1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:09:36.00 ID:NqLXuTeR0
独自設定(保奈美さんと珠ちゃんが同じ学校。保奈美さんがアイドルではなくただのJK等)に注意
ゆっくり進めていこうと思います。
ゆっくり進めていこうと思います。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:11:56.38 ID:NqLXuTeR0
キーンコーンカーンコーン
先生「んー、このプリントは明後日集めるから空欄埋めとけよー」
生徒達「「「はーい」」」
キリーツ レイ アリガッシター
保奈美「ふぅ、ようやくお弁当の時間……」
珠美「保奈美殿! 一緒にお弁当を食べましょう!」
保奈美「ええ。いいわ」
珠美「えへへ! 珠美はこの席を借りましょうか」
先生「んー、このプリントは明後日集めるから空欄埋めとけよー」
生徒達「「「はーい」」」
キリーツ レイ アリガッシター
保奈美「ふぅ、ようやくお弁当の時間……」
珠美「保奈美殿! 一緒にお弁当を食べましょう!」
保奈美「ええ。いいわ」
珠美「えへへ! 珠美はこの席を借りましょうか」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:19:51.01 ID:NqLXuTeR0
保奈美「珠美ちゃんはさっきの日本史どうだった?」
珠美「ふむ、今回の明智光秀の本能寺の変から三日天下までの話はよく歴史小説で読むので特に……」
保奈美「そっか…、私は歴史とか苦手なのよね……」
珠美「でも、保奈美殿は英語や数学得意でしょう! 珠美はその2つだけはどうも……」
保奈美「なら、今度のテストに備えて教え合いこしましょう?」
珠美「はい! それが一番ですな!」
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4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:30:03.30 ID:NqLXuTeR0
珠美「さて、お弁当お弁当……。えへへ……」
保奈美「どうしたの? なんだかご機嫌な様子だけれど」
珠美「なんと! 今日は珠美のプロデューサーがお弁当を作ってくれたのです!」
保奈美「プロデューサーさんが? それもプロデューサーさんのお仕事なの?」
珠美「いえ…、今日は事務所のみんなは近所の自然公園にピクニックに行っているのですが……」
保奈美「それで学校があるから仲間はずれにされた珠美ちゃんの為にお弁当を?」
珠美「そうなのです……。まったく、いつもこんな具合で珠美だけ仲間はずれにされるのですからたまったものではありません!」
男子「たまみ、だけにか?」
珠美「うるさい!」
保奈美「どうしたの? なんだかご機嫌な様子だけれど」
珠美「なんと! 今日は珠美のプロデューサーがお弁当を作ってくれたのです!」
保奈美「プロデューサーさんが? それもプロデューサーさんのお仕事なの?」
珠美「いえ…、今日は事務所のみんなは近所の自然公園にピクニックに行っているのですが……」
保奈美「それで学校があるから仲間はずれにされた珠美ちゃんの為にお弁当を?」
珠美「そうなのです……。まったく、いつもこんな具合で珠美だけ仲間はずれにされるのですからたまったものではありません!」
男子「たまみ、だけにか?」
珠美「うるさい!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:37:27.07 ID:NqLXuTeR0
男子A「脇山ー、いい加減ゆっきーにサイン貰ってきてくれよー。部室に飾るんだよ」
