晶葉「このマスクは危険すぎる……」:プロデューサーさんっ！SSですよ、SS！-アイマスSSまとめ

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/11/14(金) 01:21:45.19 ID:IyR2s8LA0

※おそらく期待は裏切ります

晶葉「以前より気になっていた事だ……」

晶葉「輿水幸子、前川みく……」

晶葉「彼女らは何か特別な力を持っているように思える……」

晶葉「例えば、爆心に立っていながら、髪型がアフロになっていただけで済んだり……」

晶葉「スカイダイビングに失敗しても、地面に人型の穴が開き、当人が無傷だったり……」

晶葉「彼女らの『力』を何とかして取り出せないだろうか……」

晶葉「……」

晶葉「…………ふふ」

晶葉「そうか、この力ならば……！」

――――――

――――

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:28:31.80 ID:IyR2s8LA0

早苗「いやぁ～っ！　ごめんね文香ちゃん！　やっぱ弱い子連れてきちゃダメだったわ！」

洋子「すぅー……すぅー……」ｸﾞﾃﾞｰﾝ

文香「いえ……」

早苗「ちょーっちお姉さん外連れて行くから、しばらくそこで待ってて！」

文香「……分かりました」

早苗「ごめんね～？　ちょっと待たせるかもだけどさ！」

ｽﾀｽﾀｽﾀ･･･

文香「…………」ﾎﾟﾂｰﾝ

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:31:40.21 ID:IyR2s8LA0

文香「…………」

ｶﾗﾝ･･･

文香「お酒とは、やはり大変ですね……」

文香「…………飲めるの、かな」

「おや、お姉ちゃん一人かい？」

文香「……？　い、いえ……知人と来てまして……」

「ふうん、でも今はちょっと待ってるって感じかい」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:34:59.37 ID:IyR2s8LA0

「お姉ちゃん、随分若いね。学生さん？」

文香「え、はい……。学生をしております」

文香(アイドルとはバレていない……？　当然、か……)

「一人で飲んでたって寂しいだろう。どれ、おっちゃんが付き合ってやろう」

文香「え、その……」

「まあいいから、いいから」

文香「あの、私……」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:37:01.49 ID:IyR2s8LA0

「どれ、ちょっと待ってな。酒を持ってこよう」

文香「い、いえ、私……」

ｽﾀｽﾀ･･･

文香「どうしよう……断らないと……」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:41:38.63 ID:IyR2s8LA0

「はいよ。持ってきたぞ」

ｺﾞﾄｯ

「おっちゃん常連でな。ちょいと上物の酒を出してもらえるんだよ」

文香「あの、私は……」

「さあさあ、ぐいっとやっちゃいな。飲んだら気分良くなるから」

文香「あ、あの」

「さあさあ」

文香「うう……」

ｺｸｺｸ･･･

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/11/14(金) 01:44:06.42 ID:2SoDHUmro

（アカン）

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:44:35.43 ID:IyR2s8LA0

ｶﾗﾝ･･･

文香(あ、美味しい……)

文香(何だか……ふわっとして……それで……)

文香(それで……)

文香(――――)

ﾄﾞｻｯ

「さて、気持ちよくなるのはこっからだよ」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:51:28.30 ID:IyR2s8LA0

――――

Ｐ「文香がいなくなったァ！！？」

早苗『ごめん！　あたしが目を離した間にいなくなっちゃってて！』

Ｐ「状況は！？　あんた元警察でしょう！」

早苗『まだあたしも酔いさましきってないんだってば！』

Ｐ「文香は一人でふらっとどこかへ行ったりはしませんよ！　変な男にでも捕まったんじゃあ……！」

早苗『可能性は高そうね……。　でも、だとしたらすっごい綺麗な手口。何も痕跡が見つからないもの』

Ｐ「ああもうどうするんです！！　本当に誘拐でもされてたら……！」

早苗「もう少し探ってみる。けど、警察だって何か起こらないと動けないから……」

Ｐ「何だっていいんですよ！　とにかく徹底して探ってくださいよ！！」

ｶﾞﾁｬﾝｯ!

Ｐ「ああ……文香ぁ……」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:55:19.11 ID:IyR2s8LA0

ﾀﾞﾝｯｯ!!

