「それでは、準備が整いましたので、始めたいと思います～。」

「あ、あとですね、普段は話しながらはあまりやらないですけど……」

「今回は、私が考えてる内容を、お話ししながら指しますね～。」

「ボナちゃんには聞こえませんし、絵的にも、そちらの方が良いみたいなので……」

「それでは、よろしくお願いします～。」

「私が先手です。普段は2六歩が多いですけど……」

「プロデューサーさんに、角交換した方が良いと聞いたので、今日はこちらにしますね。」

▲7六歩
△8四歩

「わ～、早いですな～。」

▲6八銀
△3四歩
▲2ニ角成
△同銀
▲7七銀
△3三銀
▲7八金

△2ニ飛

「お～。ちょっと動きが止まったと思ったら、振ってきましたか～。」

「8四歩とやってる分、やりにくい気がしましたけど……」

「とりあえずこうですかね～？」

▲6九玉
△6ニ玉

「……」

「……」

「ああ、すみません。ちょっと考えこんじゃいました～。」

「実は、ボナちゃんの歩を、狙えないかな～、と思ってまして。」

「……う～ん、ちょっと、やってみたくなっちゃいました～。取りにいこうと思います～。」

▲6六銀

△7ニ玉
▲7五銀
△8五歩

「あ～、かわすんですか～。なるほど～。」

「桂馬を跳ねて取りにいくのは不安定ですし……8四銀も8ニ銀で後が続かなさそう……」

「それなら……こう、ですかね～。」

▲7七金
△8ニ玉
▲8八飛

「これで、8筋の歩は伸びすぎになってると思います～。」

「私の陣形もまとめるのも大変そうですけど……」

△7ニ銀

「え？……銀、ですか～？　金だと思ってたんですけど……」

「……う～ん、わかりません。私が読み間違ってるんでしょうか……」

「進めたらわかりますかね～？」

▲8六歩
△同歩
▲同飛
△8三歩

「ここで、角を打てば、受けがないような気がするんですが……」

「子どもの頃に教わった、美濃囲いくずし、そのままの形のはずです～。」

「7ニの駒が金なら、6一角と打てるので、まだまだだと思うんですけど……」

「うーん、ボナちゃんはどうするんですかね～？」

▲5六角

△5ニ金左

「あらら～？　これ、本当に大丈夫なのでしょうか～。」

「9五角から7七角成と暴れてくるか、7一玉と逃げるかと思ったんですけど……」

「えっと～、行きますよ～。」

▲8四歩

△9四角
▲8三歩成
△同角
▲同角成
△同銀
▲8四歩
△7二銀
▲5六角

「どうやって受けるんでしょうか～？」

△9二角

「これって……」

▲同角成
△同香
▲5六角
△8五歩
▲同飛
△9四角
▲8八飛
△4四銀
▲9六歩

『Give up』

「あ、ありがとうございました～。」

「えっと～……勝っちゃいましたね～。」

「嬉しいですけど……番組的に大丈夫なのでしょうか～？」

「あ、オーケーみたいですね～。内容も完璧？　あ、本当ですか、ありがとうございます～。」

「今、プロの先生から誉めてもらえました～。ふふふっ♪　良かったです～。」

「女流棋士ですか～？　そんなそんな、今回のはたまたまですよ～。」

「それに、時間制限があるのは苦手ですし……将棋はゆっくり楽しみたいですから～。」

「それでは、今回はここまでです～。次回はまた、違うソフトに挑戦しますね～。」

「それでは、ありがとうございました～。またね～。」

おしまいです。

途中のコメありがとうございます。
ちなみに24ではなく○ahooの方です。ニはカタカナでしたね(汗)
あと、私のノートパソコンのB○nanza6.0では、この手順でやると、結構な確率で5六角まで打てちゃいます。それ以降はいろいろ変わりますが、その中でも最短で投了してくれたものを選びました。一種の穴だと思います。