珠美「だめです。うちのプロデューサーから個人的な理由でのサイン等は禁止されていますからな」
男子B「野球部の先輩にせがまれてんだよー!」
男子C「今度3年生が甲子園の予選にでるだろ? そんときゆっきーにチアガールの格好で応援して貰いてぇよぉ……!」
珠美「あー…、それは呼べばくるかも……」
男子A「チアガールの格好ならパンツ見えるかな?」
男子B「いや、こう時は見せパン履くんだろうよ」
珠美「絶対呼びません!」
珠美「だめです。うちのプロデューサーから個人的な理由でのサイン等は禁止されていますからな」
男子B「野球部の先輩にせがまれてんだよー!」
男子C「今度3年生が甲子園の予選にでるだろ? そんときゆっきーにチアガールの格好で応援して貰いてぇよぉ……!」
珠美「あー…、それは呼べばくるかも……」
男子A「チアガールの格好ならパンツ見えるかな?」
男子B「いや、こう時は見せパン履くんだろうよ」
珠美「絶対呼びません!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:45:58.69 ID:NqLXuTeR0
珠美「まったく、誰もかれも男子というものは……」
保奈美「ふふ、やっぱりみんなアイドルが気になって仕方ないのよ?」
珠美「ならば珠美もアイドルです! なぜこうも友紀殿と珠美では差がつくのですかー!」
保奈美「うーん……、友紀さんが私達より歳上だから、じゃないかしら」
珠美「なるほど…、あれが歳上の魅力……。歳上? 友紀殿の年齢を外見から判断するのは難しいと……」
保奈美「あとは……、普段から会っているから、少しありがたみが薄いのかもしれないわ?」
珠美「確かに、それが一番の要因かもしれないですな」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 15:55:10.92 ID:NqLXuTeR0
保奈美「ほら、上級生は珠美ちゃんの事が気になっている人が多いでしょう?」
珠美「……この前の体育祭では3年生にこれでもか、と言うほど絡まれましたな」
保奈美「そう、だっこされたりおんぶされたり高い高いされたり……」
珠美「ほとんど子供扱いではないですかー!」
保奈美「あらあら、だって……」
保奈美「珠美ちゃん、ちっちゃくて可愛いから♪」ナデナデ
珠美「ううぅー……」
珠美「……この前の体育祭では3年生にこれでもか、と言うほど絡まれましたな」
保奈美「そう、だっこされたりおんぶされたり高い高いされたり……」
珠美「ほとんど子供扱いではないですかー!」
保奈美「あらあら、だって……」
保奈美「珠美ちゃん、ちっちゃくて可愛いから♪」ナデナデ
珠美「ううぅー……」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 16:08:58.90 ID:NqLXuTeR0
珠美「……珠美と比べて保奈美殿は、とてもオトナっぽいですな」
保奈美「そうかしら? 私と珠美ちゃんはあまりかわらないと思うけど……」
珠美「どこがどうかわらないのですかー!」
保奈美「え? あ、あはは……?」
珠美「保奈美殿は珠美と同い年にはとても見えません! 背も高くて、出るところは出ていて、それでいてオトナの落ち着いた雰囲気!」
珠美「まるで珠美が夢に見るような完璧な女性です!」プンスカ
保奈美「あ、ありがとう」
珠美「はあ、この前も保奈美殿はOLに間違われていたでしょう?」
保奈美「この前2人で買い物に行った時ね?」
保奈美「そうかしら? 私と珠美ちゃんはあまりかわらないと思うけど……」
珠美「どこがどうかわらないのですかー!」
保奈美「え? あ、あはは……?」
珠美「保奈美殿は珠美と同い年にはとても見えません! 背も高くて、出るところは出ていて、それでいてオトナの落ち着いた雰囲気!」
