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トップページシャニマス > 【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】CHAPTER 04

580: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 21:56:15.69 ID:W8+S8sUS0

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GAMEOVER

オオサキさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



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【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 CHAPTER 03

581: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 21:58:33.88 ID:W8+S8sUS0


女の子に生まれたからには誰もが一度が夢に見る雑誌モデル。
色とりどりのファッションに身を包み、ガーリーに決めたりキュートに決めたり、おしゃれはまさに魔法のようなもの。

_______雑誌に出てくる女の子を見て、世の女の子たちはもっともっと可愛くなるのです!

そんな憧れの読者モデルになるチャンスが、甘奈さんに与えられました!

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【薄桃色に事切れて】

【超高校級のスタイリスト 大崎甘奈処刑執行】

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甘奈さんが走っているのは高速で動くベルトコンベアの上。
そのすぐ背後には、雑誌を模してバタンバタンと何度も繰り返し閉じるプレス機が。
もちろんその雑誌の表紙には『アプリコット』の文字が。

女の子のあこがれの雑誌といえば『アプリコット』ですよね!
……え?ちょっと古い?年代がばれるぞ?
うるさいうるさい!
『kawaii』はいつの時代も万国共通なんですー!


582: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 21:59:57.74 ID:W8+S8sUS0


必死に必死に走る甘奈さん。
甘奈さんの横を通り過ぎて行く可愛い衣装に身を包んだトルソーの数々。

_____バタン!バタン!

片っ端から雑誌に押しつぶされていく、もとい『掲載』されていきます!
甘奈さんは掲載されたくないのでしょうか?
汗だくになって走り続けてベルトコンベアに逆らいます。

_____バタン!バタン!

どんどん加速するコンベア。甘奈さんの横を流れるトルソーの数も増えていく。
おや?見覚えがありますね……あれはwing初優勝の時の衣装?
あれは愛しのお姉さんとお祭りに行った時の浴衣?

_____バタン!バタン!

そんな思い出の服も次々に掲載掲載!
そんなに悲しそうな眼をするなら、甘奈さんも一緒に掲載されてしまえばいいのにね。
それでも甘奈さんは諦めません。
流れて来るファッションアイテムの数々にぶつかり、体がボロボロになろうとも。


583: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 22:00:48.99 ID:W8+S8sUS0


_____バタン!バタン!

そしてコンベアの道にも終わりが見えてきました。

行き着く先で待っていてくれたのは……大好きな大好きなお姉ちゃんの甜花さん。
「なーちゃん、頑張ったね」そんな声が聞こえてきます。







_____バタン!バタン!

なーんて、そんなの幻聴ですよ。
お姉ちゃんだと思って甘奈さんが手を伸ばしたのは、デビ太郎パーカーを着せられただけのトルソー。
披露の果てに見てしまった幻影のお姉ちゃんと共に、最後には甘奈さんも……

_____バタン!グチャァッ!

ちゃんと『掲載』してもらえましたとさ。


でも、アプリコットなんて流行おくれの雑誌に載ったところで誰も見てもらえませんよ。
廃品回収に出された雑誌の山、その頂点に『専属モデル 大崎甘奈特集』と書かれたボロボロのアプリコットがありましたとさ。


584: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 22:02:09.11 ID:W8+S8sUS0

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GAMEOVER

オオサキさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



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585: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 22:02:59.29 ID:W8+S8sUS0


三度の飯よりゲームと睡眠!そんな甜花さんはおしおきのときでもお布団の上。
ぬくぬくのお布団で気持ちよさそうですね。
……でも、いつまでもそんなぐうたらではいけません。

ほら、見てください。甜花さんが『ジャンプマスター』ですよ!

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Victory Royale!!

超高校級のゲーマー 大崎甜花処刑執行

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甜花さんはそのまま無慈悲にも空中に投げ出されます!
でも大丈夫、このゲームは3人一組で戦います。
横を見ればどこか桑山さんと甘奈さんの面影を感じるロボットたち。
甜花さんの判断に従って彼女たちは動きます。

地上に降り立った彼女たちは共に銃撃戦を突破突破!
狭まり続けるエリアの中でライバルたちをなぎ倒していきます。

しかし、強者にも隙あり。遠く構えたスナイパーの斜線にうっかり甜花さんが!


_____危ない!


586: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 22:05:36.86 ID:W8+S8sUS0


危うく射殺されかけたその瞬間、千雪さんロボが身代わりになってくれました!
ああ、美しきかなユニットの愛情!
おかげで甜花さんは残りのライバルを撃ち抜いて見事一位に!



……と思うのもつかぬ間、その背後には2mを超えるような殺人鬼の姿が!

巨人のような殺人鬼相手に銃も無力。発電機を修理して早く脱出しないと!

来た道を引き返し、廃墟を潜り抜け……ようやく発見した発電機。
殺人鬼はどんどんと迫っています……早く直さなきゃ!

ここから出るためには発電機を直して、ロケットを修理しなくてはいけないのです。
ですが焦る気持ちがミスを誘い、なかなか修理は進まない。
仕方ありません、キャラごとに適正というのがありますから。

そうこうしている合間に殺人鬼はもうすぐ後ろ!



_____万事休すか!



587: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 22:07:06.90 ID:W8+S8sUS0


危うく殺人鬼の右手が甜花さんの頭をわしづかみにしかけたその瞬間!
なーちゃんロボが身代わりになってくれました!
ああ、美しきかな姉妹の愛情!
なーちゃんロボが巨大なフックにつるされてる間に発電機を修理して無事脱出!

ロケットに乗って逃げてしまおう!


……と思ったら、ロケットは今度は六角形の足場に不時着!
足場はどんどん重みで抜けていきますが、その真下はマグマが待ち構えています!
ここで生き残るには、他の参加者を蹴落とすほかありません!

そんなの、非力な甜花さんには無理ゲー……と思っていたら……?!

なんと、この足場で戦っているのはゆるふわな着ぐるみたちではありませんか!


______にへへ……これなら甜花も戦える……!


588: ◆zbOQ645F4s 2021/05/21(金) 22:08:50.84 ID:W8+S8sUS0


細腕で手押し相撲の要領で押し出し寄り切り、順調に勝ち残る甜花さん。
この調子この調子!……と、次の着ぐるみに手をかけた時。

___ずるんっ。

ついうっかり着ぐるみの皮を剥いでしまいました。
ダメだよね、そんなことしちゃ。ゲームは人々にとって癒しを求める夢の世界。
たとえ開発者だろうと夢をぶち壊すような真似をしちゃダメだよね。

まして着ぐるみの中に【骨格のねじ曲がった人間のような化け物】がいるんじゃ、それを明るみにしちゃあ……お終いよ。

______ドボン!






残念ながら甜花さんのすべてをかけたバトルロイヤルではドン勝も生存も優勝もできませんでしたとさ。
いやぁ、ゲームって難しいですね。




592: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:03:31.41 ID:jdC9QLoi0


予定通り4章より再開いたします。
学級裁判をはさんだので4章開始段階での情報を整理するところから開始します。

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【4章現在での主人公の情報】

【超高校級の占い師】風野灯織

・習得スキル
【一番星の魔法】
〔自由行動二回目終了時にモノクマメダル10枚を消費することで、その日の自由行動を一回プラスすることができる〕

【ポシェットの中には】
〔自由行動のある日に限り一日の終わりにコンマ判定を行い、末尾の数字の枚数分だけのモノクマメダルを獲得できる〕

【意地っ張りサンセット】
〔反論ショーダウン・PTAのコンマ値の基礎値が+10される〕

【包・帯・組・曲】
〔学級裁判で不正解時のペナルティをわずかに軽減する ※効果は後に調整します〕

・現在のモノクマメダル枚数…91枚


593: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:04:53.91 ID:jdC9QLoi0

・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

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【ここまでの親愛度】

・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0

・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……3.5
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……7.5

・【超高校級の幸運】園田智代子……3.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……2.0

・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……3.0【DEAD】
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0【DEAD】

・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0

・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……7.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】


594: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:05:34.81 ID:jdC9QLoi0






???「お疲れさまで〜す♡」






595: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:06:49.37 ID:jdC9QLoi0


???「……誰もいないじゃない、はぁ」

???「レッスンまでそんなに時間ないわよね?あいつら、時間ギリギリで来るつもり?……はぁ、ったく」

???(暇つぶしにテレビ見るくらいいいわよね……?)

ピッ

『今後の業務体制を見直し、連携の強化を図っていくものと思われます』

???「なーんも面白い話題ないわねー……つまんない世の中」

『与党議員の献金不正受給問題を受け、国会では本日も野党議員から厳しい追及がなされました』

???「そうっすかね?冬優子ちゃんは、どういうのが見たいんすか?」

冬優子「ひゃああああ?!あんた、いっつも音出さずに現れるのはやめなさいって言ってるでしょ?!」

あさひ「別に何もしてないっすよ。冬優子ちゃんが鈍いだけっす」

冬優子「うっさい!」


596: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:07:55.35 ID:jdC9QLoi0


あさひ「で、何見てたんすか?」

冬優子「ニュースよニュース、こういうのでも仕入れとくとトークの引き出しの質が変わってくんの」

『金融大手M銀行で先日発生したATMの不具合を受け、代表取締役のA氏が会見を開き……』

あさひ「でも、つまんないんすよね?」

冬優子「まあねー……企業の合併とか、政治とか……そんなのふゆたちが下手に口出すと炎上の元よ。もっと新しいスイーツとかそういうのを仕入れないと」

『続いてのニュースです』

あさひ「ふーん……そういうものなんすね」

冬優子「そういうこと」

『近年増加している若者の連続失踪事件について、警察当局は専用の捜査本部を立ち上げ、操作を本格化することが決定しました』

冬優子「あんたももう少しマシなトークテーマを考えてちょうだい、いっつもその場その場で話してるでしょ?」

あさひ「えっ、ダメなんすか」

『相次いで失踪する人々には、共通してインターネット上に存在する通称裏サイトにアクセスしていた痕跡があるため、サイバーセキュリティに強い専門部署を積極的に登用していく見通しです』


597: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:08:49.32 ID:jdC9QLoi0


冬優子「いっつもあんたが横で何話すかこっちは気が気じゃないの。この前も大御所俳優にもらったカブトムシの話なんか急に持ち出すから焦ったじゃない!」

あさひ「あはは、すごいおっきなカブトムシもらったんすよ?」

『なお、失踪した方と思われる遺体が発見される事件もこれまでに数件起きており、警察は事実関係を調査中です』

冬優子「知らないわよそんなこと、もっとアイドルらしい話をしなさい」

あさひ「え〜、つまんないっす」

『続きましてスポーツです!プロ野球シーズンが開幕し、今年も……』

冬優子「ていうかなんか愛依遅くない?あいつ何してるわけ?」

あさひ「愛依ちゃんなら今日は■■■■■っすよ?」

冬優子「え?あー……そういえばもうそんな時期だったのね」

あさひ「わたしも早く行ってみたいっす、■■■■!」

冬優子「はいはい、いい子にしてたらプロデューサーが連れてってくれるわよ」

あさひ「えっ?!そうなんすか?!」

冬優子「……多分ね、知んないけど」

あさひ「やったっす〜〜〜!わくわく〜〜〜!」


598: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:09:36.22 ID:jdC9QLoi0

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CHAPTER04

Marionetteは絶望と眠る

(非)日常編


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599: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:10:48.99 ID:jdC9QLoi0

【食堂】

霧子さんの事件の翌日、私たちは朝礼のために食堂に集まっていた。


咲耶「さあ、今日も頑張ろうじゃないか!」

摩美々「もう、咲耶張り切りすぎー」


昨晩の霧子さんの裁判、そこで受けた精神的なショックは大きなものだったけど…
めぐるの熱いエールのおかげで、私たちは立ち直るどころか、やる気に満ち溢れてすらいた。


愛依「うちだってやる気じゃ負けないかんね!今回こそ脱出口見付けちゃうっしょ!」

めぐる「えへへ、わたしも負けないよー!」

(それは空元気のようなものだったかもしれない)

(でも、そうだとしても……凹んでいるより、よっぽどマシだ)

智代子「う〜ん、でも肝心のモノクマがなかなか来ないね……」

摩美々「どうせ新エリア広げるんだろうしさっさと用件すましに来て欲しいですよねー」

モノクマ「こんちゃーす!モノクマ登場でーす!」

愛依「出た、モノクマ!」


600: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:12:19.23 ID:jdC9QLoi0


咲耶「四階が解放されたんだね?」

モノクマ「あーちょっと!セリフ取らないでよ!」

めぐる「流石に3回目だもん!もうわかるよ!」

(そう、ここまでにもう私たちは三回の学級裁判を経験してきたんだ……)

(……)

モノクマ「ボクとしては新鮮な反応を楽しみたいんだけどな……まあ、いいや!」

モノクマ「ご期待通り学校エリア4階を新たに開放したよ!」

モノクマ「もちろん、この学校について調べることは自由ですので思う存分気の済むまで調べてちょ!」

咲耶「言われなくてもそのつもりさ」

凛世「はい……埃の一つに至るまで、全て凛世たちの手で調べ尽くしあげましょう……」

めぐる「よーし、がんばるぞー!」

(これまでの調査では、明確な手掛かりは手に入ってはいない)

(でも、だからって諦めるわけにはいかないんだ……!)

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【探索について】
場所指定の安価と同時にコンマを判定し、末尾の数字と同じ枚数だけモノクマメダルが獲得できます。
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めぐる「灯織、どこから探索する?」

灯織「えーっと……そうだね」

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1.【学校エリア4F】音楽室
2.【学校エリア4F】職員室
3.【学校エリア4F】学園長室
4.【学校エリア4F】化学室

↓1


601: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 21:18:44.96 ID:NrPWEGVn0

1


602: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:21:47.13 ID:jdC9QLoi0

【音楽室】

めぐる「うわっ?!すっごい広ーい!」

4階の中でもやっぱり目を引くのはこの部屋。音楽に携わるものとして、見ておかなくてはならないのは音楽室。
ただその部屋は私たちの予想をはるかに超えていた。音楽ホールとしてみても一級品。今すぐにでもコンサートを開催できるような設備が整っている。

めぐる「天井も高ーい……わーーーーーーっ!」

めぐるの叫び声も心地よい反響をする。
音楽をする上ではかなり上質な空間だ。

咲耶「このピアノは……スタイン・ベーゼンのものだね……」

灯織「咲耶さん、お詳しいんですね」

咲耶「いやなに、以前仕事で目にした程度さ。この艶々とした黒さには見覚えがあってね」

めぐる「なんだかすごく高そーな雰囲気だよね……」

咲耶「ああ、確か2億円はくだらないんじゃなかったかな?」

灯織「に、2億?!」

(な、なんでそんな高級品がこんなところに……!?)

咲耶「フフ、冗談さ。流石に値段までは知らないよ。ただグランドピアノというのは総じて高級品だからね、それなりの値打ちはあると思うよ」

(あ、あまりこのピアノには近づかないようにしよう……)

【コンマ96】

【モノクマメダル6枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…97枚】

-------------------------------------------------
1.【学校エリア4F】職員室
2.【学校エリア4F】学園長室
3.【学校エリア4F】化学室

↓1


603: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 21:27:03.29 ID:NrPWEGVn0

3


604: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:29:30.49 ID:jdC9QLoi0

【化学室】

踏み入れた瞬間鼻を刺す独特な香り……
化学薬品特有のものだ。

智代子「あ、灯織ちゃんにめぐるちゃん!ど、どどどどうしよう……!」

灯織「えっ?!ど、どうしたのそんなに焦って!」

愛依「こ、これ見て!」


二人が慌ただしく私たちに向けてきたのは……薬品ケース?
パッケージにはわかりやすい髑髏のマークとエクスクラメーションマーク。


灯織「……?」


ゆっくりと眺めていくと、あった。
『種別…毒薬』


灯織「ど、毒薬?!」

愛依「ひ、灯織ちゃん落ち着いて!危ないよ、落としたら危ないから!」

めぐる「な、なんでそんな危険な毒なんかが……!?」

智代子「見てよ……この教室には薬品棚が置いてあるんだけどね?健康にいいものから有害なものまで全部そろっちゃってるんだ」


チョコの言う通り……
棚にはプロテインと銘打つものもあれば、わかりやすく硫酸や青酸カリといったものまで揃えてある。


愛依「中には気体になって吸うだけで危ないやつとかもあるみたいなんだよね……」

灯織「いかにもこれで殺してくださいって言わんばかりだね……」

めぐる「モノクマ、許せないよ!もしもプロテインと毒薬を間違えて飲んじゃったらどうするつもりなんだろう!」

(そ、そこ……?)

【コンマ29】

【モノクマメダル9枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…106枚】

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1.【学校エリア4F】職員室
2.【学校エリア4F】学園長室

↓1


605: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 21:31:46.47 ID:NrPWEGVn0

1


606: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:35:40.47 ID:jdC9QLoi0

【職員室】

職員室といえば学校の先生が集まるところだけど……4階なんてこんな高いところにあって不便じゃないのかな?
職員室の中はいかにもといった感じで見慣れた感じの灰色のデスクが向き合う形でいくつも並んでいる。


灯織「凛世、何か発見はあった?」

凛世「はい、こちらなのですが……」


既に私たちより先に入室していた凛世は一冊のノートをその手に持っていた。


凛世「学級日誌、とか書かれております……」

めぐる「ってことはこの学校の先生がつけたクラスの観察記録?」

凛世「はい、そのようです……こちらの希望ヶ峰学園でお過ごしになられた学生方が、事細かに……」

灯織「ちょっと見てみてもいい?」


凛世からノートを受け取ると、パラパラと開いて目を通していく。
希望ヶ峰学園、はるか昔に廃校になったと聞いていた学校の当時の生き生きとした学生生活が綴られている。

……だけど、別に新たな手掛かりになるようなものはなく、文字通りただの学級日誌だという結論に至った。


灯織「うーん、結局学校は学校だもんね……」

めぐる「あ、でも楽しそうだったよね、このパレード!具体的には書いてなかったけど、学校でパレードなんてきっと文化祭が大賑わいだったんじゃないかな!?」

凛世「はい……皆揃っての凱旋、さぞや湧いたものかと思われます……」

灯織「そういえば、ここでもモノクマの言ってた『超高校級』っていうフレーズは何度も出てきてたよね」

めぐる「うん、『超高校級の割には普通の学生だ』とか『やっぱり超高校級はすごい』とか」

めぐる「でも、どういう意味なんだろう?わたしたちの才能とも関係してるのかな?」

灯織「この人たちと同じように『超高校級』のレッテルを貼ってモノクマは私たちに何をさせようとしてるんだろう……」

(聞き馴染みのないフレーズをこれほどまでに繰り返し目にしたり、耳にしたり……流石に気になっちゃうな)


【コンマ47】

【モノクマメダル7枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…113枚】

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【残り選択肢が一つなので自動進行します】

【モノクマメダル獲得のためのコンマ判定を行います】

【直下レスの末尾で判定】

↓1


607: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 21:40:40.65 ID:FPJojhiXO



609: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:41:43.26 ID:jdC9QLoi0

【学園長室】

他の部屋に比べても重厚で厳格な雰囲気を漂わせる扉。明らかにこの部屋だけ様子が違う。

摩美々「あっ、開けようとしても無駄だよー」

灯織「摩美々さん……既にいらしてたんですか」

摩美々「私も開けようとしたけどダメ、完全に鍵がかけられてるんだよねー」

めぐる「えー、せっかく4階に行けるようになったばっかりなのにこんなのずるいよー!」

摩美々「あっ、無駄骨ついで言っておくと情報処理室も同じだよ」

めぐる「情報処理室……まだ行ってなかった!」

摩美々「あっちもロックがかかってたから」

摩美々「学校エリア一階の保健室みたいに後から解禁するつもりなんですかねー」

(後から解禁って……いつまでこの生活を続けさせるつもりなんだろう……)

【コンマ65】

【モノクマメダル5枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…118枚】


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610: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:43:09.37 ID:jdC9QLoi0

【食堂】

4階での探索を終えた私たちは食堂に戻り、報告会を開いた。


咲耶「さて、今回も調査結果を共有しようか」

雛菜「と言っても今回は鍵が閉まったままの部屋がありましたよね〜」

愛依「えっと、学園長室と情報処理室……だっけ?」

摩美々「学校について調べるのは自由、なんて言う割に制約かけてるのずるくなぁい?」

灯織「学園長室に情報処理室……どれも入室できれば核心に迫れそうな雰囲気があるんだけど……」

咲耶「だからこそだろうね、意図的に私たちに公開する情報を選んでいる」

凛世「モノクマさんはこの学校なら開場も施錠も思うがまま……」

凛世「凛世たちは、掌の上で踊らされる他ないのですね……」

摩美々「うざー」

モノクマ「え?!いまなんか聞こえたけど?!」

智代子「わ?!モノクマ?!」

モノクマ「ボクの流し目がセクシーな鋭さを醸し出していてエモいだって?!」

摩美々「しかも話全然聞いてないしー」

愛依「誰の話なんそれ……」


611: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:44:43.71 ID:jdC9QLoi0


モノクマ「まあ冗談はさておいて……蔭口は感心しませんな!」

灯織「か、蔭口?」

モノクマ「やれせっかく4階を解放したのに開いてない部屋があるだの、やれ情報統制してるだの、やれスーパーで割り箸を多めにもらってるだの」

モノクマ「あのねえ!最初っから全部明らかにしちゃったらつまらないでしょ!」

摩美々「最初なんていう段階はとっくに通り過ぎてると思うんですケド」

モノクマ「うぷぷぷ……まあ安心しなよ、いつかは必ず扉は開かれるからさ」

雛菜「そのいつかっていつになるんですかね〜」

凛世「期待は、できません……」

モノクマ「それとボクの名誉回復のために言っておくけど」

モノクマ「キミらのために必要な場合ならボクは鍵を開けてあげるからね!」

モノクマ「エリアの解放だとか、不法侵入のためだとかそんな不健全な目的ならダメだけど」

モノクマ「もしも鍵のかかった部屋の中で事件が起きてたりしたら、ボクは開けてあげるからさ!」

摩美々「要はこのコロシアイの円滑な進行のためなら、鍵は言われれば開けるってコト?」

(確かに……甘奈の事件の時にも個室の鍵をモノクマに開けてもらったっけ)

(事件に関係する場合なら解錠もするってことかな)


612: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:46:05.55 ID:jdC9QLoi0


モノクマ「そうだね、まあそういうわけなんであんまりボクの悪口は言わないように!」

めぐる「別に言ってるつもりなかったんだけどなー……」

摩美々「むしろ今図々しく現れたことに対して文句言いたい気分ですよー」

モノクマ「あんまり悪口言うとボクのヨロイモグラゴキブリ並みの心臓がドッキンドッキンしちゃうんだから!」

智代子「よ、よくわかんない例えだね……」

円香「……ご、ゴキ……!?」

雛菜「あは~?」

咲耶「で、わざわざ言いにきたのはそれだったのかい?」

モノクマ「ん?あー、忘れてたいっけねいっけね」

モノクマ「ここまでオマエラが頑張ってきたからご褒美をあげようかなって!」

灯織「……ご褒美?」

摩美々「もしかして、次の動機ですかぁ?」

(……!?)


613: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:47:20.02 ID:jdC9QLoi0


摩美々「霧子の一件があるんでモノクマからはできれば何ももらいたくないんですケド」

モノクマ「大丈夫、動機はまた別にしてあるからさ!今回のは文字通りのご褒美だよ!」

モノクマ「じゃじゃーん!これだよ、【思い出しライト】~~~!!」

灯織「か、懐中電灯……?」


モノクマの手に握られていたのは持ち手が緑のやたら大きな懐中電灯。
こんなので照射されたら目も開けれなさそうだ。


智代子「ど、洞窟探検でもするの?」

モノクマ「そんな身構えなくても大丈夫だよ!これはただのプレゼントだからさ!」

愛依「いやいや、どうみてもただのプレゼントじゃないっしょ!それ普通の懐中電灯じゃなさそーだし!」

モノクマ「うだうだ言われても面倒なんで早速やっちゃいましょう、そーれ!」

咲耶「……っ?!みんな!見ないように……っ!」


間に合わなかった。
まぶたを下ろすより先にモノクマはボタンを押し終えていた。

……凄まじい閃光が一気に突き抜ける。
視界は真っ白に染まり……そして、一気に記憶が流れ込んできた。


614: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:48:24.37 ID:jdC9QLoi0

-------------------------------------------------


『さあ、今年もこの季節がやってきました!希望ヶ峰学園第78期生の発表です!』

『今年はどんな学生が選ばれたんでしょうか、気になりますね』

『やっぱり、去年ワンマンプレーで一気に甲子園優勝まで導いた子……桑田くんやっけ?あの子なんか手堅いんちゃいます?』

『十神財閥の御曹司も確か高校生でしたよね?彼も今年デイトレードでかなり有名になりましたが』

『さあ、どんな学生たちが選ばれたのでしょうか!視聴者の皆さん、こちらが私たちの希望です!』

『驚いた……!こいつはすごい……!』

『やっぱわしのいうた通り桑田はおるやないか!』

『十神家の御曹司もいますよ!』

『超高校級のギャンブラー……?こんな子もいるんですね……』

『どうでしょう、気になる学生はいらっしゃいますか?』

『そうですね、どれも目を引くんですが……やっぱりテレビに出てる身としては、同業者の彼女は気になってしまいますね』

『舞園さやか……超高校級のアイドルですわ』


-------------------------------------------------


615: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:50:20.78 ID:jdC9QLoi0


(……!!)

(何、今の記憶……?)

モノクマ「うぷぷぷ……どう?思い出した?」

咲耶「い、今の記憶は……?」

モノクマ「オマエラがずっと前に忘れてしまっていた記憶だよ、これで思い出したんじゃないかな?」

モノクマ「自分たちがいる場所について、さ」

(……そうだ、なんで私たちは忘れていたんだろう)

(希望ヶ峰学園、そして……超高校級という存在を)

めぐる「き、希望ヶ峰学園……そうだ……希望ヶ峰学園はあったんだ……」

愛依「うちも思い出した……だって、そうだよ!」

愛依「テレビでもめっちゃやってたじゃん!予想番組とかもあってさ……!」

摩美々「……」

雛菜「あは〜?雛菜も毎年見てました〜!」

凛世「はい……もはや超高校級の選定は、国民にとって恒例行事のようなものでございます……」

(でもなんで……?なんでそんなことを丸々全て忘れていたの……?)


616: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:52:00.07 ID:jdC9QLoi0


モノクマ「ほら、これでオマエラの知りたがってた謎が一つ解けたでしょ?」

灯織「え……?」

モノクマ「オマエラのいるここがどこなのか、そして超高校級とはなんなのか……だよ!」

智代子「た、確かにそれはそうなんだけど……」

雛菜「違いますよね〜?」

めぐる「雛菜……?」

雛菜「モノクマは雛菜たちに謎の答えを渡したかったんじゃなくて新しい謎を与えたかったんですよね〜?」

咲耶「ど、どういう意味だい……?」

摩美々「超高校級という存在が鮮明になったことで逆にここに来る以前の記憶に矛盾が起きるんだよねー……」

(ここに来る以前の記憶……?)

灯織「あっ……!!」

(そうだ、ここに来たのは、私たちは廃校に合宿に来るためだったはず……)

(希望ヶ峰学園が廃校……?そんなわけない、私はここに来る直前までテレビで希望ヶ峰の特集を見ていたんだから……)

灯織「何が、どうなって……」

モノクマ「うぷぷぷ……そこから先の答えは自分で見つけないとね!」

モノクマ「若者たちよ、動くのだ!指示待ち人間にだけにはなるんじゃない!」


モノクマは一方的に謎を押しつけたまま、消えてしまった。


617: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:53:21.83 ID:jdC9QLoi0


咲耶「……動機じゃない、モノクマはそう言っていたけど揺さぶりとしては十分だね」

雛菜「そうですね〜……どっちも鮮明な記憶なのに、なんでこんな食い違いがあるんですかね〜……」

愛依「マジでどうなってんのこれ……」

めぐる「わーーーーーー!!」

灯織「め、めぐる?!」

めぐる「ほら、また止まっちゃってるよ!」

めぐる「謎があるってことは、その答えもあるってことでしょ?だったらその答えを見つけるために動かなきゃ!」

摩美々「なにソレ、超めちゃくちゃじゃーん」

咲耶「だけど、めぐるの言う通りだね……ここで頭を悩ませても仕方のない疑問だよ」

雛菜「結果としてモノクマと言ってること同じですね〜」

めぐる「わっ、ほんとだ!」

愛依「でもモノクマに言われて動くのとめぐるちゃんに言ってもらって動くのじゃだいぶ違うじゃん?」

凛世「はい……めぐるさんの言葉には、希望が詰まっております……」

摩美々「まぁ完全な謎ってわけじゃないですしー、記憶を手がかりに頑張れば答えも出るかもしれませんねー」

灯織「はい……!」


618: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:54:48.96 ID:jdC9QLoi0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』


突然モノクマに与えられた記憶……
これまでの根底から覆るような事実は大きな謎を生んだ。
だけど、私たちはそれに臆さない。
動いて動いて……その謎にも答えを見つけ出す。

三度の事件を経て、私たちはそのための心構えを学んだから。

私はベッドに横たわり、静かに眠りに落ちていった……

-------------------------------------------------


619: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:56:40.73 ID:jdC9QLoi0

_____

________

____________


【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

……さて、新しいエリアが解放されたけどやるべきことは変わらない。とりあえずは食堂に行こう。

-------------------------------------------------

【食堂】

食堂には咲耶さんと凛世、それにめぐるの姿があった。


咲耶「おはよう、灯織」

灯織「おはようございます」

灯織「……少し、寂しくなってしまいましたね」

咲耶「そうだね、毎朝食堂の卓上に花を添えてくれていた霧子……どうしても恋しくなってしまうね」

めぐる「あ、あれってやっぱり霧子だったんだ!」

凛世「はい、毎朝違った花をモノモノマシーンで探していらっしゃいました……」

めぐる「お花大好きだったもんね!そういえば真乃も前一緒にお出かけしたって言ってたなぁ」


霧子さん……
モノクマによって人格を変えられてしまっていたがために、お別れはあんな形になってしまったけど……
私たちにとって、変わらぬ太陽であり続けたことは今更疑いようもない。

私たちは、霧子さんの分も前に進まないといけないんだ……

-------------------------------------------------


620: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 21:58:22.28 ID:jdC9QLoi0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

(咲耶さん、やっぱり寂しそうだよね……私たちが何かしてあげられることがあればいいんだけど……)

(みんなで前に進むために……希望を抱くために)


【自由行動開始】

(よし、今日も)

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル118枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


621: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 21:59:19.25 ID:I2BqxSVZ0

1


622: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 22:04:24.74 ID:jdC9QLoi0

-------------------------------------------------
【購買】

灯織「さて……せっかくだし何か買っておこうかな?」

【自動販売機】

【贈答用】
『メダル10枚で購入可能』
・希望のパーカー 
・最高にカッコいいネックレス 
・即席ちゃんぽん
・EYE GRASS
・無銘の巾着
・ジャスティスV変身ベルト
・ダンベル君主論
・冬優子ちゃん育成キット
・デウス・エクス・翁
・ノロマ号
・にちかちゃん人形 
・柄入りブルゾン 
・カミサマの憤懣 

『メダル20枚で購入可能』
・親愛のお守り 


【お役立ち品】
・ロボット掃除機 30枚…生活が豊かなものになるかも?
・283プロのタオル 30枚…裁判で有利に働くかも?
・サイリウムブレード 40枚…裁判で有利に働くかも?
・虹の羽 50枚…生活が豊かなものになるかも?
・敏腕記者の名刺 60枚…交流がやりやすくなるかも?
・スーパーはづきさん人形 99枚…?????

-------------------------------------------------

【現在モノクマメダルを118枚所持しています】

どうしますか?(※複数選択可)

1.自動販売機で購入(商品名指定)
2.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
3.やっぱりやめる

↓1


623: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 22:08:16.68 ID:I2BqxSVZ0

1 ノロマ号✕2


624: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 22:14:27.94 ID:jdC9QLoi0


灯織「とりあえずこれでいいかな……?」

【アイテム:ノロマ号を二つ手に入れました!】

‣【ノロマ号】
〔いつか船で海に出るとしたらこんな感じ?キャプテン、クルー……あと、なんだっけ?〕


【モノクマメダルを20枚消費しました】

【残りのモノクマメダル…98枚】


灯織「とりあえず必要そうなものはこれで十分、かな……?」

-------------------------------------------------
1.ひき続き購買で買い物を続ける(複数選択可能)
 a.自動販売機で購入(商品名指定)
 b.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


625: ◆zbOQ645F4s 2021/05/23(日) 22:28:12.21 ID:jdC9QLoi0


ちょっと人がいない感じですかね…
よく見たら日付と曜日の告知も間違えてましたし、ちょっと別にやることもあるのでここでいったん終わっておきます。
安価は引き続きだしておくので安価を答えていただければ次回更新時にそこから再開します。

5/24(月)22:00~を予定しています。
それではお疲れ様でした。

-------------------------------------------------
1.ひき続き購買で買い物を続ける(複数選択可能)
 a.自動販売機で購入(商品名指定)
 b.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


626: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/23(日) 22:29:51.96 ID:I2BqxSVZ0

2雛菜


630: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 22:03:02.44 ID:yFxtHJbw0

2 選択

【化学室】

灯織「い、市川さん……こんなところでどうされたんですか?」

雛菜「ん~?あ、こんにちは~」

雛菜「ここの薬、色々あるから~、もしかしたらしあわせ~になれるお薬もあるかと思いまして~」

灯織「は、はぁ……」

(それは……合法なんだろうか……)

雛菜「冗談ですよ~」

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ノロマ号】×2

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1


631: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/24(月) 22:04:07.85 ID:dmXHR2k70

1 ノロマ号


632: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 22:08:02.58 ID:yFxtHJbw0

【ノロマ号を渡した…】

雛菜「ん~、これって……?」

灯織「購買で入手したボトルシップです。工芸品としてかなり優れたものみたいですが…」

雛菜「ふ~ん……たしかにこれ、作るの簡単そうじゃないですよね~」

灯織「ピンセットでかなり時間をかけて丁寧に作るみたいですよ…」

雛菜「ん~……こんな船に乗って雛菜も冒険してみたいかも~!」

灯織「ふふっ、ノクチルの四人なら楽しそうな船旅になりそうですね!」

雛菜「はい~!透先輩が船長で~、小糸ちゃんと雛菜がクルーで~」

雛菜「円香先輩が海賊!」

灯織「か、海賊ですか?!」

雛菜「あは~♡」

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------

灯織「市川さん、お話しませんか!」

雛菜「ん~?あ、いいですよ~?」

(市川さんとこうやって交流するのもだいぶ数を重ねた…)

(おかげで交流も前よりスムーズに、心を開いていただけているように思う……)

雛菜「そういえば、すっごくいい位置にほくろありますよね~」

灯織「……え、えっ?!あ、ありがとう……ございます……」

雛菜「すごくカッコいいし、かわいいな~って、アイドル向きじゃないですか~?」

灯織「そうでしょうか……そう言っていただけると幸いですね……」

雛菜「はい~、円香先輩もいい位置にほくろあるんですけど~」

灯織「……た、確かに……俗にいう泣きぼくろというやつですよね」

雛菜「うん~!円香先輩目元にあるから、すっごく似合ってるんですよ~!」

雛菜「でも、顔がいい割にメイクとかあんまりしないの勿体ないですよね~」

灯織「そ、そうですね……」

雛菜「せっかくだしもっと色々すればかわいくなるのにな~」

灯織「……」


1.市川さん、メイクにお詳しいんですね
2.市川さん、樋口さんのことが本当に好きなんですね
3.その他

↓1


633: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/24(月) 22:24:20.12 ID:dmXHR2k70

2

15分経過したので書き込ませていただきます


634: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 22:32:47.47 ID:yFxtHJbw0

2 選択

灯織「市川さん、樋口さんのことが本当にお好きなんですね」

雛菜「……え~?」

灯織「……今のお二人の関係性は承知の上です。ただ、やはり幼馴染のことを語っているときの市川さんの表情は…」

灯織「私たちのものとは明確に違う……友愛以上のものから成り立っていると、そう思う次第でして……」

雛菜「……でも、もう円香先輩とは絶交してますし~」

灯織「……だとしても、です。今は仲たがいしていても、市川さんが本当の意味で樋口さんを嫌いになるなんてことは……」

雛菜「……」

(し、しまった……言い過ぎたかな……)

雛菜「……そ~ですね~」

雛菜「円香先輩のことは今、すっごく嫌いですけど~」

雛菜「それと同じくらい円香先輩がいないとつまんないとも思うので」

灯織「市川さん……!」

雛菜「……そろそろ行きますね~」


市川さんは照れ臭そうに去っていった…
以前にも似たようなことを話したことがあったけど、その時は機嫌を損ねてしまった。
でも今回は、自分の中の樋口さんに対する気持ちと真正面から向き合っていただけたような気がする…

市川さんと樋口さん……わかりあえる時が来るといいんだけど……

【親愛度が上昇しました!】

【市川雛菜の現在の親愛度…9.0】


635: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 22:34:43.26 ID:yFxtHJbw0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

(それにしても私と樋口さんをほくろで連想するんだ…)

(……そんなにこのほくろ、いい位置なのかな)


【自由行動開始】

(まだ時間はあるかな)

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル98枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


636: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/24(月) 22:45:41.62 ID:8bafCAIW0

2雛菜


637: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 22:50:05.47 ID:yFxtHJbw0

2 雛菜選択

【娯楽室】

灯織「市川さん、こんにちは」

雛菜「ん~?……あ、また会いましたね~」

灯織「こちらで何を……」

雛菜「さっきもらったボトルシップで思い出したんですけど~」

雛菜「ここにもモノクマのフィギュアが入ってるボトルがあるんですよね~……」

灯織「……本当ですね」

雛菜「これってどうやって作るんですかね~、ピンセットで組み立てたりはできないですよね~」

灯織「流石に既製品をボトルで覆う形で作るのでは……?」

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ノロマ号】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1


638: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/24(月) 22:51:11.98 ID:dmXHR2k70

1 ノロマ号


639: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 23:02:52.67 ID:yFxtHJbw0

【ノロマ号を渡した…】

灯織「市川さん、こちら…」

雛菜「ん~?さっきもらいましたよね、それ~」

灯織「……この船は、市川さんたち……ノクチルのみなさんが、アイドルとして海に漕ぎ出した証……」

灯織「それなら、樋口さんにも渡してあげてくれませんか?」

雛菜「……」

雛菜「円香先輩かぁ……雛菜とお揃いなら喜んでくれるかなぁ……」

灯織「そ、その……」

雛菜「でも、確かにこれ見てると思いだすんですよね~、あの時の騎馬戦!」

雛菜「小糸ちゃん、頑張ってたなぁ……」

灯織「市川さん……」

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------

雛菜「実はあれから円香先輩と会ったんですけど~」

灯織「そうなんですか……」

灯織「……えっ?!ひ、樋口さんとですか?!」

雛菜「……そんな驚きます~?」

灯織「い、いえ……その、私たちは樋口さんと遭遇すらできていないので……何をしてるのかも定かではない状況と言いますか……」

雛菜「幼馴染だからなんですかね~?」

雛菜「で、円香先輩と話をしたんですよ、仲直りしよ~って!」

灯織「そ、それで……?」

雛菜「ダメでした~」


残念そうに言うものの、市川さんのその表情は…
「しあわせ」を語るときのあの柔らかな笑顔の面影が見えていた。


雛菜「円香先輩ってすっごく意固地だから、何回も言ってあげないと素直にならないんですよね~」

(あの市川さんが一方的に何回も絡んだ末に樋口さんが鬱陶しそうに本音を言うのは、市川さんからはそういう認識なんだ…)

雛菜「だから今回のこのコロシアイも多分一緒、円香先輩は今殻に閉じこもってるだけなので~」

雛菜「雛菜が外に引っ張り出してあげる~!」

灯織「市川さん……」


1.市川さん、自分のお気持ちの整理がついたんですね
2.市川さんは強いんですね
3.自由安価

↓1


640: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/24(月) 23:12:39.11 ID:XbgFPRJM0

1


641: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 23:21:49.81 ID:yFxtHJbw0

1 選択

灯織「市川さん……自分のお気持ちの整理がついたんですね」

雛菜「ですね~」

灯織「はじめ市川さんに話しかけた時とは表情も違いますよ」

雛菜「ん~、よく話しかけてくれるし、きっとそうなんでしょうね~」

灯織「……はい」

雛菜「……雛菜にとって、最後の幼馴染は円香先輩だから」

雛菜「円香先輩が他のみんなにどれだけ憎まれても、恨まれても……」

雛菜「雛菜だけは、円香先輩のことを好きでいてあげられるんですよね~♡」

雛菜「じゃないと、円香先輩が可哀想だし!」

灯織「ふふっ、市川さんらしい結論ですね」

雛菜「そうですか~?」

雛菜「雛菜は雛菜がしたいことしかやらないだけですよ~」


今ここでその言葉を持ち出すということは、
幼馴染を救い出したいという気持ちは本物だということ。
市川さんは……もう揺るがない。


雛菜「……ありがとうございました~」

灯織「……え?」

雛菜「雛菜だけなら、この結論にもたどり着かなかったかもしれないので~」

雛菜「……また今度、お礼させてね~!」

灯織「市川さん……!」

【親愛度が上昇しました!】

【市川雛菜の現在の親愛度…11.0】

-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法を発動できます】

【モノクマメダルを10枚消費して自由行動を追加できます】

【スキル:一番星の魔法を使用しますか?】

↓1


642: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/24(月) 23:41:58.12 ID:dmXHR2k70

使用しない


643: 今日は人いない感じですね… ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 23:48:46.81 ID:yFxtHJbw0


【スキル:一番星の魔法を使用しませんでした】

【モノクマメダルは変動せず98枚のままでした】


【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】

【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】

↓1


645: ◆zbOQ645F4s 2021/05/24(月) 23:58:15.09 ID:yFxtHJbw0


【コンマ96】

【モノクマメダル6枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…104枚】

-------------------------------------------------

【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』

(夜時間か……)

(特に今日も進展はなかった……)

(樋口さんも何かをしている感じでもないし……)

(良いようにも悪いようにも働いてないって感じだよね)

(ひとまず眠って、また明日頑張ろう……)


646: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 00:00:50.25 ID:sTXbswdk0

-------------------------------------------------
【食堂】

摩美々「おはようございまーす」

灯織「あれ……摩美々さん……!?」

摩美々「ちょっとーなんでそんなお化けを見たようなリアクションなんですかー?」

灯織「い、いえ……こんな朝早くに珍しいと思いまして……」

摩美々「言うほどそんなに早くもないでしょー、
ただの気まぐれー」


摩美々さんはどこか照れ臭そうにぷいっと顔を逸らしてしまった。
その先には……なぜか新しい花が卓上にいけてある。


咲耶「ふふっ、霧子はお節介だね。私たちのことを見かねて天国から花を届けてくれたらしい」

灯織「……この花って」

凛世「それ以上は野暮、でございます……」

摩美々「……ふふー」

(……摩美々さん)


647: この安価だけ出して終わりにしておきます ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 00:03:23.43 ID:sTXbswdk0

【灯織の部屋】

あれも摩美々さんなりの弔い方、だったのかな。

……ふふっ、摩美々さんも可愛らしいところがあるんだな。
私も一緒にお花を備えたりしてもいいかな……?

