藍子『紗南ちゃん、ゲーマーアイドルのコネで制作側にちょっと物申しておいてほしいんですけどね、このゲーム、ゆるふわ非対応ですよ』

紗南『マスターのゆるふわに対応してるやつ見たことも聞いたこともないかなって』

ありす『時間の鈍化とか、主人公の特殊能力であったりはしますけど、外的干渉で緩くなるのは確かにないですね……あ、でも最近は巻き戻し機能があるゲームもちらほら見かけます』


紗南『レトロゲーの現行機移植とか、そんな感じだよね、たまに巻き戻し可能な作品が新しく出るとかもあるけど、巻き戻しの定義にもよるかなって』

あきら「とりあえず藍子サンのゆるふわには対応する必要性をまるで感じないので、藍子サンが慣れてください」

藍子『え～、鬼畜…』

ありす『本物の鬼畜生が何か言ってますね』

藍子『ありすちゃん何か言いましたか』

ありす『言いましたが？言っておきますが、もしも文香さんやマキノ先生達に何か害をなした時は私絶対に藍子さんの事を赦しませんからね』

藍子『そうなるとまずはありすちゃんをどうにか切り崩すところから始めるべきですねぇ』

あきら「敵モンスの弱点切り崩して欲しいかなって」ﾋﾟｺﾋﾟｺｶﾁｶﾁ

紗南『二人喋ってる間にもうあたし達で勝手にクエストやってるんだけど…気付いてないねこれ』

藍子『……あれ、二人のアバターが消えてます』

ありす『ぬぁっ！？？ ひ、酷いです！置いていくなんてズルいです！藍子さんはともかく私悪くないじゃないですか、ねえ！』

あきら「や、一番厄介な相手のヘイト稼いでくれてたから、今だなって」

紗南『ごめんねありすちゃん、ゲーマーの世界、コンマ一秒の世界だから…』

藍子『じゃあ仕方ありません、ひとまずこの待合所でありすちゃんとの決着はつけておきます』

ありす『の、望むところです！返り討ちにしてあげます！覚悟っ！！』

あきら「…どーでもいいデスけどこれ配信中デスからね、藍子サン、キャラがだいぶ地デスけど」

紗南『マスターのファンは見てみぬふりとか上手だしまぁ……』

おわれ。

オンラインゲームの日だとか。
オンラインゲームは回線がしんでるのでほぼ触ったことがない。想像で描くしかない。

お目汚し、失礼をば。