珠美「まるで珠美が夢に見るような完璧な女性です!」プンスカ
保奈美「あ、ありがとう」
珠美「はあ、この前も保奈美殿はOLに間違われていたでしょう?」
保奈美「この前2人で買い物に行った時ね?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 16:14:37.06 ID:NqLXuTeR0
珠美「その後クレープ屋のお姉さんに歳の離れた姉妹だと間違われたでしょう!」
保奈美「あ、あれは、口の周りに着いたクリームを拭いてあげただけで、ね?」
珠美「保奈美殿がしゃがみ込んで拭いてくれたから間違われたのですー!」
珠美「またまた今度は横断歩道で立ち往生していたおばあちゃんの手助けしたあとには!」
保奈美「親子だと間違われたわね……」
珠美「うー! そんなに珠美と保奈美殿は似ていますか!?」
保奈美「えっ、そっち?」
保奈美「あ、あれは、口の周りに着いたクリームを拭いてあげただけで、ね?」
珠美「保奈美殿がしゃがみ込んで拭いてくれたから間違われたのですー!」
珠美「またまた今度は横断歩道で立ち往生していたおばあちゃんの手助けしたあとには!」
保奈美「親子だと間違われたわね……」
珠美「うー! そんなに珠美と保奈美殿は似ていますか!?」
保奈美「えっ、そっち?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 16:34:31.21 ID:NqLXuTeR0
珠美「珠美も大きくなれば、保奈美殿のようになれますか……?」
保奈美「うーん、夜更かしとかはしていない?」
珠美「はい、いくらお仕事が入っていても夜の9時には帰れるようにスケジュールを組んでもらっていますし」
珠美「それに、日が沈んだらP殿……、こほん、プロデューサーに車で送ってもらう事にもなっているので寄り道などもありません」
保奈美「そう、なら安心ね。あとは、好き嫌いとか」
珠美「うっ、それは……。っとと、お話に夢中でお弁当をまだ開けていませんでしたな」
保奈美「そうそう、早く食べないとお昼休みが終わっちゃうわ」
珠美「えへへ、では、おーぷん!」パカッ
保奈美「うーん、夜更かしとかはしていない?」
珠美「はい、いくらお仕事が入っていても夜の9時には帰れるようにスケジュールを組んでもらっていますし」
珠美「それに、日が沈んだらP殿……、こほん、プロデューサーに車で送ってもらう事にもなっているので寄り道などもありません」
保奈美「そう、なら安心ね。あとは、好き嫌いとか」
珠美「うっ、それは……。っとと、お話に夢中でお弁当をまだ開けていませんでしたな」
保奈美「そうそう、早く食べないとお昼休みが終わっちゃうわ」
珠美「えへへ、では、おーぷん!」パカッ
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 16:41:07.19 ID:NqLXuTeR0
珠美「…………」
保奈美「まあ! 美味しそう! 珠美ちゃんのプロデューサーさんは流行りの弁当男子なのかしら?」
珠美「…………」プルプル
保奈美「珠美ちゃん?」
珠美「なんですかこれは! 珠美の嫌いなピーマンとナスビばかり! 」
珠美「それに白ごはんの上に器用に切った海苔で『ちびっこ』と書くなどと! そんな所に凝るくらいならもっと他なおかずを……!」
保奈美「ま、まあまあ、せっかくプロデューサーさんが作ってくれたんだから、食べましょう?」
珠美「そのつもりですが…、うぅー……」
保奈美「まあ! 美味しそう! 珠美ちゃんのプロデューサーさんは流行りの弁当男子なのかしら?」
珠美「…………」プルプル
保奈美「珠美ちゃん?」
珠美「なんですかこれは! 珠美の嫌いなピーマンとナスビばかり! 」