灯織「さて、時間はまだあるよね」


【自由行動開始】

灯織「さて、どうしようか」


-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル104枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


648: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 00:05:57.82 ID:sMTTDLzG0

2.雛菜


653: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:00:10.86 ID:sTXbswdk0

2 雛菜選択

【雛菜の部屋】

ピンポーン

雛菜「は~い!」

灯織「こんにちは……市川さん、よろしければまたお話を」

雛菜「あは~、来てくれると思ってました」

灯織「え?」

雛菜「雛菜のお話、聞いてくれます~?」

(市川さんに部屋へと歓迎された…)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1


654: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:00:40.87 ID:pI9iXtj+0

2


655: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:07:00.97 ID:sTXbswdk0


【プレゼントを渡しませんでした】

-------------------------------------------------

雛菜「ねえ、一つ聞いてもらってもいいですか?」

灯織「市川さん……?」

(いつになく真剣な表情だ……)

雛菜「……雛菜、この学園に来るまでも、来てからも……ずっと雛菜は雛菜のままだったじゃないですか~」

雛菜「雛菜にとって、透先輩と円香先輩と小糸ちゃんの四人が大切な存在で……」

雛菜「他のアイドルとは壁を作ってた感じっていうか~……」

雛菜「でも、それでも……【灯織ちゃん】はずっと雛菜のために会いに来てくれたじゃないですか……」

灯織「……!!」

(……い、今……私の名前を……!?)

雛菜「だったら、雛菜も少しぐらいなら変わってみるのもありなのかな~って」

雛菜「灯織ちゃんは、雛菜とか他の人のために力になれることがしあわせ~って言ってたし、そういうのに触れてみるのも悪くはないのかな~って」

雛菜「だって、しあわせ~なことは少しでも多い方がいいですもんね~」

雛菜「ねえ、どう思います~?」

灯織「……」

(市川さんは真っすぐと私の目を見つめている……)

(……市川さんは私の名前を呼んで……大きな一歩を踏み出したんだ)

(なら、私も真剣に答えないと)


1.雛菜、頑張ったね
2.雛菜には私がついてるよ
3.自由安価

↓1


656: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:14:43.55 ID:Xq3uzRXQo

2


657: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:20:34.80 ID:sTXbswdk0

2 選択


灯織「……雛菜には、私がついてるよ」

雛菜「……!!」

灯織「雛菜が勇気を出して、一歩を踏み出したのなら私はそのすぐ隣で応援する」

灯織「雛菜の言うしあわせが色んなものに見つけられるように、私もそのお手伝いをしても……いいかな?」

雛菜「あは~~~!!灯織ちゃんやっぱりお節介だね~~~!」

灯織「お、お節介?!」

雛菜「え~?だって、そうじゃな~い?やっぱりプロデューサーと一緒だ~♡」

灯織「そういえば前もそれ言ってたけど……」

雛菜「え~?でもプロデューサーと一緒ってことはいいことだよ~?」

灯織「ええっと……」

雛菜「だって雛菜も、プロデューサーのことも、灯織ちゃんのことも大好きだよ~?」

灯織「え、ええっ?!だ、だい……?!」

雛菜「あは~~~!顔真っ赤にしてる灯織ちゃんかわいいね~~~♡」

灯織「も、もう……雛菜、からかわないで……」

(雛菜との間に確かな絆を感じる……)

(心の内側からじんわりと広がっていく温かさ、確かな友情がここにある)

(この絆は、絶対に切れない)

【親愛度が上昇しました】

【親愛度MAX!】


658: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:24:01.58 ID:sTXbswdk0


【アイテム:豚の貯金箱を手に入れました!】
〔中に詰まっているのはお金か夢か。幼い頃の約束が収められた貯金箱〕

【スキル:HAPPY-!NGを習得しました!】
〔交流による親愛度上昇が+0.5される〕

-------------------------------------------------

【灯織の部屋】

(雛菜の本当の意味での笑顔、初めて見た気がする……)

(雛菜に、友達として認めてもらえたのかな……)

(……ふふっ)

(それにしても、一気に距離をつめ過ぎな気はしないでもないけど)


【自由行動開始】

灯織「よし、これからどうしようかな!」

-------------------------------------------------

1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル104枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


659: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:30:46.75 ID:MkeUeL620

2.円香
いけるのか…?


660: 可能です!……展開に影響はありませんが ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:38:22.38 ID:sTXbswdk0

2 円香選択

【化学室】

灯織「……あれ?」

円香「……最悪」

灯織「樋口さん?!い、いったい今の今までどこに!?」

円香「……うるさい」

灯織「に、逃がしませんよ……!お話、伺わせていただきます……!」

(尋問は無駄に終わった……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1


661: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:44:07.27 ID:ojaJADVe0

1 【ルアックコーヒー】


662: 可能です!……展開に影響はありませんが ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:50:14.87 ID:sTXbswdk0

【ルアックコーヒーを渡した…】

灯織「……これ、どうぞ」

円香「プレゼントなんか渡してどういう精神状態なの?……まあ、もらうけど」

円香「これ、コーヒー?」

灯織「ええ、モノモノマシーンから出てきたものなのですが……」

円香「……コーヒーとか、あの人のことを嫌でも思い出す」

円香「いい度胸してるね」

灯織「ええ?!」

円香「しかもこれ……ジャコウネコの糞から煮だすコーヒーでしょ?」

円香「……最悪」

(うっ……別のものを渡せばよかったかな……)

-------------------------------------------------

灯織「……樋口さん」

円香「……」

(む、無視……!?)

灯織「あの、樋口さん……!!少し、お話を……!!」

円香「どういう心境なわけ?改心でもさせようとしてる?」

灯織「……それがとてつもなく困難なことは察して余りあります」

円香「困難というか不可能。そもそも私は正常だから」

(うう……取り付く島もない……)

円香「……まあ、邪魔しないならそこにいてもいいけど」

灯織「何をしているんですか……?」

円香「……ここには薬がたくさんあるじゃない?」

円香「毒薬もね」

灯織「……ま、まさか……!」


1.そ、そんなことさせませんよ……!
2.早まらないでください……!
3.自由安価

↓1


663: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:52:56.19 ID:MkeUeL620

2


664: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:59:08.54 ID:sTXbswdk0

2 選択

灯織「ひ、樋口さん……早まらないでください……!」

円香「……は?」

灯織「その毒薬を使えば、確かに確実かもしれませんが……それを果たして浅倉さんと小糸が望んでいるかどうか……」

灯織「よ、よく考えてください!」

円香「……」

円香「……ふふっ、なにそれ。私が二人を想って自殺を考えてるとでも?」

灯織「……えっと」

円香「そんなわけないでしょ。言ったはず。私は必ず誰かを殺す」

円香「これはそのための品定め……間違っても、この胸にくすぶる怨恨を晴らさずに自殺なんてしないから」

灯織「……そんなのって!」

円香「退いて、もうここに用はないから」

バンッ!

(……押し飛ばされてしまった)


【親愛度が上昇しました!】

【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】

【現在の樋口円香の親愛度…2.0】

-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法を発動できます】

【モノクマメダルを10枚消費して自由行動を追加できます】

【現在のモノクマメダル枚数…104枚】

【スキル:一番星の魔法を使用しますか?】

↓1


665: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:02:51.23 ID:sMTTDLzG0

使う


666: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:05:22.16 ID:sTXbswdk0

【スキル:一番星の魔法を使用しました】

【残りのモノクマメダル枚数…94枚】

-------------------------------------------------

【灯織の部屋】

(樋口さん……いくら話しても暖簾に腕押しって感じだな……)

(……もう、和解は難しい……のかな)


【自由行動開始】

灯織「まだ、時間はあるかな」

-------------------------------------------------

1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル94枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


667: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:11:33.10 ID:ojaJADVe0

2 まみみ


668: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:14:39.87 ID:sTXbswdk0

2 摩美々選択

【学園長室前】

摩美々「あれ、灯織ー?どうしたの、こんなとこでー」

灯織「摩美々さん……何か手掛かりはないかと学園を散策中でして……」

摩美々「ふーん、一緒だねー」

摩美々「どうにかここの扉が開かないかと思って確かめてるケド、やっぱ無理そうだねー」

灯織「そうですか……やはりモノクマがひた隠しにする手掛かりがここに眠っている、ということでしょうか……」

摩美々「んー、可能性は高そうですよねー」

(摩美々さんと一緒に学園を改めて調べまわった……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1


669: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:17:20.71 ID:MkeUeL620

1 スカラベのブローチ


670: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:23:52.44 ID:sTXbswdk0

【スカラベのブローチを渡した…】

灯織「摩美々さん、こちらのブローチをどうぞ」

摩美々「えー?……これ、虫ー?」

灯織「えっと……スカラベと書いてあったのですが……」

摩美々「スカラベって確かフンコロガシじゃないー?」

灯織「ふ、フンコロガシ……!?」

摩美々「ま、デザインとしては可もなく不可もなく……ですかねー」

(まあ、普通の反応だったかな……)

-------------------------------------------------

摩美々「……さっきから何ー?そんなに見つめられても、なにも出ませんケド」

灯織「あ、いえ……」

(今朝食堂に花瓶を供えてくれたのはおそらく摩美々さん……)

(霧子さんにもきっとその想いは通じている……)

摩美々「……なんか言いたいことでもあるのー?」

灯織「言いたいことと言いますか、なんというか……」

摩美々「……まあ、摩美々からはちょっとありますケド」

灯織「……え?」

摩美々「だって、この前の裁判で灯織に助けられましたからー」

摩美々「霧子に投票……つらい決断だったのは事実で……灯織がいなかったら、今頃どうなってたかわからないじゃーん?」

灯織「摩美々さん……」


1.助け合うのが仲間じゃないですか
2.私も前、摩美々さんに助けられましたから
3.自由安価

↓1


671: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:31:31.05 ID:MkeUeL620

2


672: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:36:45.09 ID:sTXbswdk0

2 選択

灯織「私も前、摩美々さんに助けられましたから。その恩返しですよ」

摩美々「灯織は義理堅いねー」

灯織「大丈夫です、私たちは疑いあうだけじゃなくて信じあうことができる……だから、少し道を外れたからって誰も咎めたりしないし、それを補え会えるんですよ」

摩美々「……よくそういうくさいセリフを真顔で言えるよねー」

灯織「く、くさ……!?」

摩美々「……ま、そういうのも灯織の魅力の一つだと思うよー」

灯織「は、はぁ……」

摩美々「……でも、施されっぱなしなのもなんとなく居心地悪いですねー」

灯織「ほ、施しなんてそんな……」

摩美々「ふははー、灯織には『摩美々を一つだけなんでも言うコト聞かせる権利』を進呈しましょうー」

灯織「え?!」

摩美々「なんでも、一つだけだけど摩美々がかなえてあげるよー」

灯織「ど、どういう風の吹きまわしですか?!」

摩美々「ふふー、ご利用は計画的にー」

【親愛度が上昇しました!】

【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】

【現在の田中摩美々の親愛度…9.5】

-------------------------------------------------

【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】

【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】

↓1


673: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:40:23.41 ID:sMTTDLzG0

はい


675: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:43:21.71 ID:sTXbswdk0

【コンマ41】

【モノクマメダル1枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…95枚】

-------------------------------------------------

【灯織の部屋】

ピンポンパンポーン

『あー、あー、校内放送、校内放送!……なんかこうやってお話しするの久しぶりじゃない?』

『まあいいや、今日は代り映えのないくっそつまんねー毎日を送るオマエラのために、学園長自らレクリエーション企画をご用意いたしました!』

『ぜひ奮ってご参加ください!詳しい情報は番組公式SNSを要チェックだ!』

『じゃ、体育館で待ってるよ~!』

…プツン


……レクリエーション?
いや、このタイミングで私たちを招集するってことはつまり……【動機の提供】、そのタイミングなんだろう。
前回の動機提供は、理不尽極まりない人格改変……今回もそれに似たようなことをされないとは限らない。

……正直、怖い。


灯織「……はぁ、行くしかない……か」


676: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:44:31.23 ID:sTXbswdk0

-------------------------------------------------
【体育館】

私が体育館に足を踏み入れると、すでにその場所にはモノクマが待ち受けていた。


モノクマ「おっ、早いね!流石は風野さん、優等生!」

灯織「ど、どうも……」

モノクマ「ちょっと待ってね!みんなが揃ったらすぐに始めるから!」


……始める?
確かにさっきの校内放送で「レクリエーション」って言ってたけど…
モノクマ自体は何も持ってなさそうに見える。
何が始まるというの……?

そうこうしているうちにすぐに他の皆さんが集まり、モノクマの話は始まった。


モノクマ「お待ちかね!待ちに待ったレクリエーションタイムですよーーー!!」

摩美々「うるさー……」

咲耶「キミの魂胆はわかっているんだ、さっさと本題を話してくれないかい?」

めぐる「そうだよ!どうせこれもコロシアイの動機に関係することなんでしょ!」


677: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:45:47.80 ID:sTXbswdk0


モノクマ「えぇ……ノリ悪いなぁ……せっかくボクがお前らの運動不足を解消するための遊びを考えたっていうのに」

雛菜「遊びー?」

円香「……」

モノクマ「おっ、市川の旦那!聞いてくれはりますか?!」

雛菜「うん~!聞く聞く~!」

愛依「ちょっ、雛菜ちゃんそんなケーソツな……!」

雛菜「え~?でもどうせその遊びって強制参加だし~、今のうちにさっさと聞いとくべきじゃないですか~」

モノクマ「うんうん、理解が早いことはいいことだよ。時は金なり、陣内はとものりってね」

智代子「全然関係性無いよね?!それ?!」

灯織「私も雛菜に賛同します、結局のところモノクマの意図も現状見えませんから…」

摩美々「はぁ、さっさと話してくれますー?」

モノクマ「そんな渋々聞かれてもテンション上がんないけど……まあいいや!話しまーす!」

モノクマ「今から始めるのは親睦会!しかもオマエラにとってご褒美になる商品付きだよ!」

凛世「商品、でございますか……」

円香「……それはどういう意味で?ここでの生活が有利になるわけ?」

モノクマ「ステイカーム!!落ち着きなされ!!」

モノクマ「では、まずはオマエラに何をしてもらうかの発表です!」

モノクマ「今からオマエラには……」


678: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:46:14.14 ID:sTXbswdk0






モノクマ「【かくれんぼ】をしてもらいます!」






679: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:48:59.40 ID:sTXbswdk0


灯織「……え?」


思わず素っ頓狂な声が漏れてしまった。
……かくれんぼ?
かくれんぼってあの……子供たちが休み時間に校舎や校庭でやったりする……あれのこと?


モノクマ「オマエラ、かくれんぼって知ってる?ハイドアンドシークなんて別名もあるんだけどさ」

咲耶「鬼とそれ以外に分かれて、鬼が隠れた相手を時間以内に見つけ出す……そういう遊びだよね?」

モノクマ「ザッツライ!よくできました!」

愛依「えっ……?そ、それをうちらが今からやんの?」

円香「……はぁ」

雛菜「あは~!雛菜かくれんぼ得意~!」

凛世「凛世も、隠れん坊なら心覚えがございます……山陰の児雷也と呼ばれて久しく……」

智代子「まさかの本格派?!」

摩美々「そんな平和なかくれんぼならいいですケド」

(……!!)

摩美々「今やってるのはコロシアイ合宿生活……見つかったら死、なんてこともないわけじゃ……」

愛依「う、ウソ?!」


680: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:50:08.88 ID:sTXbswdk0


モノクマ「はいはいストップストップ!そんなんじゃないから安心して!」

モノクマ「言ったでしょ!あくまでこれはレクリエーション、オマエラの親睦を深めるための取り組みです!」

智代子「そ、それじゃあ本当に遊ぶだけなの?」

円香「……理解できない」

雛菜「円香先輩って、昔っからずっと隠れるのも見つけるのも下手だよね~」

円香「はぁ?」

凛世「ふふ……♪でしたら凛世が手ほどきを……」

円香「いらない」

めぐる「かくれんぼかー……だったら上の階に隠れるのがいいかな?!」

灯織「確かに遮蔽物は学校エリアの方が多そうだよね」

咲耶「……隠れるんだったら体格の大きい私はすこし不利だね」

モノクマ「……ん?何オマエラ隠れるの前提で話してるの?」


681: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:51:48.10 ID:sTXbswdk0


めぐる「え?でも……わたしたちが隠れて、モノクマが鬼で探すんじゃないの?」

モノクマ「これだからステレオタイプなウーマンは困るね!違う違うよ!」

モノクマ「オマエラはみーんな【鬼】なの!」

灯織「鬼?」

摩美々「……しかも今、みーんなって言いましたよねー?」

咲耶「鬼は一人じゃないのかい?」

雛菜「じゃあ雛菜たちで隠れたモノクマを見つけ出すってことですか~?」

モノクマ「それは違うよ!」論破!

【BREAK!】

モノクマ「ボクは参加しないよ!だってこれは、オマエラの親睦を深めるためのレクリエーションだからね!だから参加者はオマエラだけ!」

めぐる「ちょっと待って!だったら誰が隠れるの?わたしたちはみんな鬼なんだよね?」

愛依「……確かに!ムジュンしてるよ!」

モノクマ「クックックッ……その質問を待ってたクマ」

摩美々「また思い出したように語尾をつけてるー」

モノクマ「オマエラが鬼となって見つけ出す相手は……」


682: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:52:18.40 ID:sTXbswdk0





モノクマ「ずばり!オマエラの中に隠れた【裏切り者】だよ!」





683: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:53:50.46 ID:sTXbswdk0


灯織「……え?」

モノクマ「え?何?オマエラもみんな知ってることじゃんか」

モノクマ「この前樋口さんからみんな聞いてたよね?裏切り者の存在」


そうだ。そうなんだけど……
なんで、裏切り者の話がモノクマの口から出てくるの?
だって裏切り者はモノクマの側だからこそ、裏切り者なわけで……
要するに、モノクマが裏切り者の存在を口にするということは更にその裏切り者を裏切ったことになる?


愛依「ま、待って!う、裏切り者っていないって話じゃなかったの?!そうだよね?!灯織ちゃん?!」

灯織「……そ、その……」


そうだ。私は樋口さんの話を聞いた時はその存在を否定した。
摩美々さんと二人で結託して、そのことについては全員の目が向かないように、必死に逸らし続けた。
でも、その存在はモノクマの手によって、明確に存在が確証づけられてしまった。


684: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:55:03.41 ID:sTXbswdk0


円香「……だから言ったでしょ?私は嘘はついてないって」

智代子「い、言ってたっけ……?」

モノクマ「まあ信じてなかったそこのあなたも、今ので信じるしかないよね!このボクが断言しちゃってるんだから!」

愛依「……マジで……?」

めぐる「そんな……」

灯織「……っ!」

めぐる「な、ならなんでその裏切り者をわたしたちに見つけさせようとするの?!」

円香「……何を考えてるの?」

モノクマ「はぁ、これで何度目かな?このレクリエーションはオマエラの親睦を深めるため!あくまでそれが目的なの!」

モノクマ「オマエラも仲間内に裏切り者がいるって思ったら仲良くできないでしょ?だからこの際その膿を出してもらおうかなって!」

智代子「う、膿……」

咲耶「それがこの、【かくれんぼ】というわけかい」

モノクマ「裏切り者は本当に文字通りの裏切り者だからね!コロシアイ合宿生活が始まったころからの協力関係で、情報もガンガン横流ししてた極悪犯!」


685: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:56:12.81 ID:sTXbswdk0


モノクマ「コロシアイをやめよう!っていう風野さんとは真逆の思考を持ってたわけだね!」

モノクマ「とか言いつつ、そんな風野さんが本当は……?」

灯織「ち、違います!」


慌てて否定する。
私が裏切り者なんてそんなわけない、それは自分が一番よく知っている。
でも、周りの人にはどう見えている?
めぐるはまだしも、他の人には信じていただけなかったら?


モノクマ「まあ、あくまでこれは一つの可能性だからさ、オマエラで必死こいて見つけ出してほしいんだよね!」

摩美々「……」

円香「芸がないですね」

灯織「ひ、樋口さん?」

円香「くだらない。裏切り者の存在を公言して、それでまた疑心暗鬼の渦にでも落とし込むつもりなの?」

円香「一度やった手の焼き直し。……まあ、私が殺しに踏み切るのにあなたの動機は関係ないですが」

(……!!)


この状況は、初めの事件によく似ている。
あの時もモノクマは、私たちの中に黒幕の内通者がいる可能性を流して同士討ちを企てていた。
そのせいで、浅倉さんと真乃は……


686: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:57:38.12 ID:sTXbswdk0


……いや、でも私たちはあの時の疑心暗鬼を乗り越えてここにいる。
樋口さんに乗じる形なのは若干受け入れがたいけど、これで私たちが殺し合うとは思い難い。


灯織「樋口さんの言う通りです……同じ手で引き裂かれるほど私たちの絆は生易しいものではありません!」

円香「……」

灯織「疑心暗鬼なんて、もう二度と陥りません!」

めぐる「灯織……!そうだよ、灯織の言う通りだよ!こんなんで疑いあったりなんかしないんだから!」

咲耶「二人の言う通りだな、これがキミの言うレクリエーションのすべてなら拍子抜けと言わざるを得ないね」

モノクマ「ムムム……」

愛依「そうそう!うちらの信頼関係はマジで固いんだから!」

雛菜「あは~、雛菜普通のかくれんぼがよかった~」

モノクマ「ムムムムムム……」






モノクマ「先生の話は最後まで聞きなさーーーーーーーーい!」


687: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:58:36.98 ID:sTXbswdk0

モノクマ「あのねえ、オマエラすっかり忘れてない?!このレクリエーションには賞品があるって言ったよね?!」


そういえばそんなことも言っていた。
かくれんぼにおける賞品ということは、裏切り者を見つけ出すと私たちにメリットが生じるということだ。
ということはその賞品が本命の動機……!


モノクマ「これを聞いたらオマエラも見つけ出したくて仕方なくなっちゃうよ?……準備はいいかい?」

モノクマ「ばばん!豪華賞品は……これだ!」


688: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:59:38.00 ID:sTXbswdk0





モノクマ「コロシアイ合宿生活終わらせますの権利~!」





689: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:00:51.08 ID:sfDlRV2p0


灯織「……え?」


コロシアイ合宿生活を、終わらせる……?

モノクマの口から出て来た言葉を咀嚼できず、暫く硬直していた。
それは私たちが心の底から臨んだことで、そのためにこの生活を送ってきたと言っても過言ではない甘美な言葉。
すべてを覆し、元通りにしてくれる。
そういう意味合いの言葉。それを聞いた瞬間、『生還』。
その二文字が唐突に目の前に現れたのである。


モノクマ「どうどう?オマエラ、これは欲しくて仕方ないでしょ?」

愛依「ほしいっていうか……え?ま、マジ?」

モノクマ「マジ」

智代子「ほ、ホントのホントに?」

モノクマ「ホントのホントに」

凛世「真でございますか?」

モノクマ「真でございます」

雛菜「あは~?」

モノクマ「あは~」


どうやらモノクマは本気で言っているらしい。
いくら質問を投げられようとも肯定の言葉を即座に返す。強い意志を感じる。

_______この【かくれんぼ】にこの合宿生活自体の存亡を、本気で賭けるつもりだ。


690: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:02:11.77 ID:sfDlRV2p0


灯織「それならこちらとしても願ったりかなったりですが……」

咲耶「待つんだ」

灯織「咲耶さん?」

咲耶「モノクマがどう考えているかもわからない。しかもこんなうまい話だ……必ずその裏があるはずだ」

摩美々「まぁ……そうだよねー」

モノクマ「裏?裏って何さ?なんなのさ?」

モノクマ「あのね、表か裏かなんて結局は物の味方の一側面でしかないんだよ。見ようによってはどちらも表であり裏!]

モノクマ「キミらの狭い了見で崇高なるモノクマを語るべきじゃないとボクは思うんだよね」

咲耶「そうやって回りくどい言い回しで煙に巻くのはやめてくれるかい?」

摩美々「咲耶がそれ言うー?」

モノクマ「気持ちはわかるけどね、裏というほどの裏はないよ。邪推ってやつだね」

モノクマ「オマエラは裏切り者を見つけてぶっ殺せばコロシアイ合宿生活を終わらせられる!本当にそれだけなんだ!」

愛依「マジでたったそれだけで?」

雛菜「コロシアイ合宿生活が終わるんだ~……」

めぐる「裏切り者を見つけて殺すだけ……」






めぐる「……ん?!こ、こ、こ、殺す?!」


691: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:04:15.87 ID:sfDlRV2p0


モノクマ「あれ?言ってなかった?このかくれんぼでオマエラには」

モノクマ「裏切り者をぶち殺して、この【コロシアイ合宿生活の終結】を目指してもらいまーす!」

灯織「なっ……」

めぐる「そ、そんなのって……!」


本当の狙いはこれだった。
モノクマが今回持ってきた動機は疑心暗鬼のタネに終わらない。

それは【天秤】。今ここで一人の命を切り捨てて、他全員の命を救うかどうかの天秤。
命の重さを天秤にかけることを迫ってきているんだ。
そしてその天秤は、人ごとにその基準は違う。
もしかすると今この瞬間にも、それが揺らいでいる人がいる可能性も……


モノクマ「一応言っておくと、裏切り者をそれ以外の生徒が殺した時点で賞品は贈呈されまーす!だから、学級裁判もその事件に関しては行われないからね!」

灯織「学級裁判が……行われない……?」

めぐる「それって、裏切り者以外は全員生きて還れるってこと……?」

モノクマ「So you caught on!」

愛依「な、なんて?」

咲耶「そーゆーこーとおん……そういうこと、と言いたいんだろうね」


692: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:05:19.23 ID:sfDlRV2p0


摩美々「……どういうつもりー?」

摩美々「これじゃモノクマには文字通りメリットがないんですケド」

モノクマ「まあ本音を言うとさ、もう飽きちゃってるんだよね。このコロシアイに」

モノクマ「オマエラはどこまでいっても折れそうにないし、やるだけ無駄かなーって。見込みがあったのはせいぜい樋口さんぐらいのもんだよ」

円香「……どうも」

モノクマ「その樋口さんもなかなかコロシアイしてくれないしさ、いっそこれで終わらせた方がいいのかなって」


飽きたから?
本当にそれだけの単純な理由で、ここまで行ってきた残虐極まりないコロシアイを放棄するの?
どこまでモノクマのことを観察しても、その毛皮の向こうに秘めた考えは見通せない。




693: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:06:39.96 ID:sfDlRV2p0


モノクマ「というわけで最終的に整理すると、【かくれんぼ】は以下の通りのルールです!」

【かくれんぼのルール】
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。

モノクマ「どう?簡単でしょ?」


簡単だ。単純明快極まりない。
裏切り者を殺せばいい。ただそれだけ。
たった一人の命で、他の全員の命が救えてしまう。


智代子「ど、ど、どうしよう……」

咲耶「……」


正直なところ、合理的な判断を下すとすればこのゲームは乗らない理由がない。
裏切り者はそもそもが自分たちにとって敵。
その敵を殺してさえしまえば、残った味方だけで生き残ることができる。

でも、それは……これまで【味方として過ごしてきた】敵を切り捨てることと等しい。
これまでその人間と積み重ねてきた時間、そして通わせた心を否定することと同じ。

そして、それを割り切れる人間なんて……


モノクマ「特に時間制限を設けてはいないから、存分にこのかくれんぼを楽しんでね!」


モノクマは立ち尽くす私たちを放り、その姿を消してしまった。


694: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:07:46.51 ID:sfDlRV2p0


愛依「かくれんぼ……か……」

凛世「これより、凛世たちは……どうすれば……」


当然、コロシアイの終結を前にして私たちは揺れていた。
これは餌だ。モノクマがこのコロシアイの最期に、私たちがエゴのために殺しを行うことを望んで、つるしている餌だ。
ただその餌は、あまりにも魅力的。これまでの苦痛を一瞬で取り返すような魔性の力を持つ餌なんだ。

その餌を前にして、私は……





灯織「断固無視しましょう」


自分の舌を噛んで、迷いを断ち切った。


めぐる「ひ、灯織……?」

灯織「皆さん、落ち着いて下さい!ここで判断を誤ってはいけません……それこそモノクマの思うつぼです」

灯織「モノクマの狙いはあくまで私たちにコロシアイをさせること……この合宿生活を終わらせるのが目的だったとしても、私たちがコロシアイを行った時点でそれはモノクマに対する敗北なんです!」


そう、私たちはこれまで三回の事件で……そのたびに誓ってきたものがある。
それは「もうこれ以上はコロシアイはしない」という誓いだ。
全員でモノクマに立ち向かい、生還する。その誓いを皆さんと立てたからには、こんなところで放棄できない。


695: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:09:00.93 ID:sfDlRV2p0


灯織「だから、いったんここは冷静になりましょう。何があっても私たちの間でコロシアイなんて……もう、絶対に起こすわけにはいかないんです!」

めぐる「灯織の言う通りだよ!わたしたちは一歩も足を止められない……」

めぐる「けど、この道を進むのは違う!誰かを犠牲にして進む道は違うって、わたしもそう思うんだ!」


めぐるも私の決断に付き従ってくれることに迷いはなかった。
私のすぐ後に,私以上の熱量で皆さんに訴えかけてくれた。


咲耶「フフ、イルミネは相変わらずだね」

凛世「ふふ……♪おかげで靄が吹き飛んでしまいました……」

凛世「凛世の心は、迷いの雲なき晴天でございます……」

摩美々「ま、二人に言われるまでもなかったんですケド」

めぐる「……ありゃ?」

摩美々「私はしっかりモノクマに勝つつもりなのでー、こんな終わり方は違うと思うんですよねー」

愛依「だよね……そうだよね!」

愛依「うちも誰かをギセイにして生き残んのは違うと思う!」

雛菜「あは~、雛菜も普通のかくれんぼじゃないなら興味ない~」

智代子「うん!そうだよ、もっと別の方法がきっとあるはずだよ!」

灯織「皆さん……」

咲耶「強くなったね、灯織」


誰もその返事には曇り一つなかった。
ここまで私たちは三回の事件に向き合うこととなった。そこには絶望の別れがあり、前へと進む希望のタネも同時に存在した。
今ここにいる全員が、そのタネを持っている。誰もが成長をしている。

こんなことで揺らぐほど、弱くはない。


696: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:10:13.67 ID:sfDlRV2p0


円香「……はぁ、時間の無駄」

灯織「樋口さん……もう行くんですか?」

摩美々「ほっときなよ、灯織―」

灯織「摩美々さん……」

摩美々「むしろ今のモノクマの【かくれんぼ】によって円香は動きづらくなるよねー」

摩美々「だってうっかり裏切り者を殺しちゃったら私たち全員を殺すことはできなくなっちゃうんだしー」

愛依「あ、確かに!そしたら円香ちゃんの狙う全滅は絶対叶わないじゃん!」

智代子「そっか……むしろ全員生きて還ることになるんだもんね!」

咲耶「裏切り者の正体が明らかになるまでは、円香も行動に移せないということかい」

凛世「モノクマさまの動機が、楔となるのですね……」

円香「……はぁ」


樋口さんはため息をつきながら体育館を後にした。
摩美々さんの指摘通り、今回の動機提供でむしろ樋口さんは動きづらくなる。
それなら私たちはむしろ安全になったとすらいえるのかもしれない。


モノクマの言う【かくれんぼ】についてしばらく意見共有をした後、私たちはそれぞれの部屋へと戻っていった……


697: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:11:03.01 ID:sfDlRV2p0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』


モノクマの動機提供。またしても異色のものだったけど…
今度こそ大丈夫なはずだ。コロシアイなんて絶対にしない、その信念はみんなに共通するものだし、ここで疑心暗鬼になんてならないはず。

だからこそ、平和的に全員が協力して生きて還る方法を早いところ見つけないと。



……でも、裏切り者は今どう思っているんだろう?
その存在はもはや疑いようもない。モノクマ自身が存在すると言っているんだ。そこに嘘はないだろう。

裏切り者は、生きて還ろうとしている私たちのことを……どう思っているんだろう。

どうして彼女は、裏切っているんだろう?

いつまで考えても答えの出るはずのない難問。それに思い悩みながら、私は瞳を閉じた。


703: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:00:29.42 ID:OJ/S1blG0


それでは予定通り再開しようかと思います。
親愛度の霧子の表記ミスってましたね、、、
ロンパSSで生死の表記ミスると誤解生みかねないので以後気を付けます!


【ここまでの親愛度】

・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0

・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0【DEAD】
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……3.5
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……9.5

・【超高校級の幸運】園田智代子……3.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……2.0

・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……3.0【DEAD】
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0【DEAD】

・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0

・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……2.0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……12.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】


704: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:01:40.70 ID:OJ/S1blG0

-------------------------------------------------
___

_____

_______


【灯織の部屋】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


気が付けば朝になっていた。昨日はかくれんぼのこと、裏切り者のこと……
色々と考えこんでしまったけど、ひとまずは皆さんを信じるほかない。

摩美々さんの言っていた通り、
今回の動機は私たちを焚きつける一方で抑止力としても働く可能性があるわけだし……
樋口さんも動きづらくなっているはずだ。

……お腹がすいたな、とりあえず食堂に行ってみよう。

-------------------------------------------------


705: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:02:46.87 ID:OJ/S1blG0


【食堂】

咲耶「やあ、灯織。ご機嫌いかがかな?」

灯織「おはようございます、咲耶さん。今日も摩美々さんは朝からいらっしゃるんですね」


ここ最近早く集合している摩美々さんは、今日もその姿があった。
食堂の一席に腰かけ……あれ?

なんだか機嫌が悪いのかな……
目線をわざと逸らしてる?


灯織「摩美々さん?おはようございます……」

摩美々「あ、灯織……おはよー」

摩美々「昨日どんな寝相だったの……ひどい寝癖じゃーん」

灯織「え?!ね、寝癖ですか?!」

摩美々「ふふー、気抜いてたね、摩美々はいたずらっ子ですよー?」

(ひ、久しぶりにやられた!)


……思い過ごしだったかな?
摩美々さんはいつも通りか……


706: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:04:52.52 ID:OJ/S1blG0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

さて、【かくれんぼ】を無視すると決めたからにはちゃんと脱出の方法を見つけないとね。
今の私にできることが、なにかあるはず。

気合いを入れていかないとね。

【自由行動開始】

【事件発生前最終日の自由行動です】


灯織「さて、今日はどうしようかな」

-------------------------------------------------

1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル95枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


707: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:05:31.43 ID:oHwAReeG0

1


708: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:08:27.77 ID:OJ/S1blG0

1 選択
-------------------------------------------------
【購買】

灯織「さて……せっかくだし何か買っておこうかな?」

【自動販売機】

【贈答用】
『メダル10枚で購入可能』
・希望のパーカー 
・最高にカッコいいネックレス 
・即席ちゃんぽん
・EYE GRASS
・無銘の巾着
・ジャスティスV変身ベルト
・ダンベル君主論
・冬優子ちゃん育成キット
・デウス・エクス・翁
・ノロマ号
・にちかちゃん人形 
・柄入りブルゾン 
・カミサマの憤懣 

『メダル20枚で購入可能』
・親愛のお守り 


【お役立ち品】
・ロボット掃除機 30枚…生活が豊かなものになるかも?
・283プロのタオル 30枚…裁判で有利に働くかも?
・サイリウムブレード 40枚…裁判で有利に働くかも?
・虹の羽 50枚…生活が豊かなものになるかも?
・敏腕記者の名刺 60枚…交流がやりやすくなるかも?
・スーパーはづきさん人形 99枚…?????

-------------------------------------------------

【現在モノクマメダルを95枚所持しています】

どうしますか?(※複数選択可)

1.自動販売機で購入(商品名指定)
2.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
3.やっぱりやめる

↓1


709: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:24:02.16 ID:oHwAReeG0

2 20


710: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:25:55.70 ID:OJ/S1blG0


【モノクマメダルを20枚消費してモノモノマシーンに挑戦します】

【直下から20レスまでコンマを集計し、その数値に応じたアイテムが獲得できます】

↓1~20(連投歓迎)


711: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:27:21.31 ID:oHwAReeG0



712: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:28:33.72 ID:p1erhnnSO



713: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:29:53.37 ID:oHwAReeG0

数が数なので数分単位で取ります


714: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:30:20.99 ID:p1erhnnSO

よいしょ


715: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:32:27.24 ID:oHwAReeG0

はい


716: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:33:05.22 ID:1+wVsvv50

ほい


717: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:33:35.81 ID:p1erhnnSO

ぴゃっ


718: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:33:49.39 ID:oHwAReeG0

人少ないか


719: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:34:30.83 ID:oHwAReeG0

やあ


720: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:35:13.66 ID:1+wVsvv50

ほわっ


721: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:35:16.56 ID:p1erhnnSO

なんなんすかねこれ


722: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:35:50.62 ID:oHwAReeG0

倍プッシュ


723: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:36:19.29 ID:p1erhnnSO

もう少しかな?


724: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:36:53.29 ID:oHwAReeG0

もう少し


725: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:37:32.88 ID:p1erhnnSO

99出てるな


726: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:37:46.15 ID:oHwAReeG0

被ってないなと思ったら被ってしまった


727: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:38:52.38 ID:oHwAReeG0

あと3くらい?


728: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:39:25.42 ID:p1erhnnSO

案外数字ばらけないね


729: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:40:12.68 ID:oHwAReeG0

次ラスト


730: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:40:19.78 ID:h1vk7grvO

にへへ


731: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:48:44.84 ID:OJ/S1blG0

【バードライス】
【スカラベのブローチ】
【あしたのグ口ーブ】
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】
【ラジオ君人形】
【カットバサミ】
【キルリアンカメラ】
【毛虫くん】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】
【アゴドリル】
【ログインボーナス】
を手に入れました!

99. ログインボーナス
〔一日一回あけられて、そのたび中身が変わる不思議な箱。運がいいときには宝石が入っていることもあるとか〕

-------------------------------------------------

灯織「結構回したけど……どうだろう、誰かに渡せるかな?」

【現在モノクマメダルを75枚所持しています】

どうしますか?

