奈緒「それでも、何とかCS行ってくれたらなー……って思ってたら、いつの間にかスルスルと上がっていって」

昴「上位に走るチームがなかったのもあるよな」

奈緒「混パやったな。それで、シーズン途中にとうとう首位！　まぁ、一瞬で落ちたけど」

昴「そこから一度も1位に上がれず……2位で迎えた最終戦、オリックスが勝って、ソフトバンクが負けないと優勝がないって状況」

奈緒「正直、ほとんど期待してなかったけどな。ここで奇跡が起きたな」

昴「その日は両方の途中経過を追いかけてたけど、痺れたよな！」

奈緒「まさかの2連覇！　しかも2年連続マジック点灯なしでの逆転優勝！」

昴「すっげー！」

奈緒「それでCSやけど、王手をかけた後に1つ負けて、有利なはずやのにヒヤヒヤしてたわ」

昴「ソフトバンクもかなり強いチームだからわかる。結果的にその次決められて良かったよな」

奈緒「それで日本シリーズ、初戦負けた上にエース由伸投手がもう投げられなさそう」

昴「厳しいな」

奈緒「2戦目9回に同点3ラン打たれて引き分け」

昴「呆然としたよな」

奈緒「3戦目完敗……ここから4連勝するなんて予想してた人、1人もおらんやろ」

昴「だよなー。でも、サヨナラHRで流れは完全にオリックスじゃなかった？」

奈緒「いや、神宮に変わるし、どこまで行ってもめちゃめちゃ怖いチームやったで」

昴「まぁ、それはわかる」

奈緒「最終戦も、こんな感じの日本一記念SSを書こうか、と思った直後に4点取られるし」

昴「メタはやめような。それに、欲は出さない方が良いよな。ガシャもそうだけど」

奈緒「ホンマにそう」

奈緒「それにしても……改めて、26年ぶりの日本一おめでとう！」

昴「おめでとう！」

奈緒「ちょっと気が早いけど、来年も楽しみやわ」

昴「奈緒からしたら、来年こそ関西ダービー、だよな？」

奈緒「ん？　いや、それはそんなに」

昴「えっ、奈緒、実は阪神ファンだろ？　いいのか？」

奈緒「もちろん、実現したら一番ええけど」

奈緒「阪神さえ行ってくれたら相手はどこでもええで」

昴「そこはコラボ先を応援しようぜ」

おわり

去年はファンになって初の優勝、今年はファンになって初の日本一。本当に気持ち良いです。
このまま常勝チームになって、毎年長い期間野球を楽しめたら嬉しいです。

完結報告してきます。