珠美「それに白ごはんの上に器用に切った海苔で『ちびっこ』と書くなどと! そんな所に凝るくらいならもっと他なおかずを……!」
保奈美「ま、まあまあ、せっかくプロデューサーさんが作ってくれたんだから、食べましょう?」
珠美「そのつもりですが…、うぅー……」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 16:49:35.31 ID:NqLXuTeR0
珠美「いただきます。あーん……」
珠美「んぅー! この卵焼き美味しいですな!」
保奈美「そう! やっぱり愛情込めて作ってくれてるのよ?」
珠美「さて、次はこっちの小さめのハンバーグを……。あむっ! ……んっ?」
保奈美「んむんむ……。ん、どうかしたの?」
珠美「このハンバーグ美味しいですが、ちょっと苦味が……。あ、きざんだピーマンが混じってます!」
保奈美「珠美ちゃんがピーマン食べないから、食べやすいように工夫してくれてるのね」
珠美「確かに、これなら珠美も食べられますが……」
珠美「んぅー! この卵焼き美味しいですな!」
保奈美「そう! やっぱり愛情込めて作ってくれてるのよ?」
珠美「さて、次はこっちの小さめのハンバーグを……。あむっ! ……んっ?」
保奈美「んむんむ……。ん、どうかしたの?」
珠美「このハンバーグ美味しいですが、ちょっと苦味が……。あ、きざんだピーマンが混じってます!」
保奈美「珠美ちゃんがピーマン食べないから、食べやすいように工夫してくれてるのね」
珠美「確かに、これなら珠美も食べられますが……」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 16:55:55.58 ID:NqLXuTeR0
保奈美「じゃあほら、こっちのピーマンとナスの炒め物も食べましょう?」
珠美「し、しかし、これを食べるのはまだ珠美には早い気が……」
保奈美「もう、そう好き嫌いばかりだと大きくなれないわ。……はい、あーん」
珠美「うぇっ…、う……。あーん……」
保奈美「はい、あーん♪」
珠美「あむっ…。んー……、ん? はれ? 美味しい……」
保奈美「ねっ? ピーマンもナスも美味しいでしょう?」
珠美「はいっ! この苦味……、これがオトナの味なのですな!」
珠美「し、しかし、これを食べるのはまだ珠美には早い気が……」
保奈美「もう、そう好き嫌いばかりだと大きくなれないわ。……はい、あーん」
珠美「うぇっ…、う……。あーん……」
保奈美「はい、あーん♪」
珠美「あむっ…。んー……、ん? はれ? 美味しい……」
保奈美「ねっ? ピーマンもナスも美味しいでしょう?」
珠美「はいっ! この苦味……、これがオトナの味なのですな!」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 17:16:45.08 ID:NqLXuTeR0
保奈美「そうそう。さ、味わって食べて、プロデューサーさんに感想を聞かせてあげましょう?」
珠美「はいっ! んー! やっぱりこの卵焼きがなんとも……!」
保奈美(……珠美ちゃんの苦手な野菜はいつも私が代わりに食べていたけど、これをきっかけに自分で食べられるようになるかしら?)
保奈美(それにしても、こんなに手間のかかったお弁当を作ってあげるなんて、余程プロデューサーさんに可愛がって貰えてるのよね……)
保奈美(……羨ましいな)
珠美「あっ、保奈美殿。お箸を咥えたまんまはお行儀悪いですぞ」
保奈美「え? ああ、ごめんなさい。考え事してて」
珠美「はいっ! んー! やっぱりこの卵焼きがなんとも……!」
保奈美(……珠美ちゃんの苦手な野菜はいつも私が代わりに食べていたけど、これをきっかけに自分で食べられるようになるかしら?)