1.ひき続き購買で買い物を続ける(複数選択可能)
 a.自動販売機で購入(商品名指定)
 b.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


732: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:52:26.52 ID:B6AI5SG/0

2 まみみ


733: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:55:48.78 ID:OJ/S1blG0

2 摩美々選択

【摩美々の部屋】

ピンポーン

摩美々「はいはーい……あれ、灯織?何か用事―?」

灯織「ええ、まあ……昨日も動機発表がありましたし、摩美々さんに相談でも出来たら、と」

摩美々「……」

摩美々「ま、話し相手くらいにならなるケド?」

(……?)

(なんだか身が入らない対策会議を摩美々さんと行った……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【バードライス】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【カットバサミ】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】


1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない

↓1


734: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:57:46.13 ID:oHwAReeG0

1 カットバサミ

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735: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:02:45.20 ID:OJ/S1blG0

【カットバサミを渡した…】

灯織「摩美々さん、こちら役立ててください」

摩美々「えー?これって……ハサミー?」

灯織「はい、前髪を整えるときに使うハサミです。こちらに来てから日数も経っていますし、摩美々さんもそろそろ手入れをしたい頃かと思いまして」

摩美々「……」

摩美々「えっ、もしかして今の摩美々の前髪変だった?」

灯織「い、いえ……そういうわけでは……!」

摩美々「……」チョイチョイ

摩美々「ふふー、灯織は気が利きますねー」

(よかった、喜んでいただけた)

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------

摩美々「灯織は摩美々の事大好きだよねー」

灯織「え?!は、な、な、何を急に言い出すんですか?!」

摩美々「えー、違うのー?こんなに話しかけてくるからてっきり大好きなのかとー……」

灯織「や、その大好きといいますか……慕っているというか、頼りにしているというか……」

摩美々「私は灯織の事大好きだよー?」

灯織「え?!そ、そ、そんな、急に!?」

摩美々「それなのに灯織は摩美々の事嫌いなんだー、そっかー」

灯織「……い、いえ……わ、私も摩美々さんのことは……その、好き、です、よ……?」

摩美々「ふふー、情熱的なアプローチですねー」

灯織「ち、ちがっ?!これは決して恋愛感情だとかそういう話ではなく!!」

摩美々「わかってるよー、灯織はホントからかいがいがあるねー」

(はぁ……本当に摩美々さんには適わないな。いつまでたっても手玉に取られちゃう)

摩美々「でも、そんな灯織だからこそ、摩美々は信じてついていけるんだよ」

灯織「えっ?」

(急に摩美々さんは真剣な顔になって、私のことを見つめた)

摩美々「灯織は誰よりも真っすぐ、人を信じれる。誰かに手を差し伸べることができる。それは摩美々にはできないことですからー」

摩美々「……頼りにしてるよ、灯織」

(これはきっと、本当の気持ちなんだろう)

(摩美々さんはつかみどころのない人だけど、ここで冗談を言うような人なんかじゃない)

(……それなら、私は)


1.私こそ、頼りにしています
2.私のことを、見守ってくれますか?
3.自由安価

↓1


736: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:04:24.26 ID:B6AI5SG/0

1


737: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:10:27.46 ID:OJ/S1blG0

1 選択

灯織「摩美々さん、この前いただいた権利、今使ってもいいですか?」

摩美々「権利って……『摩美々を一つだけなんでも言うコト聞かせる権利』のコト?」

灯織「はい……今が使い時だと、そう感じたものですから」

灯織「摩美々さん、これからもずっと、私の隣で私を支えてくれませんか?」

灯織「摩美々さんの仰る通り、私は人を信じることでここまで来た……逆に言えば、それしかできないんです。この学園で生きていくには、人を疑うことも、常識を疑うことも大切……摩美々さんにはそれを学びました」

摩美々「……」

灯織「でも、私はまだまだ未熟者……ですから、摩美々さんのことを頼らせていただきたいんです」

灯織「私だけでは、生き抜いていけませんから」

摩美々「……はぁ、自分で言い出した権利ですし拒否権ないじゃんそれー」

摩美々「いいですよー、田中摩美々は従順なしもべとして一生風野灯織様に従いますー」

灯織「な、なんでそうなるんですか?!」

摩美々「ふふー、冗談だってー。ていうか、そんなの権利使わなくてもよかったのに」

灯織「え?」

摩美々「灯織の側だと退屈しそうにないし、離れる気なんかそうそうないですからー」

摩美々「これからも楽しませてよね、灯織―」

(摩美々さんとの間に確かな絆を感じる……)

(心の内側からじんわりと広がっていく温かさ、確かな友情がここにある)

(この絆は、絶対に切れない)

【親愛度が上昇しました】

【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】

【親愛度MAX!】

-------------------------------------------------

【アイテム:エンツォの皮を手に入れました!】
〔摩美々の飼っているカメレオンが脱皮した名残。蛇のように財布に忍ばせると何か幸運がある……かもしれない〕

【スキル:摩的・アンチテーゼを習得しました!】
〔反論ショーダウン・PTAでコンマ値の基礎値が+15される〕


738: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:12:04.69 ID:OJ/S1blG0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

摩美々さん……
この学園に来てからもずっとからかわれっぱなしだけど、いつも私のことを気にかけてくれる方だ。

背中をお互い託すと決めたからには、摩美々さんに忠義を果たせるように、私も頑張らないと。

絶対に一緒に、生きて還るんだ。

【自由行動開始】

【事件発生前最終日の自由行動です】


灯織「さて、まだ時間はあるかな」

-------------------------------------------------

1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル75枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


739: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:13:09.26 ID:oHwAReeG0

2 円香


740: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:18:28.00 ID:OJ/S1blG0

2 円香選択

【図書室】

灯織「……あれ?」

円香「……」

灯織「樋口さんの読んでる本って……」

円香「……何?」

灯織「い、いえ……!その、今樋口さんが読まれている本って……その……」

円香「……世界殺人鬼名鑑、忘れた?」

(忘れるはずもない……あれは、小糸の事件の時の証拠品だ……)

円香「……何事も予習は大事でしょ?」

灯織「……」

(無言で樋口さんの手から本をかすめ取った……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【バードライス】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】


1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない

↓1


741: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:33:35.36 ID:oHwAReeG0

1 バードライス


742: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:37:41.05 ID:OJ/S1blG0

【バードライスを渡した…】

円香「……は?」

円香「この学園に鳥が一匹でもいるの?」

円香「……意味が分からない」

(うーん、普通の反応だったかな)

-------------------------------------------------
円香「……」

灯織「……」

円香「……」タッ

灯織「あ、ちょっと!逃げないで下さいよ!」

円香「……何?話すことなんかないんだけど」

灯織「樋口さんになくても、こちらには山のように話したいことが……」

円香「……時間の無駄。灯織に貸すような耳は生憎持ち合わせてないの」

円香「そっちも他の対策に労力を回した方がいいのでは?」

灯織「……対策なんて、そんなの……したくはないんです」

灯織「だって、樋口さんを疑いたくはないんです……私は」

円香「……この期に及んで、まだ話し合いの余地があるとでも思ってる?」

円香「いい加減現実を見たらどうなの?」

灯織「……」


1.それはこちらのセリフです
2.樋口さんの言う現実ってなんなんですか
3.自由安価

↓1


743: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:53:24.08 ID:oHwAReeG0

2


744: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:59:57.42 ID:OJ/S1blG0

2 選択

灯織「……樋口さんはそうやって現実を見ろと言いますが」

灯織「樋口さんの言う現実ってなんなんですか……?モノクマに従って殺し合う、そんな非現実的な光景を、現実だって言うんですか……?」

円香「……そうだけど?」

円香「再三言ったと思うけど、この学園にいる以上命のやり取りからは避けられない」

円香「協力だの信頼だの、そんな甘言に縋ることに、意味なんかない」

円香「……言葉だけじゃ、誰も守れない」

灯織「樋口さん、やっぱり浅倉さんと小糸さんのこと」

円香「……」

円香「……もう、全部遅いから」

円香「何もかも遅い、もう戻ることなんか、できない」

灯織「遅くなんか……っ!」

円香「……時間を無駄にした、それじゃあ」

灯織「……」

【親愛度が上昇しました!】

【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】

【現在の樋口円香の親愛度…4.0】


745: ◆zbOQ645F4s 2021/05/28(金) 00:01:54.12 ID:9mDTRtbE0


ちょっと今日は人が少なくて進めれませんでしたね…
できれば事件発生パートまで行きたかったのですが、致し方なし。

自由行動を増やすかどうかの安価だけだして終わっておきます。

この前申し上げた通り金土日はお休みさせてもらって、次回5/31の21:00~より更新予定です。
それではお疲れ様でした。


-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法を発動できます】

【モノクマメダルを10枚消費して自由行動を追加できます】

【現在のモノクマメダル枚数…75枚】

【スキル:一番星の魔法を使用しますか?】

↓1


746: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/28(金) 03:22:44.18 ID:WXCMjDQ40

使う


749: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 21:07:54.79 ID:O+yX7Nsb0

【スキル:一番星の魔法を使用しました】

【残りのモノクマメダル枚数:65枚】

-------------------------------------------------

【灯織の部屋】

……樋口さん。

ダメダメ、ここで足を止めてちゃいけない……

私は、私のすべきことをやるんだから……!


【自由行動開始】

【事件発生前最終日の自由行動です】


灯織「あと少し、行動できるかな」

-------------------------------------------------

1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル65枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩

↓1


750: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 21:09:17.91 ID:eGGgRjXJ0

2円香


751: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 21:14:38.62 ID:O+yX7Nsb0

2 円香選択

【職員室】

灯織「……あれ」

円香「……はぁ、なんでついてくるわけ?」

灯織「い、いえ……その……偶然でして……」

円香「……なら、さっさと出て行って。用件はないんでしょ」

灯織「もともと用件はありませんでしたが……たった今、用件ならできました!」

円香「……私にはないんだけど」


頑なに私の話に耳を貸さない樋口さんに、一方的にしゃべりかけた……

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】


1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない

↓1


752: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 21:29:56.45 ID:eGGgRjXJ0

1 キルリアンカメラ


753: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 21:37:40.33 ID:O+yX7Nsb0

【キルリアンカメラを渡した…】

灯織「これ、樋口さんにと思ったんですが……」

円香「……なに?これ、おおよそガラクタに見えるけど」

灯織「キルリアン写真というものをご存じでしょうか……対象物に通電させ、それを写真に収めることでオーラのような波形を撮影する仕組みなのですが……」

円香「……要は、トリック写真でしょ?」

灯織「で、ですが現代では立体物でも適用可能になっていて、幻想的な写真が…」

円香「興味ない」

灯織「……そう、ですか」

円香「……透が生きていれば、喜んだかもね」

(まあ、普通の反応だったかな)

-------------------------------------------------

円香「灯織は絶対にコロシアイはしない……そう言ってた、違う?」

灯織「え……?ち、違いません……が、急にどうしたんですか」

円香「純粋な興味。この学園で、人を手にかけずに……本当に帰れると思ってるの?」

灯織「……と、当然です!私たちだけの力では厳しくとも……学園の外の方々が、きっと動いてくれて……」

円香「カウント。この学園に来てから今日で何日?」

灯織「え?!えっと、確か……」

円香「……もう、即答できる日数じゃないでしょ?」

円香「外の世界だとか……もう、頼れないんじゃない?それに、灯織は二つ目の動機、私と同じだったと思うけど」

灯織「二つ目の動機……?!」

(その瞬間、あのビデオの光景がフラッシュバックした)

(私たち、283プロのアイドルを管理するプロデューサーが、いまにも処刑されようとしていた映像)

灯織「……」

円香「私たちを助けてくれるような人は、もう……相手方の手に落ちている。希望なんて、どこにもない」

円香「ノープランで生還ができると思う?」


1.諦めなければ…
2.樋口さんが協力してくれれば…
3.自由安価

↓1


754: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 21:53:09.78 ID:EiTS2ljro

2


755: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:04:33.39 ID:O+yX7Nsb0

2 選択

灯織「た、たとえ……今目の前に希望がなくても……私たちには仲間がいます」

灯織「だから、樋口さんも協力してくれれば……」

円香「……ふざけないでくれる?」

円香「よりにもよって、それを私の前で言うなんて……本当に浅慮」

(し、しまった……地雷を踏んでしまった……?!)

円香「透も小糸も、あなたのそのペテンで……絆に縋ろうとしたから命を落とした」

円香「だから灯織が絆を口にするたび、私はそれを否定する……そう言ったはず」

灯織「で、ですが……そうやって否定していても、何も!」

円香「だから、殺人という方法から目を背けるのはもうやめにしない?」

円香「……灯織が真の意味で前を見た時、私も心を開くかもね」

(樋口さんの言う真の意味で前をみるということ……)

(それは【現実】を見るということ……なんだろう)

(でも、そんなのって……)

【親愛度が上昇しました!】

【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】

【現在の樋口円香の親愛度…6.0】

-------------------------------------------------

【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】

【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】

↓1


756: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 22:06:12.66 ID:eGGgRjXJ0



757: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:08:16.01 ID:O+yX7Nsb0


【コンマ66】

【モノクマメダル6枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数…71枚】

【CHAPTER04におけるすべての自由行動が終了しました】

【事件発生パートへと移ります】


758: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:09:49.27 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

今日も皆さんと学校の散策をしたけど、成果は無し……

……はぁ、ダメダメ、変に考え込むと気が滅入っちゃう。
とりあえず空腹を満たして気分を明るくしないと。

そう思って扉に近づいていくと、下の隙間から一枚の手紙が差し込まれていることに気が付いた。
拾い上げて中を開いてみると、きれいな字で『灯織へ』と書いてあった。


『灯織へ
 夜分遅くに失礼。
 大事な話があるから、食堂に来てもらえるかな?
 大丈夫、心配はいらないよ。
 他のみんなも全員招待してある。
 みんなで一つ企画したいことがあってね、
 灯織にも参加してもらえるとありがたいな。
                白瀬咲耶より』


……咲耶さんから?それに、企画って……

文面から見ても、下手な心配はいらないみたい。
それより皆さんをお待たせしても良くないし、急いで食堂に向かおう。



759: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:11:06.18 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【食堂】


灯織「……音楽会、ですか?」

咲耶「というと堅苦しいね、283プロ所属のアイドルが一堂に集う……私たちだけの【ライブ】、という方がいいかな?」

めぐる「それ、すごく楽しそうだね!」

雛菜「どうしてそんな急に~?」

咲耶「この学園にいるとどうしても鬱屈とした毎日になってしまうからね、ここらで気分転換でもしようかと思ったんだ。……迷惑だったかな?」

雛菜「いえいえ~!すっごくいい試みだと思いますよ~!」

灯織「はい、私も雛菜と同じ意見です。ぜひ、私もお手伝いさせてください」

智代子「そういえば4階には音楽室があったんだっけ?」

愛依「なんかめっちゃでかい音楽ホールだったよね……確かにライブもできちゃうかも!」

凛世「はい……音響設備も万全でございました……」

咲耶「メンバーは抜けてしまったところもあるけれど、私たちにはソロ曲もあることだしね」

愛依「はいはい!うちみんなのソロ曲めっちゃ聴きたい!」

摩美々「えー?それって全員参加ー?」

灯織「ま、摩美々さん……」

摩美々「灯織がボイストレーニング足りてないから延期して欲しいってー」

灯織「い、言ってません!」

(意外にも摩美々さんは乗り気だ……)


760: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:12:05.29 ID:O+yX7Nsb0


咲耶「それに、ユニット曲を歌うこともみんなへの弔いになるのかもしれない……」

摩美々「……そうだねー」

(咲耶さん……やっぱりまだ霧子さんのことが……)

めぐる「うんうん!やろう、絶対やろう!」

灯織「めぐる……うん!」

めぐる「後で一緒に真乃のパートの割り振りも決めなきゃね、灯織!」

雛菜「やるんだったら盛大にやりたいですよね〜、照明とか〜、音響とか〜」

摩美々「楽器とかもあったし生演奏できるんじゃなーい?」

智代子「はい!はい!それならわたし、チョコっとだけならピアノ弾けるよ!」

愛依「え?!マジ?!チョコちゃんやるじゃん!」

智代子「えへへ、いっときチョコアイドルと並行して練習してた時がありまして……」

摩美々「はいはい、その前に準備でしょー?」

咲耶「そうだね……実際ピアノも点検ができているかもわからないし、ひとまず音楽室にみんなで行ってみようか。計画を立てるのはそこからにしよう」


私たちは咲耶さんの立案のもと、簡易ライブを開くために、そのロケハンに音楽室へと踏み入れた。


761: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:14:26.80 ID:O+yX7Nsb0

【音楽室】


雛菜「あは〜、雛菜の住んでる街の音楽ホールぐらいには広いですね〜?」


音楽室は雛菜の言う通り、文字通り音楽ホールといった感じの構造。
防音加工の施された壁が真上まで見上げてやっと天井といった形。
壁にはかなりの大きさのスピーカーが取り付けられて、劇場型の座席に向かって音が照射される。


智代子「座席もふかふか〜!なんだかこう……ポップなコーン的なものがつまみたくならない?!」

めぐる「わかるわかる!映画とか行ったらつい買っちゃうんだよね〜!」

摩美々「私はチュロスが食べたいかなー」


座席向かって正面はステージ。
座席より人一人分弱ほどの高さには奥行きがあり、カーテンや垂れ幕もしっかり用意されている。
上演の際にはこれらが開いて演者が登場する仕組みだ。


摩美々「はーい、3、2、1、キュー」

咲耶「……ボクだけ、見ていてくれないかい?」

愛依「オレから目、離すんじゃねえぞ……」

智代子「に、似合いすぎている……?!」

(なぜか王子様大会が開かれている)

咲耶「フフ、私と愛依でミュージカルをしてもいいかもしれないね」

愛依「お?やる?うちも冬優子ちゃんと勉強したからちょっと自信あるんだー」


他にも上下するバトン、ステージを下から照らすグランドランプ、バンド演奏のためであろうアンプなど多目的な利用が可能になっている。


雛菜「円香先輩のソロ曲、これで聴きたかったな〜」

灯織「雛菜……?樋口さん、ギターが得意なの?」

雛菜「違うよ〜?円香先輩のソロ曲ってなんかそんな感じじゃない~?」

雛菜「街頭で一人で歌ってそうな感じっていうか〜?」

(……シンガーソングライターのイメージなのかな)


762: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:17:10.30 ID:O+yX7Nsb0

咲耶「……うん、やはりライブ会場としてはここが一番だろうけど設備の細かい面はどうかな?」

めぐる「マイクにライトも充実してるよねー」

灯織「管理はステージ脇の部屋で行えるみたいですよ」

凛世「そちらも、点検しておきましょう……」

-------------------------------------------------
【制御室】


咲耶「なるほど……ここでバトンの昇降や照明の調整を行えるんだね」

灯織「角度、タイミング……細かな指定は全部手動のようですね」

凛世「くわえて……電力もこちらの部屋から供給されるようです……」

雛菜「みたいですね~、おっきいブレーカー!」

めぐる「じゃあライブ中は誰かがここで管理しておくべきなのかな?」

愛依「変わりばんこでやろっか、一人だけがずっとやってたらライブ聴けなくて勿体ないし!」

咲耶「そうだね、操作自体はそう難しくなさそうだし誰でも扱えるはずだよ」

智代子「それにエアコンも部屋についてるから、快適そうだよね!」

摩美々「灯織ー、うっかりライブ中に照明落としたりしないでねー」

灯織「だ、大丈夫です……今からマニュアルを頭から熟読しますから!」

雛菜「灯織ちゃんってば真面目だね~?」

咲耶「マニュアルを全部読む必要は……ないと思うけどね」


763: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:18:20.00 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------

咲耶「うん……ライブ自体は支障なく実施できそうだね」

摩美々「みたいですねー」

雛菜「せっかくだから雛菜はもっと派手にやりたいですね〜」

めぐる「だね!本当のライブみたいにステージも飾り付けたり、団扇を振ったりしたいなー!」

愛依「簡単なやつならうちらでも作れるんじゃね?ほら、倉庫にもまっさらな団扇余ってたよね?」

凛世「はい……舞台上にセットを組むのは難しいですが……照明の上からセロハンを貼れば、色彩を加えることも可能です……」

智代子「あっ、それじゃあ今度こそポップコーンを用意するのはどうかな?」

灯織「もう……ライブ中お客さんお菓子食べたりはしてないでしょ?」

咲耶「いや、構わないよ。せっかくだから私と愛依とで本格的にミュージカルをやりたいという話にさっきなってね」

愛依「うんうん、カッコよくキメるかんね!」

咲耶「ミュージカルなら、むしろ嗜好品がある方が雰囲気も出るかもしれないね」

摩美々「えー?そうですかぁ?」

咲耶「というのは建前で、私も食べたいのが本音なのだけれどね」

智代子「咲耶ちゃん……わかった、不肖園田智代子……みんなのためにお菓子をご用意させていただきます!」

-------------------------------------------------

咲耶「さて、突然みんなを連れ出してすまなかったね、今日のところは引き上げて明日準備を本格的に進めよう」

灯織「はい、そうですね」

めぐる「うー!今からワクワクだよー!」


音楽室でのライブは滞りなく実行できそう。
私たちはライブへの期待を胸に、それぞれの個室へと戻っていった……


764: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:20:35.03 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------

【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』


そういえばこうやってみんなとライブをするのっていつぶりだろう……
283プロのメンバーが一堂に会することもそう多いわけではなかったし、新鮮な気持ち……

元はと言えば、これも合宿だったんだもんね。

明日のライブには、ただ楽しむ意味だけじゃなく
この学園で生きると言うことに対する強いメッセージと責任が込められている。

真乃たちに顔向けできないようなライブにしちゃダメだ……

今日はボイストレーニングをしてから寝ようかな……
せっかくの完全防音なんだし……

よし……

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765: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:21:49.53 ID:O+yX7Nsb0

___

_____

_______


【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』


さて、今日はライブがあるんだよね。
一日中そのお手伝いかな?
とりあえずは食堂に行ってみよう……


766: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:23:49.16 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【食堂】


咲耶「やあ、灯織。コンディションはいかがかな?」

灯織「咲耶さん……おはようございます、昨晩のうちに喉はしっかり調整しておきました!」

摩美々「ほーら言った通りじゃーん」

灯織「ま、摩美々さん……?」

咲耶「フフ、私よりも摩美々の方が灯織に関しては詳しいのかな?」

灯織「は、はぁ……」


食堂ではみんなそれぞれが既に準備に取り掛かっていた。
わ、私も急いでお手伝いしないと……!


智代子「灯織ちゃん灯織ちゃん!ちょっとこっち手伝ってもらってもいいかな?!」

灯織「え?うん……それ、団扇?」

智代子「そうなんだよー、ライブに参加する9人分全部作ろうかと思ったら、すごい枚数になっちゃって……」

(9×9ってことか……)

(でも、この生活が始まった当初のことを思えば少なくなっちゃってるんだよね……)


767: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:25:00.86 ID:O+yX7Nsb0


摩美々「言うほど私たちのライブに団扇持ってくる人っていますー?」

雛菜「ピカピカ光る棒みたいなののイメージが強いですよね〜」

愛依「まあ、でも古き良きデントー、みたいな感じじゃん?うちは団扇いいと思うけどなー!」

凛世「うちは、団扇……ふふっ……♪」

愛依「えっ?!あ、ち、違う違う!違う系!マジでウッカリ!」

灯織「ふふっ……」

(でも、なんだか本当に楽しみだな……アイドルとしての本懐なわけだし、貴重な経験にもなりそう)

灯織「よし、私も手伝うよ!チョコ!」

智代子「やる気だねえ灯織ちゃん!それじゃあこれ、頼めるかな!」ドッサリ


私の前には団扇が山積みに。


智代子「カッターで名前を切って貼り付けるだけだから!頑張ろう!」

(……カッターで文字を切ると言っても図案が漢字なんだけど)

愛依「アッハハ……うちの名前複雑でごめんね……」

雛菜「あは〜?」

智代子「むしろめぐるちゃん以外みんな複雑なんだけどね……」


……それからしばらくの間団扇の作業を手伝っていた。


768: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:26:21.40 ID:O+yX7Nsb0


咲耶「さて、そろそろ会場の設営に移ろうか」

愛依「灯織ちゃんたちどう?団扇終わりそうなん?」

智代子「灯織ちゃんが来てくれたおかげで終わりが見えてきたよー……全部終わったら持っていくからね!」

咲耶「会場で行うべきは配電設備と照明の調整、それと装飾かな?」

凛世「紙細工の装飾品が、こちらに……」

雛菜「かわいいですね〜、こういうの得意なんですか〜?」

凛世「果穂さんと製作する機会が、幾度か……」

めぐる「すごーい!器用なんだね!」

咲耶「配電と照明は全員に一度は担当してもらう手筈だからね、食堂での作業が終わったらみんなも合流してもらえるかい?」

智代子「了解です!」

灯織「はい、それじゃあまた後で……」


食堂からは数人が立ち去り、音楽室へと向かっていった。
残った私たちはここでの準備。


めぐる「あ、チョコ!わたしが団扇をやるからお菓子作りしてくれていいよー?」

智代子「めぐるちゃん……いいの?!」

めぐる「うんうん!チョコのほうがお菓子作りは得意だと思うし、なによりチョコがやりたいかなーって」

智代子「めぐるちゃん……!!うぅ、その優しさが身に染みます……!!任せて、代わりに絶品メニューを用意してくるからね!」


というわけで私とめぐるは団扇作りの続き、
凛世とチョコは厨房でお菓子やドリンクの準備にあたった。


769: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:28:02.12 ID:O+yX7Nsb0

___

_____

_______

めぐる「かーんせーい!!」

灯織「お疲れ様、めぐる。なんとか全員分できたね」


現場音楽会に参加する9人の名前をカッターで切り出し、団扇に貼り付けたものが9セット。
これで完成した形になる。


智代子「おっ、二人ともできた?!」

灯織「うん、とりあえずは完成かな。そっちはどう?ライブ中に食べるお菓子の準備は……」

凛世「万事、恙無く……ぽっぷこーん、ちゅろす、そしてほっとどっぐのご用意もございます……」

めぐる「うーん、いい匂い〜!それだけあれば万全だね!」

智代子「凛世ちゃんのおかげだよー、凛世ちゃんが全部テキパキやってくれちゃった!」

凛世「いえ……凛世は智代子さんのご指示に従ったまで……れしぴをご教授いただかねば、凛世では……」

灯織「流石の放クラの連携ってところなのかな」

めぐる「うんうん!」

智代子「じゃあ……そろそろ音楽室組と合流しよっか!」

凛世「はい、拵えたものをお持ちして……いざ、参りましょう……」

めぐる「オッケー!うわとと、団扇は嵩張るから一発じゃ持っていけないね!」

灯織「めぐる、この箱を使って……」


完成品の団扇を箱に詰めたり、作ったお菓子を容器に移したり……準備を整えた後私たちは音楽室へと向かった。


770: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:30:39.53 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【音楽室】

灯織「失礼します……!」


音楽室に足を踏み入れた。
既に咲耶さんたちによって飾り付けは進んでおり、照明の調整などを行なっている様子。


めぐる「わー!すごいすごい!とっても楽しそうだよー!」

凛世「はい、凛世の用意した紙細工を吊るしていただき……華やいでおります……」

智代子「わあ、すごいね……本格的!」


私たちが会場の飾り付けにはしゃいでいるとすぐに主催の咲耶さんが姿を現した。


咲耶「やあ、四人ともお疲れ様。準備はできたのかな?」

めぐる「バッチリだよー!ほら!」

咲耶「素晴らしい出来だね、これなら団扇で音楽会も楽しいものになるだろうね」

灯織「会場の設営も順調みたいですね……お疲れ様です」

咲耶「ああ、摩美々たちも精力的に動いてくれたからね。彩はバッチリさ」

咲耶「照明も初めて触ったものではあるけど、誰でも手軽に操作は行えそうだ。後で四人にも確認してもらうよ」

凛世「はい……ぜひご鞭撻を……」

智代子「みんなで代わりばんこに操作するんだもんね!」

凛世「あの、みなさん長きの作業でお疲れのものとお見受けいたします……凛世が、ドリンクをお持ちしたので……ぜひ」

咲耶「これはありがたいね、そのためのクーラーボックスだったのかい?」

智代子「うんうん!せっかくなら冷たいジュースが飲みたいからね!」

凛世「作業中の愛依さん、雛菜さん、摩美々さんにもお持ちして参ります……」

咲耶「凛世は気がきくね、頼めるかい?」

凛世「はい……では、失礼いたします……」


771: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:32:16.07 ID:O+yX7Nsb0

______
________
_________


愛依「……あれ?そういえばチュロス……どこ?」

凛世「はて……」

智代子「あれ?確かに作ったはずだけど……もしかして、持ってくるのを忘れちゃった?」

灯織「結構ドタバタしてたもんね……確認せずに戻ってきたし、もしかしたら食堂に置きっぱなしかも」

めぐる「わわっ、せっかく作ったのに勿体ないよ!急いで取りに戻らなきゃ!」

智代子「ご、ごめん!ついうっかりわたしが忘れちゃったんだね?!急いで取りに行ってくるよ!」

咲耶「そうだね、それじゃあ一旦音楽会の開幕は待つとして……」

灯織「チョコ、私もついて行くよ」

智代子「ひ、灯織ちゃん……そんな、悪いよ!」

灯織「ううん、一応念のため。単独行動は避けた方がいいし……」

凛世「でしたら、凛世もお供いたします……」

智代子「凛世ちゃん?!」



772: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:33:31.85 ID:O+yX7Nsb0


凛世「凛世も、飲み物を補充いたしたく……食堂に向かうのなら、お供したいのです……」

灯織「あれ、足りなかった?」

凛世「はい……おひとり一本、ペットボトル500ml程度ではやはり不足かと……」

摩美々「まぁ、歌ったりするんだしもうちょっとあった方が安心かもねー」

めぐる「あっ!だったらわたしも一緒に行っていいかな?!」

灯織「め、めぐるまで?!何か足りないものでもあった?!」

めぐる「ううん、そういうわけじゃないんだけど……」

めぐる「やっぱり、みんなでライブをやるんだったら、円香も来てほしいなって……ダメ、かな?」

灯織「めぐる……」

咲耶「……めぐる、むしろ私からお願いできるかい?」

咲耶「円香もこのライブに招待してほしい」

めぐる「……!!うん、任せて!」

灯織「ふふ、やっぱりめぐるはすごいね」

めぐる「えへへ、そうかなぁ?」

灯織「うん、私じゃ樋口さんの説得にはなかなか踏み切れないだろうから……逡巡なく判断できるめぐるはすごいと思う」

めぐる「わたしはただ、みんなで一緒に過ごしたいってだけだよー!」


というわけで、私たちはチュロスの回収、ドリンクの補充、樋口さんの勧誘を目的に
再び学校エリアから寄宿舎エリアへと戻ることになった。


773: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:35:03.34 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【寄宿舎エリア】


凛世「では、凛世たちは食堂で飲食物の補充を……」

智代子「いってきます!」

灯織「うん、オッケー。それじゃあ私とめぐるは樋口さんのところで勧誘に行ってみるね」

めぐる「絶対円香も連れ出して見せるから、期待してて!」

凛世「ふふ……♪はい、お頼み申し上げます……」

智代子「せっかくだからみんなで楽しみたいもんね!」


私とめぐるは二人と食堂の前で別れると、そのまま樋口さんの部屋を訪問することにした。

-------------------------------------------------
【円香の部屋】


ピンポーン

めぐる「円香――――!!もしもーし!!」

灯織「めぐる……個室は防音だからいくら叫んでも聞こえないよ」

ピンポーン

めぐる「でも、何度鳴らしても反応がないんだよ?」

灯織「うん……もしかしたら、個室には今いないのかも」

ピンポーン

めぐる「はぁ……ダメかぁ……どうしてこうなっちゃったんだろう……」


どうしてこうなった……
樋口さんに関しては、それは初めからだろう。この学園に踏み入れたその時から、彼女は幼馴染のために動いて、そして幼馴染を失って、今に至る。
また一緒のステージに立ってライブ、だなんて高望みだったかもしれない。


灯織「めぐる、しょうがないよ。今は二人と合流して、音楽室に戻ろう?」

めぐる「うーん……そうするしかないのかな」


774: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:37:12.07 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【食堂】


智代子「あ、二人ともどうだった……って、そっか……そうだよね」

凛世「残念ですが、致し方ないことと存じます……」

めぐる「うぅ……ごめんね」

智代子「ううん!めぐるちゃんはむしろよくやってくれてるよ!わたしたちはなかなか気後れして出来ないことだから……!」

灯織「うん、チョコの言う通りだよ。めぐるはめぐるにしかできないことをしっかりやってくれてるから……だ、大丈夫!」

めぐる「えへへ、そう言われると照れちゃうな」

灯織「めぐるは私にはできないことができる、それは本当だから……落ち込まなくていいからね」

めぐる「灯織ぃ~~~!!」

灯織「ちょ、ちょっと……急に……っ!」

智代子「あはは、ごちそうさまです」

凛世「では、音楽室に戻って……いざ、ライブと参りましょう……」


775: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:38:21.56 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
【学校エリア 4F】


智代子「ふぅ……結構時間かかっちゃったね」

めぐる「うん、四階だもんねー。荷物をもって上がるのも一苦労だよー」

凛世「凛世たちがお付き合いして、正解でした……」

灯織「だね、一人でこれだけの荷物をもって往復するのは大変だよ」


私たちは食堂から荷物を抱え込んで音楽室のある4階まで戻ってきた。
チュロスをはじめとして、ドリンクの補充も行ったことで荷物の重量はそれなりになり、
分担して持つことでここまで来ることができた。
チョコについて行って正解だったな。


智代子「音楽室は……こっちだね!」


チョコの先導で私たちは音楽室へとたどり着く。
結構時間もかかってしまった。みなさんお待ちかねのはずだ。
急いで戻らないと……と音楽室に向き合ったその時。


めぐる「……あれ?」

灯織「どうしたの?めぐる」






めぐる「むむむ……?扉が、開かないよ……」


776: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:42:02.00 ID:O+yX7Nsb0


凛世「はて……」

めぐる「固い……うーん……!」


私たちの中では運動神経が高いはずのめぐるが扉を開けようとしても、びくりともしない。


灯織「ちょっ、ちょっと待って!無理やりにやったら壊れちゃうかもしれないから……中の人に声をかけてみようよ」

灯織「すみませーん!咲耶さん、摩美々さん、愛依さん、雛菜!どなたか開けてもらえませんかー?」


と扉越しに叫んでみたんだけど……


「…………」


扉からの応答はない。


凛世「灯織さん、音楽室は完全防音のはず……叫んでも意味はないのかと」

灯織「あっ……そっか」

智代子「でもどうしたんだろう?もうライブ始めちゃってるとか?」

灯織「いや、それは流石に……」

めぐる「……ねえ、これ、本当に大丈夫なのかな」

灯織「めぐる……?」

めぐる「……考えたくはないけど、何かが中で起きてたりー……」

(……!!)


そうだ、この学園でイレギュラーが起きた時、私たちが真っ先に疑うべき可能性がある。
それは事件。しかも人の命がかかった事件だ。
そのことを急に意識すると、扉のドアノブが急速に冷えたような感覚を覚えた。
人の温かみなど一切ない、無機質な温度。

そしてそれは、錯覚なんかじゃなかった。


777: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:43:14.59 ID:O+yX7Nsb0


智代子「そういえば、なんだかここ……肌寒くない?」

めぐる「確かに!ここだけなんだか温度も低いよね?」

凛世「……!!扉の下から、冷気が漏れ出しております……」

灯織「れ、冷気……?な、なんで……」

もはや何かが起きていることは、予感から確信に変わりつつあった。

灯織「は、早く中を確かめないと!!」


焦燥から扉を何度も押してみるも、扉はわずかにも動かない。
他の部屋よりも重厚なつくりだ。私のような一女子高生の腕力では大した効果を持たない。


智代子「どどど、どうしよう?!」

凛世「皆さん……ここは一度、モノクマさまを頼るのはいかがでしょうか……」

灯織「も、モノクマ……?」

凛世「はい……モノクマさまは、事件が起きている際には施錠済みの扉も開けてくださると仰っておりました……」

凛世「今なら、凛世たちでは及ばぬ扉も、開錠してくださるのではないかと……」

(……!!)


778: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:44:39.79 ID:O+yX7Nsb0

-------------------------------------------------
モノクマ「キミらのために必要な場合ならボクは鍵を開けてあげるからね!」

モノクマ「エリアの解放だとか、不法侵入のためだとかそんな不健全な目的ならダメだけど」

モノクマ「もしも鍵のかかった部屋の中で事件が起きてたりしたら、ボクは開けてあげるからさ!」

摩美々「要はこのコロシアイの円滑な進行のためなら、鍵は言われれば開けるってコト?」

(確かに……甘奈の事件の時にも個室の鍵をモノクマに開けてもらったっけ)

(事件に関係する場合なら解錠もするってことかな)
-------------------------------------------------

(確かに、モノクマは事件が発生している際には扉を開けてくれる、私たちに協力してくれると約束してくれた)

(……モノクマを頼るのは気が進まないけど、今は手段を選んでいる場合じゃない)

灯織「モノクマ!!」

モノクマ「はいはい、およびですかー?」

智代子「どこからともなく!」

灯織「モノクマ、この扉を開けてくれますか?!中で何が起きてるか確かめたいんですが!」

モノクマ「んー?」


私の要求を聞いたモノクマは、扉に近づいていくと機械の眼球を扉に擦り付けるほどに凝視。
しばらくそのままにしたかと思うと、






モノクマ「嫌です!開けません!」


開錠を拒絶した。


779: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:46:29.37 ID:O+yX7Nsb0


灯織「えぇ?!な、中では明らかに何かが起きてるんですよ!?開けてくれないと!!」

モノクマ「シラ・ヌ・ゾンゼーヌ」

智代子「だ、誰?!急に外国人の名前?!」

凛世「知らぬ存ぜぬ……あくまで開錠の意志はない、ということでございましょう……」

智代子「そ、そんな……どうしよう……!」

めぐる「こうなったら強行突破だよ!今ここには四人もいるんだし、全員で体当たりをしようよ!」

灯織「め、めぐる……?!力業……?!」

めぐる「そうでもしないとこれはもう開かないよ!時間も残ってないかもだし!急がないと!」

凛世「江戸川や金田一ではよくある手法ですが……うまくいくのでしょうか……」

智代子「や、やるしかないよ!凛世ちゃん!」

灯織「腹をくくるしかない……」


全員で横並びになって深呼吸。タイミングを合わせて、一斉に。
体当たり!!

ドシン!!

めぐる「もう一回!」

ドシン!!

智代子「あ、ちょっと動いたよ!」

ドシン!!

凛世「緩んでまいりました……」

ドシン!!

灯織「これで終わり……!!」

ドシン!!

_____ガシャーン!!


度重なる体当たりの果て、あの重量ある扉はついに動いた。
観音開きのその扉は、まるで地獄の窯のようにぽっかりと口を開け、そこからは急速に冷気が飛び出す。
体を刺すような寒冷な風を一身に浴びながら、私たちは音楽室の中へ足を踏み入れ……


780: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:49:55.65 ID:O+yX7Nsb0


モノクマ「ストーップ!!」

灯織「モノクマ?!な、なんですか急に?!」

めぐる「急がないとなんだよ?!邪魔しないで!」

モノクマ「でもオマエラ、その一歩を踏み出したら……死ぬぜ?」

智代子「え……?!えぇ?!し、死ぬ?!」

モノクマ「まぁ死ぬのは大げさだけど、今入ったら害のあるガスを吸っちゃうから、少しだけ待ってて!換気してオマエラが入っても大丈夫なようにしてやるからさ!」


と、私たちの前に立ちふさがったモノクマはその場で指パッチン。


ゴゴゴゴゴゴゴ

地鳴りのような音が響いたかと思うと、


智代子「な、なに?!地震?!」

凛世「これは……樹里さんの時のように、また……」


ゴゴゴゴゴゴゴ

その音はどんどん近づいてきて、


灯織「何かが、来てる……」

めぐる「ま、また救急車?!」


ゴゴゴゴゴゴゴ

ついに姿を現した。


モノクマ「出でよ!【自立歩行型空気清浄機】!」


________私たちの後ろから!


めぐる「な、な、なにこれーーー?!」

灯織「ろ、ロボット?!」


モノクマが【自立歩行型空気清浄機】と言ったそれは、
ずんぐりむっくりな体型はしているものの、しっかりとした武装を伴った軍用兵器のように見える。
一歩一歩進むたびに地響きがするほどの巨体。こんなものを隠し持っていたのか。


781: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:51:38.09 ID:O+yX7Nsb0


モノクマ「どう?カッコいいよね、イカすよね?ブルっちゃうよね?」

智代子「……あれ?でも、このロボット、なんか見覚えが……」

灯織「……え?」


チョコの指摘を受けて、改めて冷静にロボットを見つめてみる。
確かにフラスコのような体躯には強い既視感。
モノクマの言う通り、物理室で見たあの大仰な装置だ。


凛世「モノクマさま……物理室の空気清浄機はどこにやったのですか……?」

モノクマ「……キミのような勘のいいガキは嫌いだよ」

モノクマ「どう?驚いた?ボクが魔改造して、物理室の空気清浄機は自動操縦のロボットに改造しておいたんだよね!」


それにしてもそんなロボットがこの学園のどこを歩いてきたというのか……
今更気にしても仕方ないけど……


モノクマ「ほらほらどいたどいた!空気清浄のお仕事開始ですよー!」

ロボット『オデ……クウキ、キレイニスル……』


ロボットは地響きを響かせながら音楽室に入って言ったかと思うと、
けたたましい音を立てながらその機能をふるい始めた。


782: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:53:00.05 ID:O+yX7Nsb0


_______私たちは呆然とその光景を眺め、有毒ガスとやらの収束を待つしかなく、数分後。


モノクマ「はい、万事オッケー!上手にできましたー!」

ロボット『オデ……ホメラレテ、ウレシイ……』

モノクマ「ほら、オマエラも自立歩行型空気清浄機くんに感謝の言葉を!」

めぐる「ありがとー!」

灯織「ありがとうございました!」

凛世「謝意を、表します……」

智代子「み、みんな真面目だ……」

灯織「そ、それより急がないと……!中でガスが発生していたなら、皆さんの身にも何か起きていてもおかしくない!」


そう、モノクマがわざわざ私たちを制するまでの事態が中で起きている。
胸をざわつかせるには十分すぎるほどの理由がある。

何が起きているのか、確かめないといけない。
一歩ずつ中へと進む。


783: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:53:54.82 ID:O+yX7Nsb0


パシャッ パシャッ

音楽室にはおおよそふさわしくない、水面を足裏が踏みつける音。
肌を突きさすような異常なまでの低温の空気。
そして、鼻を刺すような異臭。これは何かが……焼け焦げたような香り?

