亜利沙「松田亜利沙、困惑」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が『Criminally Dinner～正餐とイーヴルナイフ～』のメンバー全員から」

亜利沙「質問されていたことが明らかになりました
」

亜利沙「監獄に入った気持ちや、犯罪に手を染めた気持ちを聞かれたということで」

亜利沙「松田亜利沙はなぜ聞かれたかわからず、困惑していた模様です」

翼「仕方ないんじゃないですか？」

亜利沙「そ、そうですか？　たしかに、アイドルであることが罪、のような撮影には参加していましたけど」

翼「それじゃなくて、普段の」

亜利沙「いえ、わたくしは綺麗なグレーです！　決してやましいことはしていません！」

雪歩「綺麗なグレーって、やましいことがあるんじゃないですか……？」

亜利沙「……続いてのニュースです。萩原さん」

雪歩「はい」

雪歩「萩原雪歩、びっくり」

雪歩「アイドル萩原雪歩がステージ裏でびっくりしていたことが明らかになりました」

雪歩「これはアイドル真壁瑞希と共に上がるステージの直前に緊張していたところ」

雪歩「真壁瑞希による『顔が、でっかくなっちゃった！』というマジックを見せられたためで」

雪歩「萩原雪歩は驚きつつも、緊張がほぐれたとのことです」

雪歩「どこから取り出したかわからなくて、本当にびっくりしました」

亜利沙「……萩原さんのスコップも同じような感じだと思うんですけど」

雪歩「え？　そうですか？　普通だと思うんですけど」

翼「出してもらえますか？」

雪歩「これですか？」

翼「そう、それです！」

亜利沙「すごいことやってますよ……」

翼「でも、瑞希さんもお茶目ですね。でっかくなっちゃった！って言うなんて」

雪歩「あ、それは実際には言ってません。伝わるかわかりませんが、某マジシャンのネタのパロディです」

亜利沙「その方は耳ですよね。友達で買ってた人もいました」

雪歩「マジックにはいろんな形があるって教えてくれた人です」

翼「なるほど～、そうなんですね」

亜利沙「続いてのニュースです。伊吹さん」

翼「はい」

翼「伊吹翼ら、打ち上げ」

翼「アイドル伊吹翼らが、ライブの打ち上げを劇場の控え室で行いました」

翼「これは担当プロデューサーの経済的負担を考えたアイドル田中琴葉の提案で」

翼「各々が好きなお肉を持ち寄って、ホットプレートで鉄板焼きをすることになった模様です」

翼「なお、伊吹翼は大満足だったとのことです」

雪歩「私もいましたが、お店じゃなくても楽しめましたね」

翼「はい！　雪歩さんが焼いてくれたサイコロステーキ、すごくおいしかったです！」

雪歩「それは良かったです。焼き肉には自信がありますので」

亜利沙「お店と違って安く済むのと、周りに気を遣わなくても良いのは利点ですね」

翼「たしかに、すっごく盛り上がりました！　またやりたいです！」

亜利沙「次回はわたくしも参加したいですね……続いてのニュースです」

亜利沙「豊川風花、リンゴを片手で潰せる？」

亜利沙「アイドル豊川風花が無茶ぶりされたことが明らかになりました」

亜利沙「これはとある企画で、765プロを全く知らない有名人が、写真のイメージだけで人物像を予想することになり」

亜利沙「豊川風花は『リンゴを片手で潰せる』イメージだったとのことです」

亜利沙「これを受けて挑戦したところ、びくともしなかった模様です」

翼「それはそうですよね」

雪歩「実際やる風花さん、律儀ですね」

亜利沙「これに関しては、横山奈緒さんが面白がってやらせてましたね……しかし、この話には続きがありまして」

翼「なんですか？」

亜利沙「豊川風花さんは無理だったんですが、他の人もやる流れになりまして、最後の人が握るとミシッと音を立てました」

翼「すごい！　誰ですか？」

亜利沙「口止めされてるのでこの話はここまでです。続いてのニュースです」

亜利沙「白石紬、酷いLINE」

亜利沙「アイドル白石紬が、アイドル春日未来に酷いLINEを送っていたことが明らかになりました」

亜利沙「内容についてはプライベートなこともあり差し控えますが」