保奈美(それにしても、こんなに手間のかかったお弁当を作ってあげるなんて、余程プロデューサーさんに可愛がって貰えてるのよね……)
保奈美(……羨ましいな)
珠美「あっ、保奈美殿。お箸を咥えたまんまはお行儀悪いですぞ」
保奈美「え? ああ、ごめんなさい。考え事してて」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 17:37:29.37 ID:NqLXuTeR0
珠美「ふぅー。ごちそうさまでした!」
保奈美「ご馳走様。さて、次は体育だから着替えないと」
珠美「あっ…、ならば一足先に着替えますか」
保奈美「そうね、少し体を動かしたい気分なの」
珠美「はい! では更衣室へ向かいましょうか」
ブッブー
珠美「ん? メール…、P殿から……」
保奈美「どうしたの?」
珠美「むー! ピクニックの写真を送りつけて来ました! 」
保奈美「ご馳走様。さて、次は体育だから着替えないと」
珠美「あっ…、ならば一足先に着替えますか」
保奈美「そうね、少し体を動かしたい気分なの」
珠美「はい! では更衣室へ向かいましょうか」
ブッブー
珠美「ん? メール…、P殿から……」
保奈美「どうしたの?」
珠美「むー! ピクニックの写真を送りつけて来ました! 」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 17:53:53.67 ID:NqLXuTeR0
保奈美「あ、この写真に写ってるのは友紀さんに……」
男子A「うわっ! ゆっきーじゃん! いい笑顔してんなー、やっぱ!」
珠美「ひゃっ! 覗くなー!」
保奈美「もう……。ほら珠美ちゃん、行きましょう?」
男子B「脇山ー! その写真後で俺にも送ってくれー!」
珠美「べー……!」
男子A「うわっ! ゆっきーじゃん! いい笑顔してんなー、やっぱ!」
珠美「ひゃっ! 覗くなー!」
保奈美「もう……。ほら珠美ちゃん、行きましょう?」
男子B「脇山ー! その写真後で俺にも送ってくれー!」
珠美「べー……!」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 18:02:37.50 ID:NqLXuTeR0
珠美「まったく、男子はデリカシーという物がありませんな!」
保奈美「まあ、好きなアイドルのプライベートな一面の写真だもの、気になっちゃうのもわかる気がするわ」
珠美「保奈美殿も?」
保奈美「ええ、だって私は……」
保奈美「アイドルの脇山珠美ちゃんの、大ファンだもの!」
珠美「えへへ! そうでしたな!」
保奈美「さて、そろそろ着替えないと……」
珠美「おっと、もう時間がないですな」
保奈美「まあ、好きなアイドルのプライベートな一面の写真だもの、気になっちゃうのもわかる気がするわ」
珠美「保奈美殿も?」
保奈美「ええ、だって私は……」
保奈美「アイドルの脇山珠美ちゃんの、大ファンだもの!」
珠美「えへへ! そうでしたな!」
保奈美「さて、そろそろ着替えないと……」
珠美「おっと、もう時間がないですな」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 18:13:34.02 ID:NqLXuTeR0
珠美「ふんふふー、ふーん」ヌギヌギ
保奈美(あら、珠美ちゃんの下着が少しオトナっぽくなったかしら?)
珠美「今日もどうせ持久走ですなぁ……」
保奈美「そうねぇ……、珠美ちゃんは持久走嫌いじゃないの?」
珠美「あんなの普段のレッスン前の準備運動みたいなものですからな。珠美はへっちゃらです」
保奈美「そう? 私は胸が揺れて痛いのよねぇ……」
珠美「うぐっ…、た、珠美にはその辛さは分かりかねます……」
珠美「それより、2年になると選択で剣道も選べるらしいですからな! 珠美は今から楽しみです!」
保奈美「あれ? 男子は剣道と柔道で、女子はダンスじゃなかったかしら」
珠美「なんと!?」
保奈美(あら、珠美ちゃんの下着が少しオトナっぽくなったかしら?)