【異常】なのはもはや火を見るより明らかだった。


めぐる「ていうかなんか……暗いね?」

灯織「うん……照明が落ちてるみたい、ぼんやりとステージ上だけ照らされてるんだけど……よく見えないね、近づいてみないと」

智代子「……あれ?ステージの上って……誰かいるのかな?」

凛世「ぼんやりと、お姿が窺えます……」


自分の足元もおぼつかないような暗闇。
私たちは電灯に集う羽虫のように、ステージ上の薄明りへと誘われて行く。


784: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:55:04.34 ID:O+yX7Nsb0



一歩一歩、ステージへと近づく。


一歩一歩、踏みしめていく。


一歩一歩…………




_________絶望へと近づいて行った。




785: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 23:00:26.00 ID:O+yX7Nsb0






【真っ暗闇の中、ライトの薄明りは白瀬咲耶の死体を照らしていた】






786: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 23:01:43.23 ID:O+yX7Nsb0

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CHAPTER04

Marionetteは絶望と眠る

非日常編


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789: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/01(火) 12:03:12.46 ID:V/4LVKb0o

>>765はミス?


790: ◆zbOQ645F4s 2021/06/01(火) 13:23:15.36 ID:KQ9pODH70

>>789
完全なコピペミスですね…
無論朝時間になるので下記が正しい形になります。
-------------------------------------------------
___

_____

_______


【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

さて、今日はライブがあるんだよね。
一日中そのお手伝いかな?
とりあえずは食堂に行ってみよう……


791: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:03:30.96 ID:CIvcJkKp0


ピンポンパンポーン

『死体が発見されました!』

まるでパラシュートなしのスカイダイビングでもしているかのように、
私の体は地に感覚がなく、膝から砕け落ちてしまいそうな喪失感に襲われていた。
私たちをまとめ引っ張り続けた、リーダーとも言うべき存在であった彼女は、
暗闇にその姿を落とし、そして息を止めている。
そんな彼女を見ているうちに喉に何か押し込まれたかのように、私自身も呼吸ができなくなっていた。
彼女が味わった苦しみはこれほどのものであるはずもないのに。


めぐる「さ、咲耶……そんな、嘘、だよね……咲耶、咲耶!!」


亡骸を抱き上げていくら揺さぶっても、もはや反応はない。
力なくその首は慣性に従うのみ。
……もう、終わってしまっている。

私たちが咲耶さんの亡骸に釘付けになっていると、急に目の前の暗闇が晴れた。
照明がモノクマの手によって点けられたらしい。


モノクマ「あらら、死んじゃってますね」

灯織「モノクマ……」

めぐる「モノクマ!これはモノクマのせいだよ!」

モノクマ「ん?」

めぐる「モノクマが扉を開けてくれなかったから、わたしたちは……咲耶を守れなかったんだよ……!」

モノクマ「はぁ……なんの根拠があって言ってるわけ?あの時には既に白瀬さんが死んでた可能性もあるでしょ?」

モノクマ「そりゃ事件が起きるのをボクは止めないよ?でもだからってすべての責任をボクに押し付けるのはそりゃ責任甜花ってやつだよ!にへへ……」

そんなことはわかっている。人の死というのも目の前にすれば、やり場のない思いをぶつけたるのが心情。めぐるの反応はその吐露でしかない。

モノクマ「で、死体が見つかったわけだけど……」

モノクマ「今回においては、かくれんぼのルールの上でコロシアイ合宿生活の進退についてお話ししなくちゃダメだよね!」

(……!!)


そう、モノクマの言う通り。
今は【かくれんぼ】の真っ最中。私たちが、私たちの中に潜む裏切り者を見つけ出して殺害した時、このコロシアイ合宿生活は終結する。
もし仮に……咲耶さんが裏切り者だった場合。
この合宿生活は終わりなんだ。
そのことを完全に思考の外に追いやってしまうほどに、私の脳は完全に混線していた。


792: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:05:53.35 ID:CIvcJkKp0


モノクマ「だから、オマエラはそこで意識を失ってる三人をさっさと引き起こしてよね!」


モノクマが指さした先にはあちらこちらに人影が点在している。
特徴的な髪色の三人は、それぞれ摩美々さんと愛依さんと雛菜だ。


モノクマ「ボクは樋口さんを連れてくるからさ、そしたら結果発表と参りましょう!」

モノクマはそのままそそくさと音楽室を後にする。

智代子「……とりあえず、三人を起こさないとだね」

めぐる「うん……」


私たちは一人一人肩を揺さぶり、起こしていった。


愛依「ん~……?」

摩美々「ふわぁー……」

雛菜「あれ?雛菜寝ちゃってた~……?」


意識が未だに鮮明としない中、彼女たち一人一人に、咲耶さんの死という絶望的な事実を突きつけていく。
私がその事実を口にするたび、胸にずしりずしりと何かが重くのしかかっていくのを感じる。
そしてそれは同時に、彼女たちの表情も曇らせていく。
愛依さんの溌溂とした笑顔は失われ、雛菜は冗談を口にしなくなる。
何より、同じユニットの一員だった摩美々さんは…


摩美々「……咲耶」


咲耶さんの名前を呟いたっきり、何も言わなくなってしまった。
目を伏せがちになり、私たちとは距離をとるように動く。
ただ、何かにおびえたり、うろたえたりしている様子ではない。
むしろその逆、摩美々さんは何かを見通したかのように、穏やかに私たちから距離をとっている。


793: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:07:13.23 ID:CIvcJkKp0


そしてすぐに、樋口さんを連れたモノクマが戻ってきた。


モノクマ「おっけー!これで役者は揃ったね!」

円香「……咲耶さんが殺されたんですね」

灯織「……はい」

雛菜「円香先輩、今までどこにいたの~?」

円香「……どこだっていいでしょ、少なくとも音楽室じゃないけど」

モノクマ「それではこれより、【かくれんぼ】の結果発表を行います!」

めぐる「結果発表……?」

灯織「裏切り者を私たちが殺害したらこの合宿生活は終わり……その条件を満たしたかどうかの発表だと思う」


それはつまり、咲耶さんが【裏切り者】だったかどうかをこの場で発表するということ。
咲耶さんが、この合宿生活が始まったときからコロシアイを促進する側の人間で、情報をモノクマへ横流し続けていたかどうか。
それが今ここで明らかになるということ。


灯織「……」


そう考えると、ここでモノクマの言う結果がどうあれ……私たちは手放しで喜べない。
ここでコロシアイが終われば、咲耶さんと過ごした日々は嘘だったということになる。
ここでコロシアイが終わらなければ、待っているのは更なる絶望。また私たちの誰かの命が学級裁判で失われる。

そんな最悪の結果発表を前にして、体の震えは止まらなかった。


モノクマ「それでは発表いたします!」

モノクマ「今回のかくれんぼの結果、オマエラは白瀬咲耶さんを殺害いたしました!」

モノクマ「その結果、このコロシアイ合宿生活は…………」


794: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:08:18.59 ID:CIvcJkKp0






モノクマ「続行が決定いたしましたーーーーー!!」





コトダマゲット!【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。

以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕


795: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:10:02.89 ID:CIvcJkKp0


摩美々「……っ!」


愛依「合宿生活が、終わらない……?」

モノクマ「そういうこと、オマエラはかくれんぼによるコロシアイ合宿生活の終結条件を満たすことに失敗してしまいました!残念、絶好のチャンスは両手から零れ落ちてしまったのです!よよよ……」


コロシアイ合宿生活の存続宣言は耳孔を即座に通り抜け、肺へと届き、
黒々した靄を一瞬にして引き起こす。むせかえるような落胆に、吐き気すら覚える。

だって、この存続宣言は、何の罪もないシロの咲耶さんを私たちの誰かが殺害したことを意味するから。
疑心暗鬼の果てに、無為に命を奪ってしまったことを意味するから。


モノクマ「ゲームオーバー!残念だったね、今回のクロにはそのまま学級裁判に挑んでもらうよ!」

めぐる「が、学級裁判……」

モノクマ「当然だよね、コロシアイ合宿生活に学級裁判はセット!今回の事件でも当然オマエラは生き残りをかけた対決に挑んでもらうよ!」


私たちは呆然と立ち尽くす。
これまでの殺人事件でもこの喪失感は味わってきた。
だけどそれ以上に、この生活から解放される一縷の可能性に縋る心があったからこそ、失意という言葉でくくれないほどの失意が押し寄せている。


796: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:12:16.88 ID:CIvcJkKp0


そして、それとは対極的に……彼女は嬉しそうにしている。


円香「……ふふっ」

円香「安心しました。まだだれも手にかけていないのに、ここで終わられたらそれこそ透と小糸に対しての裏切りになりますから」

モノクマ「樋口さんからすればそうだろうね!悲しむ者居れば喜ぶ者もいる!世の常というやつですね!」

摩美々「……本当に、学級裁判をやるの」

モノクマ「え?今言った通りだよ?やりますよー?」

摩美々「……」

摩美々「……そう、そういうことなんだー、把握したー」

(……摩美々さん?)

摩美々「……はぁ、なんで私に任せるんですかぁ」


摩美々さんはモノクマに確認を終えると、何かぽつりとつぶやく。
その中身までは聞き取れなかったが、決意を新たにしたような様子。摩美々さんはすぐにステージ上の咲耶さんの遺体へと近づいていった。


摩美々「ほら、さっさと捜査始めようよー」

灯織「ま、摩美々さん……大丈夫なんですか?」

摩美々「……」

摩美々「ここで立ち止まれないでしょー、咲耶の遺志を継がなきゃなんだしー」

(……咲耶さんの、遺志?)


摩美々さんの真意はわからないけど、仰る通りだ。
この生活が続くからには、私たちは生に縋って、戦うしかない。
冷静になるんだ、風野灯織。絶望を感じるのは、すべてが終わった後でいい。


灯織「……めぐる、とりあえず今は事件の捜査」

めぐる「灯織……うん、そうだよね……やるしか、ないよね」

灯織「……よし、始めよう」


【捜査開始】

-------------------------------------------------


797: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:13:19.74 ID:CIvcJkKp0


モノクマ「さあ、とりあえずはいつもの通りモノクマファイルから参りましょー!」

モノクマは例によって書類一式を一人一人に丁寧に手渡ししていく。
私もまた慣れた手つきで開封、上から順に目を通していった……


『被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている』


灯織「概ねこんなところかな……」

めぐる「16時20分ってなると……わたしたちが寄宿舎エリアにいた時間帯だね!」

凛世「はい……凛世たちが食堂に不足分を補充しに行っていた頃合いでございます……」


智代子「あの時裏で事件が起きていたんだね!」

灯織「そういうことだね……」


つまり、あの時事件現場におらず、行動を同じくしていた私、めぐる、凛世、チョコの四人には明確なアリバイがあったということになる。
犯人は、あの時音楽室にいた三人の中に……?

コトダマゲット!【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕



798: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:15:03.18 ID:CIvcJkKp0

-------------------------------------------------

(まずは事件現場の捜査から始めよう…)

(今回は私たちの関知しないところで起きた事件……ともなると現場で見落としがあると命取りになる。小さな証拠であってもしっかり拾って調査しないと)

(おおまかに調べる箇所をまとめると…)

(咲耶さんの遺体があった【ステージ上】、ステージの照明をはじめとした裏方の機材を操作できるステージ下の【制御室】、スプリンクラーを浴びてびしょ濡れになった【観客席】、そして最後に事件当時締め切られていた【入口】)

(この四か所付近を調査しよう)

-------------------------------------------------
1.ステージ上
2.制御室
3.観客席
4.入口

↓1


799: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:16:10.66 ID:eVcWLIRy0

1


800: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:18:39.47 ID:CIvcJkKp0

1 選択
-------------------------------------------------
【ステージ上】

咲耶さん……今回のライブの企画者であり、この合宿生活で荒んでいた私たちのことを自分以上に気にかけてくれていた方だ。
モノクマの宣言により、彼女が裏切り者ではないと判明したわけだけど…
だとしたらなおさらこの死を前にしてやるせなくなってしまう。


摩美々「……」


摩美々さんは、咲耶さんの遺体を前にして、何を考えているんだろう…
その瞳は決して希望を失った様子ではない。むしろ何か……別の何かを手に入れたような、そんな強い視線だ。


摩美々「灯織は今回の事件、誰が犯人だと思うー?」

灯織「えっ?!い、いや……まだ見当もついていないというか……」

摩美々「……ふーん、まだ犯人はわからないんだー」

灯織「……摩美々さん?」

摩美々「……多分今回灯織とはあんまり協力できそうにないと思うんだよねー」

灯織「え?」


それだけ言うと、摩美々さんはまたしても私から距離をとる。
これまで摩美々さんは私と志を同じくして、基本的に協力関係にあったはず。
でも、今回は明確に違う。敵意とまではいわないにせよ、私と同じ目線ではない。

犯人を見つけ出そうと……していない?
いや、そんなはずはない……ないんだけど……


めぐる「もう、灯織!摩美々は摩美々だよ!とりあえずは捜査でしょ?」

灯織「めぐる……うん、ごめん……大丈夫」


そうだ、他の人がどうであれ……
私のやるべきことは、真実を見つけ出すだけ。それだけなんだから。

-------------------------------------------------
1.咲耶の死体を調べる
2.ステージ上の配線を調べる
3.ステージ上の明かりを調べる
4.ステージカーテンを調べる

↓1


801: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:19:16.97 ID:eVcWLIRy0

1


803: 所詮行動安価なので連投等考慮せずテンポよくやっていきますね ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:21:02.94 ID:CIvcJkKp0

1 選択

咲耶さんの死体に触れる。モノクマファイルにもあったけど、体はその全面が水でびしょ濡れになっている。


めぐる「こんなビショビショになるって……何があったのかな?」

灯織「それはたぶん……あれなんじゃないかな」


咲耶さんを濡らしたのは、ステージの天井にも見える楕円柱の機械。スプリンクラーだろう。


灯織「ほら、咲耶さんだけじゃなくステージ、音楽室自体が全体的に濡れてるでしょ?だったらあれが作動したと考えるのが自然じゃない?」

めぐる「そっか!スプリンクラーで水が散布されたせいでビショビショだったんだね!」

灯織「でも、なんでスプリンクラーが起動したんだろう……?」

モノクマ「その疑問にはボクがお答えいたしましょう!」

モノクマ「音楽室に備え付けられたスプリンクラーは煙を感知すると一斉に起動する仕組みになっています!火事は火事になる前に鎮火するのが鉄則だからね!」


なるほど……煙を感知して自動で散布されるスプリンクラーか。
ってことはつまり、私たちが音楽室を離れたときに煙が発生する何かが起きたってことなんだ。


コトダマゲット!【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕

-------------------------------------------------
1.ステージ上の配線を調べる
2.ステージ上の明かりを調べる
3.ステージカーテンを調べる

↓1


804: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:22:04.76 ID:eVcWLIRy0

1


805: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:24:43.28 ID:CIvcJkKp0

1 選択

ステージ上には配線がステージの右から左に複雑に張り巡らされている……


めぐる「すごい数だねー……」

灯織「音響設備に照明設備、それに垂れ幕……ざっと見ただけでも電気で操作するものがこれだけあるんだもん。ケーブルも多くなっちゃうよね……」

めぐる「これだけあったらうっかり踏んづけちゃいそうだね……」

灯織「……あれ?ここのケーブル……途中でちぎれちゃってるね」

めぐる「ホントだ!これじゃあ電気が届かないよ!」

灯織「どこに繋がってるケーブルなんだろう……ちょっと確かめてみようか」


途中で断線してしまっているテーブルを持ち上げ、端を確かめる。随分と長いテーブルだけど、その元を手繰っていくと……あった。
これは……発電機?


めぐる「非常電源……って書いてるね!」

灯織「……どうやら、音楽室が停電の時に作動するみたいだね。音楽室の中にある設備の電力を一台で賄えるぐらいすさまじい発電力があるみたい」

めぐる「すごいパワーだね!……あれ?でもだったらどうして事件のとき照明はついてなかったんだろう?」

(そうだ……あの時も非常電源は作動していたはず……だったら、照明も点いていないとおかしいはずなのに……)


コトダマゲット!【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕

コトダマゲット!【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕

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1.ステージ上の明かりを調べる
2.ステージカーテンを調べる

↓1


806: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:25:01.68 ID:eVcWLIRy0

1


807: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:27:30.05 ID:CIvcJkKp0

1 選択

めぐる「ねえ灯織!これってなんだろう?」


めぐるが指さしたのはステージの床に固定されたプラスチック製の物体。
円盤のような形状をしたそれは床と一体化したようになっている。


灯織「それは……フロアライトじゃないかな」

めぐる「フロアライト……ってことはこれが光るの?」


そう、咲耶さんの死体を発見した時もぼんやりとステージだけは光っていた。
おそらくこのライトが照らしていたんだろう。


灯織「しかもこれ……センサーがついてる。周囲の光を感知して作動するみたい」

めぐる「んー?」

灯織「ほら、指でセンサーを覆うと光ったでしょ?一定の明るさ以下になると自動で転倒する仕組みなんだよ」

めぐる「ほんとだ!しかもこれって電池式だから停電の時でも使える非常用のライトなんだね!」

灯織「うん、そうみたい」


だから死体発見の時にもこれだけが光っていたんだ。
電源は音楽室のその他とは別。覚えておいた方がいい情報かも。


コトダマゲット!【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕

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【選択肢が残り一つとなったので自動で進行します】


808: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:29:27.09 ID:CIvcJkKp0


ステージの上に何か異物はないか、屈んで目を光らせると……あった。
ステージカーテンのその裏に、ひっそりと隠すようにしておいてあるのは……ボトル?


めぐる「薬品?」

灯織「この形状は……科学室にあるようなボトルだね」

めぐる「ってことは……もしかして、毒?!」

灯織「……悪い勘ほど当たるんだね。めぐるの言う通りだよ」


そのボトルにはわかりやすく黄色のラベリングがされていて、取扱注意の文字。


灯織「これ単品ではそこまでの毒性はないみたい……家庭用洗剤にも用いられている薬品」

めぐる「ふむふむ……」

灯織「だけど特定の期待と結合した時には強い有毒性のガスを発生させて、吸引するだけで呼吸困難になるみたい」

めぐる「ええ?!そ、それじゃあ迂闊に使えないよ!」


迂闊に使うどころか……咲耶さんの死体の近くに隠されていたこれは、そういうことなんだろう。


コトダマゲット!【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕

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さて、ステージ上の捜査はこれぐらいでいいかな……?
まだ音楽室には調べる所がいっぱいある……

効率よく調べないとね。

1.制御室
2.観客席
3.入口

↓1


809: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:29:39.66 ID:eVcWLIRy0

1


810: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:31:42.80 ID:CIvcJkKp0

1 選択

【制御室】

制御室は音楽室のステージ上の照明や音響の管理を行う部屋だ。
簡易な扉がついているものの、観客席から直接入れるようになっている。


めぐる「この部屋にはスプリンクラーはついてないんだね」

灯織「まあ、そりゃそうだよね……精密機械だらけだから」

めぐる「通りでこの部屋は水浸しになってないんだ……」


直接私が操作することはなかったけど、この部屋の設備についてもある程度抑えておいた方がいいかな……

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1.ブレーカー
2.エアコン

↓1


811: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:32:03.21 ID:eVcWLIRy0

1


812: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:33:24.36 ID:CIvcJkKp0

1 選択

制御室の壁、少し高い位置にブレーカーが取り付けられている。


灯織「このブレーカーが音楽室全体の電力をつかさどってるみたいだね」

めぐる「じゃああのレバーを下ろしたら、この部屋の電力は全部止まっちゃうんだね!」

灯織「この部屋だけ、電気系統が学校エリアで独立してるんだ……」

モノクマ(あの悪徳業者め)

灯織「……」

(急に脳内に何か響いたような気がするけど、それは無視するとして)

灯織「でも、あのレバーを下ろそうにも私たちじゃ手は届きそうにないね……」

めぐる「うーん、あと十センチちょっとぐらいかな……ぎりぎり手を伸ばしても届かないぐらいだよ!咲耶でもギリギリなんじゃないかな?」

灯織「これを操作することはできなさそうだね……」

めぐる「うーん……」


コトダマゲット!【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕

-------------------------------------------------

【選択肢が残り一つとなったので自動で進行します】


813: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:35:23.32 ID:CIvcJkKp0


めぐる「この部屋にもエアコンがついてるんだねー」

灯織「一応簡易的だけど扉はあって、別室扱いみたいだからね」

めぐる「でも、扉は開けっ放しだったみたいだよ?ほら、ストッパーが噛ませてある!」

灯織「まあ、夏とか冬とかで空調を活用したいタイミングでもないと……あんまり関係なさそうだもんね」

めぐる「んー?でも、このエアコン、タイマーが設定されてるよ?」

灯織「……ホントだ、16時20分に起動する設定だね」

めぐる「事件が起きたのと同じタイミング……?」

灯織「これは……何か関係ありそうだね」


コトダマゲット!【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕

-------------------------------------------------

制御室も調べ終わった……
ここからが本番、広いホールのような空間を隅々まで調べつくさないと……!

1.観客席
2.入口

↓1


814: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:35:40.42 ID:eVcWLIRy0

1


815: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:40:21.23 ID:CIvcJkKp0

1 選択

【観客席】

ステージ下、観客席も事件の前後でだいぶ様相が変わっている…
スプリンクラーで水浸しになっているのは勿論のこと、見かけなかったものもいくつかチラホラと…


めぐる「会場のことだったら、残って準備を続けてたみんなにもいろいろ聞いた方がいいかな?」

灯織「うん、そうだね……事件の発生までの流れとか、気になるものも落ちているし、いろいろ聞き込みしてみよう」

めぐる「オッケー!捜査は徹底的に!だもんねっ」

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1.愛依に話を聞く
2.観客席に落ちている缶詰を調べる
3.観客席に落ちているボトルを調べる
4.エアコンを調べる

↓1


816: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:40:37.07 ID:eVcWLIRy0

1


818: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:43:18.26 ID:CIvcJkKp0

1 選択

灯織「愛依さん、事件当時の状況についてお伺いしてもよろしいでしょうか?」

愛依「事件当時の状況?」

めぐる「うん、灯織とわたしは寄宿舎エリアにいたから、なにが起きたのか詳しく聞いておきたいんだ!愛依は事件現場にいたんだよね?」

愛依「そっか、灯織ちゃんたちは何が起きたかよくわかってないんだ……」

愛依「や、っていってもうちも全然把握してるわけじゃないんだけど……」

灯織「いや、愛依さんの分かる範囲内で大丈夫ですので……少しでも情報を頂けたらなと」

愛依「オッケー、えっと確か……」

愛依「灯織ちゃんたちが食堂にもっかい戻ってからどれくらい経ったころだったっけ……」

愛依「確か4,5分……数分経ってからだったと思うんだよね」


~~~~~~~~~~~~~~~
愛依『雛菜ちゃん、そっち飾り足りてる~?』

雛菜『大丈夫ですよ~!そっちは大丈夫ですか~?』

愛依『こっちも足りてる~、もうちょいだしがんばろーね!』

雛菜『はい~』

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「うちと雛菜ちゃんは会場の飾りつけをやってて……」


~~~~~~~~~~~~~~~

咲耶『摩美々、この角度はどうだい?』

摩美々『んー、もうちょっと右に向けた方がいいかもー』

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「咲耶ちゃんと摩美々ちゃんは二人で照明の調整をしてたんだよね」

愛依「咲耶ちゃんがステージ上、摩美々ちゃんがステージ脇の制御室にいたはず!」

愛依「で、そんな感じでしばらく用意してたんだけど……」


819: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:45:00.55 ID:CIvcJkKp0

~~~~~~~~~~~~~~~

咲耶『摩美々、照明のパターンチェンジは大丈夫そうかい?』

摩美々『切り替えもボタン一つのお手軽操作なので大丈夫でーす』

愛依『……っしょ、凛世ちゃんすごいなー……!こんなキレーな飾り作れんだもん』

雛菜『ホントですね~』

_____ブシュウウウウウ!

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「マジでなんの前ぶれもなく、観客席から煙が吹き上がってマジでビビったんだよね!」

灯織「煙……ですか?」

愛依「そう、火事みたいな感じでモクモク~!って真っ白な煙だった!」

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依『……えっ?!か、火事?!』

咲耶『……!?み、みんな、伏せるんだ!』

雛菜『え~?』

咲耶『煙を吸うのだけは何としても避けるんだ!有毒性のガスが発生している恐れもある、口を抑えてしゃがむんだ!』

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「で、うちらは咲耶ちゃんの指示に従ってその場にしゃがんだんだけど……」

愛依「その煙を感知した火災報知器がすぐにスプリンクラーを作動させて……」

~~~~~~~~~~~~~~~

________シャアアアアア……

愛依『わっ?!つ、つめた?!』

雛菜『天井のスプリンクラーが動いてますね~』

________ブツン!

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「スプリンクラーにビビってたら突然照明も落ちてマジビビったんだよね!」


820: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:46:52.52 ID:CIvcJkKp0

~~~~~~~~~~~~~~~
摩美々『ちょっと、何―?停電―?』

雛菜『真っ暗で何にも見えない~』

咲耶『みんな、落ち着いて!冷静に立ち回るんだ!』

愛依『真っ暗じゃん、もうお先真っ暗じゃん!』

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「うちなんかテンパっちゃってうまいこと言っちゃった」

灯織「パニック状態だった様子はお察しいたします……」

愛依「でも、そうやってパニくってたら……」

~~~~~~~~~~~~~~~

咲耶『おかしいな……非常電源が作動していない……?』

摩美々『ちょっと、なんか変じゃないー……?なんか、すごく眠いんですけどー』

雛菜『……すぅ、すぅ』

愛依『ひ、雛菜ちゃん……?』

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「急に眠気に襲われ始めて……」

~~~~~~~~~~~~~~~

咲耶『み、みんな?!大丈夫かい?!』

摩美々『あー……これ、やばいかもー……』

愛依(……うちも、ダメ、もう瞼が……)

咲耶『……な、何が起きてるんだい?!く、口を抑えたり……対策を……』

~~~~~~~~~~~~~~~

愛依「だんだん意識が薄れていく中でも、咲耶ちゃんの声は聞こえてて……」

愛依「でも、結局うちもそのまま寝ちゃったんだよね」

灯織「咲耶さん以外、全員が寝てしまったんですか?」

愛依「うん、照明が落ちてて真っ暗だったから確かめたわけじゃないんだけど……」

愛依「雛菜ちゃんとか摩美々ちゃんの寝息が聞こえてたし、多分そうだったと思う」

めぐる「うーん、どういうことなんだろう?」

灯織「集団幻覚……催眠ガス……科学スモッグ……?」

めぐる「ええ?!そ、そんな恐ろしいことが?!」

灯織「ご、ごめん……あくまで可能性みたいなものだから……」

灯織「咲耶さん以外が意識を失ってしまっていた状況……これは覚えておいた方がいいよね」

愛依「どう?役に立ちそう?」

灯織「はい、事件当時の状況を推理するうえではこれ以上ない材料です。助かりました」


コトダマゲット!【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕

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1.観客席に落ちている缶詰を調べる
2.観客席に落ちているボトルを調べる
3.エアコンを調べる

↓1


821: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:47:09.04 ID:uogxD0yP0

1


822: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:49:30.05 ID:CIvcJkKp0

1 選択

音楽室の観客席、その中央あたりには缶詰のようなものが落ちている。


めぐる「あれ?なんだろう、これ」

めぐる「『ムシコ口リン』……?これって害虫駆除に使うやつかなぁ?」

灯織「いわゆる燻煙剤だね……虫に対して有効な煙を発生させて、家庭内の害虫を追い出すために使われるキッチン用品だよ」

めぐる「そっか……ってことはこの音楽室であの虫が出たってことなんだね!」

めぐる「ほら、もうつかった後っぽいし……きっと咲耶あたりが事前に焚いておいてくれたんだね!」

(そんなの、樋口さんからすれば卒倒ものだろうな)


コトダマゲット!【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕

-------------------------------------------------
1.観客席に落ちているボトルを調べる
2.エアコンを調べる

↓1


823: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:49:53.16 ID:eVcWLIRy0

1


824: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:51:59.51 ID:CIvcJkKp0

1 選択

床に何か手掛かりはないか、顔を地面に平行にするかのようにして、必死に目を凝らす。
すると、観客席の座席のある座席の下に、ボトルのようなものを見つけた。


灯織「これ、化学薬品のボトル……?」

めぐる「ホントだ、ラベリングも毒々しい!」

灯織「すでに開封されてる……えっと、中身は……」

灯織「薬品A……これは酸素と結合して気体を発生させる薬品みたい」

めぐる「酸素と結合ってことは、開けた瞬間反応が起きちゃうんだね?」

灯織「酸素より重い無色透明な気体を発生させるみたいだけど……その煙には催眠性の効果があるみたい」

めぐる「催眠性?」

灯織「血中の酸素濃度を下げて……眠気を強く誘発する効果があるみたい」

めぐる「じゃあ不眠症の人にうってつけの薬なんだね!」

(薬で眠るのは正しい睡眠とは言えないと思うけど……)


コトダマゲット!【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕

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【選択肢が残り一つとなったので自動進行します】


825: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:53:18.16 ID:CIvcJkKp0


音楽室の壁には、エアコンの操作パネルが取り付けられている……


めぐる「ねえ、灯織……なんだか肌寒くない?」

灯織「……確かに、言われてみたらそうかも……」


思えば死体発見当時もそうだった。
咲耶さんの遺体を見つけたショックがあったとはいえ、流石に体が冷えすぎている。
……それに、扉を開けようとしているとき、扉の下から冷気が漏れ出ていた。


灯織「……もしかして」

めぐる「灯織?」

灯織「……やっぱり、予想通りだよ。エアコンの温度が異常なまでに低く設定されてる」

めぐる「18度……ええ?!さ、寒すぎるよ!お、温度上げてもいいかな?!」

灯織「い、一応やめておいた方がいいかな……現場の状況はそのままにしておいた方がいいよ」

めぐる「うぅ……風邪ひいちゃいそうだよ……」

灯織「よかったら私の上着、使う?」

めぐる「そ、そんなの灯織が風邪ひいちゃうよ!」

灯織「めぐるが風邪ひく方が嫌だから……ほら、使って?」

めぐる「灯織……ありがとう、灯織大好き!!」

灯織「わあっ!急に抱き着かないでよ……もう」

(ていうか結局抱き着くんだったら上着もいらないんじゃ……)


コトダマゲット!【音楽室のエアコン】
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕

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826: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:56:39.53 ID:CIvcJkKp0

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【入口付近】

音楽室の入り口……事件当時この扉は固く閉ざされていた……
観音開きの扉で、廊下側から音楽室側へと押して開くタイプの扉だ。


めぐる「結構扉自体重たいんだよね……」

灯織「こういうホールだと、扉がどうしても大きくなるもんね……私たちみたいな女子高生だと、一人で開けるのにも結構力がいるよね」

めぐる「なのに開けるのにモノクマは協力してくれないんだもん、困ったよね!」


そう、私たちがこの現場に踏み入ったとき、モノクマに協力を求めたのにモノクマはそれを断固として拒絶。扉の開錠を拒否したんだ。


めぐる「前は困ったときは扉を開けてくれるって言ってたのにずるいよね!ちゃんと約束は守ってほしいなー!」

モノクマ「こらー!聞き捨てなりませんな!」

灯織「また出た……!モノクマ!」

モノクマ「壁に耳あり障子にメアリー潤ですよ!人の陰口は叩くもんじゃない!」

灯織「何が陰口ですか……約束を反故にしたのはそちらじゃないですか」

モノクマ「ばっきゃろー!ボクが約束を破るわけないでしょ!アイドルとの約束は必ず守るで知られてるのがボクだよ!親愛度は必ず10上げる!シーズン2でエベレストは登る!」

灯織「どういう意味ですか……?」

モノクマ「ボクはちゃんと宣言したよ!施錠された扉の向こう側で事件が発生しており、学級裁判の進行上必要な場合に限り、要求にこたえる形で開錠するって!」

めぐる「だから、それを守らなかったんでしょー!」

モノクマ「頭固いなぁ……鰹節かってーの!」

(モノクマはあくまで約束は破っていないと主張している……)

(いい加減な相手だけど、ここまで頑ななら……考え方を変えるべきなのかもしれない)

(モノクマの発言の真の意味、それは別にあるのかも……?)


コトダマゲット!【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕

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1.謎の固形物を調べる
2.扉自体を調べる
3.ガスマスクを調べる
4.智代子に話を聞く

↓1


827: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:57:41.67 ID:uogxD0yP0

1


829: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:59:15.00 ID:CIvcJkKp0

1 選択


扉の付近の床に、何か小さなものが落ちている。白くて弾力のある……ゴム製のものかな?
指の関節より少し大きいぐらいの小ぶりなものだ。


智代子「あっ!灯織ちゃん、何食べてるの?」

灯織「チョコ?いや、これは……」

智代子「いやー、捜査で頭を使うと疲れちゃうね!糖分補給、糖分補給♪」

チョコはそんな感じでいいわけを並び立てると、私の手から弾力のある何かを奪い取り、口へと放ってしまった。

智代子「もぐもぐ……」

灯織「ち、チョコ……それたぶん、お菓子じゃない……」

智代子「……!!」

智代子「ぺっ!」

智代子「……うう、口いっぱいに図工室みたいな味がする……早く教えてよ、灯織ちゃん……」

灯織「教える間もなかったから……ごめん」


コトダマゲット!【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕

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1.扉自体を調べる
2.ガスマスクを調べる
3.智代子に話を聞く

↓1


830: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:59:50.69 ID:eVcWLIRy0

1


831: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:01:34.01 ID:CIvcJkKp0

1 選択

灯織「音楽室の扉の鍵自体を確認しておかなくちゃダメだよね…」


咲耶さんの死体を発見した時、扉はなかなか開かなかった…
扉の構造から理解しないとね。


灯織「まず扉は観音開きの扉。廊下側から音楽室側へと押して開くタイプの扉みたい」

めぐる「向う側からストッパーを噛ませたら開くのを防いだりはできるかな?」

灯織「ドアノブの部分に棒状の物をはさんだりすれば出来なくもなさそうだけど…そういうものは見当たらないね」

灯織「事件当時、音楽室は鍵がかかってたわけだけど……」

めぐる「鍵は外側から閉めるタイプなんだね!足元の高さにつまみを捻るタイプの鍵がついてるよ!」

灯織「ってことは……鍵は音楽室の外側からしかかけられなかったんだね」

めぐる「じゃあ、事件の時も開けようと思えばすぐに開けれたんじゃない?!」

灯織「うぅ……あの時は慌ててたからそんなこと気づきもしなかったよ」


コトダマゲット!【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕

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1.ガスマスクを調べる
2.智代子に話を聞く

↓1


832: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 22:02:17.88 ID:VO/KB+vo0

1


833: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:06:17.62 ID:CIvcJkKp0

1 選択

入り口付近に、見慣れない物体がある。
これは、ドラマやバラエティでしか見たことのない、災害救助の場で使われる……ガスマスク?


めぐる「本物を見たのは初めてだよ……これってガスマスク……だよね?」

円香「それ、化学室の備品でしょ」

灯織「樋口さん……?」

円香「薬品を調合するときに間違って気体を吸引しないように使う」

めぐる「詳しいんだねー」

円香「そりゃね」

灯織「……」

(でも、どうしてそんなものが音楽室に……?)

(誰かが有害な気体を吸わないようにしたってことなんだよね……?)


コトダマゲット!【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕

-------------------------------------------------

【選択肢が残り一つとなったので自動進行します】


834: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:07:10.14 ID:CIvcJkKp0


灯織「ねえ、チョコ。何か気が付いたことってないかな?」

智代子「あ、灯織ちゃん!えっと……そうだね……」

智代子「今ちょっと咲耶ちゃんの作ってた、今回のライブで使う予定だった音楽室の道具のリストを見返してたんだけどすごい丁寧に準備してたみたいなんだよね……」


チョコに手渡された一枚の紙には事細かにステージ演出やそのための道具についてのメモ書きが残されていた。


智代子「ピアノを私が演奏するって行ったから、図書館で本を取ってきて見様見真似で町立までしてくれたみたいなんだよね……」

めぐる「すごい熱意だねー……」

智代子「咲耶ちゃん、本当に楽しみにしてたんだと思うよ……」

(……咲耶さんはピアノの様子を気にして、予備のピアノ線を倉庫から持ってきていたみたいだ)

(……ピアノ線といえば、よく推理漫画で目にするけど……まさかね)


コトダマゲット!【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕

-------------------------------------------------

灯織「……よし、音楽室での捜査はこれでひと段落かな?」

めぐる「ふー、結構かかったねー!」

灯織「うん……でも学級裁判をやる以上は手を抜くこともできないから」

めぐる「あとはどうする?」

灯織「うーん、今回の事件では薬品が二種類も使われていたし……その出所の化学室の調査はしておきたいかな」

めぐる「よーし、それじゃあ早速化学室に出発だよ!」

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835: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:08:28.02 ID:CIvcJkKp0

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【化学室】

灯織「さてと、やるべきことははっきりしてる」

めぐる「今回の事件で使われた薬品の確認だね!」


さっそく私とめぐるは化学室の薬品棚へと近づいて、調査を開始する。
ここに来るのは4階が開放されたとき以来。危険物だらけのこの部屋にはあまり近寄りたくもなかった。


めぐる「灯織、ここに棚の中の薬品をまとめたリストがあるよ!」

灯織「ありがとう、これで一つ一つ点検していこうか」


めぐるに渡された備品リストには、棚に収められている薬品について事細かに記載されている。
薬品の使用用途や形状、個数などまで網羅してある。
棚と備品リストを丁寧に比較していくと……気づきがあった。


灯織「うん、やっぱり薬品AもBもここの棚から持ち出されたもので合ってるみたいだね」

めぐる「うん、個数が合わないもんね……」

灯織「そして、個数が合わないものがもう一つ。毒薬の『コトキレルX』、これが無くなってるよ」

めぐる「備品リストによると、コトキレルXは液体の薬みたいだね」

灯織「犯人が持ち出したものとみて良さそうだけど……どうなんだろう」

めぐる「うーん、やっぱり事件に関係はあるよね……」

灯織「うん、しっかり覚えておこう」


コトダマゲット!【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕

コトダマゲット!【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕

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836: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:09:35.10 ID:CIvcJkKp0

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キーンコーンカーンコーン……

『ねえ、オマエラは死ぬ前に最後に好きなものを一つ食べれるとしたら何が食べたい?』

『ボクはお母さんが作ってくれたとっておきのミートパイが食べたいね!丹精に愛情をこめて工場の人が練り上げた市販品のパイ生地に、牧場の人が愛情をたっぷり込めて育て上げた牛肉を具材にして』

『お母さんが愛情をこめて家政婦さんに作るように命令して出来上がった思い出の味のミートパイ!あれがもう忘れられない味なんだよね!』

『ま、オマエラが何を食いたいかなんて興味はないんだけどね!だってそもそもこの裁判で誰かはその最後の晩餐を迎えることもなく死んじゃうんだし!』

『つーわけで、学校エリアの赤い扉ン中のエレベーターホールにさっさと集まれやーい!』

プツン


灯織「……時間だね」

めぐる「うん……」


あまりにも多くの出来事が私の中を駆け抜けていった。
これからライブが始まるというドキドキは咲耶さんの死で上書きされ、このコロシアイ合宿生活が終わるかもしれないという淡い期待は無残にも夢のまま散ってしまった。
そして、今から始まるのは自分の命を死の前に晒そうとする学級裁判。
感情のやり場を失ってしまったことを自覚すると、足がすくんでしまうだろう。

だから私は必死に自分の感情から目をそらし、その足を一歩ずつ動かしていった。

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837: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:10:42.90 ID:CIvcJkKp0

【エレベーターホール】

摩美々「……っ!」


もうくぐるのも四度目になる赤い扉。
ホールに入るなり摩美々さんと目が合ってしまった。
いつもなら情報共有や励まし合い、となるはずなのだけど摩美々さんは未だに私の近くに寄ろうとはしない。


めぐる「摩美々、どうしちゃったんだろう……」

灯織「うん……」


でも、摩美々さんは怯えているわけでも、まして敵意をぶつけているわけでもない。
何かを決心していて、それを守り続けるために、接触を避けている。
一人で研ぎ澄ますことに一心になっているような雰囲気を感じ取れる。


だとすれば、私がすべきなのは摩美々さんを信じること。
きっと摩美々さんなら、必ずその腹の中も打ち明けてくれるはずだ。
裁判場で、同じ立場で戦っていれば……いずれは。


838: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:12:09.73 ID:CIvcJkKp0


エレベーターに私が乗り込むと、すぐに背後で扉が閉まった。

咲耶さんというかけがえのないリーダーを失ったことで、これまでの事件以上にエレベーター内の空気は重たかった。
耳障りなゴウンゴウンという音のほかに聞こえるのは息遣いだけ。

本来なら、今頃はみんな揃って笑顔でライブに参加していたはず。
それなのに、むしろ私たちが向かっているのは地下の奥深く、華々しい舞台とは真反対の処刑場だ。
天国から地獄なんてのはまさに今みたいな状況のことをさすんだろう。
ああ、堕ちていく。私の体がエレベーターとともに下降していく。
頭の先から足先まで、死の香り立ち込める、裁判場へと堕ちていく。

_____チーン!

暗く重たい空気の末、エレベーターは場違いな音を立てて停止した。


モノクマ「ようこそ!生死のユートピア、学級裁判場へ!」

雛菜「相変わらず模様替えが手早いですね~」

モノクマ「今回は被害者の白瀬さんのソロ曲、千夜アリアをイメージしてアラビアンな内装にしちゃいました!なんだかリッチな気分ですよね!」

摩美々「……咲耶の曲、もう一度聞きたかった」


839: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:13:13.25 ID:CIvcJkKp0


咲耶さん……
私たちの中で最年長であった彼女は私たちのリーダーであるとともに、誰よりもコロシアイを憎んでいた。
私たちの間で起きたコロシアイに胸を痛め、仲間を疑うことに苦しみ続けていた……

そんな心優しき人が……殺された。
モノクマの提示したかくれんぼ。そのルールに振り回された結果、潔白な彼女が犠牲となってしまった。

……どうして?
なんでよりにもよって、咲耶さんが?