Ｐ「クソっ！！　何とか出来ねえのかよ！！」

ちひろ「Ｐさん、今はとにかく落ち着いて……！」

Ｐ「これが落ち着いてられますか！！」

ちひろ「気持ちは分かりますが……」

Ｐ「クソっ！　文香は元々大人しい子なんだ！　早苗さんがつくならある程度何とかなるとは思っていたが……！」

Ｐ「ああ、最悪の事態しか浮かばない！　いったいどうすれば……」

「……どうしても、待ってられないのか？」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 01:58:32.82 ID:IyR2s8LA0

Ｐ「……晶葉か？」

ちひろ「晶葉ちゃん！　もう寮にいないといけない時間じゃあ……！」

晶葉「事務所で危機が起こっているんだ。動かなければいけないのは天才として当然だろう」

Ｐ「…………」

Ｐ「何か、手段があるのか……？」

ちひろ「Ｐ、プロデューサーさん……！」

晶葉「一つだけ、な」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:01:16.63 ID:IyR2s8LA0

Ｐ「何だ！　もったいぶる必要は無い！　すぐに言うんだ！」

ちひろ「プロデューサーさん落ち着いて！」

晶葉「……それは、神にさえなりうる力かもしれない」

晶葉「非常に危険な発明だ。何が起こるかは分からない」

Ｐ「言え！！　もったいぶるなと言っただろう！」

ちひろ「プロデューサーさん……！」

――ｺﾞﾄ

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:05:24.07 ID:IyR2s8LA0

Ｐ「……なんだ、これは」

ちひろ「仮面……？」

晶葉「もう一度言うぞ……。作り出した私にさえ何が起こるかは分からない」

Ｐ「……この、仮面に何の力が？」

晶葉「こんな言葉、絶対に言うことはないだろうと信じて生きてきたがな……」

Ｐ「…………」

晶葉「――魔法と呼ぶべきシロモノだ」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:09:54.92 ID:IyR2s8LA0

Ｐ「魔法、だと？」

晶葉「不死身の力さ……。何だって、やろうと思えば可能にできる」

晶葉「当然、代償も返るだろう」

晶葉「しかし、その代償がどんなものかさえも予測がつかない……」

晶葉「全くの未知。『未知』そのものを、私は生み出した」

晶葉「……それでも、この力を使うか？」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:12:17.13 ID:IyR2s8LA0

Ｐ「…………」

晶葉「早苗さんがアレで優秀なのは知っているだろう？」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん……」

晶葉「彼女に任せたっていいんだ」

Ｐ「…………」

ｽｯ

Ｐ「悩む理由は無い。使うしかないだろう」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:15:04.95 ID:IyR2s8LA0

ちひろ「……！」

晶葉「本当に、いいんだな？」

Ｐ「俺は何でもする。この仮面、被ればいいんだな？」

晶葉「……ああ。幸運を祈る」

Ｐ「大丈夫さ。茄子とも仲良いしな」

ｽｩｯ･･･

――ﾍﾞﾀｧｯ!!!

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:17:18.77 ID:IyR2s8LA0

Ｐ「！！？」

ﾒﾘｨｯ!

ちひろ「プロデューサーさん！！」

晶葉「さあ、何が起こる……！」

Ｐ「う、ｳｸﾞｸﾞ…………！」

ﾒﾘｨ･･･ﾒﾘﾒﾘ･･･!!

Ｐ「ｳ……ｸﾞ、ｱｱｱｱｱ!!」

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｨｯ!!!

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:21:04.24 ID:IyR2s8LA0

ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ!!!!

ちひろ「わっ、ぷ……！」

晶葉「くっ、何て力だ……我ながら恐ろしい……！」

ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!!!!

Ｐ「Ya――HAHAHAHAHAHA!!!!」

ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!!!

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:24:19.31 ID:IyR2s8LA0

ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!!!!

ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!!!!

ﾋﾞﾀｧｯ!!

Ｐヘッド「SOMEBODYyy…STOP ME!!」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:35:42.36 ID:IyR2s8LA0

Ｐヘッド「さァ――て待ってなァ！　王子様の出前を届けてやるぜ！」

ﾄﾞﾋｬｵ!!

ちひろ「」

晶葉「」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:37:28.05 ID:IyR2s8LA0

――ﾄﾞﾋｬｵ!!

Ｐヘッド「おっと、コレ貰っていくねん」ｺﾞｯｷｭｺﾞｯｷｭ

ちひろ「あ、エナドリ……」

ｶﾗﾝ

Ｐヘッド「ｸﾞｪｴｴｴｴｯﾌﾟ。おっと失礼」

Ｐヘッド「さて、出陣だ。これはプロデューサーにとって小さな一歩だが――」

晶葉「行くなら行ったらどうだ」

Ｐヘッド「ｱｲｱｲｱｲｱｲｱｲ」

ﾄﾞﾋｬｵ!!

ちひろ「」

晶葉「我ながら恐ろしい……」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:44:55.16 ID:IyR2s8LA0

ﾄﾞﾋｬｵｵｵｵｵｵｵｵ!!

ﾋﾞﾀｧ!!

Ｐヘッド「――AHHHHH!! ボクチャン文香までの道知らないじなゃいのォ！」ｶﾞｰﾝ

Ｐヘッド「みんなもこういう事、あるよね？　な――んて心配ご無用。あっゴムは必要だねウン」

ｽｯ･･･

ﾋﾟｺｰﾝﾋﾟｺｰﾝ

Ｐヘッド「こ――んな時のためのレーダーさ！」

ﾋﾟｺｰﾝﾋﾟｺｰﾝ

Ｐヘッド「どこで手に入れたかは内緒ネ」ｼｰｯ

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:50:50.64 ID:IyR2s8LA0

ﾋﾟｺｰﾝﾋﾟｺｰﾝ

Ｐヘッド「フムフム……いかにもなホテル街があるじゃないの」

Ｐヘッド「こういうのっていつまで経っても古いお決まりネ。そんなんだからゴロなんて呼ばれるのよん」

Ｐヘッド「おっと、急いでるって言ったの誰だよ！　俺じゃないの」

ｼｭﾊﾞｯ!!