珠美「今日もどうせ持久走ですなぁ……」
保奈美「そうねぇ……、珠美ちゃんは持久走嫌いじゃないの?」
珠美「あんなの普段のレッスン前の準備運動みたいなものですからな。珠美はへっちゃらです」
保奈美「そう? 私は胸が揺れて痛いのよねぇ……」
珠美「うぐっ…、た、珠美にはその辛さは分かりかねます……」
珠美「それより、2年になると選択で剣道も選べるらしいですからな! 珠美は今から楽しみです!」
保奈美「あれ? 男子は剣道と柔道で、女子はダンスじゃなかったかしら」
珠美「なんと!?」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 18:17:28.85 ID:NqLXuTeR0
珠美「珠美はてっきり女子も剣道を選べるものかと……」
保奈美「でも、みんな珠美ちゃんのダンスを期待してるわ? 現役アイドルの踊りっていうの」
珠美「ふむ。ま、珠美はダンスも得意ですからな」
保奈美「ええ♪ 珠美ちゃんが小さい体でちょこちょこ動いてるのが可愛いって、みんな楽しみにしてるの!」
珠美「珠美はハムスターのような愛玩動物ではありません!」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 18:28:49.73 ID:0gCAAagTO
ーー持久走ーー
珠美「えっほ、えっほ……」
保奈美「はぁ…! はぁ……! 珠美ちゃ、待って……!」
珠美「むぅ、保奈美殿は一周遅れですぞ」
保奈美「た、珠美ちゃ、が…! 早すぎるの……!」
珠美「そんな事はありません。友紀殿なら珠美の1.5倍のペースで走りますからな」
保奈美「そ、そんな…! スポーツアイドルと比べられても……!」
珠美「じゃ! 保奈美殿もペースをあげて! 珠美は後二周を全力で行きますぞ!」タッタッタ
保奈美「た、珠美ちゃぁん……!」
珠美「えっほ、えっほ……」
保奈美「はぁ…! はぁ……! 珠美ちゃ、待って……!」
珠美「むぅ、保奈美殿は一周遅れですぞ」
保奈美「た、珠美ちゃ、が…! 早すぎるの……!」
珠美「そんな事はありません。友紀殿なら珠美の1.5倍のペースで走りますからな」
保奈美「そ、そんな…! スポーツアイドルと比べられても……!」
珠美「じゃ! 保奈美殿もペースをあげて! 珠美は後二周を全力で行きますぞ!」タッタッタ
保奈美「た、珠美ちゃぁん……!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 18:36:17.53 ID:NqLXuTeR0
〜〜〜〜〜〜
保奈美「はぁ…! ふぁ……!」
珠美「保奈美殿ー! あと100メートルですー! 頑張ってー!」
保奈美「ひぃ…、あ、ふぅ……! や、やっと、ゴール……!」
珠美「はい、タオルです」
保奈美「あ、ありがとう……! はぁ……」
保奈美(珠美ちゃん、ぜんぜん息あがってない……)
珠美「ふふん、体力は保奈美殿よりも勝っていますな!」
保奈美「わ、私も、自信はある方だけど……」
珠美「えへへ! さあ、残りは自由時間ですからみんなとバレーボールでもしましょう!」
保奈美「も、もう少し、休憩させて……!」
保奈美「はぁ…! ふぁ……!」
珠美「保奈美殿ー! あと100メートルですー! 頑張ってー!」
保奈美「ひぃ…、あ、ふぅ……! や、やっと、ゴール……!」
珠美「はい、タオルです」
保奈美「あ、ありがとう……! はぁ……」
保奈美(珠美ちゃん、ぜんぜん息あがってない……)
珠美「ふふん、体力は保奈美殿よりも勝っていますな!」
保奈美「わ、私も、自信はある方だけど……」
珠美「えへへ! さあ、残りは自由時間ですからみんなとバレーボールでもしましょう!」
保奈美「も、もう少し、休憩させて……!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 18:54:55.42 ID:NqLXuTeR0
ーーーーーー………
先生「じゃあ、明日は朝からごみ拾いのボランティアがあるから7時20分までに校門前に集合すること」
生徒「「「はーい」」」
先生「……校門に不審な車が止まっているので脇山は気をつけるように。じゃ、ホームルーム終了、解散」
珠美「へ? 不審な車……? あっ」