この学園では理不尽しか起こらない。抗うこともできず、覆すこともできない理不尽。
人の命も簡単に巻き込んで、希望も絶望も一緒くたにしてしまう理不尽。
そんな理不尽を理不尽で上塗りするような、最低最悪の学級裁判が今また始まろうとしている。

この事件の理不尽はどこに向かうのか。
私たちは理不尽にも、それに向き合うことが義務付けられている。


それならもういっそ……逃げずに立ち向かってやる。

絶対にこの理不尽のすべてを、解き明かしてやる。


840: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:14:05.26 ID:CIvcJkKp0







__________命がけの、【学級裁判】で。







852: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 21:56:12.31 ID:wJb9QWU10

【コトダマ】

【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。

以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕

【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕

【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕

【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕

【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕

【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕


853: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 21:57:28.99 ID:wJb9QWU10

【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕

【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕

【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕

【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕

【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕

【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕


854: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 21:58:50.64 ID:wJb9QWU10

【音楽室のエアコン】
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕

【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕

【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕

【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕

【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕

【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕

【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕

【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕

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855: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:01:50.82 ID:wJb9QWU10

あ、裁判開始直前ですが一つだけ。
前章クリアボーナスとして習得した幽谷霧子のスキル【包・帯・組・曲】ですが
裁判終了後にモノクマメダルを獲得する際に、誤答ペナルティを三回分までないものとして判定する効果で確定させます。

三回まで間違えても、ノーダメージみたいなイメージです。
それでは学級裁判開始します。


856: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:02:36.58 ID:wJb9QWU10

【学級裁判 開廷!】

モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」

モノクマ「学級裁判では皆さんの中に潜むクロを探していただきます」

モノクマ「議論の結果指摘されたクロが正解ならクロのみがおしおき、不正解ならクロ以外の全員がおしおきとなります」

モノクマ「今回は裁判も開けないかと思ったけど、クロには感謝しなきゃだね!なんたって彼女のおかげでこうやって続けられるんだから!」

摩美々「……」

(摩美々さん……やっぱり様子がおかしい……)

(咲耶さんという心のよりどころを失ったにしては冷静すぎるような……)

灯織「……ひとまず、議論を開始しましょう」

灯織「今回の事件は、咲耶さん主催の音楽会……その会場で起きた事件です」

円香「主催がその現場で殺される……皮肉なものですね」

雛菜「ライブには円香先輩以外の全員が参加予定でしたね~」

めぐる「円香も開演前に誘おうとしたんだけど……個室にはいなかったんだよね」

円香「……」

凛世「ちなみに、円香さんはそのときどちらに……」

円香「……別に。娯楽室で雑誌を読んでただけ」

智代子「で、事件自体はわたしたちが寄宿舎に行ってる間に起きたんだよね!」

愛依「イルミネと放クラの四人がいなくなったときに、事件が起きた系で…」

めぐる「なら、まずは事件現場に居合わせた三人の話を聞くところからだね!」

雛菜「っていうと雛菜たちのことですか~」

愛依「オッケー、とりあえずうちらが体験したこと、そのあることないこと全部話すかんね!」

灯織「……あったことだけで、お願いします」


857: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:04:11.24 ID:wJb9QWU10

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【ブレーカー】
‣【事件当時の状況】
‣【薬品A】
‣【モノクマファイル4】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ゴム】


智代子「事件が起きたのは【16時20分】……」

智代子「ちょうどわたしたちが【音楽室を離れたタイミング】だったよ!」

愛依「うちらはその間もずっと【会場の準備をしてた】んだよね!」

摩美々「咲耶はステージ照明の点検をして、わたしは制御室」

摩美々「あとの二人は会場の装飾をやってたんですよねー」

雛菜「音楽室の壁に飾りをつけたりやってましたね~」

愛依「で、うちらが飾り付けやってたら突然煙があがったんだよね!」

愛依「【その煙を吸ったせいで】意識を失って…」

雛菜「目が覚めたらもう事件も終わってたんですよね~」

摩美々「……これが私たちの知る全てですー」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】

↓1
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858: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:05:40.98 ID:5mV1R3t00

【その煙を吸ったせいで】に【薬品A】


859: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:08:19.28 ID:wJb9QWU10

灯織「それは違います!」論破!

【BREAK!】

灯織「愛依さん、音楽室で突如噴出した煙を吸い込んで意識を失ってしまった…そうですね?」

愛依「え?う、うん……多分」

灯織「だとしたらおかしいんですよ……愛依さんたちが意識を失う原因となったこちらの薬品A、これは酸素と結合して催眠性のガスを発生させるんですが……」

灯織「そのガス自体は無色透明。愛依さんの言うように視認可能な煙にはならないと思うんです」

愛依「えっ?!ま、マジ?!」

雛菜「あは~?雛菜もおかしいと思ってたんだよね~、確かにあの時、煙は出てたと思うけど~」

雛菜「雛菜はその煙を吸ってはないと思う~」

摩美々「私も雛菜に同じくー」

灯織「愛依さん、思い出してください……本当に、煙を吸って意識を失ったんですか?」

愛依「ん~~~……」

愛依「ごめん、うちの記憶違いかも……」

智代子「ズコー!」

凛世「でしたら、その煙とはいったい何だったのでしょう……」

凛世「音楽室におられた、お三方が目撃した狼煙……その正体とは……?」

灯織「煙の正体ならわかってるよ」

凛世「なんと……!」

(事件現場に落ちていて、有色の煙を発生させるもの……あれしかないよね)

【正しいコトダマを指摘しろ!】

>>852~>>854

↓1


860: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:09:44.09 ID:B4hq1dFn0

燻煙剤


861: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:14:01.91 ID:wJb9QWU10


灯織「これです!」

【解!】

灯織「音楽室の座席下に落ちていた燻煙剤。これだと思う」

愛依「クンエン……?」

雛菜「煙のモクモクで部屋の中の虫を退治するやつだね~」

円香「……!!」

雛菜「例えば~、家に住み着いてるシロアリとか~」

円香「……シロアリ」

雛菜「真っ黒でカサカサって動き回るゴキブリとか~!」

円香「……雛菜」

雛菜「ゴキブリとか~~~~!!」

円香「……雛菜、お願いだから」

(な、名前を言われるのも苦手なのかな……)

摩美々「原理はマッチと同じ、摩擦面をこすり合わせて着火すると時間差で煙が発生するんですよねー」

智代子「突然そんな煙が噴き出て、意識も失っちゃったら……確かに愛依ちゃんみたいに記憶違いしちゃうかもね!」

愛依「アハハ……うちパニクッてたからさ……」

めぐる「でも、なんでそんな燻煙剤が?」

灯織「ライブの準備……ってわけじゃないだろうね」

凛世「犯人が持ち込んだものだと考えるのが自然でしょう……」

智代子「で、でもなんのためにそんな煙なんか……?事件に必須だったのかな?」

めぐる「よーし、それじゃあ次は犯人が燻煙剤を持ち込んだ理由について議論してみよう!」


862: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:15:28.16 ID:wJb9QWU10

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】


めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」

凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」

凛世「忍者のように、どろんと……」

摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」

智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」

愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」

愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」

雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」

雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」

円香「雛菜……本気でやめて」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


863: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:25:37.37 ID:B4hq1dFn0

別の匂いを誤魔化そうとした に 薬品A


864: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:29:43.17 ID:wJb9QWU10

智代子「……あれ?でも、薬品Aの生じさせる気体って……匂いはしないんじゃなかったっけ?」

(しまった……間違えてしまった、皆さんからの心証が悪くなってしまったみたい……)

(燻煙剤が煙を発生したとき……現場ではどんな状況だったか落ち着いて考え直そう……!)

【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】


めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」

凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」

凛世「忍者のように、どろんと……」

摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」

智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」

愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」

愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」

雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」

雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」

円香「雛菜……本気でやめて」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


865: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:38:37.41 ID:B4hq1dFn0

警戒させること自体が目的 に 制御室のエアコン


866: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:42:26.17 ID:wJb9QWU10

摩美々「……制御室のエアコンー?」

摩美々「でも、燻煙剤がたかれたのは音楽室のホールだしなー」

(うーん、少し推理に飛躍があるのかな……もう少し考え直してみよう)

【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】


めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」

凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」

凛世「忍者のように、どろんと……」

摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」

智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」

愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」

愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」

雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」

雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」

円香「雛菜……本気でやめて」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


867: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:44:11.93 ID:gGJS8m/U0

姿を消す に 断線ケーブル


868: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:47:00.92 ID:wJb9QWU10

凛世「はて……」

凛世「ケーブルと燻煙剤にどのような関係が、あるのでしょうか……」

(うーん、これも少し飛躍があったのかな……)

(燻煙剤が焚かれたことによって起きた変化を考えてみた方がいいかもしれない……)

(煙が発生した時、実際みなさんはどうしたんだろうか……)

【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】

【スキル:包・帯・組・曲の効果を使い切りました】

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】


めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」

凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」

凛世「忍者のように、どろんと……」

摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」

智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」

愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」

愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」

雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」

雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」

円香「雛菜……本気でやめて」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


869: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:50:48.69 ID:B4hq1dFn0

警戒させること自体が目的 に フロアライト


870: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:54:37.96 ID:wJb9QWU10

摩美々「フロアライトねー……」

摩美々「でもあれって、燻煙剤が焚かれる前から光ってなかったー?」

(あれ……違うか……)

(煙が発生した際に、みなさんは警戒して、その煙を吸うことがないようにしたはずだ……)

(それを犯人は利用して……何を狙ったんだろう)

(コトダマの情報を見返してみるのもいいかもしれない……)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】


めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」

凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」

凛世「忍者のように、どろんと……」

摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」

智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」

愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」

愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」

雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」

雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」

円香「雛菜……本気でやめて」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


871: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:55:51.31 ID:B4hq1dFn0

警戒させること自体が目的 に 薬品A


872: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:57:30.81 ID:wJb9QWU10

灯織「それに賛成です!」同意!

【BREAK!】

灯織「燻煙剤の煙が立ったとき、音楽室にいたお三方が取った行動を思い出してください」

愛依「え?うちらの行動?」

雛菜「煙を見たときは、それが燻煙剤ってわかってなかったから~」

雛菜「確か、煙を吸わないように身をかがめたんだったよね~」

めぐる「……あっ!」

灯織「めぐる、わかった?」

めぐる「うん、わかったよ!今回の事件で使われた薬品A、あれのためだったんだね!」

円香「……ふぅん、そういうこと」

円香「薬品Aは吸引するだけで意識を混濁状態にさせる即効性のガスを発生させる。その一方で空気よりも重いという特性も持っている以上は普通にしていたら標的は吸ってくれない」

円香「それで燻煙剤を焚いて標的が煙を吸わないように低姿勢になることを誘ったってこと?」

灯織「……おそらくは」

摩美々「確かにあの時、私たちは全員煙を警戒して屈んでましたねー……」

灯織「既にそこから犯人の策略は始まっていたのかと……そう思います」

摩美々「すべては効率的に気絶させるため、そういうわけなんだー」

凛世「犯人は、そこまで読んだうえで策略を貼っていた……」

凛世「用意周到なお方とお見受けいたします……」

(凛世の言う通りだ……今回の事件は明らかに計画的な犯行)

(おそらくは、音楽界に参加すると決めたその時から計画は練られていた)

(犯人を突き止めるためには、その策略のすべてを暴かないと……!)

智代子「だとしたら怪しいのは現場にいた人だよ!」

智代子「だってそうでしょ?煙を焚いても、みんながしゃがんでくれないと意味ないんだし…現場でそれを指示しないと計画がおじゃんだよ!」

智代子「怪しいのは、現場で屈むように指示した人!犯人はその人なんじゃないかな!」

灯織「チョコ、ちょっと落ち着いて」

智代子「あれ!?」

(チョコに冷静になってもらうために、現場の状況を一度整理しよう)

(現場で屈むように指示したからって、その人が犯人とは限らない)

【正しいコトダマを選べ!】

>>852~854

↓1


873: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:57:35.07 ID:5mV1R3t00

肝心な情報が捜査パートにしかないパターンか


874: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:59:00.18 ID:5mV1R3t00

あ、すまん
安価いいなら【事件当時の状況】


875: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:59:00.90 ID:gGJS8m/U0

事件当時の状況


876: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:02:42.82 ID:wJb9QWU10

>>873 あー……コトダマに記載してなかったんですね、通りで……まあ原作にもこんなことあったような気もするしとりあえずこのまま進めますね

-------------------------------------------------
灯織「これです!」

【解!】

灯織「愛依さん、雛菜……現場で燻煙剤が焚かれた際の状況を改めて整理してもらってもいいですか?」

愛依「え?う、うん」

灯織「捜査のときに聞かせていただいた、現場のやり取りをもう一度、お願いします」

愛依「えっと……確か……」

~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶「摩美々、照明のパターンチェンジは大丈夫そうかい?」

