杏「げほっ、ごほっ……きらり……いい？」

きらり「んにぃ？」

杏「私は見ての通り身体が小さいよね？」

きらり「うん、杏ちゃんちっちゃくてかわいー☆」

杏「はいはい、ありがと……それでね」

きらり「うんうん」

杏「きらりは自分の身体の大きさは自覚してるの？」

きらり「うーん、みんなちっちゃくてかわいーにぃ」

杏「いや、だからきらりがでかいんだってば」

きらり「そうなのかな？」

杏「そうなの！」

杏「わかりやすいように今話題にあがった北斗キャラと身長を比べよう」

きらり「ふむふむ」

杏「まずは……将星サウザー！」

きらり「ひかなーいこびなーいはんせいしなーい！ の人だにぃ☆」

杏「……なんだか私のことみたいなんだけど」

きらり「にょわ？」

杏「いや、まぁいいや……誰に解説聞いたのそれ」

きらり「Pちゃん！」
杏「案の定だよ……ま、サウザーの身長は181cmだね」

きらり「ひゃくはちじゅー……きらりよりちっちゃいんだぁ」

杏「きらりがでかいんだってば」

杏「で、他の南斗の星キャラもだいたい182cmぐらい」

きらり「ふむふむ」

杏「……アイドルデビュー前のきらりと同じ身長だね」

きらり「おっそろー☆」

杏「なんでアイドル活動してたら身長が伸びるんだか……」

きらり「んー、わかんないにぃ」

杏「今のきらりの身長は？」

きらり「ひゃくはちじゅーご！」

杏「……うん」

きらり「にょわ？」

杏「いや、私もよく生きてるなぁって」

杏「一応、ケンシロウとレイはもう少し大きいね」

きらり「にょわっ！ きらりより？」ｷﾗｷﾗ

杏「期待してるとこ悪いけど……今のきらりと同じ身長だよ」

きらり「わぁ、おそろだにぃ！」

杏「……伝説の暗殺拳の使い手と同じ身長の女性アイドルってどうなんだろうね」

きらり「きらりもがんばれば使えるようになるかな？」

杏「できれば使えないままでいて欲しいな」

杏「義星のレイ、殉星のシン、妖星のユダ、仁星のシュウ……諸星のキラリ」

きらり「にょわ？」

杏「……違和感ないね」

きらり「そうかな？」

杏「うん、きらりなら物理でサウザー倒せるんじゃないかなぁ」

きらり「きらりビームうてないよ？」

杏「ビームって……」

きらり「ケンちゃんビームだしてたにぃ！ きらりもだしたいなぁって」

杏「あぁ……あれは……」

きらり「にょわーっしょー！」

杏「……いや、きらりならいつか出せるようになるかもね」

きらり「ねぇねぇ杏ちゃん！」

杏「なに？」

きらり「きらりも拳法かんがえたんだにぃ☆」

杏「北斗神拳は？」

きらり「両方すぅ！」

杏「あー……うん、いいんじゃないかな」

きらり「うきゃー！ やっちゃう？ 杏ちゃんもやっちゃう？」

杏「やらない！」

きらり「杏ちゃんてばてれやさんだにぃ☆」

杏「……実際問題、南斗人間砲弾みたいなことになりかねないしね」

きらり「うきゃ？」

杏「なんでもない」

きらり「じゃあ、いっくよー☆」

杏「はいよー」

きらり「にょわーっ！」ﾊﾞﾊﾞｯ

杏「おぉ？」

きらり「にょわわーっ！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

杏「おぉ」

きらり「にょわっしょー☆」ﾊﾞﾊﾞﾝｯ！

杏「おぉー」

きらり「どうだったかな？」

杏「いや、ダンスやってるだけあるよ」

きらり「杏ちゃんもやってうよー？」

杏「いや、私はまぁ別カウントで」

きらり「んー？」

杏「ちなみに今のって何拳なの？」

きらり「うーんとね……」

杏「ん？」

きらり「うーん……なんと……なんと……」

杏「……」

きらり「南斗びっくりにょわー拳！」

杏「ネーミングセンスにびっくりだ！」

きらり「にょわ……」

杏「……いや、考えてなかったの？」

きらり「蘭子ちゃんに考えてもらったのに忘れちゃったのー……」

杏「ぁー……うん、まぁそれは仕方ないかな」

杏「ま、真面目にやればいいところまでいけるんじゃない？」

きらり「そうかな？」

杏「うん、応援してあげるよ」

きらり「杏ちゃん……！」

杏（他の趣味もてば私に物理干渉する暇もなくなるだろうし）

きらり「きらり……はりきっちゃうにぃ！」

杏「うん、がんばれー」

きらり「明日に向かってダーッシュ！」

ｶﾞﾁｬｯ ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ……

杏「……うん、これでゆっくり眠れる。おやすみ」

～～～～～☆後日

杏「最近のきらりをみかけないなぁ……」

杏「ゆっくり休めて楽でいいや……本当は帰りたいけど」

杏「んー……」

ｶﾞﾁｬｯ

杏「……ん？」

きらり「杏ちゃん、ただいま！」

杏「き、きらり？ そんなボロボロの服着てどうしたんだよ」

きらり「きらり修行してきたよ！」

杏「えっ」

きらり「お友達もできちゃったんだにぃ☆」

杏「お友達って……ひぃっ！？」

虎「ｸﾞﾙﾙﾙ……」

きらり「とらきちちゃんだよー☆」

杏「いやいや、いやいやいやいや……あ、ありえない……」

虎「ｸﾞｫﾙﾙﾙ」

きらり「うん、きらりのお友達の杏ちゃん！」

杏「に、日本の警察は何やってるんだ……つ、通報しないと」

虎「ｸﾞﾙﾙｯ？……ｸﾞｫｧｯ！」ﾊﾞｯ

杏「ひぃいいいい！」

きらり「めっ！」ｶﾞｼｯ

杏「ちょっ……」

虎「ｸﾞﾙﾙｩ……」ｼｮﾎﾞﾝ

杏「か、片手で虎を……猫みたいに……」

きらり「杏ちゃんもだいじょうぶだにぃ☆お友達だよ！」

杏「あ、あはは……きらり……」

きらり「うきゃ？」

杏「……またでかくなった？」

きらり「そうかな？」ｽﾞｫｫｫ

杏「うん……なんかもう覇者の闘気まとってるもん」

きらり「うーん、服が縮んじゃったのかも？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

杏「いやいや……」

虎「ｸﾞﾙﾙｩ……」

杏「……お前も苦労してるんだね」

虎「ﾏﾞｧｰｫ……」

杏「うん……」

きらり「杏ちゃんととらきちも仲良しでハピハピ！」ｽﾞｱｧｧ

杏「は、ハピハピー」

虎「ｸﾞﾙﾙｧ……」


おわり