保奈美「ああ、あれ珠美ちゃんのプロデューサーさんの……」
珠美「P殿、もう迎えに来て……」
保奈美「ピクニックの後でも、珠美ちゃんの為ならすぐに迎えに来てくれるのね……。ふふっ♪」
珠美「えへへ……」
保奈美「さ、あんまり待たせちゃ悪いから、行きましょう?」
珠美「はいっ!」
先生「じゃあ、明日は朝からごみ拾いのボランティアがあるから7時20分までに校門前に集合すること」
生徒「「「はーい」」」
先生「……校門に不審な車が止まっているので脇山は気をつけるように。じゃ、ホームルーム終了、解散」
珠美「へ? 不審な車……? あっ」
保奈美「ああ、あれ珠美ちゃんのプロデューサーさんの……」
珠美「P殿、もう迎えに来て……」
保奈美「ピクニックの後でも、珠美ちゃんの為ならすぐに迎えに来てくれるのね……。ふふっ♪」
珠美「えへへ……」
保奈美「さ、あんまり待たせちゃ悪いから、行きましょう?」
珠美「はいっ!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 19:02:50.56 ID:0gCAAagTO
珠美「ふぅ、今日も疲れましたなぁ……!」
保奈美「……珠美ちゃんはすごいなぁ。私は学校だけで疲れちゃうのに、珠美ちゃんはあんなに走った後にもお仕事があるんだもの」
珠美「ふえっ?」
保奈美「それに芸能界で生きていくなんて…、私には考えられないわ……」
珠美「ふぅむ……。保奈美殿は歌が上手いではありませんか! それに容姿端麗だし……」
保奈美「え? そ、そう、かしら……」
珠美「保奈美殿がアイドルになったら、すぐに珠美達のライバルになります! きっと!」
保奈美「え、ええ……? でも…、私は今学校で、みんなから注目を集めるのも苦手なのに……」
保奈美「……珠美ちゃんはすごいなぁ。私は学校だけで疲れちゃうのに、珠美ちゃんはあんなに走った後にもお仕事があるんだもの」
珠美「ふえっ?」
保奈美「それに芸能界で生きていくなんて…、私には考えられないわ……」
珠美「ふぅむ……。保奈美殿は歌が上手いではありませんか! それに容姿端麗だし……」
保奈美「え? そ、そう、かしら……」
珠美「保奈美殿がアイドルになったら、すぐに珠美達のライバルになります! きっと!」
保奈美「え、ええ……? でも…、私は今学校で、みんなから注目を集めるのも苦手なのに……」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 19:18:29.99 ID:0gCAAagTO
珠美「ふむ、ならば勇気が出るお守りを……。はいっ!」
保奈美「あら、これは……?」
珠美「これは珠美がアイドルになった日に、自信が付くように勝ったお守りのキーホルダーです!」
珠美「現役アイドルお墨付きのグッズですからな! これなら保奈美殿も一歩踏み出す勇気が得られるはずです」
保奈美「……そう、ありがとう! 珠美ちゃん。私、大事にするわね!」
珠美「はいっ!」
珠美「では、今日もお疲れ様でした! またあした! 保奈美殿!」
保奈美「ええ、また明日! 珠美ちゃん……!」
保奈美「あら、これは……?」
珠美「これは珠美がアイドルになった日に、自信が付くように勝ったお守りのキーホルダーです!」
珠美「現役アイドルお墨付きのグッズですからな! これなら保奈美殿も一歩踏み出す勇気が得られるはずです」
保奈美「……そう、ありがとう! 珠美ちゃん。私、大事にするわね!」
珠美「はいっ!」
珠美「では、今日もお疲れ様でした! またあした! 保奈美殿!」
保奈美「ええ、また明日! 珠美ちゃん……!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 19:39:21.95 ID:0gCAAagTO
P「よ、珠。学校お疲れさん」
珠美「……ピクニックお疲れ様です、P殿」
P「どうだ? お弁当美味しかったか?」
珠美「それは、はい! ピーマンとか沢山でしたが美味しく食べられました!」
P「そりゃあお前、俺が朝の5時には起きて作った弁当だからなぁ」
珠美「うっ…。と、とっても早起きだったんですな……」
P「ま、その甲斐あってちゃんと苦手なもんも食べられるようになったんならおっけーおっけー」ナデナデ