摩美々「切り替えもボタン一つのお手軽捜査なので大丈夫でーす」

愛依「……っしょ、凛世ちゃんすごいなー……!こんなキレーな飾り作れんだもん」

雛菜「ホントですね~」

_____ブシュウウウウウ!

愛依「……えっ?!か、火事?!」

咲耶「……!?み、みんな、伏せるんだ!」

雛菜「え~?」

咲耶「煙を吸うのだけは何としても避けるんだ!有毒性のガスが発生している恐れもある、口を抑えてしゃがむんだ!」

~~~~~~~~~~~~~~~

智代子「しゃ、しゃがむように指示したのは……咲耶ちゃんだったの?」

灯織「うん……確かに気絶させるためには現場でそのための指示を出すのが一番確実だけど……最悪失敗しても殺害計画は後ろ倒しにすればいいだけだから」

智代子「あぅ!?」

摩美々「まぁ、そうでなくても火事の際にしゃがめとは小学校でも習いますしー」

智代子「ひぐぅ!?」

めぐる「それだけじゃ犯人は絞れなそうだね…」

智代子「ふぁざなどぅ!?」

智代子「うぅ……いい発想だと思ったんだけどな……」

灯織「いや、他にも確認したかったことはあったし……完全に無駄だったわけじゃなかったよ」

愛依「確認したかったこと?」

灯織「先ほどのやり取りを思い出して下さい……現場で最後まで起きていたのは咲耶さん、ですよね?」

智代子「そういえば……他の三人の意識が遠くなっている中でも咲耶ちゃんだけはなにも変わった様子がないね」

凛世「咲耶さんは、気絶しなかったのでしょうか……?」

灯織「うん、多分……」

雛菜「ん~?でも現場って催眠ガスで充満してたよね~?それっておかしくない~?」

灯織「それも説明は容易につくと思う……」

(咲耶さんが気絶せずに済んだ理由……それはこれまでの議論にも出てきた、あれが理由だ)


・高さ
・体質
・距離

【正しい選択肢を選べ!】

↓1


877: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:04:16.02 ID:B4hq1dFn0

高さ


878: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:05:24.57 ID:wJb9QWU10


灯織「これです!」

【解!】

灯織「死体発見当時の状況を思い出して」

灯織「咲耶さんはステージの上で亡くなっていた……煙が発生した時も同様だったんじゃない?」

雛菜「ん~……あっ、確かにそうかもしれない~」

愛依「咲耶ちゃんはずっと照明を制御室の摩美々ちゃんと相談して調整してたから……うん!多分ステージの上にいた!」

摩美々「ステージは音楽室の床と1m弱ほどの高低差があるしー」

摩美々「空気より重たい気体が充満してもステージ上、更には立ってる咲耶の口までは届かないでしょうねー」

智代子「ってことは……咲耶ちゃんは現場で唯一意識を保ち続けてたってことだよね!」

智代子「……あれ?だったらどうして咲耶ちゃんは死んじゃったの?」

愛依「確かに……ほかに意識がある人がいないんだったら、犯行自体不可能だよね?」

灯織「……いや、現場には咲耶さん以外にも意識のある人がいたかもしれません」

智代子「えっ?!で、でもみんなガスを吸っちゃってたんだよね?!」

智代子「も、もしかして吸ってない人がいたの?」

(その可能性を示す証拠もあった……それを提示するんだ!)


【正しいコトダマを選べ!】

>>852~>>854

↓1


879: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:06:37.87 ID:B4hq1dFn0

事件当時の状況


880: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:09:08.20 ID:wJb9QWU10

(いや……愛依さんの話では、咲耶さん以外に意識があったとは分からないはず……)

(もっと明確に意識を保ったままでいられる何かがなかっただろうか……)

智代子「ってことは……咲耶ちゃんは現場で唯一意識を保ち続けてたってことだよね!」

智代子「……あれ?だったらどうして咲耶ちゃんは死んじゃったの?」

愛依「確かに……ほかに意識がある人がいないんだったら、犯行自体不可能だよね?」

灯織「……いや、現場には咲耶さん以外にも意識のある人がいたかもしれません」

智代子「えっ?!で、でもみんなガスを吸っちゃってたんだよね?!」

智代子「も、もしかして吸ってない人がいたの?」

(その可能性を示す証拠もあった……それを提示するんだ!)


【正しいコトダマを選べ!】

>>852~>>854

↓1


881: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:10:07.61 ID:5mV1R3t00

【ガスマスク】


883: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:12:19.09 ID:wJb9QWU10

灯織「これです!」

【解!】

灯織「現場の片隅に落ちていたガスマスク……これがあればガスを吸わずに済みますよね?」

智代子「が、ガスマスク?!」

円香「それ……科学室にあったやつ?」

雛菜「え~?円香先輩詳しいね~」

円香「そりゃね……あそこは色々と使えそうなものが多いから」

(色々と使えそう……か)

灯織「現場に落ちていたのは一つだけ……意識を失ったと思われていた三人のうち一人が、倒れたように見せかけてこっそりこれを装着していた場合前提が覆りますよね」

めぐる「現場では咲耶のほかに犯人も自由に行動できたってことなんだもんね!」

めぐる「自由に動けた一人の犯人が、咲耶をみんなが意識を失っているうちに殺しちゃったんだ!」

灯織「うん、そう考えるのが妥当だと思う」




【雛菜「そんなんじゃしあわせ~にはなれない~!!」】反論!


884: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:14:05.70 ID:wJb9QWU10

灯織「ひ、雛菜……?」

雛菜「ガスマスクがあれば、犯人は自由に行動できたかもしれないけど~」

雛菜「それを犯人が使ったっていう証拠はないよね~?」

灯織「うっ……そ、それは……」

雛菜「事件の後に犯人がこっそり置いただけかもしれないし~、意識があったかどうかの判断はつかないよね~~~!」

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマの証言】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】


雛菜「現場は被害者以外は全員ガスを吸って意識を失ってたよ~」

雛菜「煙がした瞬間全員その場にしゃがみこんだから~」

雛菜「大体そのガスマスクも誰かが使った証拠でもあるの~?」

雛菜「そんな証拠もないなら」

雛菜「ただの偽装工作かもしれないよね~」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに誰かがこのガスマスクを使用した証拠はないかもしれない……」

灯織「でもそれは同時に誰も使っていないことを証明する証拠もないってことだよ!」

灯織「誰かの意識があったことを否定する材料にはならない!」

-------------------------------------------------

雛菜「確かに物理的な証拠はどっちみちないかもしれないけど~」

雛菜「それって屁理屈じゃない~?」

雛菜「それに、いくら意識を失っている最中だからって誰かがガスマスクをつけてたらわかると思う~」

雛菜「あの時だって【他のアイドルがどうなってるか実際雛菜は見てた】し~」

雛菜「ガスマスクをつけてた人なんて雛菜は見てないよ~?」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


885: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:15:20.54 ID:B4hq1dFn0

他のアイドルがどうなってるか実際雛菜は見てた に 事件当時の状況


886: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:16:37.04 ID:wJb9QWU10

灯織「その矛盾、斬らせてもらいます!」

【BREAK!】

灯織「……雛菜、雛菜の証言には矛盾があるよ」

雛菜「え~?」

灯織「事件発生当時の状況を思い出してみて。煙の発生と同時に、何か異常が起きていなかった?」

愛依「……あ!停電!」

灯織「うん……原因は不明だけど、煙の発生と同時に音楽室はその照明もすべて落ちてしまってた」

灯織「だとすれば……ガスマスクを着けていた人間がいたかどうかなんて判別はつかないよね?」

めぐる「ホントだ!停電はわたしたちが音楽室に戻ってくるまでそのままだったけど……」

めぐる「現場は咲耶の死体のあるステージ上以外まるで何も見えない真っ暗闇だったよ!」

灯織「ガスマスクを着けていた人間がいたかどうかなんて、断言できないはず!」

雛菜「……そうだね~」

智代子「で、でもそれっておかしくない?!」

智代子「だって、雛菜ちゃんは事件の当事者だったんだよね?!停電のことは誰よりも知ってたはずなのに……なんでそれを黙ってたんだろう」

雛菜「もしかして、雛菜のこと疑ってます~?」

智代子「い、いやいや!別にそういうつもりじゃないよ?!うん、ホントに!」

灯織「チョコの警戒する気持ちもわかる、けど……別にそこは咎めるべき点じゃない、と思う」

めぐる「灯織?」

灯織「さっきの反論が通って、私のガスマスクが完全に無視されることになれば、あの時現場にいた三人の容疑は一気に晴れることにもつながるから……」

灯織「雛菜は自分に投票されることを恐れてのことだったんじゃないかな」

雛菜「あは~……」



凛世「お待ちください」


887: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:17:41.79 ID:wJb9QWU10


愛依「今度は凛世ちゃん?!」

凛世「灯織さんの理論は筋が通りません……」

凛世「今凛世たちが行っているのは学級裁判……目指すべきは全員で正答にたどり着くこと……」

凛世「雛菜さんが犯人でないにせよ、ガスマスク自体を否定するということは……摩美々さんと愛依さんも庇い建てることになります……」

凛世「雛菜さんにはお二人が犯人でないという確信がある、ということでしょうか……」

(……!!)

愛依「そ、それホント?!雛菜ちゃん?!」

雛菜「……ホントですよ~」

摩美々「やるじゃん雛菜―」

雛菜「ていうか、ずっとなんでこの話をしないのかな~って思ってたんですよね~」

雛菜「この証拠の存在で、あの時音楽室にいた三人が犯人じゃないことは明らかなのにな~って」

灯織「そ、そんな証拠が……?」

雛菜「じゃあ今から雛菜が教えてあげるので~」

雛菜「雛菜の証言だけに集中しててね~?」


888: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:18:31.29 ID:wJb9QWU10

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【断線ケーブル】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【ピアノ線】
‣【スプリンクラー】


雛菜「今回の事件の犯人は音楽室にいた三人ではそもそも成立しないんですよね~」

雛菜「だって思い出してみてください、【現場は密室だった】んですよ~?」

雛菜「他の誰も侵入して、犯行の邪魔をしないように……」

雛菜「【音楽室の扉の鍵を閉めて密室にした】んですよ~」

雛菜「音楽室の扉の鍵は外側にしかありませんし~」

雛菜「閉めることができたのはあの時【外にいた人だけ】~」

雛菜「音楽室の外側にいた犯人が雛菜たちを閉じ込めたうえで」

雛菜「何か【トリックを使って殺した】んじゃないですか~?」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


889: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:21:28.29 ID:5mV1R3t00

【音楽室の扉の鍵を閉めて密室にした】に【モノクマの証言】


890: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:24:55.43 ID:wJb9QWU10


灯織「それは違います!」論破!

【BREAK!】

灯織「確かに雛菜の言う通り、音楽室の扉は外側からしか施錠できません」

灯織「ですが、事件当時も外側から施錠されていたとは限りません!」

雛菜「え~、なにそれ~!内側からピッキングでもしたってこと~?」

灯織「いや、そうじゃなくて……」

灯織「あの時、本当に鍵がかかっていたのかな?」

めぐる「えっ?!で、でも灯織……扉をいくら引いてもびくともしなかったんだよ?!」

智代子「うん、それはわたしも凛世ちゃんも一緒に確認したし……」

灯織「モノクマの発言を思い出してみて、前にモノクマは『事件発生時など学級裁判に必要な時に限り、施錠済みの扉を開錠する』って宣言してたよね」

灯織「既にあの段階で咲耶さんは死亡していて、事件は起きていた。それなのに私たちがいくら頼んでもモノクマは開錠してくれなかった」

灯織「……ということは?」


891: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:26:21.68 ID:wJb9QWU10


摩美々「なるほどねー」

摩美々「事件が起きているのに、開けてくれないなら……鍵がかかっているという前提の方がおかしいってことなんだー」

雛菜「え~、それって結局また屁理屈じゃん~」

雛菜「なんの証拠もなく、モノクマの言葉の揚げ足取りだけで判断するの~?」

(……そうだ、これもまたあくまで可能性にしか過ぎない)

(……完全な否定にはつながらない)

雛菜「大体今言ってたよね~、扉は開けられなかったって!」

雛菜「だったらやっぱり鍵はかかってたんじゃない~?モノクマが言ったことを全部守るとは限らないし~」

モノクマ「なんだかボクのことを悪く言われてるような気がしますが……」

モノクマ「答えは沈黙!今いいところだしね!横やりは入れませんよ!」

智代子「うーん、でも確かに雛菜ちゃんの言う通り、あの時の扉はいくら引いてもびくともしてなかったし……」

智代子「ど、どっちなんだろう……」

(いや、きっとあの時扉の鍵自体は閉められてはいなかった……それはモノクマの態度から明らか)

(だとしたら扉を開かないようにするトリックがあったはず……)

(考えよう……考えるんだ、密室を作り出した犯人のトリックを……!)


892: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:27:50.51 ID:wJb9QWU10

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【制御室のエアコン】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【モノクマの証言】


雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」

雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」

智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」

愛依「そもそも音楽室ん中は【ガスが充満してた】し……」

愛依「停電もしてたから≪ピッキング≫もできなくない?」

摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」

円香「鍵がかかってなかったとしたら……」

円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」

雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」

雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」

めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて≪物理的に扉を動かなくさせた≫とか!」

智代子「あっ!それならできそうだね!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


893: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:35:44.53 ID:5mV1R3t00

≪物理的に扉を動かなくさせた≫に【モノクマの証言】


895: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:37:49.87 ID:wJb9QWU10

めぐる「うーん、でもモノクマの話だと、鍵がかかってなかったことの裏付けにはなるけど……」

めぐる「何か物があったことの裏付けにはならないような気がするよ……むむむ」

(うーん、違うか……)

(モノクマの証言から考えるに、鍵をかけずに密室を作る方法があった……)

(そのトリック、当時の状況から考えてみるのがいいのかな)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【制御室のエアコン】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【モノクマの証言】


雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」

雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」

智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」

愛依「そもそも音楽室ん中は【ガスが充満してた】し……」

愛依「停電もしてたから≪ピッキング≫もできなくない?」

摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」

円香「鍵がかかってなかったとしたら……」

円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」

雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」

雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」

めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて≪物理的に扉を動かなくさせた≫とか!」

智代子「あっ!それならできそうだね!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


898: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:01:39.25 ID:XSsZlqvc0

12時来たので更にヒント、コトダマと同意ポイントを絞りますね。

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】


雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」

雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」

智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」

愛依「そもそも音楽室ん中はガスが充満してたし……」

愛依「停電もしてたからピッキングもできなくない?」

摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」

円香「鍵がかかってなかったとしたら……」

円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」

雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」

雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」

めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて物理的に扉を動かなくさせたとか!」

智代子「あっ!それならできそうだね!」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


899: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:08:00.72 ID:ywAuKaR80

≪内側から強い力で抑え込んでいた≫に【音楽室のエアコン】


901: もう少しだけ進めますね、 ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:10:52.94 ID:XSsZlqvc0

灯織「それに賛成です!」

【BREAK!】

灯織「そうか……そうですよ、樋口さんの言う通りです」

円香「……適当言ったつもりだったんだけど」

灯織「ねえ、めぐる、凛世、チョコ……音楽室に踏み入ったときのこと覚えてる?」

めぐる「えっ?うん……」

灯織「音楽室に入ったとき、何か不審に感じた事ってなかった?」

凛世「不審に感じた点……停電していたことでしょうか……」

智代子「あとは音楽室はスプリンクラーで水浸しになってて……」

めぐる「あとは……冷房がよく効いてたよね?」

灯織「そう、そこだよめぐる。あの部屋は以上に冷房が効いてたんだ……事件の後、操作パネルを確認したら温度は18度に設定されてた」

灯織「学校の廊下とは大きな寒暖差があったの」

摩美々「冷たい空気は暖かい空気へと流れようとする……」

摩美々「そして音楽室の扉は、外側から内側へ押して開くタイプ……」

智代子「そうか!扉を開けようとすればするほど寒暖差で押し戻されるんだね!」

灯織「冷たい空気が、扉の内側から押さえつけていたんです!」

雛菜「え~?寒暖差っていっても大したことないよね~?」

雛菜「確かにちょっと開きづらくはなるかもしれないけど~、四人がかりでようやく開けられるほど強い力になるとは思いづらいな~」

灯織「うん、もちろん密室を作るのに使ったのはそれだけではない……と思う」

雛菜「え~?」

(寒暖差を使ったトリックを補うために犯人が使ったものがある……)

(それを雛菜につきつけるんだ……!)


【正しいコトダマを選べ!】

>>852~854

↓1


902: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:14:04.68 ID:de2S5ski0

ゴム


903: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:15:34.25 ID:XSsZlqvc0

灯織「これです!」

【解!】

灯織「音楽室に落ちていたゴム片……これを用いたんじゃないでしょうか」

愛依「ご、ごむ……?」

摩美々「この弾力と肌触り……それに形状からして……これってボンド?」

灯織「はい、おそらくはこれはもともと接着剤だったものが固形化したものなんだと思います。だよね、チョコ?」

智代子「うん、口に入れた時に広がる図工室の味……間違いないよ、それは接着剤だよ!」

愛依「……図工室の味?!」

灯織「犯人は寒暖差のトリックに加えてそれを補うために扉の間に接着剤を注入したんです」

灯織「こうすれば二重の力が働いて、そう簡単には開けないように細工ができたんじゃないでしょうか」

めぐる「それだけやれば、扉を閉めるのにも十分な力がありそうだよね!」

凛世「扉ももともと重厚な素材を用いております……自重も加われば、並大抵のことでは開かぬ強固なものになるかと……」

雛菜「……む~」

灯織「雛菜、これで納得してもらえないかな」

灯織「密室は、密室の中からでも作成可能だったんだよ!」




【愛依「マジありえないんだけど!」】反論!


904: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:16:40.02 ID:XSsZlqvc0


愛依「灯織ちゃん……それはやっぱおかしいって」

灯織「め、愛依さん……」

愛依「鍵を使わなくても密室を作るトリック……その原理はわかるんだけど」

愛依「灯織ちゃんの推理には致命的な矛盾がある、と思う」

灯織「致命的な矛盾……それって」

愛依「裁判で間違った結論になっちゃいけない……そのためにも、うちと戦ってもらうかんね!」

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【ゴム】
‣【事件当時の状況】
‣【非常電源】
‣【薬品B】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【薬品A】



愛依「音楽室の扉の鍵を閉めなくても」

愛依「密室を作り出せるトリックがある」

愛依「エアコンを使って寒暖差を作り出して」

愛依「接着剤を注入して固定する」

愛依「確かに原理はわかるけど……」

愛依「それはスジが通らないって!」


-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「筋が通らない……」

灯織「それなら根拠を示してください!」

灯織「この推理に矛盾があるなら、早々に修正しなくてはいけません!」

-------------------------------------------------

愛依「灯織ちゃんの推理のムジュン……」

愛依「それは停電を見落としてることだよ!」

愛依「事件当時音楽室は停電状態だったなら、【エアコンも止まっちゃう】っしょ?」

愛依「エアコンが止まってたらそもそもトリックが成り立たない…」

愛依「やっぱり【鍵はかけられてた】んだよ!」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


905: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:17:51.50 ID:de2S5ski0

エアコンも止まっちゃう に 非常電源


906: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:18:34.60 ID:XSsZlqvc0

灯織「その矛盾、斬らせてもらいます!」

【BREAK!】

灯織「愛依さん……確かにご指摘いただいた通り、事件当時音楽室は停電状態でした」

灯織「ですが……エアコンまで止まっていたとは限りません」

愛依「えっ?でもエアコンも落ちてたんじゃないの……?」

灯織「非常電源ですよ……音楽室には、停電時に自動で起動し、電力を賄うだけの仕組みがあったんです」

モノクマ「音楽室に限らず、機械を多く取り扱う部屋には大体非常電源を用意してあるよ!」

モノクマ「学園自体は災害でも問題ないように万全な設備を整えてあるけど、まあ念には念を入れてね!」

灯織「だからエアコンは変わらず冷気を発し続けますし、さきほどのトリックにも矛盾は生じません!」

愛依「そっか……だったら音楽室のエアコンはずっと稼働しっぱなしだったんだ」

めぐる「よし、これで矛盾も消えたね!」





【円香「……却下」】反論!


907: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:19:55.39 ID:XSsZlqvc0


円香「……ふふ、随分と必死みたいだけど」

灯織「樋口さん……?」

円香「非常電源があったからエアコンは作動していた、そうなると致命的な矛盾がまたしても生じるんじゃないの?」

灯織「致命的な矛盾……?」

円香「……問題外。立派な節穴をお持ちなんですね」

灯織(……うう、また嫌味を)

円香「……はぁ、仕方ない。教えてあげるから、あとは引っ込んでてもらえる?」

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

コトノハ
‣【フロアライト】
‣【ブレーカー】
‣【ピアノ線】
‣【非常電源】
‣【断線ケーブル】
‣【音楽室のエアコン】



円香「事件当時停電が起きていようとも」

円香「非常電源があったからエアコンは作動していた」

円香「だから音楽室の扉の鍵は閉めずとも密室は作れる」

円香「……ホントにそう?」

円香「わざわざそんな手間を踏む意味は何?」

円香「そこまでして密室を作りたかったの?」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「それは論点が違います……!」

灯織「私の推理を否定するのなら、その矛盾を示してください……!」

灯織「ここでも議論を撹乱するおつもりなんですか……?」

-------------------------------------------------

円香「事件当時、音楽室の照明はそのすべてが落ちていた」

円香「非常電源が作動していたのなら、【照明はすべてついているはず】では?」

円香「照明が落ちていたことは非常電源が作動していなかったことの何よりの証拠」

円香「エアコンを使ったトリックは、根底から瓦解しているんじゃない?」

円香「これでわかったでしょう?」

円香「無駄に手を煩わせないで」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


908: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:20:45.99 ID:de2S5ski0

照明はすべてついているはず に 断線ケーブル


909: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:22:13.13 ID:XSsZlqvc0


灯織「その矛盾、見切った!」

【BREAK!】

灯織「いえ、照明がついていなかったからといって非常電源が作動していなかったことの証明にはなりません」

円香「……説明」

灯織「ステージ上には音楽室の機材は勿論のこと、配電設備にもかかわるケーブルが多く並べられていました」

灯織「その一部は非常電源と直接接続して、緊急時でも電力を賄うような仕組みになっていたんです」

雛菜「ん~?だからこそ、停電になっても照明は消えないっていう話じゃないの~?」

灯織「そう、本来ならこのケーブルがあれば停電であっても照明がついていたはず……だから照明も落ちなかったはず」

灯織「でも、見てください。ケーブルは途中で切断されているんです……!」

愛依「せ、切断……?!」

摩美々「ステージの上のケーブル、私も確かめたけどー」

摩美々「灯織の言う通り、照明につながるケーブル部分だけが選んで切断されてたよー」

めぐる「ていうことは、これは犯人が狙って切断してたんだねっ」

灯織「エアコンは作動している一方で、照明は落ちているという状況を狙って作り出したんです!」


910: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:23:16.14 ID:XSsZlqvc0


円香「……ふぅん」

円香「だったらそこに矛盾はないかもね」

智代子「えっと……っていうことは、密室はエアコンを用いる寒暖差で作り出されたってことでいいの?」

灯織「明確な証拠があるわけではないけど……可能性は高いんじゃないでしょうか」

灯織「雛菜、納得してもらえる?」

雛菜「まあ今の推理もミスリードの可能性はあるけど~」

雛菜「キリがないしね~、とりあえずは雛菜はおとなしくしとく~」

めぐる「よし、それじゃあ推理もまた再開だね!」

愛依「今、何の話してたんだっけ?」

智代子「催眠性のガスが発生している中でも、ガスマスクを使用して自由に動けた犯人が音楽室にいたかも……って話じゃなかった?」

摩美々「私か愛依か雛菜の誰かが、ってコト?」

愛依「まぁ……そーなるよね……」

凛世「どなたが自由に動けたのかは特定が難しい……」

凛世「なれば、自由に動いて何をなさったのか……注目すべきは、その点ではないでしょうか……」

灯織「そうだね……事件当時は音楽室は真っ暗だったから、ガスマスクを誰がつけたのかはわからない」

灯織「凛世の指摘通り、ガスマスクの人物の取った行動について議論しよう」

(ガスマスクを使って意識のある人間が現場にはいた……)

(その人物の行動を明らかにすることがそのまま学級裁判の勝利へとつながる!)


911: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:25:07.14 ID:XSsZlqvc0

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【ブレーカー】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【モノクマファイル4】
‣【フロアライト】
‣【事件当時の状況】


凛世「事件発生当時……現場では【ガスが発生しておりました】……」

凛世「それを吸った御三方は気を失った……」

智代子「と、思われてたけど【ガスマスクを使えば】、その限りじゃないんだね!」

めぐる「そうそう!それで意識を保ったままの【犯人と咲耶は二人対面する】ことになって…」

めぐる「【犯人との対決の果てに咲耶は殺されちゃった】んだ!」

智代子「そこには熱いドラマが……」

智代子「『ここで気ぃ失ってる連中はアタイが守るんだよ!』」

凛世「『生ぬるいことを……優しさだけでは誰も救えぬというのに』」

智代子「ふふっ、バンカラちゃんと黒スーツくんを思い出しちゃうよね!」

摩美々「ちょっとー、二人だけの世界に入らないでもらえますかー?」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1

-------------------------------------------------


912: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:26:57.47 ID:ywAuKaR80

【犯人との対決の果てに咲耶は殺されちゃった】に【モノクマファイル4】


913: 安価としてはここで終わっておきます ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:28:52.59 ID:XSsZlqvc0


灯織「それは違います!」

【BREAK!】

灯織「めぐる……モノクマファイルをもう一度確認してみよう?」

灯織「咲耶さんの遺体には、目立った外傷はない。犯人と直接対決をしていたなら、こうはならないよね?」

めぐる「確かに、そうだね……むむむ」

凛世「となりますと、咲耶さんは……抵抗も出来ずに、殺されてしまった……ということなのでしょうか」

智代子「不意打ちを食らったとかなのかな……?」

灯織「なんにせよ、ガスマスクで行動が自由だったとはいえ犯人は咲耶さんを直接的な手段で殺そうとはしなかったってことなんじゃ」

愛依「んん……?だったら、咲耶ちゃんってどうして死んじゃったの?」

愛依「犯人と争ったわけでもないなら、殺されるタイミングがわかんないよ?!」

雛菜「直接的な手段で殺さなかったんだったら、間接的に殺したんじゃない~?」

雛菜「ほっといても死んじゃうみたいな感じ~?」

愛依「そんな魔法みたいな方法あるわけ……」

灯織「雛菜の言う通りだよ」

愛依「えっ?!あんの!?」

灯織「魔法とはむしろ対極的な方法ですが……咲耶さんに犯人が直接手を下さなくとも咲耶さんが命を落としてしまう方法ならあります」

円香「……それなら答えて」

円香「咲耶さんはどうやって殺されたわけ?」


【正しいコトダマを選べ!】
‣【薬品A】
‣【薬品B】

↓1


914: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:37:15.96 ID:2OgL7hbP0

薬品A


915: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:42:35.97 ID:XSsZlqvc0


灯織「薬品Aではないでしょうか」

めぐる「灯織ー?さっきまでの話に出てきてた、気絶させる薬が薬品Aだったんじゃないのー?」

灯織「えっ?!あ、そ、そっか……ご、ごめんなさい!」

愛依「や、ダイジョブダイジョブ!こんな裁判なんだもん、少しくらいドーテンしてもおかしくないって!」

雛菜「……ってことはー」

灯織「薬品、Bですね」

【解!】

灯織「薬品B……犯人はこれを用いたんです」

凛世「先の薬品Aとは、別の薬品ですね……」

灯織「この薬品は、摩美々さんたちを眠らせたガスを発生させる薬品Aと反応すると、更なる有毒なガスを発生させる薬品なんです」

めぐる「しかもそのガスは吸っちゃうだけで呼吸困難になっちゃうんだよ!」

雛菜「吸うだけで呼吸困難……なるほど~」

雛菜「それならガスさえ起こしておけば勝手に死んでくれるってわけか~」

灯織「薬品Bで生じる気体も薬品Aと同様に無色透明ですから、気体が発生していても気づかれることはない……」

灯織「咲耶さんを殺害するのにはなんら支障はなかったはずです」

智代子「じゃあ咲耶ちゃんの死因は毒ガスを吸い込んで息が出来なくなった、中毒死だったんだね!」

灯織「うん。ボトルにも特に細工されたような跡はなかったから、ガスマスクをつけた人物が音楽室の中で開封して……」

灯織「薬品AとBとで化学反応を起こさせて、それで発生した毒ガスで咲耶さんを殺害したんです!」





【摩美々「いたずらしちゃいますねー」】反論!


918: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:06:00.06 ID:XSsZlqvc0


灯織「ま、摩美々さん……!?」

摩美々「……やっぱり今回の事件、灯織には任せておけない」

灯織「えっ……!?」

摩美々「灯織の推理は、すべてが根底から狂ってるんだよー」

灯織「ど、どういうことですか……?」

摩美々「……灯織、悪いけど今回の摩美々は敵だからー」

(ま、摩美々さん……?今回はおとなしいと思ったら、急にどうしたの……?)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】


摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」

摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」

摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」

摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」

摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」

灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」

-------------------------------------------------

摩美々「それはそうかもしれないけどー」

摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」

摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」

摩美々「ここで校則にちゅうもーく」

摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」

摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」

摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」

摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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919: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:21:28.75 ID:de2S5ski0

その場でおしおきされちゃいます に 事件当時の状況


920: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:23:55.35 ID:XSsZlqvc0

摩美々「確かに事件当時、誰もそんな目には合ってなかったですケド」

摩美々「それは結果論ですよねー?」

摩美々「反論ならもっと明確に否定する根拠を述べてくださーい」

(くっ、手ごわい……)

(毒ガスを使って不特定多数を殺害してもおしおきされない根拠……)

(それは、今回の事件に限ってなら明確な根拠が存在するはずだ)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】


摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」

摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」

摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」

摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」

摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」

灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」

-------------------------------------------------

摩美々「それはそうかもしれないけどー」

摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」

摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」

摩美々「ここで校則にちゅうもーく」

摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」

摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」

摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」

摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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921: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:25:11.38 ID:de2S5ski0

不特定多数を殺しちゃう に かくれんぼ


922: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:29:53.73 ID:XSsZlqvc0

摩美々「えっとー……それってつまり、どういうコト?」

(かくれんぼのルール上不特定多数を殺害してしまっても問題ない……その考え方はあってる)

(なら、その考え方と矛盾する摩美々さんの発言はこっちじゃなくてあっち……?)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】


摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」

摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」

摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」

摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」

摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」

灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」

-------------------------------------------------

摩美々「それはそうかもしれないけどー」

摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」

摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」

摩美々「ここで校則にちゅうもーく」

摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」

摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」

摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」

摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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923: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:30:46.33 ID:de2S5ski0

その場でおしおきされちゃいます に かくれんぼ


924: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:32:02.46 ID:XSsZlqvc0


灯織「その矛盾、斬らせていただきます!」

【BREAK!】

灯織「確かに校則の上では毒ガスによる殺害は抵触の恐れがあります……」

灯織「でも、今回の事件においてはそれは必ずしも適用されるとは限りません……!」

摩美々「……えー?」

灯織「今回の動機、【かくれんぼ】ですよ」

灯織「かくれんぼでは、裏切り者をその他の生徒が殺害した時点でコロシアイ合宿生活が終了するという特別報酬がありました」

灯織「つまり、何人殺害しようとも裏切り者さえ殺せていれば……校則違反があろうとも問題なかったんです!」

めぐる「えー?!」

円香「……その手があったんだ」

円香「皆殺しはこの前モノクマに直接禁じられたけど、今だったらそれも看過できた……盲点」

雛菜「円香先輩犯人じゃないアピールせこ~い♡」

灯織「結局今回命を落とすこととなった咲耶さんは裏切り者ではなかったので合宿生活は終わりませんでしたが……」

灯織「犯人はそのぐらいの覚悟を持って犯行に及んだ可能性があります!」





【摩美々「摩美々は諦めも悪い子ですからー」】反論!


925: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:34:02.29 ID:XSsZlqvc0

>>923
あっ、コンマ値足りてなかった…
すいません、進めてしまったのでこのままやっちゃいますね

-------------------------------------------------

摩美々「そんなので無理やり論理を通すつもりなのー?」

灯織「そんなのって……筋は通ってますよね?」

摩美々「そりゃ通ってるかもしれないケド、それが正しいかどうかは別問題じゃない?」

摩美々「それに、毒ガスを使ったと仮定すると生じる矛盾がまだ残ってますよー?」

灯織「矛盾……ですか?」

摩美々「絶対に、灯織の推理は認めませんー」

摩美々「認めるわけに、いきませんからー」

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】


摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」

摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」

摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」

摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」

摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」

灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」

灯織「そこに矛盾なんてありません!」

-------------------------------------------------

摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」

摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」

摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」

摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」

摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」

摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」

摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」

【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


926: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:37:33.58 ID:Y48UCmhCO

後遺症も何もなく に 化学室の薬品棚


927: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:41:10.04 ID:XSsZlqvc0

摩美々「そんなリストを見せられても、摩美々には後遺症の心当たりなんかないですねー」

(……後遺症がないのは事実だと思う)

(摩美々さんの論点は、『毒ガスを使った場合、咲耶さん以外の方も命を落としてしまう可能性がある』という点)

(それを否定できる根拠をぶつけないと、この議論……押し負ける!)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】


摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」

摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」

摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」

摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」

摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」

灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」

灯織「そこに矛盾なんてありません!」

-------------------------------------------------

摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」

摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」

摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」

摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」

摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」

摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」

摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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928: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:42:28.82 ID:Y48UCmhCO

死んじゃってるはず に ガスマスク


929: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:47:16.23 ID:XSsZlqvc0

摩美々「ガスマスクを使えば確かに毒ガスが発生しても死なずに済むかもしれないねー」

摩美々「でも、現場にあったガスマスクって一つだけですよねー?」

摩美々「現場には、私、愛依、雛菜の三人がいたと思いますケド」

(う……現場にあったガスマスクは一つだけ、この方法なら一人しか命は保証されない)

(『毒ガスが使われても、観客席と制御室にいた三人はそれを吸わずに済む方法』……)

(今ある証拠から発展させた考え方が必要かもしれない)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】


摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」

摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」

摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」

摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」

摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」

灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」

灯織「そこに矛盾なんてありません!」

-------------------------------------------------

摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」

摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」

摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」

摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」

摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」

摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」

摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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930: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:48:31.58 ID:Y48UCmhCO

死んじゃってるはず に 音楽室のエアコン


931: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:50:34.85 ID:XSsZlqvc0


灯織「その矛盾、斬らせていただきます!」

【BREAK!】

灯織「いえ、摩美々さんたちが無事なことは毒ガスを用いられていないことの否定材料にはなりません」

摩美々「……はぁ?」

灯織「空調ですよ。密室を作る際にも使われたエアコンは、異常なまでの低温に設定されていました」

灯織「エアコンなら風向きも調整可能です……意識を失っていた三名は煙を吸うことがないように低姿勢になっていたので、風向きさえ調整すれば……」

灯織「発生した毒ガスを吸わないようにすることもできたはずです!」

凛世「室内の気流も、温度によりある程度掌握が可能です……」

凛世「寝そべっておられた御三方がガスを吸わないようにすることは容易いものかと……」

愛依「だからうちらは無事だったんだ……」

智代子「反対に、ステージ上にいた咲耶ちゃんは空調で吹き上がったガスをもろに吸い込んじゃって……そのまま死んじゃったんだね」

めぐる「エアコン自体は非常電源で動いてたし、停電状態でも問題なく仕掛けが動いたはずだよ!」

灯織「おそらく犯人は何かしらの確証をもって、咲耶さんを裏切り者だと判断し、そのうえで今回の計画に及んだ……」

灯織「たとえ他の人間を巻き込んでも、咲耶さんさえ殺すことができればそれでよかった」

灯織「どうでしょう摩美々さん……これでもまだ矛盾は残っていますか?」

摩美々「……」


932: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:51:42.27 ID:XSsZlqvc0


摩美々「……あるよ、あるに決まってんじゃーん」

灯織「ど、どうしてそこまで食い下がるんですか……!」

摩美々「毒ガスなんて絶対あり得ない……そんな不特定多数を殺す可能性があるような方法……」

めぐる「だから、その問題はもう解決済みだよー?」

摩美々「解決してない……だってスプリンクラーが稼働してた真っ最中、空気の流れが計算通りになる確証はないじゃーん」

愛依「で、でも別に犯人からすれば、うちらが死んでもかくれんぼのルール的に大丈夫だったんじゃん?」

摩美々「違う……絶対に犯人は、そんなこと望まない」

摩美々「咲耶以外が死ぬことなんて……犯人は絶対に臨まなかったはず」

(……え?)

摩美々「万が一にでも、一パーセントにも満たない可能性でも……」

摩美々「誰かを巻き込む可能性があったのなら、こんな方法選ぶわけないからー」

智代子「ま、摩美々ちゃん……?」

灯織「……もしかして、そういうことなんですか?!」

めぐる「ひ、灯織?!何かわかったの?!」

灯織「摩美々さんのこの不自然なまでの食い下がり様……この仮説なら、それを説明できるかもしれない」

摩美々「……」

(摩美々さんは頑なに大勢を巻き込む毒ガスという方法を否定している……)

(それは摩美々さんが犯人を、あの人を信じているからこそなんだ……)

灯織「摩美々さん、私の口から今回の事件の犯人を指摘してもよろしいですか?」

摩美々「……おねがーい」

めぐる「えっ?!は、犯人?!」

智代子「全然今までの議論じゃ犯人なんて見えてこないよ?!」

灯織「……今回の事件、咲耶さんを殺害した犯人は……!」


【正しい人物を指摘しろ!】

↓1


933: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:52:57.11 ID:Y48UCmhCO

咲耶


934: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:54:18.23 ID:XSsZlqvc0


灯織「あなたなんですか……?」

【解!】

めぐる「ひ、灯織……?咲耶は今回の被害者だよ……?」

灯織「咲耶さんは被害者であり、犯人でもある」

灯織「つまり、今回の事件は咲耶さんの自殺だった……摩美々さんの態度がそれを物語っています」

摩美々「……っ」

愛依「じ、自殺?!」

灯織「正直なところ、今の議論はまだ咲耶さんの自殺を確証づけるようなものはありません」

灯織「摩美々さん、説明していただけますか?」

摩美々「……りょうかーい」

摩美々「もともとは私も、みんなと同じで咲耶は誰かに殺されたものだと思ってたんだよねー」

摩美々「ガスを吸って眠っちゃってる間に誰かの手によって咲耶は手にかけられてしまったって」

摩美々「でも、ふとポケットの中を見たらこんな紙が入ってたんだよねー」


そういって摩美々さんが目の前に広げたのは、三つ折りになった書状。
遠巻きに見ても、丁寧な書体で「遺書」と書いてあることが分かる。


935: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:55:24.98 ID:XSsZlqvc0


摩美々「まぁ細かい話は全部この中に書いてあるのでー、とりあえず読みますねー」


『この手紙を摩美々が呼んでいるころには、既に私は命を絶った後だと思う。もともと摩美々には、ライブを開いた翌日自殺をすると伝えてあったけど、それは摩美々のためについた嘘だったんだ。私の意志を聞いた時の摩美々の表情が妙に目に焼き付いてしまってね。そんな十字架を背負わせたまま、みんなに嘘をつかせたまま過ごさせるのは、私の良心が許さなかった。突然の別れとなって申し訳ない、でも別れの言葉を摩美々と面と向かって話していると決意が揺らいでしまいそうだから。摩美々が眠っている内に、私だけが涙を流すだけで済む内に、こうして命を絶つ卑怯を許してほしい』


灯織「え……?ちょっと待ってください……自殺をすると、伝えてあった……?!」

めぐる「ら、ライブの翌日自殺する予定だったって……え……?う、嘘だよね?!」

智代子「ま、摩美々ちゃんはそれを知ってたの……?」

摩美々「……」

摩美々「まだ続きがあるのでー」


『そしておそらくこの遺書は、摩美々の手によって他のみんなにも読まれているだろうからここでみんなにもメッセージを残させてほしい。私は【裏切り者】だ。この合宿生活が始まった時からずっとモノクマにみんなの行動を逐一報告し、モノクマの指示に従って動いていた。みんなを欺き続けていたんだ。でも、それは私がモノクマの意志に賛同していたというわけでないことは、知っておいてほしい。私は恋鐘と結華を人質に取られていたんだ。私がモノクマの命令に従わなかった場合、彼女たちに危害を加えると言われていた。許してほしいとは言わない。ただ、私がみんなを裏切ることに毎日罪悪感を感じていたことだけ知っていてほしい。そんな最後のわがままを聞いてはもらえないだろうか』


936: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:57:06.82 ID:XSsZlqvc0


愛依「さ、咲耶ちゃんが……」

凛世「裏切り者、だったのですか……?」

摩美々「これで最後ですー」

『そして、私は自分の手で人生に幕を下ろす。これはみんなに生きていてほしいからこその自殺だ。裏切り者が死にさえすれば、このコロシアイ合宿生活は幕を下ろす。たった一人、私の犠牲があればみんなは外の世界へ脱出し、生きていくことができる。そのためなら私は喜んでこの身を差し出そう、この命を差し出そう。明日へと続く希望の礎として、私はこん命を散らす。そこに後悔なんてない。
最後に、今まで私と一緒に過ごしてくれてありがとう。みんなのことを、愛しているよ』

摩美々「……以上です」


摩美々さんが読み上げた咲耶さんの遺書。それはあまりにも衝撃的で、あまりにも悲痛なもので、私たちは暫くの間完全に言葉を失ってしまった。
咲耶さんが裏切り者だった、自殺をもともと画策していたという事実。
モノクマの傀儡になっていたことに対する謝罪の意志と、私たちに対する愛情。
一度に処理するには、あまりに情報が多すぎて、脳の神経回路が完全にショートするのを感じる。


937: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:58:29.44 ID:XSsZlqvc0


咲耶さんが裏切り者で、自殺して、モノクマと……?????
私???の推理は間??違ってい??て……?????
本??????当の真?????実は手紙の???文面????上にあっ?て

わからないわからないわからないわからないわからない
わからないわからないわからないわからないわからない
わからないわからないわからないわからないわからない

??????????????????????????????????????????????????????
??????????????????????????????????????????????????????







________ブツンッ!


938: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:01:35.46 ID:XSsZlqvc0

______

__________

_______________


やっぱり、予想通りの反応ですよねー。
あの咲耶が裏切り者だなんてすぐには呑み込めないですしー……


灯織「……」


頭の回転が速い灯織がこうなってるからには、私がやるしかないって感じですかー……
はぁ、本当に咲耶の言った通り……
面倒ですけど、摩美々が一肌脱いであげますかー。


摩美々「……さて、どこから説明したもんですかねー」

愛依「どうなってんの……?」

智代子「咲耶ちゃんが自殺なんて……?」

雛菜「もう雛菜考えるの疲れちゃった~」

凛世「天地が翻ったような心地です……」

めぐる「ひ、灯織……」

灯織「……」

【モノクマ「意見と意見をぶつけ合えー!」】対立!

摩美々「ちょっとー、何―?」

モノクマ「田中さん、どうやらあなた以外はまだ処理が追い付いていないようです!」

摩美々「みたいですねー」

モノクマ「白瀬さんの遺志を継ぎ、この事件が彼女の自殺だったと言うのなら、彼女たちを真正面から迎え撃つほかない!」

摩美々「それってもしかして、スクラムですかー?」

モノクマ「ええ!この学園長がそのための舞台を整えて、お手伝いして進ぜよう!さあ心行くまで、ロンパしろーーーー!!」

摩美々「……仕方ないですねー」


939: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:04:04.65 ID:XSsZlqvc0

-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「白瀬咲耶は他殺だ!」vs【白瀬咲耶は自殺だ!】


愛依「事件現場は密室だったんだよ?!だったら誰かが殺害に使ったんじゃないの?!」

智代子「咲耶ちゃんが自殺なんだったら摩美々ちゃんたちを薬品を使ってまで意識を失わさせる理由がないよ!」

凛世「咲耶さんが自殺ならば、なぜ多くの方を巻き込むような方法を選んだのでしょうか……」

雛菜「停電も自殺のために起こしたっていうんですか~?」

めぐる「ガスマスクが現場にあったのはどうして?!咲耶以外に意識のある誰かがいたってことじゃないの?!」

灯織「……咲耶さんは裏切り者じゃなかったからこそ、この合宿生活は続いているのではないんですか……?」

-------------------------------------------------
意見スロット
【ガスマスク】
【停電】
【薬品A】
【薬品B】
【密室】
【裏切り者】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

↓1


940: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:06:57.15 ID:RAGC9qUv0

密室
薬品A
薬品B
停電
ガスマスク
裏切り者


942: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:08:09.75 ID:XSsZlqvc0

-------------------------------------------------

【摩美々「ずっと摩美々のターンですー」】

愛依「事件現場は密室だったんだよ?!だったら誰かが殺害に使ったんじゃないの?!」
【摩美々「密室なのは自殺を邪魔されないようにしたんだよー」】

智代子「咲耶ちゃんが自殺なんだったら摩美々ちゃんたちを薬品を使ってまで意識を失わさせる理由がないよ!」
【摩美々「密室の中に入りこんじゃった三人に邪魔されないようにしただけだし、矛盾は何もなくなーい?」】

凛世「咲耶さんが自殺ならば、なぜ多くの方を巻き込むような方法を選んだのでしょうか……」
【摩美々「だから薬品Bは咲耶の持ち込んだものじゃないんだってー、別の誰かが事件が終わった後に置いたんじゃなーい?」】

雛菜「停電も自殺のために起こしたっていうんですか~?」
【摩美々「停電状態なら摩美々たちも身動きが取れなくなる、薬品Aの保険だったんじゃないかなぁ」】

めぐる「ガスマスクが現場にあったのはどうして?!咲耶以外に意識のある誰かがいたってことじゃないの?!」
【摩美々「咲耶が万が一薬品Aを吸っちゃうことを恐れて使ったんだよー」】

灯織「……咲耶さんは裏切り者じゃなかったからこそ、この合宿生活は続いているのではないんですか……?」
【摩美々「咲耶は裏切り者だって遺書にもあったよねー?」】

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値250以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です

↓直下より六回連続でコンマ判定(連投可)


943: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:10:03.06 ID:Y48UCmhCO



944: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:10:33.37 ID:Y48UCmhCO



945: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:11:16.32 ID:Y48UCmhCO



946: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:11:32.76 ID:RAGC9qUv0



947: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:11:47.24 ID:Y48UCmhCO



948: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:11:53.17 ID:RAGC9qUv0



951: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:15:19.98 ID:XSsZlqvc0

【6+37+32+76+24+17】

【コンマ合計値 192】

摩美々「あれー、ちょっとパワーが足りませんねー……」

摩美々「はぁ、もうちょっとだけ本気出しますかー」

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値250以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です

↓直下より六回連続でコンマ判定(連投可)


952: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:15:54.86 ID:RAGC9qUv0



953: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:16:27.28 ID:RAGC9qUv0



954: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:16:50.49 ID:rTEqe/XK0



955: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:16:51.44 ID:RAGC9qUv0



956: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:17:17.27 ID:Y48UCmhCO



957: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:17:41.92 ID:RAGC9qUv0



958: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:19:56.16 ID:XSsZlqvc0


【86+28+49+44+27+92】

【コンマ合計値326】

摩美々「これがたった一つの真実ってやつですー」

【全論破!】

【BREAK!】

-------------------------------------------------

摩美々「これまで灯織が立てて来た、音楽室の中の誰かによる殺人はー」

摩美々「どれも視点を変えてみると咲耶の自殺でも成り立つ話なんだよねー」

摩美々「何より咲耶の自殺を裏付ける遺書があるわけだし、信憑性があるのはどっちか。風野灯織さん、お答えくださーい」

灯織「……」

灯織「……そん、な」

めぐる「今の摩美々の説明は全部筋も通ってる……」

めぐる「灯織の推理を丸々呑み込んじゃったよ!」

円香「あそこまで周到に作り上げた密室が、自分の自殺を邪魔されないためだったなんて……最後まで人騒がせな方だったんですね」

凛世「一人で果てることに、恐怖を感じていたのかもしれません……」

凛世「最期、その刹那までは……誰かと共にありたい……そのために、今日決行に及んだのやもしれません……」

摩美々「……」

(咲耶、わざわざ私を音楽室での支度組に指名してたケド、そういうことだったわけー?)

灯織「ま、待ってください!」

摩美々「んー?」

灯織「それでもやはり、まだ私は納得がいきません!」

灯織「かくれんぼのルールですよ!咲耶さんが死亡しているのにこの合宿生活が続いている……だから咲耶さんはシロだったという話だったじゃないですか!」

摩美々「だからその前提が間違ってるんだってー」


959: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:20:43.43 ID:XSsZlqvc0

-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】

Q1. かくれんぼでコロシアイ合宿生活が終了する条件は?
A.裏切り者が死亡した場合 B.裏切り者を見つけた場合 C.裏切り者が殺された場合

Q2.白瀬咲耶の正体は?
A.裏切り者 B裏斬り者 C.裏伐り者 D.裏着り者

Q3.どうしてコロシアイ合宿生活が終わらない?
A.咲耶が本当はシロだったから B.今回の事件が殺人事件じゃなかったから C.モノクマにも犯人が分からないから


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
-------------------------------------------------


960: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:22:44.09 ID:Y48UCmhCO

caa


961: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:24:57.94 ID:XSsZlqvc0


(いや、ちょっと惜しいかなー)

(ここでのシロってつまりは【裏切り者】じゃない人ってことだからー……)

(コロシアイが終わらない理由は……そういうコトだよねー)

-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】

Q1. かくれんぼでコロシアイ合宿生活が終了する条件は?
A.裏切り者が死亡した場合 B.裏切り者を見つけた場合 C.裏切り者が殺された場合

Q2.白瀬咲耶の正体は?
A.裏切り者 B裏斬り者 C.裏伐り者 D.裏着り者

Q3.どうしてコロシアイ合宿生活が終わらない?
A.咲耶が本当はシロだったから B.今回の事件が殺人事件じゃなかったから C.モノクマにも犯人が分からないから


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
-------------------------------------------------


962: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:25:23.85 ID:Y48UCmhCO

cab


965: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:27:10.55 ID:XSsZlqvc0


摩美々「推理はつながりましたー」

【COMPLETE!】

摩美々「コロシアイ合宿生活が終わる条件は、裏切り者が殺されること、でしたよねー」

灯織「はい……だからこそ」

摩美々「なら、自殺はその限りじゃないですよねー」

灯織「……!?」

摩美々「白瀬咲耶は他の誰かに手を下されることなく、自分の手で命を絶った。その事実だけ見れば、かくれんぼの条件を満たしていないと断定も可能なんじゃないですかー?」

摩美々「実際モノクマもそういう解釈をしたからこそ、この裁判が開かれているわけですしー」

モノクマ「……」

智代子「ノーコメント、みたいだね……」

摩美々「発想の逆転ってやつだよー」

凛世「モノクマさまは、ルールには厳格です……」

凛世「逆説的に、咲耶さんが裏切り者である可能性も認められる……ということなのですね……」

摩美々「確かに咲耶がシロなら、一番手っ取り早い話かもしれないケド」

摩美々「さっきの遺書があるわけだし、もう今更自殺を否定する理由もないよねー」

灯織「……だったら、咲耶さんは、本当に……【裏切り者】、だったんですね……」

(そう、それは今更もう……否定できない)

(私はあの時にもう、知ってしまっていたから)


966: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:29:02.81 ID:XSsZlqvc0

-------------------------------------------------
【摩美々の部屋】

ピンポーン

摩美々「……誰ですかー?」

咲耶「やあ、摩美々。ご機嫌いかがかな?」

摩美々「今寝ようとしたところに来客があったので、ご機嫌斜めですー」

咲耶「フフ、それは困ったな。ご機嫌を取るためにも、部屋にお邪魔してお茶でも振るわせてくれないかい?」

摩美々「なにそれー、暑苦しいんですケド」

咲耶「……摩美々、ほんの少しでいいんだ」

摩美々「……咲耶ぁ?」

(あの時の咲耶は、いつもの咲耶と違って、瞳が妙に力強くて……)

(声が震えていた)


~~~~~~~~~~~~~~~

摩美々「結局私が淹れるんじゃないですかぁ」

咲耶「すまないね、同じユニットの仲間と言えプライベートな空間には不用意に踏み入るようなことはしたくないんだ」

摩美々「そういって面倒だっただけじゃないのー?」

咲耶「ああ、そうかもしれないね」

摩美々「……で、話があるなら早くしてもらえますー?」

咲耶「……ああ、そうだね」


私の呼びかけに対して咲耶は悲しそうな眼をしたかと思うと、私の入れたお茶を少しすすった。何かに怯えているようにその手は震えていて、カップと皿はカタカタと耳触りの悪い音を立てた。


967: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:30:03.52 ID:XSsZlqvc0


咲耶「ダメだね、話すと決めてからもう時間も経っているのに……こうしていざ目の前にすると弱い心が顔を出す」

摩美々「……ゆっくりでもいいから」

咲耶「ありがとう、摩美々は優しいね」


そう言って微笑むと、覚悟を決めた様子で咲耶は真っすぐ私の瞳を見つめた。


咲耶「摩美々……今から言うことは何の冗談でもない、本当のことだ」

摩美々「……うん」

咲耶「私は摩美々たちをこの生活が始まったときから欺いていた【裏切り者】だ」

摩美々「……はぁ?」


はじめは、咲耶の言っている言葉を信じようともしなかった。
それどころか、この状況でそんな最悪な嘘をつく友人に失望すらしていた。


摩美々「笑えないんですケド」

咲耶「やはり、そういう反応になるよね……でもさっき宣言した通り、これは本当のこと。私はモノクマとずっと内通している」

摩美々「だから……笑えないってー」

咲耶「みんなの情報をモノクマに横流しして、コロシアイ合宿生活の進行に協力していた」

摩美々「やめてって言ってるよねー」

咲耶「……摩美々」

摩美々「そんなの、いつもの咲耶らしくないんじゃない?そうやって他のみんなをだましたり、からかったりするのは悪い子の、摩美々の役目で……」

咲耶「……」

摩美々「だから、そんなのは咲耶が言っていい冗談じゃないっていうかー」

咲耶「ありがとう、摩美々はやっぱり優しいね」

摩美々「はぁ……?だから、そんなこと言うくらいなら今の嘘を誤って……」

咲耶「こんな最低の私のために、涙を流してくれるんだね」


咲耶に言われて、初めて気が付いた。
それは無自覚に、それは一直線に。頬を撫でるように滴り落ちる水滴だった。


968: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:31:03.69 ID:XSsZlqvc0


摩美々「はぁ?……な、泣いてなんかないですー」

咲耶「……本当に、いくら謝っても足りないとは分かっているんだ。でも摩美々の涙を前にして、謝らないと気が済まないんだ」


違う、泣いてなんかいない。
泣いてしまったら、それは咲耶の嘘を真に受けてしまった大バカ者になってしまう。
だから摩美々は泣いてなんかない。


咲耶「ごめん、摩美々」


だから咲耶も謝らないで、さっさと頭を上げてつまらない冗談だって笑ってほしいのに。


咲耶「どうか私を、許さないでほしい」


……それでも咲耶は、全く頭を上げようとしなかった。


咲耶「モノクマについて、具体的な話をすることはできない……もともと私も今回のコロシアイについて全部を知っているわけではないんだ」

咲耶「私は脅迫されて、協力関係を強いられている。それは紛れもない事実だ」

咲耶「だから、私が死ねばこのコロシアイは終わる」

摩美々「……!?さ、咲耶そんなの……」

咲耶「摩美々、私は摩美々たちのことが大好きなんだ。だから、そんなみんな疑いあい、殺し合う……この惨状を見ているだけで胸が張り裂けそうな思いなんだ」

咲耶「だから、これを終わらせられるなら私は自分の命なんか惜しくないよ」

咲耶「いや、むしろ私の命はここで使うべきなんだ。みんなを裏切り続けた罪は一生雪げない」

咲耶「でもせめて、私にできることはやらないと……それは最低限の義務であり、枷なんだ」


私には、咲耶のことを止めることはできなかった。
私は悪い子だから、もっと悪いことをしようとしている咲耶を止めることなんて出来ない。

-------------------------------------------------


969: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:32:14.26 ID:XSsZlqvc0


(咲耶はあの時、私に話してくれた義務と枷を果たした……)

(それなら、摩美々もちょっとだけ本気出さないと流石に咲耶に申し訳ないって言うかー)

(咲耶のために、摩美々もやれることをやらないとねー)

雛菜「じゃあ裏切り者が自殺したってのが結局この事件のすべてなんですか~?」

智代子「そうなるよね!摩美々ちゃんたちを眠らせた後……」

智代子「あれ?そういえばどうやって自殺したのかな?」

愛依「薬品B……は、無差別に人を殺しちゃうから咲耶ちゃんが使うとは考えにくいんだったよね?」

円香「……全く論理的じゃない」

灯織「でも、咲耶さんの遺体には目立った外傷もなかったですよね?」

灯織「首を吊ったり、腹を刺したりといった方法も取られていないなら……」

(咲耶が死んだ原因、それを明らかにしないと駄目ですよねー)

(今回の事件に持ち込まれた可能性のある、あれが原因とみて間違いないハズ……)


【正しいコトダマを選べ!】

↓1


970: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:33:27.76 ID:de2S5ski0

備品リスト


972: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:35:34.65 ID:XSsZlqvc0


摩美々「これですよー」

【解!】

摩美々「灯織も化学室の薬品棚は確認したよねー?」

灯織「はい……今回の事件では薬品が用いられていましたから……その出どころの調査のために化学室は訪れました」

めぐる「……あっ!もしかして!」

摩美々「ふふー、めぐるもわかったー?」

めぐる「うん!薬品A,Bを含めても……薬品棚の薬の数がどうしても一個足りなかったんだよ!」

めぐる「化学室の棚の中には毒薬も多かったから、それを咲耶が持ち出したんじゃないかな?!」

摩美々「具体的にその薬が何かまではわかりませんケド、今回の事件に関係してると思う方が自然ですよねー」

雛菜「薬を直接飲んだんだったら、外傷もつきませんし問題ないですね~」

雛菜「ていうか、これだけ議論してきたけど結局毒殺なんですね~」

智代子「気体を吸ったか直接飲んだかの違いだね!」

摩美々「さあ、これで咲耶の自殺についての疑問は全部解消できましたよねー?」


973: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:36:44.60 ID:XSsZlqvc0


灯織「……摩美々さん、概ね納得はできたんですが、一つだけ聞かせてもらってもよろしいでしょうか」

摩美々「えー?」

灯織「どうして、咲耶さんの自殺を今の今まで黙っていたんですか?」

めぐる「……そ、そっか!摩美々は最初っから遺書の存在を知ってた、それなら……摩美々が裁判が始まったときにその話をしていたら……」

めぐる「裁判自体やらなくても済んだかもしれないんだ!」

灯織「まさか摩美々さんが自殺にショックを受けて黙っていた……なんて理由ではないはずです。何かお考えがあって黙っていたんじゃないですか?」

(……ふふー、やっぱりバレちゃってるかー)

(灯織、この学園に来る前はこんなにカンも良くなかったはずなのに……まぁ嫌でも成長しちゃいますよねー)

摩美々「灯織やるじゃーん、ご名答だよー」

灯織「……やっぱり、あえて黙ってたんですね」

愛依「あ、あえて?!」

雛菜「……もしかして、円香先輩と同じですか~?」

円香「……」

雛菜「事件の真実を隠して、裁判を撹乱するのが目的で黙ってたんじゃないですか~?」

灯織「いえ……そうではないはずです。攪乱が目的なら、最後まで黙っているはずですから」

(そう、私には……いや、咲耶には明確な目的があった)

(【自殺】で裁判を起こすことこそが目的だったんだから……!)


974: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:38:12.81 ID:XSsZlqvc0


摩美々「そろそろいい頃合いですかねー」

摩美々「ねえモノクマー、摩美々から大事な大事なお話があるんですケドー」

モノクマ「……」

モノクマ「……」

モノクマ「……はっ!もしかして今、ガイアがボクのことを呼んだかい?!」

摩美々「ガイアじゃなくて田中摩美々ですー」

摩美々「今回の動機について確認させてもらえますかー?」

灯織「今回の動機……?」

摩美々「かくれんぼでのコロシアイ合宿生活の終了条件って、裏切り者が生徒の手によって殺害されることなんですよねー?」

モノクマ「ん?まぁ基本的にはその解釈でダイジョーブ博士ですけど?」

摩美々「ふふー、それが聞ければ十分ですー」

(そう、その言葉を待っていた……)

(別に仇討ちなんてたいそうな心構えじゃないですケド)

(咲耶のために、ちょっとぐらいなら摩美々だって頑張れるんですからー)

摩美々「なら、自殺はどうなるんですか?」

モノクマ「……んん?何が言いたいの?」

摩美々「確かに咲耶は他の誰かに殺害されたわけじゃないですケド」

摩美々「白瀬咲耶という人間の命は確実に、白瀬咲耶という生徒の手によって奪われた……咲耶は咲耶に殺害されたって言えるんじゃないですかー?」

灯織「……!!」


975: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:39:17.20 ID:XSsZlqvc0

-------------------------------------------------

咲耶「いや、むしろ私の命はここで使うべきなんだ。みんなを裏切り続けた罪は一生雪げない」

咲耶「でもせめて、私にできることはやらないと……それは最低限の義務であり、枷なんだ」

咲耶「だから私は、自分の手で自分の人生を終わらせる。自殺をさせてもらうよ」

摩美々「咲耶、忘れたー?かくれんぼのルールは、裏切り者が殺害されたときに合宿生活が終わるんだよー?」

摩美々「咲耶が自殺したんじゃ、モノクマは合宿生活を終了はさせないんじゃないのー?」

咲耶「ああ、そうかもしれないね」

摩美々「はぁ?」

咲耶「だからこそなんだ……残される摩美々には、私の意志を託したい」

咲耶「自殺であっても、故意に命を奪う行為であることに変わりはない。白瀬咲耶が白瀬咲耶を殺害した、そう主張できるはずだ」

摩美々「そんなの屁理屈じゃないですかー」

咲耶「そう、これはただの揚げ足取りで言葉遊びでしかない。とはいえ、モノクマが一番嫌うところでもある、彼は人一倍、クマ一倍ルールには厳格だからね」

咲耶「中でも学級裁判では徹底して公平の立場を保っている。クロにもシロにも有利不利が起きないようにね」

咲耶「なら、その学級裁判で不正が起きることは何があっても認可しないはずだ」

摩美々「……つまりー?」

咲耶「私が死んでもこの合宿生活が終わらず、裁判が開かれることがあれば……」

咲耶「私自身が私を殺したと主張してほしい」

摩美々「ってことはつまり……咲耶の仇を討てってー?」

咲耶「フフ、私の弔い合戦で摩美々は武器を取ってくれるかい?」

摩美々「……まぁ、やぶさかではないですケド」

-------------------------------------------------


976: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:40:09.81 ID:XSsZlqvc0


摩美々「咲耶が咲耶自身の手で殺害されたんだったら、今この学級裁判が開かれてる状態こそが倒錯しているんじゃないですかー?」

モノクマ「……ふーん、要はキミは、ボク自身がルールを破ってるってそう主張したいんだね?」

摩美々「ま、そういうことですねー」

モノクマ「へぇ……面白い主張だね。自殺は自分を殺すとも書くわけだし、その点では確かに殺害行為と言えなくもないだろうね」

摩美々「だったら、この学級裁判が開かれてる状況おかしいと思いませんかぁ?」

摩美々「モノクマ自身が、ルールを破ってるようなものじゃないですかぁ」

モノクマ「……」

モノクマ「クックックッ……面白い、面白いクマ。まさか自殺という言葉を武器にしてボクには向かってくるとはね」

モノクマ「いいよ、オマエがその気ならボクもそれに応じてやるよ」

モノクマ「でもさ、今オマエが口にしてるのってこの合宿生活の存亡にかかわる話なわけじゃん?」

モノクマ「ボクのミスだって指摘するんだったら、それに見合うだけの覚悟とリスクを背負ってもらわないと!」

灯織「覚悟と、リスク……?」


977: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:41:00.99 ID:XSsZlqvc0






モノクマ「田中さんの筋が通らなかったとき、田中さんにはこの合宿生活の存続を妨げた罰としておしおきさせてもらうから!」






978: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:42:04.43 ID:XSsZlqvc0


摩美々「……!!」

愛依「ちょっ……なんで、おしおき……!?」

智代子「そ、そんなのおかしいよ!摩美々ちゃんは誰も殺してないのに!」

モノクマ「このコロシアイ合宿生活はただのデスゲームじゃないんだよ!それぐらいの責任は負ってもらわないと、みんなが納得しないんだよ!」

円香「……みんな?」

摩美々「……そのぐらいの覚悟、摩美々にないと思いましたー?」

灯織「摩美々さん……っ!」

(大丈夫、これはモノクマの揺さぶりに決まってるんですからぁ)

(逆に言えば、モノクマが焦っている何よりの証拠なわけでー)


979: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:42:50.68 ID:XSsZlqvc0


(……咲耶、そこで見ててよねー)

(咲耶が終わらせようとしたこのコロシアイを摩美々が終わらせちゃうのでー)





(咲耶のせっかくの手柄を奪っちゃうなんて、私ってば悪い子ですよねー)





980: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:43:51.30 ID:XSsZlqvc0





【学級裁判中断!】






2: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 14:36:45.78 ID:XSsZlqvc0

【4章現在での主人公の情報】
 
【超高校級の占い師】風野灯織

-------------------------------------------------
・習得スキル

【一番星の魔法】
〔自由行動二回目終了時にモノクマメダル10枚を消費することで、その日の自由行動を一回プラスすることができる〕

【ポシェットの中には】
〔自由行動のある日に限り一日の終わりにコンマ判定を行い、末尾の数字の枚数分だけのモノクマメダルを獲得できる〕

【意地っ張りサンセット】
〔反論ショーダウン・PTAのコンマ値の基礎値が+10される〕

【包・帯・組・曲】
〔学級裁判の誤答時ペナルティを三回までなかったことにする〕

【HAPPY-!NG】
〔交流による親愛度上昇が+0.5される〕

【摩的・アンチテーゼ】
〔反論ショーダウン・PTAでコンマ値の基礎値が+15される〕


・【現在のモノクマメダル】71枚


・【現在の所持品】
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグ口ーブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】


3: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 14:38:16.58 ID:XSsZlqvc0

【校則】

【1】生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。
【2】夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。
【3】就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。
【4】希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
【5】学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。
【6】仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
【7】生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
【8】学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
【9】学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。
【10】コロシアイ合宿生活で同一のクロが殺せるのは、2人までとします。


【通信簿および親愛度】

・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0

・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0【DEAD】
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……3.5【DEAD】
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……12.0

・【超高校級の幸運】園田智代子……3.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……2.0

・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……3.0【DEAD】
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0【DEAD】

・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0

・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……6.0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……12.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】


4: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 14:39:26.94 ID:XSsZlqvc0

【コトダマ】

【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。

以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕

【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕

【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕

【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕

【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕


5: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 14:40:23.79 ID:XSsZlqvc0


【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕

【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕

【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕

【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕

【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕

【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕

【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕


6: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 14:41:09.53 ID:XSsZlqvc0


【音楽室のエアコン】
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕

【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕

【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕

【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕

【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕

【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕

【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕

【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕

-------------------------------------------------


8: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:01:44.29 ID:gNSguuoX0





【学級裁判 再開!】






9: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:03:50.48 ID:gNSguuoX0





……どうすればいい?