亜利沙「その直前まで、白石紬のことを褒め称えていたこともあって」

亜利沙「ギャップに驚いた模様です」

翼「最近だと、プロデューサーさんへのメールでもざわつかせたって、聞きました」

雪歩「文字にするのは苦手なんですかね？」

亜利沙「たしかに、文字だと余計に早とちりしやすくなるということはあるかもしれませんね」

翼「あ、でも、一昨日も未来と紬さん、二人だけで一緒にご飯食べてましたよ」

亜利沙「このLINEの直後も会ってたみたいですし」

雪歩「仲はとても良いですよね」

亜利沙「そうですね。続いてのニュースです」

亜利沙「矢吹可奈、おねだり」

亜利沙「アイドル矢吹可奈がドーナツをおねだりしていたことが明らかになりました」

亜利沙「これはアイドル北沢志保が差し入れで貰ったドーナツを欲しがり」

亜利沙「最初は断られたものの、目を潤ませ、欲しい光線を出したところ」

亜利沙「かわいい衣装効果もあり、無事手に入れたとのことです」

翼「どんな衣装だったんですか？」

亜利沙「最近始まった、犬の」

雪歩「ひっ！犬！？」

亜利沙「……萩原さん、落ち着いてください。衣装ですよ」

翼「この前、千早さんや美也さんが着てたアレですよね」

雪歩「……そうですね。失礼しました」

亜利沙「なお、食べた後は衣装が入らなくならないように、ランニングしていたようです」

翼「この炎天下の中ですか？」

亜利沙「はい。わたくしはヘトヘトの矢吹可奈さんを見つけ、経緯を聞き、映像で確認した次第です」

雪歩「……映像？」

亜利沙「はい！　おねだりシーンが、もうバッチリ映ってて、あまりのかわいさに永久保存版に」

雪歩「ちょっといいですか？　誰が撮ったんですか？」

亜利沙「もちろん、わたくしの隠し……あ」

翼「あとで亜利沙さんはタイホします♪」

亜利沙「申し訳ありませんでした。それだけは勘弁してください」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

雪歩「アシスタントの萩原雪歩と」

翼「同じくアシスタントの伊吹翼でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙雪歩翼「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともあり」

翼「タイホ！」ﾀﾞｷｯ

亜利沙「ムヒョっ、これなら逮捕されても……って、違います。ありさは無実ですよぉ」

翼「えへへ～、罰として、何か奢ってくださいよぉ。ダメぇ？」

亜利沙「わ、わかりました。自販機で良いですか？」

翼「ありがとうございまーすっ」

雪歩「……いいの？」

亜利沙「これで許されるなら安いものですよ。雪歩ちゃんもどうですか？」

雪歩「そ、そんな、悪いよ」

亜利沙「いえ、普段のお礼ですから！　それでは行きましょう！」


矢吹可奈「生放送お疲れ様かな～♪」

亜利沙「可奈ちゃん、ありがとうございます！」

翼「可奈ちゃん、今、亜利沙さんをタイホしたらジュース奢ってくれるって」

亜利沙「ちょっ」

可奈「本当？　それじゃ、タイホ！」ﾀﾞｷｯ

亜利沙「奢りましょう」

雪歩「亜利沙ちゃん、チョロすぎるんじゃないかな……？」

亜利沙「わかってます。お願いですから、あまり多用しないでくださいね。ありさが破産してしまうので」

翼「はーいっ」

可奈「何がいいかな～♪……あっ」

翼「え？」

可奈「……やっぱり私は良いです」

亜利沙「どうしました？　今回は遠慮しなくても大丈夫ですよ」

可奈「そ、その……最近ちょっと体重が……増えたらまた志保ちゃんのきつーい特訓が……」

翼「カ口リー低いのを選んだら？」

可奈「……ぅぅ、やめておきます。だって」

可奈「ジュースを目の前にして我慢できる自信がなくて……」

亜利沙「なるほど、かしこい判断ですか」

翼「かしこい？」

雪歩「えっと、良ければお茶淹れようか？」

おわり

飲み物でカ口リー摂取したくないって言った方もいますし。(ミリラジ)

アシスタントリクエスト常時募集中。次回はロコとエミリーを迎えてお送りします。

完結報告してきます。