藍子「面白そうな話してますよね」ﾓｷｭﾓｷｭ


加蓮「まー実際運命だの神様だの、ろくな事してこないしね」ﾓｷｭﾓｷｭ


響子「はぁ……」


藍子「響子ちゃん、手が止まってますよ」ﾓｷｭﾓｷｭ

加蓮「そうだよ、金のエンゼル当てたくないの」ﾓｷｭﾓｷｭ

藍子「チョコボールを大量に買ってきたんですよ、食べてください」ﾓｷｭﾓｷｭ

響子「まず胃薬を飲みますね」ｸﾞﾋﾞｰ

藍子「飲みましたね」ﾊｲｯ

響子「何の気遣いもないんですね……貰いますけど……」

加蓮「ってか何でチョコボール？」

藍子「知らなかったんですか、今日は天使の日ですよ、10月4日」

加蓮「ああ、10（テン）4（シ）ね……やっぱこの世に神とかいないんじゃないの、神様だの天使だので遊んでんだし」ﾓｷｭﾓｷｭ

響子「その問答はわりと色々な深いところに踏み入れる事になると思うので……ぬぁぁ……」ｷﾘｷﾘ

加蓮「大丈夫？」

藍子「話なら聞きますよ、事務所で」

響子「ここ事務所ですね既に」ｷﾘｷﾘ

ほたる「あ、響子さん、トローチがありますよ、どうぞ」

響子「嬉しいけどトローチは胃薬じゃないので……気持ちだけ……」ｷﾘｷﾘ

藍子「ずっとｷﾘｷﾘｷﾘｷﾘいってるのでそろそろ何か発射されるかもしれませんね」

加蓮「そんな弓みたいな…仕方ない、いいお医者さん知ってるから、ほら行くよ響子。何だったらタクシー呼ぶ？」

響子「場所によります……加蓮ちゃん…ありがとうございます…」

加蓮「はいはいお安い御用お安い御用」ｶﾀｻｻｴｰ

藍子「………」ﾎﾟﾂﾝ

藍子「……さみしい」

藍子「置いてかないでくださーい」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ……

加蓮「何、藍子も診て貰うの？」

響子「確かに一度検査とかしたほうが…」

藍子「そこまでじゃないですよ、私高森藍子ですよ、癒やしの森ガールですよ」

響子「今すぐ癒やしてみせてくださいよ」

おわれ。