみ「ちゃんと大人な雰囲気でカクテルを出してあげたら、きっと女の子も惚れ直すと思うわよ」

P「ははは、じゃあ彼女ができた時のために練習しておきますよ」

このみ「へえ、彼女ができる予定はあるの?」

P「ないですよ。……このみさん、分かってて聞いてませんか?」

このみ「バレた? だって、プロデューサーの忙しさを見てるとそんな暇もなさそうだもん」

P「それはそれで充実した日々ですけどね」

このみ「仕事熱心ねえ。でも、素敵だなーと思う女性もいないの?」

P「それは、まあ……魅力的だと思う人はいますよ。ただ、訳あってアプローチできないので……」

このみ「……………………えっ?」


31: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:44:14.39 ID:OgINEbhx0

P「あっ、このみさん。ルーイの卵出たんで取っていいですよ」

このみ「いや、そんなことはどうでもいいから」

P(このみさんが急に真顔になってる……何かまずいこと言ったかな……)

このみ「プロデューサーって好きな人がいたの?」

P「ええっ!? いやっ……す、好きな人とかじゃないですよ!」

このみ「ものすごく動揺してるじゃない」

P「すいません、さっきの発言は酔って口が滑っちゃっただけなんです。忘れてくれませんか?」

このみ「無理、忘れない。その人ってどんな人?」

P(言い逃れできそうにない感じだな……。仕方ない、ここは正直に答えるか……)

P「……しっかり者で優しくて、料理上手で、だけどお酒を飲むと少し子どもっぽくなる可愛い人ですね」

このみ(ベタ褒めしてるし! しかも一緒にお酒を飲むような仲なの!?)


32: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:45:18.38 ID:OgINEbhx0

このみ「ねえ、その人って……」

P「さ、さーて! 次こそバグラーを倒すぞー!」

このみ「あからさまに話をそらすの禁止」

P「すいません、あまり詳しくは答えられない話なんです」

このみ「ふーん、私には言いたくないってわけねー」

P「まあ、確かにこのみさんには絶対に言えないことですけど……」

このみ「……プロデューサー、次はパナシェちょうだい」

P「またお酒ですか!?」

このみ「飲まなきゃやってられないのよ」


34: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:46:28.73 ID:OgINEbhx0

P「さすがにペースが速すぎですよ。少し休みましょう」

このみ「むぅー……じゃあいいもん、自分で作るもんっ」

P「急に子どもっぽくならないで下さいよ」

このみ「ついでに追加のおつまみも持ってくるわね……おっとと……」

P「ふらついてるじゃないですか。ちゃんと立てますか?」

このみ「立てるに決まってるでしょ……きゃっ!」

P「このみさん!?」

このみ「いたた……転んじゃったわ」


35: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:47:21.59 ID:OgINEbhx0

P「大丈夫ですか、このみさん? …………あっ」

このみ「ん? どこ見てるのプロデューサー? ……って」

P(転んだ拍子に、このみさんのスカートがめくれて下着が丸見えに――)

このみ「きゃあああああっ! み、見たっ!?」

P「えっ? な、何のことかわからないなあ~……」

このみ「白々しすぎる! ごまかすならもっと上手くやってよね!」

P「す、すいません……決してわざと見たわけじゃないんです」

このみ「あうぅ……恥ずかしすぎる……」

P(……薄いピンク色だった)


36: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:48:30.88 ID:OgINEbhx0

数分後

このみ「プロデューサーのえっち……」

P(どうしよう、さっきからソファでクッションに顔をうずめて動かないままだ……)

P(顔は見えないけど、耳が赤くなってるからよほど恥ずかしかったんだろうな)

このみ「うぅ……」

P「あの、このみさん……さっきのことはごめんなさい」

このみ「……」

P「最後のステージですし、一緒にクリアを目指しませんか?」

このみ「……プロデューサーが一人でやれば?」


37: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:49:40.47 ID:OgINEbhx0

P「このみさんと一緒じゃないと面白くないんですよ」

このみ「……そんなことないもん」

P「そんなことありますって」

このみ「……私じゃなくって、他の人を誘えばいいんじゃない?」

P「えっ?」

このみ「素敵な人がいるんでしょ? その人と遊んでればいいじゃん」

P「いや、このみさん……」

このみ「その方が、私と一緒に過ごすよりも楽しいんじゃ――」

P「それは違いますよ! このみさん!」


38: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:50:52.14 ID:OgINEbhx0

このみ「……何がどう違うの?」

P「えっと、俺が素敵だと思っている人っていうのは、このみさんのことですから……」

このみ「………………えっ?」

P「すいません、アイドルとプロデューサーという関係上、詳しくは言えなかったんですけど……」

このみ「ちょっ、ちょっと……!?」

P「ずっとこのみさんのことは魅力的な女性だと思ってました」

このみ「……えっ? えっ? ……私!?」

P「はい」

このみ「ええっ――!? で、でも、そのっ……どうしよう、顔が熱い……」

このみ(それって、つまり、プロデューサーは私のことを――)