YA――――HAHAHAHAHAHAHA!!

ﾄﾞﾋｬｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!!

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:54:59.81 ID:IyR2s8LA0

――――

――――――

文香「う、ん…………？」ﾊﾟﾁ

「さて、カメラよしと……」

「ああ、お目覚めかい？」

ｷﾞﾁｯ!　ｷﾞﾁｯ

文香「……！　…………！？」

「きつーく、縛ってあるよ。おじさんこういうの得意だからねぇ」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 02:59:16.00 ID:IyR2s8LA0

文香「や、やだ……！」

ｷﾞﾁﾁ･･･

「ふーむ、まあ眠らせるための量だしね」

「あまり抵抗されると……まあ興奮するんだけど」

「おじさんそれより……もっとイイ顔が見たいなあ」

ｽﾗﾝｯ･･･

文香「ひっ……注射器……」

「大体何やるかは分かるよね？　分からないかなあ、ウブだもんねえ」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:01:47.48 ID:IyR2s8LA0

文香「う、うう……誰かぁ……」

「ふーむ、泣き顔からしっかり撮っておくべきか……」

文香「プロデューサーさん…………！」

YA――――HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!

ﾊﾞﾘｲｲｲｲｨｨｨｨｲｲｲｨﾝ!!

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:03:21.22 ID:IyR2s8LA0

「！！？」

文香「！？」

ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!!

ﾋﾞﾀｧ!!

Ｐヘッド「ハァイ」ﾆｯｺｵｵｵｵ

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:11:00.76 ID:IyR2s8LA0

「な、何だお前は！？」

Ｐヘッド「知りたけりゃ『ハンサム』って辞書で引いてみな」

文香「プロデューサー……です、よね……？」

「こ、ここは知り合いのホテルなんだ、人は入らないハズ……！」

Ｐヘッド「ウッソだぁー。顔パスって言ったじゃないの霜降りちゃん」

「し、霜降り……」

Ｐヘッド「しょうがないにゃあ……いいよ」

ｽﾞﾙｩｯ

ﾍﾞﾁｬｯ

「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

「な、何でポケットから人が……というかお前！」

Ｐヘッド「死んでないヨ。そういうノリだからね」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:19:21.24 ID:IyR2s8LA0

文香「ぷ、プロデューサー、さん……です、か……？」

Ｐヘッド「オゥそこで待ってなマイスウィートハニー。ちょいとグ口な世界の幕開けだぜ」

「何者か知らないが、こ、こっちには銃だってあるんだ！」

BLAM! BLAM! BLAM!

Ｐヘッド「アウチ！」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

「……フゥー。メチャクチャだ」

チーズ「ﾐﾃｰﾎﾞｸ、ﾁｰｽﾞﾆﾅｯﾁｬｯﾀｰ」

「！！？」

ﾎﾞﾑｯ

Ｐヘッド「んもー脂ノッてるのに大胆なんだから」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:25:06.09 ID:IyR2s8LA0

Ｐヘッド「ところで知ってるかい？」

ｼﾞｬｺﾝｼﾞｬｺﾝ

Ｐヘッド「ジャンケンは後から出すと勝てるようになってるんだぜ」

「み、ミサイル……」

Ｐヘッド「さァて、ムッシュムラムラ！　おっと、よい子には伝わらないネ」

Ｐヘッド「映画に合わせようじゃないの」

Ｐヘッド「鉄拳制裁タイムだ」ﾆﾀｧ

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:37:11.29 ID:IyR2s8LA0

「ひ、ひぃっ！」

ﾊﾞﾀﾝ

Ｐヘッド「小汚い土左衛門だこと。え？　水は関係ない？」

Ｐヘッド「うるせえ敵討ちだァ！」

ZOCK! WHAAAM!! SMAK! SMAK! SMAK!

Ｐヘッド「有限実行って大好き！」ｷｭｷｭ

大←小

ｼﾞｬﾊﾞｱｱｱｱｱｱｱ　ｺﾞﾎﾟｺﾞﾎﾟ･･･

ｺﾞﾌﾟﾝ

Ｐヘッド「嗚呼、かくしてアルファベットの王子は囚われの姫を助け出したのである。いや俺は『Ｗ』とか『Ｙ』が好きなんだけどネ。ちょっと卑猥な形してると思わない？」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/11/14(金) 03:39:13.90 ID:YEPd5YLAO

やっぱりそのマスクか……大好物です！

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/14(金) 03:41:31.41 ID:IyR2s8LA0