1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:05:22.78 ID:OeoQtRT60
ちょっと特別な日、私は何時ものスーパーへと立ち寄る。
私の親友、本当に心から親友と言える相手からパーティーへと招かれた。
手土産とは言い難いが、招かれたものとして、何も持って行かないという事もしたくない。
カートを取り、店へと入る。
私の親友、本当に心から親友と言える相手からパーティーへと招かれた。
手土産とは言い難いが、招かれたものとして、何も持って行かないという事もしたくない。
カートを取り、店へと入る。
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:06:44.90 ID:OeoQtRT60
店内には色とりどりの、季節感あふれる食材が並ばれていた。
流れる親友の唄をBGMに品物を物色する。
ほんの少し前までは、全く以って想像つかない事だっただろう。
少し自分でも驚くとこである。
流れる親友の唄をBGMに品物を物色する。
ほんの少し前までは、全く以って想像つかない事だっただろう。
少し自分でも驚くとこである。
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:07:33.90 ID:OeoQtRT60
時折、親友とその弟達の顔を思い出しながら指を折る。
コレを2つ、いや3つだろうか?
いつもこうして家族の事を考えているのだろうかと思うと、親友の偉大さが身に沁みて分かる気がする。
コレを2つ、いや3つだろうか?
いつもこうして家族の事を考えているのだろうかと思うと、親友の偉大さが身に沁みて分かる気がする。
スポンサーリンク
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:08:36.39 ID:OeoQtRT60
物色した後、レジへと向かう。
流石は特売日のスーパーである、購買欲をくすぐられいつの間にかカートを埋めていた。
「まあ、これだけあれば十分よね」
少し買い過ぎた自分を恥ずかしがりながらも、喜んでくれるであろう親友を想像すると
仕方ないと割り切ってしまう。
流石は特売日のスーパーである、購買欲をくすぐられいつの間にかカートを埋めていた。
「まあ、これだけあれば十分よね」
少し買い過ぎた自分を恥ずかしがりながらも、喜んでくれるであろう親友を想像すると
仕方ないと割り切ってしまう。
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:09:13.18 ID:OeoQtRT60
レジに並び、精算する。
「お会計は777円です。」
「え?」
聞き間違いか?
いやレジスターの液晶はしっかりと『\777-』の表示がされている
「あ…」
ここまで買って1000円切るという事よりも、その数字が並んだことに驚いていた。
ほんのささいな事ではあるが、今日は良い事があるだろう。
そんな気がした
「お会計は777円です。」
「え?」
聞き間違いか?
いやレジスターの液晶はしっかりと『\777-』の表示がされている
「あ…」
ここまで買って1000円切るという事よりも、その数字が並んだことに驚いていた。
ほんのささいな事ではあるが、今日は良い事があるだろう。
そんな気がした
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:10:07.07 ID:OeoQtRT60
会計を済ませて店を出る
袋には今日作るメニューの食材を提げて
郊外の一軒家に辿り着く。
木造の古い作りの玄関の前でベルを鳴らす
「あ、ちょっとまってくださいねー」
親友の声が聞こえる
それと同時に子供の、少し高めの声も続いてくる
「伊織ちゃんいらっしゃーい!」
「お出迎えどうも」
親友の笑顔に和まされる
袋には今日作るメニューの食材を提げて
郊外の一軒家に辿り着く。
木造の古い作りの玄関の前でベルを鳴らす
「あ、ちょっとまってくださいねー」
親友の声が聞こえる
それと同時に子供の、少し高めの声も続いてくる
「伊織ちゃんいらっしゃーい!」
「お出迎えどうも」
親友の笑顔に和まされる
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:11:10.49 ID:OeoQtRT60
「伊織姉ちゃん、それなに?」
「これ? 今日のディナーよ」
「今日は伊織ちゃんが腕を振るってくれるんだよー!」
子供たちは一斉に喜んでくれた
「にひひっ、この伊織ちゃんの料理、楽しみにしてなさいよっ♪」
「あ、でも伊織ちゃん、そのお買い物の分のお金…」
親友はがまぐちの財布を開けるが、それを制止した
「これ? 今日のディナーよ」
「今日は伊織ちゃんが腕を振るってくれるんだよー!」
子供たちは一斉に喜んでくれた
「にひひっ、この伊織ちゃんの料理、楽しみにしてなさいよっ♪」
「あ、でも伊織ちゃん、そのお買い物の分のお金…」
親友はがまぐちの財布を開けるが、それを制止した
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/16(火) 23:12:02.43 ID:OeoQtRT60
「いいのよ、だって今日はパーティーでしょ?」
「それに、ちょっと良い事があったし」
買い物袋を見ながら、先程起こったちょっとした幸運を思い出す。
さて、今日は何を振る舞おうか
「それに、ちょっと良い事があったし」
買い物袋を見ながら、先程起こったちょっとした幸運を思い出す。
さて、今日は何を振る舞おうか
コメント