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トップページPa > モバP「君が好きだと叫びたい」

1: ◆oCJZGVXoGI 2014/04/06(日) 21:45:37.92 ID:6NrsE7+O0

事務所近くの公園

渚「いつきさんっ!」シュッ
ainngs26

いつき「ナイスパスッ!」パシッ グッ
mnbitk26

モバP(以下P)「させるかっ」バッ

いつき「よっと」ピョン

洋子「フェイダウェイ!?」
situyk17

シュッ パシュッ

渚「ナイッシュー!!」

P「いつき、お前いつの間にあんなもん覚えたんだよ」フゥ

いつき「この間漫画で読んで渚ちゃんに教わったんだ!」

洋子「渚ちゃん、後であたしにも教えて!」

渚「もちろん!」

P「教わったからって簡単に打てるもんじゃねーべよ。でも流石だな」





2: ◆oCJZGVXoGI 2014/04/06(日) 21:49:58.45 ID:6NrsE7+O0

いつき「へへっ。ところでプロデューサー、なんで今日バスケに誘ってくれたの?」

P「ん?息抜きがてら報告があってな」

渚「報告?」

P「渚、いつき、洋子。お前たち3人にCMの仕事を取ってきたぞ!」

3人「「おー!!」」

洋子「どんなCMですか!?」

P「あの有名なスポーツ飲料が今度新商品を出すことになってな、その宣伝の為の物だ」

いつき「すごいじゃないですか!!あ、でもなんで私たちなんですか?そういうのはウチなら茜ちゃんとかの方が適任なんじゃ……」

P「最初はスポンサーの方も茜を指名してきたんだがな、頼み込んでお前たち3人にしてもらった」

渚「どうしてわざわざ」

P「いくつか理由はあるが、一つは総選挙の為だ」

3人「「っ!!」」


3: ◆oCJZGVXoGI 2014/04/06(日) 21:55:39.49 ID:6NrsE7+O0

P「お前たち3人は第一回、第二回共に上位に食い込めなかった」

洋子「まぁでもそれは仕方ないよ、他の子たちに比べてそんなに活躍出来てないんだし」

渚「きらりや未央みたいにCDデビューしてる訳でもないし」

P「それは俺の力不足だ。申し訳ないと思ってる」

いつき「そんなことないよ!プロデューサーが普段から頑張ってるの私たち知ってるんだし!」

P「ありがとう、いつき。でも俺は自分がスカウトしたからには皆に平等にチャンスを与えたいと思ってるんだ」

P「CMの内容は最初『ラグビー部の部員とマネージャーの青春ストーリー』だったんだけどな?それだと出演出来るのはマネージャー役の1人になっちまうべ?」

P「そこをなんとか『女子バスケ部とそれを陰ながら応援する男子生徒』に代えてもらったんだ」

渚「それはまた随分と変更したね。よくスポンサーさんがOK出したね?」

P「新商品が従来の物にレモンの酸味を加えたもので、コンセプトが『青春の甘酸っぱさ』らしくてな。極論を言えば運動部であれば問題ないんだ」

いつき「バスケ部ってことは渚ちゃんがメインってことかな?」

P「あぁ。でもバスケはチームスポーツだろ?いつきと洋子はチームメイトとして出演することになる」

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4: ◆oCJZGVXoGI 2014/04/06(日) 21:59:23.21 ID:6NrsE7+O0

洋子「てことは女子高生役かぁ。ちょっと無理があるかも?」

P「何言ってんだ。この間友紀たちと飲みに行って未成年と間違われて居酒屋で門前払いされそうになったのはどこの誰だ?」

渚「そんなことがあったんだ……」

洋子「あ、あれはたまたまだよ!ね!?」

いつき「そうそう!普段はそんなことないんだよ?」

P「とにかく、CMのヒロインは渚だけど2人にも充分チャンスはあるから存分に活かしてくれ!」

洋子「うん!あ、でもさ……」

P「ん?」

洋子「運動部ならどこでも、って言うなら陸上部で真尋ちゃんとか水泳部で櫂ちゃん、野球部でユッキでも良かったんじゃない?なんでバスケにしたの?」ニヤニヤ

いつき「確かに、野球はともかく陸上や水泳だったらメイン以外にも出演できそうだよね~」ニヤニヤ


5: ◆oCJZGVXoGI 2014/04/06(日) 22:03:59.02 ID:6NrsE7+O0

P「……何が言いたいんだよ」

洋子「『平等にチャンスを与えたい』とか言っておきながらちゃっかり渚ちゃんを贔屓してるじゃないですか」

いつき「羨ましいな~、プロデューサーに特別扱いしてもらえて」

渚「えぇっ!?」

P「おいおい、変な風に捉えるんじゃねぇよ」

洋子「プロデューサー、渚ちゃんは未成年なんだからね?」

P「おまっ!?なんつーこと言ってんだ!!」

いつき「あははっ、冗談だよプロデューサー。あ、でもムキになるってことはもしかして……」

P「……どうやらお前らには教育的指導が必要なようだな?」

洋子「あ、もう行かなきゃレッスンに遅れちゃう!」ダッ

いつき「私もっ!」ダッ

P「待てこら!ったく、からかいやがって……」


6: ◆oCJZGVXoGI 2014/04/06(日) 22:07:22.63 ID:6NrsE7+O0

渚「ま、参っちゃったね」アハハ

P「女ってやつぁなんですぐ色恋沙汰にしたがるのかねぇ」

渚「あはは。でも、私を選んでくれてありがとうプロデューサー!」

P「良いってことよ。それにさっきも言ったがスカウトした以上は皆にチャンスを与えたいしな!」

渚「期待に応えてみせるよ!じゃあ私たちも帰ろっか!」

P「おう!……ま、洋子たちの言ってたこともあながち間違いじゃねーけどな」ボソッ

渚「何か言った?」

P「いんや、何も」

P(君に夢中なことに理由なんてないのに、か。正にその通りだな)

P「頑張れよ、渚」





転載元:モバP「君が好きだと叫びたい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396788337/



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