のり子「気づかないふりで……」

のり子「……」ｽﾙｰ

のり子「……」

のり子「バックミラーで……あはははは」

のり子「焦ってる焦ってる。今戻るよ」

のり子「本日のゲストはこちら！」

横山奈緒「ハローエブリワン。ディスイズアペン」


のり子「何で英語！？　しかも全然違うし！」

奈緒「間違えた。どうも、くいだおれ太郎です」

のり子「それも違う！　ただのコスプレ！」

奈緒「はい、私が関西の星、横山奈緒です！」

のり子「……拍手！」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

奈緒「のり子ツッコミありがとー。でも、一個言っとかなアカンよな？」

のり子「何もないよ」

奈緒「なんでやねん！　最初、私を見つけたのに、わざとスルーしたやろ？」

のり子「そりゃ、そんな格好してたらね……なんでこんなコスプレしてるの？」

奈緒「翼の回を見てな。大阪出身として、負けられへん！って思ってん」

※第13Ｒ参照

……

のり子「さて、奈緒の着替えも終わったところで、本編に入ろっか」

奈緒「最初のトークはどんくらい使われるん？」

のり子「結構しゃべったけど、多分カットじゃない？　ほら、メット」ﾎﾟｲｯ

奈緒「そんな殺生なこと言わんといてーな」ﾊﾟｼｯ

のり子「だってツーリングしながらのトーク番組だからね。本番はこれからだよ」

奈緒「よっしゃ、任しとき！　キレッキレのトーク見せたるわ」

のり子「キレキレすぎて既に時間押してるんだけどね」

のり子「準備はいい？」

奈緒「ええで」

のり子「それじゃあ、レディ」

のり子奈緒「ゴー！」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ……

奈緒「何回か乗せてもろてるけど、毎度、気持ちええ風やなぁ」

のり子「そうだね。これがバイクの醍醐味だよ」

奈緒「私も免許取ろかな？」

のり子「おっ、いいね」

奈緒「私も取ったら、HANABI団でツーリングできるしな」

のり子「え？……美奈子、免許持ってたっけ？」

奈緒「ちゃうちゃう。美奈子は私の後ろやろ」

のり子「うん？　うん」

奈緒「紗代子はのり子の後ろ。それで、海美は走ってついて来ればカンペキや」

のり子「いや、無理だって！　というか、奈緒、ちょっとボケすぎ！」

奈緒「普段、ツッコミ側やからな。たまにはボケたいお年頃やねん。わかる？」

のり子「わからなくもないけどさ……とりあえずトークテーマ行こう」

奈緒「オッケー。まずは『好きな食べ物は？』やって」

のり子「いやいや、今更そんなこと」

奈緒「これはボケちゃうで。ガチ」

のり子「え？……そ、そうなんだ」

奈緒「私は大阪のソウルフード、たこ焼きやな」

のり子「やっぱりそうなるよね」

奈緒「変わり種も好きやけど、なんやかんや王道に戻ってくる感じやな」

のり子「ちなみに、変わり種だとどんなのがあるの？」

奈緒「たこの代わりにチーズとか、キムチとか……あ、あと、意外とオススメなんが、チョコ」

のり子「え？　チョコレート？」

奈緒「せやねん。一口サイズをたこの代わりにして焼いて、ちょっと焦がすとな、めちゃめちゃ香ばしいねん」

のり子「へえ、そうなんだ。食べてみたいな」

奈緒「今度劇場でやろか。みんなに食べてもらうわ」

のり子「本当？　それは楽しみ！」

奈緒「のり子の好きな食べ物は女子力焼きそばやろ？」

のり子「そうだね」

奈緒「なんでやねん！」

のり子「え？」

奈緒「……え？　マジで？」

のり子「うん。流石に一番じゃないけど、好きだよ？」

奈緒「あんな目に遭うてんのに？」

のり子「改良されたじゃん。味は安定してないけど、一撃K.O.はもうないし、おいしい時はバツグンだよ」

奈緒「そ、そうなんや」

のり子「奈緒も今度どう？」

奈緒「……私の胃はな、量には対応しても、毒には対応せえへんねん」

のり子「いや、毒って！　海美悲しむよ」

奈緒「でも海美、つい最近のハロウィンでもやらかしとったやろ？」

のり子「……たしかに」

奈緒「こういうのって自業自得って言うんやで。せめて味見せえって思うわ」

のり子「それは同感」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ……