39: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:52:10.85 ID:OgINEbhx0

P「あっ、でも安心してください! 恋愛的な目では見ないようにしてますから」

このみ「…………へ?」

P「仕事柄、アイドルに恋心を抱くのは良くないことなので、ちゃんと自制はします」

このみ「あ、ああ……! そう! 確かにそうよね!」

このみ(なんだ、びっくりした……。告白されたかと思ったじゃない……)

P「だけど、このみさんは素敵な人だと思いますし、一緒に過ごしていてすごく楽しいんです」

このみ「う、うん」

P「だから、他の人と一緒にいればいいって言われた時、どうしても誤解を解きたいと思ったんです」

このみ「プロデューサー……」


40: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:53:08.74 ID:OgINEbhx0

P「えっと、俺が言いたいのはそれだけです」

このみ「……」

P「ゲーム、再開します?」

このみ「……うん、さっきは拗ねちゃってごめんね」

P「いえいえ、こちらこそ誤解させるようなことを言ってしまいましたし」

このみ「ちなみに私も、プロデューサーのこと、素敵な人だと思ってるから」

P「ええっ!? そ、それはどうも……」

このみ「ふふっ、プロデューサーったら、顔が赤くなってる~」

P「そ、そんなことないですよ! むしろこのみさんの方が顔真っ赤じゃないですか!」

このみ「こ、これはお酒のせいよ! 変なこと言わないで画面に集中してよね!」

P「先に言ったのはこのみさんの方ですよっ」


42: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:54:18.79 ID:OgINEbhx0

数分後

P「ま、まあとにかく……仲直りできて良かったです」

このみ「うん、お互いの思ってることを言えてスッキリした気もするわ」

P「そうですね……そこ、ザコ敵が近づいてるんで気を付けてください」

このみ「この敵、ひたすら追いかけてくるのよね。まずいっ、やられそう……」

P「任せてください、俺が倒します!」

このみ「……ありがとう、助かったわ」

P「チームワークも戻ってきたって感じですね」

このみ「もちろんよ、私たちは最高のパートナーだもの!」


43: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:55:07.54 ID:OgINEbhx0

P「さあ、ラスボスの合体ロボまでたどり着きましたねっ」

このみ「もう何度目の挑戦か分からないけど、今度こそは勝つわよ!」

P「よーし、やるぞ……って、いきなりレーザー攻撃がっ」

このみ「気合いで避けるのよ!」

P「そんな紗代子みたいな根性論を言われてもっ……、ふぅ、なんとか回避しました」

このみ「私が画面下で相手の攻撃を引き付けるわ」

P「わかりました。その隙に俺が横から攻めます!」

このみ「あっ、追尾ミサイルが来るわよっ」

P「まずい、やられるっ!」


44: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:56:37.97 ID:OgINEbhx0

このみ「今のは避けようがなかったわね」

P「こちらの残機はゼロか……もうミスできないですね」

このみ「しかも相手の体力はまだまだ残っているはずよ」

P「状況は絶望的か……」

このみ「だけど、徐々に相手の攻撃パターンにも慣れてきたわ」

P「そうですね、最後まで勝負は分かりませんよね」

このみ「それにこういうのは、困難があった方が燃えるものなのよ!」

このみ(ゲームも、そしてきっと恋もね……)


45: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:57:40.21 ID:OgINEbhx0

P「よしっ、こっちの攻撃が当たってますよ!」

このみ「いける! このままいけば勝てるわよっ」

P「さっきからこちらが押してるのにまだ倒れないのか……」

このみ「でも、あと少しのはず……あと少しでっ……!」


――――ドドドドドドドッ!


