～その後、女子寮へ移動～

みく「うーん……なかなか揃わないにゃあ…」ｶﾁｬｶﾁｬ


藍子「あ！みくちゃんが立方体型の色を揃えるパズルやってますよ、立方体型の色を揃えるパズル」

加蓮「ルービック○ューブでいいじゃん」

藍子「一応伏せ字にはするんですね」

みく「ぬゃーっ！！暇つぶしのつもりで何となく弄ってたら時間溶けたにゃあ！！！」

加蓮「何してたんだろ、ってなるよね、ふいに」

藍子「立方体の色を揃えるために特に思索することもなくガチャガチャ弄って人生を棒に振る行いをしていたんですよ」

みく「ひどくない？」

響子「ふぅー……どうにかお風呂掃除終わりました～…ってアレ、みくちゃんまだそのおもちゃ弄ってたんですか？」


みく「響子ちゃん聞いてよ～、二人がひどいこと言っていじめてくるの～」

響子「私がお風呂掃除始めるぞ～ってここ（談話室）通った時にはもう弄ってて、お風呂掃除終わるまでずっとここでカチャカチャやってたって事は…つまり2時間は」

みく「実数値で言わなくても時間無駄にしたことくらいわかってるにゃあ！！！」

藍子「簡単に色を揃える方法が一つだけあるんですけどねぇ」

みく「え、何それ裏技的なやつ？教えて教えて！」ﾜｸﾜｸ

加蓮（どうせろくな事言わない）

響子（お買い物行こうっと）

藍子「まずこの立方体を分解してですね」

みく「確かにそっちのが早いかもだけどそういうのは求めてない」ｼﾞﾄ…

藍子「あ、はい」

加蓮（温度差ツッコミ…）

響子（意外に有効打だった……）

藍子「急にスッと素になるの怖いからやめてくれません？」ﾂﾝﾂﾝ

みく「みく的には藍子ちゃんのサイコ具合のがよっぽど怖いよ」

加蓮「それは同意する」

響子「全力で肯定しますよ」

藍子「何ですか何ですか、人を唐突に仲間外れみたいに！私というピースが欠けたら完成しませんよ！わかってるんですか！」

みく「何が完成しないの？」ｽﾝ…

藍子「……女子寮？」

響子「自宅組ですよね藍子ちゃん」

藍子「そういえばそうでした……えと、じゃあ…」

みく「ほら、言うてみ、ほら」

加蓮「無理やり枠に収まろうとするから……」

おわれ。

ねこに弱い高森。

お目汚し、失礼をば。