亜利沙「松田亜利沙、自分でも誰かわからない」

亜利沙「アイドル野々原茜が『かわいいアイドル発見』と発言」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が反射的にシャッターを切ったところ」

亜利沙「カメラに収まったのは、鏡に映った松田亜利沙本人であったことが明らかになりました」

亜利沙「松田亜利沙は、非常に恥ずかしかった模様です」

エレナ「今日はその髪型にしないのですか？」

亜利沙「わたくし自身も誰かわからなくなる状態では、視聴者の方の混乱を招くおそれもあるため、当番組では控えさせていただきます」

エレナ「すごくかわいかったですから、もったいないですよ」

美也「そうですよ～。どことなく、春香ちゃんに似てましたし」

亜利沙「そんなそんな……新しい髪型は劇場で披露する予定もありますので、見たい方は足を運んでいただきたいと思います」

エレナ美也「よろしくお願いします」

亜利沙「続いてのニュースです。島原さん」

エレナ「はい」

エレナ「島原エレナ、エンエンクルリ」

エレナ「あの恐怖の時間が帰ってきます」

エレナ「『クルリウタ』のリリイベが開催されることが明らかになりました」

エレナ「アイドル島原エレナは、お肉の姿で登場する」

エレナ「ということはありませんが、来場者を体の芯から冷やす、という意気込みとのことです」

エレナ「今のワタシは、この時の演技の口調をベースにしています」

美也「たしかに、いつもと少し違いますね」

亜利沙「演技力の向上ですね」

エレナ「今のミヤもアリサもすごいですよ」

亜利沙「ありがとうございます。しかし、真冬にホラーですか」

エレナ「来てくれた人、全員を凍えさせるのが目標です。現行犯のシホはいませんが、きっとチヅルがやってくれます」

美也「楽しみですな～」

亜利沙「実は今回のリリイベ、流石のわたくしも応募するか迷いました」

美也「どうされたんですか？」

亜利沙「結局、応募はしたんですが、外れました。かなり複雑な思いですね」

エレナ「もし良かったら、招待しましょうか？　今回は招待席も多少の空きがありますよ」

亜利沙「あ、えっと……今回は遠慮しておきます。続いてのニュースです。宮尾さん」

美也「はい」

美也「困ったときの美也ちゃん」

美也「アイドル宮尾美也が、いろんな人に頼られていることが明らかになりました」

美也「これは、ちょっとした困ったことが起きると、すぐに声をかけられるからで」

美也「カバンを長持ちさせる方法、服についてしまったガムを綺麗に取る方法などを」

美也「伝授しているとのことです」

亜利沙「まるで知恵袋ですね」

美也「そうです。大黒柱です」

エレナ「困ってること……コトハが、劇場内で野球をするスバルに困ってます。どうすればいいですか？」

美也「そうですね……次にやったら、ホラー映像が流れる恐怖の部屋に閉じ込めるのはいかがでしょう？」

エレナ「なるほど」

美也「それで、万歩計をつけて、足ツボマットの上で足踏みしてもらいましょう」

亜利沙「なんと恐ろしいデジャヴ……続いてのニュースです」

亜利沙「徳川まつり、ゆっくりお話」

亜利沙「アイドル徳川まつりが、双子のアイドルFに対し、ゆっくりお話したことが明らかになりました」

亜利沙「これは、F姉妹が番組のコーナーを引っ掻き回したためで」

亜利沙「カメラが止まった後、徳川まつりによる教育が行われた模様です」

亜利沙「なお、F姉妹はこのことに関しては、詳しい取材を拒否した模様です」

エレナ「シャルシャロのお仕事のことですよね」

美也「おや？　みんなで仲良くケーキを食べた、と聞きましたけど」

亜利沙「徳川まつりさんによると、それはそれ、これはこれ、とのことです」

エレナ「マツリは怒ると怖いんですか？」

亜利沙「……ゆっくりお話している現場を見た者はおらず、他のアイドルからの証言ですからね、どうでしょうか」

美也「亜美ちゃんと真美ちゃんは、お詫びのマシュマロを持って行くのが、良いかもしれませんね」

亜利沙「そうですね。続いてのニュースです」

亜利沙「周防桃子、肉離れしていた」

亜利沙「アイドル周防桃子が、肉離れをしていたことを語りました」

亜利沙「これは昨年の感謝祭へのレッスン中に起きた出来事で、そこからは無理せず取り組んだとのことです」