珠美「えへへぇ……」
珠美「……ピクニックお疲れ様です、P殿」
P「どうだ? お弁当美味しかったか?」
珠美「それは、はい! ピーマンとか沢山でしたが美味しく食べられました!」
P「そりゃあお前、俺が朝の5時には起きて作った弁当だからなぁ」
珠美「うっ…。と、とっても早起きだったんですな……」
P「ま、その甲斐あってちゃんと苦手なもんも食べられるようになったんならおっけーおっけー」ナデナデ
珠美「えへへぇ……」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 19:50:22.40 ID:0gCAAagTO
P「……それにしても、珠は先生と仲いいんだな」
珠美「へ? 先生?」
P「いや、さっきそこの所まで一緒に歩いてきてた女の人。保険の先生? 珠、風邪か?」
珠美「……同級生ですぞ」
P「はあっ!? うっそだぁ! あんな大人な雰囲気の人が珠と同い年なわけないって!」
珠美「た、珠美と同じ制服を着ていたではないですかー!」
P「いや、でもさぁ!」
珠美「むうぅー……!」
珠美「へ? 先生?」
P「いや、さっきそこの所まで一緒に歩いてきてた女の人。保険の先生? 珠、風邪か?」
珠美「……同級生ですぞ」
P「はあっ!? うっそだぁ! あんな大人な雰囲気の人が珠と同い年なわけないって!」
珠美「た、珠美と同じ制服を着ていたではないですかー!」
P「いや、でもさぁ!」
珠美「むうぅー……!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 20:00:02.61 ID:0gCAAagTO
ーー保奈美の自室ーー
『ならば勇気が出るお守りを……。はいっ!』
保奈美「……お守り、もらっちゃった」
保奈美「ふふ! また珠美ちゃんグッズがひとつ増えちゃった!」
『これは珠美がアイドルになった日に、自信が付くように買ったお守りのキーホルダーです!』
保奈美「竹刀のキーホルダー……」
保奈美「ふぅ、なんだか元気がでたわ!」
保奈美「これで私も、少し変われるかしら?」
『ならば勇気が出るお守りを……。はいっ!』
保奈美「……お守り、もらっちゃった」
保奈美「ふふ! また珠美ちゃんグッズがひとつ増えちゃった!」
『これは珠美がアイドルになった日に、自信が付くように買ったお守りのキーホルダーです!』
保奈美「竹刀のキーホルダー……」
保奈美「ふぅ、なんだか元気がでたわ!」
保奈美「これで私も、少し変われるかしら?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/20(土) 20:07:58.36 ID:0gCAAagTO
保奈美「さて、どこに飾ろうかしら?」
保奈美「もう壁もショーケースも天井も全部珠美ちゃんのポスターやサイン色紙で埋まってるし……」
保奈美「はぁ……、この限界まで引き延ばした等身大珠美ちゃんのポスター……! はあ……!」
保奈美「それに珠美ちゃんが私にくれたタオル……! すぅー…! はあぁー……!」
保奈美「私、いま、満たされてる……!」
保奈美「プロデューサーさん、羨ましいな……。こんなに可愛い珠美ちゃんと、ずっとそばにいれるんだもの……」
保奈美「でも、珠美ちゃん…! 珠美ちゃんのファン0号として、これからもずっとずっと、ずぅーっと! 応援するわ……!」
保奈美「うふふふ……! ふふ! ふへっ!」
完
保奈美「もう壁もショーケースも天井も全部珠美ちゃんのポスターやサイン色紙で埋まってるし……」
保奈美「はぁ……、この限界まで引き延ばした等身大珠美ちゃんのポスター……! はあ……!」
保奈美「それに珠美ちゃんが私にくれたタオル……! すぅー…! はあぁー……!」
保奈美「私、いま、満たされてる……!」
保奈美「プロデューサーさん、羨ましいな……。こんなに可愛い珠美ちゃんと、ずっとそばにいれるんだもの……」
保奈美「でも、珠美ちゃん…! 珠美ちゃんのファン0号として、これからもずっとずっと、ずぅーっと! 応援するわ……!」
保奈美「うふふふ……! ふふ! ふへっ!」
完
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