奈緒「次、『リリイベの思い出は？』やって」

のり子「奈緒は最近やったよね？」

奈緒「せやな。Jus-2-Mintと花咲夜合同でやったな」

のり子「せっかくだし、そこでの話聞かせてよ」

奈緒「ええで。一番の思い出は……紬にユニット名を忘れられたことやな」

のり子「あははは、それは酷いね」

奈緒「『花咲夜と……ジャスミン？でしたっけ？』やで」

のり子「あ、一応合ってたんだね」

奈緒「せやけど、思わずおいっ！ってツッコんでしもたわ」

のり子「隣で苦笑いしてる美奈子が目に浮かぶよ」

奈緒「ホンマそう！」

のり子「というか、それが一番の思い出で良いの？」

奈緒「もちろん、曲の披露とか、そん時に美奈子のダンスがキレキレやったとか、他のコーナーのこともあったけど……最後に全部持ってかれてしもたわ」

のり子「なるほど。最後のありがサンキューで全部持ってかれた、みたいな感じだよね」

奈緒「そうそう。まつりも『嘘つきー！！！』でMVP狙ってたみたいやけど、完全に負けたって言うてたわ」

のり子「海美が歌ってる途中に笑っちゃったやつね……って、MVPなんて制度あったの？」

奈緒「ないで。でもまぁ、あるやん？　そん時そん時で、めちゃめちゃ印象に残る活躍した人」

のり子「たしかに。千鶴さんとか、莉緒姉とか、覚醒してたよね」

奈緒「それで、あん時は静香ってわけや」

のり子「不本意だろうなぁ」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ……

奈緒「のり子は？」

のり子「アタシは……奈緒が来てるから言うわけじゃないけど、一緒にやった『WE ARE ONE!!』の時かな」

奈緒「また懐かしい……てか、最初ん時？」

のり子「そうそう。ソロデビュー曲だから、すっごく印象に残ってるよ」

奈緒「無茶振りコーナーが？」

のり子「うん、まぁ、それはどっちかというと忘れたいんだけど」

奈緒「頑張ってた方やと思うで。あ、でも、のり子はちょっとズルいわ」

のり子「え？　ズルい？」

奈緒「だって、のり子コールあるやん。困ったらそれ放り込めば何とかなるやん」

のり子「いや、そんな芸人の一発ギャグみたいに言わないでよ！　しかも、困った時に使うものじゃないからね！」

奈緒「せやけど、ああいうの欲しいわ。無条件で盛り上がるやん」

のり子「奈緒もさ、『ｱｲｯｱｲｯ』があるじゃん」

奈緒「ちょっ、あれは盛り上げてるだけやん！　曲ないと成立せえへんって！」

のり子「そう？」

奈緒「というかあれ、みんなそれなりに言うてると思ってたんやけど、気ぃついたら私だけになってること多いし」

のり子「え？　そこ、奈緒のパートだよね？」

奈緒「そんなパートあるかいっ！」

のり子「あははは……ナイスツッコミ」

奈緒「ホンマにもう……てか、これ何の話やったっけ？」

のり子「……リリイベだったかな？」

奈緒「ああ、そうやった……普段もこんな感じで、いつの間にか脱線してること多いよな」

のり子「そうだね……と、そろそろ着くよ」

奈緒「え？　もうおわりなん？」

のり子「たしかにアタシも体感的には数分だね」

……

奈緒「あっ、のり子、ここなんかええんちゃう？」

のり子「たしかに。カメラに寄って貰えば、ちょうど黄色い葉だけに見え……なくもないかな？」

奈緒「収録の時期、もうちょっと遅らせた方が良かったかもな」

のり子「そうだね。まぁ、またオフが重なったらさ、紅葉見に行こうよ」

奈緒「いや、そのダジャレはちょっと」

のり子「へ？……あ、そんなつもりないって！」

奈緒「冗談やって」

のり子「もう……それじゃ一旦しめよう」

のり子「はい、ということで、『のり子のツーリングー！第15Ｒ』これにておしまいです」

のり子「出て欲しいゲストや、やって欲しいトークテーマがあれば、メールフォームからどうぞ」

奈緒「よろしくお願いしますー！」

のり子「それではまたお会いしましょう」

のり子奈緒「バイバイッ」

おわりです。

ゲストやトークテーマは引き続き募集中。順番はリクエストがあったアイドルの中から抽選となっておりますので、気長に待っていただけると幸いです。

完結報告してきます。