P「…………えっ!? 敵のロボットが炎上して……倒れた!!」

このみ「これは、まさかついに……」

P、このみ「勝ったあああああああああ!!」


46: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:58:36.90 ID:OgINEbhx0

このみ「やったわね、プロデューサーっ!」

P「やりましたね! いやー、長かっただけに達成感がある……」

このみ「本当にね。ほら、プロデューサー。もっとこっちに寄って!」

P「えっ? はい」

このみ「えへへ、ぎゅーっ」

P「……って、ど、どうして抱きついてきてるんですかっ!」

このみ「ちょっとしたスキンシップよー。えへへー」

P(クリアした高揚感とお酒のせいで、このみさんが変なテンションになってるー!?)


47: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 22:59:35.15 ID:OgINEbhx0

P「こ、このみさんっ! そんなに密着されると困りますよっ」

このみ「えー? いいじゃない、何が困るっていうの?」

P「いや……そろそろ俺の理性が持たないと言いますか、そのー……」

このみ「え、何か言った?」

P「何でもないです! ただ、こんなところ誰かに見られたらまずいですし……」

このみ「誰も来るわけないじゃない。もう夜中よ?」

P「そ、それは確かにそうでしょうけど……」

――――ガチャッ

莉緒「お待たせーっ、このみ姉さーんっ!!」
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P「うわっ!?」

このみ「きゃっ! びっくりしたー……って、莉緒ちゃん!?」

P(しまった、莉緒が来ることをすっかり忘れてた! この状況、絶対に誤解される――)


48: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 23:00:26.11 ID:OgINEbhx0

莉緒「…………えっ、二人とも何やってるの? まさか、私に秘密で……」

P「い、いやっ。やましい気持ちで抱き合っていたんじゃないんだぞ!?」

このみ「そ、そうなのよ莉緒ちゃんっ! これには訳が……」

莉緒「ボンバーマンで遊んでいたのね!? 私も一緒にやりたかったのに二人だけずるい~!」

P、このみ(えっ……そっち!?)

莉緒「私も最初からこっちに来てればよかった~」

このみ「莉緒ちゃん、かなり酔ってるでしょ?」

莉緒「飲まなきゃやってられないのよー、聞いてよこのみ姉さ~ん」

このみ「はいはい、ゆっくり聞くから」

P(とにかく、変な誤解をされなくて良かった……)


49: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 23:01:12.07 ID:OgINEbhx0

数分後

莉緒「それでねー、友達が彼氏とハワイ旅行に行った話を延々聞かされてー……」

このみ「うんうん、辛かったわねー」

P「莉緒、飲み会に行くのはいいけどお酒はほどほどにしろよ?」

莉緒「えー? プロデューサーくんだって、このみ姉さんと一緒に散々飲んでたクセに~」

P「それを言われると返す言葉がないな」

莉緒「二人でゲームしてたんでしょ? いいなあー」

このみ「じゃあ、莉緒ちゃんも今から一緒に遊ぶ?」

莉緒「えっ、いいの!?」


50: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 23:01:50.31 ID:OgINEbhx0

このみ「ノーマルゲームはクリアしちゃったけど、まだバトルゲームがあるもの」

莉緒「やったー! このみ姉さん大好き~」

このみ「三人いるから、負けた人が交代するルールで遊びましょう」

莉緒「うん、やるやる!」

P「だけど、今から始めたら徹夜コースになりそうですよ?」

このみ「いいじゃない、三人とも明日は休みなんだから」

莉緒「そうそう! まだ夜は長いんだから、みんなで飲み明かすわよ~」

P「……まあ、たまにはこんな日があってもいいか」

莉緒「決まりね! じゃあ私、追加のお酒持ってくるからっ」

P「ああ、悪いな」


51: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 23:02:35.51 ID:OgINEbhx0

このみ「いやー、まさか急に莉緒ちゃんが来るなんてね」

P「俺も驚きました。でも、これで人数も増えて賑やかに飲めますよ」

このみ「ええ、みんなで過ごす時を大切にしたいわ。……当然、プロデューサーと二人きりでいるのも好きだけどね」

P「俺も同じ気持ちです。二人の時間はまた今度作りましょう」

このみ「うんっ、楽しみにしてるからね! ……あっ、莉緒ちゃんが戻ってきたみたいよ」

莉緒「お待たせ~。ねぇ、この梅酒って開けていいのかしら?」

P「ああ、構わないよ。おつまみも好きに取っていいからな」

このみ「ふふっ……今日は楽しい夜になりそうね」

おわり


52: ◆c4YEJo22yk 2016/05/26(木) 23:03:25.14 ID:OgINEbhx0





転載元:【ミリマスSS】P「スーパーボンバーマン3です」このみ「任せなさい!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464268470/

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