P「それと、奈緒には話があるんだ」

P「次の公演で、奈緒には二人組ユニットでステージに上がってもらうことになった」

奈緒「はーい♪」

奈緒「誰と組むんですか？」

P「うみです。」

奈緒「海美とですね、わかりました！」

小鳥「ホホーウ！奈緒ちゃん×海美ちゃんとはなかなか熱いカップリングですね！」

P「（うわ」

小鳥「二人とも体力には自信があることですし、ベッドの上で激しく求め合うことが予想されますね！」

小鳥「早速同人誌の作成に取り掛かることにします！」

P「仕事しろクソミドリ！」

ｶﾞﾁｬ

海美「おはよープロデューサー！」

P「おはよう海美。早速だが、次の公演で海美と奈緒の二人でステージに上がってもらうことになった」

海美「そうなの？よろしくなおー！」

奈緒「よろしくー！」

P「二人とも運動神経がいいからな、そこを生かしていけばいいんじゃないかな。」

奈緒「まあそれほどでもありますねー♪」

海美「そうだね！ステージで一緒にバレエ踊ろうよ！」

奈緒「いや、それはちょっと無理やって」

海美「バレエ楽しいよ！」

海美「ほら、こんな感じ☆」ｸﾞﾆｬ

海美「ほらほら見て見てー！」ｸﾞﾆｬ

奈緒「できるわけないやろ！」

P「ははは、気合入ってるな！」

海美「いえーい！」ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

P「サア クルンクルンダ！」

奈緒「……」

奈緒「私もやってみるで！」

〜数十秒後〜

奈緒「おえぇぇぇ気持ちわる……」ﾌﾗﾌﾗ

海美「なおー大丈夫？」

奈緒「目が回る……うわっ」

海美「わわっ！」

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ

ﾓﾐｯ♡

海美「いたた……」

奈緒「うう……ごめんな海美……」

小鳥「ホホーウ！奈緒ちゃんが海美ちゃんの方に倒れ込んだ拍子に手が海美ちゃんの良パーイに！」

P「うるせえよ！」

小鳥「こうなったら奈緒ちゃんと海美ちゃんを百合カップルにするしかないわ！」

小鳥「どうやって二人をくっつけようかしら……」

小鳥「まずは二人と話してお互いの恋心に気づかせることにしましょう！」

________________

小鳥「というわけで奈緒ちゃんと海美ちゃんのところに来たわ。早速話してみましょう」

小鳥「二人とも、ちょっといいかしら」

海美「はーい」

奈緒「どうしました？」

小鳥「えっと……二人とも一緒にいてドキドキすることってあるわよね？」

奈緒「せやな、海美と一緒やといつもハラハラドキドキや！」

海美「うん、なおーと一緒にいるとすっごく楽しいよ！」

小鳥「うーん、そういう感じじゃなくて……」

奈緒・海美「？」

小鳥「そうよ、さっき奈緒ちゃんが転んだ拍子に海美ちゃんの胸を揉んだじゃない！その責任をとるというかなんというか……」

奈緒「あー、ごめんな海美。悪気はなかったんやけど」

海美「全然気にしてないよー」

小鳥「その、責任っていうのは……私は二人をくっつけるつもりなのよ！」

小鳥「ガムテープみたいにな。」

奈緒・海美「！？」

小鳥「(なんで私は、自分でもよくわからん発言をするんだ？)」

小鳥「（恋のキューピッドになるには恋愛経験が足りなかったわ……もっとギャルゲーで勉強してこないと）」

小鳥「帰ってゲームするぜ！」ﾀﾞｯ

海美「な　何の話だったの？」

小鳥「私はなおうみ作戦を実行したが、それはしっぱいした。」

小鳥「でも成功するまで実行するわ、なんどもお。」

ｻﾞｱｧｧｧ……

小鳥「あら？雨ね。そういえば天気が崩れるって言ってたわね」

小鳥「雷が落ちてきそう……そうだわ！」

小鳥「ブレーカーを落として停電したように装えば……」

〜〜〜〜〜〜〜〜

奈緒『うう〜雷こわいよお』

ﾋﾟｶｯｺﾞﾛｺﾞﾛ

海美『きゃっ……あれ？電気が消えちゃった……くらいよお』

奈緒『海美ー！』ﾀﾞｷｯ

海美『なおー！』ﾀﾞｷｯ

奈緒『私、海美がいないとダメや……///』

海美『私も……///』

〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥「……みたいな感じで二人に恋心が芽生えるわ！」

小鳥「タイミングを見計らってブレーカーを落としましょう！」

________________

奈緒「なんや急に天気悪なってきたな」

海美「これじゃ外に行けないよ」

ﾋﾟｶｯｺﾞﾛｺﾞﾛ

奈緒「わっ、雷鳴った」

海美「青天の霹靂だね。」

奈緒「（青天の霹靂？）」

小鳥「今ね！」

……

小鳥「さあ、二人の様子を見てみましょう」

________________

P「仕事仕事、っと……ん？」ｶﾀｶﾀ

P「あれ　テイデンかミ」

海美「そうだねー」

奈緒「せやな」

小鳥「しまった、プロデューサーさんおるやん！これだと……」

〜〜〜〜〜〜〜〜

奈緒・海美『雷こわいよお』

P『俺は平気だよ』

奈緒・海美『プロデューサーさーん！』ﾀﾞｷｯ

P『俺いい男だぜ！』

〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥「なんてことになってしまうわ！百合に男は必要ないのよ！」

小鳥「ブレーカーを戻しましょう！」ﾀﾞｯ

……

奈緒「あれ？戻った」

P「速くね？まあいいや仕事再開するか」ｶﾀｶﾀ

P「……ん？」

P「ファイルが壊れている....」

小鳥「カップル成立させるのって難しいわね……」

P「あれ、音無さんどこに行ってたんですか」

小鳥「奈緒ちゃんと海美ちゃんを恋人同士にさせるためにブレーカー落としにいってました」

P「……は？」

小鳥「雷が落ちて停電して、怯えた二人が抱き合って恋心が芽生えるみたいな展開を狙ったんですよ」

P「そのせいで作成中だった書類の保存に失敗したんですが。ふざけてんだべ？」

小鳥「え……」

P「社長に報告させて頂く。」

小鳥「ピヨォ……」

社長室

高木「聞いたよ音無くん、勤務時間中に同人誌の執筆をしたり、帰ってゲームしたり、ブレーカーを落としたりしていたようだね」

小鳥「はい……すいません」

高木「君には減給という罰を与える。」

高木「サボりすると減給　それがここの掟ジイ」

小鳥「はい……その、いくらぐらいになりますか……？」

高木「そうだねえ、今月は手取り52149円になると思ってくれたまえ」

小鳥「52149！？」

小鳥「そんな……元々20万ほどだった私の給料も　4つにわけられ……」

小鳥「つみです。」



ΩND