10: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:05:02.63 ID:gNSguuoX0


今の私は、何ができる?何をすればいい?


モノクマ「田中さんの筋が通らなかったとき、田中さんにはこの合宿生活の存続を妨げた罰としておしおきさせてもらうから!」

摩美々「……!!」

愛依「ちょっ……なんで、おしおき……!?」

智代子「そ、そんなのおかしいよ!摩美々ちゃんは誰も殺してないのに!」


咲耶さんの遺書。それはあまりにも信憑性がすさまじく、私は摩美々さんの推理に圧倒されるばかりだった。議論の流れを指をくわえて見守ることしかできず、気づけばここまで来た。


モノクマ「このコロシアイ合宿生活はただのデスゲームじゃないんだよ!それぐらいの責任は負ってもらわないと、みんなが納得しないんだよ!」

円香「……みんな?」

摩美々「……そのぐらいの覚悟、摩美々にないと思いましたー?」

灯織「摩美々さん……っ!」


今、摩美々さんは私たちを背負って立ち、モノクマと単身闘おうとしている。
咲耶さんの遺志を継いで、この合宿生活を終わらせるために……矛盾を叩きつけようとしている。


モノクマ「クックックッ……いいねえ、自分の命も厭わない。ライオンに噛まれたインパラみたいな目をしてるよ」

摩美々「……」


11: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:06:01.12 ID:gNSguuoX0


摩美々さんは、咲耶さんに倣って自分の命を懸けて戦っている。
なら、私にすべきことは摩美々さんの戦いを見守り続けること……?


モノクマ「オマエがそこまで覚悟を決めてるなら、ボクもそれに答えないとね!」

摩美々「……」


……なら、この胸のざわつきは何?
咲耶さんの自殺、それは事件の前から確定していて……摩美々さんはそれを知ったうえでこの計画を立てた。それに矛盾はない、ないはずなんだけど……


モノクマ「『白瀬咲耶は自殺をした。かくれんぼの条件を自分で自分を殺害したという形で満たした。だけどボクはそれに気づかず学級裁判を開いている』この三点を糾弾したいってことで合ってる?」

摩美々「そうですねー」


……なんで、モノクマはあんなに冷静なの?
自分自身のルール違反だなんて、そんなのモノクマが一番嫌いそうなのに……


摩美々「モノクマ自身のルール違反を指摘させていただきますー」

モノクマ「じゃあ最後にもう一回だけ確認するよ?オマエは糾弾に失敗した場合その時点でおしおき決定。それでもボクのルール違反を指摘する?」


……このまま黙っていたら、摩美々さんは本当に自分の命を懸けてしまう。
私は、それでいいの?

……これが最後のチャンスだ。
私しか、それをできる人はいない。


12: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:07:30.83 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------


【私が選ぶべきなのは……】


・異議を唱える
・異議を唱えない


↓1
-------------------------------------------------


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:09:12.17 ID:dPCmWlpC0

異議あり!


14: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:10:07.82 ID:gNSguuoX0


摩美々「だから、そうするって言ってるじゃ……」

【灯織「異議あり!」】反論!



摩美々「はぁ……?」

灯織「あ、そ、その今のは……学級裁判ということもあり裁判の形式に従ったと言いますか……その……」

摩美々「そんなの別にいいケド、ここに来て異議を唱えるってそれどういう意味か分かってるのー?」

灯織「……はい」

摩美々「咲耶の遺志、そして私の覚悟を否定するかもしれない……その可能性が分からないわけじゃないよねー」

灯織「……もちろんです。ですが、私もここで止まるわけにはいかないんです!」

灯織「もし、摩美々さんが無為に命を落とすことがあれば……一生悔やんでも悔やみきれません」

灯織「私があなたをここで止めて見せます!」


15: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:11:41.04 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

-------------------------------------------------

摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:18:41.99 ID:lpuX0YfG0

【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】に【ガスマスク】


17: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:21:55.49 ID:gNSguuoX0

摩美々「ガスマスクは薬品Aの吸引対策でしょー?」

摩美々「咲耶の死因の服毒自殺とはなんら矛盾しないと思うケド」

(……咲耶さんの服毒自殺を否定するには、毒を飲んだことを否定しないと駄目……)

(何か矛盾はないか……なんとしても見つけないと……!)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

-------------------------------------------------

摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:24:50.87 ID:IQCyATDe0

【一つ減ってた】に【備品リスト】


20: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:26:58.56 ID:gNSguuoX0

摩美々「むしろ灯織がその備品リストをよく見直すべきなんじゃなーい?」

摩美々「薬品が減ってたことは事実でしょ?」

(くっ……このリストに書かれている薬品のうち一つ、それが化学室から無くなっていたことは事実)

(……ん?このリストを見直す……?)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

-------------------------------------------------

摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:30:29.70 ID:IQCyATDe0

【一つ減ってた】に【薬品B】


22: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:33:32.69 ID:gNSguuoX0

摩美々「いや、減ってた薬は『コトキレルX』、薬品Bとは別物でしょー?」

摩美々「小手先で誤魔化そうったってそうはいかないからー」

(摩美々さんの言う通り、薬品周りの事実に矛盾はない……)

(なら、現場との間に何か矛盾はなかったかな……)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

-------------------------------------------------
【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

-------------------------------------------------

摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:38:01.83 ID:7IMnY3heO

化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった に モノクマファイル4


25: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:41:47.52 ID:gNSguuoX0

摩美々「モノクマファイルには、死因の記載はなかった……」

摩美々「でもそれは薬品Bを使った殺害と錯覚させるためにモノクマが仕組んだ計略なんじゃないの?」

(流石は摩美々さんだ……理屈の練合では負けてしまう……)

(服毒自殺が不可能だった、行われていない……そういった明確な根拠をぶつけないとだめ……だよね)

(『コトキレルX』を飲むという自殺方法……薬品の特徴……?)

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

【コトノハ】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
‣【モノクマファイル4】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【かくれんぼ】


摩美々「咲耶は自殺したんだよー」

摩美々「まず薬品Aを開封して、座席に隠しておく」

摩美々「その後で燻煙剤を焚くことで有毒な煙が発生していると思わせてー」

摩美々「しゃがむように指示して、私たちにガスを吸わせて眠らせるー」

摩美々「音楽室も密室にしておいてー」

摩美々「誰の邪魔もないままに自殺したんですよー」

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【発展!】

灯織「確かに自殺までの流れの論理は通っていますが……」

灯織「咲耶さんの取った自殺の方法には疑問が残っています!」

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摩美々「何言ってんのー」

摩美々「どうやって自殺したのかももう明らかじゃーん」

摩美々「咲耶は【化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった】んだよー」

摩美々「化学室の棚にあった薬品が【一つ減ってた】のは灯織も確認したよねー?」

摩美々「もういいですかー?」

摩美々「咲耶は自殺だった、それは揺るがぬ真実だよー」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】

【コンマの数値が+25されます】

↓1
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26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:43:57.78 ID:7IMnY3heO

化学室の薬品を飲んだ服毒自殺だった に 備品リスト


27: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:45:12.23 ID:gNSguuoX0


灯織「見つけた……!」

【BREAK!】

灯織「……そうだ、やっぱりおかしいですよ」

灯織「咲耶さんが服毒自殺をした……だとしたら現場には矛盾が生まれてしまいます」

摩美々「……どういうことー?」

灯織「摩美々さんも確認したと思いますが、こちらの化学室の備品リストを再度確認してもらえますか?」

灯織「ねえ、めぐる……なくなってた薬品がどんな特徴だったかはめぐるも一緒に確認したよね?」

めぐる「うん、無くなってたのは確か……飲むと全身の麻痺が最初に引き起こされて、やがて心臓も麻痺して死んじゃう液体の毒薬……だったよね」

灯織「じゃあめぐる、その薬を飲むためにはどうすればいい?」

めぐる「え?液体だから……直接ボトルから飲んだり、コップに入れたり?」

めぐる「……あっ!」

灯織「そう、現場にそんなものは残って無かったよね?」

凛世「お待ち下さい……」

凛世「ステージ上には、薬品Bの容器がありました……盗難された薬品と、薬品Bとの間で中身の入れ替えが行われた可能性はないのですか……?」

愛依「そっか……それならボトルに入れて持ち込めるし、ずっと誰が持ち込んだかナゾだった薬品Bのボトルの意味も説明できんじゃん!」

灯織「いや……その可能性はないと思うよ」

凛世「……何故、でしょうか」


【正しい選択肢を選べ!】

・ボトルの使いまわしはできないから
・薬品Bがまだ入っていたから
・毒薬が空気にさらすと固まってしまうから


↓1


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:46:21.25 ID:lpuX0YfG0

ボトルの使いまわしはできないから


29: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:48:05.93 ID:gNSguuoX0


灯織「これです!」

【解!】

灯織「薬品Bのボトル自体にその証拠が残ってるよ」

智代子「ボトル自体に……?」

雛菜「あ~!ラベルに書いてある~!」

雛菜「『本薬品は強い毒性があります。使用後のボトルは速やかに廃棄し、他の液体を保存するのには用いないでください』だって~♡」

灯織「咲耶さんが自殺する意思があったとはいえ、イレギュラーな事態を引き起こす恐れがある方法で毒薬を持ち込みはしないはずです」

摩美々「……そ、それはー」

灯織「現場に毒薬を入れたと思われる容器がない以上は、化学室から持ち出された毒薬を飲んで自殺したとは考えづらいんです」

愛依「えっ……!?それじゃあ咲耶ちゃんは、自殺じゃないってわけ?!」

灯織「……その可能性はあると思います」

モノクマ「あれ?これもしかして、田中さんのボクへの挑戦もお流れする感じですか?」

摩美々「……」

摩美々「いったん保留でー」

モノクマ「あれま!それなら仕方ないね!」


30: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:49:13.37 ID:gNSguuoX0


摩美々「でも別に私は咲耶の自殺を否定する気はないよー?」

摩美々「灯織が示したのはあくまで服毒自殺の否定であって、他にも自殺の方法はあるかもしれないしー」

(摩美々さんはあくまで自殺を譲る気はない……)

(摩美々さんだけに、咲耶さんは自身の秘密を明らかにしていた上にあの遺書……)

(私が摩美々さんでも、そうなると思う)

(でも、摩美々さんの推理を否定しないと前に進めないはずなんだ……!)

愛依「こ、これって結局どっちなん?!咲耶ちゃんは自殺だったの?!他殺だったの?!」

雛菜「でもやっぱり状況からすると他殺の方が自然じゃないですか~?」

凛世「しかし、自殺でも成立するのもまた事実です……」

めぐる「わたしは灯織の意見を信じるよっ!」

智代子「でも、化学室の薬品の盗難は見逃せないし……」

灯織「だからそれはいま説明した通り……」

円香「せっかく遺書があるのに、それを信じないの?」

摩美々「……咲耶」


【モノクマ「真実は二つに一つー!」】対立!

-------------------------------------------------

モノクマ「おやおや、これはデジャブってやつじゃないかい?!」

モノクマ「咲耶さんの死について、他殺か自殺かの議論……つい先ほど見たばかり、ですが!」

モノクマ「議論とは有為無常!状況は常に変わり行くものなのです!」

モノクマ「さあ、己の真実を信じてぶつかりあえー!」


31: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:50:49.33 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「白瀬咲耶は自殺だ!」vs【白瀬咲耶は他殺だ!】

愛依「咲耶ちゃんは密室を作って自殺を妨げられないようにしてたんだよ!」

凛世「咲耶さんは、薬品Aを用いて室内のみなさんを眠らせ……誰の邪魔も入らぬ中、その命を絶たれたのです……」

智代子「化学室で盗まれた毒薬……やっぱりあれは見逃せないよ!」

円香「咲耶さんの遺書の内容と事件はなんら矛盾していない……だったら自分の自殺を利用してモノクマに矛盾を突きつけようとしたんじゃないの?」

摩美々「今もコロシアイ合宿生活が続いてるっていうのが咲耶が自殺だったことの何よりの証拠でしょー?」

-------------------------------------------------
意見スロット
【毒薬】
【かくれんぼ】
【密室】
【遺書】
【薬品A】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

↓1


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:52:38.64 ID:7IMnY3heO

密室 薬品A 毒薬 遺書 かくれんぼ


33: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:55:29.96 ID:gNSguuoX0


愛依「咲耶ちゃんは密室を作って自殺を妨げられないようにしてたんだよ!」
【灯織「めぐる!」
 めぐる「密室は咲耶じゃなくても作れたし、殺人のために利用した可能性もあるよ!」】

凛世「咲耶さんは、薬品を用いて室内のみなさんを眠らせ……誰の邪魔も入らぬ中、その命を絶たれたのです……」
【灯織「雛菜!」
 雛菜「それは他殺でも成り立つ話ですよね~、目撃者を作らないため、とか~?」】

智代子「化学室で盗まれた毒薬……やっぱりあれは見逃せないよ!」
【灯織「めぐる!」
 めぐる「毒薬が盗まれてるのは事実だけど、現場に毒薬を持ち込むのは困難だよ!」】

円香「咲耶さんの遺書の内容と事件はなんら矛盾していない……だったら自分の自殺を利用してモノクマに矛盾を突きつけようとしたんじゃないの?」
【灯織「ここは私が!」
 灯織「遺書の内容と今回が自殺だったかどうかは直接関係しません……自殺だった明確な証拠とは言えないです!」】

摩美々「今もコロシアイ合宿生活が続いてるっていうのが咲耶が自殺だったことの何よりの証拠でしょー?」
【灯織「ここは私が!」
 灯織「かくれんぼのルール、まだ抜け道があるのかもしれません!」】

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値200以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です

↓直下より五回連続でコンマ判定(連投可)


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:56:42.30 ID:lpuX0YfG0



35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:56:49.91 ID:7IMnY3heO



36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:57:25.23 ID:7IMnY3heO



37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:57:57.99 ID:7IMnY3heO



38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 15:58:01.88 ID:LLFsavAH0

っす!


40: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 15:59:29.62 ID:gNSguuoX0


【30+91+23+99+88】

【コンマ合計値331】

【全論破】

「「「これが私たちの答えだよ!」」」

【BREAK!】


灯織「……摩美々さん、今回の事件の状況は自殺でも、他殺でも成り立つ条件が多いです」

摩美々「……」

灯織「だからお願いです……もう少しだけ、議論をさせてもらえませんか?」

灯織「咲耶さんの遺志を継ぐためにも、私たち全員が納得した形で学級裁判を終わらせたい。そう思うんです」

摩美々「……仕方ないですねー」

(摩美々さん……!)

摩美々「この合宿生活を終わらせるのはもう少しだけ先送りにしてあげますー」

摩美々「その代わり、摩美々も納得できる結論にもっていってよねー」

灯織「も、もちろんです……!」

(よし、議論をつなぎとめることができた……!)


41: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:01:03.96 ID:gNSguuoX0


愛依「ってことは、こっから先は自殺か他殺かの話を詰めていくってことでいいんだよね?」

凛世「しかし、現場の状況はそのいずれでも成立するような条件ばかり……」

凛世「ここからどうやって導けばよいのでしょうか……?」

智代子「うーん……どっちかだと成立しない矛盾があれば、話は早かったんだけど……」

めぐる「あっ!それだったらずっと気になってることを聞いてもいいかな?」

灯織「めぐる?」

めぐる「停電だよ!」

めぐる「さっき摩美々は自殺を主張するときに、摩美々たちの行動を制限するために停電を起こしたって言ってたけど……」

めぐる「どうやって停電を起こしたのかなーって!」

凛世「電力を過剰に使いすぎたことに由来するのではないでしょうか……?」

モノクマ「言っておくけど、そんなちゃちな理由じゃ停電は起きないよ!」

モノクマ「この学園には最新鋭の設備を導入してるからね!並大抵の電力使用じゃブレーカーを落とすなんて無理無理の無理久保です!」


42: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:01:44.70 ID:gNSguuoX0


円香「……なら、直接ブレーカーを落とすしかないんじゃない?」

智代子「でも、煙が発生した時咲耶ちゃんはステージの上だよ?」

雛菜「代わりに制御室にいたのは~?」

摩美々「……」

愛依「ま、摩美々ちゃん?!」

灯織「……流石に、モノクマ相手に命を賭けようとまでした摩美々さんが停電を起こしたとは思い難いです」

凛世「では、摩美々さんのほかに……どなたか制御室に隠れていらっしゃったのでしょうか……」

めぐる「もしかして、円香が潜んでたんじゃないかな?!」

円香「……はぁ?」

灯織「いや、あの部屋には隠れるような空間はないし……流石に誰かいたら摩美々さんも気づいてたと思う」

愛依「ん~?だったら誰がブレーカーを落とすの?」

(そうだ……今回の犯人は何かしらの方法を使って、制御室にいない状態でブレーカーを落としたんだ)

(そのトリックを明らかにしない限り……真相にはたどり着けない……!)

(考えろ……考えるんだ……!)


43: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:02:48.86 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【音楽室のエアコン】
‣【ピアノ線】
‣【モノクマファイル4】
‣【モノクマの証言】
‣【ブレーカー】
‣【音楽室の扉の鍵】


めぐる「停電を起こすには【ブレーカーを落とす必要がある】よ!」

めぐる「どうしてブレーカーは落ちちゃったのかな?」

雛菜「≪設備が老朽化してた≫んですかね~?」

智代子「ケーブルが切れてたこととなにか≪関係ある≫のかな?」

円香「本当はブレーカーは落ちてなくて、≪照明の電源が切られてた≫だけなんじゃない?」

愛依「ブレーカーを落とすんならその場に【絶対いなきゃなんない】し……」

愛依「もしかして……ブレーカーを落としたのは摩美々ちゃんの≪もう一つの人格≫的な?!」

摩美々「ちょっとー、変なキャラ付けはやめてよねー」


【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:04:46.03 ID:/J4PFlFB0

絶対いなきゃなんない に 音楽室のエアコン


45: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:08:48.63 ID:gNSguuoX0

モノクマ「ちょっと!並みの電力使用じゃブレーカーは落ちないって今言ったよね!」

モノクマ「ボクの学園を悪くいうのは許さないよ!」

(……ガヤが入ってしまった)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

【コトダマ】
‣【音楽室のエアコン】
‣【ピアノ線】
‣【モノクマファイル4】
‣【モノクマの証言】
‣【ブレーカー】
‣【音楽室の扉の鍵】


めぐる「停電を起こすには【ブレーカーを落とす必要がある】よ!」

めぐる「どうしてブレーカーは落ちちゃったのかな?」

雛菜「≪設備が老朽化してた≫んですかね~?」

智代子「ケーブルが切れてたこととなにか≪関係ある≫のかな?」

円香「本当はブレーカーは落ちてなくて、≪照明の電源が切られてた≫だけなんじゃない?」

愛依「ブレーカーを落とすんならその場に【絶対いなきゃなんない】し……」

愛依「もしかして……ブレーカーを落としたのは摩美々ちゃんの≪もう一つの人格≫的な?!」

摩美々「ちょっとー、変なキャラ付けはやめてよねー」


【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------


46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:11:02.98 ID:XF7bcd5T0

【絶対いなきゃなんない】に 【ピアノ線】でしょうか


47: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:12:27.22 ID:gNSguuoX0


灯織「それは違います!」

【BREAK!】

灯織「制御室にあったブレーカーは最近では珍しいレバー式のブレーカーです」

めぐる「そうだったね!ブレーカーは上下に動かせて、上にある時にONで、下にある時にOFFなんだ!」

灯織「ボタン式ならその場にいないとブレーカーを落とすことはできませんが……レバー式なら、レバーを下に動かすことさえできれば落とすことは可能ですよね?」

雛菜「確かにそうだけど~、レバーを下に動かすなんてどうやってやるの~?」

灯織「ピアノ線だよ……!こちらをレバーに括りつけておけば、ピアノ線を引っ張るだけでレバーを下げることが可能になる!」

愛依「ピアノ線……?」

凛世「音楽室ならば、調達も容易でしょう……糸としての強度も申し分なく……」

凛世「トリックに使うにはうってつけと言って過言なきものかと……」

摩美々「まぁ、不可能じゃないと思うケド……肝心のピアノ線を使ったそのトリックはどういうトリックなのー?」

摩美々「まさか部屋の外から糸を引く、なんて言わないよねー?」

灯織「……おそらく、犯人はレバーと反対側を別のものに括りつけたんだと思います」

灯織「括りつけた先のものが勝手に作動して、ピアノ線を巻き取るように動かすことで、力を伝達させたのではないか、と」

めぐる「別のものに、括り付ける……?」

摩美々「その様子だと、その【別のもの】とやらもわかってるみたいだねー」

灯織「……はい」

摩美々「それじゃあ示してもらおっかー」

摩美々「犯人は、どうやって制御室のブレーカーを落としたのかー」


【正しいコトダマを選べ!】

>>4~6

↓1


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:15:34.98 ID:/J4PFlFB0

制御室のエアコン


49: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:16:48.80 ID:gNSguuoX0


灯織「これです!」

【解!】

灯織「制御室の空調ではないでしょうか?」

愛依「空調……?」

灯織「制御室の空調は音楽ホールとは別に動いていて、タイマーが設定されていました。16時20分に起動するように」

智代子「16時20分って……咲耶ちゃんが死んじゃった時間とおんなじだよね!」

灯織「家庭用の一般的な空調と同じ型になっているので、時間になると噴出孔が開く仕組みになっています」

灯織「その際に開くパネルにピアノ線を括り付けていれば……」

灯織「連動してピアノ線を引っ張ることも可能なのではないでしょうか!」

摩美々「……途中までブレーカーを下ろした状態で、ピンと張りつめて結ぶようにしたら確かにタイマーと共にレバーが落ちる仕掛けが作れるかもしれないですねー」

雛菜「ピアノ線は透明だから、仕掛けには気づきにくいですしね~」

智代子「この仕掛けなら……制御室にいなくてもブレーカーを落とすことが可能になるね!」

円香「……むしろ、音楽室にいなくてもブレーカーを落とすことが可能になる」

円香「空調のタイマーさえ設定してしまえば、あとは放っておくだけ。アリバイ作りにはもってこいじゃない?」

めぐる「そっか……密室の外からでもブレーカーが落とせちゃうんだ……!」


50: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:18:20.14 ID:gNSguuoX0


摩美々「……問題は、誰がその仕掛けを作ったのかってことだケド」

灯織「……」

(今言った仕掛けを実行するには、あのブレーカーに手が届くことがそもそもの条件)

(ただ、あのブレーカーは私たちでは手が届く高さではなく……)

(一番背の高かった咲耶さんでようやく、といった高さだった……)

雛菜「ん~、でも雛菜たちじゃブレーカーにそもそも手が届かないんでしたよね~」

めぐる「咲耶が作った仕掛けじゃなかったとしたら……」

めぐる「あっ!そうだ!制御室の椅子を使ったんじゃないかな!」

めぐる「ほら、あの椅子の上に立てば誰でも手が届くんじゃないかな?」

摩美々「残念だけど、あの椅子は床に固定されてるから動かせないんだよねー」

雛菜「もしかして、円香先輩が何かしたんじゃないですか~?」

円香「……はぁ?」

雛菜「例えば犯人を肩車したとか~」

円香「……そんなわけないでしょ、そもそも音楽室の中で私を目撃した?」

凛世「手詰まり、でございます……」

(身長の問題……これをどうにかしない限りは……トリックを証明できない……!)

愛依「そ、それじゃあ……咲耶ちゃん以外誰もできなくね……?」

智代子「うーん、制御室には他に【踏み台】になりそうなものもなかったよね……?」


51: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:19:04.05 ID:gNSguuoX0


(…………)

(……【踏み台】?)

灯織「待って……!もしかすると、わかったかもしれない……」

めぐる「えっ?!ひ、灯織……それホント?!」

灯織「……うん、この仕掛けを作るうえで大事なのは、身長の問題なわけだけど」

灯織「犯人はある物を【踏み台】にすることで、自分の身長をブレーカーとエアコンに手が届くまでに調節したんだよ」

摩美々「ある物……?」

めぐる「ひ、灯織!そのある物って……!?」

(犯人が踏み台に使った【ある物】は、制御室に持ち込むのを見られても誰も不審に思わないものだ)

(一定の高さと強度を持ったうえで、その要件を満たすものは……あの音楽室の中ではあれしかない……!!)

-------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】


ボ/―/ス/ッ/ク/ラ/―/ク


【正しい順番に並べ替えろ!】

↓1
-------------------------------------------------


52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:19:43.17 ID:LLFsavAH0

クーラーボックス


55: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:21:05.34 ID:gNSguuoX0


灯織「そうか……わかりましたよ!」

【COMPLETE!】

灯織「クーラーボックスですよ……!あの時現場で踏み台に使えたのはそれしかありません!」

愛依「クーラーボックスって……ドリンクを入れてた?!」

めぐる「クーラーボックスならある程度の強度はあるし、乗っても壊れることはなさそうだね!」

灯織「私たちがライブ中に飲む飲み物を淹れておいたクーラーボックス、あれを作業中の皆さんに配るという名目があればクーラーボックスを持ち歩いて制御室に持ち込んだとしてもおかしくありません!」

灯織「制御室で作業中だった摩美々さんにその場でドリンクを手渡した後、適当な理由をつけて部屋の外に出してしまえば後はクーラーボックスの上に立って仕掛けを作れます」

摩美々「……!!」

灯織「これで停電のトリックも実現可能だと明らかになりました!」

摩美々「……灯織」

灯織「摩美々さん……わかったんですね」

摩美々「このトリックが使われたとなると……犯人もおのずと絞られる」

摩美々「咲耶の死の真相、灯織がいなかったら気づかないままだったかもしれない……」

摩美々「灯織、ありがとう」

(……あの時真実を探ることをあきらめなかったから、ここまで来れた)

(もう真相は目の前……咲耶さんの死に残された謎はもうあとわずか)

(咲耶さんを殺害した犯人の姿は……もう見えている)

灯織「……いえ、咲耶さんの真意を知れたからこそ、私もここまで来れました」

灯織「だからこそ、今ここで!私は真実を明らかにします!」

灯織「咲耶さんを殺害した犯人は……あなたです!」



【クロを指摘しろ!】

↓1


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:21:30.54 ID:/J4PFlFB0

りんぜ


57: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:23:11.30 ID:gNSguuoX0


灯織「あなたしか……いない!」

【解!】

灯織「凛世……あなた、なんだよね」

凛世「……」

めぐる「り、凛世……?」

灯織「犯人が停電のトリックに使ったクーラーボックス、あれを管理していたのは凛世」

灯織「ドリンクを配り歩いていたのも凛世だし、音楽室から持ち出したのも凛世だった」

凛世「……」

灯織「クーラーボックスを踏み台として利用できたのは、凛世だけなんだよ」

智代子「そ、そんな……そんなの……」

智代子「り、凛世ちゃん、違うよね?!灯織ちゃんの勘違いだよね?!」

智代子「だって凛世ちゃんが……凛世ちゃんが誰かを殺すなんて……そんなのあるわけがないよね?!」

凛世「……」


58: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:23:56.14 ID:gNSguuoX0


凛世「……はい、凛世は殺害など、しておりません……」

灯織「凛世……」

凛世「濡れ衣でございます……そんな、クーラーボックスのみで攻められようとは……了承しかねます……!」

凛世「そもそも、停電を凛世が引き起こしたとて……咲耶さんをいかに殺害するというのですか……?」

智代子「そ、そうだよ!咲耶ちゃんの死因を忘れてるよ!」

智代子「毒ガスを吸ったわけでもない、毒薬を飲んだわけでもない……だったら咲耶ちゃんはどうやって死んじゃったっていうの?!」

灯織「そ、それは……」

摩美々「灯織、落ち着いて考えればいいよー」

灯織「摩美々さん……」

摩美々「ここから先は摩美々も力を貸すから、一緒に考えよっかー」

摩美々「死体には目立った外傷もなく、凛世が現場にいなくても行える殺害方法……何があると思うー?」

(外傷をつけるわけでない、本人がその場にいなくても可能な殺害方法……)

(もう一度現場を振り返ろう……どんな殺害方法が考えられる……?)

-------------------------------------------------

【ひらめきアナグラム開始!】


し/ん/ん/で/か


【正しい順番に並べ替えろ!】


↓1
-------------------------------------------------


59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:24:45.55 ID:lpuX0YfG0

かんでんし


63: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:25:33.28 ID:gNSguuoX0


灯織「そうか……わかりましたよ!」

【COMPLETE!】

灯織「感電死……凛世は、咲耶さんを電気で殺害したんじゃないでしょうか」

めぐる「かんでん、し……?」

凛世「……!?」

灯織「死因としては珍しいものですが、時折テレビの報道で見かけることがあります……」

灯織「体内に高電圧の電流が流れたことにより、体組織が破壊されたり、臓器が損傷したりしてその結果死に至る……と」

智代子「か、感電死って……そ、そんなの……どうやって?!」

智代子「現場に凛世ちゃんはいなかったって、灯織ちゃんが一番よく知ってるよね?!咲耶ちゃんの体にどうやって電気を流したっていうの?!」

灯織「咲耶さんは現場にあった、ある物に振れたことによって感電したんだ……」

(感電したからには、電気を放出しているある物に振れたことが死因になったはず……)

(それはもう、今までの議論でも登場していた……あれだ)


【正しいコトダマを選べ!】

>>4~>>6

↓1


64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:26:31.83 ID:LLFsavAH0

断線ケーブル


65: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:27:30.89 ID:gNSguuoX0


灯織「断線していた照明系統のケーブル……そこから感電したんだよ」

智代子「け、ケーブル……!?」

摩美々「これまでの議論でも何度も出て来たとおり、事件当時音楽室は停電状態で非常電源が作動してたよねー?」

摩美々「そこから直接電力を供給するケーブルの一部が何者かの手によって切断されていた……」

摩美々「つまりその切断面からは漏電しまくりだったんだー」

めぐる「事件当時は音楽室ではスプリンクラーが作動してたから咲耶も体はびしょびしょになってたし……いつも以上に感電しやすくなってたはずだよ!」

雛菜「水には電気がよく通りますからね~」

灯織「死因としてはこれまでの議論を見ても、最も有力なはずだよ」

凛世「お待ち下さい……たとえ漏電していても、それに咲耶さんが触れるかどうかは不確実でないでしょうか……」

凛世「咲耶さんの行動を、犯人は掌握していたとでも仰るのですか……?」

灯織「……」

灯織「凛世の言う通りだよ……」

凛世「ご理解いただけて何よりです……」

凛世「人の行動など、完全に掌握することはかないません……」

灯織「いや、私が凛世に同意したのは犯人が咲耶さんの行動を掌握していたという点だよ」

凛世「……!?」

灯織「犯人はある物を使って咲耶さんの行動を誘導して、断線していたケーブルに体を接触させたんだ」

凛世「そ、そんなもの……あるはずが……」

(停電状態で真っ暗闇の音楽室……)

(その状態で咲耶さんのとる行動はある程度予測がつくはず……)

(そうなると、誘導するためにはあれを使ったはず……)

凛世「論より証拠……実証していただきましょう……」

凛世「凛世が、如何様に咲耶さんを操ったのか……!」


66: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:29:18.24 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】


凛世「成りません……」【防御力40】
凛世「詭弁でございます……」【防御力45】
凛世「枉惑はおやめくださいませ……」【防御力50】
凛世「凛世は潔白でございます……」【防御力55】
凛世「疑うは信ずるより易し……」【防御力60】


【盾の防御力をコンマで削り取れ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果によりコンマ値が+25されます】

↓直下より五回連続判定(連投可)


67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:29:52.95 ID:LLFsavAH0



68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:30:06.52 ID:/J4PFlFB0



69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:30:47.74 ID:LLFsavAH0

すっす!


70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:31:06.11 ID:lpuX0YfG0



71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:31:07.01 ID:/J4PFlFB0



72: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:33:40.98 ID:gNSguuoX0

【コンマ判定 95 52 74 11 01】

【スキル効果を合算します】

【最終判定 120 77 99 36 26】

-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】


凛世「成りません……」【BREAK!】
凛世「詭弁でございます……」【BREAK!】
凛世「枉惑はおやめくださいませ……」【BREAK!】
凛世「凛世は潔白でございます……」【防御力19】
凛世「疑うは信ずるより易し……」【防御力34】

(あと少し……)

(なんとしても、凛世の防御を切り崩す……!)


【盾の防御力をコンマで削り取れ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果によりコンマ値が+25されます】

↓直下より2回連続判定(連投可)


73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:34:03.40 ID:lpuX0YfG0



74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:34:16.01 ID:LLFsavAH0



75: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:38:06.98 ID:gNSguuoX0


【コンマ判定 40 01】

【スキル効果を合算します】

【最終判定 65 26】

【残り防御力がスキル効果よりも少なくなったため、自動で進行します】

-------------------------------------------------

灯織「理論武装を、打ち破る……!」

凛世「まだ、まだ……退際ではございません……!」



【凛世「凛世が、咲耶さんの行動を誘導することなど不可能です……」】


フ/ライ/ロア/ト


【正しい順番に並び替えて、コンマ値70以上でとどめをさせ!】

【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果によりコンマ値が+25されます】

↓1
-------------------------------------------------


76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:38:49.51 ID:lpuX0YfG0

フロアライト


78: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:40:19.47 ID:gNSguuoX0


灯織「これで終わりです!」

【BREAK!】

灯織「停電が起きて、それがなかなか直らないとき……そんな時、皆さんならどうしますか?」

愛依「うーん、うちの家はちょっと年季入ってるからたまにブレーカーも落ちるんだけど……」

愛依「そーいう時はスマホかなんかの明かりを使って、ブレーカーの様子を見に行くかな……?」

灯織「そう、明かりを頼りに電力の復旧を目指して動くはずなんです」

めぐる「明かりを……頼りに……」

めぐる「あっ!フロアライト!あれって、死体を発見した時も点いてたよね?!」

摩美々「もともとはステージ演出用だったけど、停電中は一番の道しるべになるよねー」

摩美々「ステージの床に固定されて、右から左まで一定間隔に並んでた」

摩美々「制御室はステージ脇だったわけだし、咲耶がライトを頼りに歩くことは創造に容易いんじゃないー?」

雛菜「その道中にケーブルを置いておけば、それに接触するように細工もできるかもしれませんね~」

凛世「……」

灯織「現場にすべては残されていた……私たちが咲耶さんの遺体を発見した時の状況に、凛世の犯行計画のすべてのピースが揃っていたんだ……!」

めぐる「それに今思ったら、事件現場に足を踏み入れた時のあの焦げたみたいな匂い……」

めぐる「あれも咲耶が感電した時の匂いだったんだね?!」

雛菜「電気が肉体を通ると火傷しちゃうらしいですからね~」

凛世「だ、だとしても……凛世は、凛世は……!」

灯織「……まだ、認めてくれないんだね」

智代子「灯織ちゃん……!」

灯織「わかった、それなら凛世のために、チョコのために……事件のすべてをはじめから振り返って、それで終わりにする」

灯織「事件をすべて明らかにすれば……それが可能だったのは凛世だけだってきっとわかるから……!」

(そうだ、終わりにしなくては……)

(この事件を正しい形で終えること)

(それが咲耶さんの、摩美々さんの意志に報いることになるんだから……!)