亜利沙「幸いにも、当日には動きの面での影響は、それほどなかった模様ですが」

亜利沙「痛みより、歌詞を飛ばしたことが辛かった、とのことです」

美也「先日、振り返り放送もありましたよね」

亜利沙「そうですね。改めて見ましたが、周防桃子さんの歌詞が飛んだところに修正が入ってて、それはそれで悔しかったみたいです」

エレナ「普通は痛かったら歌どころじゃないのに、そっちを反省するのはすごいですね」

亜利沙「そうですね。流石、プロです」

美也「見習わないといけませんね」

亜利沙「以前も故障した際、福田のり子さんが『無理するな』と叱ったこともありました」

エレナ「今回は大丈夫だったんですか？」

亜利沙「はい。焦る気持ちを我慢して、回復に努めたのが良かったようです」

美也「環ちゃんと育ちゃんの存在も心強かったようですね」

亜利沙「わたくしも、もっと信頼してもらえるようがんばります……続いてのニュースです」

亜利沙「天海春香、被弾」

亜利沙「アイドル天海春香のネタが事務所の垣根を越えました」

亜利沙「天海春香は、某大手事務所のライブに招待され」

亜利沙「勉強しながら楽しんでいたところ、例のサイパンネタをMCで触れられ」

亜利沙「恥ずかしかった、とのことです」

美也「サイパンスーターアリーナ、ですな」

エレナ「おもしろかったですね」

亜利沙「ライブの楽しみの一つに、このような微笑ましい光景がありますよね」

美也「ありがサンキューとか」

エレナ「真実の白(赤)とか」

亜利沙「感謝祭挨拶の、もう1回行きますとか……って、彼女だけじゃないですよ」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

エレナ「アシスタントの島原エレナと」

美也「同じくアシスタントの宮尾美也でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙エレナ美也「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！」

美也「こちらこそ～。楽しかったですよ～」

エレナ「でも、疲れたヨー！　カッチコチだヨー！」

亜利沙「いやぁ、お二人とも、ニュース番組風にカスタマイズした演技で素晴らしいです！」

美也「そうでしょうか～？　私は、ほとんど変わってないと思いますけど」

亜利沙「いえ、語尾の収まりが0.3秒ほど早いです！　おかげでスムーズに進行できましたよ」

美也「おお～、そうなんですね～」

エレナ「アリサ、よくわかるネ。すごいヨ！」

亜利沙「あ、ちなみに、お二人は346プロのライブ観ました？」

美也「全部は観てませんよ～。さっきのニュースの日は、志希さんもフレデリカさんもいなかったですし」

エレナ「残念だったネ。もし出るなら、ワタシたちも飛び入り参加したいナ」

亜利沙「おお……夢のコラボ再びですね！」


宮本フレデリカ「ハァイ！　呼ばれて飛び出るフレちゃんだよ！」

エレナ「フレデリカ！」

亜利沙「フレちゃん！　生フレちゃんですぅ！」

フレデリカ「おやおや、そこの美少女ツインテはもしかして、ワタシのファンの子かな？」

亜利沙「はい！　その通りですぅ！」

エレナ「やっぱりアリサは美少女ツインテ！」

亜利沙「あっ、い、いや、そこは違くて……」

美也「フレデリカさん。亜利沙ちゃんは、アイドルですよ～」

フレデリカ「知ってるよ！　さっきのはじょーだん！　美少女ツインテ、その名もアリサ！」

亜利沙「すみません、勘弁してください……」

フレデリカ「カンベンするデリカ～」

エレナ「フレデリカ、今日はどうしたノ？」

フレデリカ「遊びに来たんだよ。フンフンフフーン」

エレナ「フンフンフフーン」

エレナフレデリカ「エレデリカー♪」

美也「おお～、コラボ全開ですな～」

亜利沙「ふおお……たまりませんね」

エレナ「そういえば、シキは？」

フレデリカ「志希にゃんはねー」

フレデリカ「失踪中！」

エレナ「ワーオ！　探さなきゃ！」

亜利沙「趣味・失踪って本当だったんですね」

美也「詳しいですな～」

おわり

初めて登場してもらうキャラは300本書いた今でもドキドキしますね。

アシスタントリクエスト常時募集中。次回はひなたと可奈を迎えてお送りします。

完結報告してきます。