80: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:41:35.98 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------

【クライマックス推理開始!】

【act.1】

灯織「今回の事件はかなり計画的なものでした。事の始まりは、動機提供……【かくれんぼ】の開始が宣言した日にまで遡ります。【かくれんぼ】で通達されたのは、私たちが【裏切り者】を殺害した場合にコロシアイ合宿生活をその時点で終了するというもの」

灯織「この話を聞いた、【裏切り者】の一人である咲耶さんは、自分の命を利用してコロシアイ合宿生活を終わらせる計画を思いつきます。自分の手で自分を殺す、自殺という方法を選ぶことで【裏切り者】を殺害したと主張すれば、ルールに従ってコロシアイを終わらせられると考えたんです」

灯織「その計画を思いつくや否や咲耶さんは同じユニットの仲間である摩美々さんのもとを訪ね、自分自身が裏切り者であるということ、そしてコロシアイを終わらせるための自殺を考えていることをすべて赤裸々に語りました。咲耶さんにとって、一番信用できる相手、自分の死後を託すことができる唯一の相手であった摩美々さん……彼女がその時に味わった感情は私には想像もつきません」

灯織「ですが、この夜のやり取りは間違いなく、二人の心に一つの覚悟をさせたのは疑いようもありません。だからこそ、摩美々さんはこの裁判の場でモノクマへの真っ向勝負を挑む意思を固めたんです」

灯織「……そしてその一方で、別の覚悟を抱く人間もいました。それが今回の犯人です。偶然にも咲耶さんが裏切り者であるという情報を耳にしてしまった犯人は、咲耶さんの自殺願望……そしてそれを知っている摩美々さんを盾にして犯行を行うことを思いついたんです」


【act.2】

灯織「翌日咲耶さんは私たちに対してライブの開催を提案します。自殺を考えているからこそ、最後に私たちとの思い出を作りたかったのか……今となってはわかりません。ですが彼女が【裏切り者】であったとはいえ、私たちを本当の意味で裏切っていたとは今も思えないんです……」

灯織「ライブの会場となったのは音楽室。樋口さんを除いた全員で翌日に備えてロケハンを行い、設備の確認を行うとその日はそれで解散。準備は翌日に持ち越されたわけですが……おそらく犯人の準備はこの日の晩から始まっていました」

灯織「犯人がやったのは電源ケーブルの切断です。これは停電が起きて非常電源が起動したときでも、照明だけは点かないままにするため。そして咲耶さんを感電させる凶器とするためでした」

灯織「続いて、化学室で今回の事件に持ち込む道具の調達です。犯人が調達したのは、咲耶さん以外を気絶させるための薬品A。死因のミスリードのための薬品B。そして、自殺の可能性をほのめかすための毒薬です。摩美々さんの咲耶さんの自殺に対する心構えを利用するために、服毒自殺に見せかけるための毒薬だったわけですが……結果としてそれが失敗。だって液体の毒薬を持ち込むには容器が必要なんですから」

灯織「そのことに気づかなかった犯人は、別の容器を用意することもなく中身の入っていない薬品Bのボトルだけを置いて、そのまま出て行ってしまいました。二重のミスリードを仕掛けようとした結果、見落としを作ってしまった犯人の急所になってしまったんです」


81: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:42:49.67 ID:gNSguuoX0

【act.3】

灯織「そして迎えたライブ当日。犯人は最初は食堂で私たちのライブ中に摂る飲食物の準備に携わりました。これはおそらく、踏み台としてクーラーボックスを利用するため。制御室でのトリックのための下準備はこの時から始まっていたんです」

灯織「団扇を作り終えた私たちと共に、犯人は一度音楽室を訪れます。クーラーボックスを肩にかけた犯人は自然な流れで準備中のみなさんにドリンクを渡していき、その流れのまま制御室に足を踏み入れます。適当な理由をつけて制御室にいた摩美々さんを追い出した後は、トリックの準備」

灯織「本来犯人の身長では手が届かない高さにあるブレーカー。ですが犯人は持ち込んだクーラーボックスを踏み台にすることで高さの問題をクリア。ブレーカーを途中まで降ろした状態にしておいて、レバーにピアノ線を括り付ける。そのままピアノ線の反対側は、ぴんと張った状態になるように長さを調節したまま、空調設備のパネルに括りつけて準備完了」

灯織「あとはタイマーさえ設定しておけば、時間が来て空調が起動するのと同時にレバーも降りる仕掛けが成立するんです。これで犯人はその場にいなくとも音楽室の電源を落とすことが可能になり、アリバイが成立するようになるわけです」


【act.4】

灯織「おそらくこれも犯人の計画の内だったんでしょう。私たちは四階の音楽室に来る際に、チュロスを持ってきていないことに気づき、急いで食堂へと戻ることになります。おそらくこれは、私たちを分断するため。そして犯人自身が現場を離れることでアリバイを作り出すため。二重の目論見があったんだと思います」

灯織「あとは退室の直前に薬品Aを開封しておいておく。空気より重たい気体を発生させるので、この段階で誰かが吸ってしまうリスクは低い。そして、タイミングを見計らって燻煙剤を点火だけすれば勝手に仕掛けが進んでいきます。燻煙剤の着火から発煙までのタイムラグで食堂へと犯人は移動。煙が出始めたところでトリックが本格的に動き出します」


82: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:43:55.94 ID:gNSguuoX0

【act.5】

灯織「突然の煙に動転した摩美々さん、愛依さん、雛菜さんたちは咲耶さんの指示通り煙を吸わないように身をかがめる。それと同時に煙は音楽室の消火設備に感知され、スプリンクラーも作動。そして16時20分になれば制御室の空調も起動。ピアノ線でつながれたレバーが降ろされたことで音楽室は真っ暗闇へ」


灯織「摩美々さん、愛依さん、雛菜さんは何が起きているのかもわからないままに薬品Aを吸うことになりそのまま意識を失ってしまいます。一方、ステージの上で他三人より高いところにいた咲耶さんは薬品Aを吸わずに済んだので意識があるまま。むしろ他の三人の返事が無くなったことで更なるパニックになっていたかもしれません」

灯織「一寸先も見えないほどの暗闇。そんな中で考えるのは、照明の復旧。前日のロケハンで非常電源の存在を認知していた咲耶さんは、非常電源を起動するためにフロアライトの明かりを道しるべに歩いていきます。実はこの時点で非常電源は正常に作動していたのですが……前日に犯人が照明系統のケーブルを切断していて、照明が点いていなかったがために咲耶さんはそのことに気づきませんでした」

灯織「でも、そのフロアライトは非常電源への道しるべであることに加えて、天国への道しるべでもありました。犯人はフロアライトの作るその道中、非常電源につないだままにしておいた断線済みのケーブルを置いておいたんです。暗闇の中、足取りは慎重になる。もしかすると、触角を頼りに触れるものすべてを探りながら歩いていた可能性すらあります」

灯織「咲耶さんが、ケーブルに触れてしまう可能性は誰の目に見ても高く……そして実際咲耶さんは……触れてしまったんです」

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灯織「そうして現場にいなくとも咲耶さんを殺害できてしまうトリックを実行したのは……」

灯織「凛世……あなただったんだね……」

【COMPLETE!】




83: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:44:55.18 ID:gNSguuoX0


灯織「凛世……どうかな?間違ってるなら、指摘してほしい」

凛世「……」

灯織「私だって、凛世が犯人でないなら……それが一番だから」

凛世「……」

智代子「凛世ちゃん……違う、よね……?」

凛世「……すべては、決しました」

智代子「……そん、な」

凛世「凛世は……すべてを、認めます……灯織さんの、みなさんの導いた推理……」

凛世「凛世はご指摘の通りの犯行を、実行いたしました……」

灯織「……そう、だったんだね」

めぐる「で、でもどうして?!」

めぐる「なんで咲耶のことを殺しちゃったの?!」

めぐる「凛世だって、咲耶のことが大好きだったよね……?!」

凛世「……今回の、動機でございます……」

摩美々「【かくれんぼ】だよねー……」

凛世「先ほど摩美々さんも語っておられた、咲耶さんの【裏切り者】であるという自白……凛世も通りすがりに耳にしてしまっていたのです……」

凛世「裏切り者ならば、凛世がやらねば……凛世が殺害せねば……その義務感にかられたのです……」

智代子「凛世ちゃん……そんなに抱え込んで……」


84: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:45:43.41 ID:gNSguuoX0


凛世「ライブの話を聞いた時より、此度の犯行を計画しておりました……」

凛世「ライブの話を、咲耶さんから持ち寄られた際に、事細かに会場の情報を尋ね……」

凛世「犯行に利用可能なものを探し、計画を練りました……」

めぐる「空調の設定、燻煙剤の仕掛け、停電の仕掛け……かなり計画的だったよね……」

凛世「はい、凛世一人では……とても計画が立てられず……」

摩美々「……やっぱり、円香だったんだ」

円香「その様子だと勘づいていらっしゃったんですか?」

摩美々「……まぁねー、密室制作の最後のピース。接着剤を注入したのは円香じゃないと成立しないからー」

愛依「そっか……そん時凛世ちゃんたちは相互に監視状態だったわけだし、フリーだったのは円香ちゃんだけか……」

円香「まぁ、私が協力したのは些細なところですけど」

円香「犯行計画に助言したのはしましたけど、基本準備は凛世がやったし……」

円香「あとはせいぜい裁判中の発言ぐらい?」

(……やっぱり今回の事件でも樋口さんが関与していたんだ)

(……ん?)

凛世「凛世は樋口さんと共にこの犯行計画を企て……」

灯織「ちょっと待って!」

智代子「ひ、灯織ちゃん……?」

灯織「凛世……それっておかしいよね……」

愛依「え?ど、どしたん?」

灯織「樋口さんが凛世に協力する……それっておかしいよ……」

めぐる「え?で、でも円香はコロシアイに意欲的だったよね?!」

めぐる「二人が協力関係でもおかしくないと思うけど……」

灯織「今回に限ってはそうはいかないんだよ……!」

(今回の事件で樋口さんが協力するのが矛盾である証拠を示そう……)


【正しいコトダマを選べ!】

↓1


85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:47:12.82 ID:/J4PFlFB0

かくれんぼ


86: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:48:12.77 ID:gNSguuoX0


灯織「これです……!」

【解!】

灯織「今回の動機、かくれんぼですよ……!」

灯織「かくれんぼでは、私たちのいずれかが裏切り者である咲耶さんを殺害した場合、このコロシアイ合宿生活が終了するというルールが提示されていました」

摩美々「……それってー」

灯織「そしてそれが発表されたとき、コロシアイ合宿生活の存続を希望する樋口さんは不用意に私たちに手を出しづらくなったはずです」

円香「……」

雛菜「万が一殺した相手が裏切り者だった場合、コロシアイ合宿生活が終わっちゃうので雛菜たちを皆殺しにするチャンスが無くなっちゃいますもんね~」

灯織「だから、裏切り者を今から殺そうとしている凛世に協力する理由が樋口さんには全くないはずなんです……!」

凛世「そ、それは……」

摩美々「……これってどういうことー?」

めぐる「ほ、ホントは咲耶は裏切り者じゃなかった……とか?」

灯織「いや、流石に本人の発言が嘘だとは思いづらいよ……」

(これは……どういうこと……?)

摩美々「咲耶が裏切り者であるがゆえに生じる矛盾はもう一つ、この合宿生活自体もそうだよー」

摩美々「凛世が裏切り者の殺害に成功したのに、かくれんぼのルールが適用されてない」

愛依「ど、どういうこと?!何が起きてるわけ?!」

モノクマ「……」

(【裏切り者】をめぐる矛盾……これは一体どういうことなの……?)


87: これで安価は最後になります ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:49:22.36 ID:gNSguuoX0

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【ロジカルダイブ開始!】


Q1.白瀬咲耶は本当に裏切り者だった?
A.裏切り者だった B.裏切り者ではなかった

Q2.どうしてコロシアイ合宿生活が終わっていない?
A.咲耶が自殺だったから 
B.かくれんぼによる合宿生活終了条件を満たしていないから 
C.モノクマがルール違反をしているから

Q3.かくれんぼの条件の内、どれを満たすことができなかった?
A.「オマエラの中に潜む」裏切り者をオマエラの手で殺害する
B. オマエラの中に潜む「裏切り者」をオマエラの手で殺害する
C. オマエラの中に潜む裏切り者を「オマエラの手で」殺害する
D. オマエラの中に潜む裏切り者をオマエラの手で「殺害する」


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1

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88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 16:50:26.17 ID:LLFsavAH0

ABC


90: お疲れ様でした。 ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:52:20.07 ID:gNSguuoX0


灯織「推理はつながりました……」

【COMPLETE!】

灯織「そうか……そういうことだったんだ」

灯織「樋口さんの不自然な協力、コロシアイ合宿生活が終わらない理由……そのいずれも一つの仮説で説明がつく……」

めぐる「……仮説?」

灯織「もう一度かくれんぼにおけるコロシアイ合宿生活の終了条件を確認しましょう」

灯織「ここを見てわかるように、コロシアイ合宿生活を終わらせるには……『私たちが私たちの中に潜む裏切り者を殺害すること』が条件になっています」

愛依「う、うん……」

灯織「ここでは明らかに『私たち』と『裏切り者』が区別されてることがお判りでしょうか」

雛菜「ん~?それはそうですよね~」

愛依「違ったら……どうなんの?」

摩美々「……!!そ、そんな……!!」

灯織「摩美々さんもお気づきになられましたか……」

灯織「この条件を信じるのなら……コロシアイ合宿生活を終わらせずに裏切り者を殺害する方法が一つだけあるんです」

めぐる「合宿生活を終わらせずに、裏切り者を……?」

灯織「裏切り者が、裏切り者を殺害するんだよ……!」

めぐる「ふむふむ……裏切り者が、裏切り者を……」

めぐる「えーーーーーーーーっ?!」

愛依「ちょ、ちょい待ちちょい待ち!裏切り者は咲耶ちゃんなんだよね?!」

愛依「裏切り者が裏切り者を殺害って、それってつまり自殺ってことにならん?!」

灯織「いえ……必ずしもそうなるとは限りません」

灯織「そもそも私たちは前提からして間違えていたんですよ……今回の事件の犯人が凛世である以上、残された可能性はただ一つ」

灯織「凛世自身も、【裏切り者】だったんですよ……」


91: お疲れ様でした。 ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:53:08.44 ID:gNSguuoX0


智代子「り、凛世ちゃんが……裏切り者……?」

円香「……」

灯織「モノクマは何も裏切り者が一人だなんて明言していない……咲耶さんだけじゃなかったんです」

智代子「そ、そんなのありえないよ……!り、凛世ちゃん……!」

摩美々「それに、さっきの凛世の話の矛盾もそれで解決できるんだー」

愛依「ムジュン……?」

摩美々「私が咲耶が裏切り者だって話を聞いたのは私の部屋での出来事だったのでー」

摩美々「個人の部屋は全部完全防音じゃないですかー、通りすがりに話を聞くなんて不可能なんですよー」

愛依「そっか……それも凛世ちゃんがもともと裏切り者だったなら解決……」

愛依「同じ裏切り者なら、立場を知っててトーゼンなんだ……!」

凛世「何から何まで、お見通しでございますね……」

智代子「凛世……ちゃん……」

凛世「灯織さんの仰る通り……凛世は、ここでの生活が始まった時より……モノクマさまと内通しておりました……」

摩美々「……」


92: お疲れ様でした。 ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:53:58.88 ID:gNSguuoX0


モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!杜野さんの言う通り!」

灯織「も、モノクマ……!」

モノクマ「オマエラが仲良しこよししてた間も、オマエラの中にはボクの手先の白瀬さんと杜野さんが紛れ込んでいたんだよねー!」

モノクマ「それなのに協力だのなんだのって面白くて仕方ないよ!」

凛世「違います……!」

灯織「……凛世?」

凛世「凛世は、確かに間者としての任を受けておりました……」

凛世「ですが、凛世の心は常に皆さんと共に……決して、皆さんにコロシアイを強いりたかったわけではないのです……」

(……え?)

凛世「そもそも、裏切り者として与えられた仕事は……皆さんの動向調査、そして……」

凛世「万が一、事件が一度も怒らない場合は……モノクマさまに見せしめ代わりに殺されることの二つのみでした……」

めぐる「み、見せしめ?!」

愛依「そ、そんなのって……!」

凛世「真乃さんが、事件を起こしたこともあり……その任からは解かれることになりましたが……」

摩美々「咲耶も、同じことを言われていたんだねー……」


93: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:55:36.01 ID:gNSguuoX0


雛菜「でも、今の話が本当なら確かに裏切り者っていうほど裏切り者でもないですよね~」

円香「……雛菜?」

雛菜「だって、このコロシアイ合宿生活の運営に直接携わってるわけでもないし~」

雛菜「むしろ、モノクマにいいように使われてるだけみたいな~」

摩美々「……咲耶は、恋鐘と三峰を人質に取られて、従われたんだって言ってた」

摩美々「凛世も、そうだったんじゃないの」

凛世「……はい、お察しの通りです」

智代子「……えっ?!そ、それって……」

凛世「果穂さんと、夏葉さんです……」

智代子「か、果穂と夏葉ちゃんが……人質……?!」

凛世「お二人を人質に取られた凛世は無力で……ただ、モノクマさまの傀儡になることしかできず……ここまで参りました……」

灯織「凛世……」


94: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:56:27.26 ID:gNSguuoX0


摩美々「でも、それなら……どうして、咲耶を殺したの」

灯織「摩美々さん……」

摩美々「私たちと同じ気持ちだったっていうなら、なんでよりにもよって咲耶を……」

摩美々「同じ裏切り者の、咲耶を殺して……コロシアイ合宿生活を続ける選択をとったのー……?」

凛世「凛世が咲耶さんを手にかけたのは……摩美々さんの仰る通り……このコロシアイ合宿生活を終わらせないため、でした……」

灯織「え……?」

モノクマ「はいはい!そういう長話は投票が終わった後にしてちょーだいね!」

凛世「……!!モノクマさま……」

モノクマ「杜野さんもそれでいいよね?」

凛世「……はい」

(……?)

モノクマ「それにしても田中さんは風野さんに救われたね!あの時異議を唱えてくれなかったら、今頃田中さんは処刑台の上だったよ!」

摩美々「……そうですねー」

モノクマ「さ、一応これは形式上やっとかなきゃなんで……」

モノクマ「オマエラはお手元のスイッチで、犯人と思う生徒に投票してください!」

モノクマ「裁判の結果導き出したクロは正解なのか、不正解なのかー!さあ、どっちなんでしょうかね?」


95: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:57:21.17 ID:gNSguuoX0

-------------------------------------------------
    【VOTE】


〔凛世〕〔凛世〕〔凛世〕


 CONGRATULATIONS!!!!



   パッパラー!!!


-------------------------------------------------


96: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 16:58:14.67 ID:gNSguuoX0






【学級裁判閉廷!】







97: ◆zbOQ645F4s 2021/06/06(日) 17:00:18.72 ID:gNSguuoX0


というわけで4章学級裁判これにて終了です。
次回裁判終了パートへと移ります。

裁判序盤、何かと進行ガバが重なって申し訳ありませんでした。

次回更新は6/8 21:00~を予定しております。
それではお疲れ様でした。


99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 17:05:15.94 ID:dPCmWlpC0

これってもし異議を唱えなかったらまみあじ処刑からクロ咲耶指名で全滅のBADENDだった…?


100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/06(日) 20:52:12.56 ID:O/ckcJjno

そのうち埋めネタか何かでやってくれるでしょう()


104: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:34:19.24 ID:a3uHmeLX0


モノクマ「あっぱれ!オマエラの推理は大正解!裏切り者の白瀬さんを殺害したのは同じく裏切り者の杜野さんだったのです!」

凛世「……」

モノクマ「いやはや、今回の仕込みはみんなびっくりしてくれたみたいだね!裏切り者が二人いるとは思わなかったんじゃないかな!」

灯織「どうして……どうして、こんなことを……!」

モノクマ「どうして?それって杜野さんがオマエラを裏切った理由?それともボクが杜野さんを選んで裏切らせた理由?」

モノクマ「なんであれ深い理由はないよ!まあ強いていうなら、ユニットのメンバーを人質にする仕掛け上、高校生以外のメンバーがいるユニットを選んだってぐらいかな?」

モノクマ「あとは西城さんはお構いなしに歯向かって来そうだし、園田さんはアホっぽいし、田中さんは頭がよく働くし、幽谷さんは例外だし!消去法的なところかな!」

愛依「……許せない」

智代子「モノクマ……絶対に許せないよ……!凛世ちゃんが、モノクマと内通して……毎日どれだけ苦しんでいたか……!」

凛世「智代子さん……」

智代子「凛世ちゃんは悪くないよ!果穂と夏葉ちゃんが人質に取られてたなんて……そんな人間として最低の行為、絶対に許すわけにはいかないよ!」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!ボクはクマなんだけど!園田さん、視力矯正した方がいいんじゃない?」

灯織「ちがう……チョコの怒りはモノクマの後ろにいる黒幕……あなたに向けられているんだよ」

モノクマ「はぁ……そんなこと言われなくてもわかってるよ。冗談が通じないなぁ」

灯織「冗談だなんて……!人の心をどこまで踏みにじれば気が済むんですか……!」

モノクマ「ぼろきれになるぐらい擦り切れるまでは踏みにじりたいと思う所存です、はい」

めぐる「ひどすぎるよ……!」

めぐる「無理やり裏切らせた上に、関わった人たちの苦しみまで嘲笑うなんて……そんなの!」


105: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:35:59.16 ID:a3uHmeLX0


摩美々「……!!」

摩美々「もしかして、咲耶の遺書もモノクマの差し金だったんですかー?」

灯織「えっ……?」

摩美々「あの遺書の内容を鵜呑みにしてしまったからこそ、私は議論を間違った方向に導こうとしてしまった……それがモノクマの狙いだったんじゃないですかー?」

(そうだ……咲耶さんが自殺でなかった以上、摩美々さんの懐に仕込まれていたあの遺書は偽物ということになる)

(そんな非道な偽装工作……モノクマがやったに違いない……!)

モノクマ「いしょ……?」

めぐる「とぼけないでよ!裁判中も議論に出てきてたでしょ!」

モノクマ「んーと……ああ、あれか。あれのことね!」

モノクマ「多分それは杜野さんの方が詳しいんじゃないかな?」

凛世「……っ!」

智代子「そ、そんな……嘘だよ、ね……?凛世ちゃんが、あれを書いたの……?」

凛世「……はい」

灯織「り、凛世が……」

雛菜「ねえ、さっき……自分の心は雛菜たちと常に共にあって、裏切るつもりはなかったって言ってましたよね~」

凛世「……」

雛菜「でも、遺書の偽造はそれに思いっきり矛盾してませんか~?」

雛菜「アンティーカのアイドルが、勝手に勘違いして暴走するように仕向けた……明確に裁判に勝ちに来てるじゃないですか~」

(……!!)

(確かに、そうなる……あれは完全なミスリード……そんな証拠品をでっち上げた時点で凛世は、私たちを欺こうとしていたことになる……)


106: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:37:06.62 ID:a3uHmeLX0


智代子「で、でも……生き残るためには、凛世ちゃんも仕方なかったことだし……」

雛菜「雛菜たちと協力するっていう意思表示をしてきたのに~、ここに来て雛菜たちは生きてても死んでてもいいってそれなんかおかしくないですか~?」

智代子「もうやめてよ!」

雛菜「え~?」

智代子「これ以上……凛世ちゃんを苦しめないであげてよ……!」

愛依「チョコちゃん……」

雛菜「……確かに、お友達からすれば雛菜がいじめてるように見えるのかもしれないですけど……ここを明らかにしないのは違うと思うんですよね~」

雛菜「別に雛菜もいじめてるつもりじゃないんです、ただ真実を明らかにしたいのは雛菜も同じなんですよ~」

智代子「で、でも……」

凛世「智代子さん、いいんです……凛世の口から、語らせてください……」

灯織「それって裁判の最後に語ろうとしていた……『コロシアイ合宿生活を続けようとした』ことと関係してるの?」

凛世「……はい」

めぐる「コロシアイ合宿生活を続けたかったってこと……なんだよね?どうして……?」

めぐる「わたしたちと同じ気持ちだったら、むしろ全員生き残ることを目指したかったんじゃないの……?」

凛世「凛世の気持ちが、みなさんと共にあることと……生還を望む気持ちとは、必ずしも同じでないのです……」

円香「……それ、どういう意味?」

凛世「この学園から、生きて出ていくこと……それは死するよりも、残酷なことなのでございます……」

灯織「……え?それってどういう意味……!?」

凛世「……詳しくは、語れません」


凛世はちらりとモノクマの方を見やる。
ということは、核心的なことを話すのは人質のお二人に危害が及ぶ可能性があるということなんだろう。


107: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:38:25.85 ID:a3uHmeLX0


凛世「ただ、今コロシアイ合宿生活が終われば……これまでのみなさんの苦しみ、そして想いが……泡沫に散り果てることとなってしまうのです……」

凛世「ここで生活が終わるくらいなら、みなさんをここで……凛世の手で弔いたく、この裁判を起こさせていただいたのです……」

(死以上に苦しむことになる生還……?)

灯織「……凛世は、凛世なりに考えてこの事件を起こしたってことだったんだね」

凛世「……左様です」

めぐる「だとしてもだよ!」

凛世「……めぐるさん?」

めぐる「だとしても……なんで、なんで……わたしたちのことを頼ってくれなかったの!?」

(めぐる……)


めぐるの目からは大粒の涙が流れ落ちていた。
前回の裁判で、私たちは周りのみんなと助け合い、前に進むことを誓い合った。
それに強く賛同してくれた凛世は、私たちを頼らず抱え込んで……そして、この事件を起こしてしまった。
裏切り者であることを打ち明けることは高い高いハードルだ。
でも、もしも……私たちが凛世のことをもっと知っていれば……この事件は防ぐこともできたのかもしれない。


凛世「申し訳、ございません……」

めぐる「……うぅ」


でも、めぐるもわかっている。
人質を取られて、こんなわけのわからない事態に巻き込まれて……
人を信用していても、それを打ち明けるには勇気が……命を投げ出す覚悟も必要になる。
自分の命だけじゃない、他の人の命、大事な人の命だってかかわる問題だ。
凛世を責めることは、できない。


108: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:40:18.98 ID:a3uHmeLX0


摩美々「ねえ、円香は今回の事件どこまで知ってたのー?」

円香「……はい?」

摩美々「凛世も言ってたけど、今回の事件にも関与してたんでしょー?」

円香「……ええ、まあ。といっても今回は大したことは。せいぜい音楽室の扉に接着剤を注入したぐらいのもので」

円香「凛世が裏切り者だとは聞いていましたけど、私が頼まれたのはそれくらいでした」

(そう、樋口さんと凛世は……コロシアイを続けるという目的が合致したがゆえに手を結んでいた)

(それなのに、今回の樋口さんの事件へのかかわり方は……思っていたより希薄だ)

灯織「凛世……もしかして、ずっと迷ってたんじゃないかな」

凛世「灯織さん……?」

灯織「というよりも、今も迷ってる……自分の選んだ道について、自分の決断について……その善悪の判断をしかねている。そんな風に見えるんだ」

凛世「……」

凛世「それは、買い被りです……凛世は、醜悪に生に縋っただけ……それ以外でも、それ以下でもございません……」

(凛世はきっとどれだけ言っても認めないだろう。彼女はそういう奥ゆかしい女の子だから)

(だから、このことは胸に刻み付けておこう。凛世がそれを望むのなら、私たちはあえて口には出さない)

(それが凛世を、私たちが信じることになるから)


109: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:43:11.60 ID:a3uHmeLX0


モノクマ「さてと、もうそろそろいいですか?他に何か話したいことは?」

智代子「も、モノクマ!ちょっと待ってよ……まだ、まだ!話し足りないよ!」

凛世「智代子さん……」

智代子「凛世ちゃん、一緒に帰ろうって誓ったよね?!樹里ちゃんの気持ちを、命を受け継いで……一緒に生きていこうって言ったよね?!」

智代子「それで、一緒に日常に戻って……また一緒に買い物に行って、おいしいお菓子を食べて……また同じステージに立つって……!」

智代子「こんなお別れなんて……絶対嫌だよ!」

凛世「智代子さん……!」

凛世「凛世も、凛世も……一緒にこれからの時を過ごしたかった……!」

灯織「凛世……」

凛世「ですが、それは叶わない……凛世が、愚かにも……咲耶さんを手にかけてしまったから……」

智代子「……うぅ、そんなの、そんなのって……」

凛世「智代子さん……こんな凛世がお申し付けするのは、道理に沿わぬことですが……一つだけ、お聞き入れいただいても……よろしいでしょうか……」

智代子「……え?」

凛世「断じて行えば鬼神も之を避く……その心を、不惑のままでいれば……智代子さんの行く道に、障害などありません……」

凛世「どうか、うつけの凛世のように……どっちつかずの判断となるのではなく……」

凛世「皆さんを信じ、共に生きていく……その信念を、最後まで通してくださいませ……」

智代子「凛世ちゃん……!」

凛世「そして、摩美々さん……」

摩美々「……何―?」

凛世「摩美々さんにお渡しした咲耶さんの遺書、あれは完全な偽造ではございません……」

摩美々「……え」

凛世「あれは、凛世が新たに別紙に書き写したもの……遺書の原本は、こちらに……」

摩美々「な、なんで凛世が……」

凛世「咲耶さんと凛世は、双方ともに裏切り者であることを承知の上でした……」

凛世「そして、かくれんぼのルール提示のあの日……摩美々さんのもとを訪ねるより先に、咲耶さんは凛世の部屋に……」


110: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:44:20.07 ID:a3uHmeLX0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【凛世の部屋】

ピンポーン

凛世「もし……咲耶さん……?」

咲耶「……凛世、話があるんだ」

凛世「……お入りください」

~~~~~~~~~

咲耶「凛世……同じ十字架を背負ったキミにだからこそ、この話をさせてもらうよ」

凛世「【かくれんぼ】について、でございますね……」

咲耶「……モノクマはもう手段を択ばないところまで来ている。摩美々や灯織の活躍もあって、私たちの団結力はすさまじいものになっているからね」

凛世「はい……霧子さんの裁判では……胸打たれる演説を……」

咲耶「だからこそ、脱出という餌をつるして無理やり事件を起こそうとさせている」

凛世「はい、脱出などと……モノクマさまの策謀が」

咲耶「私もできることならみんなを脱出させてあげたい」

凛世「……っ?」

(このとき、凛世は悟りました……コロシアイ合宿生活【終了の意図】は、咲耶さんには伝えられていないということに)


111: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:45:17.11 ID:a3uHmeLX0


咲耶「でも、彼女たちの手を汚すわけにはいかない……ここを出た後の人生に大きく影を落とすことになってしまう」

(ですが、そのことを咲耶さんに伝えることはできず……モノクマさまに、口止めをされていましたから……)

咲耶「だから私は……自らその命を絶とうと思っている」

凛世「じ、自害……ということですか……」

咲耶「ああ、私が自分の命を懸ければ……自分で自分を殺害すれば、裏切り者を殺害するという条件を満たすことができるはず、そう思ってね。なんたって理屈っぽいモノクマのことだ、押し切れなくはない」

咲耶「もし失敗したとしても、この動機は流れて……彼女たちが殺人に手を染める可能性は再び下げることができるはずだ」

(凛世は咲耶さんの話を聞きながら思考をしておりました……)

(咲耶さんの意志は固い、しかし……このままコロシアイ合宿生活を終わらせてしまえば、それは咲耶さんも望まない結末を迎えてしまう……)

(凛世のなすべきことは、なんなのか……)

咲耶「だから凛世、キミにこれを託したい」

凛世「こちらの書状は……」

咲耶「私の遺書だ。私が自殺を終えたその時、みんなの前で読み上げてほしい。中には私が裏切り者であったこと、そして私からみんなに伝えたいメッセージがかかれている」

咲耶「同じく裏切り者のキミにこれを託すのは、少々ずるいことだとは思うんだけどね」

(最後に見せた咲耶さんの笑顔は、もの悲しく……)

(そして、とても美しく、凛世の瞳には映りました……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


112: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:46:13.90 ID:a3uHmeLX0


凛世「ですから、あの遺書に書かれていたのは咲耶さんの真意でございます……」

凛世「咲耶さんは、最後までみなさんのことを……愛しておりました……」

(……咲耶さん)

摩美々「凛世……それでも私は、咲耶を手にかけた凛世のことは許せない」

凛世「摩美々さん……」

摩美々「でもきっと、天国の咲耶は今頃退屈にしてるだろうから……あっちに行ったら、仲良くしてあげてほしいかなー」

凛世「……!!」

凛世「お心遣い、感謝します……」

摩美々「多分咲耶は、気にしてないと思うからさー」


摩美々さんは、そう言って笑った。
泣きながら笑っている。摩美々さんらしい……別れ文句だと思った。


113: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:47:53.64 ID:a3uHmeLX0


モノクマ「はいはい、これで話もひと段落かな!」

モノクマ「ふぅ~……ちょっと話させてやろうと思ったらまあまあ長話するんだもん、困っちゃうよね」

智代子「……うっ……うっ」

摩美々「……」

モノクマ「というわけで、お待ちかねのおしおきタイムだよー!」

凛世「牽衣頓足ではございますが……お別れの時です……」

灯織「凛世……」



モノクマ「今回も、超高校級の日本舞踊家である杜野凛世さんのために、スペシャルなおしおきを用意させていただきましたぞ!」



凛世「本当に、申し訳ございませんでした……」

凛世「ですが、うつけ者の凛世に……最後に一つだけ我儘を言わせてもらえないでしょうか……」



モノクマ「それでは張り切って参りましょう!」



凛世「叶うのなら、凛世の墓前には……紫苑の花を……」




114: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:49:27.82 ID:a3uHmeLX0






モノクマ「おしおきターイム!」

凛世「紫苑の花言葉は、『あなたを忘れない』ですから……」






115: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:50:45.06 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------



GAMEOVER

モリノさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



-------------------------------------------------


116: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:52:29.59 ID:a3uHmeLX0


夜桜……この国が世界に誇る自然の芸術ですね。
人々が篝火を焚き、暖かな光が花弁を照らす。
月明かりの下散りゆく桜色の雪は、いつの時代も私たちの心を掴んで離しません。

しかし、桜の花が散りゆく中で、今にも散り行かんとする命が一つ。
白装束に身を包むのは杜野凛世。
目の前には台の上に置かれた短刀。

殺人という罪に手を染めた彼女、その幕引きは自分の手で引かねばなりません。
古くからこの国に伝わる、【切腹】という作法で。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

凛として散る花の如く

超高校級の日本舞踊家 杜野凛世 処刑執行


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

切腹とは文字通り自分の手で腹を掻っ捌く行為。
並大抵の覚悟では行えません。

____大きく息を吸う。

杜野さんの呼吸に合わせるように脇に控える見届け人モノクマたちが鼓を打ちます。
どうせ見送るなら盛大に。
太鼓を乱れ打ち、盆踊りを踊って、神楽の龍も空に舞う。

杜野さんを和の文化で盛大に見送りましょう。


117: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:54:36.03 ID:a3uHmeLX0


_____頬を汗が伝う。

もう逃げ場などありません。
杜野さんの後ろには介錯人が控えています。
下手な気を起こせば即座に首を跳ねられて終わり。

震える体、浅くなる呼吸。
ギュッと目を閉じる。

_____覚悟を、せねばなりません

短刀をその手に持った!そして刃先を自らに向け……

最後に一度、深呼吸。

さらば、現世よ!
ええい、ままよ!






杜野さんがその刃を自分の腹に突き立てようとしたその時でした。

外野の見届け人モノクマたちは盛り上がり過ぎてしまったようです。
いつのまにか酔いも回ってへべれけ状態。

おっと、危ねえ危ねえ転んじまうとこだった。
どうも暗くていけねえなあ、もっと明るくしとくれや。

〽️灯りをつけましょ爆弾に
ドカンと一発 爆殺だ
五人囃子の笛太鼓
今日は楽しい おしおきだ

あーあ、せっかく覚悟を決めたのに……
杜野さんどころか桜の木まで木っ端微塵。

風流もクソもあったもんじゃないね。

-------------------------------------------------


118: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:55:40.05 ID:a3uHmeLX0


モノクマ「ひゃっほーーーーう!エクストリーム!」

モノクマ「杜野さんみたいな物静かなインキャも、散り際ぐらいは華々しく!いやぁ、おしおきっていい文化ですね!」

智代子「……りんぜ、ちゃん」


凛世が、処刑された。
目の前で起きた凄惨で衝撃的な光景が目に焼き付いている。
彼女は死の間際、その瞬間まで裏切り者となってしまった自分のことについて責任を感じ、その想いのまま亡くなってしまった。
なんて言葉をかけるべきだったんだろうか。彼女を許してあげるべきだったんだろうか。
そこに正解なんてない。それはわかっているけど、私たちはそのループする思考を止めることができずにいた。


モノクマ「あ、そうだ!一応言っておくと【かくれんぼ】は今回の事件でもうおしまいだからね!」

モノクマ「まぁそもそも裏切り者が残ってないからそれ以前の問題なんですけどね!」

円香「……ふぅん、それ言っちゃっていいんですね」

モノクマ「別に隠すもんでもないでしょ、このコロシアイもそろそろ終盤だしね!」

めぐる「一体いつまで続けるつもりなの……?」

モノクマ「正直いつ終わってもいいっちゃいいんだけどさ……どうせならもうちょっと数を絞ろうかなーって」

灯織「……数を絞る……?」

モノクマ「それにさ、ボクは樋口さんに期待してるんだよ」

円香「……」


119: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:56:35.82 ID:a3uHmeLX0






モノクマ「いい加減見せてくれるんだよね?キミの考える【絶望計画】をさ!」






120: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 21:57:32.04 ID:a3uHmeLX0


灯織「絶望、計画……?」

モノクマ「オマエラのことを殺したくて殺したくて仕方ない樋口さんが考えた……オマエラを絶望の渦に落とし込むための計画なんだって!」

めぐる「な、なにそれ……!円香!?」

円香「……ご心配には及びません」

円香「私の方ももうすぐ準備が整いますから」

灯織「樋口さん……どういうおつもりなんですか……!?」

円香「……ふふ、焦らなくてもわかるから」

摩美々「よくこんな状況で笑えますねー……」

円香「とっくの前に宣言したはず、灯織にはね」

灯織「……!!」

円香「私は必ず誰かを殺す、その時は……もうすぐ」

愛依「そ、そんなんって……!」

円香「あなたたちの仲良しごっこも、どこまで続くのか見物ですね」


樋口さんはそうやってモノクマと二人でほくそ笑むと、また我先にと裁判場を後にしてしまった。
残されたのは凛世の死の絶望と、樋口さんの言う計画に対する不安にどっぷりと浸かってしまっている私たち。


121: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:00:02.58 ID:a3uHmeLX0


めぐる「円香……どうして、なの……咲耶と凛世の想いも円香には届かなかったの……!?」

灯織「……本格的に、樋口さんは対策を講じなくてはいけませんね」

雛菜「……」

めぐる「……これから、どうすればいいんだろう」



この合宿生活は終わらない。コロシアイは終わらない。
そして、どうしても凛世の犯行理由も気にかかる。
ここでの生活を終わらせることもまた絶望であるのならば、私たちはどこに向かっていけばいいの?


灯織「……」

めぐる「……」

摩美々「……」


もう空元気でどうにかなる話でもなかった。
前まではこんな時に率先して導いてくれた咲耶さんももういない。
……この空気は、覆らない。


そこから、何を話して、何をして、自分の部屋に戻ったのかわからない。
気が付けば私は自分の部屋のベッドに横になっていた。

もういっそ明日なんか来なければいいと思った。
生きても死んでも絶望、そんな生活ならば時計が進まないままでいい。

一生私は今だけのこの空虚な時間で、空気を吸って埃を食べて……人とも言えない状態になり果てる方がましだ。



122: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:00:48.49 ID:a3uHmeLX0






「もう……いいよ」






123: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:01:43.17 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------
【???】

智代子「もう、わたしだけになっちゃった……」

智代子「樹里ちゃん、凛世ちゃん……放クラ、もうわたしだけだよ……?」

智代子「どうして、こんなことになっちゃったんだろう……」

智代子「……」カサッ

智代子「……全然、味がしないや」

智代子「みんなで一緒に食べたお菓子なのに……あんなに大好きだったお菓子なのに……」

智代子「……おいしくない」

-------------------------------------------------


124: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:02:31.42 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------
【???】

愛依「凛世ちゃんと、咲耶ちゃん……二人は裏切り者だった……」

愛依「二人とも、キョーハクされて、無理やり……」

愛依「でも、それって……人質は無事ってことじゃん……」

愛依「うちらが動機で見せられたビデオの二人も……」

愛依「あさひちゃんと、冬優子ちゃんも……きっと……」

愛依「なら、うちは……うちは……」

-------------------------------------------------


125: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:04:18.24 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------
【???】

摩美々「……ああ、咲耶の字じゃんこれー」

摩美々「凛世、必死にまねて書いたみたいだけどこうして比較すると全然違うし……」

摩美々「……」

摩美々「ホント、咲耶もバカだよねー……摩美々に託すには荷が重すぎますってー……」

摩美々「はぁ、摩美々は悪い子だからしっかり咲耶のお願い聞くとは限らないのにねー」

摩美々「……」

摩美々「やれるだけのことはやってみてもいいかもねー……」

-------------------------------------------------


126: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:05:26.52 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------
【???】

雛菜「……雛菜が、やらないと」

雛菜「円香先輩の暴走を止められるのは、雛菜だけ」

雛菜「だって、幼馴染なんだもんね……」

雛菜「他のみんなには、円香先輩のことはきっと……わからないから」

雛菜「雛菜がみんなを守らないと……雛菜が、ケリをつけないと……」

雛菜「雛菜は雛菜のやりたいことだけをやるから」

雛菜「見てて、透先輩、小糸ちゃん」

-------------------------------------------------


127: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:06:22.06 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------
【???】

円香「……ふふ」

円香「結局あの『コトキレルX』の所在を特定せずに裁判は終わった……」

円香「……やっと、透と小糸のために……私も」

円香「この時を、待ち望んでいた」

円香「煮えたぎるような、溶岩のような……そんな感情をもう押さえつける必要はない」

円香「想いに、殺意に身をゆだねて」

円香「_______ただ私は、獣になり果てる」

-------------------------------------------------


128: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:07:24.88 ID:a3uHmeLX0

【???】

「……行こう」

「わたしは灯織みたいに推理したり、難しいことを考えたりはできない」

「でも、きっとそんなわたしでも……わたしだからこそ、出来ることがあるんだよね」

「……うん、決めたよ」

「少しでも悩んだり、苦しんだり、脚を止めたりしている時間があるなら……わたしはその時間で一歩を踏み出す」

「全力で動いて、全力で抗って、全力で立ち向かうんだ……!」


129: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:08:37.83 ID:a3uHmeLX0






「それが残ったわたしにできること、なんだよね……真乃」





130: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:09:45.00 ID:a3uHmeLX0

-------------------------------------------------

【CHAPTER 04 Marionetteは絶望と眠る】

END

残り生存者数 7人

To be continued...

-------------------------------------------------


131: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:10:57.52 ID:a3uHmeLX0


【CHAPTER04をクリアしました!】

【学級裁判クリア報酬としてモノクマメダル52枚を入手しました!】

【CHAPTER04クリア報酬としてアイテム『藁人形』を手に入れました!】
〔CHAPTER04を生き抜いた証。凛世がかつて想い人を投影していた人形は、解れてしまって見る影もない〕

【CHAPTER04クリア報酬としてスキル『水色感情』を習得しました!】
〔学級裁判で不正解時コトダマが減少して正解が導きやすくなる〕


132: ◆zbOQ645F4s 2021/06/08(火) 22:12:54.70 ID:a3uHmeLX0


というわけで4章完結したところでここまで。
いよいよストーリーは終盤も終盤、5章へと突入します。
現状5章はまだ書き溜めもないので、またしばらくの間お休みをいただきます。
一応ストーリーの終わりまでは考えてあるので、エタることの無いよう完走まで頑張る所存です。

それでは4章もお付き合いいただきありがとうございました。
また5章更新時にお会いしましょう。


133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/08(火) 22:15:52.01 ID:7GUyyRdW0

乙です


134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/08(火) 22:17:57.00 ID:Y76/pixg0

お疲れ様でした


135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/08(火) 22:21:23.37 ID:ln/SFvEe0

乙です!
円香は原作2-5っぽくなりそう…





転載元:【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1616846296/
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「私はこの絆を諦めません」【安価進行】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1622871300/

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